2018年12月


 
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○2018-12-01 (旧暦 神無月廿四日)
 
 
 コスパ高くてメーカー儲からんかったんちゃう? と個人的に思ってる品。
 ニコンEM 。ジウジアロのデザインということで F3 とは姉妹機関係だった、はず。
 セイコー三代目アルピニスト(4S15-6000)。心臓部の 4S15 は本体価格とは不釣り合いな高級品だった。同じ 4S15 搭載のダイバーズ(4S15-7000)と SUS(4S15-7020)もあったが、コスパだけで言うならアルピニストの勝ちだと思う。
 チープカシオ群……はロングセラーだから、ちゃんと儲かってるか(笑)。
 テクニクスのレコード・プレーヤはデンオンに比べて安かった。性能面では互角だから薄利多売の精神だったのかも。
 ヤマハGT-2000 も、あれだけの仕様で当時あの価格では、たいして利益出てなかったかもしれん。つか、マイクロやエクスクルーシヴやトーレンスが高すぎたんだよ。
 そう言や、ドリキャスも利益出るどころか売れば売るほど赤字だったと聞いたっけ。儲けはソフト頼みだったと。で、失敗したと(苦笑)。
 
 


 
○2018-12-02 (旧暦 神無月廿五日)
 
 
 名前を挙げたついでに。
 セイコー アルピニストの一覧もどき。
 
 1960年 ローレル アルピニスト。17石、5ビート、手巻。防塵。樹脂風防。
 1964年 チャンピオン 850 アルピニスト。cal.851(17石、5ビート、手巻)。夜光。生活防水。耐衝撃。樹脂風防。
 1995年 アルピニスト。cal.4S15(25石、8ビート、自動巻&手巻)。簡易方位計。ルミブライト。20気圧防水。耐磁・耐衝撃。ハードレックス。
 2002年 アルピニスト。cal.8F56(ハイビート・クォーツ)。GMT針。パーペチュアル・カレンダー。簡易方位計。ルミブライト。10気圧防水。耐磁。サファイア・ガラス。チタン・ケース。
 2006年 メカニカル アルピニスト。cal.6R15(23石、6ビート、自動巻&手巻)。簡易方位計。ルミブライト。20気圧防水。耐磁・耐衝撃。サファイア・ガラス。
 
 海外向けのセイコー5スポーツの中にある俗称「アトラス」なる時計も、20気圧防水だの簡易方位系だのと、アルピニストの従兄弟くらいに言ってもいいと思われ(笑)。セイコー5ゆえ、耐衝撃は基本性能だし。
 これの心臓部 7S36 は 7S26 の改良版。で、その 7S26 に秒針停止機能や手巻き機能を追加したのが五代目アルピニストにも使われた 6R15 っつー経緯もあるし。アトラスがアルピニストの“近親者”であるという考えは、まちがっていないと思う。
 
 プロスペックス アルピニストは、デジタルゆえかヴァリエーション多彩なので、一つひとつ列挙する気になれない(笑)。実用品として優れていても、物欲は刺激されないし、たぶん所有欲と無関係なる存在。
 デジタル版アルピニストは、カシオ プロトレックの強敵であり、プロトレック以上に純粋な登山用ツールだと思う。
 
 また、お手頃な価格でアナログ式アルピニストの新型を出してくれないものだろうか。できれば機械式で。
 いや、プロスペックスだと高すぎるんだってば。(;^_^A
 
 


 
○2018-12-03 己巳 (旧暦 神無月廿六日)
 
 
 まさにGJ!
 
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1812/02/news019.html
 
 TV番組などなどで偉そうに「マナー」とやらを講ずる連中の顔が実に胡散臭いと常々思っておりました。
 最近はTVで見かけなくなりましたが、やたらと京都アゲアゲで「マナー」とやらに五月蠅い大阪のオバハンがいましたよね。口のデカい。市ナントカって言ったっけ? あのオバハンが何かの番組で自慢げに「武勇伝」を語っていたのを思い出すと今だに腹立たしく感じますよ。大阪人のクセに「京都マンセー」だから、みっともないったら。京都の人も、あんなのに「エセ京都人」をされちまって、いい迷惑でしょうね。
 例の「江戸しぐさ」とやらも、歴史的根拠のないでっち上げだというのが今の定説らしいですし。
 とにかく、マナーを売りにする輩は、まずは怪しむべきでしょう。根拠のない物に手前勝手なルールをこしらえて注目を集める、あるいは金儲けに利用する、なんてのは古来からの常套手段。マナーではないですが、大橋巨泉さんの番組『巨泉のこんなモノいらない!?』で姓名判断を取り上げたとき、そのルールを調べたら世の中の名前の大半は凶になるシステムだったそうで。つまり大半の人がお客になる美味しい構図(笑)。
「マナー」とやらを流行らせようとする連中も、こーゆーことでしょ。注目浴びるには奇抜な説、一般常識とは真逆の説を自信ありげに大声で発信すればいい、ということ。橋下某が自分を売る際に、よく使う手でもありますね。
 徳利の話に戻しますと。せっかく注ぎやすいように作ってくれた注ぎ口を使わないのは、それこそ製作者に対する重大なマナー違反ですよ。心遣いを無にするんですから失礼極まりない。
 あ。岡本太郎さんの「坐ることを拒否する椅子」って、そーゆー阿呆な輩に対する無言の意見も含まれてたのかもですね。ほら、椅子のマナーも、あれこれ五月蠅いみたいですし。
 いや、上座下座の区別くらいはいいとしてもね。椅子の右からか左からかなんてのは商談と何の関係もないでしょ、軍の会議じゃあるまいし。そんな細けえ事に脳味噌使ってると大事なものを見逃すんじゃねーの? そんな小うるさい、つまらん相手と大仕事なんて一緒にできないんじゃね?
 理由のあるマナーも、そりゃありますよ。例えば障子や襖、扉を後ろ手で一気に閉めない、なんてのは当たり前。戸に向いて静かに閉めつつ最後に少し止めてから閉める。これ、マナー以前の問題で。うっかり後続の人、子供さん、あるいは可愛い猫ちゃんなどをはさまないための予防策なんですよね。ぶっちゃけ「部屋に残ってる人に尻を向けるのは失礼」なんてーのは、どーでもいいっしょ。だってドアを開けて退室するときも、入室してドアを閉めるときも、中の人に尻向けてるわけだし(爆)。
 エスカレーターの片側開けも、なかなか無くならないですねぇ。
 まちがった「マナー」なんて、もっと強行に撲滅してもいいんじゃないかな。とりあえず、嘘を広めた自称「マナー講師」どもは一年間毎朝、公道のゴミ拾いの刑とか、どうだろう。
 
 


 
○2018-12-04 大つち (旧暦 神無月廿七日)
 
 
 前回、戒斗の導きによって迷いを捨てたゲイツ…………のはずでしたが。
 朝っぱらから仲良く鬼ごっこして遊んでるし一緒に朝ご飯食べるし質問には答えてくれるし、ソウゴが倒れたら心配するし、絶賛迷走街道驀進中じゃないですかー。
 
 ゲイツのあれはオーマジオウから盗んだと?
 これで今回のゴースト編だけでなく、ドライブ編もあり得ることに。
 
 
 
