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□2017-11-01 十三夜 (旧暦 長月十三日)
ハロウィンの意味も知らずに馬鹿騒ぎするだけのコスプレ馬鹿集団には神罰か天誅でも与えていただきたいですね。
年に一度、ハロウィンの夜だけ、あちらの世界(あの世、地獄、異世界、魔界、妖怪横丁……等々、好きなの選べ)と、この世とが繋がる。ために、あちらの住人たちが物見遊山でゾロゾロとやって来る。
その異形の者たちに「悪さしないでね」と手渡す心付けが菓子。菓子を受け取った者たちは、おとなしくあちこちを見物して帰ってゆく。そして、家々に飾られたジャック・オー・ランタンは連中の動向を監視しており、邪悪な者については眼力で追い払ってくれる。
つまり、オバケの仮装をするのはオバケの代役を務めるということに他なりません。大袈裟に言えば憑依・神降ろしと言ってもいい。あちこちの神社佛閣で催される祭や行事に悪役として登場する鬼の着ぐるみなどと同じ意味合いです。そのうえで、筋書きどおりのハッピーエンドを迎えるのが、オバケに仮装した者の責任。
言ってみれば、この世に迷い出た精霊たちを鎮める儀式が、ハロウィンの行事なのです。まさに盂蘭盆と同じ。格好良く言うならファンタジーなのですよ。
だから断じて、馬鹿騒ぎしていい夜ではない。
いっそ、警官の皆さんにカボチャ大王の姿をしてもらって、傍迷惑なコスプレ馬鹿どもを逮捕してもらうと、行事の意味合い的にもいいかもしれん(笑)。
ちなみに、アメリカもハロウィンの意味を理解していないコスプレ馬鹿が多いように思えますね。行列の中にアメコミ・ヒーローとかいるのが、その証拠。ハリウッド系ゾンビも、あの世の住人じゃないし。
やっぱ伝統行事とくれば欧州だろ、うん。
本質を知ったうえで異国の行事・習慣を楽しむのは充分アリだと思うし。
本質を知っていれば、度を越えた乱痴気騒ぎにはならずにすむかもしれない……ならないよね……あー日本の伝統的な祭でも馬鹿野郎は出るからなぁ…………ま、まあ馬鹿騒ぎの発生率は低くなるんじゃね?
□2017-11-02 天一天上 (旧暦 長月十四日)
熱しやすい尻軽ミーハーな性格故。
気づけば、こーゆーことになる(笑)。
国内三大メーカーの千円万年筆。右から、パイロットの「カクノ」、プラチナの「プレジール」、セーラーの「ふでDEまんねん」。
セーラーの千円なら「ハイエース ネオ」なのでしょうが、ここはあえて個性を優先しました♪
カクノのペン先。これはEF(極細)です。
カクノは、ニブに顔があるのが特徴ですね。「顔が見えるように持って」という、子供向けを意識した仕様なのだそうで。
てっきり中字とか細字とかで顔が違うのだと思っていましたら、そうではなく軸の色で違うようですね。色軸にはスマイル顔とウインク顔とがあって、透明軸のみこのテヘペロなんだそうな。道理で品薄なわけだ透明軸。
プレジールのペン先。選んだのは 03(細字)。
実は、同社の二百円(三百円)万年筆「プレピー」と首軸から先は同じなんだそうな。違うのは、ガワがプラか金属か、というところ。
そして、ふでDEまんねんのニブ。
金色ですが、どう考えても価格からしてメッキです。ついでに万年筆に必須のはずのペン・ポイント(ニブの先っちょ、紙に触れる小粒のことね)がありません。その理由は後ほど。
悪筆なのはご容赦を。子供時代、毛筆どころかペン習字でさえ級を貰えなかったのは伊達じゃないぞ。(;^_^A
左からカクノ、プレジール、ふでDEまんねん。
カクノの極細に比べて、プレジールの細字は、やや太めかなという印象。まあ個体差があるので、大量買いして試さない限りは何とも言えませんね。
そして、ふでDEまんねんは別格(笑)。
買って早々、床に落とした!
というわけでなく。
最初からこーなっとるんですよ、先っぽが。で、書くときの寝かせ具合で線の太さを自在に変えられる。
通常のペンと違い、ニブの腹を使って書くのでペン・ポイントは不要ということなんでしょうね。ためにニブが摩耗するせいで、親から子、子から孫への万年筆継承は、これには通じません。まー価格からして消耗品ですが。
例外は、今は受注停止中の、長刀ふでDEまんねん。まあ、あれは本当に別物ですからねー。
ふでDEまんねんの寝かせ具合を適当に変えてみました。
一番右側の二重線になってるのは寝かせすぎた結果です。ペン芯が紙に触れてしまうんですね。もう少しペン芯を引っ込めるか、角を落としてくれていれば、こうはならないのですが……千円だから文句を言うのも野暮ですね。
三本とも、とりあえずは付属のカートリッジ・インクを入れましたが、みんなコンバータが使えます(ただし、プレジールでのコンバータ使用はメーカー非推奨行為)。様々なインクを試したい人には、嬉しい仕様ですね。入れてみた珍品インクが万が一にも地雷・害毒だった場合も、千円なら被害が少なくて済みますし。
でも、千円だからと、あなどるなかれ。万年筆に道具としての実用性しか求めない人なら、これらで充分だと思いました。凄いものです。
職場や出先でも、これらを使えば、虎の子の大事なペンを危険にさらすこともなく、たいへんに実用的だと思いますね。大枚はたいたモンブランとかは、見せびらかしたりせず自宅で大切に使え。
褒めてばかりも何なので、あえて批判的な意見も少し。
カクノはファンシー文具的な雰囲気が否めません。持つに相応しい最有力候補は、やはりJCやJKでせふ(爆)。大人が服装とのコーディネートを考えて持ち歩くのはいいとして、スーツ着て得意先廻りする人は持参しないほうが無難かと。
プレジールは見た目にはオーソドックスな姿ですが、とにかく軽い。交渉相手にサインなど求めるときに手渡すと、相手の性格によっては見下されかねません(苦笑)。それと、ご覧のとおり妖之佑はガンメタルを選んだのですが、これが実際には安っぽい(行動半径内の実店舗になかったから、ポチる前に確認できんかったんよ)。ミニマグライトみたいな質感を期待していたのに、短くなった鉛筆を填めて使う廉価ホルダーみたく安っぽいので、そこだけは残念でした。他の色にしたほうが良いだろうと個人的には思います。
ふでDEまんねんは、毛筆が絶対にダメという人向けだと思われます。毛筆や筆ペンを使える人にとっては、それこそ玩具以上の意味はなさげです。あえて使用目的を考えるなら、墨や筆ペン用インクにない色で筆文字を書きたいとき、かな。なお、長刀ふでDEまんねんは別物なので、まったく話が違ってくるでしょうね。
カクノやプレジールは軸の色が豊富なので、様々な色のインクを軸色に合わせて使い分けるとかの楽しい遊びができそうです。
あるいはカクノ透明軸を複数買って、インク戦隊を編成するのもアリかな♪
値段が安いからこそ、できることですね。
□2017-11-03 三隣亡 (旧暦 長月十五日)
NHK-FM『今日は一日“浜松アーカイブス”三昧』。
これぞ、まさに文化ですね。
デカルチャ!
