2006年2月


 
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■2006/02/01 (水) (旧暦 睦月四日)
 
 
 Mozilla Firefox の 1.5.0.1 が一月末に出るぞ出るぞとアナウンスされていたのですが。
 それより先に、SeaMonkey 1.0 正式版がこっそりリリースされていたという愉快な事実。
 
 Gecko 1.8.0.1 だそうで。
 同じく Gecko 1.8.0.1 エンジンを使う Firefox 1.5.0.1 を、リリースのタイミングで出し抜きました。
 
 個人的には、メーラー&コンポーザー込みのほうが好きなので、SeaMonkey の正式版リリースは嬉しいですね。
 
 早速ヒトミちゃんに入れて使ってます。いい感じですよ。
 Webページの線描(特にテーブル多用のページなど)は、Gecko 1.7 系よりも 1.8 系のほうが軽快なので(Firefox で体感ずみ)、1.8 系 Suite 正式版は長らく待ち望んでいましたし。
 
 しばらく使って問題がなければ、メーラーのテストの後、メールのデータを Mozilla 1.7.12 から移動させようと思っています。
 
 


 
■2006/02/02 (木) (旧暦 睦月五日)
 
 
 あの*ジラが最後の一匹だとは思えない。
 
 


 
■2006/02/02 (木) Mozilla Firefox
 
 
 1.5.0.1 が出てます。
 
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/releases/1.5.0.1.html
 
 1.5 からは差分アップデートが可能になっているので、1.5 をすでに導入済みのかたは、1.5.0.1 へのアップグレードに、全ファイルをダウンロードする必要はないそうです(実は試していない)。
 
 


 
■2006/02/03 (金) 節分、八せん終わり (旧暦 睦月六日)
 
 
 モ*ラの卵を孵してください!
 
(いや、字が違うから)
 
 


 
■2006/02/03 (金) 妖怪警報
 
 
 明日は旧暦睦月の子日ですので、今宵は百鬼夜行が執り行われます。
 
 また、今宵は節分の夜でもありますので、夜行さんという名の一ツ目鬼がお姿を現わす晩でもあります。
 
 


 
■2006/02/04 (土) 立春、甲子 (旧暦 睦月七日、旧七草)
 
 
 連*に迷いは
 
 要らんのやでーっ!!!!
 
 


 
■2006/02/05 (日) 上弦 (旧暦 睦月八日)
 
 
 とっつぁん、タ*ル投げるなよ。
 
 真っ*になるまで、やりたいんだよ。
 
 


 
■2006/02/06 (月) (旧暦 睦月九日)
 
 
 ああ、ア*ロ……刻が見える。
 
 


 
■2006/02/06 (月) まだだ!
 
 
 まだ終わらんよっ!!
 
 


 
■2006/02/07 (火) も…………
 
 
 
 
 
萌  え  つ  き  た

 
 
 
 


 
■2006/02/07 (火) (旧暦 睦月十日)
 
 
 え?
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060206-00000020-spn-ent
 
 やるのか、またあれを……。
 でも、ぽにてじゃないのねん(サブ・キャラにはいるのか? ぽにて)。
 
 


 
■2006/02/08 (水) (旧暦 睦月十一日)
 
 
 秋篠宮妃紀子様がご懐妊だそうで。
 それ自体は「おめでた」いことなんでしょうが。
 
 このタイミングってのが、どうにも、ひっかかります。
 
 今日になって、これまで強気だった小泉首相の皇室典範改正イケイケ色も見事に降下気味(ってか、あれはほとんど挫折と言っていいっしょ)。
 
 天皇家のかたがたこそ、お立場から、主観というものを一切述べられておりませんが。
 その代わりというのか何なのか。以前から、天皇家でない皇族からの否定的発言の多いこと多いこと。ったく、はっきり言って、こいつら(あえて「こいつら」と呼びます)部外者やんかっ!
 
 皇太子殿下妃雅子様は、ご体調がずっと芳しくないようですし。
 秋篠宮殿下ご夫妻に子宝というのも、お二人の娘さん以来、メッチャ久々のことですし(12年ぶりだとか)。
 ですからね。勘ぐりたくなってしまうのも、しかたのないことだと思います。“各方面”から秋篠宮殿下ご夫妻に“何らかのプレッシャー”がかけられたのではないのか、と。
 たしか妊娠六週間だと聞きました。そんなに早く自覚症状で出るんですか? あるいは、普段からそんなに頻繁に妊娠検査ってするもんなんですか?
 
