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■2008/09/01 (月) (旧暦 葉月二日、二日灸)
『コードギアス 反逆のルルーシュR2』TURN 21「ラグナレク の 接続」
さて、ここで問題です。
冒頭、アーニャの体を使ったマリアンヌは、極太ペン(たぶん油性だね、あれ)でスザクの顔に何を書こうとしていたのでしょうか?
1:○△×
2:バカ
3:肉
4:猫の髭
5:隈取り
どれであっても、書かれた場合は、その後の展開がすべてギャグになってしまうな。
それはさておき。
ラグナレクの接続。それは人類の精神を一つに統一するものでしたか。並列化、集合体化と言ってもいい。
「Cの世界」が集合の意識だというのも、これと同じ。「アーカーシャーの剣」とは、やはりアカシャ年代記(アカシック・レコード)のことでしたね。
この全人類並列化計画はSF系作品で敵方のボスがよく目指すものです。たてまえ上は「真の平和を望んでいる」ってヤツ。人それぞれの心の壁をすべて取り除けば、人々の心すべてを一つに溶かしてしまえば、そりゃ確かに嘘は無い。つか嘘が成立しない。ゆえに争いが起こらない。鉤爪の男も、これを目論んでたし。某怪しい組織が進めていた人類補完計画もこれに近いのかな?
とは言え、これが人類の進化を完結させてしまうことは、ルルが言ったとおり。ゆらぎがないんだから変化もない。よってそれ以上の進化もありえない。
これもまたSF系作品でよく出てきます。進化の極致でか、あるいは起源から元々か、肉体を持たずに精神だけの存在である超高度な知性体は進化の足踏み状態となっている。ってヤツ(とある情報統合思念体も確かそのジレンマに陥ってて、それで北高の超変人爆走娘に注目してるわけで)。
エントロピー無限大、すなわちエネルギー無限小も、この状態に近い。これを某世界観では涅槃(ニルヴァーナ)と言ったりするか。阿修羅王は、これを指して「熱的死」とまで言ったし。
ロクなもんじゃないよ、とにかく。
にしてもです。
シャルル皇帝。
「これは差別ではなあいっ、区別であぁる!」
だの。
「不平等は罪ではなあい!」
だのとおっしゃってたわりに本心が真逆なのには、びっくりしましたよ。
散々引っ張ってきたマリアンヌ暗殺の真相は、実にシンプルなものでした。ここは、ちとがっかり。V.V.がロロに見えましたよ。
マリアンヌとアーニャの憑依関係については、巷の説がおおよそ正解を言い当ててましたね。マジで幽霊だな、あれは。
ラグナレクの接続を阻止しようとするルルを止めに入るマリアンヌ。それをGJ!なタイミングで剣で制したスザク。
それぞれが心を決めた頭脳ルルと筋肉スザクのコンビネーションは完璧ですね。
なお。
「死んだ人にも会える」ってマリアンヌが言ったってことは……ナナリーの死は確定なんですかね、やはり。orz
ともあれラスボスと隠しボスと思われたご両名は、まさかまさかの途中退場でした。
となるとラスボスはシュナイゼルなのか、はたまた悪役面に戻ったルルそのものなのか。
「一ヶ月後」ってテロップが出たときには、ダメだこりゃと思いましたけど。
あれなら全然OKです。
そう言えば、シャルル皇帝は前作でおっしゃってましたね。「継承権順位に関わらず、自分を倒した者こそが次の皇帝である」と。その意味で、ルルーシュ皇帝は正当です。
シュナイゼル軍、神楽耶様、中華連邦、それぞれが次回どう動くのか、はっきり言って予測できません。
ああ、黒の騎士団(の残りカス)はどうでもいいです。しょせんは烏合の衆ですから。
カレンは、どうするのかなぁ。今回、神根島で部外者扱いだった分、頑張らないと。
ジェレミア卿は、そもそもマリアンヌへの忠義だったしなぁ。ルルが上手く言いくるめてるのかな。
そして、悲しげな顔のC.C.が以前の拘束衣に戻っていることがメッチャ気になっています。
といったところで今回。
新皇帝に「ナイト・オブ・ゼロ」と紹介されたときのスザクの表情以外は、すべてが○でした(やっぱり「ウザク」だよ、こいつは……)。
■2008/09/02 (火) (旧暦 葉月三日)
『ルパン三世 山下毅雄オリジナルスコアによる「ルパン三世」の世界』
(Columbia CQ-7040)
『ルパン三世 '71 ME TRACKS』
(VAP VPCD-81271)
『ルパン三世 ザ・ファースト・シリーズ・アンソロジー』
(COLUMBIA COCX-32149)
初期の『ルパン三世』、いわゆる“緑ジャケ・ルパン”の音楽集アルバムばかりです。
初めてのBGMアルバムであるLPレコード『ルパン三世 山下毅雄オリジナルスコアによる「ルパン三世」の世界』が出たとき、しかしながら多くのルパン・ファンが失望したそうです。
理由は、TV作品用のマスター・テープが音源でないこと。
なんと、マスターはアニメ制作直後に紛失してしまっていたそうです(一部のTV向けマイナー作品は本編のマザー・フィルムですら紛失するほどに、当時の制作現場でのマスターの扱いは今じゃ考えられないほどにズサンだったようです)。
そのため、マスター・テープをあてにして進められていたアルバム化作業は急遽の方針転換、作曲なさった山下毅雄さん指導の元、新規録音をすることになったそうです。音作りの方向としてはTV版と変わらないものの、なにせ新録音ですから耳の鋭いファンには違和感を抱かれるという、BGM集としてはいささか失格な出来となったわけです。
しかしながら、いまだにマスターが発見されない現状では、“緑ジャケ・ルパン”唯一の高音質BGM集であるという点で、その存在意義は大きいと思います。しかもステレオ音声なわけですし。
ちなみに、CD化もされています(一部、内容に相違点がありますが、それについては後ほど触れます)。
踊る峰不二子のジャケ絵のCDは『'71 ME TRACKS』。
マザー・テープを発見できないことに業を煮やしたのか見切り発車か。映像作品の音声トラックからBGM集を作ってしまおうという代物が、このアルバムです。
実際に放送に使われたトラックの音ですからSEがかぶっていたり音質はよろしくなかったりモノーラルだったり(第一期当時、音声多重放送なんて影も形も無かった)と、そりゃー凄い。ただ、おかげで物語の雰囲気は、より感じられます。
なるべくSEかぶりを少なくするために、あちこちの話からツギハギして一つの曲に組み立てたというスタッフの努力と根性には脱帽。どんだけ細かい作業だったことか。
資料的価値の高い一枚だと思います。
峰不二子のアップがジャケ絵になっている『ザ・ファースト・シリーズ・アンソロジー』は『'71 ME TRACKS』同様にTV放送用のトラックを音源とした、こちらは主題歌集。OP曲とED曲が基本、すべて収録されています(無論、音質は推して知るべし)。
第一期のルパンではルパンと銭形警部によるOPのナレーションに複数のver.があるのですが、それらすべてが収録されているのは特筆に値します(バンダイから発売された全話収録のLDですらOPの収録は不完全だったはず)。
また、このアルバムにはLP版『「ルパン三世」の世界』も完全収録されているので、かなりお得です。
『「ルパン三世」の世界』単体でもCD化されているのですが、なぜかLP版と違いOP、ED曲が放送当時に唯一発売されたEP盤(シングル版)の音源になっているそうで、はっきり言って×。どう×かと言うと。TV放送版とLP版ではチャーリー・コーセイさんのヴォーカルがしっかり「Lupin the third」と発音されているのですが、EP盤だけは「るぱんざさーど」とモロ日本語なんです。シングル・リリースの際に阿呆な録音ディレクターとかが「子供向けだから」などと余計な口出しでもしたのでしょうか。興醒めもいいトコです。
