2019年2月


 
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○2019-02-02 初午、大つち、三隣亡 (旧暦 師走廿八日)
 
 
 桃太郎とカレーパンについては、いわゆる「諸説あります」の範囲であって、断定するのは、いくら天下無敵の五歳児でも如何なものかと。
 
 桃太郎。
 明治になり「大人の忖度」によって若返りver. から桃から生まれたver. に変更したとありましたけど、明治以前でも桃から生まれたver. は存在したそうですからね。なので、「変更した」ではなく「一本化した」「統一した」とすべきでしょう。
 
 カレーパン。
 いわゆる「元祖」闘争になりかねないので、そもそもいじるべきでない案件と考えます。
 カレーパンが調理パンの定番メニューとなった、つまりメジャー化したのは他を置いても中村屋の功績でしょう。その中村屋にして考案者が誰だかは、よく判っていないはずです(一説によると、どこかの小さなパン屋で見かけたものを参考に中村屋が商品化したとも、つまりパk……おっとドアを叩くのは誰だ?)。
 番組で紹介されたパン屋さんは、たしかに独自に考えてカレーパンを作り上げたのでしょう。それは事実だと思います。ただ、そこが最初の最初、真の元祖だったかどうかは、正確な記録がない以上、もはや誰にも判らないのですよ。
 なので、いじるべきではないと思うのです。近年の「天むす」や「櫃まぶし」にも元祖が複数あるんですから(苦笑)。あの招き猫だって、元祖がどこかは明確じゃないんですよ(常滑元祖説だけは、さすがに無理があるけどね)。
 
 ちょーっと人気が出てきて、いい気になってませんか五歳児?
 油断は足元を掬われまっせ?
 
 


 
○2019-02-03 節分 (旧暦 師走廿九日)
 
 
「一旗揚げるには鬼退治や」と言ったのは『うる星やつら』の金太郎でした。
 それほどに日本の昔話において、鬼退治はヒーローの責務であり出世への登竜門でした。
 
 某ケータイCMでも盛り上がっている三太郎。この中で浦ちゃんのみ異質、あるいは別ものであることに、お気づきでしょうか。
 そう、浦ちゃんは鬼退治してないのですよ。つーか、そもそも浦ちゃんはヒーローではありません。物語の主人公ではありますが、その役割はアブダクションの被害者であり、あくまでも一般人、凡人、無能。だから彼は老人となってしまった(一説には老衰死したとも、そのまま天に昇ったとも)。この意味で、浦ちゃんは隠れ里や迷い家の被害者主人公たちと何ら変わるところがありません。
 三太郎CMで言うなら、他の乙ちゃん、かぐちゃん、織ちゃん、彦ちゃん、一寸などなど、実は浦ちゃん以外の全員が常人離れした存在なのですよ。昔話の著名主人公では浦ちゃんが例外中の例外ケースである、ということ(迷い家や隠れ里の主人公なんて誰も名前憶えてないやろ? オイラも憶えてねーし)。
 
 さて、では常人離れしたかたがたについて触れてみましょう。
 織姫と彦星は語るまでもありませんね。お二方とも天界の住人ですから。
 かぐや姫も地上人でなく、月世界人ですし。
 乙姫も同様。こちらは海底の竜宮城に住まうおかたですから、要するに龍神の娘さん。
 金太郎は人間です。て言うか実在の人物。それがなぜ? と言えば、昔話においては山姥に育てられ山姥の乳を飲んだ、それが常人離れした能力を得た理由とされていますね。まあ『もののけ姫』のサンに近いのかな。彼は熊と相撲を取っただけでなく成人してから、ちゃんと酒呑童子という鬼の軍勢を討伐しています。
 
 で、ここからが本題。
 桃から生まれたにせよ、桃を食べて若返った老婆から生まれたにせよ、桃太郎は桃の力を得た異質な存在であることに変わりありません。なぜ桃なのかと言えば。昔々、伊邪那岐が黄泉国で亡者と成り果てた伊邪那美から命からがら逃げたときに追っ手に投げつけ撃退した重要アイテムの一つが桃の実であったことから、桃は破邪の力を備えた植物とされています。そもそも川を流れてきた桃の実自体、異界(桃源郷?)からの漂着物に違いありません。なので桃太郎は元々が神秘の力を持って生まれたわけで、ゆえに犬猿雉なる使い魔を従えて鬼退治することができた。
 一寸法師は住吉神の力によって懐妊した老婆から生まれたそうですが、これもまた要するに一寸法師が人間とは異質な存在である証拠。真の意味で“神からの授かりもの”なのですね。よって、その小さな身体にも関わらず、恐ろしい鬼を退治することができた。打出の小槌で人間サイズになったのは、活躍に対する神からの褒美だと思われます。「はやく人間になりたい」ということだね(笑)。
 また、一寸法師は、そのサイズだけでなく、椀の舟で川を流れるくだりからも、漂着神である少彦名神との共通性が見られます。なので、神からの授かりものではなく、どストレートに神の子なのかもしれません。そりゃ鬼も退治できるわー。
 少しマイナーとなりますが、力太郎は垢の塊が命を宿すという珍しい誕生ではあるものの、異質な存在という意味では桃ちゃんや一寸のお仲間と言えるでしょう。ホムンクルスと言えば、理解されやすいかな?
 道場法師は雷神が農家への礼として授けた子宝とされ、出産時の異様な姿形からも人間でないのは明らかでした。その子が育って入門した元興寺で鐘楼に巣くう人喰い鬼を退治した顛末が、元興寺を「がごぜ」と読ませ妖怪の代名詞となった理由であるというのは、水木しげるさんもご著書の中で紹介されています。
 
