2002年9月


 
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■2002/09/01 (日) 二百十日 (旧暦 文月二十四日、地蔵盆)
 
 
 九月だよ。おいおい。
 
 何もせずに、今年もここまで来ちゃったよぉ。
 動かにゃ動かにゃ、と思ってるうちにぃ……。
 
 気持ちばっかりが空回りなんだよねー。
 
 要は、真剣味が足りないってことなんだろーねぇ。
 あーあ、ったくぅ。
 
 


 
■2002/09/02 (月) 妖怪警報
 
 
 翌9月3日は旧暦文月戌の日です。
 よって、今宵は百鬼夜行の夜です。
 
 じゃあ、そういうことで。
 
 


 
■2002/09/03 (火) 二十六夜待 (旧暦 文月二十六日)
 
 
『ルドルフといくねこくるねこ』(斉藤洋氏著)
 
 
 やっと読みました。買ってからだいぶん経ちましたが。
 
 面白かったです。相変わらず。
 
 今回、イッパイアッテナの活躍がなかったのが淋しいですが、デビルがカッコよかったから、よしとします(実は、デビルのファン)。
 
 にしても、二作目の『ルドルフ ともだち ひとりだち』から随分と間が空きましたねー。
 四作目って、期待できるのかしらん。だとしても、どんくらい待てばいいものやら……。
 (;^_^A
 
 
 
 
 
 
 
 さて。
 
 お知り合いの日記を拝見し、某G!のF掲を見に行く。
 
 なんだかなー、って感じ。
 勘違いさんと、思い上がりさんの巣窟?
 ってか、あそこで話題にするよーなもんでもないかも。
 
 雰囲気、ホントに変わっちゃいましたねぇ。
 まあ、顔ぶれが変わってるのだから、当たり前っちゃ当たり前なんだけどねー。
 
 でも、やっぱ。
 なんだかなー、なんですよねー。
 
 
 
 
 実は、全然別の所でもっと癇に障るものを目にしたのだが、それは書かない。放置して脳内から消えるのを待つことにする。
 
 
 
 
 
 今宵は『ルドルフ』の余韻に浸りたかったんだけどね〜。
 
 


 
■2002/09/04 (水) (旧暦 文月二十七日)
 
 
 おバカな母子だねぇ。マスコミが会見場に来るのは言い分を広く伝えるためじゃない。お二人のおバカぶりが面白いからだ。それに気づかず、どんどんご自分らのイメージを悪くしてるんだから、おめでたいとゆーか、何とゆーか。おっしゃってることに論理もないしね。先代が悲しんでおられますぞ。
 まあ自業自得。いつまでもしがみついてないで、タレント業に専念なさってお稼ぎになればいいっしょ。
 
 
 
 どーせあの国に決まってるよね。
 今月半ばの例のイベントに浮かれてる場合でもないと思うぞ。あそこ相手では。
 
 
 
 これはちょっとびっくら!
 まさかギリシャでねぇ……。
 
 
 
 あの avex がこーなるとはねぇ。
 エンド・ユーザーが著作権料支払わなくて、いったい誰が払うのさ。タダですむからいい、なんてのは、他者への迷惑なんだよ!
 
 返す刀で――
 音楽レーベルのソフトは高いと思うよ。高すぎ。だって、二時間の映画のDVDが\3,800だか\4,800でしょ、通常版とかで。それに対して、60分前後のアルバムで\3,800とかするわけじゃない。情報量と値段が比例してない(単純比較は難しいが)。
 どっかのレーベルで\500シングルCDって出してらしたよね、たしか。あれをあたりまえにしてほしい。アルバムも思いきった値下げをしてほしい。アーティストに負担を強いずに企業努力で。
 安くなれば、違法コピーも減ると思うよ。絶滅は不可能にしても。
 
 


 
■2002/09/05 (木) (旧暦 文月二十八日)
 
 
 ありゃりゃりゃりゃ!
 
 まさに青天の霹靂!!
 
 これからどーなるんだろ?
 COOLさんに何軒か間借りしている身としては、メッチャ気になる。
 
 URLとか、規約とか、サーバーの仕様とか…………。
 
 
 
 思いきった方針転換に出るしかないかも。
 
 むぅ――
 
 
 
 --------------------------------------
 
 
 
 当のCOOLさんからお知らせは出たものの、これじゃあ物足りないとゆーか、安心できない感じも少し……。
 
 実際に11月になんなきゃ判んないかな、ユーザーには。
 
 


 
■2002/09/06 (金) (旧暦 文月晦日)
 
 
 ついにお掃除ロボが出る!
 こーゆーのを待っていたのだよ♪ エセSF人である妖之佑は。
 
 
 
 とはいえお値段がぁ…………。
 
 おまけにわしの部屋は障害物だらけで、せっかくのロボ君も、まともに機能しないと思われるの。
 (T-T)
 
 
 
 
 
 
 
 さて。
 
 子供に夢を与える映画館ではこんな不正がまかり通ってたとのこと。
 よく聞く話ではあるが、やっぱ、セコいよ。考え方が。
 
 にしても、このお母さんって、すんごいです♪
 脱帽。
 
 


 
■2002/09/07 (土) 八朔、小つち (旧暦 葉月朔日)
 
 
 昨日だか一昨日だか、芥川龍之介氏の『河童・或阿呆の一生』(新潮文庫)を読んだ。
 今さらだが、ようやく読んだ。
 
『河童』は面白かった。
 
 
 だが、『或阿呆の一生』を読んだ時、
 
 
  これを書いた芥川氏は、なるほど死ぬしかなかったな。
  書いてしまった以上、死ななくてはならなかったよな。
 
 
と、納得してしまう自分がいたのだ。
 
 
 
 以下、顔をしかめるかたもおられると思いますので……。
 
 
 
 
 同時に、無性に死にたくなっている自分にも気づいた。
 
 
  理解できてしまった手前、自分も死ぬしかないんじゃないか。
 
 
と。
 
 まあ、こうして日記を書いているので、最終的には“死”を選びはしなかったのだが。
 それでも、どうやって死のうかとまでは、実は考えたのだ。
 
 
 飛び降りは、下の人に迷惑だからダメ。
 以前、ビルから飛び降りた“志願者”が下に停まっていた車の屋根に助けられたという事件があった。気の毒なのはその車の運転手さんで、へしゃげた屋根に首をやられて亡くなったそうだ。
 だから、飛び降りはダメ。
 
 飛び込みもダメだ。
 車や電車の運転手さんや乗客に迷惑となるし、電車の場合、遺族に賠償請求が来かねないので、リスクが多すぎ。
 
 ドラマの定番、カミソリで手首を、というのは、美女にしか似合わない(こらこら!)ので、論外。第一、血を見るのは苦手だ。
 同じく“赤い理由”で、柳刃包丁で切腹というのも、やめておく。介錯人もいないことだし。
 
 首吊りも定番ではあるが、窒息は絶対に苦しい!
 
