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■2003/11/01 (土) 上弦、小つち (旧暦 神無月八日)
びえぇぇぇっ。
長ぁいことROMさせていただいてた大好きなサイトさんがまた一軒、フレーム化なさっちゃったぁっ。
うええん。
ヤだよーっ。(ToT)
■2003/11/02 (日) (旧暦 神無月九日)
『デ・ジ・キャラットにょ』を観てて――
まさか本当に「小学生」で落とすとは。
予感的中なんて、あまりに自分が情けなひ。
――などと思った日曜の朝。
ちと探し物で、普段行かないパソコン店へ足をのばす(自転車で)。
目的のブツはなかったのだが。
いつもの店では目にできなかったデジタル・カメラの新型があったので、べたべたと触りまくる。
パナソニックのFZ10の質感に、そこそこ感動。
FZ1および2が安っぽかったので、上級機種とはいえ似たよーなもんだろ、と思っていたのがとんでもない。失礼しました。
レンズのでかさもいいアピールになってて、これなら欲しくなるわな。
コニカ・ミノルタのZ1。
巷では「性能はいいものの、デザインが許せないっ」と、けなされてる品だが。
妖之佑もカタログなどで見てて、こりゃひどいデザインだわ、って感じてたのが。
実物を目の当たりにすると、ぜんぜん違ってて。むしろ可愛くていい感じなのだ、これが。
グリップ感もよくて、重さも適度。
これで世評のとおりに起動やレリーズが速いなら、一押しじゃないか、と思ったワケ。
四万円台のZ1。六万円台のFZ10。そして八万円台のフジフイルムS7000(いや、これはまだ出てないけど)。
この三台をテーブルの上に並べたらさぞ気分がよかろ。
あと、ポケット用のコニカ・ミノルタX20と、スナップ用のリコーG4wideがあれば、デジタル・カメラはいちおう完璧。
……って、をいっ。欲しい台数、増えてるやん。
『デ・ジ・キャラットにょ』を観てて――
今どき「ビフテキ」とは言わんだろ。
――などと画面にツッコミいれてた日曜の朝であった。
■2003/11/03 (月) 妖怪警報
とある地域では狐の嫁入りがあります。
■2003/11/03 (月) 十日夜、刈上げ、案山子揚げ (旧暦 神無月十日)
はあ、しんど。
IQテストなんて、メッチャ久々やわあ。
テレビ観とって頭疲れるやなんて、なんや阿呆みたいやなあ。
せやけど、12球団ン中で巨人ファンのIQが最下位やゆうのん、たまたまやろーけど、楽しいなー♪
へ? ウチのIQ?
いややわあ。恥ずかしい。
教えたらしまへん。
ところで。
強化アイテムを手に入れた。
外付HDD。
置き場所のこととか、たいして大容量を必要としないことから、とあるまあるいおかたの助言もあって(ちと割高感は感じながらも)20GBのポータブルを選ぶ。
電源をUSBから供給ってのも、設置がお気楽でいいし。
これまで、保存すべきデータはシコシコとCD-RやCD-RWに焼いていたのだが。
これで容量を気にすることなく、更新分を次々と上書きできる。
というわけで、データのバックアップについても対策を整えた。
ひとまず、ヒトミちゃんの不調への構えは、これでできたかな。
■2003/11/04 (火) 出雲大社神在祭 (旧暦 神無月十一日)
というわけで。
アイテムもゲットして安心、というほどではないのだが、一段落ついたので。
ここで、ヒトミちゃんの不調について整理整頓しておく。
いつから調子が悪かったのかはともかく、気づいたのがだいたい十日前くらい。
Mozilla Firebird を使用中に、枠の灰色にピンクのにじみが出ていた。
下のほうから、あたかもリトマス試験紙の変色みたくジリジリと上がってくるのだ。
Mozilla が壊れたか? などと言いがかりみたく思ったが、違っていた。
なぜなら、他のアプリでも枠ににじみが出るから。
液晶がいかれたのかと思い、確認のために再起動する。
にじむ。
むう。
もう一度、再起動してみるか。
……にじまん。なんだぁ?
妖之佑はワープロを二台持っていて。
その二台とも、液晶の機嫌が悪くなることがある。
そうすると再起動で即、治るなんてことはない。
どっかの画像用の素子が犯人かも、と思った。
液晶にせよ素子にせよ、パーツの故障なら修理に出すしかないなー。
と思いつつ。
ソフトのエラーの可能性も抑えておきたい。
ということで。
Windows のトラブルシューティングを利用してみる。
と。
ディスプレイ・アダプタが怪しいかも。
という結論が出た。
で、指示に従いディスプレイ・アダプタを入れなおす前に。
不調に気づいた時点よりも前の状態にしてみようと思い。
WinXPの「復元」機能を試してみる。
おーっ。
アンインストールした「ウイルスバスター2002」がタスクに復活しておるではないか。
こりゃ面白い機能だわ。
などとのんきに楽しんでいる場合でもなく。
にじみは依然として出ている。
ダメか。
なら「復元」する前に、つまり元に戻すか。
XPは器用だね。同じNT系の2000も器用なのかしらん?