 脇役のシブヤとナリタは、ともかく(二人とも懐かしいな)。せっかく登場したタケルが気の毒でした。
 士が美味しいトコ全部、持ってったからね(苦笑)。
 
 やっぱ、ディケイドの存在感はハンパないわー。
 ジオウのアーマーに比べて、ディケイドのカメンライドは他のライダーそのものになるわけで。
 タイム・ワープできない以外は、ジオウより能力的に上でしょう。その時間旅行とて、ジオウかゲイツ、あるいはタイムジャッカーからタイムマジーンを奪えば、自由自在かもしれん♪
 ついでに、「ディケイドに物語はありません」から、タイムジャッカーやジオウに力を奪われることもない(たぶん)。
 しかも十年経ってるからベテラン感もあり、元々の士の高飛車な態度と相まって、どうやってもソウゴが勝てる……もとい、行ける気がしない。
 
 ただ。ジオウやゲイツは、タイム・ワープのついでになら並行世界間の移動、言いかたを変えるなら世界線の移動もできるはずなんですよね。
 て言うか、実際やってるし。
 
 えーと。
『W』から始まる平成第二期群の作品は、いちおうすべて同一時間軸上の物語となってます。
 つまり、風都のある日本には沢芽市もあり、大天空寺や天ノ川学園高校や鴻上ファウンデーションや聖都大附属病院や久留間運転免許試験場もあり、面影堂も細々と営業中のはず。何より、第二期の事件の半分には財団Xの暗躍がありましたからね。
 スカイウォールの惨劇だけは十年スパンなので、同一時間軸には入れられませんが、この問題は『ビルド』最終話によって解決されてますから、↑の世界でツナ義ーズが大ブレイクしてても大丈夫♪
 なので、ソウゴが天高を訪問したあとに大天空寺に拉致られても矛盾は生じません。
 
 しかしながら。『クウガ』から『ディケイド』……いえ、『キバ』までの平成第一期は違います。
 第一期は基本、それぞれ別世界の物語です。唯一、『アギト』だけは『クウガ』の世界を継承していますが(G3は未確認生命体4号を参考に作られた兵器)、それとて『ディケイド』のアギト編みたく似ているが別の世界といった程度のものでしょう。『ディケイド』本編では九つの地球が互いに接近して崩壊の危機にあったわけですし。
 だからこそ、並行世界を移動できるディケイド、ディエンド、そして大ショッカーの本領発揮だったということ。
 
 で、話を戻すと。
 ソウゴたちとともに天高に潜入していたゲイツは流星塾がらみの事件で 2003年に飛びます。つまり流星塾と天高という本来なら別の世界にあるはずのものがゲイツにとっては同じ世界にある、みたいな? 平成第一期のライダーたちの力も継承するなら、並行世界の移動は必須条件です。
 まあ言ってしまいますと、そもそも天高に行ってたソウゴたちが、たっくんや草加に会う時点で、世界線が混じってるんですよね。ここが、ディケイドみたく「ジオウに物語はない」と妖之佑が考える根拠なんですけどね。
 
 あ。
 良太郎やハナは特異点だから、過去改変の影響を受けないんだっけ。
 並行世界を移動するディケイドと、時間旅行のデンライナーが組んだら、ひょっとして最強じゃね? タイムジャッカーもジオウも目じゃないんじゃね?
 
 閑話休題。
 
 大天空寺に「不可思議研究所」があるってことは、登場こそしなかったものの御成がいるってことですよね。出てほしかったな〜。つか、眼魔事件が起こっていないなら、タケルの父も健在?
 ちょっと疑問に感じたのは。
『ゴースト』本編では、眼魂を手にして初めて、タケルは眼魔つまりは幽霊の姿を見ることができるようになったわけで。ゴーストの力を失っているタケルに、なんで幽体離脱したソウゴを視認することができるのか? つか、アナザーゴーストに喰われそうだったソウゴの魂をなんでタケルは助けられたのか?
 ゴーストにならなかった分、修行・精進して法力を得た、ということかな? うーん、だとしても説明不足でしょ。父親も登場させたら、よかったんだよ(笑)。
 
 さて。
 ウォズさんが視聴者に「裏切る」宣言をしたうえで、タイムジャッカーに接触(あそこ、ラッキークローバーの溜まり場、つまり影山冴子の店じゃね? 似てるだけ?)、協力を申し出て招請したのが……通りすがりのあいつ。
 相変わらず bbf を大切に持っていること、そして『ディケイド』と違い『ジオウ』に登場する先輩ライダーたちはオリジナルというルールがあるので、あいつは士本人であり、断じてそっくりさん(『龍騎』のミラー真司みたいな)ではない。
 とすると、「だいたい判った」の台詞の真意も見えてきますね。士は『ウィザード』の最終おまけエピソードみたく動くものと思われます。つまり、「ウォズに招かれて魔王を倒すディケイド」という役割を与えられて、この世界に来たのでしょう。ああ、光写真館が一緒なら判りやすいのに(笑)。
 ディケイドライバーが白からピンク(正確にはマゼンタだそうな)に変わっているのは ver.2.0 ということか。描かれた歴代の紋章が倍増してるわけだし。つか、愛用の bbf と同色になったってことかな?
 
 アギトのままで決めてたら、ゲイツのアギト印象が最悪になるからと、わざわざ彼らの目の前で響鬼にカメンライドするあたり、士のアギトへの気遣いが染みますなー♪
 
 
 
 
 
 新型のディケイドライバーはPバンダイから発売されるそうな。
 もちろん、W以降のカードと音声が追加♪
 
https://p-bandai.jp/item/item-1000131471/
 
 て言うか、すでに二次発送分になってる!
 
 
 bbf 士カラーも再販とか、しないかな(笑)。
 
http://www.superheadz.com/bbf/
 
 色はともかく、カメラ自体はまだ扱ってるっぽい?
 それとも、単にページの更新がされてないだけ?
 
 


 
○2018-12-04 百鬼夜行
 
 
 ぴっかぴっかのーいっちねんせい。
 ビシッ!
 
 


 
○2018-12-05 納めの水天宮 (旧暦 神無月廿八日)
 
 
 セイコー・プロスペックスの海外サイトにある「Prospex Land」というシリーズの SRPA71K1 、SRPA73K1 、SRPA75K1 、SRPA77K1 という四品が、まるでアルピニストですね。
 
 cal.4R35(23石、6ビート、自動巻&手巻)、簡易方位計、ルミブライト、10気圧防水、ハードレックス
 
 ということで、防水性が退化している以外は、まさにアルピニスト仕様!
 海外のみの販売らしいですが、プロスペックスを名乗ってるということは、お高いんでしょうねぇ?
 ケースとブレスレットが黒の 73K1 、少し気になりますね(笑)。
 
 
 
 
 
 ふむ。
 並行輸入の通販で、だいたい六万円代後半ですか。アルピニスト 6R15 の定価より高いな、やっぱ。
 現行品なのか生産終了品なのかも、よく判らない。
 ま、買わんけど。(を
 
 


 
○2018-12-06 秋葉権現火防祭 (旧暦 神無月廿九日)
 
 
 ケータイに頼っていないアナクロな自分に隙は無かった(笑)。
 
 
 
 ソフトバンク、やっちまいましたね。
 影響を受けたかたがたは、本当にお気の毒でした。通信インフラの完全ダウンは洒落にならないことと、お察しします。
 今や、ケータイは通話のみならず、ネットのほぼすべてを担ってますからね。妖之佑の身に照らすなら、プロバイダが完全沈黙したようなものでしょうから、そりゃー困るなんてレベルじゃありません。勘弁してくれ。
 