□2017-11-03 百鬼夜行
顔洗えよ。
□2017-11-04 望 (旧暦 長月十六日)
世間知らず苦労知らずな思い上がりボンボン氏の息子氏が、父親を上回る大馬鹿者だ。
という話は珍しくも面白くも何ともないのですが。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171104-00532213-shincho-pol
この記事で肝心なのは、母親氏のお写真でしょう。
いやー変わるもんですねー。年月というのは本当に凄いもので。
知る人ぞ知る。
この母親氏は、かつてスイスで死神博士と闘う本郷猛に協力していたんですから(笑)。
で、本郷の一時帰国(例の「桜島ロケ」ね)に同行して立花レーシングクラブ預かりの身となり一文字隼人に協力、本郷の正式帰国で再び本郷の協力者として活動していたのですよ。
立花レーシングクラブの会員には、どうにも止まらないあの人や、のちに『連想ゲーム』の紅組キャプテンになったあの人や、女子プロレスに転向したあの人みたく、変わらん人もいる中で、変われば変わるものですねぇ。
環境が人を変える見本なんだろうか……。
□2017-11-06 一の酉 (旧暦 長月十八日)
ちょっと古い記事ですが、面白いので。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1709/05/news052.html
既成の商品を組み合わせて、こーゆー恐ろしい実物を作り上げるセンスは流石だと思います。
記事中では『エヴァ』に言及していますが、別に『エヴァ』が初めてやったわけでなく。
庵野監督もかつて観ていたであろう『宇宙戦艦ヤマト』(旧作)のヤマト艦内食が、まさにこんな感じでした。そして、さらに遡ると映画『2001年 宇宙の旅』のスペースシャトル・オリオン号(いや、月行きのアリエス号だったかもしれん)の機内食や、木星調査船ディスカバリー号の艦内食が、こういった“餌”状態。おそらくですが、『エヴァ』も『ヤマト』も『2001年』を参考にしたんだと思います。
まー現実世界でも、アポロ計画以前の宇宙食なんて、ガチで素っ気ない代物だったそうですね。当時は、パイロットのメンタルを考慮する余裕が、なかったんだろうなぁ……。
それにしても、今の現実に売られている食品が、ここまで無機質だったとは!
己の無自覚無神経に驚愕させられました。(;^_^A
□2017-11-07 立冬 (旧暦 長月十九日)
米大統領の亜細亜歴訪について、日本のマスコミは相変わらず「日本が最初なのは、日米関係を最重要視していることの顕れだ」と脳天気に言ってますが。
阿呆言うのも、たいがいにしたらいい。
最初ってのは肩慣らし、準備運動、言わば前座ですよ。これから亜細亜をあちこち訪問するための暖機運転。
要するに日本は「御しやすい」と思われている証拠なのだと気づけ。実際、この訪日で日本政府は大量の兵器購入を要求されたそうじゃありませんか。ほとんど押し売りでしょこれ。
そもそも、今回の亜細亜歴訪は、あくまでも訪中のついでです。少なくともトランプ発言では「中国を訪問する。併せて日本と韓国も訪問する」となっていたはずです。
つまり訪日は「ついで仕事」にすぎません。本命は中国。
訪問の順序を書いてみれば判ります。
日→韓→中→ APEC(+露)
判りやすく書き換えましょうか。
スープ→前菜→主菜→デザート(コーヒー付き)
一目瞭然。
日本は韓国より少しはマシな扱い、というだけです。
マスコミは判ってて、とぼけてるのか。それとも真性の馬鹿なのか。
トランプなんて信用できねーぞー。
奴は金儲けにしか興味ないんだぞー。
□2017-11-08 三隣亡 (旧暦 長月廿日)
大量の利用客にカネだけ払わせた挙げ句にドタキャン喰らわせて、異国の地で路頭に迷わせすらした、例の悪質旅行会社に、ようやく警察のメスが入ったそうで。
でもサー。
その容疑がサー。
虚偽の書類を使って、銀行から融資の名目で大金を騙し取った。
となってるじゃありませんか。
えー、被害に遭った利用客のことは放置ですかー?
逮捕理由が、それってだけで、のちのちに一般利用客の被害にも踏み込んでいくならいいのですが。
どうにも今の段階では、警察は旅費をケチる貧乏庶民のためになぞ動かない、銀行様のためだからこそ動いた、って印象なんですよねー。
なんだかなー。
□2017-11-10 (旧暦 長月廿二日)
見えるぞ。私にも*が見える!