 などなど。
 つまるところ、鬼を退治して一旗揚げるのは神の子、あるいは神や異形の力を授かった子だからこそ可能なのであり、純粋な人間には無理なんです。
 カカロットがいるから、みんな助かった。いくら修行を積んでもヤムチャでは地球を守れないってことですね(つーことは、クリリンも人間じゃなかったりして。あいつ鼻の穴が無いしなー……)。
 
 
 
 福はー内ー♪
 鬼もー内ー♪
 
 


 
○2019-02-04 立春 (旧暦 師走丗日、大晦日)
 
 
 研修医あらため小児科医が光回線CMのバイトやってて噴いた(爆)。
 
 
 
 
 
『ディケイド』龍騎編は、真司ならぬシンジが変身する“ナンチャッテ龍騎”なので無問題でしたが。
『ジオウ』は、いちおう正史を受けての客演なので、観る側だけでなく作る人たちも難しいところですね。
 
 おさらいしましょう。
『龍騎』という物語の全体像は、最近の作品で例えるなら『まど☆マギ』や『リトバス』や『シュタゲ』です。本人の望むグッドエンドを得るまで何度でも同じ刻を繰り返す、いわゆるループもの。
 
 幼くして死んだ神崎兄妹。その事実を受け入れられない兄・士郎(一説にはミラーワールドの士郎)は妹・優衣を生き返らせる(正確には仮に生きている妹に本当の命を与える)目的でミラーモンスターを贄とした仮面ライダー同士のバトルを仕組む。十三人のライダーが潰し合い最後に勝ち残った者の願いが叶えられる。でもって、士郎は傀儡であるオーディンに勝たせ自分の望み、すなわち優衣の命を得ようとした(この“蠱毒システム”の原理については何ら説明されなかった)。
 が、ことごとく失敗。それこそ士郎は「数えるのも諦めるほどに」優衣の死から 2002年までの十三年間を繰り返してきたと思われる。その失敗した顛末の一つひとつが、リュウガとファムの登場した劇場版であり、ベルデが主導権を握ったTVSPである。
 そしてTV本編において、ついに優衣が自らの死を受け入れ、ループをやめさせるに至る。士郎も最終的には優衣の意志を尊重、幼い姿に戻った二人はミラーワールドに残り、無邪気に、そして永遠に絵を描き続ける。
 この結果、現実世界は 2003年に進み、仮面ライダーもミラーモンスターも存在しなかった歴史を歩むこととなる。真司は蓮と面識なく、その蓮のカノジョは(おそらく)元気で、北岡弁護士はすこぶる健康体、浅倉もシャバを普通に歩いてる(今、書いてて気づいたけど、蓮や北岡や浅倉の厄介な境遇って、けっきょく神崎士郎の仕込みだったってことだよね? 彼らをライダーにするための……ひでえ)。そして、紅茶専門喫茶店・花鶏に飾られてある写真はループ中とは違い幼き神崎兄妹のみとなっている…………なべて世は事もなし。
 両親に虐待され軟禁状態だった神崎兄妹の描いたモンスター群の絵が、なぜ実体化したのかは不明ですが、『リトバス』で瀕死の(というか、そう盛大に誤解した)恭介がやったことに近いものと解釈しています。
 
 部分部分で記憶違いもあるかと思いますが、おおむね、こんな感じかと。
 なので、『ジオウ』が『龍騎』の正史を受けているなら、ソウゴたちに助けられた真司はミラーモンスターも仮面ライダーもアドベントカードも一切知らない真司です。タイムジャッカーの干渉とか全然関係なく、“仮面ライダーの力など生まれてこのかた一度として持ったことのない”真司なのです。つまり、歴史をいくら遡ったところで、龍騎はどこにも存在しない見つからない。
 この状況が後々の作品で龍騎を客演させる場合の、大問題点であり矛盾点なのですよ。ま、制作はスルーして客演させてますけどね(苦笑)。
 
 だからこそリュウガなんでしょう、今回のアナザーは。
 
 妖之佑は『龍騎』劇場版を観ていないのでイマイチ、ミラー真司@リュウガについて理解していないのですが。
 ただ、本編の結末から考えると、現実世界が 2002年止まりのループから抜け出し 2003年を歩んでも、幼い神崎兄妹が引きこもったミラーワールドは依然として存在するわけです。ただし、ミラーモンスターが現実側に干渉することは、もはやない。優衣の意志決定により互いの世界は完全に切り離されたのですから。
 ウールがやったのは、その仕切りに極超低確率で穴を空けるということですね(あいつにガチャやらせたら廃人プレイヤーまっしぐらだな♪)。で、ミラー真司を呼び出すことに成功した(劇場版でリュウガは龍騎に倒されたが、士郎が時間を巻き戻しているはずなので、ミラー真司が復活していても何ら矛盾は生じない。て言うか、TVSPにも出るだけは出てたしリュウガ)。
 
 
 
