2008年2月


 
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■2008/02/01 (金) (旧暦 師走廿五日)
 
 
『CLANNAD』第14回「Theory of Everything」
 
 
 ことみルートの最終回。
 ええ、ええ。泣かされましたとも。
 演出があざとかろーとご都合主義だろーと何だろーと、泣かされましたとも。
 
 あのクマさんを入れたカバンが長い年月をかけて、たくさんの人たちの手から手に渡って、ようやく、ことみのもとに届いたこと。
 墜落する飛行機の中、入っていた大切な論文を捨てたカバンに、ことみへの誕生日プレゼントにと買ったクマさんを入れ、
 
If you find this
Suits Case
please take it to
our daughter
         K & M

 とだけをやっとのことで封筒に記したご両親の気持ち。
 その気持ちに応えてくれた世界中の見ず知らずの人々。
 
 ことみの「おかえりなさい」が……すごくいい。
 
 
 ところーでー。
 ヴァイオリンのー贈呈式なんですがー。
 いっぱい人を呼んだ。
 とゆーことはー。
 いっぱい“犠牲者”が出るってことでOK?
 だって……せっかくの贈呈式ですから、とーぜん披露もするんでしょ? 演奏。
 耳栓は五百円くらいか?(効かないでしょうけどね♪)
 
 
 次回から、どうやらメイン・ヒロインである渚のストーリっぽいですね。
「かくされた世界」の真相にも、いよいよ近づいていくのかな。
 
 
 それと。
 気づかなかったんですが。
 サブタイトル画面の木の根元に光の粒が三つあるんですね。
 で、過去の画像をWebで探してみましたら、第2回と第4回のには光の粒は無かった。第7〜9回は一つ、第10回からはそれが二つになり、第13回で三つになっています(ゼロから一つになったのがいつかは確認できませんでした)。
 で、さらに気づいたのが「CLANNAD」のタイトルロゴ。これにも光の粒が三つあるんですよ。こちらは第1回から三つのようですが。
 この光の粒には大きな意味がありそうですね。
 
 
 それにしてもです(まだ語るんかいっ)。
『CLANNAD』は歌もいいですね。編曲もメリハリがあって。
 オープニングの『メグメル 〜cuckool mix 2007〜』もですが、エンディングの『だんご大家族』が凄く良い。淡々としていながら、実に味わい深いです、奥深いです。
 風子、ことみ、それぞれのルートの最終回直後に聴くと、なお一層感じ入ります。
 これ、発売されないのかなあ。
 
 
 
 
 
 帝国ホテルのチョコレート
 帝国ホテルのチョコレート。
 
 帝国ホテルのチョコレート
 その中身。
 
 帝国ホテルのチョコレート
 真ん中のロゴを模ったチョコがまた誇らしげ♪

 


 
■2008/02/02 (土) (旧暦 師走廿六日)
 
 
『灼眼のシャナII』の近衛史菜の最期を見るにつけ。
『仮面ライダー電王』のモモタロスたちと重なってしまったんですよね。
 共に脚本を書いておられる小林靖子さんの中では、まちがいなく両者は連鎖していたと思います。
 
 遠慮なく言ってしまうと『シャナII』そのものは退屈で、つまらないんですが(苦笑)。
 この部分だけは妙に感慨深かったのです。
 
 
 
 
 
 なまどら焼き
 榮太楼さんの、なまどら焼き。
 ノーマルとカフェオレ。
 他に、ごま風味もあったけど、試食してみて個人的には好みじゃなかった。
 
 なまどら焼き
 皮の黒さが見た目の特徴かな。
 やっぱりノーマルのほうが好き。

 


 
■2008/02/03 (日) 節分 (旧暦 師走廿七日)
 
 
 もしもネスケ9をお使いのかたがおられましたら。
 あるいは、8や7など旧型ネスケをお使いのかたも。
 
 ブラウザとしての Netscape は今年の三月一日をもってサポートが完全に打ち切られます。
 セキュリティ面の修正もされなくなりますから、そのままWeb閲覧に使い続けることは極めて危険であり、リスキーです。

 そのために、Mozilla への移行をネスケ・ユーザーに呼びかける動きがあるそうです。
 
http://www.mozilla-japan.org/switch/netscape/
 
 こういうのは、ネスケのホームにこそ表示すべきものですね。特に、長らく放置のままなネスケ日本
 一方的に打ち切るんですから、AOL はそれくらいせんと、ユーザーに対して失礼で無責任だと思います。
 
 


 
■2008/02/04 (月) 立春 (旧暦 師走廿八日)
 
 
『仮面ライダーキバ』が始まってます。
 
 第1、2話を観る限りは平均点です。
 別に×ではない。かと言って、『仮面ライダー電王』第01話のときのようなインパクトもない。
 フツーに“平成ライダー”ですね。
 
 ファンガイアと呼ばれる怪人(吸血鬼)が人から変身して正体を現わす様子は、『仮面ライダー555』のオルフェノクそのものでした。ついでに、ファンガイアの姿で喋るときの演出もオルフェノク式。
 井上敏樹氏の脚本だからというわけでもないのでしょうが、どうしても似てきますね。犠牲となった人間の印象も、井上氏脚本による『仮面ライダーアギト』のアンノウンや、オルフェノクのときと類似してます。ついでに言えば、怪人の名称が「ファインガイア」などと気取ってるのも共通かな。
 やはり『キバ』は井上色で行くようですね(かなり不安)。
 
 変身アイテムでもあるキバットバットIII世は、『仮面ライダーカブト』のカブトゼクターに『電王』のモモタロスの口調を足したものに他なりません。要するに“喋るゼクター”ですよ。
 厳しい言いかたをさせていただくと『カブト』と『電王』の美味しいトコ取りをしようという意図なんでしょうか(おそらくはスポンサーのご意見なんでしょうけどね)。こういうのが見え見えなのは白けます。
 そう言えば、キバに倒されたファンガイア(の本体? 魂?)がキャッスルドランに喰われるのは、『仮面ライダー龍騎』で負けたミラーモンスターがライダーの契約モンスターに喰われる最期と共通してますし。キバのダークネスムーンブレイク(要するにライダーキック)が決まった瞬間に壁や地面にコウモリ形のでっかい紋章が現われる点も、『アギト』にてアギトのライダーキック発動直前に足許にアギトの紋章が現われるのと共通しますしね。
 
 キバのデザインは良いと思います。
 コウモリをモチーフにということで『龍騎』のナイトとどう違いを出すのかと思っていましたが、巧みにまとめていますね。カッコいいです。
 素手で戦闘するという姿も◎。仮面ライダーは、そもそも武器を持たないのが正統なのですから。ホースファンガイアが剣を取り出したときに、キバも対抗して剣か何かを持つのかと一瞬不安になりましたが、そのまま素手での戦闘を続行。見事な体術で攻め、最後はキックで決めてくれました。これも嬉しい。
 ただ…キックをアイテムによって発動するというのは、しかたないんでしょうか。『龍騎』以降のライダーキックは基本的にアイテム操作で発動しますからね(唯一の例外は『電王』のロッドフォームですが、あれは決め技にはならなかったよな)。
 
 最初だからなのか、車を派手にぶち壊すという贅沢ぶりは楽しいです。CGでなく実際にぶち壊す映像は、やはり迫力が違いますね。
 できれば一年通して、こういう贅沢をやっていただきたいところですが……最初の掴みだからこそお金を遣えるということなんでしょうね。『カブト』も『電王』も最初の頃は映像に大金かけてましたから。
 
 現代のストーリと22年前のストーリを並行して描くというチャレンジは、正直観ていて忙しいのですがね。
 今後、どうなっていくのか生暖かく見守っていきたいと思います。
 
 個人的には、『仮面ライダー響鬼』にてザンキさんとして熱演なさった松田賢二さんのレギュラー入りに期待してます。
 パッと見、『キバ』のレギュラー陣に芝居の上手い役者さんがいなさげで不安なものですから、松田さんにビシッと決めていただきたいところなのです。
 
 疑問なのがね。
 渡の入浴シーンは必要なんでしょうか? 1話2話と連発してますが。ひょっとして若いママさん向けサーヴィス?
 あと、第1話で仰々しく描かれた渡の「この世アレルギー」に関し第2話で完全スルーというのも、何か投げっぱな気がして……どうして自分が「この世アレルギー」だと思ったのか、みたいなフォローがあると思っていたのですがね。それとも、後々出てくるんですかね? だとしても、間が空くと視聴者が忘れちまいますぜ、渡のマスク&ゴーグル姿なんか。
 
 
 