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1711/09/news142.html
みんな疲れてるんだねぇ。
オイラも疲れてるのかなぁ。
□2017-11-11 下弦 (旧暦 長月廿三日)
もう何年前になりますかね。
発売直後の Kindle Fire HD が、かなりの大好評で。タブレットに革命を起こした、くらいな盛り上がりだったと記憶しています。
かく申す妖之佑も、Fire と paperwhite のどっちにするかで悩んでいました。けっきょく、読書に特化した pw にしましたけどね。後ろ髪は引かれてましたよ(苦笑)。漫画とか図鑑とかが表示的にも容量的にも辛いのは、もう pw の宿命ですからね。
その後、アマゾン日本から正式に Kindle for PC がリリースされて。
妖之佑も漫画や図鑑などなど向けにと導入しました。
とは言え、いろいろと不便ですね、for PC 。何よりコレクション機能がなー、クラウドに同期できないのが酷い(※ 知ってる人は知っている。Kindle for PC の日本語版には実はコレクション機能が隠されてる。ただしローカルのみという残念仕様)。
で、刻が流れて。
モデルチェンジが進むにつれて、Fire HD の評価は、どんどんどんどん下がっていったように思います。
つか、実際に仕様表とか見ても、改良というより「タチのよろしくないコストダウン」にしか思えなかったですね、素人の妖之佑には。
突き詰めて言えば「初代が一番良かった」って感じ?
そんなこんなあって、今。
新型の Fire HD 10 が物凄い C/P なんだそうですね。巷じゃ、ほぼ褒め殺し状態(爆)。
入ってくる情報に「盛り」がないのであれば、欲しいところです。以前はマニア向けだった印象の「Fire にアマゾン以外のアプリを入れる」行為も、かなり一般的になっている様子ですし。安くて性能の良い Fire HD を Androidタブレットとして使う、という前提で買うことが無理のない情勢であれば、ド素人な妖之佑でも何とかなるかもしれん、と(笑)。
□2017-11-12 (旧暦 長月廿四日)
そう言えば、どちらも宣弘社作品でしたっけか。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171112-00010000-otocoto-movi
何十年も前の古い古い作品ですから、シンプルなリメイクやリブートより、こういうニコイチのほうが良い結果を出せるかもしれませんね。骨格を優先するのではなく、ストーリに骨格を合わせる感じかな。
そう考えると、昨今のリメイクやリブートは、基本骨格をそのままに、現代に沿った追加要素を無理に上乗せするから地雷化しているのかもしれませんね。あと、「名作のリメイクだから、楽して売れるだろ」という制作の甘い見通しと。
言っちゃあアレですが、昭和の特撮ヒーロー作品って大半はウルトラかライダーのパクリなわけで、オリジナリティって面では宿命的に弱かったですからね。今となっては名作群ですが、当時としてはパチモンだらけな雰囲気だったと思う、業界(苦笑)。そんな中では、宣弘社は必死に頑張ってたほうだとは思います。『シルバー仮面』も『レッドバロン』も、そして『アイアンキング』も個性を出そうと藻掻いていた印象(『アイアンキング』は、いささか、やりすぎ感もございましたが♪)。
本気で面白い物を作るという攻めの姿勢なら、売れるといいですね新作。
そうでないのなら、旧作を廉価円盤で安定供給してくれたほうが嬉しいし、それだけで充分。
□2017-11-13 (旧暦 長月廿五日)
バンダイさん。
今のガンプラ技術を駆使して、ガラット三体の可変プラモを出してください。
昔のが未組み立てのまま押し入れの肥やしなんですが、今さら組み立てる気にもなれないんですよね。
当時の技術レベルですから変形にも妥協があるし。何より、探したのにカミーグだけ手に入らず、ジャンブーとパティーグだけでは半端だから……。
プラモも何とかしたいところですが、とにかく作品をまた観たいなぁ。
傑作ですよねー『超力ロボ ガラット』。
□2017-11-14 (旧暦 長月廿六日)
横綱が暴行の疑いで本場所を途中休場って……前代未聞じゃね?
前代未聞の休場というと、古い話ですが妖之佑は、平幕だった南海龍(小錦関の弟弟子)が腹痛を理由に途中休場したのが、実は二日酔いだったというアレを思い出します。
しかも、あろうことか南海龍本人は無断でハワイに帰ってしまい、そのまま廃業という、高砂部屋の看板に泥を塗った酷い顛末。
狼藉者ゴミクズ朝青龍も酷かった。
あいつは休場でなく出場停止だったからね。これまた前代未聞。
日馬富士は、どーなるんでしょうね。
立件されたとしても何だかんだで、と言うか水面下の圧力で不起訴とか起訴猶予とかになるような予感がします。横綱と平幕では、横綱を守るのが協会の習性・本性でしょうから。今の理事長は腹黒という噂もあるしなー(そのため、貴乃花親方と折り合いが悪いとも……)。
現役横綱の刑事事件なんてーのは、協会として何としても避けたいだろうから。貴乃花部屋側が被害届を取り下げることを条件に、協会が日馬富士を引退させる。あたりの落としどころになるのかねぇ。もしもそうなれば、いよいよブラック企業だな。
にしても八角理事長と横綱北勝海、まるで別人ですね。人を変えてしまうほどに理事会が魔窟ということなのかな。
要するに、協会の体質は、まったく改善していないということかもしれません。何人、いや何十人犠牲になろうとも、永遠に治らないのかもしれません。以前の事件で本場所の興行を取りやめたことで、猛省したと思ってたんですけどね。喉元過ぎれば熱さを忘れる、ですかね。
やっぱり財団法人の資格を一度、剥奪すべきじゃないかな。
□2017-11-15 七五三 (旧暦 長月廿七日)
妖之佑の大好きな映画の一つに『チャーリーとチョコレート工場』があります。毎秋にネスレから発売されるウォンカ・バーの隠れファンでもあります(笑)。
そんな中、こんな読み応えのあるサイトに出会えました。
http://serogan.la.coocan.jp/paperback/?page_id=996
これぞ真性のマニアック(褒め言葉です)とお呼びすべきなんでしょうね。映画愛に溢れています。
妖之佑なんて、まだまだ、そこらに転がってる石ころのレベルですらありません。
□2017-11-15 百鬼夜行
宿題やったか?