 事実がどうあれ。
 今回の件は、小泉総理にとっては、死角からのパンチには、なったようですな。してやられた、というところでしょうか。
 
 むー。
 
 だいたいね。
 女性天皇・女系天皇に反対してる連中の論拠である「Y染色体」ってね。
 はっきり言いますが、あれは幻想にすぎません。
 だって、そうでしょ? 天皇の歴史がどれだけあると思いますか? その長ぁい歴史の中で、何度もの政権交代・政変・内乱・内戦と、乱れてばかりの日本国。傀儡天皇もありました。
 となればね。
 例えば、赤子のすり替え。とか。
 例えば、どっかのアニメみたく「行方不明になってた殿下がご帰還!」とか。
 でもって、ぜーんぜん血のつながりのない人が、ちゃっかり居座った事態だって何度もあったと推測するのはまちがいじゃない。ってか、無いというほうが不自然でしょう。
 文献・資料にない? あたりまえです。天皇家に関する文書に、天皇家に不利なことは記録されません。古事記、日本書紀を読めば判るでしょう、そんなこと。
 
 言葉、悪すぎますけどね。
 今の天皇陛下がお持ちのY染色体は、むかーしむかしの天皇とは似ても似つかぬ、それこそ当時の天皇家からすれば「どこぞの馬の骨」にすぎないのが真相だと思いますよ。
 
 あ。
 念のために言っておきますが。
 私は今の天皇陛下が日本国の象徴であることに、何ら異論はありません。
 むしろ、天皇陛下を、そして特にお父上である昭和天皇をご尊敬申し上げているほどですから。
 
 ですが。
 Y染色体云々という、皇室典範改正反対派連中の主張には説得力は一切ありませんし。
 そもそも「女性天皇・女系天皇」に反対するということは、「伝統」に名を借りた性差別に他ならない。
 
 反対派連中にもう一つ言ってやるとね。
 Y染色体にこそ意味があるというのなら。
 大英帝国の歴史と伝統は、どうなります? え? あれは無意味なんですか?
 だったら、エリザベス女王陛下に言ってごらんなさい、それを。
 言えまい。けっ。
 
 
 おめでたに、いろいろな思惑が絡んでしまうというのは、なんともお気の毒な気がします。
 日本は、どこか狂ってますな。
 
 


 
■2006/02/09 (木) 己巳 (旧暦 睦月十二日)
 
 
 JREに脆弱性が発見されたというので。
 
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/02/09/10829.html
 
 最新版にすべく Java.com さんに行ったのですが。
 実のところ、JREのことは良く判っていない妖之佑、なんとなく不安で、これまで 1.3 のままずぅっと来ました。1.4 にしたら動作しなくなるんじゃないか、などと、ね。
 実際、Mozilla ユーザーの中にはJREをアップグレードしたとたんJAVAが起動しなくなった、なんて報告も、多くはないものの、あったりしたものですから。I.E.なら、そんなややこしいこと考えることなく済むのでしょうが、とにかく少数派たる Mozilla ユーザーとしては、己のスキルと根性と執念を信じて大胆に行くか、あるいは他人様を人柱にして慎重に行くしかありませぬ。
 
 ところが今回、1.3 の最新版にしてから自分のサイトでJAVAの確認をしましたら……動かんやん(汗)。
 何度かアンインストールとインストールを繰り返しましたが、あかん。I.E.でもあかん。
 
 散々悩んだ挙げ句、気は進みませんでしたが、JREを 1.5 に替えることにして、長々と(サイズが 1.3 の倍もある!)ダウンロード。で、インストール。
 それでも、あかん。どないなっとんねん!?
 