「復元」を諦めて、ディスプレイ・アダプタのほーに移る。
指示に従って、まずはセーフ・モードで起動してディスプレイ・アダプタを削除。
次に再起動。XPはここでも器用さを発揮。勝手に欠けているディスプレイ・アダプタを探してインストールしてしまう。
おー。
にじみが消えたわ。
と喜んだのは、ほんの一時間。
にじみ復活ーっ。(ToT)
こーなってはもう素人@妖之佑の手には負えん。
しかたないので、様子を見ながら使うことに。
で、気づいた。
長時間使ってたり、複数のアプリを立ち上げてたり、モジラにおいてモダン・テーマを使ったり、あるいはブラウズでクソ重たい阿呆ページを開いたりすると、にじみが出やすいようだ。ひどいときは、画面全体の灰色部分に、にじみが展開する。
つまり、CPUへの負荷が高いとか、発熱しているとかのときが、不調になりやすいようで。
で、最初に言ったように、灰色の部分がピンクににじむ。
つまりRGBの中のG、つまり緑色が弱くなるらしい。
そんなこんなで、日にちがすぎて。
とあるまあるいおかたのお知恵によると。
VRAMとやらか液晶がいかれかかってるのではないか、とのこと。
ついでに、VRAMだとしたらヒトミちゃんはノート型だからマザーボードの交換になって高くつくぞ〜、と脅された。
いちおう購入時に5年保険に入っているので金銭的には大丈夫だと思うが、それでも修理に出すという行為そのものが、めんどい。
当分は様子見を続けて、どーにもあかんよーになったら、まずはリカバリをかけて、それでもあかんかったら修理に出そうと思う。
幸いなことに、画面の色がダメというだけで、データ処理がどうこうというタチのトラブルではないので、本人だけが我慢すればすむことだから。
どのみち修理に出すときは、個人データとかは消しておくワケだから、リカバリするのは理にかなってるしねー。
それを見越しての、外付HDDゲットだったりするのだった。
考えみたら、ヒトミちゃんってば店ざらしになってた「展示処分品」だったからねー。
ウチに嫁入りする前に、それなりにくたびれてたと思う。
購入が2002年春。で、型としては2001年のたぶん秋モデル。
半年は店頭にさらされてただろーなー。
■2003/11/05 (水) 三隣亡 (旧暦 神無月十二日)
『ハリー・ポッターと賢者の石』(携帯版)を読了。
まずいっ。
ヤバイッ。
早く続きを読みたくなっている。
とはいえ、第二巻の携帯版のリリースなど、まだまだ先になろう。
う〜……。
どーしよーかなぁ。
■2003/11/05 (水) 妖怪警報
今宵は百鬼夜行です。
■2003/11/06 (木) (旧暦 神無月十三日)
元横綱の曙親方が日本相撲協会を辞職。
水が合わないのかなぁ、などと呑気に思ってたら。
K-1に参戦!?
初戦の相手はあのボブ・サップ!?
戦える体じゃなかろーに。
横綱曙関の引退理由が膝の故障だった。確か関節の軟骨が剥がれてしまい骨同士が直接ぶつかるほどに酷かったそうで。
日常生活ならともかく、土俵の上で200kg以上の体重を支えるなど、とてもな状態だった。それで引退を決意なさったはず。
それが今は戦えると?
それもK-1で?
勘ぐってみると曙さんが協会を去る(以前は「廃業」といった)のには事情がありそう。
未だに四股名である「曙」を名乗ってたからね。
どういうことか、というと。
そもそも日本相撲協会に「親方」として在籍するには「年寄名跡」というもの(別に物体ではないが)が要る。で、この名跡の数には限りがある。つまり親方職は定員制。104か105かな。
だから現役を退くまでにこの名跡を入手していない力士は協会に残れない。
以前は親方として残る場合を「引退」、それ以外の形で相撲を辞めるのを「廃業」と呼んだ。ついでに親方が定年以外の理由で協会を去るのも「廃業」といった。
今は区別なく「引退」っていうけどね(悪いイメージを払拭する意図があった模様)。実は名跡の有る無しで天と地ほどの差があるのだよ。
名跡を取れなかったかつての人気力士たちは、だから廃業後かなり苦労をしておられる。たいがいは蓄えでもってちゃんこ屋さんを開くようだけど。商売ってのも厳しいからね。
では年寄名跡はどうやったら得られるのか?