□2017-11-16 (旧暦 長月廿八日)
Firefox が 57.0 になりました。
と言うか、ついに Firefox Quantum になっちまいました。
軽いかどうかは、まだ入れたてなので判りませんが。
とにかく、予告されていたとおり、長らくお世話になってきたアドオン群とプラグ・イン群が、ほぼ全滅状態でございます。orz
妖之佑の環境では、何かと曰く付きの芳しい AdBlock と、問題山積絶賛継続中の Flash Player しか機能しません。o.....rz
各アドオンの開発者さんたちが対応してくださるのを待つか。それとも、開発者さんたちが匙を投げるのか。
ずっと迷走し続けてきた mozilla が、大胆な賭けに出た。という感じなのかな。
妖之佑は Firefox ESR(延長サポート版)も併用しているので、今のところは何とかなってます。
アドオン全滅で立ち往生している人には、ESR をとりあえずオススメしておきます。これも、ロードマップを見る限りは来年の六月下旬まで。その後は Quantum に入れ替わっちまうんですけどね(涙)。
https://www.mozilla.jp/business/
配布元である mozilla が法人向けを公言しているので、個人に対しておおっぴらに勧められるものではありません(汗)。つか、妖之佑が個人の立場で使っていることを、おおっぴらに言うべきでもないんです。(;^_^A
でも、通常版の最新 ver. が不便なんだから仕方ないよね。
早く問題解決するといいのですが……。
□2017-11-17 何と言いますか、同世代のかたが続いてませんか?
作品が長く続いている関係で、世間一般の認識で代表的キャラはブルマとドキンちゃんでしょうね。
私が初めてこの人のお名前を記憶したのは、『超時空要塞マクロス』ブリッジ三人娘のキムでした。
それから『ガルフォース』のルフィー(同・地上編ではスコア)。
『ドラゴンボール』は、このすぐ後くらいからだったかな?
同時期に『めぞん一刻』の九条明日菜。
90年代に入ると『GS美神』で、まさかのベジータとカップル共演(笑)。
そして『サイレントメビウス』のキディ。香津美との掛け合いを聞くと『ガルフォース』を思い出したものです。
そう言えば『TRIGUN』は、まだ観たことがないんだよなぁ。
こうしてみると、あらためて勝ち気・強気・高飛車な♀キャラが多いですね。
声質のせいかな。
ベジータもフリーザ様も悲しんでおられることでしょう。
本当に残念でなりません。
合掌。
□2017-11-17 あえて、あえて笑える話題など。
『超時空要塞マクロス』のヴァネッサ、キム、シャミー。いわゆるブリッジ三人娘。
中で才女のイメージが強かった(眼鏡効果?)のはヴァネッサで、後々、一番出世するんじゃないかと思ったものです。実際、本編中では他の二人を差し置いて一人だけ昇進してましたし。
ところがぎっちょん。
最終的に最も昇進したのはキム。新統合軍の重鎮になってるらしい。
三人の中で最も勝ち組となると、シャミーかもしれません。
で、ヴァネッサの“現在”が……笑えます。
ご興味のあるかたは、ぐぐりましょ♪
にしても、なんであんな「その後」の設定までやったんだか(大笑)。
□2017-11-18 朔、二の酉 (旧暦 神無月朔日)
だいぶ以前と言うか昔、地上波で観た映画群の中に相当数、タイトルも何も判らない作品があります。記憶がグチャグチャになっているワケですね。憶えているのは断片的なストーリや設定の一部のみ。
で、まあ、それらの大半は忘れてもかまわない代物なのですが。
中に、何とかして思い出したい、できればまた観たい、と思う作品もいくつかあるのです。
インターネットは凄い!
と思えるのが、こーゆーときなのですね。
記憶の断片程度の心許ない手がかりから、しっかり映画のタイトルまでたどり着けるのですから。
まあ、世界中にある無数の頭脳を拝借するようなものですから、あたりまえっちゃあたりまえなんですが。
それでも凄い!
今回はSF映画を二作品、調べて判明しました。
一つは。
核戦争後の地球。軍事基地にいて運良く生き延びた軍人たちが、基地にあった特殊車両を駆り生存者を求めて旅に出る。そこで彼らが見たのは、変わり果てた世界の姿。
というお話。
一つは。
火星の周回軌道を廻る調査用宇宙船が故障により不時着。生き残ったパイロットと実験用の小猿が火星上でサバイバルしつつ地球からの救援を待つ。そこに宇宙人のUFO群が現れて、もう大変!