というわけで、「るぱんざさーど」版主題歌収録のCD『「ルパン三世」の世界』は、到底オススメできません。どうせ価格は同じなのですから、買うなら『ザ・ファースト・シリーズ・アンソロジー』になさるべきです。こっちにも別トラックで「るぱんざさーど」は収録されてますしね。
■2008/09/03 (水) (旧暦 葉月四日)
一貫して大相撲擁護の姿勢を取ってこられたデーモン小暮閣下も、さすがに怒っておられます。
http://demon-kakka.laff.jp/blog /2008/09/sep03dc08-5b48.html
少なくとも理事会の総辞任は避けられないんじゃないですかね。日本相撲協会。
あるいは力士暴行死事件のときにも文科省から出た話ですが、財団法人の資格剥奪をすべきかもしれません。
一度、きついお灸を外側から据えない限り、親方衆には、さっぱりこたえないと思います。
鎮痛剤その他の使用による誤検出の方向で軟着陸させたい様子ですけどね、相撲協会の親方たちは。
とは言え、その前に逮捕者が一人出ていることだけでも大問題でしょ。
■2008/09/04 (木) (旧暦 葉月五日)
『the Quintet' jazz at massey hall』
(Fantasy OJC-044(DEB-124))
『jazz at massey hall from original recording』
(ビクター音楽産業 VDJ-1680)
『Complete Jazz at Massey Hall』
(THE JAZZ FACTORY JFCD 22856)
ジャズの名盤と言われるものは、いっぱいあるんでしょうが。
その中でも、曰くつきのアルバムとなると、この『jazz at massey hall』ではないかと。
詳しくは、ググるなりして解説サイトをお探しいただくとしまして。
1953年にトロントのマッシー・ホールで演奏された音源のライヴ・アルバム。このとき限りのにわかバンドが、チャーリー・パーカー(アルト・サックス)、ディジー・ガレスピー(トランペット)、マックス・ローチ(ドラムス)、バド・パウエル(ピアノ)、チャーリー・ミンガス(ベース)という、当時のトップが集まった極上クインテット。
ただし、「曰くつき」と申したのは別にありまして。
一つ。チャーリー・パーカーは成り行き参加だったため自前のサックスが無く、借り物のプラスティック製サックスを使った。
一つ。レーベルの垣根の問題があり、成り行き参加のチャーリー・パーカーの演奏をアルバム収録するために「チャーリー・チャン」という偽名表記をした。
一つ。録音テープのレコード化を行ったチャーリー・ミンガスは、ライヴ音源での自分のベース音が小さいのが気に喰わず、オーバー・ダビングをしてベースの音量を水増しした。おまけに、編集作業でカットした原音テープは無造作に放置してしまい、紛失状態となってしまった。
などなど。
で、LPレコードの内容が、そのベース水増し仕様です。しかも収録順はライヴの演奏順を無視した並びで、さらには前奏の一部不自然なカット等々と、アルバムとしての完成度は散々たるものです。
ちなみに、妖之佑所有のLPは、最初のデビュー・レーベル版ではもちろんなく、後にファンタジー・レーベルが復刻したものです(カッコ付きの「DEB-124」はデビュー版の商品番号だと思われます)。復刻版の輸入盤ですから、それはもー安く手に入りました。
LPと同じジャケ写のCDは、チャーリー・ミンガスの独走・歪曲を修正すべく捜索していたエド・ミシェル氏により、放置されていた原音テープの切れ端群が発見され、原音に近い形と演奏順であらためてリリースされたものです。
DEB-124に比べて明らかにベース音が小さい。と言うか、DEB-124のベース音が不自然なことに、このCDが気づかせてくれます。
そして、サックスを吹くパーカーをジャケ写にしたCDが『Complete Jazz at Massey Hall』。
コンプリートと言うのだから、さらに音源テープが発見されたものだと思いますが、ライナーノーツが英文なので、さっぱり……。
エド・ミシェル氏はパーカーの全集を目指していたそうですから、これもまた氏の功績なのかもしれないですね。なにせ、このアルバムはパーカー全集の一つとしてリリースされているらしいので。
正直、古い録音ですしモノーラルなので、ジャズの初心者にオススメできるものではないと思います(もちろん、演奏そのものは素晴らしいです)。特に、 DEB-124をCD化したもの(現在も販売されているはずです)は、原音により近い版が流通している今となっては資料的価値しかないと思います。妖之佑がオススメするなら、『Complete Jazz at Massey Hall』でしょうね。
それから、音源を歪めたチャーリー・ミンガスではありますが。そもそも空中に消えてしまっていたはずの名演奏を録音させていたという功績は、まちがいなくミンガスのものであり、その点は評価されるべきものであると思います。当時の思想・事情を考えても、オーバー・ダビングが即、悪いことでもなかったかもしれませんしね。修正満載のお見合い写真とかに比べたら、あーた。
■2008/09/05 (金) 天しゃ (旧暦 葉月六日)
『MOANIN'』ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS
(東芝EMI CJ28-5052(BLUE NOTE 4003))
『A NIGHT IN TUNISIA』ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS
(東芝EMI CJ28-5069(BLUE NOTE 84049))
『jazz at massey hall』は初心者向けではないと申しました。
では、初心者に何を勧めるか?
と問われると正直、困ります。妖之佑のジャズへの入りかたがメチャクチャでしたから。
メチャクチャなジャズとの初対面をした妖之佑には、ここで示した二枚はとっても聴きやすいのです。が、詳しい人に言わせると「アート・ブレーキーを初心者になど、とんでもない!」んだそうです。さて、困りました。
ともかく妖之佑の感覚では、一番聴きやすいのがアート・ブレーキーおじさん率いるジャズ・メッセンジャーズなんですよ。特にこの二枚は、とっつきやすい。しかも、どちらもブルーノート・レーベルの名盤ですし、ステレオ収録ですしね。聴きやすいと思うんだけどなー。
ちなみに、このCDは今は無き東芝EMIからの発売なので、現在は廃盤のはずです。もちろんアルバムそのものは新たなEMIレーベルで今でも出ていると思いますが。この東芝EMI版のCDには、レコード盤では割愛された別テイクがボーナス・トラックとして収録されていて、それがまた魅力なのでした。
なお、おじさんの顔写真のが『MOANIN'』、文字だけのジャケットが『A NIGHT IN TUNISIA』です……って見れば判るか。
■2008/09/06 (土) (旧暦 葉月七日)
『the scene changes THE AMAZING BUD POWELL』
(東芝EMI CJ28-5053(BLUE NOTE 4009))
『jazz at massey hall』にも参加した名ピアニスト、バド・パウエルの代表アルバムだと思います。
『THE AMAZING BUD POWELL』というのはバドがブルーノート・レーベルから出したアルバムに銘打たれたシリーズ名のようなもので、1〜5まであります。