 なお。
 一つだけ『キバ』第2話について許せない点を申し上げます。
 
 ヴァイオリン職人としての渡が木材にこだわる姿勢を描くためとはいえ、見ず知らずのお店の看板を黙ってノコギリで切り取ろうとか、店先に置かれたテーブルを勝手に持ち去ろうとかいう行動は、主人公として、子供に観せるヒーロー番組では決してやってはなりません。いくら演出的に面白くとも、これは踏み越えてはならない一線です。
 かつて『響鬼』にて、風邪っ引きの立花父娘がゴホンゴホンと咳をしまくる部屋で、ヒビキさんが商品である和菓子の箱詰めをしていたありえないシーンでもそうなのですが。ハイティーン向けアニメ出身の井上敏樹氏は、こういう点が無神経すぎます。脚本家として以前に人としての良識をすら疑わざるをえない面であり、いくらベテランであろうとも実績があろうとも、妖之佑が井上氏の仕事を評価に値しないと断ずる根拠の一つでもあります。
 
『電王』の良太郎は、泥棒の片棒をかついだモモタロスに「悪いことはしちゃいけない」と身を挺して教えたばかりか「ごめんなさい」とまで言わせました(第04話「鬼は外!僕はマジ」)。
『キバ』のプロデューサ、監督、脚本家は、「ヒーロー番組は教育番組だ」ということをしっかり意識していただきたいです。
 
 


 
■2008/02/05 (火) 三隣亡 (旧暦 師走廿九日)
 
 
 英国人、けっこー無知でらっしゃるようで。
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=
20080204-00000064-jij-ent

 
(まあ、日本人とて他所様のことは申せませんが……)
 
 
 
 さて。
 サイトの引っ越しがきっかけで、少々アクセスログを見直してたのですが。
(※ 「宿坊」に使わせていただいているPNG式画像カウンタには簡単なアクセス解析機能が付いています)
 
 ちょっと変な、というか、かーなーり怪しいアクセスが、ありました。
 例えば、とあるかたが I.E.6.0 でアクセスしてこられると、それとほぼ同時(遅れても2、3秒後)に I.E.7.0 でアクセスしてくる所があるのです。
 一回なら、たまたまと考えるべきものでしょう。
 が、これが二度三度、しかも同じ人(どこのどなたかは判りませんが、U.A. 情報が一致していれば同じPCだと考えていいと思います)からのアクセスにくっついて、その怪しい I.E.7.0 がほぼ同時にアクセスしてくるとなると話は別です。はっきり言って薄気味悪い。
 
 ひょっとして、そのかたのPCがスパイウェアに乗っ取られてる? とか思ったものですから、その変な I.P. アドレスをそのまま検索にかけてみました。
 
 ズバリ、判明しました。
 トレンドマイクロ(以下「TM」)のウイルスバスター2007(以下「2007」)に装備されている「URLフィルタ」のせいでした。
 これ、アクセスしようとするサイトが有害かどうかを判別するものなんですが。そのためのデータ・ベースを2007自身が持つわけではなく、TMのサーバーにその都度おうかがいするんですよね。
 2007からのアクセスを受けたTMのサーバーは、いちいちそのURLにアクセスして判断する。そしてOKならブラウザにアクセスを許可する。
 なら、一度OK出したサイトは、二度目は簡単な手続きにでもすりゃいいものを。それをいちいちアクセスして確認するものだから、まるでストーカーみたいな妙なアクセスログが出来上がるわけです。
 
 真相が判れば、気味の悪さは解消ですが。
 あらたに腹が立ってきました。
 
 なぜなら、単純に考えてもカウンタ数値が倍の早さで進むことになり、正確なカウントができなくなります。
 ウチのような弱小サイトはいいですが、これが大繁盛している人気サイトだったら、たいへんなことです。日本におけるウイルスバスターの普及率はかなり高いはずですからね。そのアクセスが倍になるのは負荷が倍増することでもあり、サイトのあるサーバーの負担も倍に、しかも閲覧とは違う、ほとんど無意味なアクセスで負荷が倍増させられるわけです。サーバーの寿命も縮まるでしょうし、転送料の問題から見ても、サーバー管理者さんは愉快ではないはずです。
 しかも、トラフィックの倍増はネット全体の混雑にすらつながりかねません。はっきり言って、いい迷惑です。
 
 さらには。
 どうして「I.E.7.0」を詐称するのかも疑問です。
 普通に「TM」なり「ウイルスバスター」なりを名乗ればいいものを、どうしてマイクロソフトの最新版ブラウザを名乗る必要があるのでしょうか?
 こんな仕掛けは、ブラウザ普及率の調査結果によろしくない影響が出るような気がします(あるいは、それを狙ってる?)。
 
 と言うところで。
 ウチには実害はないものの、TMのこういう手前勝手な迷惑行為を認めるのは精神衛生上よろしくないので、対抗策を取ることにしました。
「.htaccess」によるアクセス制限です。
 具体的には、
 
   deny from 66.35.255.
   deny from 66.180.82.
   deny from 128.241.20.
   deny from 150.70.84.
 
 この四行を記述した .htaccess ファイルを CGI のフォルダに置きました。
 128.241.20. と 150.70.84. は実際に当「宿坊」に足跡を残したストーカーのもの。66.35.255. と 66.180.82. は、検索して知ったもう二つのサーバーです。TMは、この四つのサーバーをURLフィルタに使用しているようです。
 本当はサイト全体に制限をかけたかったのですが。噂ではURLフィルタの検査を弾くサイトは、そのままTMのブラックリスト入り、すなわち悪質サイト扱いされてしまうとも聞きます。さすがにそれは困るという理由で、カウンタの CGI にだけアクセス制限をかけた次第です。
 これで問題はないと思いますが、ひょっとして2007をお使いのかたではカウンタが表示されなくなるかもしれません。その場合は、ご連絡ください。また対応を考えさせていただきますので。
 
 なお、ウイルスバスター2008については、調べかたが足りなかったのか、2007のような話は、まだ聞いておりません。が、2007にあることは2008にもありそうな気がします(なにせ、どっちも**な製品ですからね)。
 ちなみに、ウイルスバスター2006のURLフィルタでは、そのような不気味なオヤシロ様が後をつけてくることはありません。妖之佑のヒトミちゃんPで「宿坊」にアクセスして確かめました。
 
 2007や2008の問題多発ぶりもあり、どうにもTMの感覚というのが理解できませんね。
 何かズレてると言いますか……。
 
 
 
 参考にさせていただいた所↓
 
http://www.fulldigit.net/content/view/72/18/
 
http://qp3c.com/str/archives/2008/01/10-2118.php
 
http://level.s69.xrea.com/mozilla
/index.cgi?id=20070805_VirusBuster

 
 


 
■2008/02/06 (水) (旧暦 師走丗日、大祓)
 
 
 これは嬉しいニュース。
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=
20080206-00000021-nkbp_tren-soci

 
 タイでの裁判ですから、どうせタイ企業寄りの判決が出るだろうと思っていましたが。いや、よかった。
 だいたいがチャイヨーが権利を持っているウルトラ作品は例の『ハヌマーン』だけなのが当然のことであって、他のウルトラ・シリーズにまで著作権が及ぶなんてバカげた考えを日本の裁判所が認めたこと自体がトチ狂ってますって。
 これでタイでの問題が収束すればいいのですが。そして、この結果を踏まえてタイ国外での権利を、あらためて円谷プロが取り戻すことができればいいのですが。
 と、ウルトラ・ファンの一人として思うのであります(とは言え、さすがに日本の最高裁で確定した判決については覆らないか……)。
 
 


 
■2008/02/07 (木) 朔 (旧暦 睦月朔日、旧正月)
 
 
『ARIA The ORIGINATION』第5話「その おもいでのクローバーは…」
 
 いや、やっぱウンディーネの制服は夏服に限りますね♪
 
 
 それはそれとして。
 またも心に染み入るお話でした。
 
 アテナさんの美しい謳声、アリシアさんの優雅なオール捌き。
「天賦の才能は望んで手に入るものではない」と特に深い意味もなく言った後輩ちゃんの言葉に、しかし藍華だけはドキリとします。
 気づけば、そう言う後輩ちゃんのオール捌きもペア(見習い)とは思えないほどの巧みさ。そして灯里は友だち作りの名人。
 でも、自分には何もないと気づいてしまう藍華。自分だけがポツンと取り残されているような寂しさ、焦りを感じてしまう。きっと自分なんかより先に、灯里と後輩ちゃんはプリマ(一人前)になるだろう。ひょっとしたら、自分はプリマになることすらできないんじゃないか。
 そんなモヤモヤしたままの気持ちで寮に帰宅、晃さんの部屋で古いアルバムを見て、とどめを刺されます。
 アテナさんがプリマに昇格したときに写した仲良し三人組の記念写真。アテナさんと、そしてアリシアさんも手袋の無いプリマ。けど、晃さんの右手には手袋が……つまり晃さんだけがシングル(半人前)。なのに、昇格したてのアテナさんのことを喜んでる晃さんの笑顔。
 でも、藍華は、その笑顔に隠された晃さんの辛さに気づいてました。今日一日、自分もそうやって無理して灯里たちに笑顔を見せていたから。
「辛かったんですよね!? 苦しかったんですよね!?」
 判ってるのに思わず訊いてしまう藍華。
 そんな藍華に、晃さんが話してくれた昔話。辛かったときの晃さんに立ち直るきっかけをくれた人のこと。
 
