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□2012-01-01 元旦、上弦 (旧暦 師走八日、事始め)
旧年中は、お世話になりました。
本年も、よろしくお願いいたします。
あ、さて。
まさか、元日にレギュラー放送をするとは……。
かつて『仮面ライダー』(第一作目)が、これをやりましたけどね。
「Xラウンダー」っスか。
唐突に出てきましたね。こんなトコまで初代に倣わなくてもいいと思うぞ。
チョコ菓子好きの連邦軍艦長もね(無重量環境で、あの乱暴な食べかたは、やめていただきたい)。
コロニー内にまで出張って小船で川を進むなんてアクティブすぎます。て言うか指揮官があんなに行動派では、周囲が迷惑します。
これもね。初代にシャア・アズナブル少佐という超アクティブな艦長がいましたからなー。
だから、変なトコばかり初代に倣わないでくださいな。
艦長同士の腹の探り合いは、よかったと思います。
で。
中世貴族コスプレのオヤジは、UE側(もう、フードの群れ=UEで、いいよね)と通じていた、ということでしょうか。
ユリンを引き取ったのも、Xラウンダー回収の一環、と?
となるとね。
オヤジがグルーデックに約束した兵力支援もアテにならなくなる予感がしますが……。
そろそろ第一世代編の最終決戦だそうです。
何一つ盛り上がらないままですと、マジで前座試合で終わりますよ。
大相撲やプロレスなら、前座試合は低レベル内容でいいのですが。
アニメ作品となると前座は「つかみ」でもあります。盛り上がらなかったら、まずいと思います。
□2012-01-02 物始め、初夢 (旧暦 師走九日)
今年の一月二日は振り替え休日。
…………は?
意味ないじゃん。
□2012-01-03 八せん終わり (旧暦 師走十日)
て言うか。
どうせ官庁も金融機関も正月三が日は休むんですから。
一〜三日は全部、カレンダーを赤文字にしてもいいと思うのですよ。
□2012-01-03 百鬼夜行
旧暦師走の辰日は、これです。
□2012-01-04 九星陽遁始め、天しゃ、甲子、下鴨神社蹴鞠初め (旧暦 師走十一日)
日本は謙遜の文化でもありますが。
謙遜も度が過ぎると、イヤミとまでは申しませんが無駄なものだと思います。
一例。
色紙(しきし)の裏表。
色紙の名のとおり、そもそも白いほうは裏側です。つまり、本当なら何か書くときは色つきの側に書くのが正しいのです。
しかしながら「私は表に書けるほど立派ではない」という謙遜の意味で裏側に書くのがルールなのだそうで。
ただし、今は白いほうに書く前提で製造業者は紙を選んでいるようで、本来の裏側は書きやすく、本来の表側は書きづらい紙質だそうな。ああ、ややこしい。
もはや色紙の裏表は「鶏と卵」の様相を呈してますな。
一例。
往復はがきや返信用封筒に記した宛名に付けられた「行」の字。
どうせ出す際には線引きして消したうえで「様」なり「御中」なりと書き足すのですから、「行」が印字されてると、かえって宛名書き部分が見苦しいと思います。
てか、一部では「行」を廃止してますしね。
一例。
ご進物に対して何度か受け取りを断る。
この押し問答、ギャグ扱いされるほどに滑稽な姿なんですよね。古典落語にもありますし。
謙虚であることは大切ですが。
形骸化したものであれば廃止してもいいと思います。淘汰と考えれば、消えるのが自然な流れではないでしょうか。
その意味では、色紙は正しい進化をしたのかもしれませんね。
おまけとして、古い一例。
座布団。
市川崑監督・石坂浩二さん主演の映画『犬神家の一族』で、勧められた座布団を脇に避けて敷かない、というシーンがあります。
はっきり憶えているのは終盤、金田一耕助が犬神松子と一対一で対面するとき。
あと、たぶんですが。犬神佐兵衛の遺言状を公開するために、古館弁護士が金田一を伴って一族の面前に登場したとき。
舞台が戦後間もない頃なので、身分の上下が影響しての作法なのでしょうが。どうせ敷かないのがルールなら、出さなきゃいいのに、と思いましたよ。
□2012-01-05 初水天宮 (旧暦 師走十二日)
食べログの、やらせ問題。
そんなに騒ぐほどのことかね?
と思います。
私は、あんなの、やらせ前提で目を通すべきものだと思ってましたが何か?
