2016年9月


 
戻る
 
 


 
□2016-09-01 朔 (旧暦 葉月朔日、八朔、穂掛け)
 
 
 被害者は最初の事件のみ。他はパトカーに穴が空いただけで、近辺住民に怪我は無し。
 そして犯人が自殺。
 
 警察は事件解決と考えているんでしょうね。
 二次被害が出なかったことを、自分たちの手柄とぐらいに思っているんでしょうね。
 
 しかし。
 端から見ていて、今回の事件は警察の不手際・不始末がすべてだったとしか考えられませんね。
 
 そもそも犯人はドラッグで有罪が確定、収監直前だったと聞きます。
 ヤクで頭のいかれている可能性すらある者が自由に出歩いていたというのにも、びっくりですし。けっきょくは銃犯罪を犯したことで、その筋との繋がりも垣間見えてきました。これらをどうして想定し対応できなかったのか。怠慢と批判されても、警察に反論できる余地はないと思いますよ。
 
 そして、二次被害が出なかったことについては。
 これは断じて警察の手柄ではありません。
 単に、犯人が無関係の者を巻き添えにしない方針を取っていたからにすぎません。最後に立てこもった場所でも、犯人は無関係のご老人を避難させるよう、警察に求めたそうではありませんか。つまり人質とか取る気ゼロだった。
 別に犯人を弁護する気など皆目ありませんが、今回の件で二次被害が出なかったのは、犯人自身のおかげではあるのですよ。逃走中に店とか通行人とか襲わないか、ニュースや記事を見ていて、それを心配してましたからね私は。
 で、警察はというと、逃走中の犯人を見つけながら、パトカーに銃撃されただけで見失うという体たらくです。銃と実弾を持った犯人を野放しにしたことは、近辺住民のかたがたからすれば「冗談じゃない! 警察は何やってんの!?」という怒りが出てあたりまえ。もしも私の近所だったら、やっぱり怖いし、無能な警察に対して怒髪だと思いますよ。
 
 
 日本は世界でも特にガン・コントロールの厳しい国です。一般国民が実銃を合法所持する道は険しいですし、とりわけ携帯の容易な拳銃を合法的に所持できる方法は皆無と言っていいほどです。
 ちなみに合法所持の拳銃であっても、警察や麻薬捜査など執行機関の業務以外での携行は絶対に無理。ついでに言うと、「所持」と言っても拳銃の場合は自宅保管ではなく、お上の認めた施設での厳重管理が義務づけられます。だからね、刑事が家に持って帰って眺めるとか、できないのだよ。例えば五輪選手などでも同様。公式に認められた練習場や競技場でしか愛銃を手にできないシステム。
 
 このように法を遵守する善意の一般国民は銃器に触れる機会がほぼありません。
 なのに、そこそこのお金と、あっち方面とのコネのある人間は闇銃を持っている(今回の犯人は逃走時に二丁も持っていたと言うではありませんか!)。
 ならば警察は、もっとしっかり銃犯罪に対応してもらわないと、丸腰の我々一般国民は本当に困ります。北米などと違い、銃犯罪に対して自己防衛の方法がありませんから(合法所持の猟銃が自宅にあっても、それで押し込み強盗を撃ったら、たぶん撃ったほうが捕まって厳しく処罰される。銃器による正当防衛なんてゼロではなかろうが、まず成立しない。それが日本という国)。
 
 日本の警察は、もっとプロを育成してほしいと思います。
 さすがに立てこもり事件のたびに SAT を呼ぶわけにもいかないでしょうから、警官全体の銃犯罪に対する対応能力の底上げですね。せめて、北米の各警察で実施されている程度の実戦訓練は行ってほしい。要するに、職務質問しようとする相手がいきなり撃ってくるかもしれない、とかいった想定での訓練ね。
 北米のインストラクターとか呼んだらいいと思うんですけどね。お役所的プライドが邪魔して、できないのかな。
 
 丸腰の一般国民を守るべき日本の警官が素人揃い。
 一方、個人個人で武装している一般市民を守る北米の警官は、それなりの訓練を積んでいる。
 逆じゃないかとすら思いますよ、必要な組み合わせって。
 
 
 核兵器に似てるところはあるんですよね、北米の銃器事情って。なにせ、市民の頭数よりも銃器の数が上回ると言われるお国ですから。
 一般家庭や店舗にも防衛用に銃器が備えられている可能性がある。だから犯罪者側にも返り討ちに遭うリスクがある。これが、ある程度の犯罪抑止力となっている事実は否定できないでしょう。
 そんな状況で、日本みたいなガン・コントロールをしようものなら、悪党は武装し善良なる市民は無防備という構図になります。つまりは某世紀末拳法劇画みたく悪人どものやりたい放題。こんなの我々弱者としては冗談じゃありませんね。これもあって、北米では容易に銃規制ができないのですよ。
 日本も、かつては一般国民が普通に拳銃を所持できました。それが銃刀法によって、すべての一般国民から拳銃を取り上げることに成功したのは、そもそもお金持ちなどなど少数派しか拳銃を持っていなかったからですよ。庶民にまで行き渡っていなかったからですよ。だからこそ社会から拳銃を排除できた。現在の日本には、かなりの数の闇銃があるとされていますが、約一億三千万の人口に比べたら比率的には相当に少ないはずです。北米とでは比較にもならない。
 もう二十年以上もしつこく北米に銃規制を求め続けている某日本人夫妻は、もっともっと勉強すべきです(遺族感情には同情できるものの、お国柄の違いを理解していない時点で失礼ながら痛すぎる)。彼らの主張は、要はテロ国家や独裁国家には何も言わず、法治国家にだけ核廃絶を訴えているようなものです。廃絶した途端、テロ国家や独裁国家にやられるって危険性が想像できていない。「自分が率先してやめたら、向こうもやめてくれるだろう」というのは性善説を根拠にしており、すべての場合に通用する理屈ではないですし、もともとが邪な連中にとっては好機到来となるだけです。つまり、性悪説をまったく考慮していない脳天気な考えかたなのですよ。これを感情の先走った愚行と解釈して、どこかまちがってますかね?
 無知からくる内政干渉は慎むべきです。逆に、北米から「日本も拳銃を自由販売化しよう」とか言われたら腹立つでしょ? 少なくとも私は腹立ちますね。日本の事情も判らずに勝手をほざくなと怒鳴ります、たぶん。
 
 あれれ?
 途中から論点がズレてるな。(;^_^A
 
 


 
□2016-09-01 おいおい。
 
 
 今度は 12号だって?
 
 勘弁しとくれよ。
 
 


 
□2016-09-02 三隣亡 (旧暦 葉月二日、二日灸)
 
 
 八月の最終週にね。
 名古屋の東急ハンズで、なかなかに面白そうな催し物があったのですよ。
 で、行こうと思っていた当日の朝、たまたま朝番組で現場中継してましてね。
 
 酷い混雑と大行列
 
 とあったので即、断念しました。
 いや〜、チラシを見る限り、欲しい物、せめて間近に見たい物がいっぱいいっぱいあったんですけどね。
 でも、妖之佑は五郎さん同様、「並んでまでは」という人なので、ついに行かぬままに催し物は終了したのでした。
 
 こーゆー性格は損なんでしょうか得なんでしょうか。
 
 巷には、ハイ・アマチュアのナラビニストも多いようですが(プロは、もちろんU字工事さんね♪)。
 あの人たちの精神が理解できないのですよ。はい。
 
 


 
□2016-09-03 (旧暦 葉月三日)
 
 
 マツコさんの意見に全面的に同意です。
 
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g
/20160903/Litera_2538.html
 
 ただ一点、この記事に物申すなら。
 マツコさんの言葉は「毒」ではないですよ。辛口でも辛辣でも口撃でもない、ごくごく普通の真っ当な主張です。
 日本国民を脅かす猛毒は安倍政権のほうですからね。
 
 本当に、今の日本は軍国主義・国粋主義に向かってひた走っているようで怖すぎるですよ。
 戦前の政治に戻ったら産経の記者どもだって言論弾圧の対象になるって、あいつら判んないのかね。
 ネトウヨどももだよ。政権万歳の発言してても、ちょっとした言葉尻を捉えられて投獄されかねないんだからね。
 戦前戦中の日本は、そういう世の中だったんだよ。
 
 かつては戦争に負けた日本を征服した相手が U.S.A. だから良かったものの。
 今度やらかしたら乗り込んでくるのは人民解放軍なんだからね。日本はチベットやウイグルのようになるんだからね。
 物量面で考えても勝てるわけないんだし、武力衝突は極力避けるべき。そのためにも日米安保と核の傘は最大限利用しなければならないし、水面下での工作もやってないとあかんのですが……日本政府って無能ですからねぇ。サイバー世界でも、完全に中共に遅れを取ってるし。
 
「自衛隊は人民解放軍に勝てる」などとイケイケな主張を重ねて対立を煽ってる産経って、ひょっとして、中共の破壊工作員なんじゃないのかな?
 