 あらためて調べましたらば。
 ははははは(阿呆)。
 自分チの「.htaccess」に問題があるらしく、試しに削除したら動作しました。
 原因は、これでした。JAVAに責任はありませなんだ(失礼)。
 
「.htaccess」の内容、いっぺん考えなあかんな。とはいえ、そんな難しいこと書いてないのに……不思議だ。
 
 というわけで。
 自分の意図に反して、JREを 1.5.0 にしてしまった顛末でした。
 
 おかげでメッチャ時間かかった。
 わーっ、もうメッチャ深夜やんかーっ!
 また寝不足になっちまう……。
 
 


 
■2006/02/09 (木) 訃報
 
 
 作曲家の伊福部昭さんがお亡くなりになったと聞き、たいへん残念に思います。
 
 あの『ゴジラ』の音楽をご担当なさったかたです。
 
 ご冥福をお祈りいたします。

 


 
■2006/02/10 (金) 大つち、初午 (旧暦 睦月十三日)
 
 
 世間様の動向に遅れること約一ヶ月。
 
 妖之佑は今宵より、あの雛見沢に赴きます。
 
 


 
■2006/02/11 (土) (旧暦 睦月十四日、庭田植え、土竜送り)
 
 
 トリノ五輪が始まりましたね。
 
 開会式を観ました。
 選手入場の際に1970〜80年代の曲がガンガン流れたのは、嬉しかった(そんだけかいっ!?)。
 聖火の点火には目を奪われましたが……あれは、聖火から聖火台へと火がちゃんとつながってると言えるのでしょうか? そこだけがちょいと疑問。
 
 何よりもとにかく、公正厳格なジャッジを、すべての競技で望みます。
 
 


 
■2006/02/12 (日) 妖怪警報
 
 
 旧暦の小正月には、山から雪女が降りてきます。
 
 


 
■2006/02/12 (日) 上元 (旧暦 睦月十五日、小正月)
 
 
 今朝の『仮面ライダーカブト』に出てきた、ワーム(怪人)に狙われる、玉の輿セレブを目論む女の子。
 どっかで聞いたことのある特徴のありすぎる声だと思いましたら……ウメコ@デカピンクではありませんか。
 しかも、その娘の玉の輿標的、ITベンチャーの金持ちメガネ青年が……草加@カイザだったですよ(こっちはまったく気づかず、巷の話で確認)。
 草加の出番が少なかったのは少し残念ですが。ウメコのほうは存在感バリバリでしたね。
 
 そう言えばウメコも、お婆ちゃんっ子なんでしたっけね。
「ばっちゃが言ってた」って、いつも言ってましたよね? すっかり忘れてたわ。
 
 
 
 草加@カイザと言えば。
『仮面ライダー555』の、たっくん@ファイズこと半田健人さん。
 最近はすっかり、毎度お馴染み流浪の番組『タモリ倶楽部』のご常連みたいですね♪
 
φ's
 写真は、バンダイのガシャポンHG「仮面ライダー 34」のラインナップにある「仮面ライダーファイズ」です。キック直前の「かったりぃ〜」ってこのポーズ、たっくんそのものですね。
(©I・T・A・T)

 


 
■2006/02/13 (月) 望 (旧暦 睦月十六日、藪入、閻魔詣)
 
 
 ショックなのです。
 
http://www.kirin-wellfoods.co.jp/company/agarikusu.pdf
 
 ひっどい話だと思います。
 もしも持っている人、常用している人がおられましたら、ただちに使用をやめませう。
 
 にしても、怖いものですね。
 やっぱり根拠のないものには手を出さないこと、なんですかねぇ。
 
 


 
■2006/02/14 (火) (旧暦 睦月十七日)
 
 
 ころん、ころん、ころん。
 
 くすくすくす♪
 
 


 
■2006/02/15 (水) 涅槃会 (旧暦 睦月十八日)
 
 
 例の悪法(断言しちゃいます)、「電気用品安全法」ですが。
 ええ、今年の四月一日以降、古い家電品の売買が禁止されるってアレ。
 
 ITmedia さんにて判りやすくまとめられています。
 
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0602/14/news017.html
 
 読めば読むほど、とりわけ経済産業省の態度に腹立ちますね。
 何とかならないものでしょうかね。
 
 はっきり言って、こんな悪法作るよーな役人も政治家も有害ゴミとして廃棄してしまいたいところです!
 