 長々と振り返りました。(;^_^A
 
 で、何も知らない何の力もない平凡なる一般市民にすぎない真司が自室の窓やら食器棚やらを新聞紙で覆いつくしていたのは、『龍騎』第一話にて、OREジャーナル見習い記者の真司が訪れた、行方不明となっている榊原耕一の部屋そのもの。
 榊原が恐れたのはドラグレッダーに違いなく、契約を拒否したため喰われたものと推測できます(ちなみに、TVSPの榊原は龍騎になっており、敗北した際に居合わせた真司にカードデッキを託した)。
 一方、今回の真司が恐れていたのはミラー真司でしょうね。上手く旧作をリスペクトしたものです。
 腰抜かしたときの表情とか、明らかに年下のゲイツに「行け」と言われて「はい」と返すあたり、十六年経っても真司なところに、びっくりですわ♪
 
 大久保編集長……失礼、元編集長、老けましたなー。生き甲斐だったOREジャーナルを閉じてから一気に枯れたんでしょうねぇ。
 業務終了の理由がリアルすぎて泣ける。2002年当時、OREジャーナルは先駆的なネット・ニュースだったはずです……まあ、取材対象は金色のザリガニだったり金色のカニだったりしますが(汗)。それでも読者のニーズに応じて真相を究明するというのは大久保さんの報道魂、熱意からのもので。
 それが、「最近の読者ってのは何でもかんでも自分で発信しちゃう」からねぇ……つか、もう「読者」じゃねーしそれ。
 2019年現在、裏も取らない噂話記事とか、TV番組の放送内容を書くだけの記事とか、他所のブログからのコピペ記事とか、ライターの妄想記事とか、完全フェイク記事とか、酷いニュース・サイトが山ほどある現状ですが。大久保さんは報道に真摯だったってことですね。まさに悪貨が良貨を駆逐する。
 思えば、『龍騎』本編の終盤、事件の真相を知った編集長による熱い仮面ライダー記事が素晴らしかった。
 
 ライダー本人がアナザーになるのは、シノビに続き二人目。
 ですが、あっちは未来と現代に分かれてたけど、こっちは分かれてない。現在の、アナザーになる直前のミラー真司がリュウガに変身できたかどうかは不明ですが、とにかく現状、リュウガのウォッチを得る手だてはないですね。
 となると、ジオウII がチートばりの能力で「同じライダーの力でないとアナザーを倒せない」法則ブチ壊して倒す、ってところでしょうか。ま、白ウォズも、やってることですから。
 いやさすがに、ここまで『龍騎』の設定に沿ってきちんとしておきながら、次回に龍騎の復活は、ないと思いますよ。て言うか思いたい。
 
 ところで、ミラー真司と言い、鏡ソウゴと言い、ミラーワールドの住人が性格悪いのって『STAR TREK』の影響なんですかね(笑)。
 
 


 
○2019-02-05 朔、旧正月 (旧暦 睦月朔日)
 
 
 自分で証人として召喚したり検察有利の証言させときながら、追いつめられた途端、人間だから半妖だから信用できないとか。
 必死な百々爺が無様で笑う。
 
 これも定番のエピソード、妖怪大裁判。
 妖怪同士の闘いは各自の自由、思うままと思いきや、妖怪界にも法律があったという意外な設定。水木しげるさんは妖怪を人間臭く描かれるので楽しいですね。
 なら、今までの妖怪の悪事、全部裁いてくださいよ大天狗様。鬼太郎が何回殺されかけたと思ってんですか。
 にしても弁護側はともかく、検察側まで公でなく民間だというのは面白いですね。あれじゃ民事裁判の構図やん。
 
 これもまた名無しの策略だったのが意外でした。人間だけでなく、まさか妖怪たちの敵意・邪念まで吸収するとは!
 で、それを、まなの額に吹き込んで、これで「金」の刻印完了。残りは「水」。
 暗黒面を限界まで注入され、まなが最凶ラスボス化させられる悪寒。
 
 鼻毛縛りは……ヤだな。
 色ボケふんどしと言えども同情するわー。
 
 ねずみ男の刑罰が尻百叩きというのを軽いとする声もあるかもしれませんが。
 たぶん叩くの天狗さんだからな。人間で言えば格闘家に叩かれるようなものだからな。「田中ー、タイキックー」レベルだからなきっと。
 
 以上、烏天狗と木の葉天狗の区別がつかない妖之佑でした。まる。
 
 


 
○2019-02-06 (旧暦 睦月二日)
 
 
 昭和だ昭和!
 
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1902/05/news074.html
 
 ぜひ後世に永く残していただきたいですね。美術館などに寄贈あるいは無償貸与でもいいんじゃないでしょうか(売るなと言う権限はないけど、業者に売却すると作品群がバラバラに散らばるんだよな〜)。
 でもって展示会とか、やってくれませんか。
 
 


 
○2019-02-07 三隣亡 (旧暦 睦月三日)
 
 
 本当に、どうでもいいことなんですけど。
 
 鳥インフルエンザは「とりいんふるえんざ」、豚インフルエンザは「ぶたいんふるえんざ」と読むのに。
 豚コレラは「とんこれら」と読ませるんですね。
 
 そう決まっていると言われれば反論の余地もありませんが。
 何か間抜けに聞こえて違和感なのです。(;^_^A
 
 


 
○2019-02-07 百鬼夜行
 
 
 夜行さんとデュラハンの類似性には何らかの理由があるのかないのか。
 
 エウリュディケと伊邪那美が似てるのと同様、理由はあると思うんですよね。
 デュラハンの出没するアイルランドは島国ですし。
 ギリシアは日本同様に魚喰い文化、そのうえ、ギリシア神話はクレタ島文化と言ってもいい。
 ここらあたりに神話がシンクロする要因があるんじゃないかと、そう想像すると楽しいですよ。
 