列挙しておきますと、
『THE AMAZING BUD POWELL volume 1』(BLUE NOTE 1503)
『THE AMAZING BUD POWELL volume 2』(BLUE NOTE 1504)
『bud! THE AMAZING BUD POWELL VOLUME 3』(BLUE NOTE 1571)
『TIME WAITS THE AMAZING BUD POWELL Vol.4』(BLUE NOTE 1598)
『the scene changes THE AMAZING BUD POWELL』(BLUE NOTE 4009)
と、なります。
『jazz at massey hall』を楽しめる人になら、モノーラル録音のvolume1と2が一押しなんですけどね(ちなみに、この二枚はセットのようなものです)。ただ、初心者にオススメするなら中で一番新しい『the scene changes』になると思います。バドの心身がそれなりに安定していた時期のものですから(彼は一時期、心の病と薬物でズタボロでした)。
とにかく精神にも演奏にもムラのある人ですからね。例えばブラックライオン・レーベルのライヴ・アルバムを聴くと、ひっくり返りますよ。ピアノの音よりも唸り声のほうがデカいんですから(バドは自分のプレイに酔うと、つまりノリノリになると、演奏しながら大声で唸る癖があるらしいのです)。
この『the scene changes』は晩年の録音ということもあるのか、終始安定していて(唸ってはいますが)名録音を完遂できたアルバムだと思いますので、初心者向けなのじゃないかと思った次第です。とてもじゃないけど、初心者にブラックライオン・レーベルのはオススメできません(苦笑)。
■2008/09/06 (土) 百鬼夜行
百鬼夜行でした。
■2008/09/07 (日) 白露、上弦 (旧暦 葉月八日)
『コードギアス 反逆のルルーシュR2』TURN 22「皇帝 ルルーシュ」
ルルが、やってはいけないことをやってしまいました。
皇族連中を前にして「我を認めよ」というギアスは、まあいいです。ルルの皇帝即位を支持させるだけのことですから(いや〜、嬉々として新兵訓練を受けてる第一皇子オデュッセウスが気の毒ですよ。ブリタニア皇族の中ではダントツの善人ですからね、この人)。
しかし今回、兵士たちを前に「私の奴隷となれ」は、やりすぎです。人の個性をないがしろにする行為ですから。
これにて「ルル=悪人」は確定しました。最終回では、“大悪党ルルーシュ”の最期が描かれることでしょう。
まあ、当のルルも、それは承知のうえで腹黒い新皇帝を演じているわけですが(自分が滅びた後で全員にギアス・キャンセラーを使え、とくらいジェレミア卿には遺言を言い渡していそうですよ、ね)。
元々が自分が音頭を取って成立させた超合集国の面々を前に、「さあ、民主主義を始めましょうか」は黒すぎます♪
ただ、ルルは今や両目にギアスの紋章があるんですよね。ということは、コードの継承資格を得ているわけなんですよね。
つまりはC.C.との契約を遂行したとき、すなわち「死」というC.C.の願いを叶えたとき、ルルは不老不死となる。
世界を敵に回した新皇帝が「滅んで」後、ルルはどうするのかなぁ。隠者にでもなるのかなぁ。
予想通り、ジェレミア卿は黒の騎士団と決別、ルルに付いてくれていました。これは嬉しい。
彼、と言うか彼のギアス・キャンセラーが物語終盤の鍵になると、今でも信じてますからね。
意外だったのはロイド伯爵(いや、もう爵位は存在しないか)とセシルさん。この二人がルル側とはね。
最初はエリア11総督(クロヴィス→コーネリア)配下、それからナイト・オブ・セヴン直属、続いてシュナイゼル配下の反乱軍(成り行きで話がそうなっちゃって、伯爵は焦ってましたけどね)、そして今や新皇帝の下(しかも皇帝ルルーシュと同席しているので、かなり上級位扱いらしい)。なんとも世渡り上手な、お二人と言いますか。
もっとも、彼らは言ってみれば、実質的スザク専用機であるランスロット専属の技術武官ですから、スザクの行くところにくっついていくのが当然ではありますね。つまりは、それだけスザクが節操なく立場をコロコロ替えているということか。なるほどなるほど。
フレイアの威力を机上の空論でなく現実に実感したニーナは、どうやら軍を脱走した模様ですね。学園内で、ミレイさんとリヴァルに匿われてましたよ。軍服よりもジャージ姿が、この子には合ってるよ。うん。
それにしても「フレイアを開発した自分が狙われることになるなんて思いもしなかった」とは、どんだけ想像力ないんですか、このメガネっ子。
しかし。ここでリヴァルの株が上がるかと思ったら、あっさりニーナを攫われますか。可哀想な。
あくまでも正義漢・善人面して、新皇帝を批判するシュナイゼルですが。
そもそもトウキョウ租界にフレイアを撃たせたときの、あの邪悪な顔と言い。
今回、ブリタニア帝都にフレイアを落とした行為と言い。
ゼロの日本人大虐殺を遙かに越えた残忍さですが何か。
つか、コーネリア皇女殿下は、それでいいのか? ユフィが生きていたら、そんな蛮行を決して許さないですよ。
そんなシュナイゼルの側に付いて「お兄様、スザクさん。私はあなたがたお二人の敵です」と言い切るナナリーは、いったい何を吹き込まれたんですかー? せっかく生きていたというのに……(あ、でも予告編で咲世子さんも無事だと判り、素直に嬉しいです。はい)。
黒の騎士団を丸め込んだときみたく、シュナイゼルが言葉巧みに説得したんでしょうけど。でもナナリーは人の嘘を見抜くことに長けているんですけどね。それとも、相手がシュナイゼルとなると、ハナッから信頼しきってる?
あるいは、シュナイゼルの言葉に納得したふりをして、裏でルルの味方をしよう、とか?(できれば、こっちに期待したい)
カレンがルルと決別したのも意外です。
日本人であることに誇りを持っているカレンとしては、ブリタニア皇帝となったルルを受け入れることはできないということか……。
ルルはルルで他人行儀に徹してカレンを遠ざける方向でしたし(シュナイゼルとの最終決戦に巻き込まないようにか?)。
遠ざける方向と言えば。
神楽耶様をあそこまで怯えさせるルルって、どんだけSなんだよ。
仮にもゼロの「正妻」を名乗ったひたむきな押しかけ女房に対して、することですか(笑)。
実のところ。
“一ヶ月前”には、ゼロ戦死の発表をした黒の騎士団に対して不信感を露わにしていた神楽耶様、そして星刻が、こうもあっさりと黒の騎士団側の人間として行動していることには違和感バリバリです。
巷の噂にあるとおり、この“一ヶ月間の経緯”はTV版DVDの特典収録で補完、もしくは完全新作OVAとしてTV版とは別に発売、とかって商法な気がしてなりません。そもそも『R2』は終始、アニメ本編での描写を意図的に端折り、その足りない分を小説で補完する手法を取っていますからね。
はっきり言って汚い商売です!
あれだけ強さを発揮していたナイト・オブ・ワンも、ここにきて、ただの噛ませ犬に堕ちました。
「未来を見通すギアス」ですぜ。もっともっと難敵になって然るべきなのに。
しかも新皇帝に剣を向ける行為の真意が、実はシャルル皇帝への忠誠などではなく、単に「自分がラウンズの中で一番」ということを証明するためだけだったとはね。何ともな安っぽさに、がっかりしましたよ。他のラウンズ連中の弱さ共々に。
ああ、ジノですか。彼の立ち位置も意味不明になってきましたね。残り三話ほどで着地できるのかなぁ。
ところで、アーニャは、いずこ?
