2023年11月


 
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○2023-11-01 八專終わり (旧暦 長月十八日)
 
 
 蓮舫さん珍しく良い仕事しました。
 
https://news.yahoo.co.jp/articles
/48235cd4e8238651df1ba91bb2bb7c57cc9ae300

 
 これを「新人いじめ」とする人の脳味噌、腐ってませんか?
 
 確かに新人議員だったかもしれませんが。
 今は大臣なのですよ大臣。
 なら、その肩書きがすべて。質問攻めにされたとて、「新人いじめ」なる言い訳は通用しません。ちゃんと仕事しろ無能が。
 
 できもしないことを引き受けるな。
 できもしないポンコツを任命するな。
 要は、そゆこと。
 判るか? 増税&自分だけ昇給クソメガネ国難総理よ。
 
 
 
 
 
 パレスチナの人権問題に抗議してデモだと? 自分らがウクライナに何してるのか知ってて?
 やっぱり露西亜人ってキ印なんですね。迷惑だから、この世から消えてくれ。
 
 顰蹙上等で言いますがね。
 自国民が人質に取られるという凶悪テロに対し徹底抗戦姿勢のイスラエルに猛抗議する各国の民衆デモって。
 どこぞの県でクマが駆除されるたびに「クマが可哀想だ」と電凸する県外の輩と本質的に同じだと思います。
 自分たちに危険が無いからこそ、無責任な“和平”を強要できるだけのことです。
 目の前で人をメッタ刺しにする輩を力で止めず、血まみれになりながら必死に抵抗する被害者を助けもせず、「まずは話し合いなさい」と言うようなものです。
 テロを制圧するだけの武力を持ちながら、自国民が一方的に拉致・虐待・虐殺されても敵に対して「話し合いましょう」とヘラヘラするような政府なら、国民としては要らんでしょそんな政府。
 
 申すまでもなく。
 イスラエル建国の経緯や、イスラエルとパレスチナの対立についての是非は、現在進行形の人質問題とは分けて考えねばなりません。
 そこを一緒に語るからバカな議論になる。論客はバカ揃いか?
 
 簡単な例え話でもしないとムネオ系の脳味噌どもには判らんかな?
 
 もしも日本が中や露や北から北海道とか尖閣とか沖縄とかに侵軍されて。
 そこに諸外国から「弾を撃つな話し合いしろ何なら領土を譲れ」と言われたら、どうよ?
 
 もう一度言うけどね。
 そもそも戦闘に至らないようにするのが最も大切なのは、あたりまえのことです。言うまでもない。
 でも、今は既に人質が取られ戦闘に入っているわけです。
 そんな段階で「こうなる前にすべきことがあった」とか言う論客など生ゴミの日に電柱の下に出しちまうべきです。
 
 


 
○2023-11-02 甲子、唐津くんち (旧暦 長月十九日)
 
 
『ワルプルギスの廻天』は 2024年冬の公開だそうで。
 まだ、そんなに待たされるのかよ……。orz
 
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2310/30/news107.html
 
 そうだよなあ。『[新編]叛逆』から早、十年ですぜ。
 崖から落っこちたほむほむと、ヨロヨロの“ボロ雑巾”が気になったままで、この放置っぷり。
 座りが悪いったらもう。
 
 そりゃね、この十年間、『魔獣編』やら、マミさんが平和なアラサーになってる別ルート(笑)とかで楽しませていただいてはいますよ。
 でもねぇ。
 十年は待たせすぎやろ十年は。
 
 で、時間潰しに。
 凝りもせず素人考察などしてみます。
 
 畳んでおきますので、読んでつまらなくても怒らないように、よろ♪
 いや、あと一年以上待てって、酷すぎだわ。
 今の世界情勢からしても、そんなに無事でいられる自信ないぞ。体調だって判らんし。事故だってありえるし。
 これで観られんかったら、化けて出るしかねーのかあ?
 つか、早すぎなんだよ告知が。
 ギリギリまで黙っててくれたほうが気持ちが楽だよ。
 
 


 
○2023-11-03 (旧暦 長月廿日)
 
 
 やっぱり、一人のアーチストだけの『三昧』は進行がダラダラになりますね。
 寄せられたコメントも、アーチストへの“愛”は感じますが、話そのものはダラダラで締まりがない(立川一門が話下手なのを再認識したのは苦笑モノだわ)
 ぶっちゃけ、長時間番組のメリットが生かされていません。
 
『三昧』はジャンルなどの大きな縛りのほうが、いいよな。
 コメンテーターも専門家さんになりますから、聴きごたえがある。
 
 
 そんなことを感じた今回の『三昧』でした。
(つか、最近の『三昧』そのものが質的に低下してると感じるのは自分だけ? 気のせい?)
 
 


 
○2023-11-04 (旧暦 長月廿一日)
 
 
『それって!?実際どうなの課』で百歳のご長寿を取り上げてたのを観ましてね。
 思ったんですよ。
 
 仕事にせよ家事にせよ趣味にせよ。
 現役だよなあ。
 
 ナレーションも言ってましたが。
 百歳になってなお、目標を持っておられるんですよね。
 それが長寿に良い効果をもたらしている。
 
 最近はさ。
「家族親族に迷惑かけないよう、きちんと終活しましょう」
 なんて、うるさいじゃないですか。
 あれ、迷惑クリエイターことマナー講師どもの陰謀か?
 綺麗な言葉遣いしてますが、ぶっちゃけ「歳だからさっさと死ぬ用意しとけ」ってことですよね。
 酷いよなあ。本当に酷い。酷すぎる。
 高齢者に「死ぬ準備」を促すなんて。
 すでに亜細亜の後進国と成り下がり余裕のなくなった日本は、冷たい社会になりつつあるんだな。
 