 


 
□2016-09-04 (旧暦 葉月四日)
 
 
『こち亀』のないジャンプなんて、衣と尻尾だけの海老天、牛丼の肉抜き、タコなしのタコ焼きみたいなもんだろ。
『こち亀』終わったら、雑誌名を変えるべきだと思う。かなり本気で思う。
 
 四十年ですか。
 秋本さんが常に意識しておられた『ゴルゴ13』に、ちゃんと肉薄できたんじゃないかなと思います。いや、物差しによっては、追い抜いたかもよ。
 
 コミック第一巻第一話が実は投稿作品・デビュー作品だったんですよね。
 だからなのか、その描き込み度合いが他と桁違いで、隅々まで細かく描き込まれてた。それだけで「凄い人だ」と思ったものです。
 後にクレームが入り変更することになったペンネームも洒落が効いてて。とにかく、できることはすべてやる人なのでしょう。
 
 バイクに乗ってて一時停止不履行で罰金四千円を納める羽目になった事情を画面の端っこにしつこく書き込んだ回とか。
 愛車ホークII にまつわるあれこれを書き込んでみたりと。
 とにかく、表現でもあらゆる手段を試しておられましたね。
 車や銃器に対するこだわりと、それから来る念の入った描き込み。
 そして流行に敏感であると同時に。『鑑定団』よりはるか前から、ブリキのオモチャや古いキャラクター・グッズの価値をしっかり見出して解説していた作品でもあります。
 
 四十年の間にレギュラーも随分と入れ替わりました。
 メイン・レギュラーの部長と麗子は、実は途中参加なのですよね。
 第一話は両さんと中川で展開。第二話以降、中川は姿を消し(後に復帰して、それまで小笠原諸島に異動していたと本人の談)、両さん、戸塚さん、寺井さんのトリオが、いちおう公園前の常連だったかな。ガラの悪い両さん戸塚さんのコンビが騒動を起こし、寺井さんが巻き込まれるパターン。
 そのうち戸塚さんが自然消滅したのは残念でした(たまーに、チラッと出てましたが)。
 他にも、一時期レギュラーで連続登場していたのが、気づけばいなくなってるキャラの多いこと多いこと。
 連載開始時、青年だった秋本さんも、今ではじji……げふんげふん。
 よ、四十年はデカいですね。
 
 アニメも八年続いたんですね。これも凄い。
 ああ、慎吾ちゃんのドラマは、なかったことにしておきます。
 
 淋しいですが。
 秋本さん、長い間お疲れ様でした。ありがとう!
 
 


 
□2016-09-07 白露 (旧暦 葉月七日)
 
 
「ホームページ・ビルダー」って、まだ売ってたんだ。
 売ってるってことは需要があるんですね。
 
 ネットにおける個人の発信方法ではブログが主流な今。もう趣味でホムペ作るって時代じゃないですし(ウチみたいな形式のサイトは、もはや枯木か廃墟か化石ですよ)。
 企業のサイトは、ウェヴ・デザイナーに制作依頼するでしょうし。
 
 ごくごく小規模な個人経営者が自分の店用にサイトを作る。あるいは通販サイトを作る。
 あたりしか利用法が想像できないな。
 
 まさか、ウェヴ・デザイナーが使ってる? まさかね。
 もしもそうなら価格が安すぎるですよ。プロ相手にはプロ仕様を用意して、もっともっとふんだくらないと(笑)。
 
 
 
 逆に考えますと。
 完全な趣味目的で個人サイトを作るのに、ビルダーなどのソフトが売れていた時代があったんですよねぇ。
 ドリキャス人な私は、ちまちまタグ打ちしてましたが(おかげで HTML を読めるようになったのは、ささやかな収穫と言える)。
 
 


 
□2016-09-08 天一天上、太田呑龍開山忌 (旧暦 葉月八日)
 
 
 興味は、もちろんございます。
 が。
 
http://av.watch.impress.co.jp/topics/mitsubishi1609/
 
 すでにテクニクスが復活を果たしたものの、高すぎて庶民には無縁の代物という状況。
 ダイヤトーンは、どうなるんでしょうね。試作機を見るかぎり、テクニクスの SB-C700(ペアで 16万円)みたく小型っぽいので、量販した場合の価格も似たようなものになるかもですね。だとすると庶民にはきつい(小型サイズで工夫して良い音を出すより、普通のサイズで普通に音出ししたほうが、たぶんコストはかからない)。
 にしても、テクニクスと言いダイヤトーンと言い、小型化したうえで、バッフル面を平面でなく多面体にしてますね。これが最近の流行りなのかな。
 バッフル面の面積は少ないほうがいい、という理屈で故・長岡さんが作ったのが、例のスワン・シリーズですし。その思想に基づいてるのかもですね。とは言え、天下のダイヤトーンやテクニクスが、技師でなく評論家にすぎない長岡さんの理論をそのまま受け入れるというのも変な話ですが。
 ともかく、復活はありがたいです。
 できたら普及品やユニットだけの販売もしてほしいです。庶民に優しくしてもバチは当たらないと思いますよ(まあ、それを長年やり続けてるのがフォステクスなので、テクニクスなどは縄張りを荒らさないという意識があるのかもしれんですね)。
 
 
 
 もう一件、スピーカのネタ。
 
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1017534.html
 
 JBL 買う前にこれが出てたら、きっと迷ったな。
 ブランド力では勝負にもなりませんけどね(苦笑)。
 ただ、ユニットが剥き出しというのは、よろしくない。保護ネットは欲しいところでしょ。
 
 


 
□2016-09-09 上弦 (旧暦 葉月九日)
 
 
 マキマキ様・外伝。
 
 
 
 あれから、たゆまぬ努力を重ね重ねて幾星霜。
 
 などという冗談はさておきまして。
 マキマキ様計画は鈍行ながら、いちおう進んではいるのです。
 
 
 昨秋あたりウロウロしていたのは、ゲルマニウム・ラジオでスピーカを鳴らすという目論みでした。
 ですが、入手したスピーカ・ユニットの出力音圧レベルの関係で「現状では難しい」という途中結果となったまま停滞してました。
 ああ、「出力音圧レベル」というのはオーディオ趣味ではお馴染みの用語なのですが、要するに、電気である音声信号を実際の音声つまり空気の振動に変換するスピーカの「能率」「効率」と考えたら、たぶん正解です。単位は「dB(デシベル)」で、数値が大きいほど高効率。
 これは対数なので、ちょっと判り辛いのですが、例えばAスピーカに比べてBスピーカの能率が 3dB 低い場合、Aスピーカと同じ音量で鳴らすためには、Bスピーカには倍の音声電力を送り込む必要があるのだそうです。つまり単純に言ってしまうと、スピーカ能率 3dB の差は、アンプ出力(ワット)の二倍差に相当するということ。
 ザックリ数字で例えますと、「93dB のスピーカ+ 5W のアンプ」と「90dB のスピーカ+ 10W のアンプ」とが同じ音量で鳴るということですね。
 AC電源につなぐオーディオ装置では、たいして重要でもない数値かもしれませんが(ただし、かつては「高効率スピーカのほうが音質が良い」という話もありました)。無電源のゲルマニウム・ラジオでは、このデシベルの差はデカいと思いませんか? なにせ電波のみを電源にするんですから、能率は高ければ高いほど良いに決まってます。
 ゲルマニウム・ラジオでスピーカを鳴らしておられる先達のかたがたのサイトやブログで、この出力音圧レベルに触れた記述が少ないのは不思議です。オーディオと自作ラジオって似た趣味かと思ってましたが、どうやら別のカテゴリなんですね。いや、オーディオ畑の人間なら知ってて当然の知識ですから、出力音圧レベルなんて。
 ただまあ、用語は知らずとも、意味的に「スピーカの能率」が重要だとは理解しておられると思います。でなければゲルマニウム・ラジオで鳴ったりしませんって。
 で、そんな先達のかたがたの情報を参考にさせていただき、今回、強力なメンバーが加入して一気に計画が進みそうな気配なのです♪
 
 T-710E
 
 itC なるメーカー(?)の T-710E という製品です(本当は日本メーカーのを買いたかったけど、お値段がね……)。ホーン・スピーカ、あるいはトランペット・スピーカと呼ばれる代物。
 学校校舎に据えられて「校内にいる生徒、早く下校しなさい」と怒鳴るヤツとか。
「毎度お馴染みのチリ紙交換」あらため「不要品の無料回収です」のトラックに取り付けられてるヤツとか。
「前方の白のカ*ーラ、ナンバー****、道路の左側に寄って停車しなさい」と因縁(笑)つけてくるヤツとか。
 とか、とか、とかの用途に使われる物ですね。
 この製品は何を置いても、出力音圧レベルが高いのがウリです。音質なんて完全無視して、とにかく人の声の音域のみを遠くに広く飛ばすことに徹底して特化しています。
 構造が折り返しのホーンになっているだけでなく、ドライバもかなりの高能率。これで製品として 102dB の能率を誇っています。まあ、トランペット・スピーカとしては平均値よりやや少ないくらいですが……そこはほら、財布との関係もあるから(汗)。
 オーディオ全盛期の高級大型スピーカでも良くて 96dB くらいでしたから、その差は歴然。しかも、以前に妖之佑が実験して、がっかりしたユニットは 90dB 。これは期待できそうじゃありませんか♪
 
 前回よりも態勢をきっちり整える意味で、トランスも多めに用意しました。
 入力トランスに ST-14(500kΩ:1kΩ)と ST-16(300kΩ:1kΩ)。
 出力トランスに ST-32(1.2kΩ:8Ω)と ST-81(1kΩ:8Ω)。
 さらに電源トランス(9V 300mA)も並べて、あれこれ組み合わせを試しました。
 アンテナはシャンテック電子さんのループ・アンテナ・キット(40cm×40cm)を同調式で接続、ラジオは不肖・妖之佑作のマキマキ様0号機(1K60 による倍電圧整流)。
 