ともあれ、生きていたナナリーが敵になったことで、せっかく悪の皇帝にまでなったルルの目的が、またもぼやけてしまいました。
同時に尻軽スザクの決意も、また揺らぐことでしょう。
さらには、キー・マンとなるであろうジェレミア卿。彼の忠義は、そもそもマリアンヌに向けてのものであって、そのために彼女の二人の子であるルルとナナリーに対しても忠義を通している図式ですからね。ルルとナナリーが対立したとなれば、その間で揺れても仕方ないことです。
そしてそして。卿のギアス・キャンセラーがナナリーに使われたとき、はたしてどうなるのか(いや、使ってくれないと困る)。
次回はルルがまたシスコンぶりを発揮、ヘタレるようで。
スザクがルルの胸ぐら掴んでるのは叱咤しているのか、あるいは単にいつものように逆ギレしてるのか。
前者であってほしいですがね。カレンとも決別したルルを立ち直らせることができるのは、もはやスザクしかいませんから(今のC.C.は、そういうことをしてくれそうにない。何か違うんだよな、今までと)。
最近、ようやく気づいたんですが(遅っ)。
前皇帝・シャルル
新皇帝・ルルーシュ
名前、似てますね。
シャルル皇帝は相当に息子ルルーシュに期待してたのかなぁ。
恋女房マリアンヌにぞっこんだった様子ですし。
■2008/09/08 (月) (旧暦 葉月九日)
北の湖理事長が辞任。
遅い。
遅すぎます。
しかも。
理事長は辞しても理事会には残るらしく。
どこが責任取ってますかね。
平の親方に降格でしょ、フツー(つか、一方の大嶽親方は降格処分ですし)。
この短い間に幕の内二人、十両一人と計三名の関取の解雇は前代未聞です。
しかも、ちょっと前には親方が解雇されており、その事件での裁判結果を待って三名の力士(下っ端ではありますが)の解雇も予定されてますし。
まず、今の日本相撲協会全体が腐りきっているという自覚から始めないと、同じことの繰り返しとなるでしょうね。
とりあえず、秋場所開催は自粛すべきではないでしょうか。
だから妖之佑は、ずーっと言ってるじゃありませんか。
今の大相撲は観る価値がないって。
にしても、ロシア人力士三名の解雇ですからね。
悪魔の手先・プーチンが何か言ってこないか気がかりですな(苦笑)。
■2008/09/09 (火) (旧暦 葉月十日)
『THE FIRST MJQ - complete edition -』modern jazz quartet
(キングレコード 276E 6021)
バド・パウエルにしろアート・ブレーキーおじさんにしろ、とにかく元気な演奏が魅力ですが。
「ジャズって静かな音楽じゃないの?」というかたがたに強くオススメなのが、MJQの演奏です。
ミルト・ジャクソンのバイブ(鉄琴)がとにかく色っぽい。騒がしいのが苦手なかたは、ぜひこちらをどうぞ。
なお、「MJQ」と言うと「マンハッタン・ジャズ・クインテット」というのがありますが、モダン・ジャズ・カルテットとは、まったくの別物ですので、ご注意を。
■2008/09/10 (水) 二百廿日 (旧暦 葉月十一日)
言ってしまえば。
「すべて前理事長の北の湖親方が悪い」
と聞こえるんですが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a= 20080910-00000019-nks-fight
新理事長の武蔵川親方は前の副理事だったはずで。北の湖理事長に進言・助言・苦言ってできなかったんですかねぇ。それとも、聞く耳持たなかったんですかねぇ、北の湖親方が。
ともかく、「朝青龍再教育」とやらを徹底してくださるなら何も文句はありませんけど。どうか口先だけにならぬよう、お願いしたいです。
「ちゃんとやってもらわないと、やめさせるしかない」という言葉もね。踏み越えたらNGな線引きを前もって明確にしておいてほしいな。でないと、問題再燃でも、北の湖理事長時代と同様に、またうやむやにされそうでねぇ。
「うみを全部出し切って、巻き返していきたい」とおっしゃるが。それなら最大最悪の膿である朝青龍を即刻解雇するのが大正解なんですけど。やってくれませんか今すぐに(これまでの不祥事の蓄積だけでも充分、解雇に値するはずです)。
ところで。
大麻所持で処分保留・釈放となった若ノ鵬は武蔵川理事長に謝罪と、力士としての復帰懇願を繰り返したそうですが、拒否されたそうな。
あたりまえです。
一身上の都合による辞職であってすら日本相撲協会に復職という扱いは無いんですから。まして処分保留とは言え逮捕を利用に解雇された力士が復職できるほど甘くありません。
「謝れば許してもらえると思っていた」という若ノ鵬の言葉に、かつて来日公演を台無しにしてくれやがったポール・マッカートニーの逮捕劇を思い出しましたよ。
彼も逮捕されたとき「日本の法律が、こんなに厳しいとは思わなかった」と甘ちゃんぶりを露呈していましたっけ(これに勝てる迷台詞は勝新太郎氏の「勝手にパンツに入ってた」くらいかな)。ポールの事件をネタにした、スネークマンショーの『はい、菊地です』が大爆笑ものでしたねー。
なんつーか。ガイジンさんの大麻に対する認識って日本人とは落差があるんですかねぇ。
ともかく、若ノ鵬の復帰を認めようものなら、「一度目は大丈夫」という誤った認識を力士たちに与えてしまいますから、絶対に認めてはなりません。武蔵川理事長の姿勢は頑固でも意固地でもなく、当然のものです。判ってない阿呆どもは「初犯なんだから」などと批判しそうですがね。
それと。
解雇処分に不服を示しながらも、やむなく部屋を出て行った露鵬と白露山ですが。
髷を解いたりと、すでに力士らしからぬ格好をしているそうで。それって、けっきょく相撲が好きじゃなかったってこと?
なのに、解雇を不当として訴訟準備をしているって……言動がバラバラじゃありませんか。
決して良い見本ではありませんが。能楽協会から叩き出された(すなわち公式の狂言師としてクビになった)和泉元彌氏が、それでも狂言師を名乗り続けて営業をしている姿勢は、露鵬・白露山の兄弟とは雲泥の差ではあります(だからって、阿呆すぎる和泉家を見習えって意味じゃないけどね)。
仕事にはならないにしても、和服とか髷とかといった力士としての身なりくらいは続けるべきなんじゃないのかな。力士であり続けたいという気持ちを示す意味でも。
副流煙や投薬などの可能性も考えて、少しはこの兄弟に同情する気持ちもあったのですがね。この部分で呆れると言うか、どうでもいいやって気になりましたよ。ええ。
もう一点。
このような薬物検査に付きものなのが、陽性反応が出て処分を受けた選手側の「処分不当」というクレーム。
一番印象が強かったのが、陸上100mのベン・ジョンソン氏ですね。世界記録を出したものの検査でクロ、記録抹消と選手資格の停止、そしてカール・ルイス氏が繰り上がり一等賞というアレ。ベン・ジョンソン氏は今でも、あれは不当だと言い続けているようですからねー。
記憶に新しいのはアテネ五輪のハンマー投げで、ハンガリーの選手が尿検体をすり替えていたという理由で金メダルが剥奪されたやつ。室伏さんが繰り上がり金だったのに、剥奪された選手は「金メダルは自分のものだから返さない」とゴネてたっけ。
そもそもドーピング検査が正確だという前提でないと検査そのものが意味無しになってしまうんだから。後でゴネるくらいなら検査を受けるなと言いたいですよ。
検査は受ける。でもクロと出たら検査不当と主張する。論理が崩壊してませんか?
これからは試合参加選手&選手関係者には、前もって「ドーピング検査には一切異を唱えない」旨の誓約書を書かせるべきなんじゃないでしょうか。でないと、こういう問題はこれからも、いくらでも出ますよ。
検査が嫌なら試合に出るな。
それでいいじゃありませんか。
実は簡単なことなんです。
■2008/09/11 (木) 三隣亡 (旧暦 葉月十二日)
『仮面ライダー響鬼テーマソング「少年よ」』布施明
(avex AVCA 22320)
もう四年も前になりますか、ヒビキさんたちが活躍していたのは。
お判りでしょうが、『仮面ライダー響鬼』の主題歌シングルです。カップリングはOP曲『輝』(布施さんの歌はED曲です)。
あらためて聴きましたが、どちらも名曲です。
『輝』を聴くと、あのときのワクワクした気分が蘇ってきますし。
『少年よ』は『響鬼』前期(一之巻〜二十九之巻)のテーマをストレートに表していて。これがまたEDに流された映像とも見事にマッチ。『響鬼』前期では、すべての要素がきっちり丁寧に統一されていたのだと、今さらながらに知らされます。
『仮面ライダー』の主題歌が紅白歌合戦に参戦(しかも響鬼さんたちが舞台で魔化魍相手にアクションまで披露)したという前代未聞の快挙も、布施明さんが久々に紅白出演をなさったのも、この曲の功績ですしね。
このCD、ご覧のとおり円盤のデザインが、ちゃんと猛士の紋所である火炎形の三つ巴になっていたりと凝ってます。BGM集アルバムの円盤は、ディスクアニマルのデザインになっていたと記憶していますしね♪
言うと一部の愚か者(主に“井上信者”)どもに叩かれますが。
本当の意味での『響鬼』三十之巻以降を観たかったです、やっぱり。
■2008/09/11 (木) お・ま・け・♪
CDのジャケ写を下手ながらに再現してみました(笑)。
バンプレストのプライズ(ゲームセンターの景品)、響鬼さんのソフビ人形です。
全高30cm強のビッグサイズ!