 ↑の百歳のかたがたは、まだまだ目標を持っている。
 死ぬなんてこたァ考えてない。
 
 どっちが正しいか。
 なんて、言うまでもないでしょ。
 
 莫大な借金があるとか、怪しい団体に入れ込むとか、とかとかのマイナス資産が無い限り、本人は別に何もせんでもええやん。
「生きてるうちにガラクタは処分しといてね。金目の物は換金しといてね」とか、いくら何でも残酷すぎる。
 終活ノートなんて大袈裟なものでなく、通帳等々のしまい場所とか簡単な希望とか書いたものだけ用意しとけば、もう充分でしょ。
 死んだ後のことなんざ、生きてる人たちに丸投げしたらええ。
 その分を自分が生きるために費やしたほうがいいし、きっとそれが健康寿命を延ばすことにも繋がる。
 
 独居老人が増えている今、理想を言うなら。
 死後のあれこれを行政がすべて自動的に担うよう、きっちりルール化システム化すればいいと思う。
 て言うかさ、それくらいやれよな自治体と国は。
「死ぬのにもカネがかかるのか!?」
 なんて悪い冗談ですよ。
 
 独居老人が気楽に余生を送れない。
 それが今の日本なんですよねぇ悲しいかな……。
 
 


 
○2023-11-05 下弦 (旧暦 長月廿二日)
 
 
 終わりましたねえ『進撃』。
 
 十年ですか。
 凄いな。
 
 巨人化能力者たちが決死で地鳴らしを止めたのを知ってて、またも銃を向けるとか。
 その後も国は軍備増強に走るとか。
 さらにはED…………。
 
 けっきょく人類は愚か、ということで。
 
 それでも。
 敵味方に分かれてた第104期兵が一緒になって闘うのは熱い。
 鋼や女形の肩にジャンやミカサが乗るなんてさ。
 このために、変身前と後とで同じ顔にしてたのかな、原作者さん。だとしたら流石。
 いや、適度に歪んだ無垢の巨人たちだけでなく、車力や顎門と比べても、ライナーとアニだけが際立って顔まんまだから。
 
 小まめにチマチマと美味しいトコ持ってくピークちゃんが、また良い味出してて♪
 
 にしても。
 あれだけやって辿り着いた結論が。
 
 エレンはバカだった。
 
 って。
 これも凄いわ。
『進撃』とは、バカに刃物を持たせたら? という話だったとはねー。
 
 うーん。
 今さらだけど。
 あらためて、第一話から観たいかも。
 一期から録画してなかったのが悔やまれますなあ。
 
 
 こんな記事があるけど。
 
https://article.yahoo.co.jp/detail
/eb3031ca1e64a7d62ea16b7a9ca01b8c35425a3f

 
「かわいい」というポイントで言うなら。
 ユミルと仲良くはしゃいでた頃のクリスタ。
 元仲間たちと不意打ちの再会で、滅茶苦茶パン頬張ってたアニ。
 の同着一位ですね、自分的には。
 三位は、やっぱりピークちゃんっしょ。
 
 サシャは別格だから、うん。
 
 


 
○2023-11-06 (旧暦 長月廿三日)
 
 
 久々に、路上を走る幌型ジムニー見たなー。
 他人様の物ながら、快調そうで何より。
 
 JA12 を最後に幌が廃止され、その後、何と二十年間も JB23 が続いてましたからね。
 現行の JB64 でも幌を出す気はゼロのようですし。
 よって幌ジムニーの残存率は低そうで、本当に見ないです。
 
 ヒロシさんのは JA11 の最終型あたりかな?
 
 立花のおやっさんの黄色いヤツとか、転がしたいですねー。
 もちろん無骨なラグタイヤで♪
 
 


 
○2023-11-07 己巳 (旧暦 長月廿四日)
 
 
 三十八年ぶりですかー。
 いよいよ副ヘッドが崖っぷち。もはや罰ゲーム内定レベルではないかと(笑)。
 
 我が家のコロッケも、まん丸でした。テニスボールみたく。
 それ母上に言っても「憶えてない」と反応も同じ。
 想像すると。
 丸く作ったのではなく、丸まってしまったんじゃないかな。空気とか蒸気の関係で。
 ほら、ハンバーグ作るとき、しっかり空気抜きしたうえに中央を凹ませるでしょ。あれは膨らんでしまう前提なんですよ。
 あるいは『美味しんぼ』に出てた「ポテトボンボン」(ポメ・スフレ)みたいな原理?
 なので当人は記憶にない。とかね。
 などとコロッケ作ったこともないバカが申します。
 
 


 
○2023-11-08 立冬、大犯土、不成就日、鞴祭、伏見稲荷火焚祭 (旧暦 長月廿五日)
 
 
 うろ憶えでここまでできれば、むしろ大したものです。
 
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2311/08/news154.html
 
 確かに、ありえへん繋がりかたしてる箇所もありますけどね。
 でも冗談抜きに、これなら十二分に及第点だと思いますよ。
 普段から流れ作業的に習慣的に利用している人より遙かに詳しいと思う。
 よくここまで記憶なされた。
 
 ちなみに、愛知県民で最も名鉄に疎いのは名古屋市民です。まちがいなく。
 なぜなら、市内は地下鉄と市バスで、たいていの所に行けるから。残りもJRで補完すれば、ほぼ名鉄要らず(暴言♪)。
 
