2021年8月


 
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○2021-08-01 (旧暦 水無月廿三日)
 
 
 動いて喋るジャヒー様は予想どおり最高です♪
 
 これ以上、何を言えと?
 
 


 
○2021-08-02 三隣亡、青森ねぶた祭 (旧暦 水無月廿四日)
 
 
「ヨホホーイ」とのコラボとか。
 五輪中継とか。
 で、二週間のブランク。展開を忘れるところでした。
 
 決選前夜の回。
 前夜祭として、マスターに始末されていた四賢神(シスの暗黒卿かと思ったよ)が復活しストリウスの手下として参戦という。
 元マスターは消えた後でも迷惑なことを……いや、まあストリウスにそそのかされての粛正だろうけどサー。それでも悪手だったな。
 
 大怪我に救急箱って。
 初期にも思ったけど、北極基地には医療施設が皆無なのかよ。
 
 ルナの成長した姿。これで大木の根元に三人揃った。
 つか、よく見つけてきたな、あんなそっくりな女優さんを。それとも親戚さん?
 昭和だったら、似ても似つかぬ人を平気でキャスティングしたからなぁ。
 これは、昭和と令和で芸能人活動してる人数が桁違いだからかな。顔写真での検索も容易だろうし。
 
 兄妹と、紅生姜を絶滅させるわけにいかない蓮も加わっての全員集結(+1)で、いざ決戦の場へ。
 次回予告に出てた「+1」に、びっくり。ユーリのあれは、その伏線だったのか。中の人、喜んでるかな。
 
 


 
○2021-08-03 秋田竿燈 (旧暦 水無月廿五日)
 
 
 怖えぇっ。
 
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2108/01/news014.html
 
 


 
○2021-08-04 十方暮入 (旧暦 水無月廿六日)
 
 
『アギト』のOPにチラッと出てくる例の思わせぶりなイコン。
 
 数年前にプレバンから限定で出てたんですね、立派な額縁に入ったヤツが。
 不覚。
 
 せっかく今が絶賛、全話無料配信中なんですし。
 再販してくんないかなぁ。
 
 


 
○2021-08-05 一粒万倍日、山形花笠祭 (旧暦 水無月廿七日)
 
 
 山形花笠と博多山笠って、どうしても混同しちまうんですよね。
 
 それぞれの地元に対して、たいへんに失礼ぶっこいてますが。(;^_^A
 
 


 
○2021-08-05 百鬼夜行
 
 
 鳥山石燕『画図百鬼夜行』にある「苧うに(をうに)」は鬼ではないとのこと。
 どうやら、山姥の親戚筋らしく。
 
 石燕は、考証不充分のまま姿と名前を付けるからなー。
 
 


 
○2021-08-06 仙台七夕、佃祭 (旧暦 水無月廿八日、荒神祭)
 
 
 1号2号のタイフーンベルトがプレバンで瞬殺だそうで。
 
 感心したのは、切り替えで1号仕様と2号仕様とに使い分けできる点。
 言うまでもないことですが、1号のベルトは風車が常時露出、2号ベルトの風車は普段はシャッターで保護されている、という違いがあります。
 
 ただ残念なことに、この玩具、シャッターがシャッターらしくない。ただの蓋。
 2号ベルトは一文字がカメラマンということにかけてのシャッターであり本編中では、ちゃんとレンズ・シャッターの形態をしていました。シャッター幕の合わせ目が「S」みたいになってるんですよね。
 ここにも拘ってくれれば、ほぼ完璧なのに。惜しい。
 
 いや買わんけど。
 
 


 
○2021-08-07 立秋、三隣亡 (旧暦 水無月廿九日)
 
 
 1シーズンに一回は必ず焼き肉する五郎さん。
 
 うーん。自分って生命力が低下しちまってるのかな。焼き肉にピクリとも反応しない。多少なりとも気になったのは野菜スープとキムチだけで。あ、壁に飾られてた「奉納」の馬の絵は気になりましたね(笑)。
 それよりは、冒頭で五郎さんが円く円く下ろしてた山葵丼のほうが、ずっとそそられましたです。
 
 あー烏龍茶飲みてー旅行行きてー。
 
 


 
○2021-08-08 朔、一粒万倍日 (旧暦 文月朔日)
 
 
 あー。
 そーゆーことだったんですかー。
 
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2108/06/news099.html
 
 自分も、缶は美味しく飲めるけど、ペットボトルは少々苦手です。
 容器で違うだなんて自分の感覚が狂ってる、とばかり思ってましたが、そうでしたかー。
 
 


 
○2021-08-09 (旧暦 文月朔日、虫払い)
 
 
 まさに戦国無双。くらいの感想しかないです。
 にわか剣士で実力体力不足のソフィアさん@カリバーに助け船を出す上條さんと富加宮パパ(の霊体?)は良かったですけどね。歴代カリバーの融合。
 あとは、お約束。『サクラ大戦』最終決戦みたいな「こいつは任せて、先に行け!」の連続で。
 飛羽真が作家として芽依が編集として仕事するのも今さらって感じで。原稿の束を置いとくだけでなく、闘い前夜にでも執筆してるらしい様子くらい描いてほしかった。
 
 
 
 
 
 TVSPに『PROJECT G4』まで!
 東映、太っ腹♪
 せっかくの勢いなので、バンダイに働きかけてイコン画の再販とか、どうですかね?
 