 ケータイ普及したから公衆電話なんて要らん、ケータイあるから固定電話なんて無駄、などという声も、今回の件で吹き飛んだことでしょう。
 公衆電話は、やっぱり必要な設備ですし。
 固定電話も、住所不定(あるいは住所秘密♪)な人でない限りは必需ではないかと、あらためて思います。
 
 そのうち ADSL が終わる終わるとプレッシャーかけられて、光への乗り換えを検討する段階に入らざるを得ない妖之佑ですが。
 それにともなって、少しでも節約をと光電話への切り替えを考えていたのですが……NTTの固定電話は最後の命綱にもなる得ると思うと、捨てられませんね。
 もうしばらく悩むことにいたします。
 
 


 
○2018-12-07 朔、大雪 (旧暦 霜月朔日)
 
 
 元々の自分って、スペック表の熱烈信者だったんですよね。
 だから、カメラやオーディオ、車などなど、すべてスペック数値だけで善し悪しを勝手に決めていた。
 
 ほんま阿呆でした。
 
 
 
 例えば、カメラのシャッター・スピード。
 
 速ければ速いほど高性能、と信じて疑わなかった過去の自分には、完全機械式で 1/4000秒を誇るニコンFM2 が神にしか見えませんでした。だからこそ長年、自身のフェイバリット一眼レフとしていた。
 しかしまー、1/4000秒なんてスピード、レンズが相当に明るくないと使えませんし、そもそも使う機会なんてそんなにない。ロクに使わない機能を載せたがために機械に負担を与えるなら、それはむしろデメリット。そう気づくまでに随分と、かかりました。
 なので、今の妖之佑のフェイバリットな機械式一眼レフは同じニコンでも F2 となっています。無理のない 1/2000秒なら、機械も虐められませんからね。さらに言うなら、もっと気軽に使える最高速 1/1000秒のほうが、より実用性が高いと言えます。FM とか MX とか OM1 とかね。さらに FM10 まで行くと、所有欲を刺激しないという点で商品としての魅力に欠けるので、こちらは愛でるのではなく純粋な道具と見るべき。FM10 なら壊れても盗まれても、金銭面だけでなく精神的ダメージも少ないですから。これを逆手に取り、物騒な場所へ撮影に行くなら、この手の安い品にするのが吉となりましょう。ツールとしての性能に問題はないわけですから。
 このあたりを理解するのに、年月がかかったものです。はひ。
 ああ、誤解があるといけませんから念のため。ニコンFM2 が魅力的で良いカメラであることは、まちがいないのですよ。ただ、1/4000秒という無理をさせていることを承知のうえで気遣って使ってやる必要がある、ということです。だから妖之佑も今のところ手放す気ゼロですし。まあ、頑丈さでは上限 1/1000 に止めてある機種が上だと思う。
 
 


 
○2018-12-08 納めの薬師、針供養 (旧暦 霜月二日)
 
 
 例えば、レコード・プレーヤのワウ・フラッタ。
 
 ええと、ワウ・フラッタというのは要するにプレーヤが起こす回転ムラのことです。音程が狂うような低速域のムラを「ワウ」、ノイズの原因ともなる高速域のムラを「フラッタ」と呼ぶそうです。
 で、このワウ・フラッタの少ないほうが高性能ということになるわけですが。阿呆な妖之佑はカタログ・データを盲信し、テクニクス最強と崇拝してましたよ。だって、他メーカーと比べて数値がダンチだったんだもん。(;^_^A
 無論、テクニクスのプレーヤは高評価を受けていた品であり名機揃い。これは、まちがいのないところ。
 ただ、ワウ・フラッタに限らず、性能値というのは同じ機種であっても測定環境・測定基準によって全然違うものになりうる。で、耐電圧や消費電力などと違い、音響機器としての性能表記は、お上があれこれと五月蠅く言ってこない。なので、同性能の自社品を他メーカー品より高性能だとお客に誤解させるために、他所と違う“物差し”を使うこともありうるわけです(どのメーカーがどうのこうの、とかは言ってませんからね、そこんトコよしなに)。
 ここに気づくまで、年月がかかったものです。(;^_^A
 まあ、もっと言うと、回転ムラが「0.0018%」だろうと「0.01%」だろうと、そんなの人の耳に聴き分けられる差ではない。もっと大事なものが他にあるだろ? ってことです。そこに気づくまでに(以下同文
 そうですね。プレーヤの日本メーカーの両横綱、デンオンとテクニクスで考えますと、もっとも大きな違いはACモーターかDCモーターか、という一点でしょう。デンオンはACに、テクニクスはDCに、長年こだわってきていて、ここをマニアのかたがたは重視するようですね。あと使い勝手の面でDJさんたちがテクニクス一択なのは、ご存じのとおり(おかげで、SL-1200 シリーズの中古生存率は極端に低い……)。無論、妖之佑の耳にACとDCの違いなんて判るはずもありません。なので、デザインや触れた感覚で選べばいいだけのこと(惚れ込んだカートリッジがあるなら、自重や針圧の面でそれをちゃんと着けられる、という条件確認は忘れるな)。
 
 ついで話に。ワウ・フラッタに関わるプレーヤのドライブ方式についても少し。
 そもそも電気モーターというのは高速回転するのが本分。高速回転してこそ安定する。
 で、レコード盤の 33回転1/3 とか 45回転とか言うのは、一分間に盤を何回転させるかという数字。なので低速回転に分類されます(レコード盤の演奏を見てりゃ判るか)。
 このままではモーターを使えないため、何かを間に介在させて解決した。アイドラーというゴム車輪や、ゴムベルト、あるいは繋ぎ目のない輪状態の糸。これらをはさむことで、細いモーター軸と、直径三十センチ以上あるターンテーブルとの円周差を減速に利用する。
 これに対してテクニクスが世に送り出したのがダイレクト・ドライヴ方式。モーター軸をターンテーブルの軸にしてしまうという、当時のテクニクスが重んじていた「シンプル・イズ・ベスト」な思想に基づくものですね。この実現のために低速で安定した回転を生み出すモーターを開発した。海外の老舗たちは、テクニクスの仕事を笑い飛ばしていたそうですね。「できるわけがない」と。で、SP-10 の実力を知って恐れおののき、ありもしない風評を流してDD方式を叩き潰そうとした。欧米人・基督教徒の常套手段です。
 それもあってなのかどうか、欧米のプレーヤ・メーカーは未だにDDのプレーヤを出してませんよね。逆に一時期は日本製のほとんどがDDになった。おかげで世界中にもDD方式は認められたと思われます。
 しかし皮肉なことに、そんな日本のオーディオ・マニアのかたがたが「DDは音が悪い」と、ずっと言っておられるという不思議な事実。そんな人たちは、ガラードのアイドラー・ドライヴや、トーレンスのベルト・ドライヴ、あるいは日本ならマイクロの糸ドライヴを使っていた。
 単にマニアの思い込み・自己満足なら、それはそれでいいんですが、当時のオーディオ誌の記事を見ると、意外と演奏家さん(プロ、アマチュア問わず)に、そーゆー意見があるというのが無視できない。実際に楽器を奏でる人の耳は、聴くだけの人よりずっと確かですからね。
 いちおう言われている理屈としては、モーターとターンテーブルの間にゴム等々をはさむことでモーターの微細な振動が吸収される、らしい。反面、ゴムが介在するために立ち上がりがDDに比べて、どうしても鈍くなるし、たわみによる回転ムラもありうる。ついでにゴムのパーツは劣化が早いからメンテがいちいち面倒。
 まあ、自分がプレーヤに SL-1200 を選んだのは↑の欠点を排除できるから、でもあったんですけどね。だって、定期的にゴムベルト発注なんて、めんどくさい。
 でも今、スペック値がすべてではない、という考えになってベルトやアイドラーにも興味が沸いてますよ。粗大ゴミで拾ったベルト式のプレーヤは、あるんですけどね。まあ安物なので、SL-1200 と比較しても無意味でしょうし、そもそも妖之佑の耳で聴き比べなんて、下戸に利き酒させるより無駄(爆)。
 そう言えば、かつて GT-2000 という超弩級なのに比較的お値打ちなDDプレーヤを出していたヤマハが来年発売する予定の GT-5000 は何とベルト・ドライヴなんだそうですね。これはマニアが喜びそうです。トーレンスがバカ高くなっていることに比べれば、定価六十万円は特に高くはないですし。
 