 名鉄の全路線がなんでこんなに複雑怪奇かと言いますと。
 無関係の別路線を積極的に吸収してきたからなんですよね。瀬戸線とか三河線とか、元々は別の鉄道会社だった。
 あと、豊橋駅にはJRの路線とホームを、豊田への途中までは名古屋市営地下鉄の路線を借りてるのも、複雑化の原因ですね。
 
 も一つ言いますと。
 名鉄は手当たり次第に買収した路線を割に合わないと見るやソッコーで廃線にします。
 岐阜市内の市電とか、谷汲線とかが、その被害者。
 
「すべての車輌を赤くするのが夢だ」と当時の社長が言ったと聞いて、「大丈夫か名鉄」と本気で心配した地元民の一人です。
 実際、その後に座席指定専用車両以外、特急も急行も準急も普通も全部が真っ赤になって、鉄ヲタでもない限り区別つけにくくなったものです。
 近年になり改善されましたけどね。
 
 展望車輌の元祖は?
 と問うと、全国区では「小田急のロマンスカー」と答えるでしょう。
 しかしながら、少なくとも営業運転の開始は、名鉄の 7000系「パノラマカー」のほうが早いのですよ。
 この 7000系には先頭車両の客室内にニキシー管を使った速度表示が備わってたんだな。
 
 なまず(850系)や、いもむし(3400系)など、他社で見ない特徴的な“顔”の車両もありました(どこかで保存されてるのかな?)。
 見た目 7000系で中身が古い 800系という 7300系って変なのもあったっけ。
 見た目とディーゼル音のせいで、中途半端な知識層から「国鉄使い古しの払い下げ」という不幸な誤解をされていた、気動車の「北アルプス号」キハ8000系(国鉄高山線に直通運転する関係で、国鉄のキハ58系に規格を合わせていたのが誤解された原因……らしい)。
 犬山線→犬山成田山→犬山遊園(現・日本モンキーパーク)までは、跨座式のモノレールまで運行してましたし。
 その犬山線。かつては犬山遊園駅と新鵜沼駅の間、木曽川を渡る橋が犬山橋一つしかなかったため、犬山遊園駅を出てから橋を渡りきるまでだけ“路面電車状態”だったんですよね。今では国道用の橋が追加され、元の犬山橋は鉄道専用となりましたが。
 名古屋駅や小牧駅が地下駅なので、そこだけ“地下鉄状態”ですし。
 て言うか、豊田線なんて名古屋市営地下鉄に直通なので、車両は地下鉄完全準拠ですし。
 
 とにかく、1年戦争のジオン軍みたく、あれやこれやユニークな車両や運行形態が次々と。
 いったい何が「呼び水」になったんだ?(笑)
 
 まあユニークな鉄道会社ですよ名鉄は。
 
 


 
○2023-11-08 百鬼夜行
 
 
 幻魔ってのは、正体不明なところだけ見れば鬼みたいなもんですかね。
 
 
 
『<完全版> 新・幻魔大戦 COMIC&NOVEL』上・下 石ノ森章太郎+平井和正
 
 ですか。
 これは気になります。
 気になりますが。
 厳しい。
 
 復刊ドットコムさんは良い物を出してくれますが……お値段がねぇ。(;^_^A
 
 


 
○2023-11-11 一の酉、一粒万倍日 (旧暦 長月廿八日)
 
 
 大丈夫だ問題ない。
 
https://news.yahoo.co.jp/articles
/ca7323f833c7e726ed29ff615b1745901d3cb3bb

 
 銀河鉄道運行規則は週単位でコロコロ変わるから、違反しても次週まで何とか逃げ切ればいいのだ(笑)。
 江戸八百八町の年末名物、掛け取りとの仁義なき闘いみたいなもんですな(爆)。
 
 


 
○2023-11-12 一粒万倍日 (旧暦 長月廿九日)
 
 
 自身の会社が税金滞納で差し押さえ四度、おまけに本職が税理士という実に実にふざけまくった財務副大臣。
 こんなんが不適格者なのは明々白々で。
 任命した総理も不適格に違いなく。
 
 なのに、どちらも引責辞任しない?
 総理権限で辞めさせもしない?
 任命責任って何なん?
 
 やっぱ、増税ウソメガネだからか。
 もう、うんざりです。
 
 


 
○2023-11-13 朔、三隣亡 (旧暦 神無月朔日、玄猪、炉開き)
 
 
 世間が騒いだから更迭?
 
 おせーよ、増税バカメガネ。
 
 


 
○2023-11-14 (旧暦 神無月二日)
 
 
「ハラスメントは無かった」ですと?
 しかも長時間業務についても「可能性を否定できない」ってレベルの表現ですか?
 
 内部調査に意味など無いのはジャニで判りきってるわけですし。
 この際、ヅカも外圧で超々厳しく追及したほうがいいんじゃないのかな。
 で、クロはもちろんのこと、グレーも徹底的に洗い出し、可能な限り膿を出し切るべき。
 
 と、体育会系の上下関係が大大大嫌いなオイラは思うのでした。
 
 黒ネズミで有名な夢の国も、キャストさんたちがブラック環境で酷い目に遭っているという話が次々と出てきますし。
 夢を売る業界に本当は夢なんて無いのかもなあ…………。
 
 


 
○2023-11-15 七五三、狩猟解禁 (旧暦 神無月三日)
 
 
 あー。
 
https://news.yahoo.co.jp/articles
/b1ec949bf82d15e7e222d8e7917f6116ac80101f

 
 もしも自分だったら、視界に沢が入った瞬間、下りる選択肢しか見えなくなるなきっと。迷ってる自覚があっての上がるのは体力的にも精神的にもきついし。
 そうか、NGなのか。
 