 断言しますがね。過去の名機(とりわけ、オーディオ・アンプ)は阿呆らしいほどに電源部にこだわってますから、今の製品に比べても安全ですよ。むしろ、集積回路多用の今のほうがひ弱なんじゃないでしょうか。
 
 オーディオ名機の専門店などには頑張って法的手続きして、旧型機の販売を継続していただきたいところです(かなり面倒ですが、方法が無いわけではない)。
 それで値段が上がっても、もう二度と生産されない名機の存続のためには、皆、理解すると思いますよ(妖之佑もです)。
 
 え? メーカー?
 メーカーには期待しません。
 ってか、2011年のTV地上波アナログの廃止と共に、この「電気用品安全法」によっても、古い家電品すべてを粗大ゴミ化できるわけですから、その分、新しい製品を売る機会が増える点で、連中にとっては美味しい法律ということで。
 ですから、メーカーが過去の名機存続のために努力するはずがないのです。
 けっ。
 
「たかが家電じゃないか」というピンと来ない人のために、別のジャンルのお話をしてさしあげましょう。
 そう、この「電気用品安全法」の悪影響は家電品だけじゃありません。
 
 例えば旧ゲーム機(Webで最も騒がれているのは、これ)。
 セガサターン、ドリームキャスト、プレイステーションなどなどが取り扱えなくなります。あと、PS2の旧型もバツですね(PS2の最新型は一部のPS2従来ソフトを遊べない!)。
 旧ゲームのファンの皆さん、どうします?
 
 例えばPA機器。
 ギターのアンプやキーボード、ミキサー、録音機とかも、これに抵触します。
 ですから、アマチュア・バンドが安い中古品から始めたいとかいう道も断たれます。
 それに、詳しくはないのですが、これらにもきっと名機がありましょうから。
 
 そうだ。
 βや8mmのVTRも流通できなくなりますね。
 懐かしいテープを再生したくとも、できなくなるワケ。
 人の思い出すら踏みにじろうという悪法ですな。
 
 
 
 あと、実感を持ちやすく、「もしも」の例え、仮の話でしたら。
 
 例えば、もしこれと同じような悪法が車に適用されるとしたなら。
 今の基準に合わない、箱スカGT-R、フェアレディZ432、トヨタ2000GT、あるいはBMW 2002、旧型ミニ、カルマンギア、スーパー7、などなどの旧名車の数々すべてが売買禁止となるのです。すなわち、持ち主が手放すたびに、どんどん廃車化されていくしかない。無論、中古車屋さんは在庫を廃車にするしかない。
 というバカな事態となるのです。
 
 こんなの、容認できますか?
 
 


 
■2006/02/15 (水) 妖怪警報
 
 
 今宵は百鬼夜行です。
 
 


 
■2006/02/16 (木) (旧暦 睦月十九日)
 
 
 昨日の続き。
 
 と思ったのですが。
 
 感情的になっている妖之佑とは違い、冷静に反対を表明なさっているサイトさんがあります。
 
http://antipse.org/
 
 今回の事態を判りやすく、まとめておられます。
 
 


 
■2006/02/17 (金) (旧暦 睦月廿日、廿日正月)
 
 
 OVA『HELLSING』のTVCM観てると、面白そうな予感。
 
 


 
■2006/02/18 (土) 天しゃ、小つち (旧暦 睦月廿一日)
 
 
『仮面ライダー響鬼』東映公式テレビ朝日公式好きなかた向けの本、二冊。
 
 
 
『魂』
 
 写真集です。
 鬼たちのスーツや武器類の綺麗な写真でいっぱいなのです(『響鬼』の出来の悪い二次創作に出てきた「装甲響鬼」と「朱鬼」の写真は、はっきり言って余計でしたが……苦笑)。
 とにかく、役者さんたちの写真集ではなく、あくまでも鬼たちの写真集というところがミソですね。
 
 
 
『仮面ライダー響鬼 一之巻〜二十九之巻』
 
 ストーリ解説本ですね。
 本物の『響鬼』である一之巻から二十九之巻までだけを扱ったその心意気に一票なのです。偽『響鬼』である三十之巻以降は完全無視・無かったもの・黒歴史と意図的にされているように感じます(笑)。
 ストーリ紹介は詳細で、写真も豊富。
 妖之佑的には、魔化魍ごとに異なる姫と童子の衣装すべて(言うまでもなく、二十九之巻までのすべて、という意味です。偽物であるスーパー云々は存在しないのです!)が紹介されていたのが嬉しいです。Webで見られなくはないですが、印刷物になっているという点が大切だと思いますから。
 読んでいて、昨年のワクワクしていた感情を取り戻しましたよ。あの頃は、よかった……。
 
 
 
 この二冊を読んで、はっきりしました。
『響鬼』三十之巻以降を「面白い」と言う輩、「最終回に京介が変身して良かった」と言う輩。こいつらと妖之佑は決して相容れません。魔化魍と鬼が仲良くなれるわけがないように。
 それで正解です。だって、根本的に別種の生き物ですから。
 
 もう迷うこともないし、遠慮もしません。
 三十之巻以降は『響鬼』の粗悪な二次創作でしかありません。ですから、つまらないのが正しい反応です。
 あんなのが本気で面白く感じられる人は、一度ご自身の脳味噌をエラーチェック&デフラグすることをおすすめいたします♪
 
『響鬼』は二十九之巻で中途終了しています。
 つまり未完の大作なのです!
 
