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○2020-10-01 中秋名月 (旧暦 葉月十五日)
あとは心臓部だけだな。
一刻も早くアキラを捕らえるのだ!
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2009/26/news026.html
コメントで誰もジャイアントデビルに触れていないのが淋しい(笑)。
○2020-10-01 魅力あるお声でした。
Dr.ヘル
ヌケ
牧葉団兵衛
早見団兵衛
早乙女博士
ドラえもん(初代)
ギルモア博士(第二期)
ブールーズ・ゴウト
ワトソン(思えば、ホームズもモリアーティもすでに鬼籍……)
音無響子さんの実父
唐山陶人
バカボンのパパ(平成、深夜)
そして、ヒゲオヤジと言えば、この人。
ざっと思いつくだけでも、こんだけ。
もちろん、きちんとならそれこそ山ほど。
洋画の吹き替えもメッチャ多い。
あちらのTVドラマだと『チャーリーズ・エンジェル』のボスレーとか『エアーウルフ』のドミニクとかが印象に残ってます。
合掌。
○2020-10-02 望、小つち、三隣亡 (旧暦 葉月十六日)
これ、考えたことある人、多いと思いますよ。
https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/53103/
デギン公は政治家としてはそれなりの手腕を発揮したことでしょうが、王様の器ではない。施政者としては身内の情に熱すぎた。
ギレン総帥はIQではダントツでしょう。指導者としての割り切りかたも冷徹で無駄がない。でも「兄上も案外と甘いようで」身内に油断した。
キシリア閣下も知性派であり奸計にも強いものの、大事な場面で女の悪い面が出ちまったと思う。あれで、ア・バオア・クーが陥落するハメになったわけだから。
ドズルは指揮官として優秀だし家族や部下思いの良き人。けど実直すぎて、世渡りが不器用だった。「ドズルにして、もっともなことである」わけで。このあたり、ランバ・ラルにも近いかな。
ガルマは、ただただ汚れを知らぬ真っ直ぐな温室育ちの善人というだけ。殺し合う前線に出るには無理があった。「坊やだから」仕方ない。
そして、謎の多いサスロ……これについては何も言えない。
ミネバは、どうなんでしょ。
総合的に判断すると、やっぱりギレン総帥かなぁ。
上司にするなら、まちがいなくドズルだけど。
要は、ザビ家に完璧超人はいない、ということに尽きると思います。
チートなアムロですら、心にはかなりの弱点を持っているわけですし。
あの作品における完璧超人はシャアだけでしょう。続編では、それこそ「地に堕ちたもの」でしたけど。
○2020-10-03 一粒万倍日 (旧暦 葉月十七日)
常識が覆るわー。
https://news.yahoo.co.jp/articles /e76e6e56d08eff181303e503e60f07a47b802190
今はどうなのか知りませんが。
昔の米陸軍サバイバル・マニュアルでは「蛇は自分が飲み込めないサイズの相手を襲わない。蛇にとって人間は大きすぎる相手なので捕食の対象にしない。だからむしろ安全な生き物」とされてました(邦訳版からの要約)。つまりは、下手に刺激して警戒させなければ大丈夫、ということですね。日本でマムシやハブに噛まれる事例も、不用意に草むらとかに踏み込んで蛇をびっくりさせたケースがほとんどのはずですし。
そんな説を真っ向否定する出来事であるわけです、記事の内容は。
怖い……というか、すぷらったあだわ。
寺沢武一さんの『コブラ』に出てきましたね、「ハンタースネイク」って暗殺用ロボット。あれのリアル版というわけです。
ともあれ、こーゆー生態の蛇が出てきた以上、蛇に対する意識を抜本的に変えていかなくてはならないかもしれませんね。いや、寝てて気づいたら蛇が腹の中へ…………なんて想像すらしたくねーよ!
記事の出来事は偶々のこと、であってほしいです。はい。
○2020-10-04 (旧暦 葉月十八日)
目から鱗。
https://article.yahoo.co.jp/detail /de44943061a1bf0a36c4052988684979715d0cf9
小学校で、これ教えたほうが従来方式よりええんちゃう?
それはともかく。
自力でこの方法に至った子が凄すぎますね。
○2020-10-05 (旧暦 葉月十九日)
三輪車も実物がちゃんと製作されていたようで。
つか、黄色い剣士も三輪に乗るのねん。
賢人@黄色い剣士の父親が例の裏切り者だった。
捻りゼロの予想通り……いや待て待て。そう思わせてーのミスリードって線もあるか。
ともかく、父親のやらかした罪に悩む賢人。そこを年長者の経験値で上手くフォローする尾上。
だーかーらー。この役割をさせる予定があったなら、そもそも「子育て王」のエピは不要なんだよ。むしろ邪魔。普通にベテラン剣士として登場させればよかっただけなのに。
前回同様、倒しただけでは解決しないというパターン。
前回のサンショウウオは生命力が強くて復活するから。
で、今回のピラニアは群れで行動するから、一体倒すだけじゃダメ、と。
ちなみに、ピラニアは巷で言われているほど獰猛な魚ではない、むしろ臆病で慎重。凶暴という誤解を世に流布した犯人はルーズベルトだった。というのを、ちょうど『ダーウィンが来た!』で、やってました。何というタイムリー♪
新井式廻轉抽籤器。
知らんかった。勉強になります。ウィッス。
つか、倫太郎が回を追うごとに楽しいキャラに……虹色の泡を調べに出かける際の格好は二宮の金さんだし(笑)。
秘密基地の変な人は刀鍛冶でしたとさ。
鍛冶っつっても、アイテムを機械にセットして調整するから、どっちかと言うとプログラマ的な?
本遊びのあれが実際に屋上に据えてあったとは思いもしませんでした。飛羽真のセンスが理解し辛い。
今回は大写しになったので確認。やっぱりウォーターマンのエキスパートですね、万年筆。それも最近になって追加された 18金ニブのヤツ。あの乱暴な書きかたは少し心配になるけど、まあ筆圧かけてなければ大丈夫かな。
デザストが意外とお茶目でノリが良いことに、びっくり。凶悪な顔のわりにイケメン声だし♪
そんなデザストは、何か目論んでいる模様。早々に第三勢力になるかもね。
で、悪の幹部は怪人に変身すると。これもまた昭和にも通ずるテイスト。
次回は緑色の剣士登場。
やれ忙しい。
ところで、ようやく調べてみました。
タッセルとは、飾り目的の房紐のこと。
いろいろな物に付けられており、その形状も様々。儀礼的意味があっても、機能は一切なし。大相撲の吊り屋根に下げられている房、行事さんの軍配に付いている紐も、タッセルと言えるかと。
そう考えると、『聖刃』のタッセルは物語本編には干渉せず、傍観者の立場に徹すると思われますね。派手なカツラやヒゲは房紐を顕しているのかも。
あの、ドラゴンででも乗り付けない限り訪問できそうもない孤高のお住まいからすると、彼はひょっとすると本の神様かもしれません。だとしても、自らを「タッセル」と名乗っているので、自身から事件に関わる気は皆無だと考えるのが妥当。ただ下界のやりとりを観察するのみ。『Gガンダム』の伊達アイパッチ男・ストーカーと同じ立ち位置かな。
タッセルが事件と関わりを持つとすれば、それは剣士があのお宅に強行訪問する場合だけでしょう。行けるのならね。
緑の戦士。
昔、「ウルトラセブンは2キロ離れた所で針が落ちる音を聞くことができる」という書籍の設定に、「いや五月蠅くてしゃーねーだろ!」というツッコミがありました。
それを実際に映像でやりやがった(笑)。
青のとき同様、初回の変身では敗退。次に何とか使いこなして勝利。前後二話構成が生きてますね。
二十年前の作品でも、さすがにあの射撃場シーンは、ないな。
パイソン.357マグナムなんだから、反動くらい演技で付けてほしい。あれでは『太陽にほえろ!』レベルの大根。
つーか、それ以前に、弾が通らない未確認生命体に対するなら、パンチ力の増量目的でマグナム弾にするより、貫通を優先した小口径高速弾にするのがセオリー。
とは言え、さすがにライフル銃用のボトルネック・カートリッジを撃てる拳銃なんて…………あるな。衛宮切嗣が使ってたヤツ。単発だけど、あれなら説得力もあるし絵になる。
今なら S&W M500 とかになったんだろうけどね。でも、それよりパイソンよりコンテンダーのほうが格好良いよ。強力だけど単発という潔さがクウガの各フォーム同様に、すばらっ。あー、マジでコンテンダーにすればよかったのにー。
0号に父親を殺された家族には同情するものの。
他の捜査より0号を優先しろ、というのは身勝手すぎる。現在進行形で次々と人々が犠牲になっているのに、自分のことしか考えない遺族には、むしろ不快感しか憶えない。