 まあ、自分の力量を知っているので、そもそも登山なんてしませんが。
 
 ただ、自宅裏の山に夕飯用の山菜摘みに行って迷ってしまう地元の人もいますし。
 山はナメたらあかんですね。
 
 山中で出くわす「塗り壁」や「ひだる神」などは、こういった山を軽く見ている者への戒めなのかもしれません。
 このテの妖怪への対応策は「休んで、おちつく」ですし。
 
 


 
○2023-11-16 小犯土、不成就日 (旧暦 神無月四日)
 
 
 大前提として。
 不法所持はダメ絶対!
 
https://news.yahoo.co.jp/articles
/f8d1e4e966c65b9003c4b06aeb2433a6830379ad

 
 この件がどんなパターンかは記事から判断できませんが。
 
 改装や解体などの際に旧家の納戸や蔵や屋根裏から出てくる、ってのはときどき聞きますよね。
 現在の銃刀法は昭和33年施行で、それ以前の日本では民間人も合法的に拳銃を所持できました。その“遺産”に遺族が気づかないまま数十年間眠ってた、ということ。
 施行後に、手前勝手に「継続所持はお目こぼしだろ?」と法を軽視して捕まった著名人も少なくなかったという話もあります。
 あとは、兵隊さんが終戦後に国に装備を返却しないで、そのまま実家に置きっぱ幾星霜って形かな(コメントに「将校用」ってあるけど、将校は重くてデカい銃を嫌って、自腹でコルトやブローニングや南部小型を買った。そもそも、将校用として作られたのは九四式)。十四年式や三八式小銃などだけでなく、銃剣とか軍刀とかが見つかることもあるようですし。
 こういった「だいぶ前に死んだ爺様・曾爺様の物が、大掃除してたら出てきた」ってケースでは確か、発見して速やかに警察に届け出すれば罪に問われないはずです(念のため、弁護士同伴が無難という話も)。それが古式銃であれば登録銃としての手続きができる場合もあるかもしれません。
 
 記事のブツ。
 十四年式は、映像を見る限りグリップ前方にマガジンを抑える板バネが無さそうですし、トリガー・ガードが円形ですし、グリップにきっちり溝があるので、まだまだ日本軍が元気な時期、て言うか戦前の品だと思われます。追い詰められた戦争末期だとグリップの溝すら刻む手間を省きましたからね。これは資料として警察か自衛隊の施設で保管・展示してほしいなあ。
 それより貴重かもしれないのは南部式薬莢ですね。8mmナンブ。もしもこれが北米製のレプリカでなく旧日本軍のオリジナルだったら、それこそ永久保存版じゃないんですか? ぜひとも警察か自衛隊の施設で……以下同文。
 下側にズラリ並んでる弾は、判らん。形はオート用に見えますが、無論のこと南部式ではない。弾頭が色からするとカッパーなので、近年の物にも思えますね。こっちは資料的価値なさそう?
 
 だいぶ前、旧家から大量の日野式が発見され、少数を残し廃棄処分されたというニュースがありました。
 あれは本当にもったいなかった。何せ、「幻の」が付く拳銃でしたからね、日野式。
 絶対に、すべてを国が保存すべきだった。そして専門家に徹底的に調査研究してもらうべきだった。
 
 今回の十四年式と南部薬莢、ぜひとも保存の方向でいってほしいですね。
 警察か自衛隊が管理するなら問題ないでしょ?
 
 


 
○2023-11-17 (旧暦 神無月五日)
 
 
 吹っ飛ぶタイヤ。
 糸引きマフィン。
 
 共通するのは、プロ気取りのド素人が、そのいい加減な知識と中途半端な心構えで、とんでもない危険を世の中にバラ撒いた、という点ですね。
 趣味だけの範囲に留めていれば、まだマシなものを。
 
 いえ。
 吹っ飛ぶタイヤのほうはガチ真っ黒な違法なので、趣味であっても論外ではありますが。
 
 たとえ商売でなくても、自宅を訪れた友人知人に何かをふるまうとき、最低限の注意をはらうのは当たり前なんですがね。
 それすらできない者が商売するなら、それは悲劇を招いて当然でしょう。
 
 どいつもこいつも想像力ないのか?
 
 
 
 オイラなんか怖くて怖くて、未開封かつ賞味期限内のメーカー製食品しかふるまえんぞ人様に(汗)。
 
 


 
○2023-11-18 豊川稲荷秋季大祭 (旧暦 神無月六日)
 
 
 ちょおっと興味あるわー。
 
https://news.yahoo.co.jp/articles
/dc7b1a3fe1a215527815fc58c8ad2a82ddd425f5

 
 本、探してみよっと。
 
 


 
○2023-11-19 (旧暦 神無月七日)
 
 
『ゴジラ』の映画が気になる。
 舞台が終戦直後の日本って。
 初代の焼き直しなの? 違うの?
 
 


 
○2023-11-20 上弦 (旧暦 神無月八日)
 
 
『鬼太郎』の映画が気になる。
 
 あの青年は貸本版の「水木」なんだろうけど。
 なら、貸本版準拠なのかどうか。
 
 一方で鬼太郎の父は、TV第6期に一度だけ登場した目玉親父の若い頃に似ている。
 ならば、6期に準拠してるのかしてないのか。6期の中で、親父さんは人助けの理由を「鬼太郎が水木という人間に助けられた恩返し」と言ってたし。
(野沢さん、古川さん、そして沢城さんが出ておられるということは、6期準拠の可能性高いかもな)。
 
 うん。
 気になる。
 
 


 
○2023-11-20 百鬼夜行
 
 
 そう言えば、夜行さんも一つ目だけど、特に山や製鉄との関係性は聞かないな。
 
 むしろデュラハンに性質が似ているという謎。
 
 


 
○2023-11-21 (旧暦 神無月九日)
 
 
「ガンプラは自由だ」と言いますが。
 実はトミカもフリーダムなんですよねー。
 
https://news.yahoo.co.jp/articles
/06457ec7798a3f7666caa0425fba1d4d82e941db

 
 いやホント、どこに行こうとしてるんだい?
 