 


 
■2006/02/19 (日) 雨水 (旧暦 睦月廿二日)
 
 
 春の空気になりつつありますね。
 
 なにせ、鼻が詰まりますから。
 
 


 
■2006/02/20 (月) (旧暦 睦月廿三日)
 
 
 文化を破壊する稀代の悪法と言わざるをえない「電気用品安全法」についての記事が、今朝の朝日新聞に掲載されました。
「中古家電が売買できなくなるようだ。困った困った」というニュアンスなのでひと安心ですが、イマイチ危機感や問題点についての追及が甘い気もします。
 が、載せただけましだと思いますし、ありがたいですね。
 
 不思議なのは(あるいは当然なのか)、いつもいつもくっだらない事で大騒ぎするテレビ局が、この問題については知らぬ存ぜぬを決め込んでいることです。
 知らないはずありません。知ってて、取り上げないでいるのでしょう。連中は。
 
 
 
 何度も申しますが。
 安全第一のスローガンは無論ご立派です。妖之佑も、火を吹く家電品なんて願い下げです。
 
 が。
 旧法と新法での安全基準に、つまり「〒」マーク取得と「PSE」マーク取得との間で実際的にはさほどの差がないというのが気に入りません。
 極論すると、マークが違うだけ。経産省としては、とにかく適合マークを一本化したい。それだけ。
 それだけのために、2001年までの基準をちゃんとクリアしている品すべてを粗大ゴミとして葬り去ろうとしているのですから、まあご立派な省庁です。リサイクル精神は、どこ行ったんでしょうね?
 ちまたで言われているように、「中古品の流通をたたき壊して新品だけを売れるようにしよう。大手メーカーが潤うことが日本経済にとり最も大切だ。中古品しか買えない貧乏人どもや一部のマニアの都合など知ったことか」という意図での法律運用(この法律の成立当時、中古家電を取り締まりの対象にすることは、実は頭になかったそうですから)なのだと皆がとらえてもしかたのないことだと思います。今の経産省の口ぶりでは。
 
 本来。
 よほどの危険物でない限りは、法律は過去に遡っての適用はされないものです。
 
 例えば建築物が判りやすい例ですね。建築基準法は昔に比べて今のほうが、安全を考えた厳しいものになっています。
 が、今の基準に満たない建物でも、未だに使用できます。住めます。ってか、古い家すべてを使用禁止になんてされた日にゃ、多くの人々が路頭に迷います。
 
 例えば自動車も、そう。
 昔の型は、今の基準を満たしていません。とてもじゃないが全然満たない。ブレーキの効きだって甘いし、排気ガスは綺麗じゃないし。
 でも、ナンバーを取れます。公道を走れます。
 トヨタのSPORTS 800、通称「ヨタハチ」という車は小粋で可愛い車ですが、今の軽自動車ほどの耐衝突性能もないでしょう。シートにヘッド・レストはありませんし、シート・ベルトも二点式。おまけに前期型にはバック・ライトがありません! それでも車検に通ります(さすがにバック・ライトについては追加設置するよう「指導」を受けるそうですが)。それは、この車種が発売されたときには、当時の基準をちゃんと満たした上で運輸省の形式認可を受けたものだからです。
 他の車種でも、古いものですと、リア・コンビネーション・ランプのウィンカー部にオレンジ色が無く赤一色というのはかなり多く、路上で見かけたかたも少なくないでしょう。これも当時に認可を受けたものなら、今でも車検を通ります。
 もちろん、コンチネンタル・ハンドルのオート三輪だって、今の公道を走れますとも。
 というように。状況によっては「走る凶器」になりかねない代物に対してすら、過去の認可を取り消すなどということは、あまりしないものなのです。
 