資格としては、幕内を一場所か十両を何場所か(この数字についてはあやふやなもので)皆勤すればいい。
もちろんそれだけですむはずはない。
先にも述べたように親方の席に空きはない。常時満席だ。つまりは席が空くのを待つことになる。現在親方である人から名跡を譲り受ける約束を取り付けなければならないのだ。
で、これにかなりのお金がかかる。俗に「年寄株」と呼ばれる所以だ。
つまり。
人気力士であっても充分な蓄えとか人脈とかがないと親方になれず協会を放り出されることに。
中卒からこっち相撲一筋で生きてきた人が、その相撲の世界から放り出されるのだ。
土俵を盛り上げた力士に対して何ともフォローのない冷たい世界だと思う。
で、どーにかしようと、裏技で協会に残る人もいる。
まだまだ現役だけども既に名跡を持っている要領のいい人から借りる、という裏技だ。
実際、この手で長く親方を務めてきた人もいる。12個、親方名を変えたんだっけか? まー、最後には借りる相手がいなくなって廃業なさったけどね。
さすがに世論の圧力もあってか、何年か前に協会は制度を少し変えて、幕内経験者に限っては、二年間の猶予を与えるようになった。
引退後二年間は四股名のまま親方を名乗れる「準年寄」制度だ。
ただし、曙親方は準年寄ではない。
「準年寄」制度ができるずっと前から、横綱に限り、五年間の猶予があったのだ。
曙親方はその恩恵で名跡がなくとも親方でいられたワケ。
念のために言っておくけど、貴乃花親方は違うからね。
こっちは「一代年寄」って言って、著しく活躍・貢献した横綱に対してのみ、特別に定員をはみ出して正式な年寄の権利を与えるというもの。ただし、世襲はできない。だから「一代」なのだ。
大鵬親方と北の湖親方が、この一代年寄。
実は千代の富士関にもこの権利が与えられるはずだったのだが、「一代」では自分の定年と同時に部屋が消滅する、という理由から千代の富士関は辞退なさったのだった。
さてさて。
横綱曙関が引退して約三年。
で、未だに「曙親方」を名乗っておられる。
つまりは、名跡を得る目処が立っていない……と。
つまりは、このままいくと、けっきょくは協会を去らねばならない……と。
つまりは、未来に期待が持てない……と。
これも裏技があるにはあるのだ。
部屋の師匠、東関親方が定年を待たずに辞職して曙親方に「東関」の名跡を部屋ごと譲る、という手が。
実際、かつて霧島関が名跡を取れずに寺尾関の「錣山」を借りて親方してたとき、大関だった力士を無碍に放り出すワケにもいかんと、周りが動いて、けっきょく、当時の陸奥親方(元十両の星岩濤関)に因果を含めて退いてもらい、仮の錣山親方に正式な「陸奥」を与えた、といういきさつがあった。外野としては、星岩濤関には何ともお気の毒な気がしたものだ。
曙さんは、まだまだ戦いたい気持ちが消えない、とかっておっしゃっているそうだが。
それよりも、他に喰っていく道がない、という切羽詰ったものがあるんじゃないか、と、以上のことから、いろいろと考えてしまう。
世間は曙さんの参戦に能天気にはしゃいでるよーだが。
あと一ヶ月ちょいしかないスケジュール(試合は今年の大晦日だそうで)では、ボブ・サップが最適な相手とは言えるかも。
サップにはキックがないからねー。
膝に爆弾抱えた曙さんでは、K-1のロー・キックには耐えられるはずがないもの。
道を決めた以上は活躍していただきたいが。
横綱という肩書きは捨てたほうがいいかも。
そもそも体がもたなくて引退した力士が、別の格闘で現役としてやってくのは、相当厳しいってのは素人目にも想像に難くない。
あの元小結・孝乃富士関、つまり安田忠夫氏も、プロレス転向当時は低迷してたからねー。あのまま新日にいたら消えてたかもしんないほどに。猪木さんの元に移って、ついでにヒールに転じて、よーやく居場所を確保できるようになった。いや、今の彼の憎たらしさは稼げますよ。
元横綱の北尾光司氏は、今、どーしてんのかしらん?