 


 
○2019-02-08 針供養 (旧暦 睦月四日)
 
 
 たしか以前の『ガイアの夜明け』で取り上げたときは、テレ東に対して強気の姿勢だったんですよね、あの不動産屋。
 でもって、今回の酷い状況ときたもんだ。
 
 さすが『ガイアの夜明け』だと思いました。
 これからもガンガン攻めていただきたいです。
 
 NHKを含めた他局は何してんですかね。
 
 


 
○2019-02-09 (旧暦 睦月五日)
 
 
 地上波で、そしてこちらの地域でもやってくれるなら観ることは観るけど。
 
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1902/08/news130.html
 
 実写ドラマのアレンジぶりと比べても、原典から程遠い印象ですね。
 これが吉と出るか凶に転ぶのか。
 
 某所にあった「何でも美化すりゃいいってものじゃない」というコメントに激しく同意いたします。
 
 


 
○2019-02-10 天しゃ、小つち (旧暦 睦月六日)
 
 
 目の当たりにした超常現象を「最近の若い子たちは、そうなの?」で済ます大叔父さんのメンタル最強説(爆)。
 
 そうでした。ウォズさんは一月を丸々、口上できずにいたんですよねー。「祝え!」は去年のクリスマス、あの脚立以来か。
 ジオウII が過去と未来をコントロール、と言うよりは、過去や未来を見ることができるので臨機応変に小刻みに歴史改変が可能ということでしょうか。四季崎記紀が知ったら心底、羨む能力だな。
 
 そして自身の暗黒面を受け入れたソウゴと真司は、それぞれの未来へと歩み出す。真司と大久保さんがふざけて釣り堀に落ちかけたシーン、良かったな〜♪
 悪い部分も必要なんだ、というのは『STAR TREK』(TOS)にも、ありました。たぶん、いろんな作品で取り上げられてるんじゃないかな。ピッコロと神様だって合体(というか再融合)して初めて、本来の力を得たわけだし。
 
「心配してない」とソウゴに微笑んでたツクヨミが、夜の大天空寺では腹くくったのが怖いですよ。いや、あれはソウゴを倒すべき敵と認定してるでしょ。
 終始ブレブレのゲイツに対して、ツクヨミがきっちり切り替えるのは、まさに男と女の違い。女性は、いざとなれば現実を直視したうえでドライに割り切った選択しますからね(一説には、子宮と乳房を持つがゆえ子供を守るための手段を選ばない傾向があるから、という話も。要するに、いちいち些末なことに悩んでたら子育てなんて出来ねーってコト)。
 
 
 
 
 
 ねこ姉さんが時事にも詳しいと判明。
 ニュース・サイトを巡回してるんやろな、毎日毎日。
 
「おとろし」と「おどろおどろ」は元々同じ妖怪だと思われます。外見が、まったく同じですからね。要は、数百年に渡る伝言ゲームで変化してしまった実例ではないかと。
 おとろしさんを神社の守り神的な存在とした解釈は、たぶん鳥山石燕の絵(鳥居の上に鎮座している様子)が元になっているものと思われます。なので、せいぜいが近世の新説。それ以前のおとろしは、その名からの語感のとおり恐ろしい妖怪だったはずです。
 物語ではオリジナルをおとろし、人間が変貌した言わばパチモンをおどろおどろとしたのでしょう。検証実験がことごとく失敗ってくだり、STAP細胞を思い出してしまいましたよ(苦笑)。
 
 最後の「許さない」は、今後への布石なのか、ストーリを単純な「退治して解決」にしないための締め括りなのか。
 あのクラス委員長、自殺志願者たちを父親の餌にしようとしたあたり、もしも布石なら、まなの身がメッチャ心配になるなぁ……。
 
 


 
○2019-02-11 (旧暦 睦月七日、七草)
 
 
 松本隆さん三味、凄いわ、あらためて。
 
『木綿のハンカチーフ』は何度も何度も聴いた曲なんですけどね。
 今回、初めて大幅に視点が変わりました。
 今までは「振った男コンニャロ、彼女可哀相」あるいは「二人とも、もう少し歩み寄ろうよ」だったんですけどね。
 それが「彼女、振られて当然だわ。彼氏、頑張ってたもんなー」と変わりました。
 いや、だってサー。彼氏が古里の彼女を気遣って、写真同封の手紙やら指輪のプレゼントやらを送っているのに、それへの返事がすべて「いいえ」で始まる否定なんだもんなー。つまりは、彼氏が都会に居ることそのものを全否定の姿勢。遠距離恋愛以前の問題でしょ。そりゃ彼氏が疲れ果てるのも当然。都会での出会いに乗り換えるのは自然な流れです。誰が彼氏を責められましょうか。
 せめて、彼女もたまには彼氏の所に遊びに行ったら良かったのに、とにかく田舎から一歩も出たくない……ダメだこりゃ。
 この歌は彼女の自滅物語ですよ。何を悲劇のヒロイン気取ってんだ?
 よくよく考えれば冒頭、都会へ行くという彼氏に「早く帰って」と、ここからすでに否定ですからね。都会で一旗揚げようという男と、田舎サイコー都会クソな女とでは、上手くいくはずがなかった。彼氏が都会を目指した時点で別れるは必定でしたね。
 こんなことに今さら気づいたのも真空管を通して聴いたからかもしれません。真空管では初めてでしたからね『木綿のハンカチーフ』。
 