 


 
○2018-12-09 大根炊き、漱石忌 (旧暦 霜月三日)
 
 
 例えば、車やバイクのエンジン。
 
 新型ジムニーのエンジンが先代に引き続き DOHC だというのは、まあ仕方ないのかな。とは思います。生産効率ということですね。
 本当なら車の性格に合わせてエンジンも変えるべきなのですが、それを設定でまかない、全車でエンジンを共用する。コストを下げるには、やむを得ないでしょう。
 
 これもまたスペック信者だった昔、妖之佑は4サイクル・エンジンについては DOHC 以外に見向きもしませんでした。海外の名車たちが OHV ということを鼻で笑っていたほどです(汗)。ホンダが CX TURBO を出したときも不思議に思ったものでした(汗々)。
 今なら OHV をバカにする奴を叩く側ですけどね(笑)。ブルーバードの初代 SSS も、フェアレディ1600 も、初代シルビアも、そのR型エンジンは OHV でしたから、OHV が使えないエンジンなはずはない。むしろ使える。
 
 でも、昔の妖之佑は DOHC 信者だった。
 しかも、多バルブ信者でもあった。GT-R や Z432 の4バルブに憧れ続けていたわけですから。
 ミニカ・ダンガンの5バルブにも興味あったなー。
 
 しかし、よくよく考えてみれば、レースなどの極限走行をするわけでもない市販車に極端な性能追求なんて無意味なこと。
 二個で済むバルブを四つや五つにすれば、それだけエンジンはデリケートで華奢になる。これは道理です。
 常時高回転させるわけでもないのに DOHC にするのも、そこまでやること? って感じかな。
 実際には SOHC を積んでいたブルーバードの二代目 SSS が、ほぼノーマルでサファリ・ラリーを完走しましたし、改造版では優勝もした。フェアレディZも、DOHC を積んだ 432 より、SOHC の 240 のほうが過酷なレースですら上だった(排気量の差もあったけどね、こっちは)。箱スカも、GT-R より GT-X のほうが使い物になったと聞きますし。
 
 て言うか不思議なんですよね。
 そもそも、DOHC ってのはバルブ機構のパーツ数を減らして高回転での安定性を狙ったもののはずですよね。なのにバルブ数を増やしたら、せっかくの合理化が帳消しなんじゃないのかな。素人考えですけど。
 まあ、それ言ったら、そもそも複雑なバブルを持たない2サイクルやロータリーのほうが、よりシンプルな分、4サイクルより上となっちまいますが♪
 
 あー、ロータリー車、今更ながらに乗ってみてー。
 初代 RX-7 が一番気になるー。
 
 


 
○2018-12-10 納めの金比羅 (旧暦 霜月四日)
 
 
 カメンライドしたゴーストとアナザーゴーストの二人同時必殺技を喰らっても生きてるゲイツって、何げに最強かもしれん。
 
 マコト兄ちゃん、相変わらず格好良いなー。
 細身長身のうえに手足が長いから、本当に絵になる(たぶん、初代ウルトラマンのレベルだな)。
 
 なるほど。ゴーストウォッチを持ってたからタケルには幽霊が見える、と。ゴーストウォッチに眼魂と同じ効果があるとは意外でした(便利だ。便利すぎる)。
 だとしても、落下する鉄骨三本を吹き飛ばす法力の説明にはならんぞ。あの特技だけで充分、超人レベルやん。あの兄妹も普通に受け入れるなよ。(;^_^A
 
 アナザーゴーストを倒すため、ではなく、まずはお兄さんを死なせないために過去に飛ぶ。そのうえで、あらためてアナザーゴーストの退治をやりなおす。
 という展開には唸らされました。オーズや鎧武のときもですが、ソウゴは策士ですね。
 つか、霊体もタイムマジーンで過去へ移動できるとは(便利だ。便利すぎる)。
 
 士は並行世界間の移動ついでに時間移動も可能、と(便利だ。便利すぎる)。
 要するに、こちらの川からあちらの川に移動する際、流れのどのあたりに行くかは自由、ということでしょうか。
 予想どおり、ウォッチをくれてやってもディケイドの力と記憶は残っているようで。て言うか、ウォッチがある時点で士がディケイドに変身できてるんだから、判ってたことか(汗)。
 もうディケイド最凶だな。
 
 ゴーストの歴史が消えていても、アカリの発明品は健在。で、本編でやったのと同じく、生き霊状態のソウゴを実体化させた、と。
 復活したソウゴが「お腹すいた」というのに対して「だよねだよね♪」とタケルに反応させたい気持ちは判りますが……ゴーストが消えた歴史では、アカリの発明品ともども矛盾でしかないんですよねぇ。タケルが眼魔の手にかかっていない歴史では、タケルは幽霊になった経験ないし、アカリも不可思議現象の存在を認めないし。
 ここは、ちょいと問題。
 
 ジオウのディケイドアーマーは、ディケイドのコンプリートフォーム以上にカッコ悪すぎる。
 もう少し何とかならんかったのかと。
 
 迷走していたようなゲイツの決意は、つまりこういうことかな。
「普通の高校生、常磐ソウゴ」を良い奴と認め、彼が最高最善の魔王になるなら、それで良し。最低最悪の道に進まないよう、しっかりサポートする。
 そして最悪の展開になってしまったなら、自分の責任で倒す。
 と。
 とりあえず、露骨なツンデレは、やめとけ。バレてるから。
 
 勝手に堂々と人のメシ喰う態度は、いつもの士だ♪(クジゴジ堂、ついに食堂にまでされちまったか。そう言えば光写真館も、お客に珈琲ばかり出してたっけ)
 そしてソウゴに意味深な言葉を残す。
 TV本編と劇場版の修羅場をも通過した士は、もう破壊者としての自覚十二分ですから、そりゃ達観してるでしょう。
 真意はまだまだ不明ですが、何となくソウゴとゲイツを鍛えてやってる感は見え隠れしますね。ウォズさんへのツッコミも冴えてます♪
 今後の士の動向に注目ですね。
 
 


 
○2018-12-13 (旧暦 霜月七日、山神祭)
 
 
 事情があって……などと言うほどたいしたことでもないのですが。
 三輪自転車をあれこれ探しているのです。
 無論、二輪以上に転倒リスクのある後ろ二輪ではなく、前二輪の、しかもスイング機能付き三輪自転車です。
 
 さすがに、お高いですね。
 タマ数が出揃っていないせいもあるのでしょうか。
 電動アシストになると、もうバイク並みのお値段!
 