 巷で一定の成果を上げている電源トランスは、妖之佑の環境では残念ながらダメでした。地元で一番大きく入る東海ラジオですら蚊の鳴くよりはるかに小さな音が辛うじて聞き取れる、というレベルです。以前に試した 90dB のユニット並みです。
 山水同士の組み合わせは詳細を省略しまして、結果的には数字から予想できていたとおり、ST-14 と ST-81 のコンビが一番大きく鳴りました。便宜上「500kΩ:8Ω」という変換になりますね。とは言え、大差が出るほどではなく、あえて比較すれば、という程度の違いです。
 ついでに電源トランスと山水の組み合わせもやってみましたが、お話になりませんでした。まーそりゃそーか。
 とりあえずは、マキマキ様3号機(スパイダー・コイル+ 1N60 一個)のセラミック・イヤホンで聴く程度には放送内容が確認できるくらいにスピーカを鳴らしてくれたので、ひとまずの成功と言っていいかなと。
 面白いのは、ST-81 の一次側で、あえて中間タップを使ってみたところ、少し音が大きくなった気がしました。実際には測定器でも使わないと確実なことは言えませんけどね。しょせん妖之佑の耳ですから。(;^_^A
 ついでにと、マキマキ様?号(1SS108 一個)の回路にループ・アンテナを同調コイルとしてつないで試してみたところ、こちらもスピーカが鳴りました。0号機の音よりは小さく、1号機(トイレットペーパー芯コイル+ 1N60 一個)のセラミック・イヤホン並みの体感音量ですが、それでも鳴りました。
 
 まあ、スピーカが鳴ったとは言え、蚊の鳴く程度に変わりはなく。鳴ると言っても、スピーカから 10cm も離れたらもう聞こえません。まして内容を把握するには耳をしっかりくっつけないとです。「それじゃイヤホンと変わらんだろ」ですって? ええ、そのとおりですとも! 残念ながら実用レベルには届きません(汗)。
 でもでも、マグネチック・スピーカで放送内容を聴き取れたのは事実ですから。ここは前向きに行きましょう。
 
 ということで、アンテナとアースの改良は最後の最後に置いとくとしまして(マジで一番めんどいのが、こいつら)。
 次なる段階は、ラジオ本体ですね。
 考えているのは二方向。
 一つは、マキマキ様?号機の 1SS108 使用回路を中心にして、ポリ・バリコンに替えてエア・バリコンと、しっかりしたコイル(大口径ループ・アンテナか大型バー・アンテナか)を使う。
 もう一つは、倍電圧の0号機を強化改良する方法。こっちもバリコンをエアにすることと、あとバー・アンテナの大型化ですね。それを今あるループ・アンテナにつなぐ。
 まー、たぶん両方試さないと気が済まないでしょうね(苦笑)。
 
 それらを試したうえで、最後にはアンテナとアースの充実でしょう。
 ただし、もしも大口径ループ・アンテナが成功すれば、この問題は解消しますね。
 
 ちなみに、妖之佑の環境にて。
 ループ・アンテナと0号機の組み合わせで、東海ラジオ、CBCラジオ、NHK第一と聴けていましたが。今回、慎重に二つのバリコン・ダイヤルを動かしたところ、NHK第二も何とか内容を聞き取れる程度に受信できました。
 地元四局すべてが入感したので、ゲルマニウム・ラジオとしては成功したことになります。ということで、0号機の強化作戦のほうが、スピーカ計画には有力かな。
 
 トランペット・スピーカーで成功しないことには、「Hi-Fi 用スピーカで高音質」なんてとてもじゃないが目指せないからな〜。
 
 


 
□2016-09-10 二百二十日 (旧暦 葉月十日)
 
 
 日テレの『24時間テレビ』みたいな押し付けがましく、ざーとらしいものを「感動ポルノ」と言うのだそうですね。何でも、NHKが噛みついたとか。
 それは判るのです。
 
 が。
 
 何やら、「パラリンピックも 24時間テレビと同じ感動ポルノだ」という声が聞こえてきて、びっくりしました。
 どうして、そういうふうに捉えるかな。全然、違うだろ。
 
 とは思ったものの。
 前々から疑問に感じていたのは、オリンピックとパラリンピックが別の大会として扱われていることなんですよね。だから期間が別になってて、当然、開会式・閉会式も別。
 手探りで始まった、そして社会が差別意識を露骨に表に出していた昭和の頃ならともかく。今やパラリンピックのレベルはメチャクチャ高く、選手の皆さんはまさにトップ・アスリート。
 なので、そろそろパラリンピックではなく、オリンピックのカテゴリとして扱うべき頃合いじゃないかと思うのです。
 ほら、オリンピックを始めとした公式競技では、同じ種目でも男女で分けたり体重で分けたりするじゃないですか。それと同様のクラス分けという考えかたでいったらいいと思うのです。内容としては、パラリンピックにあるクラス分けをそのまま使えばいいでしょう。
 二つの大会を続けて実施するより一つにまとめたほうが、運営面でも効率がいいんじゃないですかね?
 
 そろそろ偉い人たちは、きちんと考えるべき時期だと思うのです。
 
 


 
□2016-09-12 (旧暦 葉月十二日)
 
 
 なんでも、今月いっぱいで『東京ブギーナイト』はTBSとラジオ関西以外でのラジオ放送を打ち切り、インターネット配信に切り替えるとのこと。
 つい先日、ミス・モノクローム……もとい、ほっちゃんの『天使のたまご』が文化放送以外すべて打ち切り(※)という告知を出してきたばかりで、これはきつい連打を喰らいました(いやまあ、ぶっちゃけ『天たま』は、どーでもいいのですが……ごにょごにょ)
 この二つの番組の動向から見えてくるのは「地方ネット局をすべて切り捨てる」という首都圏の露骨な姿勢です。
 こうなると、今のところ告知の気配はないものの、上坂軍団長やヘッド奈々の番組も危ないかもしれません。
 林原閣下は「ネット配信で聴けるようになるのだから、雑音リスナーが減って、むしろリスナーの環境としては改善」という大人なコメントをなさっていましたが、はたして本当にそうでしょうか?
 素人工作の手作りラジオや百円店ラジオ(今は売られてないそうですが)でも聴ける「放送」と、回線契約しているスマホやPCなどそれなりに経費のかかる環境でしか聴けない「配信」とを一緒に語られても困ります。
 目先の銭しか見えておらず自社の製品を文化として捉えられていない、というのを昨今の日本の製造業にずっと感じてきたのですが。どうも、放送局も放送業務が文化であることを忘れてしまっているように思えます。だって、地方放送の打ち切りって、要は経費削減でしょ? ネット配信のほうが安上がりだからでしょ? つまり、お金優先の後ろ向きな態度なんですよ。
 ラジオ局がラジオ電波のルートを自ら放棄するなんて、洒落にもなりません。キングとキー局は自分が首都にあるからと緩慢になりすぎていませんか?
 て言うか、アニラジってけっこうファンが多いと思うのですが、全国規模の番組を流せなくなる地方局は、今後どうすりゃいいんでしょうね。
 
 何度も言っていることですが。
 十年、二十年先を読まず周囲も見えず、今日の稼ぎ・自分の稼ぎしか頭になく、目先の銭を拾うばかりの者は最後には破綻します。バブルのときの成金たちがそうであったようにね。
 俗語としての「リストラ」とは企業の自殺行為に他なりません。
 
 いや、地方局を切り捨てて Web配信にするのが前向きなことだとは、攻めの姿勢だとは、どうしても思えないんですよ。守りに入っているとしか思えないんですよ。
 
 
※ ネット局の中でラジオ福島と北陸放送は放送継続だそうです。たいへん失礼いたしました。
 
 


 
□2016-09-12 百鬼夜行
 
 
 ですよっと。
 
 


 
□2016-09-13 (旧暦 葉月十三日)
 
 
 小池さん、一気に株を上げたなぁ。この件については最初っから切り札として持ってたんじゃないか? ってくらいな切れ味ですね。
 ったく、舛添も猪瀬も石原も何やってたんだか。
 
 もうこうなると、移転の必要性そのものが疑わしいでしょ。
 移転させることで大儲けできる連中が「盛り土なんてダラダラやってる暇はない」と急がせたんでしょうね。都も、それに乗っかった、と。
 
 公開説教だけでなく、関わった人間すべて炙り出して責任取らせないとダメですよ。
 そうですね。その「地下空間」とやらに全員押し込めて、内部の建設整備に従事してもらったらどうでしょ。労働手当はペリカ支払いで♪
 
 都民は都庁に対して、もっともっと怒っていいと思います。
 
 


 
□2016-09-14 (旧暦 葉月十四日)
 
 
 サブ機は 10 にしたから安心。
 10 の無料更新期間が終わったんだから、7 のメイン機だって安泰。
 もう Windows Update に時間取られることもなく快適に、すんなり終わるよね♪
 
 
 
 そう考えていた時期が私にもありました。orz
 
 Windows 10 は、やっぱりダメですね。
 Windows Update を手動でできないってだけでダメすぎます。再起動のタイミングのみ指定はできるものの、ダウンロードを止められないって、ユーザーをバカにしてます。
 サブ機が更新作業に入ると回線を占有してしまい、メインですら何もできなくなります。けっきょくサブ機の電源を落とす以外の手だてはなく。まったくもって迷惑千万。
 MS社の頭がおかしいとしか考えられません。
 