 


 
○2023-11-22 小雪、十方暮入、出雲大社神迎祭、十日夜 (旧暦 神無月十日)
 
 
 こういう問題って。
 
https://news.yahoo.co.jp/articles
/21a9e38765b9c7d083f34508a2ab9b1316ef65ba

 
 例えばなんですけど。
 Web献花台とか Web記帳台とかって設置できないものですかね、公式サイトの中に。
 それで、ある程度は墓地の混乱を減らすことができるようにも思えるのですが。
 ま、言うてもやめん阿呆には効果ないんやろけど……。
 
 
 いつ頃からですかね、墓地でのお供えが禁止になったのは。
 野犬は、あんまり見なくなったので、ほぼほぼ烏対策でしょうね。
 
 それにしても、食べ物や飲み物だけでなく生花もNGとは意外です。都心だからかな?
 少なくとも田舎であるウチの地域では、普通に生花をお供えしてますけどね。食品と違ってダメだなんて言われたことありません。
 
 一方、近年流行ってる納骨堂では生花も線香も×ですね。
 屋内ゆえ、線香は防火上の理由で、そして花を含めた匂い(香り)の出る物すべてダメなのだそう。
 
 味気ない世知辛いと言いたくなりますが、これもご時世なので仕方ありません。
 管理者の示すルールは守りましょう。
 
 
 さて古い話。
 チョンマゲ時代、墓に食べ物は、あたりまえでした。
 烏などなどが喰って綺麗に無くなる(ビニール袋とか存在しなかったからね)、までがお供えだったのかもしれません。
 
 と同時に、江戸風俗研究家の杉浦日向子さんによれば、墓のお供え物には非常食の意味もあって、空腹に困った通りすがりの旅人などが食べても「盗み」にはあたらなかったそうな。
 これは、例えば街道筋のお地蔵様とかに供えられた物も同様で。
『子連れ狼』で、大五郎が父・一刀とはぐれてしまった話にて、何も口にしていない大五郎は、道端のお地蔵様のお供え物を手に取り、代わりに着ていたチャンチャンコを供えてお辞儀をして立ち去りました。それをたまたま見ていた旅の素浪人が「黙って取ったところで誰も咎めなどせぬだろうに」と、幼い大五郎の礼儀正しさが気になり、後を追います。
 この素浪人の台詞からも、お供え物は通行人の非常食という意味合いを兼ね備えていたと判ります(『子連れ狼』は、と言うか小池一夫さん原作の時代モノ劇画は時代考証が奥深いのですよ)。
 さらには街道に植えられた実の生る木も同じだったそうです。
 
 ここからはオイラの想像です。
 この非常食。断じて慈悲からくる救済措置ではないと思うのですよ。
 では何なのか?
 まあちょいと考えたら判ることです。
 どうでしょう。自分のテリトリーに見ず知らずの行き倒れが出たら。
 困りますよねえ。まして死なれたら、安部公房の短編やヒッチコックの映画レベルで困ります。
 だからなんですよ。墓地や祠や街路樹のあれこれを通行人に取られてもいいとするのは、開放しているのは。
 つまるところ「ここで倒れられたら迷惑だ。それ喰ってとっととどっかに行っちまえ」ってコト。
 うん。世知辛いね。(;^_^A
 
 言うまでもなく。
 令和の今は、自分チのでない柿の木や枇杷の木などから勝手に実をもいだら犯罪ですからね。
 くれぐれも、時代錯誤なさらぬよう。
 
 


 
○2023-11-23 二の酉、一粒万倍日 (旧暦 神無月十一日)
 
 
 久々にセイコーが、まともなデザインのクロノグラフを出してきましたな。
 いや実際、プロスペックス、ブライツ、プレザージュ、さらにはグランドですらセイコーのクロノって、スイス時計に比べてダメダメなデザインが多いからサー。
 
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1548845.html
 
 プロスペックスを示す「X」ロゴも小さいので、まあ何とか許容範囲内(できれば「X」ロゴそのものを廃止してほしいけどね。ホント、「5」の新ロゴと言い、平成令和のセイコーのデザインは時として**すぎる)。
 拡大写真を見ると、針とインデックスがルミブライトのようで。これの有る無しで大違いですからね。
 お値段はお高いですが、それでも今の時代なら、かなり頑張った価格だと思う。何より、限定のみでなくレギュラーもあるのが、すばらです(とは言え、そこはサイクルの短いセイコー。すぐ生産終了するかも……)。
 
 欲しいか欲しくないかで言えば、これは欲しい!
 ま、無理してまで手を出す気はないけど。(;^_^A
 
 


 
○2023-11-24 一粒万倍日、不成就日 (旧暦 神無月十二日)
 
 
 ゴジラはゴリラとクジラから取って名付けた。
 という都市伝説がございます。
 
 名前に濁点が付くと強くて怖そう?
 だから人の名付けに濁点はNG?
 なる俗説・迷信もございます。
 
 昭和の東宝怪獣を確認してみませう(脇役は除く)。
 ゴジラ、アンギラス、ラドン、バラン、モスラ、マグマ、マンダ、ドゴラ、バラゴン、サンダ、ガイラ、ゴロザウルス、モゲラ、キングギドラ、エビラ、ミニラ、ゲゾラ、ガニラ、カメーバ、ガイガン、ヘドラ。
 見事に濁点を持たないのはモスラとミニラのみだった。で、モスラもミニラも人類の敵ではない。
 まあ、ほぼほぼ法則性を持っていると言っていいんじゃね?
 