とにかく、曙さんは……膝だよな〜。
ついでに、あの人って足が長くて重心が高いから、そもそも格闘技に向かないよーな気もする。
それで横綱になったんだから、凄い人だよ。
一番ノッてた頃の曙関の勢いでK-1だと、そりゃ凄いモノが見られただろーけど。
なんか、釈然としないお話だった。
やっぱ、複雑なんだろーなー、事情って。
■2003/11/07 (金) 十方暮入 (旧暦 神無月十四日)
大量の鯉の受難をニュースで観ていて。
これが人間に対するウイルスだったら、と思い、ぞ〜っとした。
あれだけの威力なら、地球人類とて「あっ」と言う間に大減少してしまいかねない。
となると、地球環境が一気に改善されて、人類以外の生き物にとっては万々歳か。
むー。
地球そのものの免疫システム……とかって考えると、SFだわな。
とはいえ、SARSくらいであんだけ大騒ぎする社会なのだから、ウイルスによっては、一瞬にして人類絶滅ってのもありえるとも思う。
怖いね。
■2003/11/08 (土) 立冬、一の酉、鞴祭、下元 (旧暦 神無月十五日)
天気が良いので、おでかけした。
牛頭天王様でわりと有名な所に。
ちなみに、ニコンEMの初陣(よーやくかい!?)。
ちゃんと撮れてるといいのだが。肝心の扱う本人が下手クソだからなー。
七五三がらみで人出は凄かったね。
ついでに。
駅まで戻る過程であえて裏道を抜けてみると、意外にいろんな社とかが祀られてて、興味を惹かれた。
古い町だからだろうか。
なんとなく、いいなあ。
も一つついでに。
昼食に入った喫茶店の食事が、安いわりにけっこー旨かった。毎日通いたいほどに。
わしの普段の行動半径内でないことだけが実に残念。
さらに、ついでに。
IMEパッドって、阿呆すぎ。
こんな短文で妙チクリンな変換連発だもんなー。
■2003/11/09 (日) 望 (旧暦 神無月十六日)
選挙そのものが大切なのは重々承知。
んが。
全部の局が選挙特番することもあんめ?
局ごとに「当確情報」が極端に違うならまだ面白げもあるかもだが。
どーせ横一列だんべ? 金太郎飴だんべ?
なら、どっか一局で充分だろ。
皆で同じコトやんないと不安でしかたない、ってか。
日本って、こーゆートコがダメダメなんだよなー。
■2003/11/10 (月) 三隣亡 (旧暦 神無月十七日、玄亥)
にしても。
なんでストーリーを変に改造するかね、『子連れ狼』。
元々の完成度が高いんだから、下手に手を加えることもないと思うのだが。
う〜ん。
しょせんは、自分が原作&萬屋錦之助さん版にどっぷりはまってるからの、ヒネた反応なんだろーか?
ところで。
グレー部分だけだった色のにじみが、他の色にも侵食するよーになってきた。
少しずつだが、確実にあかんほーこーに進んでるみたいだ。
まー、自然回復なんてありえねーワケだが。
今、ヒトミちゃんが“入院”ってことになると、びみょーに困るから、どーすべーか。
ある程度はドリキャスで代用は利くけど。
むー。
■2003/11/13 (木) (旧暦 神無月廿日、戎講、誓文払)
金谷ホテルのショコラケーキとムースなるものを食べました。
とっても美味しかったです。
「これだけでおしまい?」って?
いや〜……あんまり長くネットに繋いでられない状況なもので。
そーだなー。
あ、そうそう。
また、ナイジェリアの国名を使った詐欺メールが来ました。
相変わらずの変わりばえしない文章っス。
同じパターンで来るってコトは、これにひっかかる人がまだいるってコト? だよねぇ。
むー。
電子メールを受け取るってことは、インターネットしてるってことでしょ?