たまたま覗いたお店で投げ売られていたので、思わず購入しました。
(© 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映)
ご覧のとおり、良くできています。
バックルの音撃鼓には猛士の紋所。
“褌”の革っぽさもバッチリ。
右の腰。
折り畳まれた状態の変身音叉は、伸ばせそうなほどの出来。
左腰に吊られているのは、モールドまで再現された三枚のディスクアニマル(起動前なので銀色)。
一番外側はアカネタカですね。
写真は失敗していますが(汗)。
音撃棒の先端にある鬼石は、ちゃんとクリア・パーツで再現されています。
このシリーズは二種あり、もう一方のは響鬼さんがディスクアニマルと変身音叉を持ち、今まさに起動させようとしている姿です。
でも、やっぱり響鬼さんと言えば、この音撃棒を両の手に握った姿ですよねー。
にしても。ソフビだからと、なめたらあかん。
某メーカーの一万円越えの代物には、さすがに手が出せないのでアレですが。
妖之佑が知っている響鬼さんのフィギュアの中では、造形も塗装(さすがにマジョーラ・カラーとはいきませんが)も一番の出来だと思いました。はい。
■2008/09/12 (金) (旧暦 葉月十三日)
『Holst THE PLANETS Zubin Mehta The Los Angeles Philharmonic Orchestra』
(LONDON SLA 1031)
(ポリドール POCL-9726(448 376-2))
妖之佑のフェイバリット・アルバムです。
某さくら色な所でも申しておりますように、何を置いても一枚と言われれば迷わずこれを挙げます。
ホルストの組曲『惑星』作品32。作曲者ホルストが、あらゆる編曲・改変を厳しく禁止した楽曲として有名ですね。楽団の編成どころか、楽器の数すら変えることを許さないという。
富田勲さんがホルストのご遺族からアレンジの許可を取り、シンセサイザー版を出したのは快挙でした(とは言え、その出来に、ご遺族は怒り心頭だったという噂を聞きましたがね)。
それも最近では緩くなったのか、権利が失効でもしたのか。今はCMなどでも編曲されたものがバンバンかかってますね。大胆にも歌詞まで付けた平原綾香さんの『ジュピター』はヒットしましたし。
そんな曰くもある『惑星』ですが。当然、いろいろな演奏があります。カラヤンのも小沢さんのも、あります。
でも、妖之佑は(あるいは刷り込み効果かもしれませんが)、ズービン・メータ指揮、ロサンゼルス・フィルハーモニック管弦楽団演奏のこのアルバムが最高だと、ずっと思っています。他の演奏もいくつも聴きましたが、これに勝るものはない。
もちろん、ご覧のとおり同じ音源のCDも持ってます。でも、ジャズやクラシックを聴くなら、できればレコードですよねー。
惜しむらくは、ロンドン・レコードが高音質を謳い文句にした「スーパー・アナログ・ディスク」のシリーズを出したときに、『惑星』がリリースされなかったこと。当然出るものと期待してたんですけどね。
なお、CD版ですが。
こちらも廃盤になっているらしく。今はどこで手に入るのかが判りません。ぜひ、多くの人に聴いてほしいのですが……。
余談。
ホルストがこれを作曲した当時、太陽系の惑星は八個でした。冥王星は発見されていません。当然、組曲『惑星』も『海王星』が最終章です。
そのことが20世紀には無知・不作法な輩によって揶揄される原因となり、中には独自に作曲した『冥王星』をムリクリ同時収録したふざけたアルバムまで出たと聞きます。
ですが、幸か不幸か、21世紀のこの時代、冥王星は惑星の肩書きを剥奪され、太陽系最外周の惑星は海王星ということになり、結果的にこの組曲『惑星』の構成が正しいことになってしまいました。
とさ。
■2008/09/13 (土) (旧暦 葉月十四日)
今、パラリンピックが開催中ですが。
選手の皆さんには申し訳ありませんが。
妖之佑は今大会だけは認めるわけにはいきません。
よって観戦も応援も一切いたしません。
そして。
これからも、あの既地外国家の主催する、いかなる国際的大会もすべて否定します。
連中が性根を入れ替えるまで、認めません!
■2008/09/14 (日) 仲秋名月 (旧暦 葉月十五日)
『コードギアス 反逆のルルーシュR2』TURN 23「シュナイゼル の 仮面」
「自惚れるなっ!
しょせんは、おまえも旧い皇族ということだっ!!」
ルル山、よく言った。
成長したね。
それに引き替え、ナナリーの劣化が激しすぎます。こんなおバカな娘じゃないはずなのに……。
ついでに言えば、シュナ兄の唐突な低俗ぶりにもポカーンですね。黒いんだけど、それが俗な黒さすぎて、がっかりです。何というのか、『00』のアレハンドロ・コーナー並みの俗物ぶり。まさか終局で金色のKMFに乗ったりはせんと思うが……いや、まさかオカマのカノンが実は黒幕だとか……ありえないって。
ネリ様も、なんだか、あっさり退場っぽくて。
広げた風呂敷を畳みに入っているからではありましょうが。
それにしても乱暴な。
逆に、ルルの剣になると腹を決めたスザクがカッコいい(さすがに、もう迷うこともないでしょうね)。
ナナリーが登場しても、それでもルルーシュに従ってくれているジェレミア卿も素敵すぎます。
さらにはニーナ。フレイアの罪を償うためでしょう。彼女も、もはやブレないと思う。
そして、ロイド元伯爵とセシルさんのコンビも、ルルの頼れる仲間に。
スザクからルルの盾になってほしいと頼まれたC.C.ですが。
ピンクのランスロットは、C.C.の好みなんでしょーか。てっきりチーズ君の黄色が好きだとばかり……。
(END絵の「またみてギアス」からすると、C.C.が指定した色彩っぽいね♪ セシルさん、泣きながら塗ってるよー)
そして、黒の騎士団は本当にもうダメダメですね。しっかりシュナ兄の手駒に成り下がってる。
もはや、ただのウザくて邪魔な集団でしかない。
斑鳩が沈んで嬉しかったよ。
しかしなー。
カレンよ、少しは自分の頭で物事を考えようよ。
自分が何やってんのか判ってるのか?
■2008/09/15 (月) 望 (旧暦 葉月十六日)
町村官房長官って、何だか野党批判ばかりしている印象ですが。
そもそも与党の気に喰わない動きをするのが野党の仕事ですから。
それをいちいち記者会見で批判するなど、程度が低すぎます。
こんな人が政府与党の要人だなんて(町村派ってあるよね)。
情けないよりも怖いですよ。
大丈夫か? この日本。
■2008/09/16 (火) 鶴岡八幡宮流鏑馬神事 (旧暦 葉月十七日)
事故米の不正流通に関わった人と、そしてDQNな農水相にも聞きたいんですけど。
その事故米。
ご自分で食べられますか?
ご自分のお子さんに与えられますか?
学校給食に使われてしまっていること。
もっと重大に考えてもらわないと困ります。
記者の質問に「そりゃあ儲けるためですよ」と笑って答えた三笠フーズの社員ら。
「自分たちには責任は無い」と、保身発言を最優先した農水省。
「ジタバタ」と言った農水相。
全員、公開銃殺刑でいいと思います。
■2008/09/16 (火) 庚申待ち
今宵は庚申待ちです。
ので、百鬼夜行が執り行われます。
■2008/09/17 (水) (旧暦 葉月十八日)
ローゼン麻生氏の「岡崎だからよかった」発言は、話にもならないバカすぎるものですが(いや、ホントに、がっかりしたよ)。
それを受けての町の人の、
「日本の政治家なんて、こんなものだ」
という、お怒りの声ですがね。
まちがってるぞ!