 


 
○2019-02-13 上弦 (旧暦 睦月九日)
 
 
 ネット上で、わりと(間接的に)見かける外国人の声。
 
「日本人は、なぜスイス時計を使うのか? セイコーやカシオがあるのに」
「日本人は、なぜドイツ車やアメリカ車に乗るのか? トヨタやホンダがあるのに」
 
 口さがない日本人(推定)は「セイコーなんてスイスのパチもん」「トヨタなんてしょせん欧米車のコピー」という暴言まで吐きます。
 その昔、わざわざ周囲に見せびらかす目的で左ハンドル車を選び、その結果、右折が下手な阿呆も、たしかにいました。
 要するに、日本人の舶来コンプレックスは、いまだに解消されていない、ということに尽きるのでしょうか?
 もちろん、本人のお金で何買おうと、その人の勝手ですし。ましてや、積極的理由で外国製品を選ぶのに何ら問題ないのは当然なのですよ。
 
 
 
 そう言えば、妖之佑の持っている外国製品って何があるかな?
 
 電球全盛期に買った、でっかい MAG-LITE(明るさはもちろんのこと、いざというときには自衛用の鈍器にもなるという理由もあった)。
 SHURE のMMカートリッジ、Me97(本当は V15 が欲しかったのだが、捨て値だったこれで我慢)。
 TIMEX のデジタル腕時計、IRONMAN(復刻版。なぜかデザインが気になって仕方なかった)。
 JBL のPC用スピーカ、Pebbles(純粋にスペックと仕様と価格から合理的に選んで海外ブランドに決まったパターンは、これだけかな)。
 Reisong の管球式アンプ、A10(昨年の日記に書いたヤツ。安さが最大の理由)。
 Rollei の二眼レフ、Rolleiflex(もちろん中古。しかもレンズが換装されている非公式改造版……汗)。
 PLAKTICA の一眼レフ、MTL5(東独逸のヤツね)。
 Lomo のコンパクト・カメラ、LC-A(いわゆる「澪カメラ」♪)。
 
 けっこう、あるな(高価な品は皆無ですが)。
 筆記具や玩具、レコードやCDの輸入盤、あとW8の古いカメラも、それなりの数、海外ブランド品を入手しているがキリがないので、ここでは列挙しない(お高いの無いし、ね)。
 
 数はあるけど。
 車や腕時計で海外品を選ぶことは、たぶんないかなもう。
 憧れは、ありますけどねもちろん。車なら現行の FIAT 500 とか、時計ならΩ とか BREITLING とか、とかとかとか。
 昔の TAG HEUER に欲しい時計がありましたし、Delta HF Integrale や A112 ABARTH は維持面での心配がないなら今でも欲しいですよ。TANNOY の同軸は高くなりすぎて、さすがにもう諦めた……。
 万年筆は、できたら買いたいなあ。
 
 


 
○2019-02-14 二の午 (旧暦 睦月十日、凧揚げ)
 
 
 素直に笑えました。
 
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1902/14/news023.html
 
 二次創作的な部分があるから商業出版とは行かないでしょうけど。
 できれば、増量して一冊の本になったら楽しいだろうな、これ。シリーズ化しても良い。少なくとも妖之佑は買いますよ。
 
 笑わせる小品ではあるものの。
「残りの寿命かけてやる」
 という台詞は奥深いですね。
 
 


 
○2019-02-15 涅槃会、横手かまくら (旧暦 睦月十一日、鍬始め)
 
 
 トーシローの独断と偏見で、管球式アンプの選びかたなど語る。
 要するに、自分の認識を確認する意味で明文化するワケ。
 なので当然、情報の正確性についてアテにはならないし、何ら責任は取らない。
 
 
 
 これにするのがよろしかろ、な項目。
 
※ 球交換が楽な自己バイアス式のアンプがオススメ。
 
※ 性能が世間に広く保証されているのと交換品の入手が楽なので、メジャーな球を使っているアンプが吉。
 
※ 手配線のほうがパーツ交換が比較的楽なのでベター。
 
※ シングル式のほうが球数が少ない分、球交換の際お財布に優しい。
 
※ 出力を欲張る必要は、まったくない。自室で普通に聴くなら1WでもOK。むしろ、出力を抑えたほうが回路に余裕ができ、パーツの寿命も延びる。
 
※ 完成品であれキットであれ有名処の商品を選ぶほうが幸せになれると思う。
 
※ 出力トランスが剥き出しでなくケースに覆われているアンプがよさげ。理由は判らんが、このテの品は仕事が丁寧な気がする。
 
※ パイロット・ランプは無くても何とかなるが、有ったほうが安心できる。
 
 
 反転して、避けるほうがよろしかろ、な項目。
 
※ 固定バイアス式は球交換(同規格品であっても)のたびに調整が必要なので面倒。これにするなら、底蓋を開けずに調整できる品にすべし。
 
※ 希少な規格の球、マイナーな規格の球を使っているアンプは後々、球の調達で苦労することに。その覚悟があるなら止めはしない。
 
※ プリント基板は作るのは楽だが、故障などでのパーツ交換で苦労が約束されている。
 
※ プッシュプル式は出力管の交換に際して新しい球を四本(ステレオ・アンプの場合)買うことになるので、金銭面で頑張れ!
 