 銃弾で頭を、というのは、銃がないからアウト。
 
 自らガラの悪い場所に赴き、チンピラか暴走族にケンカを売って、わざと殴り殺されるという手もあるにはあるが、素人の攻撃だと中途半端な致命傷になりそうで、死ねるまでに相当苦しむことになりそうだ。
 
 
 結局、物理的な方法は、すべて却下。
 
 
 
 なら化学的方法はどうだろうか。
 
 
 その気になれば劇薬どころか毒薬でもあっさりと手に入るこの頃の物騒な日本だ。入手は可能だと思う。
 しかし、悪名高き青酸化合物とて、瞬殺というわけでもないはず。
 たとえば飲んで数秒でコロリ、とすると、その数秒で体を壊すわけだから、ものすごく凝縮された桁違いの苦痛を伴うと想像できる。
 そんなのヤだ。
 
 
 とすると、残ったのはアレか。
 
 もう一つの定番。睡眠薬一瓶一気呑み。
 
 眠っている間に行けるというのがどこまで信用できるものかは判らない。
 聞いた話だと、呼吸困難に陥って亡くなるそうだから、意識はなくても苦しいかもしれないし。
 
 でも――
 
 あれこれ考えた上では、これが一番ましな方法に思えた。
 やるならこの方法。睡眠薬なら薬局で簡単に買えるし。
 
 
 で、まあ、あとはいつ実行に移すか、とかって考えてたら、全然本件とは関係ない友人からのメールが届いたりして、それを読んでるうちに、精神状態が平常に戻ってた。
 
 
 だから、まだ生きてます。
 
 もちろん事情を知るよしもないお友だちではありますが。
 こっそりと感謝しております。m(_ _)m
 
 
 
 にしても、『歯車』における芥川氏の、
 
 
 「誰か僕の眠っているうちにそっと絞め殺してくれるものはないか?」
 
 
という文には、正直、今でも共感している部分があるのだが…………。

 
 
 って話。
 
 やっぱ、今日の分は見ないほうがいいと思うよ。
 それでも見たかたは、怒らないように。いちおう隠してたワケだから。
 
 


 
■2002/09/08 (日) 白露、二日灸 (旧暦 葉月二日)
 
 
 安部公房氏『人間そっくり』。
 
 笹本祐一氏『ARIEL』17、18。
 
 岩本隆雄氏『ミドリノツキ』上、中。
 
 
 
 現在、読書の秋強化月間中。
 たまってた積ん読本の消化中である。
 
 
 
『人間そっくり』はさすがですね。読んでる私まで巻き込まれました。
 
『ARIEL』は、惰性って感じ。あるいは看板だけで売れてるってか。
 最初の頃は面白かったんですけどねぇ。
 
『ミドリノツキ』は下巻を読むまで判らない、っと。
 
 
 
 にしても。
 
 最近読んだ中で、これはっ! と思ったのが『ルドルフといくねこくるねこ』と『かっこいいスキヤキ』の二冊というのが、なんとも。
 もっとも『かっこいいスキヤキ』では、中の『夜行』だけなんだけどネ、お気に入りは。
 
 
 
 まだまだあるからなー、積ん読本。一気に片付けたいものだ。
 ラスボスには『姑獲鳥の夏』がいるし……。
 
 


 
■2002/09/09 (月) (旧暦 葉月三日)
 
 
 なーんかヤな出来事ね。
 
 
 
 相撲部屋ってのは一種の閉じた小国家であり、しかもスポ根精神で満ち溢れている(と思う)ため、この手の話はいっぱいある。
 
 
 
 あくまでも噂だが――
 
 九重親方がかつて現役(つまりは千代の富士関)だった頃、同じ部屋の孝乃富士をいぢめており、そのせいで孝乃富士は一度は部屋から脱走した、とかいう噂があった。
 知らない? 小結・孝乃富士関。レスラー・安田忠夫氏と言えば判るよね。
 
 ――あくまでも裏も取っていない噂なので、念のため。
 
 
 あるいは別の話で――
 
 千代の富士関が新弟子の頃、ちゃんこ鍋の汁しか食べられなかった(正確には「飲めなかった」だよね)事とかも。
 その時には、後輩を気づかうこともなく具をすべて食べつくした先輩力士たち(もちろん幕下以下のザコ)から「汁に一番栄養があるんだ」と冷たく言われたとか。
 
 理屈は通ってはいる。鍋物の場合、汁に具のエキスがすべて溶けているので、味も栄養価も高いことは高い。
 
 が。
 しっかり歯ごたえのある具を食べるというのは、心理面では大切なことではないか。
 
 それに、栄養価の理屈を親方やおかみさんが、しっかりした口調で説明するならまだしも、たいして年齢の違わない、番付だけで上下のある“先輩力士”に言われたところで説得力の欠片もない。言われたほうには皮肉・いじめにしか聞こえなかったのではないか、と思うワケ。
 九重親方の当時の心境は判らないが。
 
 
 
 ともかく。
 上の裁判沙汰でも、こういう認識のズレがあるように思った。暴力と指導の違いというか。
 つまり“する側”と“される側”との間のギャップ。
 しかも両者の精神年齢にあまり差がない場合、問題は大きいと思う。
 
 実際にいじめだったのなら論外だが、あくまでも弟子の教育の一環というのなら、その基準をきちんと示すべきだと思う。
 あるいは、誤解(あくまでも“する側”の取り方で)するような子を、あるいはいじめをするような子を、はじめっから入門させないとかの予防措置が必要だと。
 
 
 
 ミスター女子プロレス・神取忍氏は、面接に来た入門志望の女の子たちに対して、まずキツイ言葉を叩きつける。彼女らのプライドをズタズタにするような言葉をだ。
 当然、そのまますぐに席を蹴る子がいる。捨て台詞を吐いて帰ってしまう子がいる。
 それでいいのだ。そんな子は入ってからでも、しごきに耐えられるはずがないのだから。
 