 尾室くんでも扱えるG3マイルド、そしてバーニングの暴走からの克服してのシャイニングはSPでだったんですね。すっかり忘れてました(汗)。
 あのカブトムシ、ゴ・ガドル・バに似すぎてません? 外見だけでなく動きとか掛け声とかも。
 
 で、劇場版は初見です。
 TV本編OPおよびTVSPの伏線回収でもあるエピソード。小沢管理官が封印したG4の設計図を自衛隊に盗まれての大騒動(盗み発覚の時点で、上同士で揉めないのが不思議だよ)。
 そもそも警察と軍の人材交流なんてロクなもんじゃありません。独裁国家とか軍警察のシステムでない限り、普通の議会制国家では警察と軍隊は不仲なのがデフォですからね。CIAとFBIが典型的。『アギト』の警察上層部は、あいかわらずバカ揃いで困る(総監を除く♪)。
 もしも北條刑事がG3ユニットに好意的だったら、自衛隊の目論みをたやすく看破、ナイスなアシストをしてくれたことでしょう。何せ奸計については北條刑事も得意分野ですし(笑)。
 細かなことを言うと、自衛隊の極秘研究施設でアンノウン事件が発生したんだから、警察官であるG3ユニットは敷地内にすら入れないと思う。門番も含めてほぼ全滅してたから立ち入れた、ということなら後日、自衛隊から警察に猛抗議が来るはず。リアルにやるなら、施設内で殺戮が進んでいるにも関わらず施設を閉鎖した部隊の指揮官あたりと、人命優先を主張する小沢さんが押し問答する絵面が欲しかったところ。
 ということで、G4が主軸ということもあって、実質的主役は氷川主任でしょう。アギトやギルスの闘いは前座試合ですね。
 肩たたき百円とか、ギルスがピッコロみたいだとか、パーツパーツも良いものを散りばめてて。
 悪役がまた良し。あの憎々しさは、無様な最期とも相まって満点・完璧です。
『アギト』で唯一、戦闘員がいたエピでもありますね。蟻だから群れて当然ということですね。さりげなく、女王蟻の声担当のお名前に……ああ、と。
 TV本編とリンクしつつも、劇場版を観ない視聴者がTVで置いてけぼりになることもない、という親切な構成は素晴らしいです。この次の『龍騎』劇場版も「最終話先行上映」というキャッチとは裏腹に、観たらより楽しめる、でも観なくても大丈夫、というものでしたからね。
 最近は、そーゆー気遣い忘れて映画のキャラを普通にいること前提でTVに登場させるからなぁ。こんな不親切よりは、『ファイズ』や『カブト』の劇場版みたくパラレル世界でやってくれるほうが、ずっといいですよ。
 
 ただ文句が一点。
 TVSPも劇場版も、アンノウンが無能力者にも容赦なく襲いかかるのは疑問符でしたね。
 発砲する刑事や自衛隊員はともかく非武装市民も手にかける、というのは……。
 悪役の最期については、転がってた拳銃でも拾って無駄な反撃したためにやられた、とかで解決するんだが。
 
 


 
○2021-08-10 末伏、不成就日 (旧暦 文月三日)
 
 
 ドゥルジさんの偽名である堂島の下の名前が「ナナ」というのが気になって気になって。
 
 


 
○2021-08-11 (旧暦 文月四日)
 
 
 まさに、ネットの連帯感。
 ですかねー。
 
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2108/08/news028.html
 
 これを突きつけられても動じないんだろうなあ黒経営者は……。
 
 


 
○2021-08-12 阿波踊り (旧暦 文月五日)
 
 
 だから誰が上手いことやれと?
 
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2108/12/news161.html
 
 言ってしまうと一発芸なんですが。
 こーゆー発想のできる人が羨ましいです。
 
 


 
○2021-08-13 月遅れ迎え火、天一天上 (旧暦 文月六日、眠り流し)
 
 
 あくまでも個人的な意見ですが。
 お盆に飾る精霊棚は、御先祖様に向けたものというよりは分け隔てなく、すべての霊に向けたお供えだと思います。
 
 お盆に御先祖様が、あの世から帰ってくる。
 それをお迎えするのが精霊棚(盆棚)ですが、御先祖様は家に入るのですから、庭先・軒先に据えた棚でおもてなしするというのも変な話です。上がっていただき佛間でくつろいでもらえばいいのです。佛壇にも供物があるのですから。
 今、ネットで調べると、佛壇の真っ正面に精霊棚を飾り位牌もそこに移動する、という説明が主流ですが、これこそお盆の行事を稼ぎに利用すべく取り込んだ寺院の影響に他なりません。
 矛盾なんですよね、佛壇があるのに別に棚を設ける、あまっさえ位牌を棚に移して佛壇を空にするというのが。強引に取り込んだが故の歪みだと考えれば判りやすい。
 
 やはり精霊棚は分け隔てなくすべての亡者にふるまうための棚、いわば「ご自由にお召し上がりください」と考えるほうが自然です。
 だからこそ、通りすがりさんを対象に屋内でなく外に据えるべきものだし、そこで無縁佛をもてなし、御先祖様には上がっていただき中でもてなす。これでちゃんと丸く収まるわけです。
 精霊棚を屋内に設置すると御先祖様と一緒に無縁佛も上がり込んで居座ってしまいかねません。大人数をもてなしてもびくともしない大金持ちならいいですが、庶民はそうはいきません(苦笑)。
 だからと言って、棚にわざわざ結界を張る形では、御先祖様をも悪霊扱いするようで、本末転倒です。
 ハロウィンの夜に外を徘徊するモンスターたちには玄関先でお菓子を渡すだけでしょ。わざわざ座敷に迎え入れないでしょ。あれと同じことです。
 
