佛教のあれこれ


 
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 お弔いあれこれを佛式で、という場合は大きく、
 
※ 葬儀(+後飾り)
 
※ 佛壇
 
※ お墓
 
※ 法事
 
 の四つになるかと思います。
 
 以下に、それぞれについて簡単に書いてみます。
 
 
 


 葬儀


 通夜なども含めまして。
 これは、ほぼ急な事になるので、誰もきちんと対応できないと思います。
 葬儀屋さんとお坊さんに頼ってしまうのが一番でしょう。
 素人がプロに頼るのは、断じて恥ずかしいことではありません。
 葬儀屋さんとの打ち合わせだけ、ちゃんとしておけば、もう後はお任せで。
 
 簡単に、我が家での一連の流れを、こちらで。
 
 
 


 後飾り


 火葬を終えて自宅に戻った遺骨と遺影は、四十九日の間、後飾り祭壇(中陰壇)に祀られます。
 葬儀屋さんに葬儀あれこれを依頼すると、この後飾りまでがセットになっています。何も知らぬ身には、実に頼もしいです。
 が、これは自分でも設置できますし、自分でやれば倹約にもなると言えます。
 
 詳しくはこちらに。
 
 
 


 お墓


 これも時代の流れと、あと経済的な事情もあって、お墓を持たない選択肢も普通になってきました。
 それでも別に問題ないと思います。つか、お墓は買う(と言うか正確には借りる)だけでなく閉じるにも、けっこうかかりますからね、お金。
 となると、後世に委ねることができない場合、そもそも、お墓を建てないというのは真っ当な考えだとすら思うわけです。
 ありがたいことに、宗派不問、一括払い、永代供養料込み、年会費・維持管理費不要、後継者不在でもOK、なんて納骨堂も増えてきています。
 散骨という方法もあることですし。
 もう、お墓にこだわる時代でもないのでしょう。選択肢が多いのは良いことですよ。
 
 なお、お墓の具体的な詳細(墓石の形や墓碑銘などなど)については、宗派、石屋さん、財布の“三者会談”で決めることになりますので、ここでは触れません。
 
 また、納骨については、こちらにて。
 
 
 


 佛壇


 住宅事情もあり、置かない選択肢であっても問題ないでしょう。
 気は心なので、「佛壇が無いから故人や御先祖に冷たい」なんてこともないと思います。
 
 我が家も狭いので、佛壇を置くつもりはなかったのですが。
 葬儀を終え、自宅の中陰壇に乗っかっている骨壺の包みを見ているうちに何となく「無いのもあれかな?」などと思い始め、お値段やスペースのこともあってミニ仏壇というヤツをホームセンターで買いました。
 中に収める佛具は、佛具屋さんに宗派を伝えて小さめで揃えてもらいました。
 もちろん佛具も、ホームセンターにある物で揃えて、かまわないと思います。
 意外と百均の物でも使えます。電池式の蝋燭や線香とか、香炉の灰を整える灰ならしとか。
 
 個人的に興味が湧いたので、宗派ごとの佛壇の違いについて調べてみました。
 それをちょっと書いてみますね。
 
 こちらで、どうぞ。
 
 
 


 法事


 佛事すべてに言えることですが。
 お坊さんを呼ばなくてはならない、ということは実はないのです。
 佛教において重要とされる四十九日ですら、お坊さんに頼まず遺族だけで、ということもあるそうです。
 故人を思う気持ちに偽りがなければ、それもありだと思います。
 逆に、腹の中に不信心が満ちている輩が、お坊さんに何十万包んでも、意味ないと思いますね。
 ちなみに、正確には「法要(追善供養)+お斎(会食)=法事」となります。
 
 我が家で四十九日法要を執り行った経緯は、こちらで。