※ 同じ出力管・同じ方式を採用した他のアンプに比べ極端に高出力な品はワットの数字競争をしている、つまり回路上で無理をさせている証拠なので凶。
 
※ 完全にバラして組み直せるだけの知識と技術がない限り、どこの馬の骨が作ったか知れぬ「自作アンプ」とやらには手を出すべからず。
 
※ 球を足元から照らすような余計なイルミネーションのあるアンプは×。ナンチャッテ真空管アンプでも良いと言うのなら……まあ。
 
※ デザインがゴチャゴチャ混み合っているアンプはメンテに難。特に球同士が近すぎると同規格の太管に換えられない。
 
※ て言うか、外見的に醜い品は設計製作者の思想やセンスが透けて見えるので避けるが吉。ゲテモノ嗜好やMであるというのならば好きにするが良ろしかろ。
 
※ VUメータは無くていい。つか余計な回路が乗っかる分、むしろ邪魔。
 
 


 
○2019-02-16 十方暮入 (旧暦 睦月十二日)
 
 
『相棒 14』
 「物理学者と猫」
 
 
 基本、『相棒』の感想をわざわざ書くことなどしないのですが。つか、きちんと観ているわけでもないので(汗)。
 たまたま再放送を観て、ガツンとやられたので。はい。
 
 凄いですね。刑事ドラマでやりますか、あれを。SF的解釈の量子物理学による並行世界を。
 しかも、上っ面をなぞったパチモンでなく、『STAR TREK』(TNG)「無限のパラレル・ワールド」に届こうかというくらいの密度で。
 この脚本家さん、SFを深く理解しておられるものと推測いたします。そのうえで、きちんと人間ドラマとして締めくくっているのが、また素晴らしい。
 これに比べたら、アニメ版『ハルヒ』の例の「8」なんて予算と時間を無駄遣いしただけのゴミカス以下です(こっちはループ物ですが)。
 
 巷の感想に「何だ夢落ちかよ」というのが多いのは、まあ仕方ありませんね。『相棒』の常連視聴者にはSFに興味ないかたがたが多いでしょうから。なので、シュレディンガーの猫の解説についても、ましてやパラレル・ワールドなんて理解の外でしょう。
 もちろん、物理学の「シュレディンガーの猫」とSFの「シュレディンガーの猫」とでは、まったくの別物です。
 SFシュレ猫のほうは、『シュタゲ』においてオカリンが目視することで世界が確定する、というアレですよ。
 一方、物理学シュレ猫は、実際にそんな実験をしたわけではなく、あくまでも思考実験の題材・テーマにすぎません。タキオン粒子やモノポール(これらもSF必須の用語ですが)などと似たり寄ったりです。
 
 念のために申しておきますと、あの話での四つの結末は、それぞれ存在するということです。決して夢落ちや「もしも」の世界ではありません。可能性のある分岐から派生しうる未来は、すべて同時に存在する。そういう考えかたがSFの並行世界ですから。
 よく知られている例で挙げるなら、『ドラゴンボール』人造人間編にて、ミスター・サタンがセルを倒し地球を救った(大笑)世界、トランクスが双子を倒すもののセルに殺されタイムマシンを奪われた世界、トランクスがセルを返り討ちにした世界、すべてが存在する、ということですよ。
 そんな無数の選択肢がある中で、黒猫がオカリンよろしくグッドエンドの世界線を探し求めて右京さんを導いた(利用した)のでしょう。なので、黒猫や視聴者の視点ではループしていると言えなくもない。
 並行世界物とループ物が混同されやすいのは、一つには読者・視聴者のためではあるのですよね。同時に存在する並行世界であっても物語として構成する場合、どうしても一つひとつを順繰りに描いていくしかありませんから。判りやすいかどうか……まず一度はクリアしないとフラグが立たないルートが開放されないとかでなく、最初からすべての選択肢とルートが可能な状態でスタートするRPGやAVGと考えたら、近いのかな。
 
 はいぃ?
 いえいえ、妖之佑は物理学なんてダメですよ。ほんの少しだけSFを囓った程度です。
 ええ。ですから、こんな駄文を鵜呑みになどなさらず、ご自身でお調べになったほうがよろしいと思います。受け売りを“RT検証”せずそのまま雑談のネタとかにしたら、それこそ劇中の成田教授同様、後悔なさいますよ、きっと。
 
 


 
○2019-02-17 (旧暦 睦月十三日)
 
 
 サイン、コサイン、タンジェント♪
 懐かしい。けど、もうサッパリ判らん。
 
 仮面ライダーキカイは、まちがいなく『人造人間キカイダー』をモチーフにしてますね。
 だって、あのジーンズ姿に幅広のベルト、必殺技が「ジエンド」、そして中の人が沢芽市にもフラリと現れたジローだという決定打。ついでに「破壊」だの太陽光発電システムだのと特盛りサービス♪
 首や腕が動くたびにキュイキュイいうのは、『ウルトラマンマックス』のエリーを参考にしたかな? そう言えば、シュワちゃんは『ターミネーター』やる際に、人に化けたロボットの動きを表現するのに、かなり苦労したそうですね。あれも効果音という手を使えばよかったのかも。
 
 オバちゃんと爺ちゃんの動きがキレッキレなのにポカーン(歳取っても身体のあれこれを維持する。素晴らしいことです)。
 いや、よく考えれば怖い世界ですよ。普通に行き会った人からいきなり「おまえは機械か? 人間か?」と問われて襲われるって、とんでもねー。
 