なのに、この詐欺事件のことは知らない、っていう人がいるってことかなぁ。
無関心な情報には、触れもしない、ってワケか。
ま、そんなもんかもねー、人ってば。
にしても、怖い世の中でんな。
さ。
そろそろ切って電源も落とさねば。
■2003/11/14 (金) (旧暦 神無月廿一日)
まあ、何と言うか。
いろいろとあって。
人様のお力添えもあり。
予備のアイテム(中古だが)を入手。現在、そのアイテムで文章書きをしている。
まだ慣れていないものの、具合はよさげ。
Webにもつなげることを確認。ただし、WinCE機なので、PNG画像が表示されない。ゆえにウチの本宅も離れも別宅も、穴だらけになってしまふ。
同じCE機系列にもかかわらず、ドリキャスは大したものだ、と再認識。
とりあえず、これで「txt」形式での物書きには“ヒトミちゃん入院対策”が取れたというところか。
あとは、ヒトミちゃんがギブアップするまでは、現状維持で。(← さっさと修理に出さんかい)
■2003/11/15 (土) 七五三 (旧暦 神無月廿二日)
NHK教育でやってた稲作についての番組を観て。
不耕起栽培と冬季湛水。
田を耕すのはあたりまえと思ってきたのだが。
「不耕起栽培」とは、田を耕さないやりかたのこと。
つまり。
刈り入れの済んだ田をそのままにしておき、翌年の田植えのさいにも、耕さないまま、前年の切り株を残したまま、新たな苗を植えるのだ。
耕さないのだから、土は固い。当然、ヤワな苗では根付かない。だから苗の段階である程度たくましく育てておく。
すなわち、この不耕起栽培というのは、稲を甘やかさず、野生に近い状態で育てようというもの。
普通の農法に比べて収穫率は減るようだが、米の質はいいらしい。
そして、もう一つの「冬季湛水」とは。
普通は冬には水を抜き涸れた状態にするところを、一年中、田に水を張っておく農法。
これによって、田が様々な生き物の生活の場となって、活性化する。
一年中水があるのだから、それは生き物たちにとっては池とか沼とかと同義になるのだから当然。
そのおかげで、田の中で生命の循環が成立して、ついでに水の浄化までしてくれる。
恥ずかしながら知らなかったのだが、「工業廃水」に対して「農業廃水」というのもあるんだそうで。
これは田から排出される使用済みの水で、農薬やら化学肥料やらを大量に含んでいる。つまり垂れ流されては環境に悪い代物。
ところが冬季潅水の田では、そもそも排水をしないので、この問題は最初っから排除されている。しかも生物サイクルのおかげで浄水効果まであるのだから、申し分ない。
さらに興味深いのは、この冬季湛水の田では、様々な生き物が生活するために、一つの種類が異常発生するとかのアンバランスが起こりにくいということ。つまり、害虫が増えることもなく(無論、ゼロではないが)、無農薬農法にも向いていると言えるのだ。
画面に映っていた田の土がすごくなめらかなのが印象的。ひょっとすると備前に負けない陶器が焼けるかも、とまで思ってしまった。
不耕起栽培にせよ冬季湛水にせよ(無農薬農法もここに加えるかな)、生産効率という数字のみで見れば魅力に欠けるものかもしれない。
しかし、減反政策なんて阿呆なことがまかり通っている日本では、米作りに効率を求める必要はないと思う。それどころか、これら自然に則した農法には嬉しい副産物が多いのだから、もっと多くの農家で実行していただきたいものだと思った。
なんでも、不耕起栽培では土が固い影響で従来の田植機では通用しなくて、それ専用の田植機が必要なのだそうで。不耕起農法をする農家が増えてくれないと、農機具メーカーさんも大量に作ってくれない、つまり価格が下がらないのだ。
冬季湛水のほうも、皆が使わない冬に一軒だけ農業用水を使うというのは何かと問題視されるらしい。だから、こちらも多くの農家で行ってもらわないことには、いろいろと不都合なのだ。
別に「国をあげてこれらの農法を推進してほしい」などとは思わない。
ただ、従来と違う方法にチャレンジする農家を不当に差別することのないよう、省庁や役所が柔軟な対応をしてくれさえすれば、意欲的な人たちはずんずん進んでいけると思う。
なにせ、この国は何でも横並びでないとならなくて、はみ出した者を集団で虐める傾向があるからねぇ。
田んぼにいっぱいのメダカとカエル。
いいよなー♪
■2003/11/16 (日) 天一天上 (旧暦 神無月廿三日)
横綱武蔵丸関、引退。
それに関しては、「お疲れ様でした」なのだが。
「武蔵丸」親方、だとさー。
おいおい。またも四股名のまんまの親方かい?
