申しましたとおり。
年金の手続きは大きく分けて二つ。
故人の年金手帳や年金証書の返却。
年金の未支給分や、遺族基礎年金、遺族厚生年金などの請求。
この二つです。
実際には、窓口で一緒くたに手続きが進みますので、素人には区別がつきません(汗)。
順を追っていきましょう。
故人の年金手帳を用意。
見つからなければ、故人宛ての「ねんきん定期便」を。
日本年金機構の「ねんきんダイヤル」に電話。
担当者に、故人の死亡を伝える。
担当者の質問に答える。
故人の氏名、住所、年金基礎番号(年金手帳や、ねんきん定期便に書かれてある)、死亡日など。
基礎番号を元に、担当者が必要な手続き、と言うか遺族が貰える年金を割り出してくれる。
必要書類と説明書が郵送されてくる。
必要事項を記入。
判らない箇所は空けておいても窓口で何とかなる。当てずっぽうを書くよりは書かないほうがマシ。
添付書類を用意。
故人の死亡診断書または死体検案書のコピー。
故人の戸除籍謄本と住民票の除票。
法定相続人の戸籍謄本および住民票。
戸除籍と住民票に代えて、法定相続情報一覧図の写し(住所記載)でも可。
未支給分や遺族年金などを受け取るための預貯金口座の通帳。
返却する年金手帳や年金証書を揃える。
見つからない場合は、紛失届も必要となる。
書類がすべて整ったら、予約専用の番号にダイヤル。
住所地の年金事務所の予約を取る。
予約日時に年金事務所へ。
窓口の指示に従う。
これで、返却手続きと請求手続きが終わったはず。
後は、振り込まれるまで待つ。
年金事務所は氏名の漢字に関して、びっくりするほど厳格です。
通常、手書き時代の旧字体や異字体であっても、役所・役場や法務局でも住民票に載っている正字で通る名前が、年金事務所では通りません。
この場合、名前の変更届が必要になります。
ために、名前の表記は日頃から正確に確認しておくべきです。
不安であれば、改製原戸籍(手書き時代の戸籍)の写しを取っておきましょう。それがあれば確実に判ります。
ネット上では、年金事務所の対応に不快や不信を覚えたという声が多々、見られます。
我が家でも、その昔、父が窓口に赴いたとき横柄な態度を取られ腹が立った、ということがありました。
そんなこともあり今回、かなり身構えてかかったのですが、電話口でも窓口でも拍子抜けするほど丁寧な対応をしていただきました。
本来こうあるべきだと思いますが。昔より改善されているのは事実なのではないかと思います。
ただ、あくまでも我が家の場合ということになりますから、それぞれの年金事務所ごとに違うかもしれません。
たまたま我が家がアタリだったのか、たまたま他のかたがたがハズレだったのか。
できれば、全国どこでも最低限のマナーとルールを守った対応をしてもらえると助かるのですけどね。
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