というお話。
ひょっとして、ご自分でも記憶を辿ってみたい、知らないけど探してみたい、という奇特なかたがおられるかもですので。
まずは、もう少し具体的な材料を反転させておきますね。
特殊車両の名は「ランドマスター」。
小猿の名は「モナ」。
宇宙人のUFOは、H・G・ウェルズの原作を映画化した『The War of the Worlds』(1953年)のそれと、そっくり。
そのうえで、以下に正解を反転させておきます。
一つ目の映画は『SURVIVAL RUN(世界が燃えつきる日)』(1977年)。
主演はジャン=マイケル・ヴィンセントさん。日本では『AIRWOLF(エアーウルフ)』(シーズン1〜3)の主人公、ストリングフェロー・ホーク役で有名でしょうか。
ストーリ的にはB級臭プンプンだったのですが、とにかくランドマスターが印象的だったのです。模型でなく実物を作って走らせたのですから、さすがアメリカ映画! デザインも良い意味で 70年代色が強く、好きでしたね。どっか、プラモにしてくれないかなぁ。
二つ目は『ROBINSON CRUSOE ON MARS(火星着陸第1号)』(1964年)。
監督が『宇宙戦争』の人ということで、UFOの酷似に納得。酷似どころか、まったく同じ物だったのかよ(笑)。
失礼ながら主演のお名前に心当たりはないのですが、すぐに退場する脇役がバットマンだったり、共演がクリンゴン人だったりで、けっこう興味深いキャスティングだったんだな〜と。
SF映画ですがSF考証は皆無に等しい。そんなB級さゆえに評価されなかったのか何なのか、LD全盛期でも円盤化されなかったように記憶しています(まちがってたら、ごめん)。
ストーリが舞台を火星に変えた遭難漂着モノだったのは今回、原題を見て初めて理解しました(苦笑)。
今はDVDやBDになってるのかな? 安い輸入盤が手に入るなら、買ってもいいな。
名作やA級だけでなく、こういったB級C級映画も、今あらためて(寛大な心で)観れば、かなり楽しめそうに思います。
ついでなので(笑)。
宿題を二つ出しておこうかな。
一つ目。
ヒッチコック監督の『The Birds』を蜘蛛に置き換えたようなB級パニック映画。
(※ 主演は、『STAR TREK』のカーク船長で超有名なウィリアム・シャトナーさん。)
二つ目。
これまた生物パニック物。巨大蟻の群れに襲われるB……いやC級作品。
(※ 一行が犠牲を出しながらも必死に脱出して、ひと安心……の後に超ビックリ箱が用意されていた。この構成だけは感心。)
正解しても、何も差し上げません。
妖之佑も、これからボチボチ調べます。
□2017-11-20 三隣亡 (旧暦 神無月三日、玄猪、炉開き)
プリウスやアクアを根絶しても決して公道に平和は訪れない。
が。
新車購入時にプリウスやアクアを選ぶ層。
こやつらを根絶すれば、ある程度の平和が路上にもたらされる。
そんな気がする今日この頃。
□2017-11-21 八せん始め (旧暦 神無月四日)
障害者団体が、木造での復元を目指している名古屋城に関して「エレベーターを付けろ」とイチャモンをつけたそうで。
団体関係者は「復元」という言葉を辞書で調べて百回ほど音読してみたらいいと思いますよ。そうすれば、徳川の世の名古屋城にエレベーターがなかった事実にも、ひょっとしたら気づくかもしれません。
だいたい、何か勘違いしてませんかね? 「障害者」と名乗れば要求が何でも通ると思ってませんかね?
言っちゃあアレですが。
人気レストランに対して「抱えて店内まで運べ」と言ったために店側から来店を断られて逆ギレした某五体な人と同類にしか思えません。
そも、日本の障害者は恵まれているほうではあると思います。障害者手帳の提示で医療費免除、交通機関の運賃は半額、税金面でも優遇されている。
で、それについて障害者のかたがたが卑屈になる必要は断じてないです。
ですが同時に、それがあたりまえだとばかりに、感謝の気持ち・謙虚な心を忘れてはならないとも思います。
木造で復元された名古屋城天守閣に上れないことは、大問題なんでしょうか? 復元を根本から台無しにするような要求をするほどに大問題なんでしょうか?
それなら、復元そのものに反対すればいい。今と同じくテッコンキンクリートでの天守閣建て替えを提案すればいい。
それとサー。
犬山城や姫路城に対してもエレベーターを要求するんだよね? いずれ復活する熊本城に対してもエレベーターを要求するんだよね?
でないと、単なるダブル・スタンダードだからなー。
元フジTVアナの某みたいな暴言は言いたくありませんが。
障害者の要求すべてに応えることが「平等」だとは思えないんですよね。そんなこと言ってたら、目の見えない人でも楽しめる映画や展覧会とか、耳の聞こえない人でも楽しめる音楽会とかでない限り、開催が許されないなんて事態に、いずれなりますよ。
差別はダメですが区別はあって当然(パラリンピックなどが、まさにそう)だと思うし、その区別を「切り捨て」と言うのは批判でも何でもなく、ただの暴論あるいは我が儘でしかないです。
ただねぇ、このテの話。
実は、騒いでいるのは障害をお持ちのかたがた(当事者)ではなく、支援者つまり“健常者”だったりするんですよね。要するに外野が喚いている状態。
だとすると今回の件についても、ひょっとしたら支援団体がいわゆる“炎上商法”を目論んだのかもしれない、という当て推量すら成立しうるわけですよ。
とにかく、かつての天守閣を復元するなら、エレベーターなど邪魔でしかない。
これだけは紛れもない事実です。
□2017-11-22 小雪、豊川稲荷秋季大祭 (旧暦 神無月五日)
取り組みを行った力士本人が物言いをつけられないのは常識。なので白鵬のアピールは、判定の是非に関係なく、論外の行為。
念のために言っておくと、物言いをつけられるのは五人の勝負審判および控えの力士のみ。これは公正な判定をする目的なのだと妖之佑は解釈している。
他のスポーツみたく当事者である選手本人やコーチ、監督などが審判に抗議するのは、あくまでも自分側の利益目的であり、断じて公正を求めてのものではない。その証拠に自分に有利な誤審であれば放置する。こんなもの、公正とは程遠い。
これに対して大相撲の物言いは第三者がつけるため、取り組みを行った力士の利益は一切、考慮されない。とにかく正確な判定を目的とする。
ここを白鵬は理解していなかったのだろうか。だとすると親方の指導姿勢が問われるが、それ以前に一人前の関取が大相撲のルールを知らないというのも、たいした恥曝しだと思う。
そもそも「時間いっぱい」を時計係審判が告げ、それを受けて行司は「待ったなし」を両力士に宣言するのだから、仕切りでない時間いっぱいの立ち合いにおいて「待った」は存在し得ない。これが道理。
付き手不充分などの理由で立ち合い不成立を判断するのは行司や勝負審判の役目。当事者である力士に、それを決める権限はない。
なのに、現実には力士主導で時間いっぱいでの「待った」が頻繁に成立している。そんな灰色状態を長年に渡り慣例的に黙認してきた審判部にも責はあると思う。そう言えば一時期導入された、「待った」に課せられる制裁金制度も気づけば廃止されてるね。
ニュース番組で当該の取り組みVを観たが、立ち合いは普通に成立している。何より白鵬は、きっちり張り差しに行っている。その時点では「待った」などしていない。そのすぐあとで力を抜いているが、行司が「のこった」と言っているのだから完全に白鵬の自滅にすぎない。