 過去の品にまで適用された例は、PCBやダイオキシンなどの有害物質とか、マジック・マッシュルームのような脱法ドラッグなどですね。古いラジオなどの部品として重宝されたオイル・コンデンサも、たしか危険物質が使われているために今では使用禁止のはずです。あと、古いディーゼル車への規制も、そうか。
 まあ、そのわりに、人体に多大な被害を及ぼすアスベストに対しては、やたら甘い対応をしてくれてましたけどね、行政側は……。
 
 
 話を家電に戻しますと。
 AC電源部をきちんとしておくべき、というのは納得いくのですよ。とりわけ大電力を喰う暖房機器・加熱器具などについては、あまり古い型を使うのは正直、感心しません。
 ただ、そこまで電気を喰わないラジオやオーディオ機、ゲーム機、交流時計などなどまで一律規制するのは、いかがなものでしょうか。
 日本製品が真に「日本製品」であった時代の名品の数々を捨てさせるなど、ファシズム並みの暴挙です。
 
 いえ。
 白物家電であってもです。
 
 例え話をするなら。
 
 婆っちゃが、とある古道具屋の店先にあった古い電気釜を見かけて懐かしむ。で、一緒に歩いていた孫に語りかける。
「あんたが生まれるよりも前に、これが世の中に出てきてね。お爺さんは思いきりがよかったから、いの一番に買ってきたんだよ」と。
 で、話の流れで、なんとなくその電気釜を買ってしまい、その晩は、それでご飯を炊いてみたりする。少し焦げたご飯は、婆っちゃにとっては懐かしい味そのもの。
 
 これが「文化」だと思うのです。
 ただ古いから、安全性に問題があるからと、杓子定規にすべて廃棄させるなんて、文化破壊以外のなにものでもない。
 このまま、言われているように四月一日以降、マジですべての中古家電品が粗大ゴミ化されるなら。
 これは「平成の文化大革命」と言ってもいいんじゃありませんかね。
 
 いったい、日本はいつの間に、ここまでひどい国になっちまったんでしょうか?
 
 
 なお、誤解のないよう補足しておきますが。
 妖之佑は、何も古い物を安全性に不安のあるままに認めろ、と言っているわけではありません。
 新法を施行するならするで、古い家電品が新しい「PSE」の基準を満たしているかどうかのチェック手続きを、あるいは基準を満たすための軽改造を中古品業者が簡単に実行できる体制作りくらい経産省の責任でやっとけってことです。
 
 先に挙げた例でも、旧型車の赤一色のリア・コンビネーション・ランプは、良識のあるオーナーさんの場合、オレンジ+赤のレンズに換えているものなんです。強制されなくとも、安全を考えて自主的にしておられるものなんです。
 
 ですから、歩み寄りって大切だと思うのですよ。
 それもしないで、一方的に上から視線で一律規制なんて、「乱暴」以外にどう表現しろと言うのです?
 
 
 
 とりあえずの対策なんですが(妖之佑は中古売買業者ではないので、なんともアレですが)。
 中古売買店それぞれで、メーカーなり修理業者なりにかけあって、整備のついでに「PSE」マークに貼り替えるってことは、できないものですかね? あるいは大型店なら、自前できちんとした技術者を用意して「PSE」マークを扱えるように申請するとか。
 それで少しお値段が高くなるとしても、文化遺産が破壊されるよりは、ずっといい。
 
 とりわけ、オーディオに関しては、今のこの心の貧しい時代には真の「made in Japan」は存在しません。
 1980〜90年代前半の大ブームのときの、あの質感は中古品でしか手に入りません。
 妖之佑も、いずれ一旗揚げたときには憧れの機器を揃えたい、などというささやかな希望を抱いてきましたから……その夢が下手するとこの三月いっぱいで完全に打ち砕かれることになりかねないなど、悲しすぎますよぉ。
 
 
 
 以下にリンクを。
 
「PSE法(電気用品安全法)の改正を求めます。」
 
「電気用品安全法に反対します」
 
「電気用品安全法@2chまとめ」
 
「JSPA - 日本シンセサイザープログラマー協会」にて行われている「電気用品安全法(PSE法)に対する署名」
 
 


 
■2006/02/21 (火) 妖怪警報
 
 
 海に海難法師が出るのでございます。
 
 


 
■2006/02/21 (火) 下弦 (旧暦 睦月廿四日)
 
 
 妖之佑は頭が悪いのでしょうか?
 
