葬儀の流れを要点だけ


 
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 我が家のケースでの、おおまかな流れを書いてみますね。
 
 
 


 
 
 夜間、入院先の病院から電話。
 かけつけるも亡くなった後。
 
 病院のかたが遺体を霊安室に移動してくれている間に、契約していた葬儀屋さんに電話。
 すぐに来てくれて、遺体を会館へ移送。
 主治医のかたから死亡診断書を受け取り、追いかける。
 
 会館の控え室、遺体が眠る横で葬儀屋さんの人と、葬儀の具体的内容について打ち合わせ(と言うか、ぶっちゃけ商談?)。
 喪主の名前について、正確な字体を確認してきた(正字でお願いしたが、後で原戸籍を見るとモロに異字体だった)。
 葬儀屋さんに死亡診断書を預ける。
 
 夜も遅いので、遺体を葬儀屋さんにお願いして、ひとまず帰宅。
 
 翌朝、通夜から葬儀の、さらに具体的な相談。
 要するに、カタログを前に、いろいろなオプションのオススメ(苦笑)。
 ただし、押し売りや無理強いは一切なかった。こちらが「要らない」と言えば、それでおしまい。
 本人が生前に墓を契約していたので、葬儀屋さんと相談のうえで、その墓地を管理するお寺に電話。葬儀屋さん側のお坊さんに葬儀をしてもらい、それからそちらの墓地に納骨しても宗派上の問題がないかを確認。了承を得る。
 父の実家の宗派を葬儀屋さんに伝え、お坊さんにアポを取ってもらう。御布施の金額まで交渉してくれた(というか、たぶん最初から決まってると思う)。
 遺影用の写真(住基カード)を託す。
 前夜に渡していた死亡診断書のコピーを依頼する。
 心付けなどについて質問。明確に返答してもらえた。
 
 その後、お坊さんが到着。
 挨拶の後、枕経を唱えていただく。
 その後で、故人のことをご質問になり、一旦お帰りに。
 
 帰宅して通夜の準備。
 喪服とか数珠とか、御布施用の現金とか。
 なお、不祝儀袋や白封筒などは、葬儀屋さんが用意してくれた。
 家族葬なので、この段階では親戚や知人、ご近所などには一切の連絡をせず。
 一日半は家を空けることになるので、戸締まりしっかり火の用心。
 
 その晩、会館にて通夜法要をお坊さんに執り行っていただく。
 その後は会館に宿泊。蝋燭と線香、焼香の番。
 蝋燭と線香の火を絶やしてはダメだそうな。休むときは、電気式に切り替えて、とのこと。
 
 翌朝。
 朝食の後、喪服に着替え。
 葬儀・告別式。式の進行は、すべて会館の人頼み。
 出棺。
 
 市営の斎場にて火葬。
 二時間ほど待った後、収骨。
 
 遺骨とともに会館へ戻り、すぐに初七日法要。
 終わると、葬儀屋さんに促されて、お坊さんに挨拶。御布施をお渡しする。
 
 遺骨、遺影とともに帰宅。
 直後に、葬儀屋さんが後飾り一式を携えて来訪。中陰壇の設置。
 四十九日が過ぎるまで、白い花を奇数本、決して絶やさぬよう言われる。
 夕食は、会館が用意した精進落としの弁当。
 
 ひと通り終わったところで、町内会や親戚などに連絡。
 家族葬だったので香典等々不要とも言い添える。
 
 後日、葬儀屋さんより請求書が届き、代金を振り込む。
 
 さらに後日、代金振り込みの礼という名目で、新たな契約を促すべくセールスにご来訪(笑)。
 このとき少し話して、もっとこぢんまりした式も可能と知る。
 それ、早く言ってよぉ。
 
 
 

Tips めいたもの


※ 葬儀屋
 
 いざというとき連絡先が判らず、バタバタした。
 契約している葬儀屋さんの電話番号は登録しておくべし。
 
※ 名前の表記
 
 葬儀にあたり、故人や喪主の名前を正確に記す必要がある(旧字体とか異字体とか)。
 日頃から確認しておかないと判らないので、気にしておこう。
 
※ お坊さんを決める
 
 宗派問わずの霊園や納骨堂を契約しているなら、葬儀屋さんの手配してくれるお坊さんに葬儀を依頼して無問題。
 が、お寺の墓地・納骨堂なら、いちおう念のため確認したほうが、後で揉めなくて済む。ということは、やはり電話番号は登録しとけ。
 葬儀後に墓探しなら、少なくとも葬儀の段階では無問題。
 家が檀家なら菩提寺(檀那寺)の一択。
 
※ 作法あれこれ
 
 通夜の準備に一旦、帰宅したときの時間に、ネットで作法などを調べる。特に、不祝儀袋に御布施を包むやりかたなど。
 その時間もなければ、葬儀屋さんに訊くのが一番。忙しそうだけどね(汗)。
 
※ 火葬場
 
 火葬の待ち時間中に見たところ、公営の火葬場だからか、スケジュールが大手葬儀社の名あれこれでキッチリ埋まっていた。
 ということは、ひょっとすると、大手は常に公営の火葬場を抑えているのかもしれない。葬儀が出たらそこに入れる、なければキャンセルという段取りで。
 であれば、弱小が公営の火葬場を使える可能性は低い。
 となると、格安の葬儀屋に頼んだ場合、火葬は民営、あるいは公営でも余所の自治体となり、火葬料が割高になるうえ、スケジュール的に日数を待つ羽目になる、つまり火葬が遅れるかもしれない。
 と考えると、やはり葬儀一連は名の通った葬儀社に依頼するのがベターだと思われる。
 
※ 御布施など
 
 現金以外は葬儀屋さんが用意してくれて助かる。後で請求されるけどね(笑)。
 精進落としの弁当(家族分は一番安いので、お坊さんの分だけ一番お高いのを頼んだ)を持ち帰っていただいたので、御膳料は不要。
 市内のお寺だったため、御車代も不要。
 薯蕷饅頭も持ち帰っていただいたらしい。
 とにかく、すべて葬儀屋さんが進めてくれるので、言いなりでOK。