「日本の有権者なんて、この程度の政治家しか選べないんだ」
が正しい。
麻生発言の低俗さは、すなわち日本の有権者のおバカさ加減を如実に顕しているんです。
肝に銘じておきましょう。
■2008/09/18 (木) (旧暦 葉月十九日)
※ 注
虫系がダメな人は今日の日記を避けてくださいませ。
父上が旅行先で拾った代物です。
クワガタムシですね。
どう見てもオオクワガタではありません。
大顎の形を元に調べましたら、かのヒラタクワガタだと判明。
Webって便利♪
貫禄ですねー。
ヒラタは、生まれて初めて実物を見ましたよ。
まあ、オオクワも見たことありませんが(ミヤマはある。もちろんノコギリとノコギリの亜種もある)。
別に平たくないですね。
次、ダメな人は特に要注意。
裏返してみました。
お判りと思いますが、生きてません。父上が発見したとき、既に動かなかったそうです。
頭部。
表面の質感が素晴らしい。
目は案外と可愛いんですよね。クワガタ。
大顎。
大顎の裏側。
なるほど。これがヒラタクワガタの名前の由来なんですか。
造形が素敵すぎ。
サイズは、ご覧のとおり。
標本にする技術もないので、撮影後、土に還しました。
いやー。
やっぱいいわ、クワガタムシ♪
■2008/09/18 (木) 百鬼夜行
今宵は百鬼夜行でした。
■2008/09/19 (金) (旧暦 葉月廿日)
『マクロスFRONTIER』第24話「ラスト・フロンティア」
いかに優れた養殖であっても、しょせん天然物には勝てないというお話。(違っ
燃える闘魂、17歳のスポ根物語。(それも違っ
冗談はさておき。
展開が洒落にならんようになってきました。
そもそもキョン新大統領の作戦ってのが無謀すぎます。
ヴァジュラの防衛戦を薙ぎ払いつつ、その布陣に穴が空いたところを、全民間人を集めたアイランド1をヴァジュラ母星の地表に降下させるなんて……。
どう考えても、降りた後には頭上からフルボッコなんですけど。
フロンティア船団がごく少数(母星駐留の数から比べたら、という意味で)のヴァジュラの侵入を許しただけでも、あの惨状だったんですよ。
だいたい、船団自給率の低下を招いたのも、そのために船団のこれ以上の長期航行が不可能になったのも、無闇にヴァジュラと戦闘を繰り返した結果です。つまり、17歳と結託したキョンの責任。
まして、ヴァジュラの母星を乗っ取ろうなんて発想、無茶を通り越して既地外沙汰ですよ(まあ、キョンにしてみれば、自給率低下という、にっちもさっちも行かない状況下に持っていったうえで、ヴァジュラの母星への移住を議会に承認させる、という流れなんでしょうがね)。
奴のキノコ頭の中には泥しか詰まってないのか。はたまた大統領暗殺に、すべての知力を使い果たしたのか。フロンティア船団の人々も、とんだ貧乏籤を掴まされたもので。ご愁傷様。
このまま船団全滅なんて可能性も出てきたぞ……。
ランカの立場も洒落にならん。
『アイモ』の歌声が流れるだけでもヤバいのに。
あんな巨大立体映像(旧劇場版『エヴァ』を思い出してしまうぞ)なんか出されたら、フロンティア船団どころか、新統合政府全体から「人類に対する裏切り者」という烙印を押されてしまいます。生還できたとしても、もはやランカには帰れる場所がない(ランカを受け入れてくれそうなのは海賊化したマクロス25 くらいなものだけど、彼らもいずれは船団に復帰しないと枯渇しますからねぇ……)。
黒幕17歳、黒すぎます。
にしても、この作品でも、黒幕が目指すは全人類の並列統合化ですか。
某若本皇帝と言い。この策謀、悪役さんの間で流行ってるのかな?
戦闘シーンは相変わらずリキ入ってて見応えありますね。
VF-25だけでなく、VF-171の模型まで欲しくなりましたよ。バンダイは出してくれるのかな? もちろんフル変形で(wktk)。
次回、最終回の戦闘シーンも期待できそうですよね。
ラストで撃墜されたアルトですが、生きてるでしょうね。まさか『仮面ライダー龍騎』みたく最終回を待たずに主人公が退場なんて、やらないでしょうから。
まあ、妖之佑としては、もうシェリルさえ幸せになってくれれば、他に望むことはないですよ。ええ(となると、アルトが生きてないとダメなのか?)。
■2008/09/20 (土) 彼岸入り、八せん終わり (旧暦 葉月廿一日)
『TVチャンピオン』が16年間の歴史に幕を閉じました。
『TVチャンピオン2』になって、あからさまな予算削減が見えていましたから、心配はしてたんですがねー。とうとう、この日が来ましたか。
それにしても16年!
テレ東の看板長寿番組『開運! なんでも鑑定団』よりも長いの?
ほー。
前身の特番「全国大食い選手権」からカウントすると20年近くになるかもしれませんね。
思えばこの番組、多くの大喰いタレント(もどき?)を輩出したものです。
で、テレ東以外の民放キー局各社が(たぶん大金で)引き抜いて、それぞれ独自の大喰い番組を放送したものの、どれも内容がパッとせずに。そのうち、大喰いを真似た中学生が事故死したことで、大喰い番組そのものの自粛に至り、一気にブームが鎮火。
復活したのはテレ東「元祖! 大食い王決定戦」のみでした。この点は、たぶん局のこだわりでしょうね。
番組出身での出世頭と言えば、ギャル曽根さんかな。
他のジャンルでは例えば、さかなクンのような個性派も、この番組出身ですし。
甘味王・池田貴公子さんのぶっ飛んだ個性は大好きでしたよ。はい。
TVチャンピオンは、とにかくレベルが高いんですよね。他局のは、どれもこれもこの番組のパクりでしかなく、当然レベルも低い。
案外とテレ東は本物の番組を作ることのできる局なのかもしれません。
一つ残念なのは、第一回から司会を務めておられた田中義剛、松本明子両氏が最終回には出演なさらなかったこと(このお二人、『TVチャンピオン2』ではバンク・システム的な扱いでしたからね)。
予算がないからって、これはあんまりだったと思います。16年間を振り返ってのコメントくらい欲しかったですよねー。
最終回のラウンドMCが中村有志さんだったのは、もちろん良かったです。
『でぶや』に『TVチャンピオン』。
残るは最後の牙城『鑑定団』ですか……。
■2008/09/21 (日) 甲子 (旧暦 葉月廿二日)
『コードギアス 反逆のルルーシュR2』TURN 24「ダモクレス の 空」
ナナリー、カレン、そしてジノにアーニャ。
みんな自分の頭で物事を考えようよ。
特にカレン。おまえはゼロとずっと一緒に行動してきて、それで今まで何を見てきたんだ?
今の時点では、カレンよりスザクやニーナのほうが遙かに立派だよ。
最後のビックリ箱、ナナリーの開かれた両目および「ナナリー=ラスボス」は、もう視聴者全員が想定の範囲内ですから。
肝心なのは、その先ですね。
ゼロ・レクイエムの内容も、まだ判らないんですよね、そう言えば。
人質にされていた神楽耶様や天子様たち超合集国の偉いさんがたは、ルルの巧みな心遣いによって“ブリタニア後”の立場を与えてもらった咲世子さん、ロイド元伯爵、セシルさんたちとともに、無事に脱出(星刻の手前「ルルーシュ」と呼び捨てにする咲世子さんは、心の中で泣いていることでしょう)。
さらにはコーネリア皇女殿下ばかりか、なんとギルフォード卿までご無事でしたから、大量の人員整理という鬱エンドにはならずにすみそうですが(フレイアの無力化にも成功しましたし)。
ルルの最後がどうなるか……最終回、観逃せません。
■2008/09/22 (月) 下弦 (旧暦 葉月廿三日)
明らかに手を付かずに立った二度のフライングで、卑怯にも二つの白星を手に入れた朝青龍。
二度とも審判長が貴乃花親方だという事実は疑うに充分です。武蔵川理事長は貴乃花親方を呼びつけて注意したそうですが。ここは、きっちり両名の背後関係を調べるべきでは?
