Phaser-I



 
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フェイザー1
 上陸班が護身用に持つ武器です。
「携帯用フェイザー」や「ミニ・フェイザー」などと言われるようですが、「Hand Phaser-Type I」が正式の呼称です。
 四角い編目模様の物はスキャナ。向かって右側のダイアルは威力調整、左側のは照準スイッチです(玩具の場合)。

フェイザー1
 左の照準スイッチを回すと、小さな透明パーツが起き上がります。これは照準用の小型スクリーンなのだそうな(玩具の場合)。
 大人の手のひらに、すっぽり入ってしまうほど小さいです。そのため、極秘潜入任務のときなどにも、これを携行します。
 こんなサイズとデザインで、マジ、きちんと狙いをつけられるのでしょうか……。

フェイザー1
 先端下側の小さな円い部分が銃口です。
 フェイザーというのは、視聴者レヴェルで大雑把には「光線銃」と解釈すれば、充分にOKだと思います。

フェイザー1
 ひっくり返して裏側です。
 前寄り三分の一あたりにある小さなボタン。これがトリガーです(玩具の場合)。銃を握り、人差し指でトリガーを押すのが正しい使い方なのだそうで。
 はっきり言って、暴発や誤射をしないのが不思議なほどに危険なデザインです!


 最初に番組を観ていた頃には、「なぜ通信機を二個も持っている?」と疑問に思ったものでした。それほどに、子供の目にはコミュニケーターとのデザインの差が判りにくかったのでしょう(小さなブラウン管の中ですしね)。
 携帯用とはいえ、威力は半端じゃありません。充分に殺傷力・破壊力があります。撃たれれば、人などは煤も灰も残らないほどに蒸発してしまいます。
 が、威力調整ができますので、麻痺銃にも使えますし、寒い環境に上陸したときには、これで大きな石や岩を赤く熱して暖を取るシーンなども劇中に何度かありました。
 ただ、デザインは……安全性をちぃとも考慮していない感じで、正直言って物騒だと思います(過去の地球に行ったエピソードで、現地の人がこれを拾って自分自身に発射してしまい、蒸発したシーンもありました)。これは、番組制作当時の実際の銃器に対するアメリカ人の意識も関係していると思われますね。
 
 玩具としてのお話は、事情により後に回します。
 
 
 なお、『STAR TREK STARFLEET TECHNICAL MANUAL』によりますと、玩具では小型スクリーンとなっている部分が実際にはトリガーだそうです。二個並ぶダイアルは左側が威力調節、右側はそのインジケーターなのだそうで。
 さらに、そのダイアルの間に、ブルーのランプがあるそうです。これは作動確認のランプとのことで、パソコンやオーディオ機器の電源ランプみたいなものでしょうね。
 劇中でどうだったのかは、LDもDVDも持っていない身では確認のしようもございません(苦笑)。

 
 
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