 これは買えんかー。
 
 などと、あちこちウロウロしてましたら。
 こんな所に出くわしてしまいました(笑)。
 ↓
 
https://www.ei-publishing.co.jp/articles/detail/riders-club-473164/
 
https://www.ei-publishing.co.jp/articles/detail/riders-club-473187/
 
 すげーわ、これ♪
 
 


 
○2018-12-13 百鬼夜行
 
 
 ♪ "へ( ^m^)へ" "へ( ^m^)へ" ♪
 
 


 
○2018-12-14 (旧暦 霜月八日、御火焚き、鞴祭)
 
 
 『僕らの鬱』
 『僕らの鬱』
  あめりおじさん/コミックジンガイ

 
 どう解釈しましょうか。
 作者氏が腹に溜め込んだモノを恥ずかしげもなく吐露した作品?
 平井和正さんは「原稿を排泄物にしてはならない」とおっしゃってましたが。これは排泄物まではいかないものの、吐瀉物のレベルはクリアしているかもしれません。
 
 まあ、この作者氏の作風が、そもそも読者への手加減つまりは商業的気遣いなどない感じですからね。容赦なく人の心の根底を残酷にえぐってくる。
 描き手のやりたいようにやった。それが(良くも悪くも)読んだ人の心を揺さぶるだけのパワーを得るに至った……かな? 編集が横から口をはさまなかった(と思われる)のは、この作者氏に関しては正解だったんじゃないかな。この作品から毒糞が抜けたら何も残らないだろうから。
 
 妖之佑は適当に汚れてますから、ある程度の免疫を持っており、読後に特に体調を崩すとか芥川や太宰のあとを追いたくなるとかは、ありません(今のところは)。
 が。免疫のない人、純粋無垢な人にとっては、これは汚染物質でしかないでしょう。見事に、共感・同情できるキャラが、いません(多少の同属嫌悪は生じてるかもしれん)。
 そうだなあ。少なくとも江戸川乱歩の大人向け作品を平気で読めるレベルでないと、耐えられないんじゃないかなあ。
 
 人に勧めるか? と問われれば、たぶん勧めません。
 敵意もなく人様にラーメンでなく生ゴミをお出しする人はいないでしょ?
 
 でも何だかクセになるんですよね。(;^_^A
 
 


 
○2018-12-15 上弦 (旧暦 霜月九日)
 
 
 『33歳独身女騎士隊長。』
 『33歳独身女騎士隊長。』
  天原/フレックスコミックス

 
 ♀キャラたちに下品な台詞を手加減容赦なく吐かせる作風は、昨日紹介した作品とも似通ってます。
 が、あちらは毒であり糞ですが、この作品は、あくまでも「下ネタ」です。エロでもグロでもありません。メイル隊長を始めとする面々が下ネタを連発する、ただただおバカな作品です。
 
 月に四ページ、この一冊分に三年間という商売っ気皆無なスロー・ペースが素晴らしいですね。二巻が出るとしても早くて三年後になるらしい♪
 だからこその、この芸風なのかな。のびのびしてますよ(笑)。
 
 おバカな中に、ときどき唸らされる名台詞が出てくるので油断がなりません。
 メナ副長の「なしえてない仲間見つけてほっとするのは停滞への入り口ですよ」という言葉には頭ガツンと殴られました(爆)。
 ザラ隊長の算盤勘定もシュールで静かな笑いを誘います。
 
 なお、汚れを知らないお子様は読んではいけませんよ。つか、汚れていない子供が読んでも面白くないですから。
 念のため。
 
 


 
○2018-12-17 浅草観音歳の市 (旧暦 霜月十一日)
 
 
 整理してみよう。
 
 顔の無い男(?)が二人。
 夢の中でソウゴに「王になれ」と言った謎の帽子。
 そして、ソウゴに「ベルトを捨てろ」と言ったオーマジオウ。
 ともに劇中においてソウゴは相手の顔を見ているはずで、隠すのは視聴者に対しての演出的事情。つまり、すでに登場しているか、近いうちに登場予定のレギュラー・キャラである可能性が高い。
 夢に出てきた帽子は大叔父さん説が濃厚かな今のところ。夢だから記憶が曖昧で顔まで憶えていないという言い訳が成立するし。いや、さすがに鳴滝さんはないわー帽子の形違うしー。
 オーマジオウの顔は、自分の五十年後の顔なんて、はっきり判断できないよね。いや、老けても変わらない人いるけどサー。
 
 オーマジオウがソウゴに「ベルトを捨てろ」と言ったのは、歴史が確定しているから捨てるはずがない、もしくは捨てても結局またソウゴの手に戻る、という確信があるから。
 あるいは。
 このままソウゴがジオウを続けるとオーマジオウにとって都合が悪いから今のうちに捨てさせよう? …………あー、人々を虐げていたヤッターマン様が実はドクロベエだったって事がありましたっけ。……つまり、オーマジオウとジオウは別人? 説も成立しうるわけで。その場合、「忠実な僕・カッシーン」も騙されていることになるな。
 
 オーマジオウが「最低最悪の魔王」を否定し「最高最善の魔王」を自称するのは、皮肉や詭弁でなく本気でそう考えているからかもしれない。
 一年戦争みたく総人口の半分を死に至らしめた行為を「世界を救った」と主張するのも、そうしなければ全滅していたからかもしれない。
 とは言え、苦渋の選択をした者の口調じゃないけどね、あれ。
 
 とりあえず時間を止めて 2018年の“火の七日間”を防いでいるタイムジャッカーは案外、良い人たちかもしれん(アナザーの契約ぶりは乱暴だけどね)。
 が、彼らとて、オーマジオウの正体について完全に知っているわけではないかも。
 
 そして士も、真相を、そしてこの世界で自分のすべき事を知るべく、いまだ情報集めの途中っぽい(自分が移動するだけでなく他人をも自在に移動させられるって、チーターすぎる)。
 ディケイドは、ようやくライドブッカーを取り出してくれた。やっぱりディケイドの武器は、これだよね〜。剣先を左手でなぞる仕草も懐かしい♪
 
 全体像を知っているのはウォズさんだけか。
 そんなウォズさんのネタバレを公式が、やってくれるとはね。あーゆーのは、やめたほうがいいと思うよ。「何が起こるか本編放送まで楽しみに待ってね♪」とするのが正しいと思う。
 
 


 
○2018-12-18 納めの観音、十方暮入 (旧暦 霜月十二日)
 
 
 『おじさまと猫』
 『おじさまと猫』1、2巻
  桜井海/ガンガンコミックスpixiv

 
 妖之佑の持論として。
 シリーズ物は第一巻が、もっとも面白い。
 というのが、あります。
 
 そして、このルールを打ち破ったものだけが大作・長寿作となる。
 
 さて。
 この作品も、1巻と2巻を比べれば1巻の勝ちだと思います。
 と言いますか、モモタロスの台詞を借りるなら、これは「最初からクライマックス」な作品です。
 最初にクライマックスである、おじさまと猫の出会い、売れ残りの猫が「ふくまる」となるのを描いたため、それ以降がすべて後日談となってしまいます。長い長い後日談ですね。もちろん、それも面白いのですよ。ただ、それはあくまでも“猫飼いあるある”な面白さであり、この作品の独自色とするには少し厳しい。
 作者さんがこの作品を描くきっかけが、ペット店で売れ残った子たちの運命を考えたから、ということなので、最初にクライマックスが来てしまうのは仕方のないことではあると思います。
 なので、あくまでも勝手に生意気に妖之佑の意見を言わせていただけるなら、この作品は、売れ残った猫が「ふくまる」という名を貰い、おじさまの子になる過程を描いたら、ふくまるがおじさまに心を開いたら、そこで潔く終えるべきだったと思うのです。「おじさまと猫は末永く幸せに暮らしました。めでたしめでたし」と結べばいい。そして、カーテンコール代わりに店員・佐藤さんのエピソードを置けば完璧でしょう。
 1巻の巻末に佐藤さんの話を載せながら2巻に続くのは、たいへん失礼ながら蛇足感が否めません。
 