 晃さんが姫屋の後輩の中で特に藍華に目を掛けている理由には、そういうこともあったんですね。
 そうして、「プリマになれる御利益付き」の「おもいでのクローバー」は藍華へと受け継がれました。
 
 友だちが夢を実現するのは、もちろん嬉しい。
 けど反面、自分だけが後れを取るのは、取り残されるのは、やはり口惜しいし、淋しくて辛い。焦りばかり感じてしまい、どんどん落ち込んでしまう。
 それをどう乗り越えていくのか。
 たしかに、晃さんは幼かった藍華の言葉に助けられました。けど、無邪気な子供の言葉を意味ある深いものとして捉えたのは晃さん自身。
「でもな、あいつらはいい奴だし友だちだからな。それはそれ、これはこれだ」と言いきる晃さんは、やっぱり強いと思います。
 そして、そんな晃さんの体験談によって立ち直り、才能のある灯里と後輩ちゃんをビシバシ叱咤する藍華もまた強いと思います(つーか、この仕切り屋ぶりは立派な才能では?)。
 
 藍華や晃さんのそんな強さの半分でも自分に欲しいものだと、しみじみと思います。
 
 
 質の安定している『ARIA』ですが、今期は「目指せ、プリマ!」というテーマが一期、二期に比べて強いような印象です。
 原作のこともあり、今期で完結へと向かうのでしょうか。
 そうなると不安もありますが。佐藤順一監督のなさることですから、原作の失態(?)をそのままトレスはなさらないだろうと、あえて期待させていただきます。
 
 
 
 晃さんのポニーティル姿は◎でした。
 できれば次もまた、お部屋のお片づけをしてくださいませ♪

 


 
■2008/02/08 (金) 事納め、天しゃ、小つち (旧暦 睦月二日)
 
 
 赤福の営業再開。
 
 それ自体には関心ないです。
 もう赤福は喰わないと決めてますから。
 
 まー日本人は甘いですね。
 あれだけ悪質な行為を働いた会社の再開を祝うだなんて、人が良すぎると言うかバカと言うか。
 老舗であろうと何だろうと悪い奴は淘汰されるべきなのに。
 
 それもまあいいです。
 勝手に盛り上がっててください。
 
 一番腹が立ったのは、営業再開と同時に、赤福餅がネット・オークションに出品されたというニュース。
 転売行為もここまできたかと、さすがに呆れましたね。七百円の品が二千円で出品、すべて落札されたと言うのですから、買うほうのバカさかげんにも呆れます。
 生菓子ですから、どう考えても食品業者でない者の手を介して消費者の手に渡るというのは好ましくないですし、これで万が一にも食あたりなんて起こされた日にゃ、さすがに赤福が気の毒ですよ。
 再開初日に「お一人様三箱限り」とかの縛りを設けなかったのは赤福側のミスかもしれませんね。このネット時代、何を転売するか判ったもんじゃない。少なくとも、一人で何十箱も買おうとする人が出た時点で考えるべきでしたよ(十中八九、転売屋だから)。
 
 そもそも、ネット・オークションで繰り広げられる転売行為が一向に取り締まられないこと自体に問題があると思います。
 赤福はともかく。
 品薄になりがちな品、人気のある品を発売当日に大量に買い占め、その日のうちに出品する輩はかなり多いです。こやつらの行為のせいで、本当に欲しい人が買えなくて、泣く泣くオークションで高値で買うことになる。そもそもその品の流通で利益を得る権利のないバカ野郎が利益を得るのですから、転売行為は不当行為であると断じていいんじゃないでしょうか。
 発売から一年以上経った物ならともかく。
 少なくとも発売直後(下手すりゃ発売前)に複数を高値で売る行為は一律で取り締まるべきものだと思います。そうですね。定価・通常店頭価格を上回る複数取り引き(当然、開始価格だけでなく落札価格を含む)はすべてクロ扱いでいいでしょう。もちろん、買ったほうもクロとして扱うべきです。
 
 考えれば、ダフ屋という言葉があるのに、どうしてチケット以外の物に取り締まりがなされないのかが不思議です。
 流通ルートに強引に割り込んでマージンを上乗せする行為、適正価格で買う機会を人から奪う行為。チケットであろうとなかろうと、これは迷惑に他ならないでしょう。
 
 そろそろ、思いきった取り締まりを切に願います。
 
 と同時に。
 発売されて月日の経った物は別として。
 発売直後にオークションでプレミア価格で買うのは、みんなでやめるべきです。
 買わなければ転売行為は成り立たないんですから、ここはじっと我慢しましょう。まして、無料の整理券に大金払うなんて愚かなことは、おやめなさいっ。
 バカが損するのは勝手ですが、そのバカどもがズルい人たちを肥えさせるのは、みんなの迷惑なんです。
(とは言え、カネだけはあるバカな消費者が多いから、やめねーだーろーなー。氷川きよしさんのチケットなんて、いつも大人気だし)
 
 


 
■2008/02/08 (金) Mozilla
 
 
 SeaMonkey 1.1.8 がリリースされました。
「rv:1.8.1.12 Gecko/20080201」です。
 
 と思ってましたら、Firefox 2.0.0.12 もリリースされました。
 SeaMonkey 1.1.8 と同じく、「rv:1.8.1.12 Gecko/20080201」です。
 
 


 
■2008/02/09 (土) あえのこと (旧暦 睦月三日)
 
 
 アンテナ低かったせいで、随分と遅い情報ですが。
 それでも、ちょいと面白いネタでしたので。
 
http://www.startrek.com/startrek/view/
store/news/article/2307183.html?page=0

 
『STAR TREK』第一シリーズ(T.O.S.)のフェイザー銃を模したリモコンですね、これ。
 英文を無理して読むと、東芝のDVDプレーヤ専用リモコンで、どうやら『STAR TREK』の HD DVD 販促品、もしくはプロモーションを兼ねた限定販売品のようです。
 既に死に体となった HD DVD規格ですが。昨年は、こんな面白いことをやってたんですね。
 いや、これが学習リモコンで、他社製品にも使えるのなら欲しかったトコ。
 つーか、こういうの日本でもどんどん企画したらいいのに。
 
 


 
■2008/02/09 (土) 泉州もじら
 
 
 泉州もじら 2.0.0.12 がリリースされました。
 
 


 
■2008/02/10 (日) (旧暦 睦月四日)
 
 
『機動戦士ガンダム00』第18話「悪意の矛先」
 
 
 やってくれました。
 昨今のアニメ業界が社会派からの顰蹙を嫌がるこの風潮の中での黒い展開。
 
 プトレマイオス所属の四機を圧倒するかのような戦闘力を誇るトリニティのスローネ三機ですが。
 そのガンダムマイスターである三兄妹は、しかしながら戦争根絶という思想とはかけ離れた、ただの戦争屋だと判明しました。要するに、サーシェスと変わりない血まみれで腐った魂の持ち主。
 
 連中の民間への攻撃は予想できましたが。
 まさか脚本・演出がルイスをあのように使うとはね。
 
 平成の世において仮面ライダーや怪人が改造人間でなくなったのは、制作側が身障者団体の抗議を恐れているから、という説があるそうですが。
 そんな中で、『00』のスタッフは逃げずによく描写したと思います。ガンダム・シリーズが戦争を描くと言うのなら、こういう部分は本当は避けて通れないはずなのですが、最初の『機動戦士ガンダム』からずっと、この手の演出は一度もなかったと思います(なお、OVA『第08MS小隊』はチェックしていませんので判りません)。
 ルイスと沙慈の背負ったものは、『ガンダムSEED』二作で福田監督が安易に連発した“弾ける死体”や“ねじ曲がった死体”などよりもはるかに武力紛争を描写するものであり、それゆえに描くのがたいへんであり、だからこそやる意味があるとも思います(はっきり言って、死体はその時点で役目がおしまいですからね。後に尾を引かない)。
 
 今後のルイスと沙慈の言動には注目したいと思います(沙慈が『無限のリヴァイアス』のイクミみたくはならんと思うし、なってほしくないが……不安かな)。
 
 にしても戦術予報士のスメラギさん。
「ヴェーダ無しでの作戦立案なんて無理」だなどと情けないこと言わんでください。仮にも世界に喧嘩を売ったソレスタルビーイングなんですから。
 どうか、胸だけの人で終わらないでくださいませ。
 
 気象予報士・石原良純氏くらいの図々しさを持とうよ。

 


 
■2008/02/10 (日) 四月が全力で楽しみではある。
 
 
『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』
 
 
 情報が公開されてましたね。
 
 意外なのは、依然としてルルーシュがゼロであるらしいことと、C.C.が健在らしいということ。
 いや、てっきりC.C.はあのまま眠りについたと思いましたし、黒の騎士団も自己崩壊したものとばかり……。
 