 ああ、「てめーが ADSL だからだろ。サッサと光にしろや貧乏人」って批判は軽蔑の念を込めて却下します。
 すべての人が快適環境でネットできるとは限らないのですから、インフラは、そういった悪環境をも考慮してなされるべきだと考えます。
 て言うか、10 での WinUpdate って、状況によっては光でもきついんじゃないかな。それほどに無神経な仕様だと思う。
 そう言えば、修正パッチを一つひとつでなく、一括したファイルで配布する方針に変えるとも言ってましたよね、たしか。うわ、それやられた日にゃ、ネット世界全体での回線占有率が酷くなるんじゃね?
 きっとMS社は苦労知らずの温室育ち、ついでに言うと上から目線でしか物事を考えられないお殿様だけで構成されているのでしょう(十年くらい、どっかで丁稚奉公してこいやゴルァ!)。
 
 現実問題、もしもメインが 10 になっちまったら、もうまともにネット生活できなくなると思われ。
 何せ、勝手に WinUpdate 始めてくれやがるのだから、欲しい情報にアクセスできなくなるワケで。
 7 のサポート切れたら、どうしよう……。orz
 
 
 
 って思ってましたら。
 どうやら恐怖の 1607 だったようで。はい、例の一周年巨大パッチですね。orz
 こりゃ、いつまで経っても終わらんワケだ。
 
 
 
 って思ってましたら。
 しかも、不具合が発生しているらしく。
 
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1609/14/news080.html
 
 記事中で「修正されるまで更新自体を止めておいたほうがよさそう」とか書かれてますが。
 だからー、10 Home では手動ができないんだってばよ! 電源入ってる限り、回線につながってる限り、更新作業しちまうんだってばよ!
 ホント、手動更新の機能だけでいいから、復活させて。
 
 
 
 なお、10 の無料更新期間が終わったにもかかわらず、7 のアプデ悲劇も続いているようです。
 今回は「KB3185911」だけ先に入れないと進まないらしく。まさに安定のMSクォリティ。orz
 無料の次はMS社、10 を有料押し売りする気か?
 
 


 
□2016-09-15 十五夜 (旧暦 葉月十五日)
 
 
 この八月いっぱいで、ココストアが消えたんですよねぇ。恥ずかしながら、ファミマに買収されてたなんて知りませんでしたよ(汗)。
 にしても、今はユニー(と言うよりも正確には、ユニーを名前ごと乗っ取ったファミマ)の動きが活発ですね。たしか、一、二年先には「サークルK」ブランドを消すと言ってますよね。
 ユニーはホームセンター事業から完全撤退、全国のユーホームを売却もしくは閉店してますし、とにかく最近の動きが慌ただしい。バタバタしすぎてコケなきゃいいんですけどね。
 
 ココストアについては、今のところ店舗の内容そのものに変化はなく看板のすげ替えだけですんでいるようで、ひと安心です。
 あそこの食べ物、けっこう好きなもので、はい。
 
 一方のユーホーム閉店は本当に残念至極。個人的には一番品揃えの良いホームセンターだっただけにね。
 あくまでも自分の感覚では、
 ユーホーム>D2>エンチョー>カーマ>コーナン
 なのですよ。
 その筆頭が消えたのは痛い。おかげでネジ探し難民になっちまっただよ〜(涙)。
 
 


 
□2016-09-15 こ れ は ひ ど い 。
 
 
 少し古い記事ですが。
 
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1606/12/news035.html
 
 そもそも決定権がユーザーでなくOS側にあるって時点で、トチ狂ってませんかね?
 MS社の頭、腐りきってますよ。
 
 
 
 ああ。10 のサブ機ですけどね。
 今だにアプデが終わってません。と言うか、散々待たせてくれた挙げ句に、エラー・メッセージが出て失敗扱いです。
 怖いと言うか回線占有されたくないので再試行してませんが、どのみち電源入れたら勝手なタイミングで勝手に始めてくれやがることでしょう。
 最悪、サブ機は 7 へのリカバリ、つまり工場出荷状態に戻すことも考える段階に来ています(10 から 7 に戻せる期間が、たったの一ヶ月ってのも酷い罠だよな)。
 
 


 
□2016-09-15 こちらも少し前の記事ですが。
 
 
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1605/19/news148.html
 
 お見事!
 10 の正体を的確に表現していると思います。
 
 サブ機、やるんじゃなかったな〜……。
 
 


 
□2016-09-16 鶴岡八幡宮流鏑馬 (旧暦 葉月十六日)
 
 
 昨夜の仲秋の名月。
 予報では曇天で見えないと言われてたんですけどね。
 
 夕刻は朧月。
 そして深夜は群雲。
 
 なかなかに風流な十五夜でございました。
 
 
 
 写真?
 撮ってませんが何か?
 
 


 
□2016-09-16 昨日の日記の続き。
 
 
 業界再編と言うと聞こえはいいですが。
 どうにも不健全な気がしてならないのは妖之佑がヘソ曲がりだからでしょうか。
 
 ほら。金融とか鉄鋼とかで言われることに、
「両社の経営統合により、業界規模第一位の企業が新たに誕生」
 なんてフレーズがあるじゃないですか。
 何のことはない。二つの会社が合体すれば他社より数値的に大きな一つの会社になれる、という短絡思考ですよ。インスタントなお手軽手法にすぎません。
 でもね。ハカイダー四人衆で勝てないからとガッタイダーになっても、やっぱり01には勝てなかったんですよ。勝てないのには、ちゃんとした理由があるんです。ただ合体するだけで勝てるのなら日本の企業すべてを一つに統合すればいい。きっと中華にも勝てるでしょう。
 でも、やらないですよね。勝てないって判ってるから。
 要するに、前向きというよりは「とりあえずHP上げとこう」的な安易な守りの姿勢に思えてならないのです。
 
 そもそも「持ち株会社」って、いつ頃から日本に蔓延ってますかね?
 トーシローな妖之佑には、あれこそが諸悪の根源と思えてなりません。あれのせいで各企業の個性が死に、前進力・挑戦精神が削がれ、少しずつ衰退していき、最後には消えてしまうのですよ。
 日本の長期に渡る不景気とデフレって、持ち株会社という仕組みが一因じゃないかな? だって、このシステムって「現場を知らない偉い人が、書類の数字だけ見て現場に無茶振りする」典型でしょ。
 各老舗家電メーカーに元気がなく(サンヨーは消失。シャープは死に体。東芝も危険水域レベル)。その反面、例えばアイリスオーヤマなどは家電品でも勢いがある。この事実が、まさに↑の妖之佑の説を裏付けているのではないでしょうか。
 
 ダイハツ、日野、スバルを傘下にしているトヨタは、うまくやっているようですが、これはトヨタが持ち株会社ではないからでしょう。と言うか自動車産業では古くからある形態ではありますし(U.K. のBMCとか伊太利亜のフィアットとかね)。
 カドカワンゴ(笑)も、今のところは問題なさげですが……はてさて、どうなりますことか(角川の大統合当初に大声で謳っていた「ブランドカンパニー」は、一年そこそこで廃止してたよなー)。
 今のパナソニックは、ほぼ持ち株会社と同じですかね〜。サンヨーを買収、看板を下ろさせ従業員を解雇、ゴリラとエネループの権利だけ巻き上げた。やってることは、まるで「どこの台湾企業だ!?」レベルじゃね?
 
 なか卯とすき屋が同じ企業グループだなんて、なんかヤだ。
 松坂屋と大丸が同じってのも、愛知県民としては複雑な心境。
 デノンとマランツが同じ会社の中にいるのは、やっぱり変だと思います。健全な競争にならないって。
 
 


 
□2016-09-17 望、三隣亡 (旧暦 葉月十七日)
 
 
 おいおいおい。
 
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1020445.html
 
 アド対策ソフト自身がアドウェアになるってか?
 Mozilla に欠かせない add-on なだけに、これは困ります。是が非でも再考をお願いしたいですね。
 
 過去の例を見ても、広告と組んだフリーウェアに対する評価は、それはもう厳しいものだというのに。
 何考えてんのやら……。
 
 


 
□2016-09-18 (旧暦 葉月十八日)
 
 
 測定に不正があったから、正しい数値を出すために再測定する。その再測定で、またも不正を働く。
 今の三菱自動車って気が狂ってますか? いや、国交省じゃないけど、「常軌を逸する」事態でしょこれ?
 昔は魅力的な車を作ってたんですけどね。もう潰れていいよ本当に。何だったら台湾企業に売り飛ばしちまえ。
 きっと三菱グループも「三菱の面汚しめっ、消えろ!」と思っているに違いない。
 
 
 
 
 
 最初はどなただっんでしょうか、「カスラック」とは、よく言った♪
 
http://headlines.yahoo.co.jp
/hl?a=20160914-00000126-asahi-musi

 
 独禁法違反があったと確定したわけですから。
 稼いでおられる著名アーチストのかたがたは、こぞって、この団体との契約を打ち切るべきです。
 そして、新規の参入を促進させましょう。でないと、このままでは元の木阿弥ですよ。
 
 
 
 
 