 本当に生意気を言ってますね。
 繰り返しになりますが、最初からクライマックスな部分以外も、“猫飼いあるある”として見る限り良作だと思います(猫を飼ったことありませんが)。ダンディなおじさまが、ふくまるに振り回されてどんどん三枚目キャラになっていくのも楽しい♪
 でも、それでもやっぱり、これは一冊だけで締めくくったほうが名作になれたんじゃないかな。
 
 以上、失礼を承知での妖之佑の素直な感想です。m(_ _)m
 
 


 
○2018-12-21 納めの大師 (旧暦 霜月十五日)
 
 
 タイミングが悪いですね。
 
 ちょうど、いずも空母化の話が盛り上がっているところであり。
 また、IWCからの脱退をほぼ決めたところでもある。
 
 そこでのゴーン氏再逮捕。拘留期間延長請求の棄却が理由なのは明らかですから、逮捕状の執行を代用監獄のために利用した露骨なケースです。
 これでは日本は、こと人権については西側でなく東側ではないかと、各国に印象付けてしまいますよ。つか実際、日本の司法制度は前世紀的であり冤罪の温床ですからね。到底、西側に仲間入りできるレベルじゃない。むしろ中露と同レベルとすら言ってもいい。
 でもって、↑の二件を合わせると、日本の戦前帝国回帰を懸念する傾向が各国に広がる危険性が高まると思われます。すでに中韓北あたりが厚顔無恥に声高に主張してますしね。
 
 内向きなトランプ政権に見限られ、欧羅巴諸国から野蛮国家と思われてしまうと、日本が中露に侵攻されても誰も助けてくれないでしょう。
 時を同じく、プーチンが「アイヌ民族は露西亜にルーツを持つ」などとほざいたそうじゃありませんか。これがクリミア半島侵略と同様のフラグでない、と断言はできますまい。つまり「アイヌ民族は露西亜人だから、同胞を保護するため露西亜軍が北海道に進軍する」可能性を含めたということですよ。
 
 何かと欧米コンプレックスの強い日本ですから、欧米各国からのプレッシャーには弱いかもしれません。
 なので、もしもこれを機に日本の代用監獄、人質司法が見直されるなら、日本に住む一市民としては良い事だと思います。なにせ過去の実例を見ても、東京地検特捜部は冤罪が十八番ですからね。
 て言うか、ここできちんと見直さないと、マジで日本が西側諸国から見捨てられますよ。
 
 


 
○2018-12-22 冬至 (旧暦 霜月十六日)
 
 
 思えば、『ディケイド』が十年前。
 つまり、『ジオウ』のソウゴ、ゲイツ、ツクヨミ、さらにはオーラやウールの中の人たちが子供の頃の作品。彼らが当時のニチアサに熱中していたとすれば今、あの“門矢士”と共演しているって、「うわっこれマジ!? すっげー!」ってレベルだと思うんですよね。
 そういう感動を体験できる人は、ごく少数なので、凄くラッキーなことだと思います。羨ましいですね。
 
 


 
○2018-12-23 望 (旧暦 霜月十七日)
 
 
 なんで「ジクウドライバー」なのかは、ずっと疑問だったんですよね。普通なら「ジオウドライバー」とするはずですから。
 そーゆーことでしたか。ソウゴとゲイツで同型のベルトを使っていたということでしたか。単に使うウォッチでジオウかゲイツか決まる。だから、ライドウォッチだけでなくベルトすら使い回し可。と。
 あれ? なら、もしもソウゴがゲイツウォッチを、ゲイツがジオウウォッチを使ったら? …………ま、まあ、フツーにエラーになるだけっしょ(苦笑)。
 
 それは、さておき。
 再び、整理する必要がありそうです。
 
 ソウゴがゲイツに頼んでジクウドライバーを破壊してもらった。
 これによって、2068年のオーマジオウが消えた。そして、2018年に派遣中のカシーンは機能停止(ロボットだったようですね)、ダイマジーンも機能停止して地下に潜った。
 ソウゴがゲイツのドライバーを貰ってジオウに変身すると、消えたオーマジオウが復活、ダイマジーンも再起動した模様。ただカシーンのみ、スウォルツによるコマンドの上書きで、とっくに再起動してたけど。
 
 一見すると何でもないようで、しかし、収まりが悪いですね。
 
 オーマジオウが歳取ったソウゴであるなら、ドライバーの破壊によって消えるのは普通? いえ、違いますね。
 ソウゴが王様になるのをやめる=ソウゴの早死に、という等式は必ずしも成立しませんから、ビルドなど歴代ライダーの描写に倣うなら、オーマジオウだったソウゴが普通の爺さんになって「あれ……?」とか、つぶやくのが正しい演出のはずです。オーマジオウの力と記憶を失った、ということね。
 なのに身体が消えた。これは変ですね。
 
 一方で、オーマジオウが歴史上に出現しなくなったのなら、その配下であるカシーンやダイマジーンこそ消えるのが道理です。
 しかし、連中は消えず、ただ停止しただけ。
 つまり、カシーンやダイマジーンはオーマジオウの居る居ないに関わらず、2068年には存在するメカということです。オーマジオウと同時に、その命令も消えたため停止したにすぎない。カシーンやダイマジーンを作らせたのはオーマジオウではない。
 ソウゴが王様にならない場合、オーマジオウは歴史に出現しない。
 しかし、それは「ソウゴがオーマジオウになる」という意味とは限らない。単に、王様を目指すソウゴの行動がオーマジオウの誕生という結果をもたらす、ということだけです。
 
 とするとです。
 オーマジオウの「若き私よ」というのが、ソウゴでない別の誰かに向けられていると考えるのもアリなのではないでしょうか。
 ただ、ソウゴには「自分がオーマジオウになる」と信じてもらう必要がある。だからソウゴに対して、それっぽく振る舞った?
 
 まあ考えられる可能性の一つにすぎませんけどね。
 
 で、新春早々にライダーに変身するウォズさんですが。
 どうやら、脚立(爆)のウォズさんとは、別のウォズさんのようですね。それで衣装が違ったのか。
 つまり、歴史が変わったため、別の世界線からもウォズさんがやって来た? かな。
 
 そして。
 士の計画とは何ぞ?
 
