宗教的なこと


 
目次へ

 
 
 
 
 ここでは宗教に関する、つまり弔いについて簡単に書きます。
 
 詳細はリンクからどうぞ。
 
 
 


 
 
1.完全無宗教の場合
 
 葬儀屋さんに依頼するのは、病院の霊安室からの遺体引き取り、死亡届の代行、棺と霊柩車の手配、火葬の手続き代行、あたりだけだと思います。
 無宗教だからと遺族でやるのは、やめときましょう。人一人のご遺体をあれこれ動かすのは大変です。プロに任せるべきです。
 遺族には出棺・火葬の後に、役所での手続きや金融機関への連絡などなど、やらねばならぬ事が山ほどあります。そのためにも、出棺・火葬に関してはプロに任せ、精神力と体力を温存しておいたほうがいいと思います。
 
 ただ、通夜・葬儀をしないケースで受けてくれるかどうかは、葬儀屋さんごとに違うかもしれません。
 だからこそ、皆が元気なうちに早めの話し合いと契約が吉だと思います。
 
 
 
2.佛教の場合
 
 宗派によって違いはあるものの基本的には、
 
 枕経(僧侶が遺体の枕元で唱えるお経)
 ↓
 通夜
 ↓
 葬儀・告別式
 ↓
 火葬
 ↓
 初七日(火葬後すぐに執り行う繰り上げ法要が多い)
 ↓
 四十九日
 ↓
 納骨(初佛なら、墓の開眼法要も同時に)
 ↓
 百箇日(時期によっては新盆と前後する)
 ↓
 新盆(時期や事情によっては納骨と前後するかも)
 ↓
 一周忌(丸一年)
 ↓
 三回忌(丸二年)
 ↓
 七回忌
 ↓
 十三回忌
 ↓
 以後、三十三回忌まで、あるいは百回忌まで延々と
 
 の流れだと思います。
 とは言え百回忌は、まず自分でできませんから、子孫任せですね。
 
 これら以外に、毎月の月命日に法要を行うご家庭もあるそうですが、熱心な檀家でもない限りは、そこまでは不要かなと思います。
 
 なお、浄土真宗では新盆を特別視せず、普段の盆と変わらないそうです。
 
 
 
3.神道の場合
 
 詳しくは、と言うかほとんど知らないです。佛教と違って神道では死を穢れと捉える、としか。
 なので、神道でのお弔い方法については判りません。葬儀屋さんに尋ねるか、お調べください。
 
 知っているのは以下のことくらいです。
 
 忌明けまでは神社への参拝をしない。
 自宅に神棚がある場合は、忌明けまで神棚を閉じて白い紙か布で覆い隠しておく。その間、もちろんお供えなどは一切しない。
 忌中、忌明けは清めの塩と同様、神道の考え。忌明けは五十日後であり、実は佛教の四十九日とは別物で、そもそもの意味が違う。
 ついで話に言っておくと、喪中は儒教の考え。つまり、忌中も喪中も、本来は佛教と関係ない。
 
 故人の御霊は祖霊舎それいしゃ(御先祖用の神棚みたいなもの。御霊舎みたましゃとも)にお祀りするそうです。
 
 
 
4.その他の宗教
 
 本当に何も存じません。
 葬儀屋さんなどに、ご相談くださいませ。