振り返るに、平成の大相撲を支えてきた四横綱。
一人として、年寄名跡を継承してない。
まあ、貴乃花関は一代年寄だからだが。
曙関と若乃花関は協会を去ったし。
しかし、若貴とも、はたして名跡を取得しておられたのか、どーか。
若関は、たしか「花籠」か何かを名乗ってたと思うが、これとて取得したのか借り物なのか、よー判らん。
これであと五年以内に、万一、武蔵丸親方も名跡を取得できなかったりしたら……ゴルァ協会、何やっとんねん? となるぞ。
まあ、そーはならんとは思うが……誰かお一方“元平幕”な親方に退いてもらう、って手があるから。
年寄名跡の制度、いや、日本相撲協会そのものが歪んでいる気がする。
協会の理事には自覚はないのだろうが、毎回空席の目立つ本場所の様子こそが何よりの証明ではなかろうか。
訂正ーっ。
若関は引退後、協会退職まで「藤島」を襲名なさってました。
貴関は、若関の退職時、この「藤島」を取得なさったようで。
うろ憶えは危ないね。
■2003/11/17 (月) 下弦 (旧暦 神無月廿四日)
こないだ、外付けHDDを買ったのだが。
本日のチラシにて。
おんなじお店で、おんなじ機種が、\1,800も安いやん。
…………。
しょせん浮世は夢まぼろし。
(;^_^A
■2003/11/17 (月) 妖怪警報
今宵は百鬼夜行です。
■2003/11/18 (火) (旧暦 神無月廿五日)
今度は、蒼樹山関が引退とのこと。
年寄「枝川」を襲名なさったそうで。
ほらねー。
最高位が平幕、つまり三役経験なくても、正式な「親方」になってんのよー。
横綱の武蔵丸関が「武蔵丸」のまんまの親方なのにー。
もちろん、現役時代の最高位がその力士に対する評価のすべてだとまでは言いたくないが。
それでも、やっぱ変だと思うよ。外野からすれば。
まあ、それは置いといて。
蒼樹山関と言えば。
もう何年前になるかなぁ。
本場所中に急性虫垂炎になっちゃってね。
チラすこともできなくて、緊急手術。
当然、途中休場なんだけど。
一週間置いての抜糸ののち。
ソッコーで再出場なさったのだよ!
それで、いくつか白星も増やしたのだから、まいった。
妖之佑が「蒼樹山」の名を憶えたのは、このエピソードがきっかけだから。
たしか、大負けすると“幕下落ち”だったはずだから、必死だったんだろーねー。
それにしても、無茶なさったもんだわ。
(もちろん、記憶違いの可能性がありますので、まんま信じ込まないよーに)
蒼樹山関、お疲れ様でした。
K-1のメイン・イベント観てて。
もし大晦日の試合がまっとうなK-1ルールなら、大晦日の対戦相手がまっとうなK-1選手なら。
曙選手の運命も、今夜のあのボクサーさんみたくなるのは明確。
そのための特別ルールと、ボブ・サップさんなんだろーけど。
なんだかな〜。
■2003/11/20 (木) 二の酉 (旧暦 神無月廿七日)
獅子髪な総理が何と言おうと。
ムーミンをダサくしたよーな官房長官が何と言おうと。
「自衛隊は軍隊じゃない」なんてタワゴトは、日本以外では通用しない。
ブッシュさんは日本に対して軍隊を“派兵”しろと要求してるワケだし。
当該地域の人々は「日本がアメリカの尻馬に乗って侵略してくるかも」と思ってるワケだし。
その他の諸国は「日本は派兵するのかどうするのか」を見守ってるワケだし。
特に亜細亜の国々は、もしも自衛隊が派遣されれば「また大日本帝国が侵略に動いた」としか受け取らないワケだし。
グローバルな解釈は、自衛隊=「世界有数の兵器・設備を誇る軍隊」なワケで。
どう言葉を繕っても、これを覆すことなど無理。
「自衛隊=軍隊」という前提から始めないと、いつまで経っても、ごまかしまやかしわいわいわい。
それではいずれ、どこの国からも信用されなくなると思う。反感だけ買ってサー。
妖之佑は、日本の周辺のことを考えれば、日本を防衛するための武力は必要だと思う。
だから、はっきり自衛隊を“日本防衛軍”と認めた上で、その運営の範囲を明確にするべきなのだ。
そうすれば「専守防衛」という前提から、海外派兵の要求に対しても、はっきりした態度を取れるワケで。
他国から信頼されるためには、己の立場を明確にするべき。
「周囲の状況や諸国家の動向をきちんと見極めた上で慎重に判断・決定する」などというのは、要するに小泉さんが、ご自分を「風見鶏」だって認めてることになるんだよ。
小泉さんが引導を渡して引退させた中曽根さんがかつて、そう呼ばれてたよね。「風見鶏」って。
ところで。
別に商売してるワケじゃないが。
なんとなく熊手が欲しかったりする。
縁起物だから。
…………。
高いから買わないけどねー。
■2003/11/21 (金) (旧暦 神無月廿八日)
超有名な世界的スター氏がとーとー逮捕されましたってコトで。
まー、お金の力で何でもできる(簡単に保釈だしー)お国のこと。
氏もけっきょくは無罪を買い取る――もといっ、勝ち取るんだろーけどサー。
そんなことはどーでもいいが。
捜査当局の発表した容疑者としての氏の写真。
あのアップ、失礼ながら、どー見ても“作り物”に思えてならない。生身に見えない。
氏の例の大ヒット・アルバムを持っているのだが。
そのジャケ写のお顔、健康的なんだよねー。
対して、現在の造型といい、色といい。
前々から「すっごいな〜」と思ってはいたものの。
今回アップ写真を拝見して、ますます疑問が増大。
氏にまつわる奇々怪々な噂のあれこれって、真実なんでねーの?