五代は優しいから一所懸命にフォローするけどね。オイラなら馬鹿は無視して大局を見るだろうし、そうせざるを得ない。すでに死んだ人のことより、今まさに殺されそうな人を優先するのは当然。一条さんだって辛いけど現状を優先したんだよ。
なので最後に少女が謝っても、何に謝ってるのか理解できないし、五代みたく笑顔を向けてやる気にもならないね。ぶっちゃけ、ウザかった。
緑の力が覚醒したエピソードとしては面白いけど。
少女に絡んだ部分は、今までで一番つまらんかったです。
ところで、今回の蜂怪人。
人を殺すやりかたが、上空から針を撃ち込むという狙撃方式。
この何度もあるシーンを観ていて、怖くなりました。
いえ、怪人が、ではなく役者さんの身体が心配になって怖いのです。
あれですよ。犠牲者は頭上から針を撃ち込まれて即死なので、役者さんは歩いててそのまま倒れるわけです。中には自転車に乗っててそのまま倒れるシーンも。
この「そのまま倒れる」って、かなり危険だと思ったわけです。
例えばね。縊り殺されるとか腹を貫かれるとかのシーンなら、怪人に寄りかかってズルズル崩れればいい。毒で死ぬなら、意識が薄れつつ手をつくか、膝から落ちたらいい。体を庇いながら「死ぬ」ことができるんですよ。
それが狙撃による即死では受け身も庇い手もできないんですから、役者さんが怪我しないか本当に観てて怖い。たぶん専門のスタントさんなんでしょうが、こだわるなぁ。そこまでこだわるのは凄いなぁ。でも怖いなぁ。
スタント立てずにバイクで階段を走った藤岡弘さんやロープウェイのゴンドラからぶら下がった宮内洋さんも、あの受け身なしの倒れかたには真っ青だと思います。
○2020-10-06 (旧暦 葉月廿日)
こりゃ凄い。
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1280783.html
その昔、サンダーバード1号と2号のプラモが同じ大きさで、3号がそれより小さくて、子供心に「何か変だ」と感じたものでした。
映画『グレートマジンガー対ゲッターロボ』で両雄が並び立つシーンに強く違和感を憶えたものでした。
映画『999』などでアルカディア号とクイーンエメラルダス号が併走するシーンに疑問を抱かない人の存在が不思議でなりませんでした(アルカディア号の船尾楼とエメラルダス号のゴンドラを比較すれば判るはず)。
だから、ガンダムやマクロスのプラモには好印象でした(GアーマーのGスカイ状態を除いてはね)。
子供だましは、あかんのだよ。
地味にこだわりを通せば、大人だけでなく子供にも通じるんだよ。
それにしても力の入った動画です。恐れ入谷の鬼子母神。
ヤマトもホワイトベースも小舟なんですね。(;^_^A
○2020-10-07 (旧暦 葉月廿一日)
浪花節の日本人は、こーゆーのに弱いんですよねぇ。
そこを判って狙い撃ちしているとしか思えない。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2009/26/news044.html
何年か前には、苦学生を名乗って果実を売り歩く日本人集団がいましたよね。
いや、本当に学生さんなのかもしれませんが。
でも、あれは元締めがいて一日とかの短期バイトを使ってるパターンじゃないかなと。
我が家にも来て、疲れた顔の子に同情した母上がいくつか買ったそうな。ブツは傷ありの腐りかけで、どう見ても出荷段階の検品でハネられるレベル。
そーゆー廃棄品の山を引き取って売りさばく組織があったということでしょう。
記事の件も、組織立っていると思いますね。
留学生さんそれぞれは本物かもですが、その人たちを雇っている腹黒の元締めがいるはずです。
佛心からお金を恵むのは好き好きだけど、くれぐれも変な物を口に入れたりだけはしないようにしましょ。
いやまあ、どこぞの農場から子牛や子豚や野菜を盗む集団に比べたら桁違いにマシではありますけどね。
ホント、物騒な話が桁違いに増えたものです。
治安のためにも日本は一度、鎖国したほうがいいかもしれんです。
せめて、専門職以外の労働力流入は止めるべき。日本人の働き手が余っているはずですからね。
ったく、外国人の大量受け入れは労働力確保のためだなんて、日本人にネカフェ難民が出ている現状でよくも言えたものです。
そうではなく、雇用主が適切な賃金を払いたがらないのをどうにかすべきでしょう、政府は。
今のコロナ禍は使える言い訳になりませんかね、鎖国するのに。
○2020-10-08 十方暮入 (旧暦 葉月廿二日)
TV愛知で放送中の『ハルヒ』が恐怖と忍耐の「8」に突入しているわけですが。
その前に放送された「孤島症候群」前後編。よくよく考えたらば。
多丸(兄)……こりゃ始末書じゃ済まん人(後には、百年後に銅像になった人でもある)
多丸(弟)……愛馬が凶暴な人
執事の新川……帰ってきた人
ガンダム乗りだらけだったことに気づく。
今さら〜。
触れたついでに言うけど(アニメ版に限っての話)。
あの“事件”、古泉たちのお膳立ては、名探偵の推理どおりで済まないと思う。
うん。だからね。
「機関」によるお芝居がバレた。いやー、まさかこんなに早く見抜かれるとは。僕らの負けです(にっこり♪)。
で終わってない。
ハルヒだけでなくキョンも「古泉たちに騙されずに謎を解いた」と思ってるけど。実は、ハルヒの勝利宣言まで含めて「機関」の筋書きだったんじゃないのかな。
だって、宇宙人勢力や未来人勢力とも渡り合う「機関」だぜ? たかが高校生カップルにバレるようなヘマするかな? 多丸(兄)さんだけ食事にナイフとフォークを使うだのニンジン嫌いだの、むしろわざとらしいくらいの素材配置。もはや撒き餌レベル。
目的はハルヒを上機嫌にすること、つまりは“神様”の接待だからね。名探偵が謎を解き大勝利するというあの結末こそ、「機関」が求めた幕引きそのものだったのだよ、きっと。
こここそが一人称形式の面白い部分。
キョンの知らないこと考えないこと想像しないことは描かれないわけで、しかもキョンは神でもエスパーでも天才でもないから、情報収集がキョン頼みの視聴者は行間や裏を読むしか真実に到達する術はない。
だからこそ『ハルヒ』には謎がてんこ盛りなわけで。朝比奈さんの自宅とか朝比奈さんの自室とか朝比奈さんの実年齢とか朝比奈さんの趣味とか朝比奈さんの…………(笑)。
つまりは提示されているパーツ同士を何通りに組み合わせられるかという数だけあれこれ考察を楽しめるのが一人称の良いところの一つ。それを判ってて、作り手側は真相をボカすわけだし。
「機関」と似たような仕掛けを特車二課の後藤隊長が、やってたっけ。まあ、こちらは演出的には一つだけの真実に向かって丁寧な布石をしてたわけだけど(遊馬が名探偵気取りで事件の“真相”を演説する場での、後藤隊長と佐久間教官との間で交わされたアイコンタクトとかね)。
明らかな嘘を吊して、そこに喰いついた第二小隊隊員たちが紆余曲折の末に嘘と気づいて、こちらの用意した“真相”に辿り着き、納得する。までが筋書きだった……香貫花に見破られたけどなー後藤さん。
あれも、隊員たちの視点に徹していたという意味では、一人称の一種と言える。
押井監督は“主観”というもののあやふやさをよく扱うからね。まさに夢是幻の一人称トリック。
キョンの気づいてないこと。
の一つに、あのホクロの毛がありますが。
ここだけ一人称のルール違反をしてますね。まあ原作と違い、アニメは一人称だと宣言しているわけではありませんが。
ちなみに、そのホクロの毛、古泉の凝視がどういう意識でのものなのか、それ以前に演出の意図が何なのか、頭の悪い妖之佑にはサッパリ判りません。
○2020-10-09 一粒万倍日 (旧暦 葉月廿三日)
長い長い闘いでしたが、これでようやく完全決着かな。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2009/27/news026.html
そもそもが、三代目社長がアレだったせいで、大変なことになったわけで。
早くから血族経営の欠点を露呈した事例ということは言えるかと。
○2020-10-09 百鬼夜行
オニヒトデ。
オニ強い生命体だそうですね。
見た目にも棘だらけでオニオニしいし。
その棘に猛毒があるので、やっぱりオニ怖い。
そもそもヒトデって五本足のイメージあるのに、オニヒトデは五本じゃ済まない多脚。
やっぱり別格のヒトデなんですね。オニが付くだけに。
ショッカーはヒトデンジャーを作る際、ヒトデの化石ではなくオニヒトデをベースにしたらよかったんだよ。だいたい、ヒトデ怪人が水に弱いなんてのがサー(笑)。
つか、戦隊できそうな名前だな。
○2020-10-10 下弦 (旧暦 葉月廿四日)
『かっこいいスキヤキ 新装版』
泉昌之/扶桑社
ゲッ
これは夜行じゃない
夜港だっ!