 
 にしても。
 日曜の17時という時間帯は、どうなんでしょ。少なくとも、第一期の内容だと、どうにもそぐわない感じなのですが。
 おまけに、新キャラの声に緑川光さんと保志総一朗さんというあたり、ある特定の層を意識している気がしてなりませぬし(笑)。
 
 


 
■2008/02/11 (月) (旧暦 睦月五日)
 
 
『仮面ライダーキバ』第3話「英雄・パーフェクトハンター」
 
 
 井上節全開で正直、退屈です。大先生の筆暴走が既に始まっているようで(誰か止める奴は、いねーのかーっ!?)。
 とにかくストーリも台詞も絵も安っぽくて(ついでに俳優さんたちの演技もダメダメ)。
 渡が、父親の行った過去の不祥事群に落ち込むなら落ち込むで、もっとシリアスに描かないとダメですよ。被害者たちの話をあんなコミカルにやっていては、ギャグなのかマジなのか見えてきません(終盤、その悩みのせいで闘いに集中できず、キバがモスファンガイアを取り逃がしたのですから、いちおうシリアスのつもりなんでしょうけどね)。
 あの女弁護士も、到底弁護士に見えないほどに酷いですしね。どことなく、『龍騎』の北岡先生結婚詐欺疑惑エピソードを思い出しましたよ。
 滑るだけの寒いギャグ(はっきり言って「コンソメパンチ」にすら負けてますから)さえ入れなければ、井上脚本はベテランらしく安定したものなんですけどねぇ……中毒的な悪癖だな、ありゃ。
 
 バウンティーハンターを称する名護が、いかにもなキャラなのも醒めてしまいます。
 何よりも、日本警察が賞金稼ぎに対して腰が低いなんてことはありえませんから、井上先生。
 つーか、過去の作品に出てきた完璧くんたちを連想するんだよな。北條警部補とか、草加@カイザとか、オンドゥルルラギッタンディスカー!!橘さんとか、パーフェクト・ハーモニー矢車さんとか。
 つまり、名護は想定外の事態を前にすると、そのプレッシャーに負けて下品なヘタレになる?(ちなみに、名護が二人目のライダーのようですね)
 
 3話まで観て、1986年と2008年とを並行して描く演出手法に意味がないことも、視聴者の立場としてはっきり判りました。単なる企画の上滑り、ややこしくなってるだけです。
 例えば、前回「組曲・親子のバイオリン」にてオクトパスファンガイアは1986年に愛用のバイオリンを叩き壊されて、それを2008年に修理して“現場復帰”、すなわち人を襲うことを再開しました。この間、何してたんですかね? 飢えをどうやってしのいでたんですかね?
 と言うように、常に22年という年数を置く目的が理解できないんですよ。22年のブランクにちゃんとした意味が設定されており、後々本編で説明されていくならいいのですが……過去の例から見ても完全スルーの可能性が高いんだよなぁ、井上脚本は。
 渡の父親のことを描きたいなら、普通に過去話、回想シーンなどでやればいいことです。あるいは4クールを1986年の第一部と2008年の第二部とに分けてやればいい。半年で主人公を含めたレギュラーほぼ全員交替なんてほうが、大胆でカッコいいじゃありませんか。これに合わせてキバの大幅なデザイン変更とかすれば、スポンサー様もご納得でしょうし。ね?
 
 1986年に母親・麻生ゆりが逃がしたファンガイアを2008年に娘・麻生恵が追いつめるというワンパターンも、やめたほうがいいと思う。
 しかも1〜3話すべてファンガイアとの闘いで追いつめられた恵の危機に、キバが(距離と時間を無視して)駆けつけるという瞬間移動も、これまた井上式ワン・パターン。
『電王』クラスとまでは望みませんがね。少しくらいは工夫して変化をつけてはくださらんものかな、大先生様。
 
 次回は、いよいよ渋い斬鬼さん…じゃなくて松田さんのご登場ということで、大根揃いの『キバ』(まともに演技してるのがキバットだけってのは、さすがに情けないぞキャスティング)に退屈していた身には期待大です。
 残念ながら、ガルルフォームは素手ではなく剣を持って闘うようですが……それくらいは、もういいや。
 
 


 
■2008/02/11 (月) 合掌
 
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=
20080211-00000000-vari-ent
 
 ロイ・シャイダーさんと言うと、『ジョーズ』および『ジョーズ2』の主演が第一に上がるのでしょうが。
 妖之佑としては『ブルー・サンダー』のほうが印象が強いです。
『フレンチ・コネクション』での、いささか「なよっ」とした感じの役柄も、他の作品と比べて違いすぎるのが面白かったです(順番からいくと『フレンチ・コネクション』が一番古いんですが)。
 あとは『2010年』かな、記憶に残ってるのは。
 
 ご冥福をお祈りいたします。

 


 
■2008/02/12 (火) (旧暦 睦月六日、初午、凧揚げ)
 
 
「あらゆる敵を薙ぎ倒す必殺技ヒトデヒート」をぜひお見せしてほしかったぞ、風子。
 
 
 というわけで、『CLANNAD』第15回「困った問題」
 
 
 冒頭に、またも謎の少女とガラクタ人形が登場しました。
 
「また新しい光が生まれた」
 
 意味深な台詞です。
 ちなみに、サブタイトル画面の光の粒は、三個のまま。
 
 渚に脅迫状を出した合唱部員と言い、智代にキャッチセールスよろしく執拗でタチの悪い勧誘をする柔道部員ペアと言い、『CLANNAD』には珍しく黒い人たちが登場ですね。
 まあ、それを言うなら、顔を出さないクセに存在感だけは充分な生徒会も、演劇部と渚に怨みでもありそうなほどに意固地ですがね。
 
 ともかく、智代にフラグが立った模様。
 で、渚と朋也も、さらに互いを意識した模様。
 渚ルートかと思ったのですが、智代ルートの可能性も。
 あるいは、そこに介入してくる杏ルート?
 ひょっとして、意表をついての春原ルート?(あの春原が真剣に怒ったのは意外でした)
 
 どう進んでいくのか、まったく先が見えません。
 今しばらく、学園青春路線が続く模様か?
 
 
 なお、判ってはいたことですが。
 ことみが一気に脇役になりました。前回、朋也にコクったというのにね。
 ゲームだと完全に別ルートなのでしょうが、一連の物語としてアニメ化する以上、しかたのない部分なんだろうな。
 むずかしいやな。

 


 
■2008/02/12 (火) アクセスに関する設定を確認してて。
 
 
「022222」を自爆。orz
 たまに自分チのトップにアクセスすると、これだよ。
 
 
 
 とりあえず↓で癒されとこう。
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=
20080212-00000756-reu-ent.view-000

 
 


 
■2008/02/13 (水) (旧暦 睦月七日、旧七草)
 
 
 クライマックスは、まだまだ終わらないぜっ!
 
 と言うわけで、『電王』ファンには朗報♪
 
http://www.toei.co.jp/tv/den-o
/index.asp?action=entry&num=239

 
http://www.toei.co.jp/tv/den-o
/index.asp?action=entry&num=240

 
 どちらも今から楽しみです。
(ただ、DVDがブラインド販売ってのは気に入らないなぁ……)
 
http://www.animate.co.jp/deno_ova/
 
 
 
 
 
 陸自の次期戦車だそうで。
 
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/
080213/plc0802131146007-n1.htm
 
 90式にも通じるところなのですが。
 機能追及のデザインだからか、カッコいいとは言えませぬ。
 個人的には74式のあのボテっとした形が大好きでした。
 角張ったものなら、タイガーとかレオパルドとかがいいですね。
 シャーマンも悪くない。
 
 
 
 鳩山弟は最近、おバカな発言が目立ちますね。
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=
20080213-00000963-san-pol

 
 脳味噌ちゃんと使ってるのか?(あれでも東大卒なんですと)
 と言うか、こーゆーのを法相にすえた総理がおバカなんですけどね。
 
 
 
 スピルバーグ監督に拍手。
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=
20080213-00000003-vari-ent

 
 しかしながら。
 できれば最初っから引き受けないでほしかった。
 あそこが救いようのないDQN国家だってのは判ってたわけですからね。
 
 
 
 そのDQN国家は、あくまでもシラを切るつもりのようです。
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=
20080213-00000142-jij-soci

 
 理屈から言っても、工場で毒物が混入されたのは自明なのですが。
 なにせ、あの国家は自国の利益のためなら、黒いカラスも「白だ」と言い張るところですからね。
 まあ、そもそも連中の手で真相解明されるだなどと、期待なんてしてませんから。けっ。
 
 


 
■2008/02/13 (水) 合掌
 
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=
20080213-00000981-san-ent
 
 市川崑監督と言えば、やはり石坂浩二さん主演の金田一耕助シリーズですね。
 あの、生活臭の漂ってくる画面作りは独特のものでした。
 
 92歳ということですから、大往生と言ってもよろしいかと思います。
 それに、きっと“あちらの世界”でも、歯の間にタバコをはめてメガホン取っておられる気がします。

 