って。
ホント、どーでもいいことではあるが。
■2003/11/21 (金) 何だぁ?????
変なテキスト広告が付いてるやん。
えー?
「さるさる」さんのシステムが変更?
ったく、気に喰わねー。
場合によっては解約するかも。
プンスカ!
■2003/11/22 (土) 神農祭、三隣亡 (旧暦 神無月廿九日、玄亥)
来年の仮面ライダーが、何だか凄いことになってるらしひ。
手にカード持ってるよー。
ってか、お顔が『ジャッカー電撃隊』だよー。
スペードだのハートだのって、何なんだよー。
お願いですから、東映さん。
どーか、まともなデザイナーを使ってください。
一年近く経ってようやく『555』の“夜間の踏切警報機”に慣れたというのに、またも強烈なボディー・ブローとは。
はっきり言って、酷すぎます。
で、昨日の怒りの続編。
一夜明けて、沸騰した急性の怒りはとりあえず治めた。
とはいえ、今回の「さるさる」さんの行いを認めることはできぬ。
そもそも「さるさる」さんの広告は多すぎる。
バナーが上下二枚。
いやらしいポップアップ小窓が一枚。しかもこの小窓、ブラウザがアクセスに手間取ることがあって、そのせいで日記そのものの読み込みに障害が出る始末。モジラはご存じのとおり「ポップアップ・ブロック」機能があるのだが、ポップアップさせるJavaスクリプトそのものを外部参照の形にしているため、さすがのモジラでも、別サーバーのウザいスクリプトを読まされるハメになる。そのせいで日記の表示が重たくなる。はっきり言って不親切極まりない。
そして今回追加されたテキスト広告。これの気に喰わない点はただ一つ。
日記本文に強制的にくっつくことだ。あたかも、日記の書き手が自ら書き込んだリンクのように。
これは著作権侵害の可能性すらある非道な行為。
せめて、仕切り線の一本でもあれば…………。
今の「宿坊」の在るスペースなら容量にゆとりがあるので、日記コンテンツもHTMLファイルとして掲載することも可能だが。
しかし、それではドリキャスでは一切更新ができなくなる。
それは困る。
ので。
現在、他のレンタル日記を物色中。
とりあえずは「エンピツ」さんと「メモライズ」さんを調べてみようと思ふ。ドリキャスで作動すればいいのだが。
広告以外では「さるさる」さんが一番なのだが……実に残念である、今回の愚かな措置は。
■2003/11/23 (日) 小雪 (旧暦 神無月晦日)
とある山寺に赴く。
某猛禽類で有名なお寺に。
バテた。
杖が欲しかった。
でも景色がメッチャ良かったので、おっけー。
写真は……失敗してなくて気が向いたら載せるかも。
■2003/11/24 (月) 朔 (旧暦 霜月朔日)
もうじき年末だというのにやる事が増えて、もーたいへん。
いえいえ。別に嫌な事とかじゃなくて、やる事そのものはすんごく素敵な事なんですけどね。
それでも、時間も精神力もけっこー消費するので、もーたいへん。
頑張らなくては。うん。
■2003/11/26 (水) 妖怪警報
百鬼夜行でした。
■2003/11/29 (土) (旧暦 霜月六日)
一週間空いてしまいました。
今週はいろいろと雑務に追われまして。
いえ、別に日記の滞りが流行ってるワケじゃないと思います。
たまたま、妖之佑の周辺にてあちこちの日記が滞り気味なだけです。
あとから一週間分の更新もしますけど。
とりあえず今日の日記だけでも。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20031128/sony.htm
話題(?)のPSX――PS2が遊べるHDD+DVDレコーダ――がもうじき発売だそうだが。
この記事によると、ユーザーってかなりナメられてる気がする。
ボーナス&クリスマス商戦に間に合わせるために欠陥品のまま売り出す、というのは言いすぎか?
