ブランデー スピーチ 3
 
 
 前回、ジョセフ・アレン・ハイネック博士のお名前と“CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND”という映画のタイトル名を出しましたので、今回は、それに関しまして。
 
 題名については、お判りでしょうな。スピルバーグ監督作品。邦題は『未知との遭遇』です。これは原題の翻訳『第三種接近遭遇』では判りにくいだろうという日本の配給元の余計な気遣いの結果でありましょうな。
「UFO=異星人の宇宙船」をテーマにすえた作品です。これにテクニカル・アドヴァイザーとして参加したのが、ハイネック博士であります。
 
 さて、タイトルの「第三種接近遭遇」ですが、これは博士がUFO目撃報告を分類するために作った言葉なのです。では「第一種」と「第二種」がある? はい、あります。
 
 第一種接近遭遇:近距離(150m以内)での目撃。ただ、UFOを見ただけ。
 
 第二種接近遭遇:UFOが何らかの痕跡を残した場合。着陸した跡、パーツや破片等の遺留品、人や動植物に対する影響(怪我とか火傷などの損傷等)、機器に対するEM効果(機器の停止や暴走)、などなど。
 
 第三種接近遭遇:UFO搭乗者の出現。
 
 博士は、UFO目撃を、この三つに分類しました。そして、博士の考えに賛同した研究家たちにより、「第四種接近遭遇」という新分類も設定されました。アブダクション・ケース。すなわち、異星人による人間誘拐ですな。(くわばらくわばら)
 
 さて、かくもUFO研究界に多大な功績を残したハイネック博士でありますが、この人の本職は天文学者、しかも頑強なUFO否定論者でありました。
 米軍の依頼で、「プロジェクト・グラッジ」とそれに続く「プロジェクト・ブルーブック」の科学顧問を勤める間、彼はUFOを沼地ガスによる発光現象であるとして、宇宙船説をバカにしておりました。
 しかしながら、長くホットなUFO情報に接していたことと、軍部のいいかげんな態度によって、博士の考えは180度転換。「ブルーブック」閉鎖後は、自ら「Center for UFO Studies (CUFOS)」というUFO研究団体を設立、生涯をUFO研究に捧げた偉大な科学者なのであります。
 
 実は博士は晩年、何者かにつきまとわれていたフシがあります。また、それが黒ずくめな連中(MIB?)という一部の話もありました。彼の死には謎があるとさえも噂されておりまして、つくづく重要人物であったことが、うかがえます。
 実際、著名なUFO研究家には、数奇な運命をたどる人が少なくないのであります。UFOには、野次馬的興味を持つのみにとどめておくのが、身のためなのかもしれませんぞ。

 
 
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参考文献:『世界UFO大百科』学研
『ムー NO.144』学研
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