 
■2008/02/13 (水) ウイルスバスター
 
 
 トレンドマイクロ(以下「TM」)が、またやらかしたようです。
 
http://www.trendmicro.co.jp/support/news.asp?id=1058
 
 妖之佑は幸い、被害には遭いませんでしたが。
 
 この手のトラブルで最も気になるのは、TMが告知のページをサイトのトップから案内しないことです。いつも、こっそり隠すように、まるで言い訳程度に情報公開する。
 普通なら、こういったトラブル情報はトップ・ページに判りやすい形で載せるか誘導するかするものです。と言うか、他社はたいていそうです。
 酷い例になるとTMは告知を一切せず、クレームをつけたユーザーにのみ個別対応ですませたりと、とにかく自社の不手際に対する対処がズルい。ミスを犯したことに対する潔さが一切感じられません。
 
 臭いものに蓋をするこの姿勢は、ウイルスバスター2007や2008が使い辛い製品ということよりもずっと問題で、どうあっても容認できないわけです。
 
 バスター会員期限は残り半年弱。
 そろそろ他社のセキュリティ・ソフトを試しにかかる頃合いかな。

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 追記。
 
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news
/2008/02/14/18459.html

 
 


 
■2008/02/14 (木) 上弦、十方暮入 (旧暦 睦月八日)
 
 
 巷では『みなみけ おかわり』(以下「アスリード版」)が大顰蹙のようですね。
「ぶち壊し」だの「見限った」だの「打ち切れ」だの「裏切られた」だのと散々な言われようです。
 
 が。
 妖之佑は、そこまで酷いとは思いません。
 
 たしかに、前作『みなみけ』(以下「童夢版」)とは、まったく違う切り口でアニメ化されていますので、前作の、あのほんわかペースがお好きなかたには、その落差あるいはギャップに戸惑ってしまうのは当然だろうと思います(実は妖之佑も戸惑いました)。
 ですが、童夢版のことを考えずに独立した作品として観るなら、アスリード版もバランスは取れていますし、巷にゴロゴロしている中身空っぽな萌え系アニメに比べたら、はるかに「作品」しているのではないかと。
 
 まあ、妖之佑は『みなみけ』の原作を知りませんのでアレですが、アスリード版が原作ともかなり違うとすれば、原作ファンの顰蹙はしかたのないところなのでしょう。
 ですが、アスリード版が『おかわり』でなく『みなみけ』として作られていたらどうでしょう? で、童夢版が『おかわり』として作られていたらどうでしょう? 少なくとも原作を知らずに観るかたの印象は、かなり違ったものになったのではないでしょうか? ひょっとしたら「南家三姉妹の平凡な日常を淡々と描」いた童夢版に「ゆるすぎる」という非難が向けられたかもしれません。得てして刷り込みとは、そういうものですから。
 
 もちろん、アスリード版に不満がないわけではありません。
 あのネクラな眼鏡の少年は、どう考えても不要だと思います。
 それと、名無しのキャラたちをすべて黒塗りにする演出は、その意図が理解できませんね。この手法は、視点キャラの疎外感・孤独感を表すためのものであり、単純なエキストラに使ってしまうと変な効果が出てしまいますから。しかもそんな黒子が喋ったりもするのだから気味悪すぎます!
 
 さて。『おかわり』の原作との落差(あるとして)についてですが。
 アニメ化が原作とかけ離れることが悪なのか? と言えば、それは違います。
 と言いますか、そもそも小説や漫画などの印刷媒体原作とアニメや映画などの映像作品とは別物です。同一作品にはなり得ません。
 古い作品の話で恐縮ですが。妖之佑はアニメ『うる星やつら』が大好きで、今でもこれをスラップスティックのバイブルとしています。
 ですが、これほど原作とかけ離れたアニメも少ないのではないでしょうか。特に、ぴえろ版のチーフディレクターを務められた押井守監督とシリーズ構成の伊藤和典さんとで作り上げられたアニメ版の友引町は、原作のそれを遙かに上回る個性とパワーを持っていました。原作では、あたるたちが二年に進級と同時に姿を消したメガネ(原作では呼び名すら無し)の圧倒的存在感。立ち喰いネタなど、後の押井ワールドの重要要素。お銀さん、牛丼仮面などのアニメ版オリジナル・キャラ。等々。
 後に制作がディーンに移りチーフが、やまざきかずお監督に代わってからもその世界設定は受け継がれ(テイストはかなり変わりましたし、ギャグに空回りも目立ちましたが)、最終的に四年半の放送に四本の劇場版という長寿作品として君臨したのは、大成功と言えるはずです(純情子狐エピソードの掘り下げや、案山子の三四郎さんなどはディーン版の功績ですしね)。しかも放送終了後も数本のOVAと二本の劇場版が制作されたのですから。
 ちなみに、ぴえろ版からディーン版への移行はチーフディレクター、シリーズ構成、脚本、演出、作画監督など主要スタッフの総入れ替えと言えるもので、それこそ二つの『みなみけ』ほどの落差がありました。にも関わらず、『うる星』が失敗作品との烙印を押されることはなかったはずです(いくつか救いようのない駄作の回も存在しますが)。
 
 要は、別作品として割り切って観られるかどうかで、その評価は激変してしまうのだと思います。その意味で『みなみけ おかわり』は不幸なのだと、個人的には同情したくなるのです。
 そもそも、どうして二つの制作会社で連続して放送なんてことを考えたのか。
 違いが生じるのはあたりまえであり。それが違和感・落差として視聴者に悪く受け取られてしまう責任は、アスリードにではなく、競作を企画したお偉いさんにこそあると妖之佑は考えます。だって、後攻となったアスリードにしてみれば、先攻の童夢と同じことをやるわけにはいかないじゃありませんか。
 言ってしまえば貧乏クジなんですよ、これは。
 
 まあ、いろいろと申しましたが。
 妖之佑としても、『みなみけ おかわり』よりは『みなみけ』のほうが実は好みではあるのです。
 
 


 
■2008/02/14 (木) Firefox
 
 
 Firefox 3.0β3 がリリースされました。
 U.A.情報は「rv:1.9b3 Gecko/2008020514」となっています。
 
 あくまでβ版ですから、フツーに使うのはオススメできません(妖之佑は APNG画像を見たいので、β版であっても 3.0 を使いたいのです)。
 
 前回、β2リリースのときにびっくりさせてくれた巨大ロボットですが。
 今回は、かーなーりスキル・アップしているようです!
 
http://www.mozilla.com/en-US/firefox/3.0b3/whatsnew/
 
 もう、このまま Firefox 3 正式版のキャラクターに納まってもらいたいですね♪
 
 
 
 なお。
 3.0β3 のアドオン窓にあるPR画面は正直ウザイです。
 入れてもいないアドオンの推薦記事へ強制的にアクセスさせるだなんて、ほとんど広告とおんなじじゃありませんか。
 これ、機能を切れないのかなぁ。
 
 ----------------
 
 切れた。切れたよ。
「about:config」画面で「extension.getAddons.showPane」の項目を「false」にしてやったら消えました。
 あー、これでせいせいした。
 
 


 
■2008/02/15 (金) 涅槃会 (旧暦 睦月九日)
 
 
 こんな検定が。
 
http://weekly.yahoo.co.jp/49/quiz/
 
 この妖之佑、UFO編は楽勝でしたが。
 UMA編とミステリー編は難問ばかりでした。
 くそぅ。
 
 
 
 
 
 さて。
 この水曜に Windows の月例パッチが出たわけですが。
 
 三度目の正直。
 またしてもウイルスバスター2006のプロファイルが壊れ、初期化される事態となりました(せっかく2006を再インストールしたのに……)。
 もうまちがいないと言っていいと思います。
 少なくとも、妖之佑のヒトミちゃんPの環境では、2006と Windows Update で提供されるパッチとの間で喧嘩が生じます。その結果、2006のプロファイルが負ける、と。
 三ヶ月連続で同じタイミングで起こっていますので、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」あたりが怪しいのではないかと推測しています。これだけは毎月提供されますからね。
 あるいは Windows Update の仕様そのものが変わったためのトラブルかもしれません。何せ、2006をもう二年以上も使っているにもかかわらず、トラブルが起きたのはこの三ヶ月に限られているわけですから。つまり元々は問題がなかったということになります。
 そう言えば、昨年の秋頃から何度か、Windows Update を完了して再起動したにもかかわらず、またタスクに「更新の準備ができました」というアイコンが現われたことがありました。もう一度再起動しても出るので、やむなく更新を実行するとすぐに消える(つまり、ダウンロードもインストールも何もせずに終わるだけ)。
 このあたりがトラブルの原因と関係あるかもしれませんね。
 
 かと言って、わざわざ Web で情報を集める気にはなれませんが。
 あまり頻発するようだと困るな、これ。
 毎月毎月初期化では、ファイアーウォールの例外ルール設定がめんどくさいですぅ。
 