 NHKがケータイやPCに対しても徴収を考えているそうで。つまり、TV受像器を持っていない世帯からも徴収する、と言っているそうで。
 ということはNHKからの訪問に対して「あ、ウチTVないから」が通用しなくなるということです。「TV手放したから解約します」が通用しなくなるということです。
 こうするためには法改正が必要とも言ってますから、すでに国会や省庁への根回しは始まっていることでしょう。
 法改正するならするで、いいんですよ。むしろ健全に改正してもらいたい。その際は、もちろん国民の「NHKを観ない権利」を、ちゃんと明記してもらわないと困ります。「契約」なんだからNHK側だけでなく、各個人側・法人側の選択権も保証していただきたい。
 放送法がNHKとの契約について記したのは、放送局がNHKしかなかった時代です。その状況でなら「TV持ってる」イコール「NHKを観る」という等式が成立したのも、あたりまえです。しかし、今は状況が違う。NHK以外の放送局なんてワラワラあるんだから、↑の等式は崩壊しています。法改正は必要ですよ。
 そんでもって、NHKの意向に添う改正だけをやるなんてつもりなら、とんでもないですからね。それやるくらいなら、もういっそのこと、ガチの国営放送にしてくれ。そのほうが国民の視点も、まともになるから。つまりサー、「国営なら政府の提灯持ち報道しか流さないよな」と承知で観るので情報操作されにくくてすみます、ってコト。
 今の「公共放送」って肩書きが、とにかく曖昧すぎて怪しすぎて。でもって、ほとんど無理矢理に税金のような感覚で「受信料」という名の“みかじめ料”を巻き上げてくんだから、印象良いはずないですよ。そのお金で、ご立派な社屋を建てるとか、幹部が高級車乗り回すとか、職員は高そうな腕時計してるとか、もうまるでヤーな集団。
 ネット配信も徴収対象にするのは、かまいません。NHKは有料放送なのだから、視聴者からはきちんと徴収してください。ただし、「観ない自由」「観ない選択」を、はっきり保証してください。NHKの映らないTVを作る……よりは、緊急地震速報などを除き、スクランブル放送・スクランブル配信にしてください。簡単なことじゃありませんか。そうやってこそ「公共」で「公正」だと思いますよ。
 いろいろ悪口言ってますが。報道の姿勢は民放よりマシだと思いますし。NHKのラジオ放送が消えても困るのですよ本当に。
 だからこそ、あやふやな姿勢のまま徴収対象を増やすなんて汚いことは、しないでいただきたいのです。
 ホント、報道と娯楽を分離して別料金とか、できないものかな(欲を言えば、公共性の高い報道は無料が望ましいですが)。自分、大河ドラマとか連続テレビ小説とか紅白には一文も払う気ないから。B-CASカードがあるんだから、番組別のスクランブルも可能なはずなのに……ねぇ?
 
 


 
□2016-09-18 只より高いものはない。
 
 
 やっと認めおったか、MS社。
 
http://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1020479.html
 
 解決方法が「手動で落として入れろ」って……アホか!
 これって、MS社側では一切の対策を取らないって言ってるのと同じじゃないか!!
 そこは、修正したものを配布しなおすのが筋だろーが!!!! このウマシカ野郎!!!!
 
 こんなことが続くなら、本当に 10 の Windows Update を手動操作可能にすべきだと思いますよ。
 それが、無能で高慢ちきなMS社ができる、せめてもの対応になるんじゃないですか?
 
 でまあ、手動を試みているのですがね。
 MS社の「Update カタログ」とやらに、まともにアクセスできません。重たい。重たすぎる。連休だからなのか?
 やっとの思いでつながって、ヒーコラと目的のパッチまで辿り着いたものの、ダウンロードが 25%で止まっちまってますが……これじゃ自動更新と変わらんですよ。orz
 ちなみに、64bit版の「KB3189866」は 400MB を越えるサイズです。だからー、一括なんてやめて従来どおりの分割配布にしとくれよぉ。orz
 
 10 を絶賛してる連中って提灯ライターなんじゃね?
 そうに違いない。
 
 て言うかサー。そもそもね。
 不良品バラ撒いといて何の責任も取らないって商売のやりかたが、どうかと思うよ、さすがに。
 ハードでなくソフトだから、って言い訳を市場は許すべきではない。
 MS社は北米の企業だと思っていたのですが、どうやら見た目はともかく、頭の中身は中華レベルなのですね(けっ)。
 Web のインフラさえ、ちゃんとしてたら、リンゴかペンギンにしたいよ本当に。窓なんて最悪だ。いっそMS社が潰れてくれるとマジで助かる。
 
 でまあ。
 サブ機の更新は、いまだ終わらず。
 一時間近くもかけて落としたブツが「使えない」と出て、仕方ないので Windows Update でやりなおし。
 ……これじゃ 7 のときより酷いよ(涙)。
「無料」に釣られたオイラが悪いのか?
 
 


 
□2016-09-19 彼岸入り (旧暦 葉月十九日)
 
 
 けっきょく、数日かかりましたよ。サブ機の更新に。
 
 あれこれ脇道に迷い込みましたけど。
 終わってみると、そのルートが見えました。
 
 かついまんでお話ししますと。
 
 Windows 10 一周年の更新(1607)が落ちてきて。
 それのインスコ途中で止まってしまったタイムアウト・エラー(おそらく、MS側の鯖が大負荷のために、こちらにレスを返さない状態が長く続いた)が発端らしく。
 しかし、その前に、わりと大きな更新があり再起動もしていたため、そっちを 1607 と勘違い、今回の 1607 を 1607用のパッチ KB3189866 と誤解して KB3189866 のトラブル向け対応策を取ってしまったために事態がややこしくなった。
 
 ということでした。
 いちおうは妖之佑の確認不足だったわけです。
 
 でもねー。
 言い訳かもしれませんけどねー。
 1607 への更新作業中の表示がサー。
「1607 の累積更新」って出てたんですよ。これでは、1607 が入ってる環境に 1607用のパッチが落ちてきたと思うじゃありませんか。思いませんか? 思いますよね?
 なのに実は落ちてきたのが当の 1607 そのものだった。これ、MS社の日本語がおかしいですよ。
 
 で、まあ、あらためまして。
 1607 のインストールに数時間(ダウンロード時間は、もう意味不明レベル)。再起動が三、四回ありました。
 それから KB3189866 の適用に二時間ほど(ダウンロードは勘違いしていた時点で手動で済ませており、スタンドアローンでのインスコ)。
 疲れました。
 
 しかもです!
 おそらく 1607 のせいでしょう。「Classic Shell」と「Winaero Tweaker」によるカスタマイズすべてがリセットされてました! おまけに「Classic Shell」の実行ファイルが消えてましたよ。orz
「Classic Shell」フォルダにアップデーターは残っていたので、それで最新版を入れて、カスタマイズのやりなおしです。
 
 ユーザーに無断であれこれ通信する部分も確認。
 オンになってた所すべてオフにしておきました。
 
 この途中、何度も操作ミスをしましたよ。
 どうも、マウス・ポインタの挙動というか反応が微妙に変わってしまっているようで。困るんだよなぁ。
 
 唯一、良かった点は。
 消えてしまって不便になっていた、プルダウン・メニューのノートン先生が復活してました♪ これでファイルやフォルダを右クリックからのスキャンができます。ああ、よかった。
 まあ、これとて、もともとが消えること自体、あってはならんのですがね。
 
 それにしても、10 は、やっぱり使い辛いです。
 PC側での作業にて、進捗を明確に表示してくれない。なので停止してしまった場合に、どの段階で止まっているかが素人では判断しにくい。
 
 今回の件で強く感じたのは。
 MS社はメンテ系の操作一切をユーザーにさせたくないのだろうな。
 ということです。
 ユーザーは、ただ見たいサイトを見て、買い物して、動画を楽しんで、メールなどで会話して、それで終われ、ということ。PCの中身を見ようと思うな。まして中身をいじろうなどと絶対に考えるな。それはMS側が裏で、こっそりやっとくから、すべて任せろ。おまえらは何も触らなくていいし知らなくていい。気にするな。いっそ忘れろ。
 言わば、車に乗ってもハンドルを握らず、目的地を入力するだけの自動運転みたいなことを目指しているのでしょう。それが、Windows 10 の正体です。
 XP の頃から Windows Update の設定は、自動でインストールするのが推奨設定でしたし、ユーザーに確認するのですら、インストール前の確認とダウンロード前の確認の二項目あったくらいに、とにかく少しでも自動寄りにさせたい感が強かった。
 10 では、それを露骨に押し出してきたわけですよ。そもそも、10 への無償アプデで当初、「アプデしない」選択肢がなかったというのが何よりの証拠。「今する」か「後でする」かのどっちかしか選べないって、怖いよ。
 だから、ユーザーに無断での通信が多いんだろうな。10 がMS製スパイウェアだと揶揄されるのも当然でしょう。
 そういったことが、実際に 10 を使い、更新作業を経て、確信めいたものへとなりました。
 更新過程での素人感触ではありますが。ダウンロードは当たり前として、どうも 10 は「インストールの準備」やインスコ直後の再起動中においても、“実家”と交信しているような感じですね。その最中にメイン機でのアクセスが激重に、つまり回線が占有されることがありましたから。こりゃ、あれこれ告げ口してるんだろーなー。
 
 7 や 8.1 のサポートが終わったとき、さて、どんな事態となることですか。
 未来モノSFによくある監視社会にならないといいのですが……。
 
 時間を無駄にして、いちおうは完了したものの。
 実のところ、まだ安心はしていない。
 使いつつ何度か再起動して、それで何事もなければ、ようやく信用(仮)できるかな。
 