なんてこった!!
今まで俺は……
こんな本買った俺がバカだったんだ
文庫本でガマンすればよかったんだ
いや、どこかで立ち読みしてくりゃあ……
うう、通販になんて
通販になんて頼らなけりゃよかった
原作・久住昌之、作画・泉晴紀のコンビ名である泉昌之。
このユニットによる迷作短編集『かっこいいスキヤキ』には、いくつか ver. があります。
最新であるこの新装版。二十年チョイ前に出た文庫版。そして初出の青林堂版が何と四十年近く前。
妖之佑は青林堂の本だけ知りません。たまたま『夜行』を知り、載っている本を探したものの作者名も判らず、その頃はネットもないので探しようもなく見つからなかった。『夜行』が『夜行』というタイトルであると知ったのすら文庫を手に入れたときです。
まして、青林堂版が大騒動の元になったことなど知りもしませんでした。ウルトラマンを無許可で使ったため円谷を激怒させたそうで。あー、道理で短編連作『THE APARTMENT HOUSE』の vol.1 にてアパートの4号室(?)にウルトラっぽい人影があるにも関わらず、スルーだったわけだ。あれ、割愛されたんだな。青林堂版には修正版もあるそうなので、その時点で元々全六話だったものが一話分消されたんだろうね。これ読んでみたいけど、初版本はそれこそプレミア価格なんだろうな。となると国会図書館しかない? 扶桑社が今からでも円谷に許諾を取って新装版に収録したら、それこそ「かっこいい」ことになってたのにな。残念。
まそれはさておき。
奥付に「文庫版を加筆・再編集」とあります。
実際には加筆と割愛です。
文庫版にあった『プロレスの鬼』全六話、『ズミラマ館』、そして『すももたろう』が新装版には収録されていません。
対して新装版用に描き下ろされた『夜港』は二十四ページ。かなりのページ数削減です。
それだけに新作『夜港』への期待は大きかった。
この短編のためだけに、文庫を持っていながら、わざわざ買ったのです。
その結果は……↑のとおり。後悔してますよ。
誤解を招くと困るのでフォローしておきますが。
面白いんですよ。確かに面白い。
主人公が店に入って圧倒されたローカル局のTVCMも、別の店の日本酒担当の大森山さんも、良い味出してますし。
でも、何か違うんだよな。赤坂でグラタン喰うくらいに空しいもの足りない。やっぱり男はキンピラゴボウよ!
この『夜港』はタイトルからも判るとおり、新装版刊行に際して明言もされているとおり、『夜行』のセルフパロがコンセプトです。
にも関わらず、『夜行』の空気感がない。ないんですよ。
あるのは…………『孤独のグルメ』ドラマ版の世界観。
旨い晩飯を喰うために港町を彷徨う主人公が五郎さんに被ります(主人公、バイヤーっぽいし♪)。そして気の毒な目に逢うのも、シーズン何だったかな、立ち喰い中華の店で大失敗した五郎さんに被るんですよ。
『夜行』→『孤独のグルメ』原作漫画版→『孤独のグルメ』ドラマ版→『夜港』
というルートになっているわけです。つまり、グルリと一周しそこなった、みたいな? 久住さん、意識をドラマに引っ張られちまったかな?
これはこれで面白いんだけど、でも自分的にはちょっと違う。欲しいのはこれじゃない。
そこが残念でした。
この新装版を人様に薦めるか?
と問われるなら。
文庫版を持っていないなら是非にも買いでしょう。
文庫版を持っているなら無理に買わなくても大丈夫。
そんな感じですね。
○2020-10-11 (旧暦 葉月廿五日)
『アサルトリリィ』
「アサルト」の題名に誘われて観たものの。
あれか、『なのは』っぽい素材で百合をやるのか。ちなみにリリィ(lily)とは……。
戦闘シーンは見応えあるものの、それだけかなぁ。
『無能なナナ』
能力のある少年少女を集めた専門学校で戦闘教育。人類を脅かすバケモノと闘う。という↑の百合アニメと似たような設定。
なのに、第一話でいきなり、やられましたな。丁寧に心理と背景を描いた主人公と思われた虐められっ子をまさか、あーゆーふーに……。
最後に映ったナナのスマホ画面を見て判っちまった気がします。人類の敵であるグロテスクな外見の「怪物」なんて、そもそも存在しないですね。能力者を学校というある種の閉鎖空間に集めるための口実ですね。で、集めたところで**するのが真の目的。要するに『地球へ…』や『地球ナンバー V-7』の社会構図。
毎回、一人の背景を掘り下げてから最後に、という順繰り展開なのかな?
『神様になった日』
ノリツッコミは今期で最高かもしれない。素直に笑えます。
んが、脚本があの key の人なので、たぶん後半は全力で泣かせにくるはず。
泣かせることだけを目的に、佐藤さんの正体は最後まで明かされないかもしれないな(泣かせ要素が佐藤さんの素性と関わらない限りは)。
神様を自称するものの、今のところ披露した力は予言と読心だけ。本当に世界が三十日で滅ぶのかどうか。
『魔女の旅々』
旅の行く先々で、となれば『キノの旅』という長寿作品がありますが。あの空気感になるのか、ならないのか。
魔女になる試験が戦闘、というのは少し違う気がして、どうにも収まりがよろしくないですね。このパターンだと普通なら、国政的に魔法は軍事力として捉えられてしまいますから、『オバロ』や『SAO WoU』みたく。となれば魔女が気軽に旅できる世界であるはずがない。
つか、魔女は最高位なので人格者揃いであるべきなのに、妬み嫉みのオンパレードな俗物すぎて、世界に絶望しそうだよ。作者は何がしたいんだろう? どうにも雰囲気だけで誤魔化してるようにしか思えないです。
旅立ちのあたりは、絶対に『魔女宅』意識してるだろ、あれ。
○2020-10-12 不成就日 (旧暦 葉月廿六日)
剣が抜けなくなる。
たしかに、定番の展開ですね。
剣のエピだけに刀鍛冶さんが、えらく喋った回でもある。
緑の忍者は表情ともども、ちとウザい。
三匹の子豚は、ふざけてんなー♪
そして、倫太郎は挫折を味わう。入っていったのは精神と時の部屋かな?