あれを糾弾するなら。
例えば車雑誌。
例えばカメラ雑誌。
例えばAV機器雑誌。
などなどなどなど。
ヨイショ記事しか書けない評論家や提灯持ち記者だらけのあれらは、どうなりますかね。
ヨイショ記事で読者を騙す出版社の責任は、どうなりますかね(批判的な文もありますが、たいていは商品の売り上げに影響しない範囲に気遣いされているものです)。
旅グルメ番組で紹介された宿や店に行き、がっかりした。という声も、よく聞きます。
あれらの番組に出ているタレントさんたちは、ヨイショが仕事ですからね。不味くてもカメラの前では「旨い!」と絶賛するのがお仕事ですから。
そんな演技を真に受けるほうが、どうかしてる。
要は消費者が玉石混合な評価の端々から自分に必要な情報のカケラを見出すべきなんですよ。砂浜に埋まった翡翠のように一つひとつ拾い上げるべきなんですよ。
具体例では、某巨大掲示板の膨大な書き込みの中から正しい情報を集めることが、それです(あそこの書き込みをすべて真に受ける人は、さすがにいないでしょ? 取捨選択するでしょ?)。
まあ。だからこそ。そんな世の中だからこそ。
かつて三本和彦さんがやっておられた『新車情報』は貴重で稀少な辛口番組だったんですよね(残念)。
ああ。
補足しておきますが。
辛口論評なら信頼できるというものでもありませんよ。
某巨大通販サイトの辛口レビュー群なんて、大半はネタとして読むべき楽しい楽しいコンテンツですし(爆)。
□2012-01-06 小寒、六日年越 (旧暦 師走十三日)
国民年金の支給開始年齢を引き上げる問題。
今は65歳を70歳にって言ってますがね。
じきに75歳にって言い出しますよ。
だって、すでに自転車操業状態ですから……。
政府は「希望する社員を定年後も雇用する義務を企業に課す」とかほざいてますが。
できるわけねーっての。
愚かな役人どもは、労働基準法だって昔っから守られていない現実を知らないですからね。
中小企業で労働時間や休日日数を守ってる所なんて稀少です。
中小企業で雇用保険に入ってない所は多々あります。
中小企業で労災に入ってない所も枚挙にいとまがない。
中小企業で、まともに有給休暇なんて取れるわけありません。
つまり。
「希望する社員は定年後も雇用する義務」ったって、無視されるか、形骸化するのが目に見えてます。
仮に継続して「雇用」したとしても……閑職に置き陰湿なイジメを連打し「自主的に辞表を出す」ように持って行くだけですよ。
これだから世の中を知らない役人はダメなんです。
そして、もっとダメなのは、役人よりは世の中を少しは知っているはずの民間上がりの政治家が何もしないこと、なのですよ。
これは消費税増税でも同じで。
ある程度、世の中を知っているはずの政治家どもが財務省の言いなりになってしまっている悲劇。
はっきり言って10%で済むはずありません。財務省は最低でも20%を目論んでいるはずです。
その根拠はヨーロッパの税率を参考にというわけです。ヨーロッパでは食品等々の生活必需品への考慮がきちんとなされている事実などガチ無視してね(けっ)。
今の官僚と政治家(と、その家族)全員を銃殺にして総入れ替えでもしない限り、日本の政治は改善しないんじゃね?
(人、それを革命と呼ぶ)
□2012-01-06 山姥の洗濯日
旧暦師走十三日は、これです。
□2012-01-07 七草、人日、太宰府天満宮鷽替え 鬼すべ (旧暦 師走十四日)
うーむ……。
『友人帳』も『偽物語』も、第一話を観逃した。
と言うか睡魔に勝てなかった。
儂も弱くなったものじゃて。
まあね。
『友人帳』は、ともかくとしまして。
『偽物語』は、どうせまた、『化物語』の「つばさキャット」みたく阿漕なことするに決まってますからね。尻切れにしてディスク販促にするって手。
原作本の売りかたからして、気に入らないからなぁ。維新作品は。
□2012-01-08 初薬師 (旧暦 師走十五日)
ディーヴァがアーガマになっちまったー。
「まるで木馬」という皮肉めいた台詞がありましたが、艦尾の形状からするとホワイトベースやアルビオンよりアーガマのデザインを元にしてるっぽい。
しかし、アーガマだと戦闘モードで艦橋が収容されるのに対し、ディーヴァは艦橋が伸びる……いいのかそれで?
