イクサ変身ベルト
（バンダイ）

　おっかしーなー。
　キバの玩具に手を出すつもりは、なかったはずなんだけど……。
　
　と言うわけで、『仮面ライダーキバ』の食玩、バンダイの「仮面ライダーイクサ変身ベルト」二種です。
　単価五百円ということで、ギミック付きだったりデカかったりと、なかなかのものです。なにせ、全体をバックルと考えた場合、そのサイズは同じ食玩のデンオウベルトより遙かに大きいですから。

© 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
　
　

LINEUP 1。 　イクサナックルです。

「鳴る！」と商品名に冠があるとおり、鳴ります。

これが電源スイッチ。 　○の方にしておくと、グリップにあるトリガーを引いたときに鳴ります。

前方向。銃口が見えます。 　ナックル単体では、ファンガイアをぶん殴る他に、小型の銃器としても使えるのです。

　

LINEUP 2。 　イクサベルトです。 　てっきり「光る！」と思ってましたが、残念ながらこちらにはギミックはありませんでした。

イクサナックルを分離できます。 　が、この付属のナックルは形だけのもので、鳴ったりしません。おまけに、ベルトへの装着もただ挿すだけだし、裏返すとがらんどうだし。

　

本命の組み合わせ。 　デンオウベルト同様、二種の食玩が揃って、初めて本領を発揮します。

装着途中。 　劇中同様、ナックルは上からスライドさせます。

装着完了。 　これでイクサに変身です。

イクサベルトには六種のフェイクフエッスルも付属。 　ただし、プラ板にシールを貼っただけのものです。

おまけに、裏返すと別の色のシールが。 　リバーシブルが三種で「六種」なのだそうです（苦笑）。

最後に、デンオウベルトとの比較。 　ご覧のとおり、イクサのほうが、かなりデカいです。共に五百円×２の組み合わせだと言うのにね。

　この商品の目玉である音声ですが。
　ナックルのグリップ内側にあるトリガーを引いて放すときに、攻撃音が鳴ります。ファンガイアを撃つときの音ですね。
　引いたまま放さず一秒以上経つと変身待機音が鳴り始めます。
　待機音が鳴っている状態でトリガーを放すと、「フィ・ス・ト・オ・ン」という電子音声が鳴ります。
　そして、ベルトに装着した状態でナックルをグイッと接続部方向に押しつけると、武器や技を発動させるときのスキャン音が鳴ります。
　ナックルの音声は以上の四種。残念ながら劇中最も印象的な「レ・ジ・イ」（本当は「レ・ディ・イ」なのだろうが、どうしても「ジ」にしか聞こえない）はありません。技発動時の音声も無し。
　また、イクサベルトが光るくらいするかと思っていましたが、こちらは完全に「受け皿」に徹しています。
　音声と言い光と言い、デンオウベルトのとき同様、不満を抱かせてＤＸを買わせようという商法なのでしょうね（苦笑）。
　
　なお、カラーリングの半分以上を塗装でなくシールに頼っているため、相変わらず貼るのがたいへんです。なんかデンライナーのときより構成が細かくなってるような気もしますし……いやホントに、子供はもちろんのこと、大人でも不器用な人には難しいと思います、きちんと貼るのは。
　
　
　
　
　撮影：Panasonic「LUMIX DMC-FZ1」
　画像加工：「Dibas32」