 やっぱ、そろそろ別のセキュリティ・ソフトに乗り換えますかな。
(今回の件に限っては、バスターのせいではないと思いますが)
 
 


 
■2008/02/16 (土) かまくら (旧暦 睦月十日)
 
 
『CLANNAD』第16回「3 on 3」
 
 予想どおり青春学園物的展開に終始しました。
 注目すべきは、サブタイトル画面の光の粒。四個に増えています。う〜む。イマイチ、増えるタイミングが判らない……。
 
 とりあえずは、智代ルートになるのかしらん。
 
 なお、芽衣ちゃんが兄のお土産にと持ってきた土偶は、私が欲しいくらい(春原、要らないようだし)。
 
 
 
『狼と香辛料』第六幕「狼と無言の別れ」
 
「剣も魔法もない」異世界ファンタジーということで、毎回楽しませていただいてますが。
 
 メディオ商会の連中に追いつめられて使った起死回生の手が“あれ”というのは、「剣も魔法もない」物語としては、ほぼ反則ではないかと。
 まあ、観ていて他の方法を思いつきませんでしたけどね。
 何か商人的な切り抜けかたが欲しかった気も、せんでもないです。
 
 ときに。
 ホロのあの姿が狐にしか見えんかったというのは、ツッコんではならんのでしょうか。そうですか。
 
 
 
(にしても、すっかり感想日記と化しとりますな。まー最近は、いっぱいいっぱいなもので)
 
 


 
■2008/02/17 (日) 三隣亡 (旧暦 睦月十一日、鍬始め)
 
 
 宇宙の真理によると。
 
「コリン星」の向こうには「へきる星」があるらしい。
 
 


 
■2008/02/17 (日) 百鬼夜行
 
 
 明日は旧暦睦月の子日にあたります。
 よって今宵は百鬼夜行が執り行われます。
 
 


 
■2008/02/18 (月) (旧暦 睦月十二日)
 
 
『仮面ライダーキバ』第4話「夢想・ワイルドブルー」。
 
『電王』が終わって、早一ヶ月経ったんですね〜。
 
 
 既にストーリが破綻しているような……。
 
 全然弁護士に見えないあの女がモスファンガイアだとはバレバレ。
 そのモスが渡の父を「許さない」と言うのは無茶すぎ。つか、その理由が唐突。
 父親・音也が他人様にかけた迷惑あれこれを悔やむ渡の自己解決も、あまりにもポカーン。
 主人公の“瞬間移動”ぶりは相変わらず。
 つか、ファンガイアである綾が、なぜ渡の心を救うような発言をしたのかが意味不明すぎ。
 
 それと。
 あのおじさん二人をあっさりあぼ〜んするのは、あまりにも脚本が投げっぱで乱暴すぎ(井上敏樹氏のお父上・伊上勝さんの脚本では、こんな酷いことはなかった)。
 
 唯一誉められるのは、松田賢二さんの野性的演技(ごく短かったですが)とガルルの活躍です。
「娑婆の空気でも吸いに行くか」の台詞、ザンキさんと違いすぎてゾクゾクしました。
 
 にしても、思ってたとおり『電王』のイマジン憑依からパクリですね。キバのフォーム・チェンジ。
 しかも、ガルルセイバーはどう考えても装甲響鬼の装甲声刃だし。
 おまけに、剣の柄を口にくわえて敵を斬るスタイルは某海賊団だし。
 
 パクリだけですべて成立させるつもりなのかな、『キバ』のスタッフ。
 
 パクリ要素はともかく。
 単純に、ファンガイアは「食欲」で人を襲うだけという図式にしていいんじゃないかと思う。
 どのみち演出が子供だましに終始するんだから、変にややこしい動機付けなんか要らないし無意味でしょ。
 
 
 
※ とある感想記事で理解しました。
 井上脚本のギャグが収まり悪いのは、「なんでやねん」と言う役割の人が劇中に存在しないからなんですね。
 誰も、その異常な展開を異常と指摘しないから、滑ったまま着地できずに終わってしまう。ボケとして成立しなくなる。
 登場人物全員が既地外というのは不条理劇では当然の配置なんですが(主人公も薄々変だと思いながらも結局は流され感化されるのがパターン)、これをギャグでやろうとすると確実に失敗に終わる。
 
 なるほど、これはモノカキを目指す者として参考になります。
 心しておこう。

 


 
■2008/02/19 (火) 雨水 (旧暦 睦月十三日)
 
 
 正直、怖いんですけど…………。
 
http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news
/2008/02/13/900.html

 
 今のアニメやコミックのデザインに比べて、昔のものは立体化に無理があるというのが、よーく判ります。
 これを喜ぶ空港利用客がおられるのかどうか、個人的には疑問です。
 
 


 
■2008/02/20 (水) (旧暦 睦月十四日)
 
 
 HD DVD の敗北が確定したそうですね。
 
http://www.toshiba.co.jp/about/press
/2008_02/pr_j1903.htm

 
 東芝の損失を考えれば、「お気の毒」くらいは言ってあげたいですが。
 それでも、次世代DVDが普及する前に、下らないフォーマット紛争が終結してくれるのは、消費者としては何よりです。
 
 と言いますか。
 東芝は、かつてソニーが敗北したβ方式の教訓を参考にしなかったのでしょうか。
 仮に東芝の言うとおり、HD DVD が技術的・性能的に Blu-ray Disc に勝っているとしても、それだけで市場を支配できるわけではない。そのことを、VHS なんかよりはるかに高性能なβが身を挺して証明してくれているというのに。
 わざわざ先人の轍を踏んでどうしますかね。
 
 それにしても、今回感じたのは。
 大手レーベルの発言力には凄まじいものがある、ということ。
 ワーナー・ブラザースのあれは、まさに「鶴の一声」ですよ。長く続いた話し合い→分裂→歩み寄り→決裂と、とにかくもめにもめた二つの次世代DVDによる覇権争いが、あの一言だけであっさり決着、東芝 HD DVD 側の完全敗北となったわけですからね。
 
 これからは開発段階で、全メーカーできちんと話し合いしておきましょうよ。
 COMPACT disc DIGITAL AUDIO 規格のように。
 ね。
(SACD と DVD-Audio が並立している現状では、次世代のオーディオ規格もどうなるのか実に怪しいものですが)
 
 


 
■2008/02/21 (木) 望 (旧暦 睦月十五日、旧小正月)
 
 
『犬神家の一族』
 
 2006年公開作品のほうね。リメイク版とでも言うのでしょうか。
 興味はありましたが、同時に不安もありました。
 その不安が的中したようです。
 
 巨匠の仕事に素人が言うのもあれですが。
 
 わざわざリメイクしなくても、よかったんでねーの?
 
 です。
 ストーリに変更部分は無いですし。
 構図も、ほぼすべて同じですし。
 演出(血糊が飛ぶとか、犬神佐兵衛の顔が怨霊のごとくに浮かんでくる絵とか)もまったく同じ。
 1976年公開版と同一の脚本・絵コンテから作られたとしか思えません(もちろん、実際にどうなのかなんて知りませんが)。
 
 わざわざ作りなおす必要はなかったと感じました。
 それほどに76年版の出来が素晴らしいということでもあるわけですが。
 
 失礼承知で言うなら、しょせんは監督の自己満足だと思います、これ。
 モノカキを目指す妖之佑としても、何度も何度も修正してもなお満足できずにいる、というのは十二分に理解できます。
 が、他人様を、それも大量の頭数を巻き込むのは、さすがは巨匠にのみ許された贅沢ですね。
 
 でも、あえてやっただけの成果があるかと言えば、少なくとも76年版と2006年版の両方を観ての気持ちとしては「76年版で充分、お腹いっぱい」です。
 だって、観る側としては76年版の時点で完成された名作ですから。今さら、いじっても意味ないですし、いじってほしくないです。
 
 76年版と明らかに違うのはラストです。金田一が那須を去る日の描写。
 でも、これも76年版のほうがいい。刷り込み効果ではなく、冷静に考えても76年版のほうが余韻を残します。
 2006年版の、道を去りゆく金田一が最後に振り返るというのは、さすがにくどいです。ひょっとしたら監督ご自身の挨拶を金田一に代役させたのかもしれませんが、あれはやるべきじゃなかったと思う。
 
 これが遺作になったこともありますし、市川崑監督のことを悪く言いたくはないのですが、どうせやるなら、別の原作を映画化してほしかったと思いますよ。
 なにせ、過去に市川崑監督が映画化なさった『犬神家の一族』『獄門島』『悪魔の手鞠歌』『女王蜂』『病院坂の首縊りの家』の五作品は、どれも名作でしたからね(豊川悦司さん主演の『八つ墓村』は、あえて同一シリーズとしてはカウントしません。悪しからず)。
 せっかく石坂浩二さん主演でやるなら、これらに続く六作目をお願いしたかった。
 