 地方によっては、二階建てや二間の構造をした精霊棚があって、御先祖様用と無縁佛用と2セットの供物を置くそうです。
 これも一つの、そして確実な方法ですね。
 
 で、まあ我が家では、外に無縁佛に向けた精霊棚を、屋内は佛壇にお盆っぽいお供えを、という形で区分けしてます。
 暴風雨のせいで、軒下に据えた精霊棚はメチャクチャですけどね(涙)。提灯も吊せないし、新盆だと言うのにホントにもぅ…………。
 
 


 
○2021-08-14 (旧暦 文月七日、七夕)
 
 
 威勢の良い店ですね。
 で、五郎さんってナス好きだよね。
 
 そうかー。
 生姜焼き目玉丼の店、移転したのかー。
 
 


 
○2021-08-15 月遅れ盆 (旧暦 文月八日)
 
 
 『墓場鬼太郎』
 『墓場鬼太郎』全六巻
  水木しげる/角川文庫

 
 かつてノイタミナ枠で放送されていた深夜アニメの『墓場鬼太郎』を観て、ショックを受けた鬼太郎ファンも多くいることでしょう。
 その原作にあたる作品群が、これ。貸本漫画時代の鬼太郎であり、所謂“鬼太郎サーガ”のほぼ原点です。本当の原点は紙芝居なのですが、そしてさらに、子育て幽霊(飴屋の幽霊)を元にした紙芝居『墓場奇太郎』(水木さんは、この作者から使用許可を貰った)という源流もあるのですが、物語としての始発駅は、この『墓場鬼太郎』のシリーズでまちがいないでしょう。
 少年誌以降のが白い鬼太郎なら、こちらは黒い鬼太郎ですね。
 この鬼太郎は人に対して好意的とは言えません。むしろ疫病神レベルで危険。鬼太郎親子に関わった人の大半は、敵対せずとも不幸になります。生まれ落ちてすぐに衰弱死しかねなかった鬼太郎を親切にも育てた水木という青年ですら、その母親ともども不幸になります。鬼太郎親子は、人に道徳や礼儀や親切を求めるくせに、自分たちは人に冷たくて利用するだけ、下手すりゃ悪意を持って人に近づくという身勝手さです。えんがちょ切りたいですよ。
 ただし、発表する出版社を転々とするにつれ、鬼太郎は丸くなっていきます。そして少ない報酬で人助けまでします。これが、後の『ゲゲゲ』に発展するきっかけだったのかもしれませんね。
 
 鬼太郎が隻眼である理由は、この貸本版の一作目でも、はっきりしません。鬼太郎は生まれ出たとき、すでに隻眼でした(後の雑誌掲載版でも理由不明のまま)。
 ただ、貸本出版社を渡り歩く中の一つ、佐藤プロダクションから出た作品にて本編前の導入部分で鬼太郎の誕生をおさらいしており、そこでは、赤子の鬼太郎を水木が振り払った勢いで鬼太郎は墓石に顔をぶつけ目が潰れた、という描写があります(アニメは、こちらを元にしたと思われる)。
「誕生」を描いた数ある ver. の中、墓石 ver. は一つだけであり、つまりは少数派。基本的に鬼太郎は生まれながらに隻眼だったと考えられます。
 隻眼の理由が描かれていない ver. では、鬼太郎の母親も隻眼です。墓石にぶつけた ver. では母親に両目があります(糸目ですが)。
 このあたりから推測すると、鬼太郎の隻眼は母親からの遺伝なのかもしれません。
 
 この作品には、ねずみ男も登場しますが、当初は『ゲゲゲ』とは一味も二味も違っています。
『ゲゲゲ』でも怪奇趣味があると自分で言いますが、その怪奇趣味はお金がらみです。
 ところが『墓場』のねずみ男は、せっかく手に入った大金をすべて使いきってでも、怪奇なものを作ろうとします。道を究めるために貧乏している感じですね。
 まあ、そんな特徴も、鬼太郎が丸くなるにシンクロしてか、『ゲゲゲ』で見られる性格に近づいてくんですけどね。
 
 これに登場する寝子ねこという少女は猫娘の原型とされ、劇中で「猫娘」と呼ばれもしますが。
 でも寝子は人間です。猫憑きなだけの人間です。半妖ですらない。
 なので、『ゲゲゲ』での猫娘とは、完全に区別して考えるべきでしょう。
 
 そうそう。
 第1巻の巻末あとがき、水木翁による兎月書房(『鬼太郎』の原稿料を支払わず、それに怒った水木さんが移籍すると、別の漫画家に『鬼太郎』を描かせるという暴挙に出たことが語り草になっている芳しい会社。ちなみに別人が描いた『鬼太郎』の出来は、荒俣宏さんによると「違いは歴然」とのこと)社長評が痛快です。あそこまでズバリと言うかー。
 毒舌と言えば、作中でも、かつての東京五輪を皮肉ったり、大スターを皮肉ったり、あるいは「先生」という敬称を完全否定したりと、なかなかでございます♪
 
 


 
○2021-08-16 上弦、月遅れ送り火、大文字 (旧暦 文月九日)
 
 
 おおっ!
 EDのダンスがフルver. だ♪
 
 次回は最終回だからOPもEDもないのかもね。
 
 次回作のネタバレが、いつもいつも早すぎる。
 玩具CMについては、本気で考えなおすべきではなかろうか。
 
 