 組織内部のトラブルを未然に防ぐという意味だけでなく、これは神取氏の優しさからの行為だと、妖之佑は思っている。
 だって、入門しなかった子たちってのは、興行面から見ればお客さんだった人たちだ。そんな人を怒らせるのは、営業的にはマイナス。本来なら、レスラーを諦めさせるにしても明るく笑顔で帰っていただいたほうが、将来の収益につながるはずなのだ。
 でも、そこをあえて憎まれ役になる。なかなかできることではないと思う。
 
 
 後輩をしごくのは、それなりの“大人”でなきゃ、ってコトだ。
 
 
 
 相撲部屋は、大学相撲出身を除けば、ほぼ中学卒を新弟子に取る。
 体はともかく、心はまだまだ子供だ。
 ついでに言えば、他の進路、他のかなりの可能性を見限っての入門になる。
 そんな子供たちを預かる部屋には、それだけの責任があるわけで。
 
 少なくとも、見込みがないから辞めさせる、というのは、無責任と言われても仕方がないのではないか。入門前に、しっかりと見極める、あるいは見極められる人に見極めていただく、といった慎重さが欲しい。
 
 他のプロ・スポーツ選手がたいがい高校卒業からで充分に間に合うことを考えても、大相撲のありかた、見直していかないといけないように思うのだが。
 
 
 
 
 
 かって部活(剣道)で、たった一歳違うだけのザコどもに先輩ヅラでいじめられ続けた経験者の、ささやかな意見ということで。
 おかげで、かなり捻じ曲がったんだから、あたいの性格。
 
 


 
■2002/09/10 (火) (旧暦 葉月四日)
 
 
 ぼーとうろついてて見つけたとあるものの飼い方
 
 みょ〜に納得して笑う自分がいた。
 
 


 
■2002/09/11 (水) (旧暦 葉月五日)
 
 
 実は――
 
 昨日もなのだが異常に早起きしている。
 つまりは今、深夜・早朝・午前中。
 
 どうもリズムが狂っているらしく、晩飯前に猛烈に眠くなり、ばたんQ。
 
 二日続けて夕飯喰ってない。
 
 
 それは、まあいい。
 
 
 で、まあ、せっかくのテレホタイム中なのだからと、サイトの更新をしようとして――まいった!
 
 ドリキャス版側が落ちてるよぉ。障害情報も出てるよぉ。
「奈良」はなかなか落ちないサーバーだったのだが、ついに落ちたか。
 
 で、待ってるうちに復旧情報が出、サイトにもアクセスできるようになったので、いそいそと管理画面に入ると――まいった!!
 
 エラーで入れない。
 直ってないじゃん。
 
 いつものことなんだけどネ〜。直ってないのに復旧宣言なさるのって、C**Lさんでは。
 
 
 これはあれか? 滅多に更新しないわしが、珍しく更新を目論んだりしたからか?
 
 ともかく。
 明日には直ってるといいんだけどなぁ。
 
 
 
 
 
 
 
 これだけじゃ、ただの愚痴(いつものこと?)なので、ちろっと。
 
 
 
『ミドリノツキ』下巻を読み終えた。
 
 …………。
 
 悪くはないが、抜きん出てもいない。『星虫』以下の三部作のほうが何十倍も良かった。
 わざわざ三巻構成にした意味も、よく判らない。厚手の一冊でもいけたと思う(あるいは営業上の理由かもしれないが。八百円ぐらいの一冊よりは、五百円×三冊のほうが売り上げが…………なぁんちって♪)。
 
 
 
『ブギーポップ・アンバランス ホーリー&ゴースト』も読んだ。長いこと積ん読状態だったよなぁ、これも。
 
 で――
 
 これってホントに上遠野氏の作品なの?
 メチャ読みやすかったよ? 遅読の妖之佑にして!
 
 お話が素直に進むし、毒もないし。
 
 別シリーズのほうに行っちゃったのかな? 『ブギーポップは笑わない』のエッセンスは。
 とはいえ、他のシリーズは読んでない人なのですが、妖之佑は……。
 
 
 
 さて、お次は何に…………(まだまだ積まれているらしい)。
 
 
 
 
 ついでだからあと一つ。
 
 心配してたんだよねー、こーゆー事態
 
 そもそもなんで緩めたりしたかなー、規制。
 いわゆる“愛好家”なんて深く考える知能ないんだから。ブラックバスの実例でも明らかに。
 
 今からでも再規制できないものかしらん。
 
 


 
■2002/09/12 (木) (旧暦 葉月六日)
 
 
 12分だってサ、ロスタイム
 
 やってますな、あの審判。
 
 
 
 
 
 あらあら、捕まっちゃいましたか……。
 
 ズルいけど、こーゆー時にしか言えないから。
 
 あの人のお寺って禅寺なのよね。なのに霊能者って、変に思ってたのよ、ずーっと。
 
 で、水晶売りまくってた件(いわゆる霊感商法もどき)ってば、解決したのかしらん。
 
 
 
 
 
 こーゆーのは、ビシバシ取り締まって罰していただきたい。
 とはいえ、日本は弱腰だからなー、この手のことには……。
 
 


 
■2002/09/13 (金) 十方暮入 (旧暦 葉月七日)
 
 
 引き続き、読書の秋強化月間中。
 
 
 
『吸血鬼ハンターD』シリーズ。
『D−邪王星団』2〜4。
 
 1のみ、ずーっと前に読んでた。
 だから、ほとんど忘れてたよ、内容。
 
 しかし、四巻にも渡ってだらだと、まあ…………。
 
 このシリーズってば、もうパターン化しちゃってるから、分冊って無意味だと思うんよ。一巻ずつ完結させないと、たいくつなだけ。
 
 だってサ。
 
 要はDが依頼を受けて辺境を渡る。
 途中、成り行きでクセのある連中が同行する。
 次々と敵の手下が襲い掛かる。
 敵は深手を負うものの逃げ延びて、そのたびにDの道連れを消すか、あるいは味方に抱きこむ(ってか洗脳する)。
 で、もっぺんそいつらが襲い掛かる。
 その繰り返しの中、Dは異空間に放り込まれ、一行とは分断される。場合によってはDは相棒の左手とも生き別れになる。
 が、Dは自らの桁違いの能力で、通常空間に復帰。出た所がちょうどメインの依頼人(たいがいは美少女)の危機一髪の場面。敵を瞬殺して、依頼人を助ける。
 そんなこんなで、ラスボスとの決戦へ。ただし、その直前に肝心の美少女をはじめとした生き残りはほぼ例外なく敵の手に落ち、Dの敵側の存在になってたりする。
 で、結末へ。
 