 次に東宝以外の怪獣を確認します。
 大映はガメラ、バルゴン、ギャオス、バイラス、ギロン、ジャイガー、ジグラ。
 日活はガッパ。
 松竹はギララ。
 ふーむ。いちおう法則になってますか。
 とは言え、数が少なすぎて情報として弱いか。
 
 TVからは第一期ウルトラ・シリーズを確認。
 ゴメス、リトラ、ゴロー、ナメゴン、ジュラン、ペギラ、ガメロン、ゴルゴス、モングラー、タランチュラ、M1号、バルンガ、ラルゲユゥス、ガラモン、カネゴン、パゴス、ケムール、ラゴン、ボスタング、スダール、ゴーガ、ピーター、トドラ。以上が『ウルトラQ』から。
 ベムラー、バルタン、ネロンガ、ラゴン、グリーンモンス、ゲスラ、アントラー、レッドキング、マグラー、チャンドラー、スフラン、ピグモン、ガボラ、ジラース、ギャンゴ、ドドンゴ、ペスター、ガマクジラ、ガヴァドン、ブルトン、ザラブ、バニラ、アボラス、ヒドラ、ケムラー、テレスドン、ジャミラ、グビラ、ギガス、ドラコ、ゴモラ、ダダ、ゴルドン、ウー、ケロニア、ザンボラー、メフィラス、スカイドン、シーボーズ、ザラガス、ジェロニモン、キーラ、サイゴ、ゼットン。これらが『ウルトラマン』。
 ウインダム、ミクラス、アギラ、クール、ワイアール、ピット、エレキング、ゴドラ、ビラ、ペガッサ、キュラソ、メトロン、チブル、イカルス、ワイルド、ナース、スペル、アイロス、ペダン、キングジョー、アンノン、ユートム、ベル、グモンガ、バド、シャプレー、ギラドラス、ミミー、アイアンロックス、ブラコ、シャドー、ガブラ、カナン、ポール、ガンダー、ギエロン、ボーグ、キル、プロテ、プラチク、ダリー、リッガー、ダンカン、ザンパ、ペテロ、ペガ、マゼラン、ガッツ、アロン、テペト、ノンマルト、ガイロス、ゴーロン、ゴリー、ペロリンガ、サロメ、フック、ゴース、パンドン。以上、『ウルトラセブン』。
 濁点率高いけど、絶対的法則性とまでは言えませんね。
 やっぱり無意識に命名してる感、つまり命名者の潜在イメージで何となく「濁点=強さ怖さ」になってるっぽいですか。
 侵略異星人モノに特化という意味で他作品群と違うスタンスの『セブン』だけが際立って濁点率低いのは興味深いです。
 
 東映やピープロの怪獣怪人も確認したいけど、多すぎて面倒くさい(笑)。
 
 


 
○2023-11-25 三隣亡 (旧暦 神無月十三日)
 
 
 いや。
 いやいや。
 いやいやいや。
 
https://www.j-cast.com/trend/2023/11/20473325.html
 
 ルパンも次元も、こんな時計着けねーよ。
 
 このテのキャラ物の「イメージした」ってキャッチが本当に理解不能です。
 何考えてんだ? レベルでイミフ。て言うかバカ。
 
 どストレートに文字盤にキャラ絵でも入れたほうがマシじゃね?
 
 


 
○2023-11-26 (旧暦 神無月十四日)
 
 
 セルフレジが普及しつつありますけどね。
 
 あれって要するに。
 店員がすべきレジ作業と、それに伴うミスの責任と、さらには万引き冤罪のリスクまでもを、客に押し付けているわけで。
 にも関わらず、“セルフレジ割り引き”とか無いわけで。
 酷い所だと、セルフだと値引きシールが通らないケースもあるそうで。
 つまるところ、お客をタダ働きさせるだけでなく、場合によっては“割り増し”でカネ取ってるんです。
 店が楽するために客に損をさせる。それがセルフレジの正体なんだな。
 
 みんな気づこうよ。
 
 


 
○2023-11-27 望 (旧暦 神無月十五日、下元)
 
 
 犬神明あるいは神明の愛車、ブルーバードSSS は何型か?
 巷では 510型(俗に「箱ブル」)が定説になっていますが。
 作中では型式について一切、触れてないんですよね。
 なので確定ではないと思っています。つか確定なんてしてねーし!
 
 アダルトウルフガイの一作目『狼男だよ』(1969年)では「ドブネズミ色のブルSSS」と呼んでました。この時点でのブルーバード“現行車種”は確かに 510 です。
 ただ、その後の作品では必ず「オールドファッションの」が冠として付きました。ここに引っかかりを感じているのですよ。
 
『狼男だよ』改竄事件によって干された平井和正さんが復活したのは所謂「少年ウルフガイ」で、その流れで「アダルトウルフガイ」も再開できた。それが 1973年のこと。
 時系列だけを見れば、確かに二作目『狼よ、故郷を見よ』(1973年)のとき、510 はすでに製造販売が終わっていますので、「オールドファッション」という表現は、まちがっていない。
 ただね。
 ブルーバードは 1971年にフルモデルチェンジを受けて、610型(ブルーバードU、通称「サメブル」)になりました。にも関わらず、あまりの人気で 510型も引き続き 1972年まで並行販売されたという希有な車種なのですよ。
 一年前まで販売されており、なおかつ大人気の 510 を販売終了の翌年に「オールドファッション」なんて言いますかねえ?
 ついでに申しますと、510ブルのデザインは「スーパーソニックライン」と銘打たれ、革新的な外見だったのです。しかも、日産で三角窓を廃止した、ほぼ最初じゃないかな(見落としてる人もいるかもですが、箱スカには三角窓がある)。納車された 510 をダンナがドヤ顔で嫁さんに見せて「何このハデな車は!」と叱られた、というエピソードが旧車専門誌に載ってました。
 なので、犬神明の愛車を 510 とした場合、「オールドファッション」という台詞が矛盾に感じられてしまうのです。
 