 とは言え、さすがに金田一、老けすぎかな(苦笑)。
 これについて、一点だけ申しますとね。
 ラストで古館弁護士から謝礼と経費を受け取った金田一が領収書を書くシーン。76年版における、このときの古館弁護士の表情が凄くいいんですよ。おそらくは自分の息子よりも若い金田一青年を頼もしげに、そして愛おしげに見るその目がね。
 これは二人の役者さんの間に年齢差があるから成立することで。2006年版では古館弁護士と金田一が同世代ですからね。この演出が不可能なんです。
 地味ながら大好きなシーンでしたから、ここを台無しにされただけでも、2006年版を認めたくないっ、わけなのです。
 
 むしろ。
 過去の五作品を、あらためてじっくり観たくなりましたよ。
 うん。
 
 βのテープには残してるんだけど。さすがに今では画像が荒いよなぁ。DVD買いたいよなぁ……。
 
 


 
■2008/02/21 (木) Opera
 
 
 Opera 9.26 がリリースされました。
 
 


 
■2008/02/21 (木) Netscape
 
 
 Netscape 9.0.0.6 がリリースされました。
 たぶん、ネスケ最後の ver. となるんでしょうね。
 
 なお、9.0.0.6 は FirefoxFlock への乗り換えを促す窓がしつこく上がってくるようになっているという話です。その都度、いちいち「後で」をクリックしないと使えないらしく。
(それを知って、9.0.0.6 へのアップデートに躊躇している小心者が、ここに約一名)
 
http://blog.netscape.com/2008/02/20/
netscape-9-users-time-to-flock-or-firefox/

 
「about:config」あたりでこの機能を切れるといいのですが、切れないとなると、かなりウザイ仕様ですね。
 今さらネスケを使う人は、サポート終了を承知でいる愛すべき阿呆だというのに、そんな警告はおせっかいというものです。
(とは言え、ネスケ9は純然たる北米仕様ブラウザであり、おまけにアメリカ人って実は相当に世間知らずですからな。この手の警告は懇切丁寧粘着質にやらないと、下手すると訴訟問題にすら発展しかねませんし。AOLとしては、警告窓の強制は保身のためにもやむを得ないところでしょうか)
 
---------------------
 
 入れてみました、9.0.0.6 を。
 
 乗り換え促進の警告窓は「後で」の他に「二度と表示するな」のボタンもあり、またアドオン画面で無効にもできます。
 
 U.A. は Gecko 1.8.1.12。
 すなわち Firefox 2.0.0.12 相当です。
 
 


 
■2008/02/22 (金) (旧暦 睦月十六日、藪入り)
 
 
『ARIA The ORIGINATION』第7話「その ゆるやかな時の中に…」
 
 
 ARIAカンパニーの創立記念日ということでお休みを取り、寿退社した先輩・アンナさんの家に遊びに行った灯里とアリシアさん。
 グランマも合流して楽しい時間を過ごすわけですが。
 
 私だけなのかな。
 見た目の優しさの中に、違和感を憶えたのって。
 
 アリシアさんやグランマは言うまでもなく、漁師さんの家に嫁だせいか中々に威勢の良いアンナさんも、灯里を見る目は優しいのですが。
「まだ誰も知らない灯里ちゃんのARIAカンパニーを私たちは楽しみにしている」というお三方の視線に晒される灯里の立場を、「もしも自分なら?」と想像するとプレッシャー凄すぎなんですよ。
 業界最大手のオレンジぷらねっとや老舗・姫屋とは違い、少人数主義を貫くARIAカンパニーは、言ってみれば「一子相伝」です。
 つまり、あのシーンは「すべてを灯里に托す」という継承式の意味合いが強いんですよ。大袈裟でも何でもなく、ARIAカンパニーの今後は灯里の双肩にかかっている。
 これがプレッシャーでなくて、いったい何なんですか。
 
 もちろん、何に対しても前向きな灯里ですから。
 そんなARIAカンパニーに入れたことに、あらためて感謝するわけですが。
 
 しかしながら。
 まだ現役であるアリシアさんが、グランマやアンナさんと同じ目で灯里を見るのは、ねぇ。
 いえ、原作者がやらかした“失態”(?)を知っていますから、理解はできますが……アニメでも同じことやる気なんでしょうか……?
 アリシアさん、現役のARIAカンパニー社員としてもう終わってるような印象なんですよ。つか、灯里の側でなく、グランマやアンナさんの側に立ってるわけだしね。
 やっぱ、原作どおりなのかなぁ……だとすると、もの凄く不安で不満。
 
 どんな形になるかはともかく。
 今期のエピソードはどれも、終焉に向けて、あからさまにまとめに入っていますからね。
 観ていて寂しさばかりが膨らんでいきます。
 
 
 なお。
 グランマの半端でない縮みようと。
 アリア社長の実年齢。
 この二つは、アクア最大の謎ということでOK?
 
 


 
■2008/02/23 (土) 天一天上、醍醐寺五大力尊仁王会 (旧暦 睦月十七日)
 
 
 お気づきのかたもおられるとは思いますが。
 
 当「宿坊」のトップに「Get Firefox」のバナーを貼ってあります。
 これ、「フォクすけぬいぐるみがもらえる!Firefox 紹介キャンペーン」のBコースに参加するためなんですよね(笑)。抽選でたった百名とのことですから、クジ運の悪い妖之佑はもちろんダメ元です。
 対するAコースには確実に貰える方法もあるんですが……。
 
 
 
 絶望したっ!
 友だち十人が難しい自分に絶望したっ!!

 
 
 というわけです(苦笑)。
 
 で。
 世の中には、素早い人もおられるようで。
 
http://foxkeh.jp/blog/1112/
 
 たった一時間半で達成なんて、いくら何でも早すぎます。
 予想外の早さに、十人達成者が主催側の想定を大幅に越え、結果として賞品不足になりゃせんかと不安にもなります(なったとしたら、しわ寄せは抽選のほうに来るでしょうからね)。
 
 にしても。
 友だち百人ならまだしも。
 友だち十人が困難な自分って…………。orz
 
-----------------
 
 追記。
 捕捉されてますね。
 
(以下、引用)
 
 なお、10人ご紹介でもれなくフォクすけぬいぐるみをプレゼントさせていただく特別賞は、通常の抽選による当選者100名様とは別枠にてご進呈しております。多数の方が特別賞に該当された場合でも、通常の抽選での当選者枠は減りませんのでご安心ください。

(以上、引用)
 
 とのことです。
 ひと安心。
 
 


 
■2008/02/24 (日) 二の午 (旧暦 睦月十八日)
 
 
『機動戦士ガンダム00』第20話「変革の刃」
 
 
 実は万能細胞による再生医療が確立されている世界だったということで、前回までのルイスや沙慈の悲嘆ぶりが嘘になりました。
 再生医療が普通の治療手段の一つであるなら、手の一つや二つ、普通の怪我とたいして変わらないですからね。
 種と違い、こういう設定部分をきっちりやってくれるのが『00』だと思っていただけに、残念です。
 
 まあ、それはそれとして。
 前回、ガンダムに対する怨嗟の念に埋もれそうになった沙慈の心が、ルイスの気丈な献身ぶりによって救われたものの。
 GN粒子だか何だかの影響でルイスの再生治癒が不可能と判り、沙慈がダーク・サイドに流れるフラグ、再度立ちましたね。
 加えて絹江さんのアレ。沙慈の天涯孤独が確定したわけではありませんが、それでも沙慈の黒化には充分な気がします。
 と言うか、絹江さんは、てっきりソレスタルビーイングがらみで退場させられると思っていましたからね。あの唐突で急な退場フラグには、ぽかーんとさせられました。しかも、思ったとおりのインスタントな展開だったし……。
 
 なお。
 イオリア・シュヘンベルグは二百年経ってなお生きている気がしてきましたよ。
 意外に近くにいるような気が…ね。
 
 
 放送も残り一ヶ月チョイですから。
 国連軍に大量に導入されたガンダムもどきの軍団によって、プトレマイオスが追いつめられて絶体絶命あたりまでが一期でしょうか。
 第一話に0ガンダムが登場したように。最後の最後にガンダム00のシルエットが出ると踏んでるんですけどね(笑)。
 
 


 
■2008/02/25 (月) 北野天満宮梅花祭 (旧暦 睦月十九日)
 
 
 素朴な疑問です。
 
 TBSの長寿番組『東京フレンドパークII』で、アトラクションをクリアするたびに貰える金貨のことです。
 最後にダーツの矢と交換されてしまい、来場者が持ち帰ることのほとんど無い、あの使い回し専用(?)金貨のことです。  あれ、「一個十万円相当」と言われ続けてますが。
 
 いったい、なに金貨なんでしょう?
 