紫の戦士。
おそらく、体力すべてを防御に回した徹底的な守りの型(ゲームの育成キャラで言うなら典型的な「壁」)で、攻撃力は手にした剣のみ、ってところかな。
初フォームでそのまま勝利は初ですね。
剣道が役に立つかどうかは微妙なところ。実際の剣が「斬る」のに対して竹刀は「打つ」物だからね。
一部のグロンギが少しだけど日本語を喋るようになってる。そのうち機械とかも扱うようになるぞ、こりゃ。
二ヶ月で三百人に届こうかという犠牲者数……なのに、第4号を取り上げた報道がどこか暢気で。これぞマスゴミということか。
それにしても、あの説得(?)だけで納得する妹さんが物わかり良すぎると思う。クウガも未確認生命体だもん異質だもん。大丈夫と言われてもなお心配するほうが普通だよ。
○2020-10-13 (旧暦 葉月廿七日)
流行は、ぐるりと一周する。
ってコトかな。
https://www.gizmodo.jp/2020/09/ledspeaker.html
これ、1970年代に流行った短波ラジオのデザインそのままですよ。
なので、ぶっちゃけレトロ。
それを巷の声が格好良いとするのなら、もはや普遍的デザインと言えるのではないかと。
思えば、流線型&異形ランプだらけの自動車業界にあって、直線デザイン&丸目のRV車が一定の人気を維持し続けている(ジムニーとかGクラスとか)。これこそまさに、業界からの押しつけではない真の需要を顕していると思います。
これをきっかけにでも、またミリタリーちっくなラジオ(もちろん性能を伴った)とか作っていただけないものですかね。メーカーさんがた。
○2020-10-14 (旧暦 葉月廿八日)
『アサルトリリィ』
妄想ダダ漏れな楓さんは凄く良い子。ご実家が、あの武器のメーカーとはね。メーカー名や型番がスラスラ出てくるということは、特殊なアイテムでなく量産できる代物なんだ。はへー。
夢結様の自室でいろいろ話しかけてくる白髪さんは、たぶんイマジナリー・フレンド。ただし、二年前のシーンにいたので実在する(した)人物。つまりは、そういうことだと思われ。
とにかく何かと百合百合しい。この空気は正直、疲れます。(;^_^A
『無能なナナ』
第二話で早々に舞台の裏側を明かしてきましたな。
やっぱり「怪物」なんて大嘘。学校に集められた能力者たちこそ「人類の敵」でしたとさ。
だとしても解せぬ。
ナナの暗殺優先順位は、あの「推定殺害人数」が根拠ですよね。第一話の虐められっ子が推定百万人。今回、第二話のカナヅチ男子が推定八十万人。将来の危険性が高いヤツから始末する。
一見すると理にかなってる気がします。が、何か違う。
虐められっ子の能力は他者の能力の無効化。カナヅチ野郎は上限二十四時間の時間遡行。どちらも積極的に攻撃するタイプの力ではないので、百万人だの八十万人だのという大量殺戮ができるとは思えません。無効化は相手が能力者でない限り無意味な力ですし、時間遡行でできるのはせいぜいが暗殺。本当にそんなに殺すと予測できるのか?
百歩譲って、この数値が正しいとしても。敵陣真っ只中にいるナナの行動は慎重のうえにも慎重を要します。となれば、優先順位は自分にとっての脅威を基準にすべき。時間遡行は確かに厄介なので早々に始末するのも判るけど、無効化は無能なナナにとっては何ら脅威とならない。なら、後に回してもいいと思うワケ。どのみち生徒が三、四人も消えたら、さすがに勘の良い奴は騒ぎ出す。頭の良い奴でなくとも転校生を疑い始める。暗殺の難易度が桁違いに上がるのだから、攻撃的能力者や頭脳明晰な奴から片付けるほうがセオリーでしょうに。ここは疑問に感じます。
疑問と言うならね。せっかく能力者を一箇所に集めたのに、暗殺というチマチマした方法を取る意味が判らない。閉鎖空間で暗殺なんて皆に警戒させるだけで(ホラー映画の定番やろ)、むしろ普通の市中で殺るほうが暗殺という手法は生きるもの。オイラが黒幕だったら、学校に集めた中で厄介な奴(読心とか未来予知とか頑強な生命力とか)だけをナナに始末させて、残りは飲料水に毒を盛るとか島全体にBC兵器を撒くとかで一気に叩くね。せっかくの閉鎖空間を利用しない手はないですよ。
て言うか、それ以前に↑でも述べたように、そもそも「推定殺害人数」というのが怪しすぎる。何をどう計算すれば、そんな数字が出せるんだか。
で、思い当たりました。
ナナに命令したあの議会っぽい場。連中のトップ、つまりは黒幕のボス個人にとって厄介な順を「推定殺害人数」なる名目でランキングしたんじゃないのかな? つまり最初に始末させた無効化能力者が最も邪魔者だったのではないのか。
気の早い予想ですがね。黒幕のボスが実は中堅レベルの能力者なんじゃないかな。で、自分以外の能力者をすべて消し去った後、世界に君臨するつもりじゃないのかな。とか言ってみる。
ついで話に。時間遡行の結果、ナナが「今、記憶が書き換わった」とするのは、さすがに無茶。そこは普通に「思えば、あのとき誰かいたような」で済ますくらいが妥当でしょ。過去改変をナメるなよ。
時間遡行についてもう一つ言うなら。生身で下手にタイム・ジャンプするもんじゃない。行った先の同じ座標に地球があるとは限らないからね。なーんて話もありましたっけ。あれって何の作品だったかな?
『魔女の旅々』
第二話でも、何というか世界が邪心にまみれてて疲れる。orz
何あの慇懃無礼なホテル群。肩書き最優先で旅人を冷遇する国なんて訪問する価値ないよ。
まだ、カネを要求したオバサンのほうがマシですね。正しい情報をくれたわけだし。
魔導師は山ほどいる。その中から魔女を目指す者たちがバトルし合って最後に勝ち残った一名だけが魔女見習いになれる。何という殺伐たる試験制度! そのうえ、魔女になるには魔女に弟子入りする必要があり、その魔女たちの大多数は第一話で見られたとおり、最年少合格者を忌み嫌うほどに俗物で矮小(優等生にガチでビビッてた眼鏡っ娘の魔女さんを除く♪)。あれ、絶対に「最年少で合格? 気に入らない。弟子入り断って魔女になれなくしてやれ」ってことだろ。これなら歴史上でも厳しさ頂点、究極のお受験、科挙制度のほうがナンボも善良ですね。科挙なら他者を蹴落とさず、ひたすら自力を上げたらいいだけの話なのですから。
つーか、魔女はピラミッドの頂点で少数精鋭のはずなのに、イレイナが弟子入りを志願して廻った街にも、それなりの数がいた。魔法使いの国でも飛んでる魔女がワラワラいたし。もう何が何だか……。
イレイナは第一話のラストにて旅に出て三年とのこと。旅費はどうやって工面してる? 魔女がピラミッドの頂点である希少な存在であればこそ、「魔女様が来てくれた」と行く先々で歓迎されて仕事の依頼もあるでしょう。ですが、あれだけ街々が魔女だらけだと、その日の宿代を稼ごうとすれば縄張りを侵すことになり、まちがいなくトラブります。ただでさえ、大半の魔女どもは俗物なんだから(苦笑)。
百万歩譲って「最年少で一発合格した魔女見習いが有頂天になっているようなので、皆で少しお灸を据えてやりましょう。あのままでは本人のためになりません」ってことなら、それならそれでそういう描写が欲しい。劇中では唯一、星屑の魔女だけが魔女の中で人格者なのだし、イレイナの有頂天を諫めるのはその先生と母親だけで、あとは皆がやっかみだなんて、もう世界に絶望したくなるというものですよ。
そもそも魔女見習いにせよ魔女にせよ、合格条件が戦闘での勝利ってのが変すぎます。だから俗物魔女が大量生産されるんだよ。もっと人格者になるべき課題、つまりは「己との闘い」でないと、おかしい。ジェダイの修行だって、そうだったろ?
うーん。世界観の設定があるようでチグハグで、実は雰囲気だけで巧妙にストーリを進めている。既視感あるんだよなぁ。えーと……ああ、そうそう。『神ない』だ。あれも世界設定を創っているようで実は何も整理整頓されていない。ストーリ優先で設定をストーリに合わせてくるパターン。
もっとも、『神ない』の不出来さはアニメ版限定のことらしくて、聞くところによると原作でちゃんと説明されている部分がアニメではバッサリ端折られたせいでアニメだけ観るとワケワカメになっているとのことなので、そこは考慮する必要がありそうです。
『旅々』も、そういう事情があるのかもしれませんから、原作未読の段階でタイトルそのものを否定することは、もちろんしません。ただ、第二話の時点でアニメには雑さを感じざるをえない、ということです。
「考えるな、感じろ」とは『神ない』の信者が言っている(らしい)ことですが。それって、作り手の甘えなんじゃないかとも思うんですよね。考えなくていい、感じるだけでいい、というなら、そもそも物語なんて鑑賞しなくても。むしろ詩とか曲とかを楽しむほうがいいだろ。
とりま、現時点で『旅々』にメルヘンやファンタジー、例えるなら『銀河鉄道の夜』などの空気感を期待するのは、どうやら無理らしい。むしろ『銀河鉄道999』みたく疑心暗鬼な世界に近くなるのかもしれないな。まあ第三話を観てみないと、ではありますが。
なお、イレイナの曰く「小汚い…いえ、頭脳的な手法」は大好きです(魔笑)。こんなんブラックでも何でもありません。
『おそ松さん』
六つ子が新六つ子だけでなく声優さんや監督さんも薙ぎ払い、制作委員会すら焼き払い。
で最後は、けっきょくマッパかよ!