 言うまでもないことですが。
 510 はブルーバードSSS の初代ではありません。その一つ前、411型にも SSS がありました。
 この 411 、マイナーチェンジ前の 410型(一部の層に「銭ブル」と呼ばれるアレ)がピニンファリーナによるデザインで、発売当初からファッショナブルだと話題に……なりませんでした残念ながら。「尻下がり」とバカにされたそうです。同じ時期のセドリックも尻下がりで不人気。当時の日本では、イタリアン・デザインは好まれなかったようで(尻下がりも平成なら理解される。初代コペンという実例がありますからねー♪)。
 411 で多少のデザイン修正を受けましたが、根本的解決には程遠く。
 SSS とは関係ありませんが、さらに先代の 310〜312型は所謂「ダルマ」(『美味しんぼ』近城カメラマンの愛車)で、デザインの古さも、さらに強烈。
 なので余計に、510 へのフルモデルチェンジが衝撃的だったのは、まちがいないところだと思います。つまり、当時の 510 は車ファッションの最先端だったのですよ。ブッ跳んでたんですよ。
 
 411SSS は尻下がりのダサいデザイン。
 510SSS はスーパーソニックラインの格好良さ(遺憾ながら珍走組も好んだ)。
 
 どちらが「オールドファッション」という台詞に相応しいでしょうか?
 
 よって妖之佑は、犬神明の「ドブネズミ色のブルSSS」は、411型だと考えます。
 平井和正さんご本人のお言葉が出てこない限り、この説を変えるつもりはございません。
 
 ちなみになんですが。
 411型のブルSSS はエンジンがR型で、これは同じ時期に出ていたフェアレディ1600 や初代シルビアと同じ物なのです。OHVながら、かなりのショート・ストローク&オーバー・スクウェアで、510 の L16 よりも高回転向きのエンジンでした。
 キャブレターもSUのツインという同じ装備。
 なので、見た目は尻下がりのダサダサなセダンながら、当時としての戦闘力は、かなりあったかと。
 ま、それを軽く凌駕したのが 510型SSS だったんですけどね。
 
 411SSS はレースに出ておらず(1300cc の 410SS はサファリ・ラリーでクラス優勝)。
 510SSS はサファリ総合優勝。それをネタにした映画『栄光への5000キロ』で世間に周知。
 しかも映画の元ネタは、410SS がクラス優勝した 1966年のレースという衝撃の事実(苦笑)。
 
「地味な大衆車の中身だけを高性能に改造して、スポーツカー連中の度肝を抜く」という犬神明の欲望に照らすなら、派手な 510 よりも注目されない 411 のほうが適任だと、やっぱり思うんですよね。
 
 ついで話。
 当時の日産(ダットサン)は、箱スカ、初代ローレル、そして 510 と、攻撃的な直線デザインにこだわっていた節がありますね。
 で、フルモデルチェンジで、ケンメリ、ブタケツ、サメブル、さらには実質的な 510 の後継車と言える 710(初代バイオレット)と、揃いも揃って流線型で攻めてきました。
 ファッションを作ろうとしてたのかなあ。傾向は適度にバラけさせたほうが効率的だと思うんだけどなあ。
 
 


 
○2023-11-28 (旧暦 神無月十六日)
 
 
『ゾン100』の残り三話はクリスマスの深夜に一挙放送なんだとか。
 
 にしても。
 深夜枠ならまだしも、日5枠で、この体たらくとは……。
 少し躓くだけで崩壊する脆いスケジュール。今のアニメ業界がキツキツなんだと嫌でも判りますね。
 そのうち現場が死屍累々になりゃせんかと、一視聴者として心配になります。
 
 難しいことは判らないので、委員会方式が是なのか非なのか何とも言えませんが。
 とにかく、現場が潤わないのは不健全だと、それだけは断言できると思います。
 
 やっぱりアレかな。
 偉い人たちだけで利益を吸い尽くしてるのかなあ?
 国民の苦しみを余所に自分たちだけ給与アップする増税クソバカウソメガネみたくさー。
 
 


 
○2023-11-29 (旧暦 神無月十七日)
 
 
 まさにネットは無法地帯ですか……。
 
https://news.yahoo.co.jp/articles
/0c472502479a5b2aa3a87c17c705c80afd2480b8

 
 著作権侵害者である学校側に同情的、なおかつ被害者の作者さんに対して否定的、という理不尽なコメントが多く見受けられますが。
 不正使用をやらかした学校側と、これらバカなコメントの主どもも、おそらくはスマホからSNSを通して初めてネットに入った人なのでしょう。
 少なくとも、まだスマホやSNSの無かった時代にPCでネットに入った人は、このあたり意識してますよ。つか、させられてますよ。「ネチケット」って言葉もありましたし、素材屋さんという概念もありましたからね。
 対して、スマホからネットに入ったSNS利用者にとっては、とにかく「コンテンツは無料」がデフォですからね。音楽でも動画でも漫画でも小説でも、とにかく「すべてタダ」からネット生活が始まってる。
 だから、↑の件で作者さんの姿勢を攻撃するのでしょう。「タダであるべきモノでカネ取るな」って無茶苦茶理論。
 