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/02/20/10945.html
 
「電気用品安全法」が規制緩和の一環だとは、どうしても信じられないのです。
 だって、「中古家電を売るな」という禁止が、なぜ「規制緩和」なのでしょうか?
 
 経産省は「一部の中古家電が売買できなくなるケースもある」などと言ってますが、真相は逆です。
 本当は「一部の中古家電以外は売買できなくなる」んですから。
 
 これが規制緩和なんですかねぇ。
 
 
 
 苦肉の策の一つとして、とある販売店ではリース型式をとるようです。
 リース期間分のリース代を一括で支払ってもらって品を手渡し、期限後は、そのまま無償譲渡、という形を取るそうで。
 これもかなり灰色ですから、規制緩和に躍起な経産省が噛みつくのも時間の問題な気がします。
 某ヤフオクへの監視も厳しくしていくと公言しているほどに、今の経産省は規制緩和の実行に入れ込んでます。
 
 
 
 経産省の皆さん。
 妖之佑が凡人でよかったね。スーパーサイヤ人でなくてよかったね。
 でなきゃ、今頃、経産省がまるっと消えてますよ(怒)。

 


 
■2006/02/22 (水) 二の午 (旧暦 睦月廿五日)
 
 
 チラシの裏です。
 
 
 
 とりあえず、三月いっぱいまでに、無理してでも抑えときたい物を買ってしまうとして。
 何をぜったいに入手しておきたいのか。
 と考えると、判らないのです。
 コンポを一揃えというなら簡単なのですが、とにかく三月いっぱいまでしか猶予がない、というのがきつい。
 となると、一個か、せいぜいが二個。
 むずい。
 
 とにかく、もしもワン・セットなら、ということで往年の名機を書き並べてみますか。
 
 レコード・プレーヤ:ヤマハ GT-2000L
 CDプレーヤ:デンオン DCD-3500G Limited
 FMチューナ:ケンウッド L-03T L-02T L-01T
 カセットデッキ:ナカミチ DRAGON CR-70、および、ティアック V-8000S
 オープン・リール・デッキ:テクニクス RS-1500U
 コントロール・アンプ:テクニクス 70AII A4Mk.II
 パワー・アンプ:テクニクス 60AII A5Mk.II A3Mk.II
 プリメイン・アンプ:山水 AU-D907
 
 うーむ。しっくりこない。
 
 たぶん、買っておくならアナログ式FMチューナと、石のパワー・アンプなんでしょうね。
 コントロール・アンプは、いちおう手元に一台あり、不満はないですし。
 CDプレーヤも、現在使っている物に不満はない。ただし、たまに不調になるのが心配の種。
 正直、すでに媒体として終わっている磁気テープの高級機は、それこそお大尽とマニアックなかたがたにお任せしておくほうがいいと思うですから(いや、欲しいっちゃ欲しいんですけどね)。
 
 管球式のパワー・アンプは、いつの日か新品を買うとして。
 それに見合った出来の石のコントロール・アンプは要るか(低電力の信号を扱うコントロール部に高インピーダンスな真空管回路を使うのは、個人的には納得いかないのですよ)。
 
 中古品なので、実際に店に何が並んでいるか、状態はどうか、でも変わってきますし。
 
 テクニクスが昨年末でオーディオ製品の取り扱いを終了。
 デンオンは、すでにデノンと変わり、生産拠点は大陸になってしまっている。
 ケンウッドはミニ・コンポばかり。
 パイオニアとヤマハとラックスくらいか、残存部隊は。あとは小部隊の専門社。
 
 
 
 あーったく、いまいましい経産省めっ。
 さあっ。カメハメ波かギャリック砲かビッグバン・アタックか魔貫光殺砲、どれでも好きなの、選びやがれ!(怒)

 


 
■2006/02/23 (木) (旧暦 睦月廿六日)
 
 
 実のところ。
 困窮している中古高級オーディオ店などに代わって、「PSE」マークに必要な検査やら電源部の改造やらを行い、「PSE」マークを表示してくれるってゆーお助け事業をやれば、今の窮地は逆にビジネス・チャンスなんじゃないかとも思うんですけどね。
 どなたか技術のあるかた、始めてくれませんかね?
 