つーか。貴乃花親方は審判長席に座るに若すぎますよ。いくら元横綱だからって、この扱いは疑問です。
で、不正(この際、言っちゃいます♪)で二つの白星を得た朝青龍ですが。
昨日は明らかに土俵を割っている足を「残ってる」と判定に対する不服を表明。取り組み後も不満をわめき散らすという傍若無人。さらに聞くところによると、土俵上で立行司を怒鳴りつけたそうで。
相変わらずのヤクザな態度です。
はいはーい。力士ごときの分際で行司と審判の判断に文句をつけましたよー。ルール違反とマナー違反ですよー。
武蔵川理事長様、有言実行で今すぐあのバカをクビにしてくださーい。
■2008/09/23 (火) 秋分、彼岸中日、三隣亡 (旧暦 葉月廿四日)
王監督。
長い間、本当にお疲れ様でした。
■2008/09/24 (水) とげぬき地蔵尊大祭 (旧暦 葉月廿五日)
阿呆である。
http://ayanosuke.sakura.ne.jp/chika/arms/l-m.html
■2008/09/24 (水) Mozilla
Firefox 3.0.2 および Firefox 2.0.0.17 がリリースされています。
SeaMonkey 1.1.12 もリリースされています。
なお、SeaMonkey 日本語版はもじら組もじら団で配布されています。
また、非公式ビルドの泉州もじらも 3.0.2 と 2.0.0.17 になっています。
■2008/09/25 (木) 社日 (旧暦 葉月廿六日)
『我が家のお稲荷さま。』
えらく、あっさりと終わりましたね。
いえ、エピソードにいつも大した起伏がなく淡々としているのは、ある意味『お稲荷さま。』の味ではあるんですが。
最終回を最終回っぽくやろうとして「別れ」を描いた結果、見事に滑った感じでした。
あれなら、いちものとおりフツーに日常を描くに徹したほうがよかったと思います。
この作品で妖之佑が大好きだったのは、佐倉美咲の奮闘ぶりと百面相です。
彼女の健気に暴走する姿は、思わず応援したくなりますからね(笑)。
『スレイヤーズREVOLUTION』
残念ながら、これも盛り上がりに欠けました。
最強最悪のザナッファーを倒すんですから、もっと盛り上がるはずなんですが。観てて、なぜか盛り上がらなかった。
原因は、はっきりしてます。
最終回を待たずに続編制作が決定しているため、伏線の大部分を回収していないからに他なりません。要するに「終わってないじゃん、これ」なんですよね。
ゼロスの目的も不明ですし。
おっちゃんの真意(そして正体)も判らんまんま。
壊れてしまったオゼルの言っていた契約とは、誰と交わしたものなのか?
さらには、オゼルの事情にも関わることだと思われる赤法師レゾの件も一切解決してませんしね。
続編に頼った最終回など最終回と呼んではいけませんぜ、閣下。
にしても、テレ東から代わって、続編はAT-X制作だそうな。
これ、地上波での放送はあるのかなぁ、無いのかなぁ。
もし無いとしたら、制作局が代わっての続編って、視聴者に不親切すぎませんか?
■2008/09/26 (金) 彼岸明け、己巳 (旧暦 葉月廿七日)
『マクロスFRONTIER』
ご都合主義だという声もあるようですが。
良い最終回だったんじゃないでしょうか。
ランカも無事に救出され、フロンティアに貢献もしましたし。
V型感染症のシェリルも、どういうわけか助かったようですし(ヴァジュラが敵でなくなったから?)。
マクロス・ギャラクシー勢力が黒幕だとは思ってましたが、あんなところにバトル・ギャラクシーが隠れていたとはね。騙されましたよ(笑)。
そんなラスボス、バトル・ギャラクシーに小型のマクロス25が急接近、ピンポイント・バリアを使っての斬撃!
ボビーの「オラオラーっ!」(待ってました♪)
ケーニッヒ・モンスターによる決死の砲撃。
クァドランを破損したクランはマイクローン化、ミシェルの機体で闘う。
オズマも全開バリバリ。
「スカル3」と呼ばれて感極まるルカ。
アルトのVF-25とブレラのVF-27との共闘。
シェリルとランカの共演ならぬ競演。
決め技のマクロス・アタックでは旧作の再現、相手のドテっ腹に突き刺したアームドの中からデストロイド軍団が砲撃、内部からの破壊(あの艦表面が泡立つような描写は、マクロスならでは♪)。
詰め込めるだけ詰め込まれてますね。
いやー、観てて楽しいし嬉しいです。
快感。
欲を言いますと、ワイルダー艦長の存在感を、全編通してもっともっと出してほしかったです。
まあ、それだけシリーズ第一作、グローバル艦長の存在感が大きすぎるんですけどね。
シェリルが病魔から救われたこととか。
ヴァジュラと人類との和解・共闘とか。
犯罪者レオンの無警戒さとか(なぜ、自分の側に共犯の兵士たちを置かなかった?)。
バトル・フロンティアのブリッジー・クルーのおバカさとか。
ビルラーが一切お咎め無しなところとか(やはり、彼の想い人はリン・ミンメイでした♪)。
突っ込み所があるにはありますが。
まあ、いいんじゃないでしょうか。
マクロス・シリーズでは歌と戦闘シーンのジョイントが一番重要なんですが。
この『マクロスFRONTIER』は、今までのシリーズの積み重ねが良い形で結果を生んだものだと思います。
シェリルやランカの歌が、戦闘シーンに見事にマッチしていました。曲調だけでなく、演出方法が巧みなんでしょうね。
比べてしまうと『超時空要塞マクロス』や『マクロス7』は旧い分、歌と戦闘を無理矢理合体させてる感が拭えません(理不尽な比較ですけど)。
『ギアス』の最終回を待たないと何とも言えませんが。
『マクロスFRONTIER』は今期のベスト作品になりそうですね。
少なくとも、深夜アニメの中ではダントツのクォリティだったと思いますよ。
にしても、最終回に劇場版の告知ですか。
商売熱心なことで……。
そんなことよりも。
ケーニッヒ・モンスターとVF-171のフル変形模型化、本当にやってくれませんか、バンダイさん。
■2008/09/27 (土) 大つち (旧暦 葉月廿八日)
本物のバカというものを久しぶりに見た気がします。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a= 20080927-00000004-maip-pol
主義主張がどうこうというレヴェルでなく。
こう言ったら相手がどう思うか、どう反応するか。
という簡単なことが読めない判らないのですから、バカと評しても失礼には当たらないでしょう。
つか、バカですよ、マジで。
少なくとも、閣僚が務まるほどの知恵をお持ちでないことだけは断定できますね。前の農水相と同じく。
もう一件。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a= 20080927-00000079-jij-int
中国の特撮技術も、ついにここまできましたか。たいしたものじゃありませんか!
これに関わったスタッフさんたちには、ぜひ怪獣映画かSFスペクタクル映画を制作していただきたいです(爆)。
■2008/09/27 (土) Mozilla
Firefox 3.0.3 がリリースされました。
3.0.2 にパスワード・マネージャに関する深刻なバグがあったための緊急アップデートだそうです。
3.0.2 は、思いっきり短命に終わりましたね(苦笑)。
なお、Firefox 2.0.0.17 と SeaMonkey 1.1.12 には、このバグが無いため、アップデートはないそうです。
■2008/09/28 (日) (旧暦 葉月廿九日)
秋の中古カメラ市なんですが…………。
先日、所用で上京したときに、旧式カメラを趣味になさっているかたから「銀塩が終わった」と聞き、不安を抱いていましたが。
まさに、フィルム式カメラの終焉間近というのを実感しました。
とにかく、お客が少ないっ。
それにです。
ジャンクが積まれたワゴンの内容が激変していますよ。
詳しくは以下。
まずは露払い。
今は無きカメラ・メーカー、ミノルタのズーム8。
妖之佑が妙にこだわる(苦笑)、W8フィルムを使うムーヴィー・カメラです。
無論、ジャンクの捨て値で買えました。
ミノルタは、フレンドシップに積まれたハイマチックにせよ、ミール仕様として発売もされたα8700iにせよ、白いカメラが中々魅力的ですね。
このズーム8の白も良い感じです。
頭のてっぺんに露出計用の電池室があります。
それは、いいんですが。
これ、巻き上げレバーが無いということは、モーターが電動式のはずなんですが……動力用のバッテリーは、いったいどこに? ひっくり返しても、さっぱり判りませんでした。
で、ふとグリップを外してみると。
ああ、なるほどねー。
ならば。
こういうことでした。
考えてみれば、グリップに弾薬を収納するのは銃の基本♪(いや、弾薬に相当するのはフィルムか……)
にしても綺麗な電池室ですね。古い物では、たいがい腐食しているものなんですが、これは電極もピカピカでしたよ!