 こんなんが、特に、敵の刺客が何度もリベンジしてくるのが、延々四巻に渡って続くのだ。
 化学調味料てんこ盛りの中華よりもタチが悪い。胸焼けする。
 
 敵の刺客にはユニークなバケモンもいるが、これとて以前の作品の焼き直しにすぎない。たいていどっかで見たような能力を使うからねぇ。
 
 
 続いて読んだ『D−邪神砦』(一巻で完結)のほうがずっとましだった。
 にしても、これのタイトル、なぁんにも考えてらっしゃらないね。『邪王星団』の次に出したヤツだよ、これ。
 
 
 
 あーあ。
 いいよねー、看板だけで仕事になるのって。
 
 
 
 ちなみに。
『D』の最近のと、最初の作品を見比べると、内容の濃さの違いが歴然としているのが判る。
 一ページあたりの文字数がダンチなのだ。
 
 菊地先生様もご出世なさったということなのだねぇ。内容はともかく。
 にしてもサ。内容がつまらないほど、あとがきが強気になるのって、いったい何なのよ?
 
 
 
 しっかし。
 かなりな毒舌。(;^_^A
 
 


 
■2002/09/14 (土) 上弦 (旧暦 葉月八日)
 
 
「Mozilla 1.0.1」の正式版が出た。
 これは「Mozilla 1.0」の改良版というべきもの。見つかったセキュリティ・ホールが修正されている。
 
「1.0」常用の妖之佑は、待ち焦がれていたのだよ。「1.1」は、なんとなく感触が合わないのと、バグが見つかっているらしいし。
 
 が。
 残念なことに、「もじら組」さんなどの有志のかたの日本語パックが、しばらく出そうにないのだ。
 
 とはいえ、待つのもなんだかなー、なので、導入した。
 ツール・バーとかがすべて英語だが、これもまた語学練習(になるのか?)と思い、使っている。
 
 嬉しいのは、これまでI.E.のみだった「marquee」に対応してくれてるのだ。
 無意味なタグだが、GIFアニメを使わないウチでは、このタグはありがたいものだから、「モジラ」でも対応というのは、ありがたいことなのだ。
 
 
 あとの問題は「1.0」で扱ったメールのデータ。
 既存のプロファイルをそのまま横流しして使おうとすると画面が変になるのだよ、モジラは。
 んで、なんとか自力でファイルを移し替えたが、イマイチ不安。
 
 なので、様子見の意味もあり、まだしばらくは「1.0」を消すわけにはいかないようだ。
 少しでも軽くしたいんだけどねー。
 
 


 
■2002/09/14 (土) 妖怪警報
 
 
 明日15日は、旧暦葉月戌日です。
 
 今宵は百鬼夜行です。
 
 
 
 じゃあ、そういうことで。
 
 


 
■2002/09/15 (日) (旧暦 葉月九日)
 
 
 やってくれたよ、『サイボーグ009』。
 
 最終章である「ヨミ編」に突入しているのだが、残りの話数のせいか、詰め込み気味なのだ、ここんとこ。
 それでも、まあ我慢できる範囲だったのだが、今日のは、あかん!
 
 動画の枚数が明らかに不足している。
 通常の三分の一もなかったんでないかい。
 
 それを誤魔化すための、強引なカット割りとか、静止状態とか、無意味なドアップとか…………。
 辛うじて絵そのものが劣悪ということだけは避けられたようだが、それでもプロの仕事じゃないよ。
 
 ついでに言えば、コンテもダメダメ。
 原作においての大切なシーンやカットが使われていない。はしょったシワ寄せだろうが、なんか明らかに脚本も演出も無理してるって感じ。
 
 
 
 あれじゃあ、ビーナもヘレンも浮かばれないよぉ。
 
 


 
■2002/09/16 (月) (旧暦 葉月十日)
 
 
 昨夜の『サイボーグ009』に怒っているのは妖之佑だけではなかったということで。
 
 ここと
 ここね
 
 後々、語り継がれるんだろーねぇ。
 歴史に残る最低『009』として…………。
 
 
 
 で。
 
 どうやら「ヨミ編」のあとにまだ何かある予定だったらしいね。
 ま、どーでもいい。今さら期待なんて…………。
 
 


 
■2002/09/18 (水) (旧暦 葉月十二日)
 
 
 思い立って……というわけでなく、いきなり寒くなったので、部屋のぷち模様替えをした。
 その結果、大量のほこりのせいで、くしゃみ鼻水が止まらんようになった。春先の杉花粉なみの辛さである。まいった。
 
 ただ、いいことも一つだけあった。
 年初めからずーっと行方不明になっていた地図帳が、ひょっこり出てきたのだ。いや〜、まさか、あんなトコにあったとは…………って、一度捜したトコやんか!? なんで?
 まあ、見つかったのだから、よしとしよう。これで、例の第四話にとりかかれそうだしね。うん。
 
 
 これをお読みになっている、何か無くしたモノのあるあなた。
 こんなもんです。期待してない時に、ひょこっと出てくるもんです。希望はゼロではありません。
(with 握りこぶし)
 
 
 
 
 
 さて。
 
 ちぃと気になっていたことがあったので、モジラのプロファイル内のファイルをいじった。
 
 と――
 
 失敗したぁ!
 表示が変になっちゃったぁぁ。
 ファイルを元に戻して(ってか、戻したつもりかな)も表示は戻らん……。
 
 中身のことは訳判んないので(なら、いじくるな!)プロファイルそのものを削除、新規プロファイルを作りなおした。
 結果、メーラーの設定も一からやりなおし。あーあ、疲れた。
 
 それでも、とりあえずは元通りになったようだから、これもまた、よしとしよう。
 
 
 これをお読みになっている、ちょいとどっかいじってみようとお考えのあなた。
 中身の理解できないモノは、いじくらないほーが、絶対にいいですよん。付け焼き刃でどうなるものでもないのです。はい。
(↑ おまえがゆーか)
 
 


 
■2002/09/19 (木) (旧暦 葉月十三日)
 
 
『ラーゼフォン』が終了。
 
 
 当初は、『エヴァンゲリオン』のような理解できないままに終わることはしない、ってなコトをおっしゃってらしたようだが、けっきょくは訳判らんかったなぁ。
 やっぱ、あーゆー大風呂敷は2クールではかなり苦しいのではないか、と思ったね。
 いちおうの説明はあるにはあったが、やっぱり判らん。展開に無理があるように感じる(実は、最終回の前の回を観逃しているので、はっきりと決めつけるのは控えるべきなのかもしれないが……)。
 