AGEシステムが導き出した変形と言うなら言うで、MS戦に適応した新たで大胆なデザインにするべきでしょう。『00』のプトレマイオスみたくね。
いっそのこと、マクロスのように人型にでもなってくれたほうが潔かったと思います。巨大なガンダム形状の戦艦とか♪
MS鍛冶の大将がMSパイロットになっちまったー。
しかも高性能のMS隊引き連れて……。
この大将の万能さって、松本零士作品のような印象を受けますね。どこにでも顔を出して、しかも桁違いに強いハーロックとエメラルダス、無敵のアルカディア号とクイーンエメラルダス号。
つまり、まちがっても内容的に「SF」じゃないレベル。
松本作品と言えば。
ディーヴァの主砲発射シークエンス。
波動砲にしか見えんかった(笑)。
唯一、今回良かったのは、特攻を明確に否定したことです。ちゃんと止めたことです。
ここだけは評価いたします。
□2012-01-09 望、宵恵比寿、己巳 (旧暦 師走十六日)
そもそも、成人の日が一月十五日だったのは、この日が小正月だからなんですけどねぇ。
古くは元服に根拠を持つ。
経緯とか無視して「ハッピーマンデー」なんて、歴史・由来・縁起等々を無視した愚行でしかないのです。これは、成人の日に限ったことではなく、月曜に強制移動させられたすべての祝日について、そう思います。
日本の役人と政治家には文化を語る資格など、ありません。なぜなら、ハッピーマンデー制度は、国の成り立ちすら、ないがしろにする行為に他なりませんから。
要するに、連中は日本をまったく愛していないのですよ。
□2012-01-10 十日恵比須、初金比羅、大つち、三隣亡 (旧暦 師走十七日)
あまりのMS鍛冶万能展開にポカーンだったため、忘れていた考察を追加で。
女の子に優しくない宇宙服……。
サイズの問題はね。ハインラインの小説『宇宙の戦士』に名台詞があるのですよ。
「軍服には二種類しかない。大きすぎるか小さすぎるかだ」
ということで、正規のクルーでないエミリーの体型に合わないのは仕方ないのですが……小さいのを無理に着せるというのは大問題ではないかと思います。宇宙服ってのは気密性重視の代物ですからね。きつい胸元部分をムリクリ合わせるなんて着付けは、生命の危険ですらありますよ。
どうせ、エミリーは戦闘に参加しないのですから、ダボダボ服でいいのに。
それにしても、連邦の艦船クルー用宇宙服は、ひどいデザインですね。パイロット・スーツは格好いいのに。
かつての『機動戦士ガンダム』でのこと。中立国家であるサイド6のノーマルスーツが、連邦やジオンのそれに比べて、まるで前世紀的古臭さを醸し出していました。連邦とジオンの戦争を対岸の火事とばかりに暢気に構えていた平和ボケ国家のため、ノーマルスーツの質が戦闘という過酷シーンを想定していない、ということを示す巧みな演出だったと解釈しています。
ディーヴァ・クールーの、あのダサい格好に、そういった思惑があるのかどうか。十四年間もUEにやられ放題な連邦の質の低さ、ということなのかなぁ。でも、それだとパイロット・スーツもダサくないと、いけないのですが。
そして。
地球種。
ということは、UEは地球外人類?
アクシズ、ムーンレイス、あるいは木星トカゲのような帰還組か……。
コロニー移住から数世紀の世界なので、その宇宙開発の中、地球圏外に出たのもいるかも。
これね。『マクロス』の世界観で考えてみますと。あの大移民計画の中、消息を絶った移民船団もかなり多い(輝、未沙、ミンメイの乗ったメガロード01も、そう)。で数世紀経てば、その行方不明の後継者たちが「地球帰還計画」あるいは「地球奪還計画」を強行することもありえるわけで。
ああ。ゼントラーディーも、元がプロトカルチャーということで、大きな括りでは地球帰還組とも言えるかも。
UEも、そんな一団なのかもしれませんね。
と、真面目に考察するものの。
本編内容が、あまりにもグダグダなので、虚しいばかりな気が……。
□2012-01-11 鏡開き、蔵開き (旧暦 師走十八日)
ゾディアーツがラスト1になると、スイッチャー本人は蜘蛛の糸みたいなのに包まれて意識不明になる。
つまり、ラスト1のゾディアーツだけは、スイッチャーが変身したものではなく、百%怪物成分だけで構成されている。だからこそ、フォーゼはリミット・ブレイクで容赦なく爆死させてやれるわけですよね。
で、ラスト1を経て限界突破した者だけがホロスコープスの黄道十二宮、つまり幹部になれる。
ということは、園ちゃんと校長はラスト1通過組……あれ?