 


 
■2006/02/24 (金) 十方暮入 (旧暦 睦月廿七日)
 
 
 ウナギって、身近ながら不思議な魚でしてね。
 養殖ってのが、実は人工繁殖ではなく、野生の稚魚をとっ捕まえては大きくして出荷してるだけなんだそうで。
 長いこと、その野生の繁殖地域が判らなかったのですが。
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060223-00000301-yom-soci
 
 とーとー、つきとめてしまいましたよ。研究者のかたがた、凄い努力です。
 稚魚の状態で、えらく長い距離を時間をかけて移動しているんですね。ってか何が楽しゅうて、わざわざ日本くんだりまで来るのかが不思議すぎます。
 
 ともあれ。
 これを踏み台に人工孵化からの養殖が可能になれば、安い国内産ウナギが食べられるようになり、いまいましい大陸産なぞ買う必要がなくなるかもしれません。
 期待したいところですね。
 
 


 
■2006/02/25 (土) 北野天満宮梅花祭 (旧暦 睦月廿八日)
 
 
 ふむ。
 
http://www.oyashirosama.com/
 
 アニメ版『ひぐらしのく頃に』は、しっかりループを意識しているようですね。
 2クールか1クールかは知りませんが、そこまで話を進められるのか?
 
 


 
■2006/02/25 (土) まあ、一服どうぞ。
 
 
桜餅と栗どら

 青柳総本家で買いました和菓子二種でございます。
(春なのに栗? ……って、そこはツッコまないよーに)
 
 


 
■2006/02/26 (日) (旧暦 睦月廿九日)
 
 
 某地方都市に行ってきました。
 はい。以前に行った所です(昨年11月23日の日記をご参照あれ)。
 そこのレトロなお菓子屋さんにて、またまた買ってきたのです♪

バナナ形のお菓子

 口の中でスーッと溶けるヤツです。
 懐かしー。

小粒な金平糖

 前回、買い逃したチョー小粒な金平糖なのです。
 マジで小さいです。

 前回にも買った動物ビスケットも、もちろん買いましたとも。
 
 今回の目的は「黒潮牛」(この名前だけで、どこの都市か判りますな)という牛肉なんですけどね。それを食べたかった。
 お昼ですから、お弁当でしたが、美味しかったです。次はステーキでいただきたいですね(さらに再訪の理由ができてしまった)。
 
 


 
■2006/02/27 (月) (旧暦 睦月晦日)
 
 
 いちおうの朗報でしょうか。
 電気用品安全法に関して、中古オーディオ専門店ハイファイ堂さんのコメントがありました。
 
http://www.hifido.co.jp/merumaga/2f/060224/index.html
 
 たいへんに心強いお言葉なのです。
 他のご同業のかたがたには、ぜひともハイファイ堂さんに追随していただきたいものです(無論、きちんと技術面をクリアして、ですがね)。
 
 といったところで、とりあえずは、ひと安心なのですが。
 家電品については、お上の頭の中では、さらに「タイムスタンプ」案なるとんでもない代物が蠢いているらしく、油断がなりません。
 それに「PSE」マークについても、いつ厳しくなるか判ったものじゃありませんしね。例えば、電気大喰いな大出力アンプとかが、検査のメチャクチャ面倒な「特定電気用品」に指定されないとも限らない。
 ってか、自主検査で「PSE」マークを付けていい、と言っておきながら、実はそれが経産省の悪辣な罠で、三月いっぱいの猶予期間満了以降、自前の「PSE」を貼ってる中古屋さんをどんどん取り締まってくとかって、ないですよね……?(いや、役人って生き物は明確な表現を避けて、どっちつかずの言いかたしますからね。「PSE」についても後出しジャンケンみたく卑怯なことするんじゃないか、という懸念もあるのです)
 
 やはり、欲しい物は可能な限り早めに(できれば三月中に)入手しておくべき状況なのは、変わらないのでしょうか……。
 
 


 
■2006/02/27 (月) 妖怪警報
 
 
 百鬼夜行です。
 
 


 
■2006/02/28 (火) 朔 (旧暦 如月朔日)
 
 
 電気用品安全法について、テレビ東京WBSで取り上げられました。日本経済新聞系列のニュース番組ですから、それなりにアピール度はあると思われます。
 とはいえ、残り一ヶ月で何ができるやら、ではありますが……。
 
 この中で、ハイファイ堂さんが取材を受けてましたね。
 即座に動いたここを、他の販売業者さんたちも見習ってほしいなあ(とはいえ、自分で「PSE」マークを扱うのはリスキーではありますが)。
 
 

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