スピーチ 5
前回に引き続き、まずは写真からご覧いただきましょうか。
無論、STUDIO-UOO!による模型であります。
雰囲気優先で、あえて黒い背景にしたところ露出不足となりましたが、どうぞ悪しからず。
© STUDIO-UOO!
いわゆる
「三メートルの宇宙人」
であります。
正式には
「フラットウッズモンスター」
と呼ばれるものであります。
頭部のこの解釈は
斬新であります。
顔が怖いのであります。
後ろ姿は意外にチャーミング。
「フラットウッズモンスター」(Flatwoods Monster)と命名されたこの宇宙人は、接近遭遇報告の中でもかなり古典的なものに属します。しかも、バケモノ度ではダントツと言ってもよろしいかと思うのであります。
1952年、U.S.A.ウェストバージニア州のフラットウッズという町に出現したものであり、実はUFOから降りてきたとかUFOに乗って立ち去ったとかではありません。ただ、UFO目撃に前後して同じ土地でこやつも目撃されたというだけであり、その意味では「宇宙人」と言ってしまうのは乱暴ではあります。
もっとも、幽霊や妖怪その他の可能性よりは、異星人に関わる存在とするのが妥当であり、トラウマ仮面としてもUFO関連説に異論はないのであります。
ただ、「宇宙人」と言うのには反対でありまして、おそらくは、フラットウッズモンスターは異星人が操るロボットだったのではないかと考えるのであります。あるいは地上探査用の機械だったのかもしれません。それが調査中に、たまたま目撃者を脅かす結果になってしまっただけなのではないでしょうか。
事件の詳細は、参考サイトとしてリンクいたしておりますサイトにてお調べいただくとしまして。
世間によく知られております、あたかも修道女のバケモノのごとき写真ですが。これは実は目撃者の証言を元にしたイラストを風景写真に重ねたものなのであります。したがって、モンスターの正しい姿を表してはいない可能性が高いのであります。
事実、最近になって、フラットウッズモンスターの本当の姿とされるイラストも公開されており、その外見はロボット説を裏付けるようなものとなっております。
最後に、模型について触れておくのであります。
STUDIO-UOO!が制作、STOCが販売したこの「Mystery Journal Chronicle」というシリーズには他に四種あり、面白いと言えば面白いのであります。
トラウマ仮面としては、その中の一つ「パスカグーラエイリアン」にも興味がありますが、他の三種は正直どうでも良いのであります。特に「うつろ舟の蛮女」は許せないのであります! あれは美女でなくてはなりませんっ!! 嗚呼、それなのにそれなのに……。
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