ってことはですよ。
今の園ちゃんと校長って、人間ヅラしてるけど、実はラスト1を経たゾディアーツ、すなわち百%怪物成分が人の姿に化けてるだけかも。園ちゃんと校長の本体は、今でもどこかで蜘蛛の糸にくるまれて眠っているって可能性、ありません?
それだと、今の園ちゃんがどんだけ黒くてもOKですよね。人じゃないのですから。
スイッチは、人の願望欲望欲求をエネルギーに力を蓄え、ラスト1にてスイッチャーと入れ替わってしまう。
ということかな。
などと、ふと想像してしまいました。
ノイズ様は、やっぱりフリーザ様でしたねぇ。
色々な意味で♪
□2012-01-12 (旧暦 師走十九日)
選考基準に笑った。
http://www.staffservice.co.jp/nt-files/nr_120110_1.html
□2012-01-13 果ての廿日
旧暦師走廿日を、こう呼ぶのだそうです。
熊野の山奥に妖怪が出る日なのだそうで。
□2012-01-14 十四日年越 (旧暦 師走廿一日)
音楽の力。
というのがテーマとなりますと。
古くは『超時空要塞マクロス』に始まる、マクロス・シリーズ。
ちょい前ですと傑作『仮面ライダー響鬼』と、同じPによる大駄作『大魔神カノン』。
アニメに限っては失敗作と言える『神曲奏界ポリフォニカ』。
そして、もうじき最終回を迎える『スイートプリキュア』。
などなど、あるわけですが。
『戦姫絶唱シンフォギア』なぁ……。
響(ひびき)、奏(かなで)に、ノイズって……。
ビッグ・タイトルにかぶりすぎやん、劇中固有名詞。
事前チェックが甘いのか、判ってての開きなおりなのか。
はっきり言いまして。
歌シーンと戦闘シーンの融合は『マクロスF』が極めましたからね。
深夜枠とは思えないほど高品質だった『マクロスF』のレベルを越えるのは至難の業ではないかと。
どうにも、『シンフォギア』は、ヘッド奈々の歌唱力に全面的に頼ろうとしているような印象を受けます。
て言うか、画面からあんまり伝わってこないし、歌の力……。
『ポリフォニカ』のような駄作にならないと、いいのですが。
はてさて。
□2012-01-15 小正月 (旧暦 師走廿二日)
園ちゃん先生が終わったそうで……。
観ればよかった。orz
最終形態ノイズ様。
やっぱりフリーザ様やん♪♪
今回、タイタスの使いかたは、すんげー良かった♪
巷の予想どおり、ララァとエルメスをやってくれました。
しかし、その意図は不明。
フリットを怒らせて覚醒させるため?
とは言え、怒りの力ってのは爆発のため一気に燃焼して終わるので、戦局としては使い物にならない。
とどめを刺さなかったことで、燃え尽きることを防いだつもりでしょうけど。
フリットの今後の動機は「復讐」になってしまうんですかね。グルーデックのように。
ドンと言い、キャラの命を無駄遣いしている印象です。
中途半端に第一作目を意識してるんだよなぁ。
百年戦争を一気にという『AGE』独自の路線なのですから、ストーリも『AGE』色で、ぶっ飛んだものにすればいいのに。
実際、青や赤に換装するガンダムは、子供向けと考えれば(平成ウルトラマンや平成ライダーで実証済みの)判りやすい演出ですし。爺さんに代表されるキャラクター・デザインが、どう見ても子供向けに相応しい気がします。
独自路線を進んだガンダムと言えば『G』は最高に面白かったですし。電波で怖いカルトな歌姫が仕切った『種』や、主人公を差し置いて前作キャラたちがストーリを乗っ取った『種死』とて、『AGE』に比べたら、はるかにましに見えてきます。
『ZZ』のように途中での大胆な路線変更とか、ないんですかね。
このまま行くと『AGE』は、マジで黒歴史確定ですよ。
深刻で複雑な話などにせず単純明快なストーリでやれば大成功したかもですよ。
いや、本当に。
□2012-01-16 下弦 (旧暦 師走廿三日)
何年か前の『ファンタスティック・フォー』。
ついこないだの『キャプテン・アメリカ』に『グリーン・ランタン』。
言ってしまえば『バットマン』シリーズも、そうなのですが。
単に懐古路線なのか。
それとも深刻なネタの行き詰まりなのか。
日本の映画やドラマにも、そんな傾向ありますからねぇ。
やりつくしてるっちゃ、やりつくしてるんですよね。
これだけ作品が氾濫している現在、「斬新」なんてのを要求するほうが無茶振りなのですよ。
となると。
「斬新」を求めるあまり煮詰まってしまった妙チクリンな物を出すよりは。
過去に実績を持つコンテンツを焼き直す、あるいはパクるほうが失敗のリスクが少ない。
ということなのかも。
□2012-01-18 土用、初観音、小つち、浅草寺亡者送り (旧暦 師走廿五日)
東映の某白Pが言い出しっぺだそうですね。
ライダーと戦隊と、両方オール登場させる。
って。
言うのは簡単ですが。
実際に作る現場は大変でしょうねー。
ちゃんと一本の映画に、まとまるのか?