 終わってみて、やはり『エヴァ』のパクリだというのが素直な感想。ロボットっぽかったラーゼフォンも最後は“生モノ”になっちゃったしー。
 冒険なさった出渕監督の意欲だけは買ってもいいが、う〜ん。
 
 説明不足なのは来春の劇場版ででも補うつもりなのだろーか。
 正直、放送終了→劇場版というパターンに安易に逃げないでもらいたいものなのだがねー。商業的には避けられない道なのかしらん。
 
 けなしてばかりでは、なんなので――
 あーゆーラストは、妖之佑は嫌いではない。ってか、わりと好き。
 にしても、毎回オープニングを観てたクセに、最終回までこのことに気づかなんだとは、妖之佑、かなり鈍いぞよ。そんなんでは物書きになんて、とてもとても…………。
 
 


 
■2002/09/20 (金) 彼岸入り (旧暦 葉月十四日)
 
 
 このところ、一週間が五日で終わってしまう。
 
 どういうことかって?
 
 月〜金で体力が切れてしまうのだ。
 だから金曜日は特に夕飯前に寝てしまう。寝るつもりはないのだが寝てしまう。ここんトコ『あたしん家』をぜんぜん観ていない。
 で、土曜は丸一日動きなし。日曜はリハビリ。
 
 そんな一週間だったりする。
 こんなんじゃ、胸のときめく出来事に出喰わす可能性なんて、そりゃゼロだよねー。淋しいなー。
 
 …………まあ、どーでもいいけど。
 
 
 
 
 
 さて。
 
 三ヶ月お世話になった「Mozilla 1.0」の日本語版とサヨナラした。
 これ、インストーラー版だったから、なるべく早く削除したかったのだ。レジストリいじるのって好きくないのよねー。
 別のモジラにメール・ファイルを移すことができるのをいちおうだが確認できたので、思いきってアンインストールした。
 ちょっと名残惜しかったが、すでに「1.0.1」を常用としているので、残しておいても仕方ないし。
 
 心持だが、“ヒトミ”ちゃん(PCの名前です♪)の起動が軽くなったようだ。
 モジラのインストーラー版には、多少の問題があるらしいとは聞いていたので、あるいは重たさの原因の一つは、この「1.0」だったのかなぁ、とも思う。
 実は、「プログラムの削除」で消せなかったファイルがいくつかあり、手作業で消したので、この説はかなり当たってるかも。
 
 やっぱ、モジラはZip圧縮版に限ります。個人的には。
 
 
 
 1.0 の分軽くなったとはいえ、実は「Windows XP SP1」のせいで、けっきょくは重たい!
 ついでに言えば、ダウンロード&インストールだが、一気に30MBじゃなくて、3MBずつの分割配布とかにできないのかねぇ。十日かけてのんびりとできれば気も楽なのにねー。みんながみんなブロードバンドじゃないんだからぁ。
 
 起動の重たさは“ヒトミ”ちゃんだけの現象かもしれないが、とにかく問題。
 まじで、復元機能でSP1無しに戻そうかとすら思っている。
 
 まあ、も少し様子見ではあるが。
 
 


 
■2002/09/21 (土) 十五夜、仲秋の名月 (旧暦 葉月十五日)
 
 
 曇っている。
 
 むー。
 
 朧月で楽しむしかなさそ。
 
 
 
 
 
 さぁて。
 
 期待の「Wazilla 1.1」がリリースされた。
「Mozilla 1.1」を元に「もじら組」さんが日本語化&バグ修正なさったものだ。「和じら」という洒落なワケ。
 
 で、早速、ヒトミちゃんに入れた。
 動かしてみて確認した上で、「Mozilla 1.1」のほうは削除である。お疲れ様でした。
 
 やっぱツール・バーが日本語なのはいいねー。「Mozilla 1.0.1」のほうが安定しているのだが、これからは「Wazilla」を使ってしまうかもだ。
 もっとも、一つ問題が発覚してはいるのだが。まあ、じきに修正していただけるものと思っている。
 
 
 
 
 
 んーで。
 
 年二回の中古カメラ市。秋の分が開催中なの。
 
 お金もないのに行ったわさ。
 で、ジャンクを捜したわさ。
 
 んが、出遅れがたたって、ロクなのが残ってない。ったく、ハゲワシどもめ。山のようにかっさらっていくのは、やめてくれい。楽しみはみんなで分かち合おうよー。
 
 とりあえず、レンズ・キャップとペンタックス用の合皮カメラ・ケース二つ。これで \100+\500+\200 也。
 
 あと、これは珍しいELMOのW8ムーヴィー・カメラを発見。W8フィルム用のはゼンマイしか知らなかったのだが、さすがはELMOさん。バッテリー駆動のがあったのねん。バッテリー・ボックスを見ると、単三四本を使うようだ。
 これは \800。そりゃそーだ。もうフィルムは手に入らないからねー。まぢでジャンクだもん。
 
 でも面白いのだよ、集めだすと。
 W8のカメラは、けっこー溜まったなぁ。ガラス・ケースにでもずらぁっと並べたら、さぞ絵になることだろふ。もっとも、ケースの置き場がないが……。
 
 
 一つ口惜しいことが。
 
 ニコンのEM。\16,000。
 予算がなくて、泣く泣く諦めた。安いんだよー、このお値段ならぁ。
 
 財布が淋しいクセして、こーゆー場所に出張ると、だから辛いのよねー。
 なのに行かずにはいられない。性よのう。
 
 


 
■2002/09/22 (日) 天一天上 (旧暦 葉月十六日)
 
 
 
 
 
 
 
 寺尾関、お疲れ様でした。

 
 
 
 
 
 
 
 で――っと。
 
『サイボーグ009』ヨミ編最終回前夜スペシャル。
 
 ご大層な言い方をしておられるが、要は無理がたたってのスケジュール調整。
 どーせなら、致命的失敗をする前に実施なさればよかったものを。
 
 本編で間に合わなかったカットとかが追加されているのかと思って観たが、んなもんはなかった。
 DVDでは修正されるのだろーかねぇ。私ャ買いませんが。
 
 あ、一つあったわ。
 例の、ビーナたちの悲惨なシーン。あそこだけは、本来のまっとうな画像になってた。
 ホント、先週の本編は酷すぎたからねー。
 
 次回、ヨミ編最終回はちゃんとなってるんだろーね? ね?
 