 
○2021-08-17 (旧暦 文月十日)
 
 
 『ゲゲゲの鬼太郎』
 『ゲゲゲの鬼太郎』全五巻
  水木しげる/講談社漫画文庫

 
 貸本時代を経て、鬼太郎が雑誌に進出した最初の、そして我々がよく知るところの人間の味方としての鬼太郎を描いた少年マガジン(週刊、別冊)連載掲載分が収録されたものです。モノクロ作品だったアニメ第一期と時期が一致します。
 連載開始当初のタイトルは『墓場の鬼太郎』でした。これが十八話。
 そして、アニメ化の動きと連動して『ゲゲゲの鬼太郎』へと改題、仕切り直して第1話から始まっての、こちらが四十九話。
 さらに連載終了から一年以上経って「その後のまんがスター」という企画に参加しての後日譚である所謂「その後の鬼太郎」も加えた全六十八話が、この文庫に入った物語のすべてです。“少年マガジン版”と呼んで差し支えないと思います。
 別冊少年マガジンに三度、掲載された『特別編』は収録されていません。これらは少年マガジンと並行して連載していた月刊ガロのものを一部改稿して転載されたものなので、文庫に入れなかったのだと思われます。
 よって、この文庫には「鬼太郎の誕生」は収録されていません。少年マガジンの連載は、すでに鬼太郎が妖怪界で有名になっている状況として開始されますので、これで正しいと思います。
 
 収録は扉を含めてすべてです。このこだわりが素晴らしい。
 一部、雑誌からコピーしているそうで絵が荒いのですが、恐ろしいことに(笑)当時の広告などもそのまま入っています。これはこれで面白い♪
 
 話の間に「妖怪紳士録」という妖怪解説文が挿入されており、これが短文ながら名文です。
 一つの妖怪について、キャラとしての解説と伝承の解説とを併記してあるため、どこまでが“本当の”妖怪で、どこからが水木翁の創作なのかが、容易に判ります。
 世に妖怪モノの漫画を出しているプロは山ほどいますが、連中の大半は、この「妖怪紳士録」を読んで、自分が『鬼太郎』のキャラ設定をパクってるだけだと自覚・猛省すべきだと思います。
 
 そして、第5巻の巻末には、『鬼太郎』作品の掲載リストがあります。
 これが、どえらい資料で、びっくりです。関東水木会おそるべし!
 
 


 
○2021-08-17 百鬼夜行
 
 
 マガジン版とサンデー版の両方を通しで読んだけど、鬼は出てこなかったな。
 
 アニメ三期の時期に連載されてた新編のほうは未チェックだから判らないけど。
 やっぱり水木翁の中では、虎革褌の鬼は地獄の獄卒なんだろうか。
 
 いや、オイラも同意見だけどね。
 つか、あのタイプの鬼が金棒担いでそのへんウロウロしてたら危険すぎるって。
 
 


 
○2021-08-18 不成就日 (旧暦 文月十一日)
 
 
 『ゲゲゲの鬼太郎』
 『ゲゲゲの鬼太郎』1、2
  水木しげる/中公文庫

 
『鬼太郎』としては初のフルカラー作品であるアニメ第二期に連動してだったのでしょう。少年マガジンで、きっちり完結したはずの『鬼太郎』が、少年サンデーに移動しての復活。
 その全十三話が、この1巻2巻に収録されています。ついでに、講談社漫画文庫では割愛されていた「鬼太郎の誕生」も第1巻の最初にあります。
 ただ、きちんと鬼太郎の現場復帰を描いたアニメ二期と違い、この“少年サンデー版”は「その後の鬼太郎」が無かったかのように普通に、いつもどおりの物語の流れで始まります。いいのかそれで?(笑)
 この二冊には「誕生」の他に、“少年マガジン版”のエピソードがいくつか入っています。つまり講談社漫画文庫と内容が被ります。
 他で“少年サンデー版”の入った本を買うとなると、ちくま文庫ですが、こちらも講談社漫画文庫とで被りがあります。
 なら文庫でなく、となると「完全リマスター新装版」を謳う講談社コミックス『ゲゲゲの鬼太郎』全十三巻があるわけで、これだと“少年マガジン版”と“少年サンデー版”が読めて、しかもガロからマガジンへの転載である「特別編」三つも収録。完璧と思えるのですが、調べた限りでは「その後の鬼太郎」だけが入っていないっぽい……残念。
 結論。素直に『水木しげる漫画大全集』で揃えなされ。(;^_^A
 
“少年サンデー版”では、猫子ねここという仲間が加わります。役割としてはアニメの猫娘そのものなのですが、外見がかなり違います。当然、“少年マガジン版”に一回だけ登場した猫娘(こっちのほうが見た目もアニメに近い)とは別人と思われます。
 この猫子さんに鬼太郎が、ねずみ男のことを「半分人間の血が混じっているので用心したほうがいいよ」と忠告していることから、猫子さんは純粋な妖怪なのでしょう。“少年マガジン版”の猫娘も混血という描写は一切ありませんでした。同族らしいのが「妖怪大裁判」でモブとして鬼太郎を糾弾してましたが……やはりハーフではなさそうです。
「猫娘は半妖」というのは、どこから湧いてきた話なんでしょうね。いくら「公式設定」と言おうが、私は納得してませんよ。
 
 中公文庫の『鬼太郎』は全九巻。
 第3巻は『世界お化け旅行』。第7巻は『鬼太郎地獄編』。第8、9巻はガロで連載された『鬼太郎夜話』(貸本版のリメイク)。
 第4〜6巻が、よく判らないんですよね。なので全巻買うか、あるいは一部分をちくま文庫に頼るか、悩み中であります。
 
 


 
○2021-08-19 三隣亡 (旧暦 文月十二日、草市)
 
 
 『悪魔くん』
 『悪魔くん』
  水木しげる/角川文庫
 『悪魔くん 千年王国』
 『悪魔くん』
  水木しげる/ちくま文庫

 
 一緒くたにするのダメだったかな?
 