観るかどうか決めてません。
たぶん観ないけど。
いよいよ、プリキュア・オールスターズとの共演すら、あり得るレベルになってきたかも(爆)。
□2012-01-19 百鬼夜行
どす。
□2012-01-20 臘日、二十日正月 (旧暦 師走廿七日)
あのイーストマン・コダックが破産法の適応申請!?
びっくりだ。
□2012-01-21 大寒、初大師 (旧暦 師走廿八日)
『けいおん!』の映画、観ておきたかったんですけどねー。
むー。
□2012-01-22 三隣亡 (旧暦 師走廿九日、苦松、苦餅)
オーソドックスではありますが。
長く続くタイトルですから、安定してますね。
「偉大なるマンネリ」と呼ぶべきかもです。
黄門様のようにね。
盛り上げる所は、きっちり盛り上がり。
締める所も、きっちり締める。
来週の最終回は後日談になるのかな?
何だかんだ言いながら、一年間楽しみましたよ。
前作、今作と四人構成でしたが。
次作は五人のようですね。
さすがにもう、二人のみ構成には戻らないんだろーなー。
□2012-01-23 朔 (旧暦 睦月朔日、旧正月)
これってさー、「ガンダム」のタイトルが付いてなかったら、とっくに見捨ててるよなー。
と思う日曜の夕方でございました。
UEは、やっぱり帰還民でした。
しかしねぇ。まんま視聴者の予想どおりの展開・真相って……プロとして恥ずべきことなのでは?
しかも盛り上がらない終わりかた。
『ナデシコ』の木星トカゲのほうが、巧みに描いてたような気がします。
ディーヴァ・クルーの素人ぶりは、まあ意図しての演出なんでしょうけどね。
それにしても、あの突入は軍人としてありえんほどお粗末でしたね。無名クルーに合掌(種の無駄死に三人娘よりはマシかも)。
なんでか連中、「勝った勝った」と大はしゃぎしてますがね。
グルーデックも復讐を果たしたって満足顔してますがね。
今回の作戦成功は、UEの隠れ家一つを叩いたに過ぎません。
さすがに、フリットは納得してませんでしたが(苦笑)。
これ、例えますと。
宇宙戦艦ヤマトが、ガミラスの冥王星前線基地を壊滅させたあたりの位置です。
『機動戦士ガンダム』なら、ガルマ・ザビがシャアの策略で戦死するあたりになりましょうか。
いずれも闘いには、まだまだ先がある段階です。遙かに巨大な敵が待ちかまえている段階です。
「勝って兜の緒を締めよ」ってところですよね。
そういった前途多難さが『AGE』には微塵も感じられない。
しかも、戦闘自体、盛り上がりませんでしたし。
つか、前回にララァのパクりしたうえで、今回ビグ・ザムのパクりとかって、視聴者をなめきっとる。
比較しますと。
ヤマトの冥王星での闘いは、そりゃー盛り上がったものです。あれ、確か第7〜9話のエピソードですよ。それでも充分に山場だった。
「ガルマ、散る」も、かなり盛り上がった。それを受けてのイセリナ嬢の復讐と、ガルマ国葬でのギレン総帥の演説を併せて第10〜12話。
『AGE』は15話も消費して何やってんですかね。
最初に「百年に渡る闘い」なんて言うから、いけないんですよ。
第一世代では何も終わらないことを視聴者が知ってしまっている。
知ったうえで観るから、まるで消化試合のような印象になるんですよ。
宣伝の失策でしょ。
公式サイトでの情報公開も、もう少しきめ細かい配慮をしないとダメですね。
あと、無理に初代を意識しないほうがいいと思います。
第一世代が『機動戦士ガンダム』を、第二世代が『Zガンダム』をパクる。
ってことに何の意味があるんでしょうか(フリットの息子は、カミーユよろしく、エゥーゴならぬUE側につくとか?)。
『AGE』独自の、ぶっ飛んだものにすべきなのではないかと。
さーて。
少しだけ考察しますか。
UEあらためヴェイガンの事情。
移民→本国に見捨てられる
の図式ですが。
これは、かつて日本政府も、やった失策、あるいは犯罪ですね。
棄民政策とか呼ばれるやつ。
14年間、UEの攻撃に対して連邦が消極的だった理由も、ここにあるようで。
徹底的に隠蔽すべき“黒歴史”ということでしょう。
なら、どうしてグルーデックを銃殺刑にしなかったのか。
どうしてディーヴァ・クルーを拘束しなかったのか(フリットは出世するらしいですし。あの女性クルーなど、告発文書を書いてるくらいに、監視対象になってないっぽいですし)。
…………。
ダメだ。
何とか解釈のしかたで擁護しようとしても、できん。
だいたいなー。
火星圏に棄民によるヴェイガン国家が出来たって。
その百年以上、地球の政府は火星に近づかなかったってこと? 火星圏の開発をしなかったってこと?