 


 
■2002/09/23 (月) 秋分、彼岸中日 (旧暦 葉月十七日)
 
 
 明けて月曜日。
 
 大相撲九月場所における貴乃花関の健闘に水を注すと叱られるのだろうが。
 
 
 毒舌@怪之佑に言わせれば、今場所は実によくできた台本(をいをい)だった。
 
 だってー、一番人気の貴関が一年以上のブランクを経てコンディションも充分でなくの土俵、しかも横綱審議委員会の出場勧告(実質、引退勧告を含む)を受け、力士生命をかけての出場である。
 これだけでも、浪花節な日本民族が放っておくはずがない。しかも、ちゃあんと序盤に平幕相手に二敗というハラハラ場面が設けられていて、演出効果もバッチリ。
 中盤は白星を重ね、終盤になってみれば、優勝争いの一角となっている。
 で、お約束どおり、千秋楽は優勝を争っての武蔵丸関との一騎打ち。しかも、協会のメンツが立つように、賜杯は武蔵丸関の手に。
 貴関は、けっきょくは場所前に横審の提示したボーダー・ラインの12勝という、ぴったんこの成績で終わる。
 
 驚くほどに完璧な筋書きではないだろうか。
 
 実際、今場所のお客の入りも、テレビの視聴率も、先場所までの低迷が嘘のように好調だったらしい。幕内の取り組みへの懸賞金の付きも、かなりよかったようだし。
 興行的には大成功な場所と言えよう。
 
 
 だが、冷静に見てみれば、くだらない場所だった。
 
 貴関の黒星が、序盤の平幕に対する二敗と、千秋楽の武蔵丸戦との三つである。
 つまり、たくさんいる大関が一人として、貴関に土をつけられなかったのだ。こんなバカな話があるだろうか。
 これが貴関と大関陣との力の差だというのならば、そんな弱い大関を大量生産した協会と横審が救いようのないおバカであるという証明になりはしないか。
 
 
 
 横審の論調の変化も実に怪しかった。
 
 場所前、横審のW氏(プロ野球セ・リーグをつまらなくしている張本人ネ♪)は、稽古総見にて四股踏みに徹してついぞ土俵に立たなかった貴関を「失望した」と切り捨てた。そして、“最低12勝”の条件を言い出したのも、たしかこの人。
 それがだ。
 勝ち越しを決めた(つまり八勝した)とたん、「来場所以降も頑張ってほしい」と、ベタ褒めである。
 何を言っているのだろうか、この爺ィは。と思ったね、正直。
 十何年もプロとして相撲を取ってきている貴関ならば、コンディション作りにおいて自分のやり方というものがあるはずだから、稽古での申し合いがないからって、ド素人の爺ィが何をか言わんや、なのである。
 
 で。
 この八勝の時点で、貴関への引退勧告の可能性はゼロとなったのだから、おめでたいというか、怪しいというか……。
 
 
 ついでに言えば。
 千秋楽、武蔵丸が優勝を決めたのを受けて、「長期休場明けの貴乃花が優勝しなくて、協会としての面目も立った」と本音を漏らした親方がおられたとか……。
 さすがに、それだと貴関以外全員不甲斐ないってコトだかんねー。
 
 
 でも、この“本音”に、すべてが集約されてるよーに思うのだよ。
 
 貴関はこの場所は健闘しなくてはならない。決して引退するハメになってはならない。
 で、観客のハートを鷲掴みにしなければならない。
 だが、優勝するのは、やりすぎなので、避けねばならない。
 
 どーだ。
 見事な筋書きではないか。
 
 
 やっぱ、くだらない場所だったね。
 
 
 
 
 
 今場所で引退なさった寺尾関と貴闘力関(他にもおられるが、このお二人は“顔”だったから)には申し訳ないが、この頃の大相撲は、楽しめないのである。
 
 


 
■2002/09/24 (火) (旧暦 葉月十八日)
 
 
 実は。
 
 ウチのヒトミちゃん、起動が激重なのよ。
 そーだね。だいたい15分くらい、ファンがフル回転してるね。その間、アプリをまともに立ち上げることもできず。
 
 ウィルスでも侵入したかと疑ったよ。ウイルスバスター常駐だけどサ。
 
 で。
 今日、デフラグしてみた。ちと怖かったのだが(アプティバくぅんの時の事故があったからねぇ)。
 んが効果なし。全然重たさは変わらん。
 
 感触としては、ウイルスバスターが原因のような気がしてならないのだよ。
 必ずタスクに座ってるから。
 そして接続中に実行されるデータのアップデート直後にも激重になり、ブラウズできなくなったりするから。
 
 で。
 試しに起動直後にウイルスバスターを終了させてみた。
 か…軽い。すっかり元に、というわけではないが、軽い。
 やっぱ原因はこいつ? まさかファイルのどっかが壊れてるとか、何者かに侵入されたとか?
 
 で。
 強制終了してみて反応がなかった際、タスク情報にて「POP3 Trap」が無反応ということが判った。
 つまりこいつが犯人と、ほぼ断定できるワケ。
 
 尻尾さえつかめばこっちのもの。
 検索エンジンというつおーい味方があるのだ。
 
 で、検索結果。
 やはり原因はウイルスバスターだったようだ。
 この中の「POP3 Trap」というメールのチェック用アプリ、起動時とアップデート直後に自動で動くのだが、こいつがOS等との相性によっては、CPU占有率100%という暴挙に出るそうなのだ。
 100%!!
 そりゃあ冷却ファンもフル回転するし、他のアプリが使えなくなるワケだわ。
 ヒトミちゃんは15分ほどだが、人によっては5分だったり、1時間(!)だったりと、まちまちばらばら。1時間は泣くよなー、まぢ。
 
 トレンドマイクロさんでも認識はしておられるようだが、原因は不明らしい。つまりきちんとした対策は今のところなし。
 
 にしても不思議なのは、パソコンによって症状が出たり出なかったりという再現性のなさ。
 情報によると、Netscape 7 PR1 を入れている場合は高確率でトラブるらしい。
 
 でもサ。
 ヒトミちゃんには、ネスケ7は PR1 はおろか正式版だって入れてないんだよ。なのになぜ?
 モジラでその症状っつー情報もないし。第一、ヒトミちゃんに入ってるモジラは全部 Zip圧縮版で、レジストリいじってないしー。
 