シレッと『ZZ』のOPパクッてるし(そう言えば、この作品にガンダム乗りは何人いるんだろ?)。
今期も暴走が期待できそうですね♪
反面、主題歌担当のA応Pは一期の頃とは、ほとんどメンバーが替わってしまっており、そこは何とも……。
○2020-10-15 (旧暦 葉月廿九日)
今は受付とかレジとかで、どこでも吊っているビニールの防御幕。
ふと思い出したんですが。
一部の施設では、昔は係員(店員)と客との間には仕切りがあったものです。
例えば昔の病院の受付には透明アクリルなどのしっかりした仕切りがありました。で、保険証や診察券や薬やお金のやりとりを、下側の隙間を通してた。
『紅の豚』に見られるように、古い銀行の窓口には格子があって、これは防犯の意味がある。
今でも中と外を仕切っている所と言えば、駅とか劇場とかテーマパークなどの発券窓口ですね。もっとも、古いタイプだと声が通るように穴だらけの仕切りなので、飛沫防止にはなりません。少し新しい所では、目の前にいる人とのやりとりなのにインタホン通してて、こちらは今のコロナ禍にもそのまま対応できる構造。
パチ屋隣の景品交換所は……意味合いが違うか(笑)。
これから新しく開業する施設では、最初っから窓口にしっかりしたアクリル板の仕切りが必須になるかもしれませんね。まさに原点回帰。
○2020-10-16 (旧暦 葉月丗日)
『幸せカナコの殺し屋生活 4』
若林稔弥/星界社COMICS
第三巻のときにやった予想は半分当たり半分外れ。
ラブコメ路線が加速、というのは予想どおり。
でも、その後の展開が予想外すぎてもう……。
ていうか、「明るくニコニコ暗殺」という作品コンセプトは、どこへ?
これまでカナコさんの標的は、瞳のない白目を持つ、人のようで人でない“人でなし”、言いかたを変えれば“人間もどき”でした。
しかし、この第四巻では、カナコさんは瞳のある相手を手にかけます。
一線を越えてしまったので、もはや「明るくニコニコ暗殺」には戻れませんね。
最後の最後をギャグで〆る可能性も、もはやないですね。あるとしても超濃いブラック・ジョークがギリギリでしょう。
いやー、ガチな展開で、まいったわー。
いつもの動物ネタが全然頭に入ってこないほど。
いちおう、第二巻の覚醒シーンと第三巻の実家のシーンとで、シリアス要素を見せてはいたんですけどね。でも、まさか、ここまでやるとは。
最初っから、こうする予定だったのかな?
だとすると、見事に騙されました。
○2020-10-17 朔、天一天上 (旧暦 長月朔日)
実に予想どおり、というか順当な結果だと思います。
https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/62478/
『響鬼』が振るわなかったのは仕方ありませんね。途中での大幅路線変更で、一年通しての統一性を持たなかったことが原因でしょう(だから、妖之佑は『響鬼』を第二十九之巻で終わらせるべきだった、やり残しはVシネマあたりで作ればよかった、と言っている)。起死回生を目論んでの路線変更が逆効果になった実例は、別に平成ライダーに限ったことではありません。初志貫徹は大切です。
一方で『鎧武』の評価は高すぎると思うのです。これ、『まど☆マギ』を観たか観ていないかで印象がガラリと変わりますからねぇ(ぶっちゃけ焼き直しだからなー)。
笑えたのは安定のビリ。紛れもなく、あの作品。
ただ、作品の人気度と主演俳優さんのその後の出世とが比例しないのは面白い現象ですね。
不人気タイトルなら、ご本人の顔も売れないから……とか思ったら、そうでもないというのが興味深い。
昭和ライダーだと作品の人気度・認知度がそのまま役者さんのその後に比例してますからね。途中で路線&放送曜日時間が変更になった『スーパー1』のその後なんてもう…………(涙)。
○2020-10-18 一粒万倍日、三隣亡 (旧暦 長月二日)
こりゃ凄い!
https://hon.gakken.jp/book/1575072600
まずは体験というのには、ありがたいお値段ですね。小学生のお子様が興味を持ってせがんできたとき、こいつで済ませるのは家計にも優しい。
これでハマって本格的な代物に手を出すもよし。いっぺん経験したから、もういいや、でもよし。
一万円も出してすぐに飽きて埃被るより、こういった低価格のほうが健全ですよ。ひとまずフィルム撮影を経験するのにトイカメラやレンズ付きフィルムとか、ひとまずインクでの手書きを経験するのに千円万年筆とか、みたいな?
いやむしろ大人でも欲しいんじゃないかな、これ。
同じ発想で低価格の反射式が出たらオイラも買うんだけどな。
○2020-10-18 百鬼夜行
オニオコゼ。
オニ不細工、の代表選手みたいな気の毒な生き物ですね。
あるいは、毒々しいという意味での「オニ」かもしれませんが。
どちらにせよ、オニオコゼたちは人間の勝手な命名なんて気にしてないでしょうけど。
山の神はオニオコゼが大好きで、これを供えるとお喜びになるそうな。
理由は、そこのあなたが想像しているようなものではなく(そりゃオコゼは高級魚ですけどね)。
山の神は女性で、しかも醜女で、そっち方面のコンプレックスが強い。と言い伝えられています。
なので、とにかく自分より美しいものが大嫌い。当然、山に美女が立ち入るだけで、お怒りになります。ましてラブラブなカップルが入山しようものなら、どえらいことになります。
一方で、醜い物は大好き。お察しのとおり、マウント取れるからです。
しかもオニオコゼは、ただ醜いだけでなく海のものですから、山から出たことのない山の神にとっては、お供え大歓迎なのですね。同じ理由で、山と隔たった所の何か不細工・不格好な物であれば基本ウェルカムだと思われます。
猟師さんは獲物が見つからないときのために、懐に賄賂用のオコゼを隠して山に入るのだとか。お供えなら腰にでも吊せばよかろうに、これはハナっから猟果があれば懐から出さず山の神に見せないまま帰るというコトかもね♪
もう一つ、山の神の大好物がありまして。
山中で困ったときにこれを用いると、助けてくれるのだそうです。
それが何かは、またの機会にでも(↑の情報で、たぶん想像できるよね)。
○2020-10-19 (旧暦 長月三日)
時間の流れが違うって……やっぱり精神と時の部屋じゃねーか。
猛特訓の末に三冊を使いこなした倫太郎。お姫様だっこで、芽依にフラグ立てちまったみたいだし(笑)。
考えれば、いきなり三冊使えた飛羽真が、とんでもないのか。あるいは、オーズのコンボみたく同属性三冊だけ特別なのか。
蛇女一匹に剣士二人がかりで、「また正義複数名が単体悪をリンチかよ」とがっかりした直後に、敵がワラワラ増えて逆に剣士側が1対2の不利な条件。これは良い演出です。多人数で一人を虐めるのは平成ライダーの悪癖でしたからね。
デザストやっぱり生きてた。死なないってのはアンデッド系モンスター?
蛇女があっけなくと思ったら、次回予告で尾上が石化したことからすると、どうやらまた出てくるようで。
アーサー王の力を得た飛羽真に課せられる試練とは……平成令和デフォのあれかな。力の暴走?
グロンギたちが、かなり日本語を使いこなしてる。「リントの言葉」と言っているのは、本来のリント語は桜子さんが解読しているあれですから、彼らにとって今の人類はリントの子孫という認識なのでしょう。実際に人類がそうなのかどうかは判りませんが、五代がクウガになれたことからすると、たしかに末裔なのかもしれないな。
五代に変身ポーズを取らせずに執拗に攻撃し続けるサイ野郎の姿勢は実に正しい。昭和にせよ、クウガより後の平成、令和にせよ、敵が親切すぎるんだよな(唯一、ゲルショッカーが一度だけ本郷の変身途中を突いたけどね)。て言うか、最初の頃、五代は敵を殴りながら蹴りながら変身していったのに、それが変身ポーズを取らないとダメというのは……力を使いこなせるようになった弊害?