 角川文庫のは貸本漫画時代のもの。
 ちくま文庫の『千年王国』は少年ジャンプに連載された、貸本版のリメイク。
 そして、ちくま文庫の『悪魔くん』は少年マガジンに連載された、我々のよく知るところの、面倒がるメフィストをソロモンの笛で使役して悪と闘う正義の子。モノクロのTVドラマは、こっちを原作としています。
 貸本版と千年王国の悪魔くんは松下一郎。大会社社長の御曹司で使用人を従えており不登校で超生意気で目つきも悪い。
 正義の味方・悪魔くんは山田真吾。庶民の子で真面目に小学校に通うし友だちもいる。
 つまり、まったくの別人ですね。
 
 貸本版と千年王国は、悪魔くんこと松下一郎が十二使徒とともに真に平等な世界平和を目指して革命へと突き進む物語。
 悪魔くんサイドでは悪魔くんは救世主ですが、既成の国家などからすると世の中を破壊するテロリストに過ぎません。それくらい、悪魔くんのやりかたは強引だし、第三者を本人の意思に関係なく生け贄にしようとするあたり、かなり身勝手で独善的で押しつけがましい。つか、世界平和のために全面戦争するってのが本末転倒でしょ。魔物を部下にしてんだから、もっと上手くやれよな。大天才なんだから無血クーデターもできるやろ。
 貸本版よりも千年王国のほうが加筆されており、構成や台詞回しが丁寧な印象です。十二使徒がほとんど揃わなかった貸本版に対して、千年王国ではいちおう十二使徒が揃いましたし。
 
 ちくま文庫の『悪魔くん』は少年マガジンに連載されたもので、悪魔くんこと山田真吾は↑でも触れたとおりシンプルに正義の味方です。害意などは一切ありません。
 これは、貸本版と少年誌版とでの鬼太郎の違いと、関係性がよく似ています。
 
 他に、平成元年に放送されたアニメ(メフィスト二世や、こうもり猫が出たヤツ)の原作となる ver. があるそうですが、単行本を見たことがないんだよなぁ。出てるのかどうかすら知らないし。
 まあ、真面目に探してないけどサー(苦笑)。
 漫画大全集には、あるんだろうけどサー(乾笑)。
 
 
 
 実は、三冊のうち二冊が
「錆び弾よこしやがって……」
 てな状態でした。もちろん古本を買ったわけではありません。
 だから、なるたけ通販書店に頼りたくないのですが。
 実店舗だと在庫がホント無いからねぇ。orz
 
 


 
○2021-08-20 一粒万倍日 (旧暦 文月十三日、迎え火)
 
 
 反省だけなら猿でも、みずほでもできる。
 自浄能力に欠けることを自ら証明するだなんて。
 普通の感性なら、ここに口座なんて怖くて置けないよね。解約するよね。
 
 


 
○2021-08-21 一粒万倍日 (旧暦 文月十四日)
 
 
 見覚えあると思ったら紘汰の中の人だよ。
 いつの間にか筋肉キャラになってたのか。
『鎧武』当時も、他局のモンスターボックスでいいトコまで進んでたし。平成ライダーではダントツの身体能力の持ち主だと思う。
 
 五郎さん。
 一駅を歩くのは健康に良いけど。
 でも真夏だけは、やめとき。
 
 貴州料理は知りませんでした。『ハンチョウ』の「大槻脳内大中華喰台祭」でも“貴州大槻”というのは、いなかったと思う。
 やはり中華料理は奥が深い。
 あの店は、日本人向けにアレンジせず、故郷の味そのものなんでしょうね。だから客層が異国そのもの。五郎さん完全アウェイだよ。
 冬の鍋は、じんわり効いてくるヤツがいいけど、夏はダイレクトに辛い鍋ですよね。これは真理だ。
 
 


 
○2021-08-22 望 (旧暦 文月十五日、盂蘭盆、中元)
 
 
 前回、大穴に落下した飛羽真。
 リグ・シャッコーみたく浮かび上がってきたよ。その手にはプリミティブのブック。
 意識朦朧でも変身してきっちり闘えるのは、プリミティブドラゴンのなせる技。暴走フォームだった設定が生かされました。
 歴代の暴走フォームで、こーゆー使いかたした例はないですな。上手くやりやがって。
 
 何だかんだでラスボスは倒したけど、飛羽真は消滅。
 賢人、辛いよな。この未来を回避するために闇堕ちしてたのに。
 
 で。
 
 はい、平成ライダー定番の「一年後」来ましたー。令和だけどな。
 
「長谷川圭一賞」(笑)の授賞式が、まんま「神山飛羽真を偲ぶ会」で困る。
 会場にヒューマギアいたな。『ゼロワン』と同一世界と解釈していいんだな?
 