ありえんでしょ。
それなら、むしろ「火星に凶悪宇宙怪獣が巣くった」とか言って危険宙域に指定、その凶悪宇宙怪獣がついに地球圏に侵攻してきた!
ってな社会情勢にするほうが、しっくりくると思うんですがね。
まあ、それだとほぼ木星トカゲですが(汗)。
矛盾部分を完全にスルーしたまま作ってしまってる現場と、自画自賛なメイン・ライターの態度が元凶なのですよ。
これでは作品が愛されるわけないのです。かばおうという気になれません。
最低限、表向きの態度さえ謙虚だったら、擁護派ももっと多かったでしょうにねぇ。
なお。
巷では、UEの宇宙服デザインを指して「ジャミラ」と呼んでいるそうです。
見た目のことからではありましょうが。
実は、これは言い得て妙なネーミングです。
初代の『ウルトラマン』に登場するジャミラは、まさに棄民と呼べる人でしたからね。あのストーリは秀逸だった。今でも決して古くないと思います。
□2012-01-24 初地蔵、十方暮入、巣鴨とげ抜き地蔵大祭 (旧暦 睦月二日)
朝日新聞朝刊に「世は海賊流行り」という内容の特集記事があったのですが。
その実例としてロングセラー&爆発的人気の『ONE PEACE』が挙がるのは、まあともかくとして。
『海賊戦隊ゴーカイジャー』と『モーレツ宇宙海賊』を『ONE PEACE』と同列に扱うのは、それぞれテレ朝と朝日ノベルスだからという手前味噌なのでしょうか。さすがに苦笑しました。
記事の中で、海賊が今、英雄視されているのは、そもそも元をたどれば大英帝国の陰謀だとあり、それはなるほどと思ったものの。
日本の今の「海賊=英雄」という捉えかたには、この大英帝国云々は関係ないと思います。海賊は「賊」であり、カッコ良く見せる姿をしていても、結局は悪事ですからね(その意味からすると、麦藁海賊団もゴーカイジャーも、盗みを働かないのになぜ「海賊」なのか不思議です)。
日本で古くから有名な海賊と言うと……『宝島』のシルバーと、『ピーターパン』のフック船長あたりでしょうか。どっちも紛れもなく悪党ですよね。
『宝島』を元にした東映アニメ『どうぶつ宝島』のシルバーも、かなりの悪役でしたし、やはりこの頃の日本での「海賊」というのは大英帝国の陰謀の影響は受けていないように思えます。
では、日本で海賊が英雄になったのは、いつからか?