で、パワフルなサイ怪人に頑強な紫で闘うと思ったら、キック技の特訓改良強化って、モロ昭和じゃねーかよ。久々にバイクで怪人を蹴る殴るのも観ていて楽しい。
まあ、そんな戦闘すべてが前座・露払いで、話の軸は恩師との絆。このエピソードは、オダジョーさんのクシャクシャ笑顔でないとダメですね。昭和の熱血系男子では興醒めします。まさに、キャスティングの手柄でしょう。放送当時、「クウガは癒やし系ライダーだ」と誰かが言ってましたが、たしかにそう感じました。
予告を観る限り、サイを邪魔した怪人は、グロンギの総意から離脱しそうな感じで。まだグロンギの目的も不明だというのに(リント殺しを楽しんでいる風なのは判る)、さらにややこしいことになるのか。
○2020-10-20 土用、恵比須講 (旧暦 長月四日)
妖之佑もメインに使わせていただいているブラウザ「Pale Moon」のホームが、ハロウィン仕様になってる。
最初に見たときはハロウィンだと気づかず、ただただびっくらしただよ(笑)。
○2020-10-21 一粒万倍日 (旧暦 長月五日)
『魔女の旅々』
なるほど。第三話で、よぉく判りました。
一見すると美しく優しいあの世界、実は毒に満ち満ちてますね。
花畑は、ただ繁殖したいだけ。ために、利用できるものは利用する。それが人にとって害というだけのこと(『鎧武』のヘルヘイムの森などと同類と言える)。あの国、あまり持たないかもな。燃やしたら逆効果って、ほぼゾンビ映画や……。
そして人の心にも闇がある。あの村長、奴隷の少女を買った理由に、家事ができるという他に外見のことも言ってたから、その目的は…………。イレイナの姿も値踏みしてたし、かなりのスキモノと見たね。あの後どっちに転んでも脳天気馬鹿息子は絶望するしかないわけで。
謂わば『999』系の悲喜こもごも連作。これなら納得。『999』みたく毎回、設定やルールが変わっても仕方なし。
しかも、近年では珍しく三十分二話構成でテンポ良く。こーゆーのは黒さを含めて好きです。
イレイナは、あくまでも傍観者。通りすがりの魔女という立ち位置で、出会った人の行く末を見る。
余談ですが。魚の塩焼きが右向き配膳なのは気になりました。現実の欧羅巴などではどうなんでしょ? 行ったことがないから判らないし、画像検索かけても、そもそも魚丸ごとの料理が向こうでは少ないらしく。日本で営業する欧州料理店は日本の客の感覚・勝手に合わせてくるだろうし(スズキのパイ包み焼きを検索すると全部、左向き)。あー判らん。何かモヤモヤするー。ただ、たぶん箸でもナイフ&フォークでも右利きなら左向きのほうが捌きやすいとは思う。
『神様になった日』
自分で「自称」って言ったー。何あのコンプレックス(笑)。
しかし、神通力とかで陽太の両親を丸め込んだと思いきや、何やら既に決まっていた事情がありそうで。
つか登場人物の名前、全部が神様がらみって……何の冗談なんだか? あ、いや、「佐藤ひな」だけは極々フツーだよな。
にしても、ひでえ台本だよ佐藤さん。お父さんは暇なの? 妹ちゃんは良い性格してるし。
しょーもないドタバタギャグからの自然な流れで感動シーンに持っていくあたりは、さすが key の人ですね。
そして、皿が割れて妹ちゃんが……さてさて、そのまま急転直下なのか、くっだらない理由だったりするのか。
『無能なナナ』
あー親玉連中は、能力者を一箇所に集めて一気に殲滅はリスク高杉と踏んでたのかー。なら仕方ないな。
とは言え、そこはちょいとした工夫。能力者を区別して殲滅対象組と暗殺対象組に分けたらいい。孤島なんて、いくつもあるやろ。
まあいい。
ナナ×カラ松……もといっ、ナナ×キョウヤの腹の探り合いが面白い。
第一話はミスリードからの、お披露目。第二話は能力者を無能力者がどうやって仕留めるかという戦略の巧みさで魅せる。
やるじゃねーか。
第三話の腹の探り合いだって、地味なシーンなのに飽きさせない演出が流石と言いますか。
教師は何も知らされていない模様。となれば、食堂の人とかもだろうね。そりゃそうか。真相を知った人間は少ないほうが、情報漏洩の危険性を回避できる道理。
キュウヤのレトロ趣味とか流行りに疎いところとか妹のこととか、いろいろ伏線も隠されてそうで、目が離せませんです。
『アサルトリリィ』
ヒュージに通じないと判っててミサイルをわざわざ撃つ防衛軍って税金の無駄遣いじゃね? まーたぶん『エヴァ』の戦略自衛隊みたくプライドだけで動いてるんだろうけどさ。上が、ちゃんと手綱引かないとね。
で、リリィの戦法はマギスフィアとやらをチーム内でパスして最後にヒュージに叩きつける。要するにゴレンジャーストームということですね。
ヒュージは通常の生物がマギによって怪物化したもの……何げに怖いことをおっしゃる。それって、可能性として人がヒュージ化するのもありえるってコトじゃ? つまり、同じくマギの力を使うリリィは怪物に近いとも言えるのか。それも怖いな。実際、夢結様は暴走したし。
あと一、二話はこじらせてくれると思っていたのですが、そうかデレましたか夢結様。夢結様がデレたため、イマジナリー・フレンドは出てこなくなりましたとさ。
それはともかく、楓さんの犬かきに一票♪
『おそ松さん』
ヤバイよヤバイよ。あの双子AI、絶対ヤバイよ。
なんで、こっちで『ひぐらし』やらんのやーっ!
○2020-10-22 (旧暦 長月六日)
昨夜の『世界の何だコレ!? ミステリー』二時間SP。
隊員たちそれぞれのプレゼンは、まあいい。笑えばいいのだから。
だけどトリ。あの「きさらぎ駅」もどきのヤツ。
あれは……微妙でした。
ありがたいことに当時のログの、まとめ記事があって、振り返ることができるのですが。
https://togetter.com/li/1552617
怖い思いをされた体験者のかたには、たいへんに失礼を申し上げるのですが。
妖之佑が「ん?」と感じたのは、無事ご帰還の後にアップされたというルーズリーフのメモ書きの写真です。
番組の再現Vでは、ネットユーザーの助言で、意識を維持するためにとにかく自分の名前から家族とか周囲のことなどを書きまくる、ということでした。それで書いたものが、あれという。
あれねー。客観的に冷静に(あるいは冷酷に)言うなら。寝てて夢見てる人を叩き起こして、今見ていたこと(夢の内容)を書かせると、あんな感じになるんですよ。本人はきちんと書いてるつもりで、実は文字の体すら怪しいものが出来上がる。
なので、現実的解釈をすると、体験者さんは覚醒と睡眠(あるいは意識混濁)の間を彷徨っていたと考えられるのですね。つまり半分朦朧とした状態。一部のツイートが文字化けっぽくなっていたのも同じ理由なんじゃないのかな。帰路につく前に呑んで騒いでた、とあるので酒の影響がありそうですね。ご本人、しきりと「疲れた、眠い」とつぶやいておられましたし。そりゃ、呑んで真夜中に歩いて帰ってりゃ疲れるし眠いし頭働かないさね。
そんなアブナイ状態のまま夜道を歩けば道にも迷うし、一度ルートを逸れると、地元ですら初見の風景ってけっこうあるものなんですよ。きっと、そんな一本違う道に入ってしまったんでしょう。番組が調べて周辺に学校はなかった、とありましたが、あの写真が校舎とは限らない。鉄筋コンクリの建物すべてチェックしたのか? ぐーさんマップ見ただけで「調べた」とか言ってんじゃねーのかぁ番組スタッフよぉ。
トンネルがあったというのは、ひょっとすると視野が狭まったのかもしれませんね。疲労が限界に近づくと目の前がブラックアウトしますから。
最後に出てきたドアは、「見覚えがあるような」と言ってました。そりゃそうです。ご自宅の玄関ですよ、あれ。だから、無事に帰って、そのまま玄関で寝ちまった。で、ご家族に叩き起こされた。
けっきょく、酔っ払いさんが徒歩で帰宅中、アルコールと睡魔と疲労(と、ひょっとすると体調不良)のせいで幻覚に囚われて不安になった。それでも何とか帰巣本能のなせるわざ、ご帰宅に至った。というのが“事件”の顛末ではないかと。
以上は、これでも体験者さんに好意的な解釈でして。
実は、もう一つの解釈も、ないこともない。
スマホのバッテリー残量が1%になって不安をつぶやいておられ。で、「充電器あった」とあって。で、「15%」まで回復していた。
えーと、体験者さんって普段から災害対策を取られているのですね。だって、歩いたまま充電できるってことは手回し機ですよね。手回し充電器を常に携行しておられる。それ以外ありえないですよね。いや、素晴らしい防災姿勢です(拍手拍手)。
そもそも呑んだ帰りに五キロも歩こうとするかな?