あれで「実は待っただった」と長々アピールするのは、頭がおかしいのでなければ悪意を感じる。
個人的には翌日の一番を出場停止にするくらいが処分として妥当だと思う。
毅然とした態度が取れないのは理事会が腰抜けということ。だから横綱が思い上がるんだよ。「横綱は角界の第一人者だから親方よりも偉い」と勘違いするんだよ。
不要な駄目押しを頻発したり。
審判部への不満を堂々と公言したり。
なんか最近は白鵬の「朝青龍化」が目立つ気がしてならない。
それがモンゴル人の持って生まれた気質・傾向だと言うなら、そもそも大相撲に対する適性を欠くことになるんだが。
ハワイ人力士に、そういう上を見下すような態度はなかったと思うけど。
ただ、現在はハワイ人横綱がいないからねぇ。単純に比較は、できないか。
□2017-11-23 (旧暦 神無月六日)
昨日に申しましたとおり。
大相撲の「物言い」制度は、当事者が利害目的で審判に抗議やチャレンジをする他競技とは一線を画した、たいへんに合理的なシステムだと思います(チャレンジ制度は、我欲からくる抗議に対する、ジャッジ側の対抗手段だと思われ)。
まあ……厳密に言えば、勝負審判も親方ですから部屋や一門の利益を絶対に意識しないとは言いきれませんし、控えの力士も星取り争いが絶対に絡まないとも言いきれません。ただ、物言いがつくと勝負審判五人で協議(実は、行司は協議に口出しできない)しますから、うち一人の親方や、協議に参加できない控え力士の思惑でどうなるものでもないので、やっぱり合理的で公正だと思いますよ。
そもそも、闘いを至近距離で見る行司とは違う視点・距離で土俵をぐるりと囲んだ勝負審判が見守ること自体、誤審を防ぐための、かなり完成された構成だと思うのです。野球の塁審とかサッカーの線審とか大変すぎるよ。JUDO の旗判定なんて、ただの茶番だったし。
旧態依然と思われがちな大相撲ですが、実はかなり合理的な段取りで進行されているのですよ。
妖之佑がもっとも感心したのが、各段の優勝を決める「優勝決定戦」です。
相星の力士が二名、あるいは四の倍数ならトーナメント形式で無問題ですが。奇数名とか六名いたら、さあどうします?
欧米のセンスだと「シード」の概念でトーナメントを組むでしょうが、これは公正・公平とは言えませんよね。誰かが得しますから。
さあ、どうしましょう?(反転させときますね♪)
例えば相星が三名いた場合、決定戦は「巴戦」という形式で行われます。
クジで順番だけ決め、一番手と二番手が対戦、勝ったほうが三番手と対戦。これで二連勝すれば優勝。三番手が勝った場合は一番手と対戦し、勝てば二連勝だから優勝。三番手が負ければ勝った一番手が二番手と対戦。こうして誰かが二連勝するまで順繰りに延々と巴模様が回り続けるのです。「巴」とは三つ巴のことなのですよね。
お気づきのとおり、キモは「二連勝」というところです。「二勝」ではない。三つ巴の一周で二勝できるのは一人だけ、そこに連勝の条件を追加することで一周の起点を設置できるというわけです。言葉がつたないですが、判るかな?
六名いる場合は、三戦で三名に絞ったうえで巴戦になります。
他の頭数も、これの応用。
どうです。合理的で公正でしょ?
本場所が十五日というのも合理的です。関取は十五戦を務めます。つまり対戦数が奇数なので、必ず勝ち越すか負け越すかします(幕下以下は一場所で七戦)。次の番付(ランキング)を決めるために、無駄がありません。
考えれば番付の編成も合理的ですよね。本場所の勝ち星の数のみで上がり下がりが決められる。要するに勝ち越せば上がる、負け越せば落ちる。シンプルゆえ、力士当人たちだけでなく、部外者にも理解されやすい。
ちなみに。幕下以下は七番務めると言いましたが、休場力士が出たりの関係で辻褄合わせに八番取る人も毎場所あります。この人たちの星取りをどう扱うかと言いますと「八番目の相撲は白星のみカウントする」という素晴らしい制度。他の連中より一つ多く仕事をするのだから、勝てばご褒美、負けてもペナルティがない。欧米の競技で九人トーナメントとかやるより、ずっと公平だと思いますけど、どうでしょう?
□2017-11-24 (旧暦 神無月七日)
一方で非合理的と思われるのが「仕切り」ですね。
東西両力士が淡々と塩を撒いては土俵に手を置いてを繰り返す。
で、時間いっぱいになったら本気を出して立ち合う。
力士のモチベと会場の雰囲気を盛り上げるための演出だとする向きもありますが。
元は違った。
「時間いっぱい」「待ったなし」の言葉から、お判りでしょう。
淡々と進む仕切りですが、実は勝負は始まっています。呼び出しに名を呼ばれ土俵に上がり塵を切ったときから闘いが始まっているのです。
つまりです。行司の「待ったなし」を聞く前に立ち合ってもいいのです。つか、むしろ、どんどん時間前に勝負すべきであり、本来の姿がそうだった。あの淡々と進む「仕切り」は実は「待った」なのですね。制限時間いっぱいまで目一杯、待ったを繰り返しているのが今の「仕切り」なのです。
実際、積極的な力士同士で、時間前に立ち合い成立することもあります。希に阿呆な行司が立ち合いを見逃しかけることも……(たいていは気迫で判りますけどね。「あ、こいつら立つ気だな」って)。
国技とは言え興行ですから、演出面での意味を全否定する気はありませんが。
立つ気の全然ない、気の抜けた仕切りを「美しい」とは思えないのですよね。その意味で、きわめて非合理的で無駄なのが今の「仕切り」だと思います。
いつ立ち合うか判らない緊張感のほうが、ずっと面白いと思うんですよ。
□2017-11-25 (旧暦 神無月八日)
昭和新山が個人所有だとは知りませんでした。
富士山なんて静岡と山梨とで、国と浅間神社とで、延々と所属争いしてましたからねー。
□2017-11-26 (旧暦 神無月九日)
自覚がない、という意見も出ているようですが。
あの万歳三唱は、むしろ「このままだとヤバイ」という自覚があるからこそ、お客を巻き込んで有耶無耶にしてしまおう、という目論見なんじゃないのかと思えてしまいますね。
であれば、それに先だっての「力士を代表してお詫び」というのも、かなり意図的だと判ります。本来そういう台詞は現場に居合わせなかった責任者が口にするものであり、白鵬は暴行の現場に同席していたうえに目撃証言までしているのだから、この条件に該当しません。むしろ当事者の一人。なのに他人の顔はズルいでしょう。
事件さえなければ、一年納めの九州場所千秋楽でお客と一緒に縁起物を何かする、というのはアリなんじゃないかと個人的には思います。不祥事さえなければね。
TV中継にはまず映りませんが、千秋楽の最後の最後、土俵を閉じる儀式では、その場所の新人(力士、行司、呼び出し)が土俵上に集まり、三三七拍子で締めます。この儀式をもって神様がお帰りになり土俵は土俵でなくなる。よって、お客さんたちが上に上がってもOKとなるのですね。
それを思えば、万歳三唱くらいとは思うものの……さすがに今場所はマズかったよなぁ。何より「白鵬が九州場所を仕切っている」空気にしてしまっていることがね、本場所を執り行っている協会全体をバカにしているようにすら感じられてしまう。つまり意図的な所業だった。
お客さんたちも、場の空気につい流されて三唱してしまったんだろうけど。
あとになって冷静に考えれば変だと気づいたのかな? どうだろうね?