 で、2121年の地球は機械が支配、人類は壁の中に引き籠もって辛うじて生存してい……あれ? これ何て進撃?
 まあいい。
 言ってしまうと、よくあるパターンのディストピアですね。『ターミネーター』のスカイネットや『マトリクス』のエージェント・スミスに相当するのが、ヒューマノイズであると。
 なぜ同じ機械であるレントがヒューマノイズに敵対して人類に味方しているのかは……まあ良心回路なんだろうね。で、充電システムを介してハッキングされた、と。
 
 完全に白ウォズ側についたツクヨミ。
 何かとソウゴを気にかけて世話焼くゲイツ。
 この割り切りの度合いですね。男女の差が、はっきり描かれていて面白いです。
 
 一方のタイムジャッカー側も亀裂が生じ始めているようで。ウールを生け贄にされてオーラが怒った様子ですからね。
 スウォルツは仲間にすら「意見は求めん」とのこと。これは、あかんやろ。
 あのフェイスハガー……きめぇ。
 
 アナザーキカイの姿は、金属製の機械であるキカイに対して木製の道具といった意味なんでしょうか。ちと判りにくい。
 元々契約者がいなかったのは、仮面ライダーキカイが人ではないからということね……ん? でもレントはキカイそのものなんだから、力を奪うってことは……? つか、そもそもアナザーキカイを生み出したのは何者なのか、という謎がある。うーん、白ウォズみたく、あっち側の三人組が出てくるとか?
 
 とりあえず、みんな気づこうよ。
 白ウォズ側の世界線を進むと百年後には人類絶滅の危機なんだということに。
 
 
 
 
 
 なんつか。
 アツシの年齢を推測しても、彼の子供の頃って少なくとも十五年は前っしょ?
 その頃に、あんなケツ顎ヒーローって……解せぬ。七、八年前くらいならアメコミヒーローの実写映画化という方向で逃げられるんだが。
 
 あの事務所、ぜってーヤバいだろ組だろ。
 
 のっぺらぼうもスマホを使う時代ですか。
 ねずみ男のはヒビ割れてたけど、他の妖怪たちは綺麗なスマホですねー♪
 
 成長するにつれ妖怪が見えなくなるのは、手塚先生もやっておられました。
 でも、見えないだけでなく忘れてしまうのは淋しいですね。
 
 ユウが意外にもワゴン車だったのは……すぐに解答が出ましたね。怖っ。
 
 顔がなくて友だちのできなかった、でも“自分”を持っていた、ののくん。
 顔はあるけど、自分自身を偽ってきて、ついには見失ってしまった、あっくん。
 雨降って地固まって良かった良かった。
 
 アツシは移籍してヒーローオタクアイドルに転身とあるけど、あの組とトラブらなかったのかな?
 と思ったけど、よく考えれば、イケメンのユウが行方不明になってはアツシに用など無かったんだろう、だから引き留められなかったんだろう、と気づいた(笑)。
 いやそれよりも、ユウのファンが大量に消えてるからな。じきにガサ入れされるぞ、組。
 
 オイラにもスマホは必要ないから、鬼太郎とナカマー♪
 ついでに自分を偽ってない。おかげでカネも地位も名誉もないぞ。
 
 


 
○2019-02-18 (旧暦 睦月十四日)
 
 
 本当にこれ。
 気軽に入れたり外したりしてる連中が信じらんないよ。
 
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1902/18/news035.html
 
 これが理由で妖之佑は眼鏡派なのです。
 ついでに、眼科が苦手です。
 眼圧測定が怖くて仕方ないほどにダメなのです(「眼圧測定 ビクッ」でぐぐると、お仲間さんがまーたくさん♪)。普通に目薬注すだけでも一苦労。
 子供の頃には、もがいて塗り薬を塗らせないもんだから眼科医のかたがブチキレたこともありましたよ。(;^_^A
 まして、目玉に注射とか手術とか話を聞くだけで、心臓鷲掴みにされるほど驚愕・動顛します。あ……想像しただけで痛くなってきた。
 別に深刻な状態でもないのにレーシック手術受ける人の神経とか、どうなってんだ? ホントに不思議でなんないっス。
 
 もしも目の病気になっちまったら症状軽くても上を下への大騒動だろうなぁオイラ。
 今から不安でなんねーだ。orz
 
 


 
○2019-02-19 雨水、上元、三隣亡 (旧暦 睦月十五日、小正月)
 
 
 ゼニクレージーとは、また懐かしいキャラを♪
 
 最近のCMは何を考えてんだ?(笑)
 
 


 
○2019-02-19 雪女、百鬼夜行
 
 
 旧暦の小正月は、雪女が山奥から人里に出てくる日。
 今年は百鬼夜行と重なるなんてね。
 
 


 
○2019-02-20 望 (旧暦 睦月十六日、藪入り)
 
 
 金曜ロードショーの『ローグ・ワン』を観逃していたことに、今さらに気づく。
 
 本当に今さら……。orz
 
 


 
○2019-02-24 (旧暦 睦月廿日、廿日正月)
 
 
「何でもいい」が一番困るんだよな〜。
 まったく、そのとおりで。
 みんな、希望をちゃんと言おうぜ。最低限でも「私は要らない」とか「水でいい」くらい言おうよ。
 
 前回で思ってたんですが。
 あんなおおっぴらにレジスタンス放送してたら集合場所とかヒューマノイズに筒抜けやろ。
 と。
 いや、筒抜けどころか放送そのものが罠だったとは。このリハクの目をもってしても……。
 で、さすが機械のヒューマノイズ。変身ヒーローのお約束である段取りすら無視するとは無礼にも程があります。だからー、ウォッチを蹴飛ばすなってーの(笑)。
 