タクシー捕まらないなら、帰るの諦めないかな? 呑み仲間に付いてかないかな?
酔ってて正常な判断力が欠けていたのでしょうか。その時点で、すでに“異世界”は始まっていたということかも。
闇の眷属でもない限り、深夜の単独徒歩五キロは無謀としか……。
深夜枠ならともかく。
ゴールデンでやるネタかよフジTV。
通い慣れた道の途中に、いきなり見知らぬ場所、あるいは同じ光景なのに誰一人いないというシチュエーションは、ノベルゲーム『インタールード』にありましたね。主人公やヒロインが、この状況に放り込まれる。そんな誰もいない世界だけど、一人二人の(危険そうな)誰かが出てくるというのも同じ。
昨夜に紹介された事件が 2015年、きさらぎ駅が 2004年、そしてドリキャス版『インタールード』が 2003年発売。
元ネタにしたとか? まさかね。
○2020-10-23 霜降、上弦 (旧暦 長月七日)
思い出すなあ。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2010/20/news094.html
邪神モッコス様を。
○2020-10-24 (旧暦 長月八日)
あー。
久々に観たくなったかも。
https://news.yahoo.co.jp/articles /082d6b468565feeed9fda138d81a17141af75c76
硬派なロボットアニメと言えば、一般的には『ボトムズ』となるのでしょうが。
ストーリを含めた硬派さでは『ダグラム』に軍配が上がると思います。
劇中あまりに脆い『ボトムズ』のATですが、『ダグラム』の主要CBA(コンバットアーマー)も操縦席がキャノピーなので実は対アーマーライフルの一発で沈黙します(苦笑)。巷では『ガンダム』のMSをリアルロボと呼びますが、『ダグラム』を観てしまうとMSは第一作目ですらスパロボにしか思えません。……まあ、そんなCBAも演出の都合で超絶アクロバット運動することあるんですけどね。(;^_^A
主要登場人物に対する扱いは、『ガンダム』や『ボトムズ』とは比べものにならないほど冷酷でした。
主人公の仲間でありながら、ガチの無駄死にだったフェスタ。
同じく主人公の仲間だったものの、娘心ゆえに孤立し最後には撃たれ道ばたで野垂れ死に同然のリタ。
デロイア解放軍を勝利に導きつつあったものの、政治取引で逮捕され軍刑務所で禁固三十年となった名将・ザルツェフ少佐。
悪役ですが、名誉と権力の絶頂で無様に射殺されたラコック。
元々はデロイア独立を求める熱烈理想家でサマリン博士の助手だったデスタンは、落ちぶれた後にリタを利用した挙げ句に撃ち殺し、さらには雇い主のラコックを私怨で射殺、直後に頭おかしくなった。しかも、デスタンの行動は事件発生直後から「暗殺」と報道されており、おそらくずっとずっと後世のデロイア史の研究論文や著作では彼を「デロイア独立の英雄」と記したであろうという、たぶん皮肉な結果となっているはず。
なお、腹心に裏切られたドナン・カシムやサマリン博士、和平交渉のためヘリで飛び立ち撃墜されたフォン・シュタイン大佐は、戦争モノのアニメではデフォなので除外とします。
ニュータイプとかPSとか、ましてやなぜか運動神経バツグンな不良少年とかが出てこないだけでも、ハードなロボアニメだと思うのですよね。CBAはAT並みに土臭いし♪
『ダグラム』の反省を『ボトムズ』に生かした(例えば、ゆっさゆっさ走っていたCBAに対してATのローラーダッシュとターンピック、などなど)とすれば、やはり『ダグラム』は重要な作品なのです。
巷でよく叩かれる、二大ヒロインの頬がともに痩けているのはね。
デロイア人のキャナリーは単に欠食、デイジーは慣れぬデロイアで体調やや不良だった、とでも解釈するのがいいと思う。
まあ、地球連邦が、どうやって別の恒星系惑星であるデロイアを発見・開拓できたのか? という疑問はありますけどね。
何せ、劇中の地球⇔デロイアの移動は、宇宙船が双方の軌道上にあるステーションの間で空間転移するんですから(ワームホールを制御しているらしい)。なら、もっと超絶スパロボでも開発してそうなのにねー(汗)。
この点だけは、木星での資源採掘が数年がかりの宇宙世紀のほうがリアル設定。ジュピトリス頑張れ。
プラモがまた良かったなあ。
デューイとかJロックバギーとか、なんで出した? ってレベルで楽しかった。
タカラのダグラムシリーズは同社のボトムズや、バンダイのガンプラと比べても、遙かにミリタリーなんですよね。テキーラガンナーなんて、ガルシア隊面々のフィギュアとジープとバイクも付いてた。
ちなみに、CBA用トレーラー二種と、CBA輸送ヘリのマベリックは、ちゃんと買って組んだぞ。
余談だけど。ボトムズで注目されたデュアルモデルもダグラムが最初だかんな。
○2020-10-25 不成就日 (旧暦 長月九日、重陽)
おうおうっ。
てやんでバーロー。
https://news.yahoo.co.jp/articles /9a54ca8e57f2f301ebef9b298ffd9ef2372f4ffc
ウチの本宅は、ほとんど当てはまるぞ。
未だに閉鎖してねーぞ。
てやんでバーロー。
○2020-10-26 (旧暦 長月十日)
メドゥーサが三人いるんじゃなくて、ゴルゴン三姉妹だからな。
メドゥーサは、たしか末っ娘で唯一、死ぬ。姉二人は不死であり、そのことをアテナから助言されたペルセウスは、だからメドゥーサの首を斬った。
この生首は生け贄にされていたアンドロメダ救出に利用された後、アテナに献上されイージスの盾に取り付けられた。これによって、イージスは攻撃属性を兼ね備えた最凶盾となる。
というのはギリシャ・ローマ神話であり。
実はメドゥーサは、その前の土着信仰の女神だったという説がありますね。慈悲深い地母神だったらしい。あちらには目を模った「マティ」という御守りがありまして、一部にこれを「メドゥーサの目」と呼ぶようです。魔除けのために、あえて恐ろしいものを使うというのは、日本でも鬼瓦などの実例がありますが、ここはメドゥーサが信仰され親しまれていた名残と解釈したいですね。
そんな地母神がオリュンポスの神々によって恐怖の怪物にされてしまった。基督教や佛教が経典の中で、それ以前の古い神々を魔物扱いするのと同じです。
メドゥーサは、その後、さらに基督教によって再度の迫害を受けます。イスタンブールの地下宮殿の貯水池に逆さに据えられた石像の頭部が、それ。ギリシャ・ローマ神話の力を邪教として封印する意図があったのでしょうか。
そんなこんなで、蛇女はメドゥーサだったのか。目力で相手を石化させるんだから気づけよ自分。
とりま、大切なものに気づいた飛羽真はアーサー王の力を使いこなすことに成功。つーか、アーサー王の剣が巨大ロボになって、セイバーはそのロボが握る剣になるって……斬新ではある(ちょっとだけ、ZZガンダムを思い出した。コア・トップのコックピットね♪)。けど、近年のライダーは巨大ロボがデフォになって、これじゃ戦隊と区別つかんくなるぞ。ただでさえ、『聖刃』は悪と闘う組織という構図だから、余計に戦隊色が強いのに。
カリバーが賢人の父親というのは、どうもミスリードっぽい感じになってきましたね。とすると正体は、もう一人のほうか?