批判的な声に対して朝青龍が言っていた「勝てばいいんだよ」という開き直った台詞。
白鵬の腹の内にも、この台詞が胡座をかいているんでしょうかね。
□2017-11-27 上弦、十日夜、出雲大社神在祭 (旧暦 神無月十日)
2005年に開催された愛知万博で案内嬢を務めたアクトロイドというロボットをご記憶のかたも多いことでしょう。
あれから十年以上経ちますが、このテのリアル路線のロボット、あんまり進化していないように思えるんですよね。たいへんに失礼ながら。
いえ、AIのほうは驚異的な進化を遂げていると思いますよ。
ですが、ハードというのか、外見的な部分の発達が後れを取っている印象なんですよね。
そもそも、愛知万博で間近に見たアクトロイドに対する、妖之佑の個人的印象がね。
「無理にリアル路線をやらんでもええやん。見てて気持ち悪いわ」
でした。(;^_^A
ぶっちゃけ、大阪万博のロボットたちのほうが、よほど親近感を憶えます。たぶん。
いわゆる「不気味の谷」なんでしょうね。
で、想像するに、十年以上もの間、リアルなロボットたちは、この「谷」にはまったまま抜け出せないでいる。
ということなんでしょう。
つか、この先も抜け出せるものかどうか。
3DCGのキャラクターが、かなりリアルではあるものの、もしもあのまんま立体になって目の前で喋ったり笑ったりして、それを受け入れられるのかどうか……たぶん、これまた「谷」に落ちるんだろうな。
そんなことを考えていて思い出したのが、志郎正宗さんの『攻殻機動隊』を押井監督がアニメ映画化した二作品なのです。
あれの少佐がTVアニメ『S.A.C.』などと違い、どこまでも不気味だった。その意味が、実は「谷」を表現していたんじゃないのかな? ってこと。少佐はサイボーグですが、脳髄以外は全身完全義体なので見た目にはロボットと変わらない。だから、本当は不気味なんだと押井監督は言っていたのかもしれません。
そう言えば、原作の劇中でも、サイボーグは見ただけでそれと判別されてますよね。
少佐はメーカーの人から逃走したロボットと勘違いされるし、荒巻の元上官も少佐のことを「白い血の臭いがしてきそうだ」と護衛ロボットと誤解してた。バトーが強奪した「ちょっと物騒な廃品利用業者」の義体を、少佐は即座に機種名を言い当てたし(これはまあ、少佐の脳髄が接続されてるから事情が別か)。トグサとアズマが取り逃がした義体も「ナジャV6」なる品番が、見ただけで特定された。少佐の友だちのナースが「私なら量産品より世界に一つだけの特注品のほうが良い」と言ってたり、その場面での枠外注釈で「高価な特注品だと盗難に遭う危険性が高くなるから少佐は量産品に入っている」と書かれてあったり。
つまり、あの作品世界では外見的にリアルに作られたロボットやサイボーグであっても、見ただけで人間とは区別可能なのだってこと。「不気味の谷」が社会的・慣習的に受け入れられているんでしょうね。劇中での少佐やナジャV6などの表情が豊かで違和感なかったのは、たいへんに失礼ながら志郎さんの画力の限界を越えていたということなのかな、と。本来なら生身と義体とで描き分けたかったんじゃないのかな、と。
押井監督は映画化において、そこをきっちり抑えたのかもしれませんね(まー、あの人に言わせれば「全身サイボーグなんて動く死体にすぎない」ってことなのかもしれませんが……)。
などなど思いを巡らせていると。
「不気味の谷」が克服されることは金輪際ないのかな、と思えてきます。
『ターミネーター』や『ブレードランナー』や『エイリアン』みたく、見た目で人間かロボットか判らない、という社会は決して実現せず。
将来、全身義体が実用化されるなら、我々が、その見た目に、「不気味の谷」に慣れるしかないんじゃないのかな、とね。
□2017-11-27 百鬼夜行
風呂入ったか。
□2017-11-28 庚申待ち
ひがしむらや〜ま〜♪
□2017-11-29 庚申 (旧暦 神無月十二日)
渦中の人をクビにして、司法の追及を鈍らせようってか。
一人を人身御供にして、事件の真相は隠そうってか、黒幕は守ろうってか。
稀勢の里関で第七十二代となる横綱ですが。
七十二人すべてを日本相撲協会が抱えていたわけでないことは、もちろん周知の事実。
日本相撲協会は 1925年の設立。
なので当然、それ以前の横綱は別組織の下だった。
横綱の免許は歴史的に吉田司家が与えるものとされていましたが。
これを日本相撲協会が 1951年に廃止。その役割りを横綱審議委員会に替えて今に至るわけです。
また現在は歴代に名を連ねる横綱であっても、吉田家でなく五条家の免許だったり、大阪相撲の免許だったりする人もあるので、要するに横綱を決めていたのは一つの組織ではないということ。複数の組織が並行しながら、後を継ぎながら七十二代に至っている。
ここまで言えば妖之佑の言いたいこともお判りでしょう。
大相撲は何も日本相撲協会の専売特許ではない、ということです。
ぶっちゃけ、力士をコントロールできない日本相撲協会は、大相撲を担う組織としては限界に来ているんじゃないでしょうか? 自浄機能を持たない時点で、組織として終わっているんじゃないでしょうか?