消えてしまったメーカー、ペトリのFTという一眼レフです。
ペトリは以前から一つは欲しいと思っていましたが、ジャンクで出るのはシャッターが完全に壊れた物ばかりで、手を出せずにいました。
それが、とうとうジャンクで売られていました。しかもレンズ込み♪
シャッターは低速側が不良ですが、高速側は問題なし。つまり通常撮影に使えます(Webで調べますと、ペトリの低速シャッターは構造的に弱いようです)。
これがジャンクで処分されることに、フィルム式カメラの終焉を嫌でも感じます。
ペトリの特徴、その一。
シャッター・ボタンです。
この位置は、通常のカメラに比べて実は案外と勝手が良いんです。他社ではトプコンが、たしかこの位置だったと思います。
反面、普及型のレリーズ・ケーブルが使えないのは問題ですね。
ちなみに、シャッター・ボタンの隣にあるレバーは、絞り込んだ状態を確認するプレビュー用です。これも使いやすい位置ですね。
ペトリの特徴、その二。
レンズ・マウント。
レンズを填めてから外側のリングを締め付ける方式は一見するとキヤノンのマウントに似てますが、形状が全く違っていて互換性はありません。
ペトリの純正レンズは、標準の他に数種類あっただけだそうで。正直、一眼レフである必要性すらなかったほどに貧弱なラインナップだったようです。
なら、独自のマウントになどせず他社の、例えばペンタックスM42スクリュー・マウントにでもすれば、もっとボディが売れて商売になったんじゃないかと思ったりします。
同じく消えてしまったミランダもですが、魅力的個性的メーカーは商売下手でもあるようですね。
今回の収穫の目玉であり、なおかつ驚愕の代物。
ニコマートFTN。
もちろん、シャッター完動です。
まさか、これがワゴンに積まれるとは思ってもいませんでした。
しかも、のんびり出かけた妖之佑がこれを買えるとは、つまり売れてなかったとは……本当に終わってます、フィルム式カメラの市場。
フィルムの枚数を示す小窓。ここを見ると、この機種がFTNだと判ります。
ニコマートと言うのは、ニコンの廉価ブランドです。乱暴な例えをすると、セイコーに対するアルバみたいなものですね。
しかし中身に手抜きはありません。
写真では判りにくいのですが、シャッター幕は金属製の縦走りで、先幕四枚・後幕四枚の構成です(たぶん)。廉価なニコンとして人気のあったEMも縦走りですから、ニコンのこだわりかもしれませんね(なのにロングセラーだったF3は横走りという摩訶不思議。ただし、横走りなのにチタン幕ですけどね)。
なお、このシャッター構成は後のニコンFMに、そのまま引き継がれています。
AFでないMFのニッコール・レンズをお持ちのかたなら一度は疑問に思うことが、絞りリング上に取り付けられている何の役にも立たない銀色の爪です。出っ張って邪魔くさいだけなのに、なぜかほとんどのMFニッコールに付いている。
その疑問は古いニコンの一眼レフに触れて初めて解消するのです。
ご覧のとおり、実は絞りの値を露出計と連動させるための爪なんですね。
つまり、最新のニッコールでも古いニコン・ボディに使えるようにという、メーカーの良心なんです。素晴らしいことですよ。
なお、このカメラに付いているのは古いニッコールHですので、念のため(レンズ込みでジャンク価格ですぜ。買えたのは嬉しいけど、何か淋しいっス)。
せっかくのニッコールH(しかも綺麗)ですから、保護用にフィルターもと思い、同じ会場の中で安いのを探しました。
ニコマートのボディにニッコール。なのに、そこにソリゴールのフィルター♪ こだわる人に叱られそうでございます(笑)。
ちなみに、ニコマートには機械式シャッターのFTシリーズと電子式シャッターのELシリーズがあります。
ニコマートFTシリーズは、その後、ニコンFM→FM2→New FM2→FM3Aへと進化。
ニコマートELシリーズは、ニコンFE→FE2→FA→FM3Aへと進化しました。
(FM3Aは機械式・電子式併用のハイブリッド方式なので、両者共通の終着駅と言えます)
つまり、このニコマートFTNは、妖之佑のフェイバリット・カメラであるニコンNew FM2の直系のご先祖様なんですね。
これは大切にせねば♪
■2008/09/28 (日) もじら
Firefox 3.0.3 のリリースを受け、泉州もじら 3.0.3 がリリースされました。
■2008/09/29 (月) 朔 (旧暦 長月朔日)
『コードギアス 反逆のルルーシュR2』Final Turn「Re;」
脱力感。
頭で色々考えるのも野暮。
この脱力感により、今期のベスト作品と妖之佑は思います。
「ふう…」
としか出ないんですよ。
ゼロ・レクイエムとは、そういうことでしたか。
前回、シュナイゼルにギアスをかけるとき、「我に」でなく「ゼロに従え」と言ったので「あれ?」と思わされましたが。
ダモクレスから脱出させたものと思っていた咲世子さんやロイドさんたちまでが今回は牢獄に繋がれていることに「え?」と思わされましたが。
そこまで考えてのこと。
さすがはルル。世界中のみんなが、彼の操るチェス・ボードの上。
ゼロ・レクイエムの全容をスザクとC.C.だけでなく、ジェレミア卿も知らされていたことは、彼のファンとして嬉しいです(にしても、オレンジ栽培しなくても……笑)。
ナナリーが手を取ると、その人の真意が判ってしまうという伏線。ここで生かされました。
これは、ルルに対する監督からのご褒美でもありますね。
「討っていいのは討たれる覚悟のある奴だけだ!」
一期のキャッチ・フレーズが、ここで出てくるとは。
これからスザクが受け続ける罰。
これからナナリーが受け続ける罰。
どちらも重すぎますが。
ルルがずっと望んでいたとおり、スザクはナナリーの騎士となりました。
扇が日本の首相とは、人選ミスな気もしますが。
ヴィレッタが文金高島田というのには、思わず微笑んでしまいます。
カレンは病弱という設定をやめ、普通の女子高生(あのシーン、四つ角で誰かとぶつかるかと思ったよ)。
お母さんもリフレイン中毒から回復しているようで♪
そして不老不死の魔女……。
ルルーシュほどの相方は、もう二度と得られないでしょうね。
C.C.は、これからどこに行くんでしょう。
コーネリア皇女殿下がいつの間にか博愛主義者になってたり。
ギルフォード卿が生きてたり。
そもそもギアスとコードとは何?
等々、納得し辛い部分もあるにはありますが。
一期と合わせて都合一年分。
ルルーシュという、世界に翻弄された一皇子が世界に反逆する生涯を描いたこの作品。
きっちり全うしたと思います。
スタッフの皆様。
素敵な作品を観せていただき、ありがとうございました。
■2008/09/30 (火) (旧暦 長月二日)
麻生総理もなー。
任命責任を認めたことは、いちおう評価できますけど。
「だから何? それで、どうなさるのですか?」
なんですよね、一国民の目としては。
言葉だけの謝罪なら、あんまり意味ないですね。
つーか。
それよりも、辞任させるんじゃなくて、ソッコーで奴を解任すればサー。
麻生内閣の支持率は鯉の滝登り、次の総選挙も楽勝だったと思うんですけどね。日本の有権者って単純だから(失笑)。
騒ぎの張本人は「確信犯的に言った」とか、ほざいているようですが。
それ以前の、手際の悪さですからね。政治家として、あまりに無能だと言わざるを得ませんよ。
自民党が彼を除名するだけでも、かなりの選挙対策になるんじゃないかな♪
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庭に出る
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