 消えた飛羽真は、新たなワンダーワールドで独り、物語を書いてましたとさ。
 毎回のOPは、そのシーンだったという。ここは、まんまとやられたわ。
 確かに、執筆には最光な環境だと思う、あそこ。景色は良いし雑音ないし。
 
 で、脱稿したので、ルナやタッセル、そして浄化されたストリウスたちに送り出されて帰還。
 飛羽真が新たな物語を紡いだおかげで、消えた人々も復活。
 
 綺麗に終わらせやがった。
 
 剣士を少なくして、飛羽真、賢人、倫太郎の三人に絞ったら、もっと良かっただろうと思います。
 とにかく剣士が多すぎましたね。しかも、それぞれの心理をきちんと描こうってんだから、ほとんどが中途半端になる。
 例えば蓮とデザストのくだりは、倫太郎でもできたんじゃないかと。生真面目な倫太郎なら、強さを求めて迷走しても不思議じゃないですよね。
 子育て王は、ベテランとして脇を固める役に徹するだけでいい。
 刀鍛冶は、銃後の守りに徹したら、もっと味が出せた。変身したらキャラ激変ってのは、最初の頃だけでやめちまったし。
 神代兄妹が敵でなくなって以降も距離を置いてたのは良かった。できれば、飛羽真の帰還もツンデレっぽく迎えてほしかった(笑)。
 剣士の数を減らして浮いた分を、例えば詩人ストリウスに割いてたら、ストリウスの絶望にも共感が生まれたかもしれないですね。
 
 ということで最終章でした。
 ああ、最終回じゃなかったのねん。
 次回、最終回は「増刊号」なんだそうで。
 
 


 
○2021-08-23 処暑 (旧暦 文月十六日、送り火)
 
 
 アナザーアギトは、やはり格好良い。
『アギト』放送当時に石ノ森さんがご存命なら、さぞや喜ばれたことだろう。
 石ノ森さんはイナズマンや嵐などなど、醜いヒーローが好みのようで。キカイダーも左右非対称の“できそこない”だし。
 
 


 
○2021-08-24 月遅れ地蔵盆 (旧暦 文月十七日)
 
 
 『河童の三平』
 『河童の三平』全三巻
  水木しげる/角川文庫

 
 ちくま文庫の“少年サンデー版”に対して、こちらは貸本時代の、つまり最初の『三平』です。
 ちなみに、貸本版『三平』の「平」の字は“干+ソ”でなく“干+ハ”が正式(ネットで使えないんだよな、この旧字)。
 
 内容としては、ちくま文庫版から「ストトントノス七つの秘宝」と「屁道」を除外したものと、ほぼ同一です。
 具体的には、三平が横浜の国体に出場した後、ちくま文庫では帰宅したのに対して、貸本版では、そのまま魔女花子と一緒に東京に行って母親と再会、「猫町」のストーリへと続きます。道理で、小学校にあがる前の花子があんな超山奥ド田舎に独りで来られるのが変だと思ってましたよ。元々は、三平の家には来なかったんですね花子。
 ストーリに変わりない範囲でも、ちくま文庫版には無いシーンや台詞、さらには相違点が、いくつかあります。ちくま文庫版を読んでいて、ときどき引っかかる印象を受けていたのですが、その原因がこれでした。いろいろと細かくカットや変更されてたんですね。コマの順序が入れ替わってたのもありますよ。
 ついでに、冒頭あたりの三平の顔が尖りすぎ。これじゃあ河童呼ばわりされても仕方ないかもしれません(汗)。
 興味深かったのは、魔女花子一家の扱いです。ちくま文庫では「姓が魔女」で済ませてましたが、貸本版では本物の魔女一家というほのめかしがあります。推測ですが、出版社の倒産が無ければ、猫町に囚われた三平は花子の助けで脱出したんじゃないかと思います。その際、花子は魔女の力を発揮するのでしょう。
 倒産による打ち切りのため、水木サンは物語途中で主人公・三平を死神の手に与えてしまうわけですが。
 義理堅いからか自分に厳しいからか、その後のリメイク作品でも、この結末を変えることがなかったのは、読者としてはむしろ残念ですね。当時はまだパラレルの概念がなかったからでしょうか。『悪魔くん』のように、別人の三平にでもしない限りは、違う展開にできなかったのかもしれません。
 今だったら、三平が死ぬ世界線と三平が生き続ける世界線の両方を描いても、誰にも怒られません。かえって喜ばれます。
 何事にも革新的だった水木翁なんですから、ぼくらやサンデーでリメイクする際に変えちまえばよかったのに。そんなトコだけ保守的なんだから……。
 
 
 
『墓場鬼太郎』や『悪魔くん』ともども、角川文庫から出ている水木作品の貸本版は「復刻」という立場なので、当時の表紙、目次、扉、カラー頁などすべてが収録されており、文庫本という小さなサイズながら資料的価値を持っています。
 水木作品群の原点として、一度は読まれることをお薦めするものであります。
 
 


 
○2021-08-26 (旧暦 文月十九日)
 
 
 さて、ここからは本の内容から外れます。
 
 『河童の三平』の口絵
 
 ↑の写真は角川文庫『河童の三平 中』に入っている、貸本第4集の表紙絵です。文庫下巻のカバー絵にも使われています。
 三平が後ろから手をあてて覗き込んでいるのは狸ですが、レギュラーの悪戯者たぬきでないのは明らか。
 