これもやはり某MS社の影響なのだろうか。
欠陥だらけの商品出して、修正パッチを追加すれば文句あるまい、って開き直ってるよーな。
まあ「窓」はアプリケーションだから意味が違ってくるとは思うが。
HDD搭載とはいえ、録画機というのは家電だと思う。
それをパソコンのアプリ感覚で扱われては、ユーザーはいい迷惑。
聞くところによるとデジタル・カメラもそうらしい。
発売後に欠陥・弱点発覚で、ファームのアップグレードをするとか。
ただ、デジタル・カメラは、あとから発覚して修正ってパターンで、これはある意味、メーカーの良心とも言えるが。
PSXはメーカーが最初っから未完成なのを承知で、「あとで追加・修正すりゃ、阿呆なユーザーは文句も言うまい」ってな態度なワケで、どーにもムカつくのだよ。
まー、妖之佑個人は、βのVTRの生産終了をもって、ここのメーカーの製品を買うことは二度とないのでPSXがどうなろうと関係ない。
唯一の例外はPS2だが、もしもどっか他のメーカーさんがライセンス生産でもなさるようなことがあるなら、そっちを選ぶのは間違いない。セガサターンでは日立とか、ゲームキューブでは松下があったから、絶対に無いとも言いきれないと思うのだが。
■2003/11/30 (日) 山神祭 (旧暦 霜月七日)
いずれこうなることは、判っていたはず。
小泉総理の「痛恨の極みだ」という言葉があまりに白々しく、腹立たしい。
本気で日本が狙われるなどと考えていなかったお気楽さんばかりだったのではないのか、与党側は。ついでに言えば、先日の総選挙で与党側に票を投じた有権者のかたがたも。
前にもこの日記で書いたが。
日本がどう説明しようとも、相手にとっては「日本の軍隊が派兵されてくる」のだ。
ならば、「派兵」する側としての覚悟が必要。テロリストと戦う覚悟が。
お気楽な平和ボケのかたがたに言っとくけど、「戦う」のは自衛隊だけじゃないよ。日本人すべてが戦う覚悟が要るんだよ。テロリストなんてのは見境のないキ印クズどもなんだから、相手に対して戦闘員・非戦闘員・国営・民間なんて区別はつけやしない。
はっきり言って、妖之佑はこれからが怖い。
アメリカの「9.11」のような事態にならないかが怖い。
だからと言って、キ印どもに屈するのも嫌。
何が一番いけないかと言えば、総理の中途半端な態度がもっとも悪い。
ブッシュ大統領から自衛隊の派兵を要請されたときに、昨日のような事態は想定できていたはず。
テロ側が日本の「あくまでも平和目的の派遣だ」などというタワゴトを信じるワケがないことも理解できるはず。
総理なんて地位に着く人は、そりゃあ頭の出来がよろしいはずだからね、我々庶民とは違って。
自衛隊を送るなら、やはり「敵地」に行かせるという覚悟が必要。
もっとも、阿呆な政治家どもと違い、当事者となる自衛隊内部では戦闘を想定した訓練をなさってきたそうだが……そりゃ当然だよね。にも関わらず戦闘制服がウッド・カモなのは間抜け以外の何ものでもない。砂漠地帯に樹木迷彩って何よ。
いや。実はこれこそ、自衛隊が専守防衛のためだけに存在していることの証でもあるのだ。日本国の領域内での活動には砂漠迷彩など不要なのだから。それを海外派兵しようってんだから、それだけの覚悟してほしいよ、総理には。腹を切れとまでは言わないが、せめて政治生命くらいはかけてほしい。
だから、これから先に心配なのは、阿呆極まりない政治家ども(当然ながら野党も含まれる)の圧力によって、自衛隊の武器使用に制限が加えられるだろうというバカな状況。
軍隊であるにもかかわらず武力行使に制限なんてかけられたら、そりゃ「あの世に行け」って言われてるのと同じだ。冗談じゃない。
何と言っても、物騒な地帯に兵隊さんが赴くのだ。その目的が戦闘行為であろうとなかろうと、敵から身を守るための武力にまで制限などは、とんでもなく愚かなこと。
自衛隊を送ることは「軍隊」を「派兵」することなのだと、きちんと認識すべき。
ならば、自衛隊の武力行使に無意味な制限など与えるべきではない。
それと、在イラク邦人全員に国外退去させるべき。
自衛隊が派兵された時点で、そこは日本にとっては「戦闘地域」となるのだから。
それが嫌なら、今からでもブッシュ大統領に丁重にお断りすべき(念のために言っておくが、テロに屈せよと言っているのではない)。
別の国際貢献のやりかたを考えるべき。アメリカに言われて動くのではなく。
ただ、非戦闘員であっても危険は避けられないわけだから、難しいことは難しい。
だからこそ一国の長ってのは頭のいい人がなるんだと、そう期待できたらいいんだけどね。
ところで、今でも「イラクの治安は保たれている」などとほざくつもりかね。派兵賛成派どもは。
だって、派兵するつもりなんでしょ? 今でも。
最後になりましたが。
妖之佑などが言うのも空々しくもありましょうが。
被害に遭われたかたのご冥福を、せめて祈らせていただきます。
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