 物であれサービスであれコンテンツであれ、何かを創るのには必ず労力がかかる。
 その労力に見合う正当な対価を求めること、不正使用に対して請求すること、それがなぜ攻撃されるのか、本当に恐ろしい時代になったものです。
 こんな状況を放置してたら、近いうちに日本は娯楽の貧弱な国に没落しますよ。プロが成り立たなくなるんですから、品質低下は必然。
 
「コンテンツはすべて無料」と思ってる思考停止連中をブラック企業が低賃金や無償でこき使っても、それは別にいいんじゃね?
 連中に文句言う権利なんて一切ないよなー。
 と思います、本当に。
 
 


 
○2023-11-30 ゲゲゲ忌 (旧暦 神無月十八日)
 
 
 『ブラック・ジャック [ミッシング・ピーシズ]』
 『ブラック・ジャック [ミッシング・ピーシズ]』
  手塚治虫/立東舎

 
 ご存じのかたも多いことと思います。
『ブラック・ジャック』は、単行本収録が不完全のままです。どの単行本シリーズでも、全話のコンプリートはなされていない。しかも、複数のシリーズを跨いでも全話を読むことは叶いません。
 
 巻末解説にもあるとおり。手塚先生は単行本化にあたり、発表順にこだわらず収録エピソードを自ら選んでおられたそうで。なので、すべてが実質的な抜粋本・傑作集になっているワケ。
 このこだわり、漫画の神様に対して大変に申し訳ないんですが、失礼を重々承知のうえで読者の端くれとして言わせていただけるなら、まさに「余計なお世話」なんですよねぇ。m(_ _)m
 取り分け、最初のシリーズであるチャンピオンコミックス全25巻は酷かった。判りやすい例を一つ挙げますと。このシリーズの中でのドクター・キリコの初登場は「ふたりの黒い医者」(全身不随の母親を想う兄妹がBJに、母親本人がキリコに、それぞれ依頼したWブッキング)なのですが。雑誌発表でのキリコの初登場、つまりはキリコが初めて世に出たのは「死に神の化身」(船内で細菌兵器に感染した船員たちに対する政府の処遇。単行本で「恐怖菌」に改題)でした。この「恐怖菌」、コミックスでは「ふたりの黒い医者」よりずーーーーっと後の収録で、とにかく絵柄で混乱させられます。キリコが別人なんだからもう。これが発表順での収録なら、単に絵柄の変遷なのだから無問題なのに、ねぇ。
 
 そして、これも解説にありますが。
 手塚先生は、そのこだわり故、単行本収録に際して、原稿を改編なさるのが常でした。よって、同じ作品が雑誌掲載仕様と単行本収録仕様とで大きく異なるケースも多々。
 一番激しく変化したのは『火の鳥』だそうですね。私は全容を知りませんが、編によっては結末すら全然別物になっているそうな。
 なので、『BJ』も、一部のエピソードは雑誌版と単行本版とで違いが顕著。
 
 といったあれこれを可能な範囲で補完したのが、この本です。
 ただし、手塚プロが明確に封印を宣言している「植物人間」と「快楽の座」は、さすがのこの本でも未収録(「植物人間」はチャンピオンコミックスの初期には入ってた。「快楽の座」は一度も単行本に収録されていない)。
 それでもです。この二つと同じく封印が明言されていた「指」の、改編された「刻印」との差分を収録しただけでも、この本の価値はデカい。
 
 以下、簡単に順繰りに。
 
「医者はどこだ!」
 記念すべき『BJ』第1話。自損事故で死にかけた大金持ちのドラ息子を救うために、何の罪もない仕立屋が「合法的に殺」されて移植手術の材料にされる話。
 いきなり凄いのですよこれ。原稿をコピーした形態なんです。鉛筆のメモ書き、ホワイト修正、ネームの切り貼り状態、すべて判ります。これは楽しい。
 
「ストラディバリウス」
 名演奏家と名器ストラディバリウスの絆を描いた話。
 これは雑誌版と単行本版とを続けて収録。どこがどう変わったか比較するのが面白いです。
 
「緑柱石」
「ふたりのピノコ」
 公害病に苦しむ、ピノコそっくりの女の子の話。
 単行本化に際して内容の大幅改編および「ふたりのピノコ」に改題。
 両者を続けて収録。
 ちなみに「緑柱石」の単行本収録は初のはず。
 
侵略者インベーダー
 入院している少年の周囲の人々がある日を境に変わってしまった話。
 最後に差分を収録。
 
「ピノコ西へいく」
 患者が治らないと訴えられたBJが雲隠れ。それを追うピノコの話。
 最後に差分を収録。
 
「空からきた子ども」
 当時の「ミグ25事件」から発想を得たと思われる話。
 最後に差分を収録。
 
「霊のいる風景」
 降霊会の話。BJは霊にもよく感謝される♪
 最後に差分を収録。
 
「刻印」
 BJの旧友で大悪党になった男の話。
 最後に、雑誌版である「指」から差分を収録。
 
「虚像」
 BJの恩師が落ちぶれていたという話。
 完成形と下書きとを見開きで並べて収録。
 
「人生という名のSL」
 実質的な『BJ』最終話。
 最後に差分を収録。
 
 その他に。
「灰とダイヤモンド」「悲鳴」「キモダメシ」から差分のみの比較。
 新連載告知、扉用の絵、各話の没カット、「連載延期のおわび」。
 日テレ『24時間テレビ』のアニメおよび『火の鳥2772』におけるBJの設定画。
 などなど。
 
 本自体が雑誌サイズですから、読み応えありますよ、ええ。
 
 

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