 実は妖之佑が長年、探しているものなのです。
 と言うより妖之佑の自室に、この絵の立体物が鎮座しておられます。
 焼き物なんですが、気に入って買ったものの、由来などなどが判らず悶々としていたのです(骨董市の人も「知らない」としか)。
 つーか、そもそも「守鶴和尚」だと思って買ったのが、実は違ってるっぽいので、その後が悶々という展開ですね。(;^_^A
 
 守鶴和尚。
 分福茶釜で有名な群馬の茂林寺。
 そこで住職七代に渡って仕えていたのが、ある日うたた寝をしていて小坊主にうっかり狸の正体を見られたため寺を辞したという伝説の名僧(分福茶釜は守鶴の私物で、これを元ネタにしたのが茶釜に化けた狸の御伽話)。
 てっきり、この守鶴を模った置物だと思っていたのが違ったわけです。
 ええ、かつて赤城山に行くついでに、これを確かめるため足を伸ばして茂林寺に参拝しましたよ。で、境内に同じデザインのものなど何一つなく。近くの土産物屋にも文福茶釜(茶釜から頭や手足を出した狸)の形のしかない。
 完全に妖之佑の読み違いでした。orz
 
『三平』では、友だちのたぬきとは別の巨大狸(名前を貸本版では「刑部狸」、少年サンデー版では「地ぞうダヌキ」)が出てきて大暴れするのですが、こいつはチャンチャンコを羽織っているだけです。褌すらしておらずブ〜ラブラ露出してます(笑)。おまけに、このエピソードがあるのは貸本第5集。第4集でなく第5集です。
 つまり本編と関係ない絵をたぶんノリと気分だけで表紙に使ったわけですね、水木翁は。
 若かりし水木サンは、この置物の実物か写真をどこかで見たに違いないのです。妖之佑んチにあるのは、それの仲間、つまり同じ工房で作られた物である可能性が高い。何せ、デザインが一致してますから。
 同じデザインでも微妙に違うのは何度か見かけたことがあります。ネットでも、たまーに見ます。なのでモチーフとしては定番だったのでしょう。とにかく何か元ネタがあったはずなんですよね。
 
『ゲゲゲの鬼太郎』の「妖怪獣」で日本を征服した八百八狸の大将である隠神刑部(刑部狸)の姿が、この置物そのままでした。初登場のコマは『三平』の表紙まんまの軽めの“シャフ度”。もちろん、その後では立ったり歩いたりしてますけどね。
 そもそも、隠神刑部が僧侶の格好をするのは、水木作品オリジナルの要素です。伝説の隠神刑部がお坊さんという記述はどこにもありません。ついでに言えば、ジブリ作品『平成狸合戦ぽんぽこ』の隠神刑部も僧侶姿とは異なる着衣でした。
 そしてまた、境港の水木しげるロードにある隠神刑部狸の像はというと、旅の僧の姿で首に下げた鉦を叩いている寒念佛スタイル。実はこれ『鬼太郎』の「妖怪あしまがり」なんですよ困ったことに。
 あしまがりは讃岐國の妖怪で、通行人の足下にまとわりついて邪魔をする、すねこすりの同類です。そもそも姿形はありませんが、讃岐や阿波では妖怪現象を狸の仕業とするので、水木翁の描いた「あしまがり」の外見は理に適ってはいるのです。
 
 上州の守鶴和尚と分福茶釜、伊予國松山の隠神刑部、そして木更津は証城寺の狸囃子、これら三つが日本三大狸なのだそうで。
 他にも淡路島の芝右衛門、佐渡島の団三郎などなど大物の狸が全国にいるものの、置物の正体とは違うようで。
 
 ということで調べれば調べるほど判らなくなります。
 調べた中で、安芸の宮島に在る大聖院の観音堂に「狸僧」という像がありまして、これが似てるっちゃ似てる。でも違う。
 この狸僧は、あんまり古そうじゃないんですよね。なので、これは↑のルーツではなく、むしろ↑のを元にした新しい物かもしれない。知らんけど。
 
 どなたか、ご存じであればお教え願いたく。
 m(_ _)m
 
 


 
○2021-08-27 (旧暦 文月廿日)
 
 
 その後、検索ワードを微妙に変えてぐぐってみたところ、一つだけヒットしました。
 
 愛媛の著名な狸マニア氏が、ご自宅で可愛がっていた雌狸の死後に「八豊雲陀申女」という戒名を付け、神様として祀るために蒐集品の中から御神体に選んだのが、例の狸像とのこと。
 少なくとも昭和十四年には、この狸僧侶の置物を所有しておられたようなので、それ以前から商品として巷に流通していたものなのでしょう。
 
 製品としてのモチーフが何なのかは依然として不明ですね。
 由来とか何もなくて、シンプルに縁起物として企画しただけかもしれないな。信楽焼の八相で有名なとおり、狸そのものが幸運のキャラだし。
 
 


 
○2021-08-28 天しゃ (旧暦 文月廿一日)
 
 
 餡入り反対派でございます。
 焼きまんじゅう喰いてーっ!
 