 


 
□2016-09-20 (旧暦 葉月廿日)
 
 
 石原元都知事は芥川賞作家の大先生であらせられるわけで。
 そのうえ、若いうちから国会議員になったものだから、そりゃー上から目線でしかモノ言わないのも仕方ないのでしょう。何せ大先生様ですから。
 そんなお殿様が都知事になって、態度の大きさに拍車がかかっても、誰も文句は言いませんわな。何せ大先生(ry
 会見で記者が気に喰わない質問するたびに「バカなことを言うな」と吐き捨てる。とにかく気に喰わない人のことを、すぐバカ呼ばわりする。仕方ないですよね、何せ大先せ(ry
 で何ですか? あれだけ強気発言の固まりだったのに、守りに入ったとたん、しどろもどろでコロコロ内容が変わる。何が「自分は素人だ」ですか。みっともないですね、大先生様なのに。
 てことは、あれだけ目の敵にしていたディーゼル・エンジンについても実は素人だったと? カーボンの粉を会見で見せびらかしてディーゼルを害悪だと斬って捨てたけど実は素人だったと? 自動車メーカーに謝罪行脚しろよ、てめーっ!
 まー、地下空間などなどの件は文春さんに追及していただくとしまして。
 今までは、石原作品については何も言わずにいたのですよ。読んでもいないのに貶すのは、さすがに×だろうと。
 でも、事ここに及んでは、読まなくても貶していいんじゃないかな? 作品は著者を映す鏡でもあるわけで。石原の言動を見れば、作品のクソさも判ろうというもの。受賞したのは、きっと裏があったんでしょ。だから読んでなくても、どんどん貶そうぜ♪
 
 ほんの少しだけ弁護しますとね。
 そもそも作家なんて珍妙な職業を目指す奴に、まともな人格者はいやしない。むしろ性格・精神に問題を持つ者こそが作家に相応しい。壊れた者にしか面白い小説なんて書けない。だから、まともな人は真っ当な職に就くもの。
 ましてや、実際に作家になった者が、正常人など到底ありえない。夏目然り、芥川然り、太宰然り……。
 そう考えれば作家である石原が傲慢でも乱暴でも偏屈でも、別に不思議ではない。むしろ非常識人であるはず。あるべき。
 ただ、そんな人が、さらに異常な世界である政治に足を踏み入れたから悪化したわけで。
 作家の大先生という肩書きで留まっていれば、よかったものを。
 
 いつも思うことですが。作家は政治家になったら、あかんですよ。特に与党側になったらダメ。
 むしろ、政権に対する反抗心・批判精神こそが作家の信条であるべきですよ。戦時中をご苦労なさった江戸川乱歩のようにね。
 あと、大藪春彦は個人的に大嫌いな作家ですが、政権に迎合しなかった骨太さだけは評価できる人物だったと思うのです。
 
 


 
□2016-09-20 さらなる窓問題
 
 
 ポインタの違和感については原因が判りました。
 何のことはない。1607 入れたせいでか、無効にしていたタッチ・クリックが無断で有効に戻っていたのでした。
 フリーウェアでのカスタマイズがリセットされたんだから、当然のこと気づくべきでした。(;^_^A
 
 もう一点。
 こっちのほうが問題かな。
 ファンクション・キーが単体で使えない。orz
 いえね。Windows 10 では、ファンクション・キーは「Fn」キー同時押しがデフォという情報はあるのですが。ウチのサブ機は 1607 入れる前は単体押しで使えてたのですよ。それが今は「Fn」必須。不便でなりません。
 巷の情報によると、単体で使えるように設定変更できるとあり、試そうとしたのですが。
 なぜか、UEFI の選択肢がなく。直接 BIOS に入って探しても設定する項目がありません。この機種独自の仕様なのでしょうか。orz
 もちろん「Num」や「Numlk」などとの同時押しも試しました。でもダメ。どうなってんの? 機種名やメーカー名で検索しても有益な情報は見つからず。o.....rz
 最初っからできないことなら諦めもつきますが。できていたものができなくなるってのは、こりゃ色相濁りますよ。
 
 まったく。
 一難去ってまた一難とはよく言ったもので。
 
 


 
□2016-09-21 (旧暦 葉月廿一日)
 
 
 情弱だったことは認めます。
 そーゆーことだったのねん。
 
 キングがアニメ関連で長年使ってきた「スターチャイルド」レーベルを廃止、「キング・アミューズなんたらかんたらうんぬんかんぬん」という長ったらしくて憶えにくい名前に変えたときの違和感たるや、ハンパなかったのですが。
 だって変えるにしても、普通ならお客様に憶えてもらいやすい名前にするものですからね。なのに真逆。センスのカケラもない。ムリクリ変えたって感じすら。
 
 そーゆーことだったのかー。
 
 あの名物Pが追い出されたのですね。
 それで会社のアニメ部門を再編成したと。
 で、Pの影響下にある所への風当たりが厳しくなったと。
 ゆかり姫の休業然り、アニラジの縮小然り。
 というわけか。なるほどなるほど。
 
 経営陣の構成に変化があったのだろう程度のことは想像してましたが。
 あのPが退社とはねぇ……。
 
 
 
 地方打ち切りの発表から一週間経っての『ブギーナイト』を聴いた印象はね。
 とにかくリスナーの反応が、おとなしいったら。「よく躾けられたお客様」という言葉が浮かびましたよ。
 まあ、厳しい批判投稿は全ボツになってるでしょうから、その分のバイアスは考慮しないといけませんが(ちなみに、聴くだけリスナーたちの意見を匿名掲示板とかで拾うと、そりゃーもー辛辣♪)。
 それでもね。感じてしまったのは。
 
 あの番組は教祖と信者の集いだったんだな。
 
 ということです。いやー、それに気づいた瞬間、なんか薄気味悪くなりましてね(汗)。
 林原さんも林原さんで、リスナーに対して「迷惑かけて申し訳ない」的なことをおっしゃってるわりに、「どーせ、みんなついてくるさ」って感じが見え隠れしていないでもない。
 ひょっとしてイエスマンに囲まれた環境が長く続いてでもいるんでしょうか。
 
 てなわけで、一気に醒めました。
 私は、雑音リスナーしてまで継続聴取はしません。キングの思い上がりを批判する意味も込めて、ネット配信もスルーします。今月限りでサヨナラです。
 
 なお。
 ネット環境がないと嘆くリスナーさんに林原さんが「雑音リスナーって方法もある」とおっしゃってましたが。
 あれだけだと、さすがに不親切ですよねぇ。雑音リスナーにも、それなりの環境というか設備と工夫と覚悟と忍耐が必要なんですから。
※ 具体的には「ラジオ 中波 遠距離受信」あたりで、ぐぐってみよう。個人的には、いつも言っているとおり、古くていいからアナログ式ラジオ、またはアナログ式ラジカセ(聴くだけならカセット部は壊れててもOK)がオススメ。もちろん、新品の高性能機が手に入るなら、それに越したことはない。

 


 
□2016-09-22 秋分、彼岸中日 (旧暦 葉月廿二日)
 
 
 なーんか『F』とそっくりな展開になってきましたなー『Δ』。
 けっきょく美雲がラスボス?
 
 そして、相も変わらず、制作陣はウィンダミア王国をどう扱いたいのか? そこがサッパリ判らない。あの裁判って『STAR TREK』で言えばクリンゴンやカーデシアの裁判制度ですよ。最初に結果ありきの、形だけ裁判。
 それって視聴者にどう映るでしょう? ウィンダミアは旧態依然とした人権の保証されない野蛮な国家。となりませんか? ただでさえ、ヴァール化などなど非人道的な方法で球状星団を支配するだけでなく占領した相手国民に配給を装って一服盛る、しかもそれを「正義」の「解放」と自称する。これが悪の組織以外の何だというのでしょう? そこに野蛮な裁判制度とくれば、もう駄目押しです。
 いくらフレイアの故郷であっても、次元兵器どうこうの事情があっても、視聴者視点で何ら同情できなくなりますよ。
 それを狙ってるとしたら、いよいよもって意図が判らない。やっぱりヴェイガン国家と同レベルの精神破綻状態なのかなぁ……たしかに、先代国王はキ印っぽかったですが。
『F』のキョンや 17歳みたいな明確な悪役がいると、ストーリが判りやすくなるんですけどね。今回それに相当するのは折り返し点で豹変したメガネと、謎のアラブ人ひろし(中の人、お大事に)の二人だけ。しかも、メガネは真意がいまだ掴めないし、ひろしは黒子役だけで終わりそうな感じで。
 騎士団のあの熱血バカが、まだ他のウィンダミア幹部よりマシなんですよね。シンプルで判りやすい分。
 戦争に善も悪もないとするなら、王国の扱いをもっともっと慎重に丁寧にしないとダメだと思います。
 
 
 
 
 
 オッチャンの変身に噴いた!
 ユルセンの正体に、また噴いた!!
 