『ONE PEACE』からでないのは明々白々です。
やはり松本零士作品からではないかと、個人的には思います。『キャプテン・ハーロック』と『クイーン・エメラルダス』ですね。
『宇宙戦艦ヤマト』を発端とした松本作品大ブレイクの中、宇宙海賊であるハーロックの存在感は大きかったです。ちゃんと海賊行為もしつつ(アルカディア号は、地球政府に属する貨物船をしっかり襲ってた♪)、それでも彼は英雄でしたからね。
ということで、私の考えではヒーローとしての海賊というものを確立した有名処は、松本零士さんだと思うわけです。
ぶっちゃけ、盗みを働かない麦藁もゴーカイも嘘臭いと思うですよ。「海賊」という単語の定義を変えすぎですよ。
記事で松本作品の存在を完全に無視したのは、いわゆる大人の事情なのか、それとも記者が無知だったのか。
海賊英雄化の先駆者だというのに、これも時代なんでしょうか……。
□2012-01-25 初天神 (旧暦 睦月三日)
最近。
Google トップの Chrome インスコを求めるリンクがウザい。目障り。
あーゆーのは、押しつけがましいだけに逆効果だと思うのです。
Chrome は、I.E. とも Mozilla とも違うレンダリング・エンジンを採用しているので興味は、あるんですけどね。
でも、押しつけがましいから、今はインスコする気ゼロです(笑)。
□2012-01-26 (旧暦 睦月四日)
『夏目友人帳 肆』は、相変わらず安定してますね。
とは言うものの。
第一話を観逃し。
第二話を観たときは愕然としましたけどね。
まさか、二週使っての的場一門がらみの前後編だったとは。
的場は要らぬと、いつも言ってるのになぁ。
『友人帳』の空気を破壊するのに……。
しかしながら。
第二話にて、的場一門の七瀬のクソ婆ァが、三篠とヒノエに睨まれて尻尾を巻いて逃げたというのには、少し溜飲が下がりましたけどね。
でも、やっぱり的場は要らないと思います。
□2012-01-27 百鬼夜行
でございました。
□2012-01-28 初不動 (旧暦 睦月六日)
SunStar というメーカー(※ 歯磨きのあそこでも、文具のあそこでもございませぬ)のミニカーに、ルートマスター(ロンドン二階建てバス)があるのです。ボディ色は赤と緑の二種類。
これが 1/24 スケール品の中で、かなり出来がよさげなのですよね。私の手持ち品である、トミカダンディのそれよりも、かなり、ね。
まーその分、お値段も物凄いですが(汗)。
しかもです。
観光専用オープン・トップ仕様の車も商品化されているそうで。
これは他社の 1/24 ミニカーで見ないので、欲しいところです。
いえ。先立つものがございませんがね。
□2012-01-29 (旧暦 睦月七日、旧七草、お松引き)
左右非対称デザインのライダーってと……ディケイド、ドレイク、ZXくらいですか。ああ、いちおうバースの胸板も、そうか。
比較しても、メテオの頭部デザインは奇抜ですねー。一度見たら忘れん!
流星が、けっこう良い奴になってきましたね。「どうなってもいい」と吐き捨てる賢吾を叱ったのは、芝居ではなく本音のはずですから。
『W』の照井より、はるかにデレ期到来が早いかな(笑)。
マグネットステイツは、ガンキャノンにしか見えん。いや、あんなシルエットの宇宙人がいたような気も……。
マグネットということは、あれはレール・ガンかな?
『スイートプリキュア』は、良い最終回だったと思います。
全シリーズを観ているわけではないのですが、『プリキュア』のストーリは、ハズレがありませんね。ガチで定番で、ベタではあるのですが、奇をてらっていないだけに、きちんと終わってくれて安定してます。
最後が大団円、しかも敵側を含めて大団円というのもベタなのですが、いいですよね。
プリキュアというのは、ライダーや戦隊と違い、その力は「癒し」や「浄化」の力なので、最終的には敵ボスも粉砕せず救うことで決着します。そこが、いい。
前作『ハートキャッチ』では花、今作では音楽、さかのぼって初代では光による癒し・浄化なのですが。
とりわけ、『スイート』は音楽の扱いが秀逸だったと思います。音楽が人を癒す、世界を幸せにする、というテーマがきちんと伝わってきました。それはBGM製作にも手抜きがなかったことが功を奏しているのでしょうね。かなり力入ってましたからね、楽曲。
来週からもう観られないと思うと、少し淋しいです(苦笑)。
極めて個人的な願望として。
アフロディテ様にピーちゃんをだっこして、「ピーちゃん」と呼びかけてほしかったですね。
(その心は、判るかな?)