 オーラの腹は、キカイウォッチを手に入れたうえでウールを傀儡の王にすること。
 実際にはウールに「スウォルツと二人でお膳立て」と言っているのでウールの認識としては三人での作戦だったということでしょう。でも、オーラの本心はジオウがゲイツに見せた展開ですよね。どっちにしても、ウールは納得していないご様子。
 つまりタイムジャッカーは一枚岩どころか三人バラバラ。
 傀儡という言葉で、より明確になりましたね。タイムジャッカーの目的は自分の都合の良い王を擁立すること。つまりは天下取り。なので、三人とも互いにライバルと言えそうです。
 
 さて、前回、レントがソウゴのことを知っていたのが違和感というか不可解だったんですが。
 ツクヨミの解説で何か判った気がする。
 ソウゴの一連のアレは予知夢ではなく、夢に見たことを現実にする能力。ニンジャもクイズも、そしてキカイもソウゴが夢に見たからこそ現実の存在になった(たぶん、追試の問題内容も含めて、ね♪)。レントが百年前の存在であるソウゴのことを知っており「BFF」とまで言ったのも、それが理由と思われ。あのブリキの玩具が百年後のレントというのは、さすがに突飛な説だとは思う……けど、パスワードの件を考えると、あり得なくはないか。
 大叔父さん曰く「ソウゴの友だちは玩具のロボットだけだった」というのも、オーマジオウの配下がカッシーンやダイマジーンとロボだらけなのとつながります。うーん、やっぱりオーマジオウはソウゴなのか?
 
 次回はアナザージオウ。
 え? なんですと?
 アナザージオウが誕生してもジオウは消えない? 何それ?
 まあ、観てから語るとしますか。
 
 


 
○2019-02-25 天一天上、北野天満宮梅花祭 (旧暦 睦月廿一日)
 
 
 またも来ました、ダークな鬼太郎♪
 
 いや途中までは読めなかった、このリハクの目をもってしても。
 万年竹が「左腕に大きな痣のある男」と言ったので、ようやく気づきましたよ事件の全容に。
 
 清美さんの外見が妖怪すぎて困る(爆)。
 て言うか今回、作画が雑な印象ですね。“水木キャラ”な観光局の人も、ねずみ男も線があっさりしすぎてて違和感。鬼太郎のリモコン下駄攻撃も、開脚ぶりが不自然でした。
 こーゆーのは勘弁してほしいですね。ストーリが良かっただけに。
 
 にしても、まだ万年竹のテリトリーなのに吐露するなんて、愚かな男です。
 まあ、きっちりタイミングを計った鬼太郎の仕掛けですけどね、あれ。
 
 


 
○2019-02-26 下弦、三の午 (旧暦 睦月廿二日)
 
 
「鉄玉子」というのをご存じでしょうか?
 文字通り、鉄で出来た卵です。要は卵の形をした鉄の塊、それも南部鉄。
 
 鉄瓶でお湯を沸かすと味が良くなり身体にも良い。
 と言いますよね。
 でも、鉄瓶は値段が張るのと手入れにコツが要るので、導入するのに少し敷居が高い。
 そんな人のために考案されたのが鉄玉子。これを鍋や薬罐に入れてお湯を沸かせば鉄瓶と同じ効果が得られる、というお手軽アイテムです。
 
 妖之佑も南部鉄瓶が欲しい欲しいと思いつつも、↑の理由から購入に躊躇していました。安くすませようと錆び錆びの中古品に手を出す勇気もない。
 なので、この際です。まずは鉄玉子のほうを使ってみるべ。
 と、通販に注文しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 © 創通・サンライズ
 
 鉄魂 アッガイ
 
 こら、そこっ。石とか投げない。
 れっきとした、それも南部鉄公認の、て言うか南部鉄器の工房さんで正式に作られた鉄玉子ですよ、これ。
 その名も「鉄魂てつたま」! 企画はガンダムカフェ、販売はプレミアムバンダイ。
 
 鉄魂 アッガイ
 
 三種ある商品の中の「アッガイ」です。
 まー判る人には判る、あのシーンを採用しているワケ♪
 
 鉄魂 アッガイ
 
 この体育座りっぷり、再現度バッチリですね(笑)。
 ハロもあったのですが、ハロをグツグツ煮込むのは良心が痛むので、こっちにしました。水陸両用MSなら熱湯にも耐えられそうですし(爆)。
 
 でも本当はザクが欲しかったんだよー。
 財布の問題さえなければ……。(;^_^A
 
https://p-bandai.jp/item/item-1000131017/
 
 四次出荷まで行ったとは、すげーな。
 皆さん、お金持ちなんですねー。
 
 


 
○2019-02-28 海難法師
 
 
 旧暦の睦月廿四日に海難法師が現れるとされます。
 なので、この日は海に出るのを、あるいは外出そのものを控えるそうな。
 
 海難法師とは、海坊主の親戚とも舟幽霊の一種とも。
 要は危険な海の怪である、ということですね。
 
 板子一枚下は地獄。
 カナヅチなオイラには、仕事ならともかく、遊びで海に出る人の気が知れません。はひ。
 
 

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