 主人公であるタケルは当然として。
 マコトとアラン、つまり主人公に敵対していたライダーが宗旨替えした(何となく流れで味方になった)ではなく、ちゃんとしたプロセスを経て仲間になったことが大きかったと思います。要するに二人目、三人目ライダーの精神的な成長が描かれていた(マコトは最後まで独断専行の癖が直りませんでしたが)。
 それにしても長ったらしい印象は否めないですね。同じ内容で3クールで充分に完結できたほどだと思う。
 敵側の目的は、結局のところ「人類の並列化」という昨今のラスボスたちがよく目指す型式での世界統一なので、目新しくも何ともなく。なのに、目に見えた進展がサッパリなかったのは痛かったです。いつもいつもイゴールと社長の「計画は?」「順調です」という会話だけですませてましたからね。
 しかも、その計画とやらが出てきてからは敵の主戦力が眼魔からガンマイザーに交替、毎度毎度、倒しても倒しても同じ着ぐるみばかりが登場する。これで飽きるなってのは無理ですよ(敵側がザクしか出てこなかった初期の『ガンダム』は演出が神レベルなのだと再認識)。ガンマイザーの設定上、眼魔たちのようなキャラクター性がないから行動パターンが単一なので、なおさら退屈。唯一の例外である偽マコトのエピソードも長々と引っ張りすぎましたね。あの結末は良かったと思うものの、もっと短期決戦でいけたはず。ラスボスにつなげるのは別に偽マコトでなくても、やりようはいくらでもあったし。
 アデルをもう少し早く改心させて、ラスボスをガンマイザーに交替、その構図で最終決戦に数話使ったほうがよくなかったかな? タイツ・アデル(笑)の群れがズラリ並ぶ光景は早々に見飽きましたよ(苦笑)。
 
 グレートアイって、けっきょく何者だったんですかねぇ? 悪意のない総裁X?
 宇宙に飛んでいっちゃいましたけど、どこに帰るんだか……つーか、そもそも何しに地球に来たんだよ、あんた。
 
 


 
□2016-09-23 下弦、社日、天しゃ (旧暦 葉月廿三日)
 
 
 さらに番外編マキマキ様。
 
 先日の、スピーカを鳴らす実験で得た好感触。
 その結果を踏まえて、妖之佑のような単純ド素人バカが安直に連想することです。
 
 フツーにセラミック・イヤホンとトランスつないでも、行けるんじゃね?
 
 まあ、出力トランスの二次側はインピーダンスが8Ωなので、さすがにつなぐ気にはなれませんが。
 幸いなことに(笑)、スピーカ鳴らしの実験途中に試行錯誤したおかげで、手元には、もはや出番のないドライバ・トランスがあったりするのです。
 
 ST-21(10kΩ:2kΩ)
 ST-34(5kΩ:1kΩ)
 
 この二つです。
 二次が 1kΩもあればセラミック・イヤホンにつないでも、よかんべ♪
 という無知・無責任な阿呆思考回路のまま、例によって0号機のイヤホン・ジャックから仮配線してみました。
 
 うわっ!
 音おっきっ!!
 
 デタラメな素人考えでしたが、確かに効果はあります。音量が増えて内容を聞き取りやすくなりました。
 ただし、元々が受信良好だった東海ラジオでは完全に音割れ状態です(爆)。そこそこ集中して聴く必要があったNHK第一は、ボケ〜っとしながら聴いてても内容が判る程度に音量増大となりました。ただ、こちらも良ぉく聴くと高域が割れてますね。
 これは単にイヤホンからの音を大きくする効果であって、受信感度が上がるわけではないので、かえって聞き辛くなる可能性もあります。実際、耳に聞こえてくる実感では選択度が悪くなりました。ダイヤルをどこに回しても同じ局が入ってる状態になったりもします。
 音質を取るか、とにかく内容が聞き取れることを優先するか。
 というところで、トランスを回路に入れたうえで、スルーするスイッチも配線したゲルマニウム・ラジオを作るのもアリかなと思います。受信状態に応じて切り替えて聴くわけですね。
 
 どれから手をつけるかな〜。
 
 


 
□2016-09-24 百鬼夜行
 
 
 でありました。まる。
 
 


 
□2016-09-25 彼岸明け (旧暦 葉月廿五日)
 
 
 上坂軍団長に……いえ、もっと上の偉い人にお願いです。
 近々リリースされる軍団長のアナログ盤、七タイトル。特典のない通常ver. を是非是非、追加で発売してください。できれば月ごとに一枚ずつ。それなら妖之佑でも七枚全部買えますので。どうかどうか、ご一考くださいませ。m(_ _)m
 
 
 
                (ここで言ってどうする?)
 
 


 
□2016-09-26 (旧暦 葉月廿六日)
 
 
 ヘッド奈々、またも「ノイズ」の絵を描いたのかよ。それも前回以上にブッ翔んだっぽいのを(笑)。
 これは、あるな。『GX』に引き続き、イラストの劇中登場(爆)。
 
(いや〜、それにしてもね〜。四期と五期の制作決定発表を同時にやるとか尋常じゃないぜ♪)
 
 


 
□2016-09-27 八せん始め、小田原道了尊大祭 (旧暦 葉月廿七日)
 
 
 ときに、ゴジラは何名おられるのか?
 ちょっと整理してみましょう。
 
『ゴジラ』(昭和29年版)のゴジラはラストにお亡くなり。
『逆襲』のゴジラは同種族別個体、つまり二代目。作中に言明はないが以降『メカゴジラの逆襲』まで、および『流星人間ゾーン』に客演したものは同一個体と思われる(キンゴジ、モスゴジ等々、人相と性格が、かーなーり変化してるけどねー)。最後は海に還っていったまま消息不明。
 この途中、息子とされるミニラが登場するも、ゴジラに成長したという記録はなく。
『ゴジラ』(1984年版)で登場したのは三代目にまちがいなく。なぜなら、その凶暴性ゆえ、ミニラの成長した個体とは到底思えないうえに、そもそも映画そのものが『メカゴジラの逆襲』の続編として作られていない。
 次の『vsビオランテ』で前の上陸被害時に採取したG細胞とやらが出てくるので、ビオランテと闘った個体は三代目と、ほぼ断定できる。
 続く『vsキングギドラ』にて、未来人の過去干渉によって三代目は歴史から消失。ただし、この歴史改変は別にゴジラを生んでおり、元となったゴジラザウルスが三代目のそれと同じもののため同一個体とも言えるが、いわばパラレルなので解釈が難しい(つまり、未来から来てフリーザ親子を倒し未来に帰ってセルも倒したトランクスと、未来でセルに殺されタイムマシンを奪われたトランクスと、『GT』で宇宙を冒険したトランクスが、それぞれ同一人物かどうか、という悩みだよ)。とりあえず三代目βとしておこうか。
 で、以降の所謂「vsシリーズ」は、この三代目βが暴れ、最後の『vsデストロイヤ』で壮絶な最期。
 この二つ前、『vsメカゴジラ』にて、ベビーゴジラが登場。次の『vsスペースゴジラ』ではリトルゴジラに成長。そして『vsデストロイヤ』では、さらにゴジラジュニアへと成長しラストでゴジラに。つまり、ベビー→リトル→ジュニア→四代目、ということが言える。
『ミレニアム』では、特徴が前の元ジュニアとはまったく違う(色や背びれの形)。と言うか、この作品は「vsシリーズ」とはパラレルであり、ここに登場するゴジラは、この世界での二代目(初代は昭和29年の個体)。だが、あえて便宜上、五代目と呼ぶ。
『×メガギラス』のものは、外見上は前作と似ているが別個体。この物語世界ではゴジラは一体のみ。昭和29年以降、ずっと日本を襲い続けているそうな。これも便宜上、六代目とする。
『大怪獣総攻撃』の個体は、ひときわ特徴的。怨霊の集合体という独自の設定と、白目が不気味。この物語世界での二代目。便宜上、七代目としておく。
『×メカゴジラ』と『東京SOS』は同じ3式機龍が活躍する繋がった物語。登場するゴジラは、この世界での二代目。だが、便宜上、八代目と。
『FINAL WARS』では、唯一の個体。つまり初代と言える。便宜上、九代目。ちなみに、ミニラもいる♪
『GODZILLA』(1998年北米版)の個体は、実はゴジラではなかったとする学界の研究結果が出ており、カウントに値せず。
『GODZILLA』(2014年北米版)の個体は、この物語世界での地球生物の頂点となる種族の末裔。便宜上の十代目。
『シン』のゴジラも『総攻撃』のものに負けず劣らず個性的。歴代との共通点が見た目と名前以外にほとんどなく、「怪獣」というよりも「クリーチャー」(「ありゃ使徒だろ」という声もあるが、まさにそんな感じ)。とりあえず十一代目とする。
 
 ということで、今のところ十一体おられるようです。二体のミニラを加えたら十三ですが……ミニラは、ずーっとミニラのままなんだろーなー(笑)。
 昭和シリーズと「vsシリーズ」の他は、すべてがパラレル世界として作られているため、作品の数だけゴジラがいることになりますね。
 
(※ 数えまちがいがあるかもしれません。その際は、ご勘弁くださいませ)
 
 


 
□2016-09-27 などと長い前振りをしました。
 
 
 本題は『シン・ゴジラ』です。
 
 もう観客も少ない頃合いだろうと思い、ようやく観てきました。
 たしかに少なかったのですが、なぜか小学生あるいは幼稚園児くらいのお子さん連れが目立ちました。
 いやいや無理だろ。正味百二十分もある映画を子供には無理だろ。しかも庵野作品って中高生くらいからでないと内容サッパリ判らんぞ。楽しめんぞ。親は、もう少し考えようよ。
 実際、序盤は延々と内閣の会議シーンでしたからねぇ。子供どころか、中高生ですら退屈というか「何やってんの?」状態だったと思いますよ。小さなお子さん連れてなら『ルドルフとイッパイアッテナ』にしとけばいいのに。
 