 


 
○2018-12-24 納めの地蔵、三隣亡 (旧暦 霜月十八日)
 
 
 こないだの『チコちゃん』にて。
「クリスマス・イヴはクリスマス前夜ではなくクリスマスの夜(イヴニング)そのものだ」というのをやってまして、ああなるほど、と目から鱗でした。
 つまり、カレンダー上の十二月二十四日の夜は、昔の考えかたでは二十五日の始まりである、ということですね。だから二十四日の夜が「クリスマスの夜」なのだと。サンタさんは、ちゃんとクリスマスの夜、つまり二十五日の夜間に活動していらっしゃるわけです。
 イヴを前夜祭と考えていた自分が恥ずかしい……。orz
 
 日没を一日の始まり(終わり)とする。
 かつて日本でそうだったというのは知っていました。
 例えば、旧暦の霜月と師走では辰の日の夜に百鬼夜行があるとされてまして、それを今風に解釈しますと「辰の日の日没から」となるのですが、あえて妖之佑はカレンダー上での前夜から当日の日の出までを百鬼夜行と考えています。
 また、庚申待ちについても、カレンダー上の庚申当日の夜ではなく、前夜から日の出までを庚申待ちの徹夜にあてるべきと考えています。
 て言うか、日没が日付変更ポイントなら、↑の考えしか成立しないと思います。
 
 ただ一点、疑問なのは時刻の刻みかたですね。
 ご存じのとおり、昔の時刻表示では、今の午前零時を「こく」とし以降、丑の刻、寅の刻、卯の刻……と、干支の十二を一日に割り振ります。なので一ときは今の二時間に相当。ちなみに、今でも使う「午前」「正午」「午後」というのは「正うまこく」を基準にした表現です。
 まあ厳密に言うと、干支それぞれで「上刻」「正刻(中刻)」「下刻」と分かれるんですけどね。例えば「子の上刻」は二十三時、「子の正刻(中刻)」は零時、「子の下刻」は一時、みたくね。
 なので、時刻表示としては真夜中を切り替えポイントにしている。にも関わらず、日付の切り替わりは日没だという……不思議です。
 あれかな? 知識層が厳格にルール作りをしたものと、実生活のうえに成立した習俗とでの隔たりかな? 時の長さも、厳密にした定時法(今と同じ考えかた)と、日照時間に合わせた不定時法(昼と夜で一刻の長さが違うし、夏至と冬至でも違う)とがあったように。
(古典落語『時蕎麦』にある時刻表示、「九つ」「八つ」「七つ」……というのについては、また別の機会に)
 
 ともあれ、まさか欧羅巴でもそうだったとは知りませんでした。
 チコちゃんに叱られても仕方ありません。はひ。
 
 メリー・クリスマス。
 
 


 
○2018-12-25 終い天神 (旧暦 霜月十九日)
 
 
 サンタさんのソリを牽くトナカイたちには、ちゃんと名前があるそうです。
 左右が、ちょいと判らないのですが。前から順に、
 
 ダッシャー プランサー コメット    ドンダー
 ダンサー  ヴィクセン  キューピッド ブリッツェン
 
 という八頭編成とのこと。
 が、ノーラッドが追跡しているサンタさんのソリでは、九頭編成となってますね。
 九頭目は先頭に位置してリーダーを勤めるそうです。そう、あの「真っ赤なお鼻のトナカイさん」です。その名をルドルフ。
 ですので、
 
        ダッシャー プランサー コメット    ドンダー
 ルドルフ
        ダンサー  ヴィクセン  キューピッド ブリッツェン
 
 という並びとなりますね。
 このルドルフは新しい設定で、八頭編成、九頭編成、どちらも正しいということだそうな。
 
 昔の欧米にも設定厨がおられたようで♪
 
 


 
○2018-12-25 百鬼夜行
 
 
 ババンババンバンバン♪
 
 


 
○2018-12-26 (旧暦 霜月廿日)
 
 
 いやいや。
 子供ネタ可愛い♪
 とか言ってる場合じゃないでしょ。
 
 考えてみてくださいな。
 夜中の一時半に、七歳児や十歳児が起きてて電話に出る家庭って、大丈夫ですか?
 しかも、「9番」がハズレで即、横から母親が「10番でした」と言わせるって、ダメすぎるでしょ。子供に嘘つかせるって、どういう神経ですかね。そもそも「9番」だって、ハズレが可哀相だからと、さんまさんが特別に許してくれた分だというのに。あの母親、厚かましすぎる。
 
 フジTVに良識を求めるのは、まちがいかもしれませんが。
 それでも、子供名義の応募はハナッから、お断りすべきだと思いますよ。深夜の生番組であることを理由に参加の年齢制限をしたところで何ら問題ないはずです。つか、あの番組って子供が楽しめる内容じゃありませんし。
 どーせ我が子をダシにして豪華な賞品ふんだくろうって浅ましい母親の稚拙で下劣な策略に過ぎないんですから。そんなバカは門前払いすればいいだけ。
 子供が二度続いただけに、そこは観ていて不愉快でした(ハズレ二連発の奇跡は「あの子、持ってるなー」と思いましたけどね、そりゃ確かに)。
 生放送だけに編集という術が効かず、とっさに小玉スイカをいじった、さんまさんのアドリブは、さすがベテランでしたね。そんなベテランの力をもってしても、あの母親のゲスさを画面から消すことはできなかった。せめて、子供が歪んで育たないことを祈るだけです。
 
 ゲスとまでは言いませんが、毎年、合格しても不本意な賞品を引いてしまった人の中に、あからさまに不満タラタラな言葉や口調に転ずる、あるいはガキみたくダダこねるのがいますが。
 みっともない。
 そこは、大人になろうよ。
 そんなんだから不幸になるんだよ、神様にスルーされるんだよ、おめーらは。
 
 
 
 マツコさんのお芝居、もう少し欲しかったですね。あれだけだと、さすがに物足りない。
 一昨年だったかの、さんまさんと八木さんの様子を窓に貼り付いて羨ましそうに睨むのが一番面白かった♪
 
 事情により賞品に車がなかったのも、後々には伝説となるのかな……。
 
 あれ? そう言えば。
「八木さん、ファンなんです」「どこが?」「いや別に」
 のコンボが今年は、なかったぞ。なんでや?
 
 


 
○2018-12-27 天一天上 (旧暦 霜月廿一日)
 
 
 いっそ、スケキヨに板尾さん使って「平熱や」と言わせたら良かったんだよ(爆)。
 
 在京TV局がスポンサー巻き込んで学芸会をやるたぁ、いい度胸だ。
 
 いや。
 ファン・サービスとしての企画物であり、あくまでもイベント、という考えかたなら、それはそれでアリだと思います。バラエティー番組内で演劇やるようなノリ、みたいなものですかね。『ノリダー』とか『ナン魔くん』とかみたいな。
 それなら台詞が棒読みでも、演技がガタガタでも、まったく問題ない。ファンは温かく応援して「良い番組だった」と喜ぶことでしょう。ファンでない人も「お遊びなんだから」と特に気にしない。
 
 でもね。
 ガチのドラマにも関わらず、今現在のジャニタレ主役に置く時点で残念度MAX。学芸会確定でしょ。あるいは、ちょっと早めの『新春かくし芸大会』?
 その程度の出来だったっしょ。本気のドラマ作りなら、主演にちゃんと俳優さんを起用しないと。
 しかも、あのビッグ・タイトル。勇気あるを通り越して無謀も飛び越えて、ただただバカかと。
 
 同じく、しばしば映像化される『西遊記』でも感じることなのですが。
 名作と呼ばれるものに縛られてしまい、なのに新解釈を一緒に盛ろうとするから中途半端になるんですよ。
 過去の名作と同じ路線で勝つのは並大抵じゃない。イメージ的にも不利でしょう。
 ならば別路線、つまりは徹底的な新解釈・新演出で行くしかない。この場合、名作を否定するくらいの勢いでないと、これまた勝てないと思います。つまり「ぶっ跳べ、弾けろ」と。『西遊記』で言うなら『ドラゴンボール』レベルの彼方にまで飛んでったほうがいいんです。
 そこまで開き直ってこそ、軽薄な棒読みアイドル金田一も、あるいは何とか生かせるかもしれません(まあ演技力ゼロな時点で論外ですがね)。
 