□2012-01-30 (旧暦 睦月八日)
もっと反抗期とかしてるかと思ってたら。
父親からの電話に「はい」と答えたり、自分の誕生日に帰ってきてくれると知って喜んだり。
アセムが素直な子なのに、びっくりしました。
てっきりカミーユみたく、ひねたガキと予想してましたからね(笑)。
でも、生兵法に自信があってケンカっ早いのはカミーユと同じですし。
MS部のアレなんて、カミーユが優勝したジュニアMSそのものですし。
AGE-2 は、ZとZZを足して二で割ったようなシステムっぽいですし。
今回、敵機が平和なコロニーに襲来して、主人公がやむなくガンダムに乗る。
という第一話と同じ展開なのは何ともですねぇ……。
だから無理に富野ガンダムを意識する必要なんてないのに。
少年フリットと、フリット・アスノ司令は、25年の開きというより、単純に別キャラクターですね。
変わってないのは爺さんくらいで(爆)。
一つの作品内で25年も間を開くのがそもそも無理なのだと、やはり感じます。
過去の例では、『Zガンダム』は前作から劇中で七年後、製作・放送としては六年後の作品です。だから違和感なく受け入れられた。幸せ激太りのハヤトも含めてね(笑)。
『AGE』も、フリット編とアセム編で、放送に数年でも置けばまた印象も違うんでしょうけどね、きっと。
あのスパイ転校生。
一つ気になったのが瞳です。
第一部を観る限り、UEあらためヴェイガン国民の特徴の一つとして、猫の目のような瞳があると思うのです。火星圏での風土病の影響なのか何なのか。
150年かかってそう変化してしまった体が、25年で解決したとは思いたくない……。コンタクトでも入れてるのかな?
ただ、第一部ラストにて、ウルフが「人間?」と驚愕したときの、あの少年兵は普通の瞳だったかも(はっきり憶えていない)。すると、猫の目は、どういう意味があるんでしょう?
ED映像にて、あの女子とで三人組扱いされているので。
ここから、かったるい青春モノになるのか。
『種』のキラとアスランみたいな愛憎劇になるのか。
どうしても嫌な悪寒がします。
それにしてもなぁ。
嫁さんと息子のいるコロニーが襲撃されているってのに、悠然と旅客機(あるいはチャーター機?)の座席に座っているフリットに違和感がありすぎます。
息子にガンダムを托したからって、息子の実力を信頼してるからって、眉一つ動かさないのは、いくら何でもおかしいですよ。
ED映像の暖かな子育てシーンを観る限り、例の悲劇で精神を病んで感情が欠落している、というわけでもなさそうのに。
少しくらい心配しろよ。
(こーゆー「我が子を谷底に突き落とす」獅子的独善的父親と言うと、『Vガンダム』のハンゲルグ・エヴィンがいましたけどね)
□2012-01-31 上弦 (旧暦 睦月九日)
音楽を軸にした作品は、『マクロス』シリーズが有名ですが、こと音楽の癒し効果という意味に限っては『スイートプリキュア』は『マクロス』を越えたと思います。
てか、『マクロス』や『マクロスF』は、もっとダイレクトに音楽が人の心を鷲づかみにして熱狂させる、という方向性でしたからね。シェリルの「あたしの歌を聴けえっ!」→観客の「おー!!!!」が顕著。それを実現するために、とりわけ『F』では劇中の楽曲がかなり上質でした。
(なお、『マクロス7』における音楽の力は、語る価値無し)
数年前のアニメ作品『神曲奏界ポリフォニカ』の一番ダメだった点が、まさにここなのですよ。
音楽の力を軸にしているクセに、劇中BGMが超安物だったという罠。深夜枠だからといって、あれは酷すぎた。
現在放送中の『戦姫絶唱シンフォギア』に危惧しているのも同じく、ここで。楽曲にどれだけカネかけられるかが、この作品において重要だと思うのですよ。単に歌手にヘッド奈々を起用しただけで成功するほど、たやすくはないと思います。
ただなー。『シンフォギア』に関しては、すでにがっかりもしてるんですよ。歌を歌うことが自身の肉体を犠牲にして、しかも下手すると生命すら落としかねない捨て身の刺し違え戦法だってのがね。これは歌に対する、音楽に対する冒涜ですよ。『スイート』を観た者の一人として、強くそう感じます。
無理に歌なんぞ絡めずに、単純に少女たちがアーマーを着てバケモンと闘うアニメにすりゃよかったのに。
まあ、こーゆー展開をしておいて、「そんな闘いかたはダメ」「そんな歌の使いかたは、まちがってる」ってな持っていきかたをするかもですがね。
アニメではないですが。
『響鬼』も楽器を用いた「音撃」という名の清めの儀式で妖怪を退けていました。これは音楽として前面に押し出したものではありませんでしたが、音を浄化の力として扱った点で面白い作品でした。
同じPによる『大魔神カノン』の「いのりうた」は上手く描かれずに終わって残念な結果でしたけどねぇ……。
いろいろな作品群と比べて。
やはり『スイート』は素晴らしかったですね。
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庭に出る
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