 早く原因が判明するといいね。
 
 


 
■2002/09/25 (水) (旧暦 葉月十九日)
 
 
 柳美里氏、敗訴。出版差し止めが確定。
 
 最高裁まで行ったが、実はこれは単純な問題だったはず。
 
 
 要は、無断で小説のネタにされてしまった人が「それは嫌だからやめてっ」て言ってたってことでしょ。
 なら、「ごめんなさい」するのが人の道だと思うのだが。どうやら柳氏には、そういうごくごくあたりまえの倫理・道徳観はないようで……。
 
 
 表現の自由なんたらかんたら言う前の段階なのだよ、これは。
 
 
 念のため裁判の争点を確認(あくまで報道されてる範囲で)したが、原告のかたがネタにされてるってのは被告側も認めているんだよね?
 争点は、あくまで、嫌がる人のプライバシーをさらしものにしてまで出版する価値があるかどうかってトコ。
 で、最高裁は出版はいかん、とした。最高裁にしては珍しく妥当な結論だと思う。
 
 大切なのは、ネタにされたご本人が、それを嫌がっている、迷惑がっている、って点のはずだ。ここだけなのだ。単純な問題なのだ。
 それを芸術のためとか何とかに逃げたり誤魔化したりしないでほしい。
 
 芥川賞を取ったからって、人の心を踏みにじる行為が許されるわけではないのだ。
 神でもない、たかが一作家ごときが思い上がるのもいいかげんにしてもらいたい。
 
 
 ここまで問題大きくして、柳氏の人となりも周囲に知れたのだから、皆さんご用心なさっているのだろーねー。
「気をつけろ、ネタにされちまうぞ」ってサ♪
 
 まあ、自称“芸術家”ってのには、自己チューなの多いから。
 桑原桑原。
 
 
 これがサ、ネタにする相手がすんごい悪人で、どす黒い金を稼いでて、眉毛動かすだけで人を何人でも殺めるなんてぇ、とんでもないヤツならばだ。
 それを果敢に暴露しようとする(こういうのにこそ表現の自由が適用されるべき)書き手を妖之佑としても応援したいとは思うが。
 そんなご立派な志ってワケじゃないんでしょ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 例のことにはあんまし言及したくないが。
 それでも一点だけ。
 
 あの人物の台詞、前に似たよーなのをどっかで目にしたことがあるんだよねー。
 
 あ、そうそう。
「弟子が勝手にやった。私は知らない」
 これだこれだ。
 
 似てるよねー。いろんな意味で。
 
 


 
■2002/09/25 (水) も一つ。
 
 
 それと。
 昨日書いた起動時間のトラブルの件だが。
 
 トレンドマイクロさんに問い合わせたところ、丁寧な回答とともに解決策をちょうだいした。
 結果、改善されたよ。よかったよかった。
 
 ネスケ7だけでなく、モジラ1.0 でもトラブルが確認されているとのことで、しっかりヒトミちゃんも該当してたワケ。
 
 ともかく、トレンドマイクロさんのサポートのおかげで、助かったのでした。
 
 


 
■2002/09/26 (木) 彼岸明け(旧暦 葉月廿日)
 
 
 一つ、宿題を済ませることができた。
 
 受注が今年のお正月だから、なんと九ヶ月もお待たせしてしまったという、あまりと言えばあまりな牛車ぶり。
 なんせ、カウンター「5000」番のリク権だったんだもんねー。あらまあ。
 
 
 まあ、それはいいが(いいのか?)。
 
 
 何が言いたいのかとゆーと。
 この宿題にて、初体験をしちゃったのだ♪
 
 いや、たいしたことではない。
 最初から最後までほぼ全部をPDAで書いたのだ。ってコト。
 
 四月だったか、とあるまぁるいおかたから譲っていただいた、カシオペアA-60。
 これできちんと書いた初めての作品ってことになるのだ。
 
 書けるもんだねー、あんなコンパクトなので。
 正直、出先で浮かんだアイデアなどのメモぐらいに使えれば、と思っていたので、一歩も二歩も前進したって感じがしている。
 
 同時に、場所が変わると、きちんとした原稿でも意外に筆が進むということも発見。
 出先の合間合間にちょこちょこ書いて、ほぼ一日で出来上がりだから、遅筆な妖之佑にしては、上出来だったのだ。
 
 
 あえて難点を挙げるなら。漢字変換の感触の違い。
 それと。
 帰宅してから、ヒトミちゃんで細かな修正をしようとしたら、自分が小人になっちゃった気がしたってコト。キーボード、でっかいんだもん。
 
 つまり、大した問題点はないってことだね。
 
 
 単三電池二本でこんだけのことができるなら、こりゃ安い買い物だった。格安で譲っていただけたってこともあるしネ。
 おもちゃのつもりでの入手だったが、これはツールであると、半年も経ってから認識できたのであった。
 
 
 というわけで。
 とあるまぁるいおかたに――――礼。
 
 


 
■2002/09/26 (木) 妖怪警報
 
 
 毎度お騒がせですが。
 明27日は旧暦葉月戌日ですので、例によって今宵は百鬼夜行でありんす。
 夜間外出の際には草履をお忘れなきよう。へっへっへっ♪
 
 


 
■2002/09/27 (金) 社日 (旧暦 葉月廿一日)
 
 
 昨日の日記とも、ちぃと関連するのだが。
 
 
 実は先日、お出かけしてきた。
 洛北の地、鞍馬に。
 
 
 これで五度目。
 
 
 だが、何度行っても、いい。
 本当に、いい。
 
 どうやら妖之佑の中では、「京都に行こう」というよりも、「鞍馬に行こう」というのが確立されているらしい。
 
 
 そして、五度目ともなると、懐かしい気持ちにすらなってくる。
 山はいいねー(しみじみ)。
 
 
 街中を出発する叡山電車。
 それがたった30分で山の中なのだ。
 この叡山電車のゴトゴト感が、またいい。いかにも「でんしゃ」なのだ。
 まあ「EIDEN」という愛称には、あえて何も申さぬが……。
 ともかく、車窓からの景色に、まずは酔いしれ、ご機嫌。
 