 そりゃね。『忠臣蔵』みたく、そもそも勝つ気なし、のルーティーン・ワークで行くスタンスも方法としてはあると思いますけどね。
 ただ、それは『忠臣蔵』が季節物の定番だからであり、大晦日に『第九』を演奏するようなもの。なので過去の名作に勝つ必要も挑む必要もない。
 
 けどサー。『犬神家』は違うだろ。やるのに季節関係ないし。て言うか何もクリスマス・イヴに流さなくても、いいだろ。
 これをやるからには、細部まで原作に忠実にやって市川崑作品を負かす、くらいの気概が必要。
 あるいは過去の作品群とは全然別物にするという心意気を見せないとダメです。例えばね。スケキヨの“Vの字倒立”をあえて使わない、くらいのことは、やって欲しい。
 なのに中途半端なんだからもー。
 
 なんで『犬神家』だったんだろ?
 金田一の解決(て言うか解説?)した事件は、いっぱいあるんですから、まだ映像化されていないものを拝借すれば、酷さも目立たず叩かれなかったんじゃないのかな。それなら、アイドル主演のファン向けバラエティー番組レベルでも違和感なく、独自解釈の強烈濃厚アレンジとて敷居が低かったはず。
 例えが失礼かもですが、寅さんが行商から探偵に転職(笑)した『八つ墓村』とか、猪八戒が探偵に化けてた『悪魔が来たりて笛を吹く』とかは、他に強力なライバルがいないおかげもあってか、作品としては叩かれません。むしろ高評価を受けてます(個人的には、この二人の金田一は「なし」ですがね)。
 
 少なくとも、定番としての金田一耕助は、映画なら石坂浩二さん、TVなら古谷一行さんという昭和の両横綱がおられますからね。
 定番スタイルのまま、このお二方に並ぶ、あるいは越えるには、かなりの役者さんと、かなりの監督さんとのタッグでないと無理でしょう。
 平成での金田一は、もうおしまいでしょうから、平成金田一の名作は、なかったということかな。あえて平成の代表的金田一を挙げろと言われるなら……吾郎ちゃんでしょうか(ジャニタレでも SMAP は例外に入れていいレベルをクリアしてる。彼らに比べたら木軸の点火アイテムなんて大根で音痴で……ごにょごにょ)。
 それでも、石坂金田一、古谷金田一に並ぶとまでは言えない。
 
 次の元号で素晴らしい金田一耕助が出現することを期待……したいけど、今の業界では無理かなぁ。
 事務所主導で主役決めちゃダメっすよ。いやホント。
 
 


 
○2018-12-28 納めの不動、御用納め (旧暦 霜月廿二日)
 
 
 2018年の漢字は「災」なのだそうですね。
 
 たしかに台風とか酷かった。
 
 でもね。
「災」とは人災のことだと思いますよ。
 天災であっても、被害の拡大は日頃から満足な対策を取らなかったことによります。つまり行政の不手際あるいは楽観主義もしくは無能。
 その意味では「災」すべてを人災と考えていいと思います。
 
 毎夏に浸水被害の出てる九州なんて、どう考えても人災でしょ。
 もっと大胆な対策取らない時点で、行政が責任を果たしてないっしょ。
 
 2019年は、どんな漢字の年になりますことか。
 できましたら良い意味の漢字になってほしいですね。
 
 


 
○2018-12-29 下弦 (旧暦 霜月廿三日)
 
 
 近所のコンビニが潰れました。
 けっこう好きだったんですけどね。
 けっこうお客も入ってた感じなんですけどね。
 でも、潰れました。年を越せなかった。
 
 チェーン店なのかオーナー店なのかは知りませんが。
 閉店間際の期間を店の人たちは、どんな気持ちで働いてたんでしょうか。
 それを思うと、やるせないですね。
 
 みんな政治が悪いんだ。と言うのは簡単です。
 が。
 やっぱり政治が悪いでしょ。
 今、良識者みたいなツラして反原発を謳ってる小泉あたりに、まずは償わせるべきだと思う。あいつと竹中がタッグで庶民の生活をぶち壊したんだから。
 っつっても今の小泉に政治を動かす力なんて皆目ないけどね。せめて地獄には堕ちてもらわんと。閻魔様、たのんまっせ。
 
 


 
○2018-12-30 (旧暦 霜月廿四日)
 
 
 東方不敗、桃白白など、拳法モノの敵ボスって、身なりが定番化してますよね。
『シェンムー』の藍帝も、前記のお二方に比べたらかなり若いものの、服装はよく似ている。まあ、藍帝の場合は東方不敗や桃白白の影響を受けて、ああなった、とするのが、たぶん正解でしょう。
 藍帝を含め今では、あの服装がテンプレ化していると言っていい状況。
 さらに言えば、あるいは東方不敗も桃白白の影響を受けたキャラかもしれない。
 とすると日本において、あの服装を有名にしたのは桃白白?
 しかしまあ鳥山明さんは当然、カンフー映画に影響されて、あの作品を描かれたはずで。亀仙人が孫くんたちを鍛える様子など、まさにカンフー映画の定番。なら、カンフー映画に、あんな感じの服装を着けた敵ボスが出てたんじゃね? と見るのが正しい人の道。
 日本において影響大だったカンフー映画と言えば、何より先に、ブルース・リーさんの作品群が挙げられましょう。不届き者である妖之佑は、まともにきちんと観ていないのでアレですが(汗)。敵ボスにカンフーの達人って、いなかったように思います。ブルース・リーさん演ずる主役の敵って、ギャングやマフィアだったと記憶してます。主人公の服装は、あの有名な黄色いジャージ? ツナギ? あるいは黒い道着。どちらも桃白白の服とは違いすぎます。むしろ道着で言えば、早乙女乱馬の服装が、まんまそれですね。つまり、桃白白のルーツは、ブルース・リー作品ではなさそう。
 
 などと思いながら、ジャッキー・チェンさん主演の『笑拳』を観るわけです。
 いじょ。
 
 


 
○2018-12-31 年越し、男鹿なまはげ (旧暦 霜月廿五日)
 
 
 2016年の正月に北海道出張の一時間SPがあって(「味噌汁ライス付き」が驚愕のメニューだった)。
 2017年の正月に東京を駆け回るSPがあって(アトムの閉店がショックだったな)。
 同じく 2017年大晦日に瀬戸内出張のSPで、初の生放送。
 で、2018年大晦日、京都・名古屋のSPにて、ふたたび生放送企画。
 
 無理に生放送せんでも、と感じるのは私だけでしょうか。
 面白いっちゃ面白いですが(「テレ東は?」「何か、おじさんが食べてるだけ」ってやりとりは笑う)、それでもねー。
 松重さんも伊東四朗さんも、何も大晦日ギリギリまで仕事せんでも。と思う。
 
 そう言えば、2017年正月SPで、五郎さんはステーキの悪夢で目覚めたんだよな、冒頭。
 で、今回は鰻重の悪夢で起きた。
 喰い物の悪夢しか見ないのか、この人は(笑)。
 
 

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