 ほら。ソヴリン金貨とか、マン島金貨とか、クルーガー金貨とか、明治十圓金貨とか、天皇在位60年記念金貨とか、色々あるじゃないですか。
「金貨」と言うからには、金のメダルなどではなく貨幣なんですよね? つまり、TBSが勝手に作ったものではなく、どこかのお国や自治区がこしらえた公式のもののはずですよね。金なんですから。
 
 いったい、なに金貨なんでしょう。
 それが気になって、夜も眠れません。
 
 


 
■2008/02/26 (火) (旧暦 睦月廿日)
 
 
 ロス疑惑のことをあーだこーだと言うつもりはありませんし、白黒についても素人な部外者ですから言えるはずありませんが。
 
 新証拠が出たとしても。
 20年以上も前に発行された逮捕状がそのまま執行されたという事実には、正直驚きました。
 新証拠に基づいて再発行を求めたわけじゃない、というのがどうにも。
 
 なんか(カテゴリーは全然違いますが)サブマリン特許のような「不意打ち」さ、「卑怯」さを感じて、U.S.A.という国が怖くなりましたよ。
 まさに生き馬の目を抜く社会なんでしょうね。「人を見たら敵と思え」ってか。
 
 そんな国家を相手にするのに、三浦容疑者は、さすがに油断がすぎたと思います。
「サイパンがアメリカだとは知らなかった」ってのは、一般的な海外旅行としても問題でしょ。どこの国に行くのか自分が知らないということですから。『電波少年』(古!)じゃあるまいし、ねぇ。
(とは言え、例えば団体旅行の人たちなんかだと、実は自分がどこの国を廻るのか、今どこの国にいるのか、ちっとも知らない、知ろうともしないって脳天気な輩も多そうだな)

 


 
■2008/02/27 (水) (旧暦 睦月廿一日)
 
 
 屋台骨の傾いている新銀行東京に追加出資しようと言う石原都知事が、実にみっともない。
 と思います。
 
「出さなきゃしかたない。出さないと今までのことがすべて無駄になる」
 
 などと言ってますが。
 これ、一般的にはね。
「潰れかかった会社を何とか建て直そうと無駄なあがきを続ける哀れな社長」の姿そのものです。
 そう。金策に奔走した挙げ句、負債を際限なく膨張させて、どうにもこうにもならなくなって最悪の幕引きに至る、ってアレです。
 こういう場合、未練の感情を抑えてサッサと倒産させてしまうのが、一番少ない損害ですむんですよね。つまり、早期撤退こそが最もましな選択肢。
 
 それでも、自分の会社にこだわった社長さんたちは、まだいいです。選択肢を誤ったための莫大な負債は、すべて本人が背負うわけですから。
 ですが、石原都知事は税金でそれをやるんですから迷惑な話です。追加出資した挙げ句に損害がさらに膨大なものになっても、都知事がその賠償をするわけじゃありませんからね。せいぜい辞任するだけ(あの石原氏ですから、そうなってさえ自ら辞任なんてしないと思いますが)。都知事の失策による損失は、すべて都民が負担するんです。
 
「発案者として責任を痛感している」なんて反省も空々しい。
 反省だけなら猿でもできる。言葉だけならタダですからね。
 責任を取る意志はないのでしょうから、安いものです。
 
 妖之佑は都民じゃありませんが。
 都民の皆さんは、都知事の動向にしっかり注目すべきだと思いますよ。
 
 


 
■2008/02/28 (木) (旧暦 睦月廿二日)
 
 
 予想どおり、目の前に黒いカラスがいるにもかかわらず「カラスは白い」と言ってきました。
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=
20080228-00000055-mai-soci

 
 日本警察庁の反応が芝居でないとしたら、あまりにもお人好しすぎです。
 
 そもそも中国公安省特別捜査班の実態は天洋食品の「弁護士」です。
 頻繁に工場に出入りしていたのは、中で天洋食品側から旨い物を振る舞われてドンチャン騒ぎでもしていたに決まっています。だって、中国人が旧正月の休暇を返上してまで仕事するほど勤勉なはずないじゃありませんか。少し考えれは簡単に判ること。
 百歩譲って休日返上で仕事していたとしても、それは「弁護活動」のために天洋食品側との綿密な打ち合わせをしていたのに相異ありません。
 
 中国公安省が日本警察との合同捜査を望んだのは、あくまでも北京五輪を意識して諸外国に見せるポーズであり、日本警察を牽制、さらには日本側の情報を盗み取るという目的があったに過ぎません。まともに捜査協力する気など、そもそもないんですよ、連中には。
 それが証拠に、日本側は実験結果などの情報を提供したにもかかわらず、中国側からはまともな情報は一切提供されていないと言うじゃありませんか。メタミドホスが袋を浸透するという科学的根拠も示されていないわけですし(当然です。穴でも開いていない限り、浸透することは科学的に不可能なんですから)。
 
 日本警察庁のお人好しぶりにも呆れますが。
 福田総理の腰抜けぶりには、開いた口が塞がりません。
 ここは即座に不快感を表明すべきところなのに、何を他人事のような態度取ってますかね。はっきり言って福田総理の姿勢は売国奴と言ってもいいほどに無責任です。
 
 いずれにせよ。
 中国側が、すべてを日本のせいにするつもりなのは最初から判りきっていたことですからね。
 日本側も「真相究明」などという理想はサッサと捨てて、実利を取るべきです。
 
 すなわち。
 いつまでも中国丸投げの今の生産体制にしがみつかず、即座に依頼先を変えること。
 最終的には中国への下請け依存を廃止させること。
 
 政府がやらずとも。
 消費者が率先して中国製を見限ること。
 日本を守るには、これをどんどん進めていくべきです。
 
 現実問題として、中国製品の質は年々低下しています。
 次々と毒物が検出される食品は言うまでもなく。幼児向け玩具に鉛が付着していたという問題もありますからね。
 これは現地の人件費が高騰しているからに他なりません。安い下請け料金では、まともに仕事をしなくなりつつあるわけです(ついでに言えば、「日本人が買う品なんか真面目に作れるかっ」という意識も、まちがいなく現場の連中にはあると思います)。
 
 頭の良い人は、十年前には中国での生産を見限り、他国に下請けを依存する道を切り開いているんですが。
 大半のメーカーは、どうにも危機感ゼロで、あいかわらず中国に依存し続けてる(妖之佑が買っているトミカやガシャポンなども、そうですね。困ったものです)。
 
 手遅れにならないうちに、中国以外の下請けを開拓しないと、たいへんなことになりますよ。
 
 ああ。
 仮に中国産の食品を輸入禁止しても、日本国内で美味しい中華料理は食べられますよ。
 上海や北京の高級店で出されるフカヒレも干しアワビも、すべて日本産ですからね。中華料理に欠かせない豚肉だって、中国産の豚なんて何を餌にしてるか判ったものじゃありませんし。
 
 
 
 なお、誤解の無いように申し上げておきますが。
 妖之佑は中華全体が嫌いなのではありません。
 日本を無条件に敵視するしか能のない中国共産党および、それに踊らされる何割かの愚かな漢民族どもが大嫌いなだけです。
 
 


 
■2008/02/29 (金) 下弦、三隣亡 (旧暦 睦月廿三日)
 
 
『CLANNAD』第17回「不在の空間」
 
 
 無理を続けていたせいでか倒れた渚。
 しばらく学校を休むということでの「不在」というサブタイトルでしょうか。
 
 そんな「不在」の間に朋也に対し積極的に動く智代と、そうはさせじと暗躍する杏。
 どうやら、二人まとめてのルートのようですね。
 
 朋也の家に毎朝起こしに来るという、まるで「通い妻」状態な智代優勢かと思ったのですが。
 体育倉庫の一件で、杏に全部持ってかれた感じですね。と言うか、杏の描写にリキ入りすぎです。Key の本性がエロゲー・ブランドだということを嫌でも思い出しましたよ(ここンところ、すっかり忘れてて油断した)。
 
 智代に仕返しようと校門で待ち伏せしていた不良ども。
 それを撃退すべく登場したのが、風子! ついに発動される必殺技「ヒトデヒート」……って、そういう技だったんですか。

「もう帰ってもいいですか?」
 
 って、何しに来たんだよ、風子。
 
 それはともかく。
 実力的に、クズが束になっても智代の敵ではありませんでしたが(「見分けがつかない」と一緒に蹴られた春原が不憫すぎ)。
 ケンカがバレては智代の生徒会長立候補が取り消されかねないと、騒ぎを聞いて駆けつけた教師たちの手前、朋也が身代わりになるのはお約束。
 これで、智代に二本目のフラグが立ったのかな。
 
 次回予告の様子だと、停学中の智也ん家に女子全員(渚を除く)が押しかけそうですが。
 智代と杏の直接対決と相成りますかどうか。
 
 とは言え、部長不在の演劇部部室の黒板に何となく「日直 古河渚」と書いてしまうのですから。
 朋也の本命は、もう決まってるようですけどね。
 
 


 
■2008/02/29 (金) 百鬼夜行
 
 
 今宵は百鬼夜行です。
 
 

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