モブ市民として悲鳴上げつつ石化、事件解決で元に戻って腰抜かしてた二人組は沢芽市のパティシエ師弟。新作のプロモだったようで。懐かしいな。
桜子さんが論文書いてるPC画面、縦書きでびっくりした。
OPが変わった。
「二日で百八十人」だの「ゲームの権利」だのと、つまりグロンギのしていることはスポーツ・ハンティングというわけですね。それも許可制の。で、あの腕輪か。あれは標的を数えるカウンターなんだな、たぶん。
紫は全身が硬いと思ってたら、硬いのは鎧の部分だけでしたか。それは注意して闘わないといけません。
タトゥーの男がやけに流暢に喋ると思ったらば、未確認生命体に憧れる、はみ出し者でしたとさ。かつて、ゴルゴムを崇拝していたクズどもも、いたっけ。あの男、五代に礼も言わなきゃ反省もしないし治療に臨んだかどうかも判らない。すんごい放置ぶりで。
放置と言えば、あの飛んでっちまったクワガタみたいな遺物も放置、次回に引っ張るかー。
車の運転に目覚めたグロンギもいて、いよいよ文明を吸収し始めましたね。安全運転の腕章は井上ギャグなんだろうな。井上御大も、この頃は笑いの匙加減が控えめだったんだなぁ。この後、数年もしたらキャラや物語を崩壊させる勢いで寒いギャグを滑らせまくるようになるんだな……。
○2020-10-27 (旧暦 長月十一日)
コロナ不況とバブル崩壊。
どっちが悲惨なんだろう。
いや、その間に小泉・竹中による構造改革・規制緩和という大災厄もあったな。
浮かれてた企業が軒並み潰れたバブル崩壊。
それに対して、個人事業が徹底的にやられちまった規制緩和。
で今、老舗が次々と閉店させられているコロナ。
という感じかな。
つまり、小泉・竹中はコロナ級ということか。今からでも、この二人を滅菌できないもんですかね。
つか、竹中は未だに国民使い捨てを目論んでやがるし、早急に消毒しないと我々庶民の生活がヤバいと思うんだが。
○2020-10-28 (旧暦 長月十二日)
『魔女の旅々』
またも真っ黒ドロドロなお話で実に楽しい♪
あの世界の魔法はヤバすぎますね。魔女の資格と魔法の使用権を、もっともっと厳格に管理しないと危険ですよ。
上位の魔女十数名がちょいとお調子に乗るか酔っ払うか失恋するかしたら世界滅びるぞ。
『神様になった日』
えと……何のアニメですかこれ?(笑) 陽太が演技派すぎてもう(爆)。
『愛の貧乏脱出大作戦』や『タンポポ』よりは、むしろ『こち亀』で両さんが閑古鳥な蕎麦屋を行列店にした超絶戦略を思い出すなあ。
で、新キャラ登場で一気に不穏な空気。物理学者を探るとかゆーてたし、こっち絡みで世界が滅ぶのかな?
『無能なナナ』
シレッとリーダーになりましたか。なるほど、それなら三人目以降を暗殺してもクラスの視点をコントロールしやすい。
他の作品でもあったな。未来を予知して、それの回避対策が成立したら、実は「予知」ではなかったことになる。ハズレたわけだからね。
その点では、あの未来念写野郎の力は本物ってことになりますね。どうあがいても予知のとおりになる確定事項というのは怖い。
こーゆー能力って要らないよね。予防策が使えればこそ、予測に意味があるわけで。変えられない未来を知っても仕方ない。むしろ知らないほうがいい。真面目くんだったのがグレてパツキンになるのもやむなし。夜中に叩き起こされた食堂のおばちゃんこそ、いい迷惑ですが(つか、食堂に住み込みなのねん)。
ナナがナナオを突き落とした(正確には「突き落とす」)のを知っていながら、なぜ知らんぷりしてたのか。なぜ暴露しなかったのか。ナナを脅迫するつもりなのか。何か深い意図があるのか。
あの写真は殺ろうとしているシーンであって、仕留めたシーンではない。なので、ナナのパツキン暗殺方法は、まだ判らないってことですね。次回が楽しみです。
『アサルトリリィ』
デレた途端、夢結様がギャグキャラになってもた。
チームを作れという課題に、あっさり七名まで揃う。ついでに言えば、残り二名も決まったも同然。次回には九人揃うでしょうね。一番、難儀するのは、たぶんあの猫好きガン飛ばしさんだろうけど。
相変わらず、戦闘シーン(今回は模擬だけど)力入ってるなあ。見応えが、もの凄いです。
『おそ松さん』
Bパートは、まさに「間違った子を魔法少女にしてしまった」というヤツですね(笑)。これシリーズ化せぇやマジ♪
Aパートは双子ロボの続き。前回、皮肉屋一松だけだった離脱派が今回は十四松(前回、離れていく一松の後ろ姿を見てたよね)とナンパ優先のおそ松を加えた三人。その三人を横目で見ている双子ロボが不穏。
次回、さらに離脱者が出て、最後はトッティだけになるのかも。でもITに強いトッティは最初っからロボットを道具としてしか見ていないから、付け入る隙がないとも言える。
「もっと気に入られなくては」というのは目的ではなくチェック・ポイントでしょうから、気に入られたその先に真の目的がある。うん、怖いな。
なんで、こっちで『ひぐらし』やらんのやーっ!(怒)
○2020-10-29 十三夜 (旧暦 長月十三日)
春からやっていた『未来少年コナン』、夏からの『ハルヒ』、そして秋から始まった『けいおん!』に『SHIROBAKO』と。
銘や局を変えての実質的再放送が、なぜか続く今日この頃。リバイバルのブームでも来てるのかな? 中には劇場版の再上映もあるし。
○2020-10-30 一粒万倍日、三隣亡 (旧暦 長月十四日)
コロナ禍の今、神社佛閣では御朱印について、参拝客持参の御朱印帳に触れるという感染リスクを避けるため、書き置きのみにしている所が多いようですが。
先々、どうなるかを予想してみます。
1:コロナ禍がおちついたところで御朱印ブームは再燃する。
2:コロナ禍がおちつく途端、反動でそれまで以上にブームがえらいことになる。
3:コロナ禍がおちついても、ムーブメントとしての御朱印ブームは終わり、正常化する。
4:ずっと書き置きのみとなり、これまでの御朱印帳を預かって直筆する形式には二度と戻らない。
どうなるかな?
個人的には、変なブームが去って、おちついた参拝のついでに御朱印も頂ける、ごくごく普通の環境に戻るといいなと思うんですけどね。
○2020-10-30 百鬼夜行
オニヒカゲワラビ。
太くて固い。
でもアクが少ないそうで。
俗称として。
育ちすぎて食べられないとか、そもそも食用に適さないとかをひとまとめにオニワラビと呼ぶそうな。
こっちのほうが「オニ」の言葉が生かされてる気がしますね。
○2020-10-31 望 (旧暦 長月十五日)
ハロウィン・ナイトで、しかもブルー・ムーンなんだそうで。
そんな夜に持ってきやがったか、『ほん怖』を!
相も変わらず、「視聴者からの恐怖幽便」としながらも、演出過剰が目立ちますが(苦笑)。
それでも、こんな時期に観ると、また新鮮ですね。
佐藤健さんの「顔の道」は十一年前の作品なので、懐かしい感じです。
怪しい家に入って「電話をお借りしたいのですが」と怖々問いかける声が、ほとんど良太郎♪
新作の「あかずの間を造った話」は不思議と言うか何と言うか。
本当に、あんな儀式があるのかな? と。
神様をお祀りするなら、日頃のお世話ができないと逆効果になると思うんですけどねぇ。
なのに封じ込めて幸運を貰おうなんて……そんなのある?
創作ならともかく。
すべて視聴者から寄せられた体験談という体ですからね。
どうしても疑問に感じてしまうのでした。
心霊研究も、おざなりで。
下さんも、ほぼお飾り状態で。(;^_^A
いやもう、いっそのこと、すべて創作だとカミングアウトしたほうがスッキリするよ。
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庭に出る
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