大胆な改革が必要だという声は出てますが。ガチで大胆な改革をするなら、それは日本相撲協会の解体しかないと思います。残念ですが、何度繰り返しても一向に改善しない体質、八角理事長の不甲斐ない姿、などなどを見るにつけ本当に、そう思います。
大相撲好きが協会を甘やかすから改善しない。ということもあるでしょうしね。
力道山さんが日本に起こしたプロレスのムーブメントは、日本プロレス協会が消えてしまった後でも、しっかり引き継がれています。
大相撲の歴史と伝統だって組織・団体が替わろうとも、ちゃんと継承されると思いますよ。実際、勧進相撲と今とで運営は別物なわけですから。ね。
□2017-11-30 三の酉 (旧暦 神無月十三日)
日本相撲協会は相撲関係者……と言うと判り辛いか、本場所の土俵を進行する人たちだけで運営されています。力士、元力士(年寄、若者頭、世話人)、行司、呼出、床山ですね。
相撲を一切知らないホワイトカラーはいません(評議員会は実質、外部組織みたいなもの)。このスタイルが、大相撲を廃業してプロレスに転向した力道山さんによる日本プロレス協会の運営にも引き継がれ、その後もプロレス運営の基本スタイルとなっているのは、ご存じのとおり。
この構図には当然のこと、メリットもデメリットもありましょう。
メリットとしては。相撲をよく知った者のみで運営したほうが何事もスムースに進む。無知な外野にあれこれ口をはさまれたり無茶振りされると現場は混乱するし、力士の使い捨てにすらなりかねないので、これらを防ぐ意味でも有効。
デメリットとしては、どうしても組織が内向きになってしまいがちになる、世間知らずな団体になってしまう、ということ。社会とで価値観に落差を生じてしまい、外部の人から見ると「ありえへん」ことを平気でやっちまう(ほとんど永田町だな)。
これは、プロレス団体でも、よくある話で。
ワンマン運営なカリスマ・力道山さんを失った日本プロレス協会が、レスラーとフロントとの軋轢によって最終的に崩壊したのは、よく知られたこと。
それを受けてレスラー主体で運営していた全日は、潔癖性の馬場さん亡き後にゴタゴタの連続。まるで日本プロレス協会をなぞってるみたいにね。
一方で新日は猪木さんがカリスマではあったものの、ホワイトカラーの権限も強いように思えました。結果、興行的には大成功の連続で、日本最大規模のプロレス団体にもなっている。が、その反面、レスラーとフロントの温度差、あるいは対立も深刻な様子で、橋本選手の解雇やら、蝶野選手によるフロント批判など、話題に欠くことがなく……。
カネの力に物を言わせた強引とも言える各団体からの著名選手大量引き抜きで即席立ち上げをしたSWSは、あっという間に空中分解。これなど、フロント×レスラーの典型でしょうね。
要は現場と経営陣とのバランスが肝心なのだが、これが難しいらしい。
とは言え。
少なくとも今の日本相撲協会においての一番の問題は、“世間知らず”だけで組織が運営されていることに尽きると思います。
そりゃさー、大半は中卒で大相撲の世界に入って、そのまま大人になってオヤジになっちまうんだぜー。常識知らずでも無教養でも仕方ないって。そこだけは本人の責任じゃない。で、そんな“おこちゃま”なオヤジたちが後進の指導をするわけだから、組織として発展どころか化石化するに決まってる。
だからこそ、運営には新しい血、すなわち外部畑の人間も必要なんだよ。評議員とか横審とかの無責任なご意見番でなく、直接に携わる外部出身の人がね。
例の力士暴行死事件のあと協会は外部理事を受け入れたものの、あれは文科省に厳しく言われてのことで、外野から見ても渋々嫌々なのが、よーく判った。親方たちの(表向きの)発言とは裏腹に、反省・改善の意志は見えなかったですね。で案の定、今回の事件に至る。
本当の意味で外部の人間を受け入れられないなら、やっぱりブチ壊すしかないと思います。
簡単なんですよ。文科省が公益財団法人の肩書きを日本相撲協会から取り上げればいいだけ。それで一般の興行団体にする。そうなれば、本気で組織改革しない限り早晩、経営破綻します。そして分裂あるいは新団体の立ち上げで、大相撲競争時代に突入。中には悲惨な事態に至る団体も出るでしょうが、総合的には今の左団扇な独占興行よりマシになると思うんですよね。プロレス業界が、そうであるように。
若い力士が親方と先輩たちに殴り殺されて十年。
なのに何も体質改善されていない組織なんて不要だと思いませんか?
暴言を言ってやるとサー。
誰か外部の“力士”が協会の土俵に乱入して、ビール瓶とカラオケ用リモコン(もちろん演出用に壊れやすく作られた小道具)で横綱を殴打。不意討ちで無様に倒れた相手を見下ろしながら、「おいおいおいおい、もう終わりか? 冗談じゃねーよ。大相撲ファンの皆さん、目を覚ましてください!」と言いつつ飛行機のポーズでぐるりと回ったら良いと思うよ♪
それくらいの劇薬・猛毒による荒療治が必要な状況だと思うね。
極端ではあったものの、覆面横綱・播磨灘は、こういうことを言いたかったのかもしれないな。
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庭に出る
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