 
 んが。
 山門からは問題噴出である。
 
 去年の春に比べ、またまた体力が落ちてしまっている。
 いや〜、息の切れるのが早い早い。この一ヶ月の内にまた一つ、歳も取ったしねー。
 ほんま、情けないわ。
 
 にしてもね、石段は疲れるよ。土のほうがぜったい疲れないよ。
 だって、石段だと自分の歩幅で歩けないんだもん。これでかなり余計な体力を削られるのだ。
 
 石段と言えば。
 昨年訪れたときは、本殿の修繕のため、拝殿がかなわなかったのだが。
 今回は、本殿から奥の院までの山道で、石段の設置工事をしていた。参拝・ハイキング客の便宜を図ってのことだろうが、これではますます妖之佑は疲れてしまう。まいった。
 この工事のおかげで、せっかくの鞍馬の山が機械音で騒々しく、また、息切れの肺に自家発電機の排気ガスが入ってくるので、苦しくってならなかった。勘弁してよー。
 
 
 
 発見なのは、こーゆー出先での文章書きが、案外はかどるということ。
 新幹線の中でも多少書いたが、つづら折りでバテたこともあって、境内のベンチとかで休憩がてら、カシオペアちゃんのキーを叩いていたのだ。これがけっこう進む。
 まあ、風もさわやかで、心地良かったこともあるしねー♪ ミンミンゼミとツクツクホウシも鳴いてたし♪
 いや、風流風流。
 
 こーゆー環境で日がな一日、のんびり執筆というのは、きっと気分いいだろーねー。
 ついでに、あそこの霊宝殿(鞍馬寺の宝物館)のお向かいにある冬柏亭(與謝野晶子氏の書斎)。もしあそこに居られたら、そりゃ、いいと思う♪(だから「Bookend-Akiko」ってワケじゃないんだけどネ)
 あーゆー庵、欲しいんだわ。
 
 
 そうだ!
 
 なるべく朝早くに出発して、なるべく早く本殿に到達して、そこで夕方まで、のぉんびりと執筆。
 んーでもって、その日は鞍馬温泉とかに宿泊ってのも、こりゃ、かなりぜーたくかも。
 
 でサ、でサ。
 独りじゃなくってー、素敵な人と二人連れなーんてったら、もー最高だよねー♪♪♪♪
 あーっ、いやーん、恥ずいぃーっ!!
 
 
 ……………………。
 
 
 だから、まだまだ修行が足りぬのだよ、妖之佑は。
 こんなザマでは、来世、天狗道に転生などできぬぞ。
 
 
 
 ちなみに。
 いつものことだが。
 帰りには、とち餅と木の芽煮を忘れずに買い求め、帰宅後に美味しくいただきました。
 
 
 
 また、行こう。
 
 できれば今度は二人連れで。(← をいっ!)
 
 


 
■2002/09/29 (日) (旧暦 葉月廿三日)
 
 
『サイボーグ009 地上より永遠に』
 
 
 たいへんに思い入れの強いエピソードなので、当然、今回のアニメ化を厳しい目で見る人が多かったことと思う。
 
 
 はっきり言って、合格点は出せない。
 
 そりゃ、二週間前の回に比べれば雲泥の差ではある。画像もきちんと動いてたしー♪
 
 だが。
 観る人の魂が物語を受け止めるだけの時間がない。
 脚本や演出が、あまりにも筋書きを追いかけすぎるのだ。
 つまり、あわただしくてメリハリがない。
 
 原作の『地上より永遠に』のエピソードは、ストーリーそのものは大した量ではないのだ(だって、本当は、魔神像がヨミを脱出してからのエピソードなんだもん、これってば)。
 それよりも、“間”を大切に描かれていると、妖之佑は思う。その“間”を表すためだけに、コマを贅沢に使っている。
 その“間”が、ラストに至って、読者に深い感銘を与える下地となる。
 
 今回のアニメーション作品は、全編を通して、この“間”のことが考慮されていなかったように思えてならない。要は詰め込み・はしょりすぎ。
 せめて『ヨミ編』は2クールかけて、じっくりと進めてほしかった。
 
 このように“間”のことを考えないものを“間抜け”というのである。
 ホント、間抜けな作品だったよ。
 
 
 たしかに、一部にはいい回もあった。第一話とか、『張々湖飯店繁盛記』とか。
 石森先生(あえて「ノ」は付けません)のデザインをそのまま生かしたキャラやメカの潔さとかも評価できる。
 
 だが、総合的には前シリーズ『サイボーグ戦士 誰がために戦う』を越えることはできなかったと思う。あるいは、その前のモノクロ版すら越えられなかったかもしれない。
 
 
 開始当初の意気込みも所詮は空回りだったのか、あるいはスタッフが大きな勘違いをしていたのか。
 期待していただけに、失望は大きいのだよ。
 
 まだ、あと二回あるようだが、どーでもいい。
 ってか、続きがあることが判っていて今日のエピソードでは、初見のかたがシラケるんでないかい? 予告編に元気そーなジョーとかが映っててはねー。
 
 
 
 そーそー。
 
 スーパーバイザーとかで名が載っている小野寺章氏。何か役に立ったのかしらん?
 氏に支払う謝礼の分、現場に回せば少しはましな出来になってたかもネ。
 
 同氏は“平成仮面ライダー”にも名を連ねておられるが……激しい勘違いをなさってるよーな気がするなー。まぢで。
 ってか誰よ、あの人をスタッフに入れたのってば。
 
 
 
 
 
 愚痴ついでに。
 
 この二、三日というもの、ヒトミちゃんへの不正アクセスがうなぎ上りに増えている。「Net BIOS Browsing」とかっての。
 てんでバラバラのI.P.調べたら、ほぼぜーんぶ同じトコからだった。
 何やってる会社(?)なのかしらね、ここってば。
 
 とにかく、うっとーしい。
 お礼に“使い魔”とかって、送ってやれないものかしらん。
 
 


 
■2002/09/30 (月) 下弦(旧暦 葉月廿四日)
 
 
 西友さん。
 どーしてあんなおバカなこと、なさるかねー。
 
 考えてもみてよ。
 レシートもなーんも証明するもの要らずに、お金払い戻ししますなんて言った日にゃあ、“嘘つきさん”が津波のごとくに押し寄せるなんて、簡単に想像つくはずなのにサー。
 
 ひょっとして、世間の善意に期待したとか?
 ったって、そもそもご自分らが“嘘つきさん”だったのに、そんなに他人を信じるなんて、阿呆を通り越しておめでたい。  まさか、西友さんの社員さんって、世間知らずなの?
 
 
 にしても。
 見るからに「こいつ嘘こいてるな」って感じの人までがTV局のインタビューに“お客としての怒り”を表明してたね。滑稽というか何というか。
 
 

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