 五郎さん、原作で高崎に行ってますよね。で、餡入り焼きまんじゅうに困惑してらした。
 江ノ島のとき、原作に出てた江ノ島丼を思い出してましたからね。ドラマを原作の続編みたいな位置関係と解釈すると今回、五郎さんは高崎再訪ということになりますね(まあ、いちおう関東だから、何度も行ってて不思議じゃないけど)。
 
 妖之佑も過去に二度、高崎を訪れてますが。
 一度は達磨寺だけ、一度は駅前に宿泊しただけで、街なかを見てはいないんですよね。
 あんな古い映画館があるのは素晴らしい。他にも、五郎さんの背景に古そうな店舗がありましたし。耐震とかいろいろあるでしょうが、なるべく存続させてほしいものですね。
 
 三宅さん、マスクすると地味な顔だなー。
 三宅さんの顔の特徴は、ほとんど唇なのだと認識しました(爆)。
 
 おむすびおむすびおむすび。
 食べたいです。
 大きめの椀で出てくる味噌汁も魅力的で。あれ、蜆が絶対に旨いぞ。
 
 そして鮎!
 鮎だよ鮎!
 母上の実家が山村の川沿いでガキの頃たまに食べたので、ある意味ソウルフードなんだな。炭火で焼いた鮎は。
 
 焼きまんじゅうと言い鮎と言い、今回は懐かしい食べ物が続いてもう。
 
 たださあ。
 モブが目立ちすぎるのは、どうよ?(笑)
 
 


 
○2021-08-29 (旧暦 文月廿二日)
 
 
 2クール予定なんですよねえ『ジャヒー様』。
 それにしてはハイ・ペース。
 Bパートは原作の一話分でしたが、Aパートは巨大化薬と変身薬で二話分。
 て言うか放送開始早々から詰め込み気味ですから。
 足りるのか?
 と無責任な外野として心配してみたり。
 
 内容面での不満なんぞ、ありゃしませんが。
 
 


 
○2021-08-29 百鬼夜行
 
 
 これに出くわしときは「佛頂尊勝陀羅尼」が効くんだそうな。
 
 


 
○2021-08-30 下弦 (旧暦 文月廿三日)
 
 
 後日譚で新ライダーのお披露目という、お約束。
 ついでに、ソードオブロゴスの、これからの指針も紹介。
 ユーリは、このまま人間界で暮らすのか。意外だ。
 ソフィアさんに聖剣を返却した飛羽真ですが、どうせまた手に取るだろうな。
 
 ともあれ一年間お疲れ様でした。
 
 


 
○2021-08-31 二百十日、三隣亡 (旧暦 文月廿四日、地蔵盆)
 
 
 先週から、恐怖の失速エピソードに入っている『アギト』配信。
 放送当時も「なんだこれ?」って思ったんですよね。それまでの丁寧に積み重ねてきた展開を台無しにする、もう見事としか言いようのない盛り下がりぶりで。
 
 翔一の料理学校時代の恩師が、若手を育てる能力皆無のただの怒鳴りつけスパルタ野郎で。
 涼に絡むのは、ただの珍走屋で。
 ここまで好かれないキャラたちを、なんでわざわざ新規参加させたのか理解に苦しみます。
 しかも、蠍座がバラバラになって十字架? 星座の構造、知っててやってるのか? 光速度も無視ですか?
 そもそも、あの美形って地球の神様じゃなかったん? いきなり大宇宙規模で干渉されると困るんですけど。
 つか、なんで蠍座生まれなんだよ。
 
 普通に。
 取り込んだアギトの力に造反された美形が、逆ギレして人類殲滅に。
 そのせいで警察上層部が、さらなる迷走してくれれば、それで話としては進むと思う。
 蠍座とか要らない。滅ぼすんだから手当たり次第でいいはず。残り話数から考えてもシンプルにいくしかないんだよ。それを下手に複雑にしようとするから失速したんじゃね?
 
 警察が秘密裏にアギトの力を滅する目的でアンノウン支援に動く。つまり被害者を積極的に見殺しにする。
 これって、これだけで一つの大きなストーリを組めますよ。とんでもない陰謀ですからね。
 たった一ヶ月分でやるには詰め込みすぎになるか中途半端になるか。
 なんで終盤になって、こんなんブチ込んできたんだか。
 
 つくづく、木野さん昇天がクライマックスだったなぁ。
 
 翔一の恩師については、言いたいことが山ほどあります。
 翔一の同僚の女性がミスるたびに大声で怒鳴る。
 まず怒り散らす時点で、少なくとも私は、この店で食事したくないですね。
 厨房は戦場とも言いますが、それでもあんなギスギスした環境で作られた料理には悪い気ばかりがこもっていると思います。そんなん食べたら自分の体内に悪い気を取り込むようなもの。
『美味しんぼ』で寿司職人の夏子さんが初登場したとき、店員を怒鳴りとばす彼女を女形の師匠は「お寿司が尖っている」と表現して席を立ちました。
 腹ペコペコの井之頭五郎さんは、美味しそうな大山ハンバーグランチを前に、店長がバイトを怒鳴り続けているせいで食欲をなくしてしまいました。
 これらすべて、店内に悪い気が充満しているからです。わざわざお金払って、そんなのは御免ですね。
 真剣なのは必要なんですよ。営業なんだから遊びじゃない。でも攻撃的な悪感情はダメ。何もいいことありません。
 そして、彼女が作ったスープの味を見て「こんなんでカネが取れるかっ!」と、また怒鳴る。そして「何やってんだ馬鹿野郎!」と罵倒まで。
「カネ」を「取る」? おいこら何様だ? 怖い人のやってる屋台かよ。
 正直、呆れて物も言えません。翔一の恩師だか何だか知りませんが、あのおっさんから学ぶものなどありませんね。あって精々が反面教師としての利用価値。
 なんで、あんな不愉快なキャラを投入したんだか……。
 細かいことを言えば、そもそも同僚の女性が翔一のことを「津上さん」と呼ぶのも変だしな。
 
 

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