 
 
 以下、内容に触れますので、公開からかなり経った今さらではありますが念のため、たたんでおきます。
 
 
 

 
 
 とにもかくにも、面白かったです。
 序破Qの円盤買うお金があるなら、こっちの円盤を買いますね私は。
 
 


 
□2016-09-28 (旧暦 葉月廿八日)
 
 
 秋の中古カメラ市。
 お金のない私には、年々、買える物が減ってきます。(;^_^A
 
 今回の特徴として気になったのは。
 各店で申し合わせたかのように、初期の EOS が見切り価格で出ていたことです。初代 EOS 1 が、こんな値段っ!? ってくらいに。
 けっこうな数の初期 EOS が売られてましたね。
 以前、中古カメラ店の人と話したとき「ニコンのシャッターは強い。対してキヤノンはダメ。すぐに劣化する」ということを聞きました。その人の主観とは思いますが、それでも店にキヤノンも置いていての発言でしたからね。
 あるいは、初期 EOS は、そろそろ、その限界に来ているのかもしれませんね。だから値下げしてでも売りさばこうと。
 
 中でも EOS RT があったのには触手……もといっ、食指が動きかけましたよ。辛うじて思い留まりましたけどね。
 いや、だってね。↑の理由がありますから。RT って言ったら EOS でも 600 シリーズに入りますからね。古いなんてもんじゃない。最初期ですよ。
 そもそも、EOSレンズなんて一本も持ってないのにボディだけ買ってどうしますか?(苦笑)
 
 なんで RT が欲しいかと言いますと。
 このカメラは、ミラー・ボックスにペリクル・ミラーというハーフミラーを固定しているのですよ。つまり、ミラーの動作機構を持たない分、メカ的に強く、レリーズ・ショックもシャッター・ラグも発生しにくい。それと、撮影の瞬間にファインダーの画像が真っ黒にならないという大きなメリットもあります。
 キヤノンで、RT 以外にこの機構を持っているのは、ペリックスと EOS 1RS の二つだけだと思います(まちがってたらスマヌ)。
 だから欲しかった。
 でも我慢したよ。誰か誉めて。
 
 
 
※ 調べましたところ、キヤノン F-1 に受注生産の形でペリクル・ミラー搭載機があったそうです。  
 


 
□2016-09-28 そして今回、買ったのは、こちら。
 
 
 MTL5
 
 プラクチカの MTL5 と、ありますね。
 見たところ機械制御の、ごく一般的な一眼レフです。
 
 MTL5
 
 安かったのでソッコー購入……とはならず、けっこう悩みました。
 いやぁ、妖之佑の知識ってば段ボール箱に詰め込んだ書類とか断片化したままの HDD みたいなものなので、「プラクチカ」という言葉は知っていても詳細が、かなり曖昧なのですよ。
 見た目は往年の金属製カメラですがね。手に取ったら、まー軽いこと軽いこと。びっくりしました。
 
 MTL5
 
 最速 1/1000秒というのは平均的スペックであり、実用面で「可もなく不可もなし」です。
 フィルムの分割巻き上げ(小刻み巻き上げ)は、できません。まあ、ニコンの New FM2 もできませんが(苦笑)。
 
 MTL5
 
 シャッター・ボタンの位置が特徴的ですね。この型式、国産だとペトリやトプコンにあります。位置的に使いやすいんですよ通常は…………つまり、これはちょっと微妙。構えるとストラップ用の金具が人差し指に干渉します。もう少し上か下なら良かったんですが、これは妖之佑の手が相性悪いということかな(涙)。
 シャッター・ボタンのすぐ隣の黒いレバーは、絞り込み測光用です。開放測光がデフォの今だと「プレビュー・ボタン」と名前と目的が変わっていますが、機能的には同じものです。装着すると絞り値に関係なく開放状態となるレンズを強制的に絞り込むもの。
 シャッター・ボタンの下は、たぶんセルフ・タイマーでしょうね。メーカー関係なく、ここが壊れている物が少なくなく、下手に触るとシャッターが上がったまま降りず分解修理しない限り使えなくなりますから、スルーの方向で。
 シャッター・ボタンとセルフ・タイマー・レバーは、それぞれエッジが鋭くて指が切れそうな感じすらします。この感触……記憶にあるんですよね。ええ。以前、FED5 という露西亜カメラを触ったときに、同じものを感じました。そう思うと、ボディに貼られてある合皮も FED5 のものと似ている気がしてきます。
 
 MTL5
 
 メチャクチャ見覚えのあるマウントです。
 試しに同じ店の安売りレンズの中からタクマーを持ってきて着けてみたところ、バッチリでした。そう。プラクチカ・マウントとは、国内では M42 の呼称で知られたスクリュー・マウントなのです。
 つまり、このカメラにはタクマーやフジノンなど往年の国産レンズ群が使えるのです。そもそもプラクチカが、かつては実質的「国際共通マウント」でしたからね。
 
 MTL5
 
 裏蓋を開けてびっくり! 金属幕の縦走りシャッターですよ!!
 右側、フィルム巻き取り側の下にある邪魔っけな四角い黒パーツは、あとで知ったことですが「自動フィルム・ローディング」用の物だそうな。普通、マニュアル・カメラではフィルムの先を巻き取り軸に巻き付けてから裏蓋を閉めるのですが、これは裏蓋を閉じてから巻くのだそうです。それで、ちゃんとフィルム装填できるのだそうで。電動モーターによるオート・ローディングでは当たり前のことですが、手動巻き上げで実現するとは凄い工夫ですね。
 
 そろそろ、知らない人にも正体を明かしましょう。
 
 MTL5
 
 はい、このとおり。
「ペンタコン」とはカール・ツァイス・イェナのカメラ用ブランド。
「G.D.R.」は独逸語なら「D.D.R.」になります。邦訳では「ドイツ民主共和国」。なんで人権のない国って「民主」を国名に入れたがるんでしょうね。
 そうです。東独逸のカメラでございました。
 それで、最初に感じた軽さも理解できます。なにせ、件の国は東西再統合された後ですら、段ボール製の車が走っていたほどですからね。見た目に金属と思えたカバーは実はプラにメッキしているのです。いや、見事で綺麗な加工ですよ。これは騙されます。日本だとリコーXR500 とか、ペンタカバーがプラであることを堂々と主張してるんですけどね。
 
 ちなみに私たちの通常認識としてコンタレックス、ハッセル、ローライ、ヤシカ・コンタックスや京セラ・コンタックスなどで馴染みのあるツァイスは、カール・ツァイス・オーバーコッヘンです。こちらは西独逸。
 もちろん、現在ではお国同様、再統合されてますよ。
 
 というわけで、もともと外国製カメラに縁の薄い妖之佑にして初の東欧カメラでございました。
 調べたところ、この MTL5 は 1983年に出たそうで。同じ頃、日本じゃニコンの FM2 とかが出てたですよ。て言うか、スクリュー・マウントそのものが日本……いえ西側では 70年代で終わってたと思うのですよ。さすが東欧!
 
 MTL5
 
 ボディだけでは締まらないので、手持ちの中から相方募集中だったスーパー・タクマーさんにお出ましいただきました。けど、135mm だと、やっぱりシルエット的にアンバランスですねぇ。もう少し太短いほうが似合いそう。
 理想は、やっぱり東欧レンズですが、さすがにジャンクで出ることなんてない。とすると、むしろ国内の怪しい(笑)ブランドの M42レンズがあれば似合うかもです。
 気長に探しますか。
 
 
 
 ペンタコンと言えば「ペンタコン6」なのですよねー。
 あれも存在感が魅力的で欲しいのですが、こちらでは中古店でお目にかかれない。以前、銀座に行ったときは山ほど見たので、東京だと入手しやすいのかもですね。
 まー今はお金がありませんから、買うことも上京も、ままなりませんけどねー。
 でも欲しいな(笑)。あれと、ペンタックス67(旧型)とを並べて飾りたい♪
 
 


 
□2016-09-29 三隣亡 (旧暦 葉月廿九日)
 
 
 ありゃあ。『亜人』の二期、こっちじゃ、やんねーんでやんの。
『ジョジョ』第四部のときも、そうだったよなあ。
 根性ねーなーCBCさんよお?
 
 


 
□2016-09-30 (旧暦 葉月丗日)
 
 
『タイガーマスクW』というのが始まるそうで。
 一作目のレギュラーだった高岡拳太郎も声優さん一緒で登場するというので面白そうです。
 
 深夜アニメなのに、こっちの地域だけ早朝に放送という罠がある。
 注意せねば。
 
 ところで、公式サイト(東映は見辛い。テレ朝のほうがマシ)を見る限り。
 拳太郎は登場するのに、タイガーマスク二世について一切触れられていないですね。
 あくまでも一作目の続編であって、『W』の世界では過去に二世などおらず、宇宙プロレス連盟もなかったってことですかねぇ。そう言えば『二世』にルリ子さんは登場したものの、拳太郎は出てませんでしたっけ……。
 
 いや待て。
 主人公の片方は「富士の裾野で訓練を受け」て新たなタイガーマスクになる、とあるな。
 富士の裾野……ねぇ。樹海ではないのな? 樹海だったら『二世』にリンクするんだが……うーん。
 
 

8月へ 10月へ
庭に出る

 
壁紙 by 「じっこの画板」