2022年7月


 
戻る
 
 


 
○2022-07-01 山開き (旧暦 水無月三日)
 
 
 何が「寝耳に水」だよサハリン2。
 奇恥骸プーがそのうち強硬な手段に出てくるなんて想定内でしょうに。
 もし本当に政府や三井三菱が予見していなかったとしたら……バカだろ。
 
 アカと約束なんてするもんじゃない。と思い知ったでしょ。
 高い高い勉強代ですね。
 
 横車を押してくるということは経済制裁が効いてる証拠。
 危痴害プーによれば、どんなに大昔であっても一度でも自国の領土だった所は奪い返していいらしいので。
 露が経済的に崩壊してから、北方四島と一緒に悠々と樺太を取り戻せばいいんですよ日本は。
 
 この地球にクレムリンという危険な組織は要りません。消えてくれ。
 ついでに、同じく大嘘つきの中共も。
 UFOが飛来して、この二つをブチ壊してくれないかな。
 で、露西亜と中国がまともな国になることを切に願うよ。
 
 


 
○2022-07-02 半夏生、博多祇園山笠 (旧暦 水無月四日)
 
 
 実は静かに静かに球の調達進行中。
 
 
 Model7
 
 
 頭部にくびれのあるST管は、出力管では初めて手にします。
 350B 。
 もちろんオリジナルではなく現行品。U.K.企業のブランドですが、製造はたぶん中華。中華だから今も流通してるわけですね。
 
 350B は 6L6 の系統なので当然、6L6 もST管。
 Model7 には「GC」が付かない 6L6 は絶対に使わないよう取説にあります。が、350B は使えるともあるのです。むしろ KT66 に近いのかもしれませんね、350B 。知らんけど。
 
 
 Model7
 
 
 写真では上手く写せませんでしたが、この 350B はゲッタ(ガラスの内側を鏡状にしている部分。不純なガス成分を吸着して真空を維持するためなんだそうな)が下側にあるのが、真空管初心者のオイラには新鮮です。寸胴のGT管だと頭にありますからね、ゲッタ。
 いやホント、上から見下ろすとキラキラ違和感あって楽しい♪
 
 
 Model7
 
 
 ST管という古い形状だと、「真空管は電球だ」という声にも納得がいくというものです。
 灯が入ると、なおのこと♪
 
 音に関しては、いつもどおり駄耳の感想ですが。
 これまでの出力管ほどの「おお」という気持ちは湧きませんでした。むしろ石のアンプを聴いているような?
 で、試しに 80年代の U.K.サウンドにすると「うわっ」となりました。凄く聴かせてくれる。
 たぶん、この型だけのことで、なおかつ私の耳だけのことだと思います。(;^_^A
 世間で言われる 350B の評価は「傍熱ビーム管なのに直熱三極管のような音」となっています。復刻と言えるこの品のカタログでも同様の表現があります。
 それを期待していたのが、いささか残念な結果となりました。
 が、洋楽に合うなら、それはそれで収穫です。見た目レトロなST管が 80年代洋楽にマッチなんて面白いものです。
 
 オリジナルの 350B も聴いてみたいところですが、オイラにゃ買えるわけありません。はい。
 
 


 
○2022-07-02 百鬼夜行
 
 
 バッファローマンを昔の人が見たら、やっぱり鬼だと思うんだろうか。
 
 


 
○2022-07-03 一粒万倍日 (旧暦 水無月五日)
 
 
 前回ラストで変身しそうだったカリちゃんパパは、ベイルにあっさりスタンプ奪われる。
 で燃料補給できたベイルはリバイスに反撃……できずに、すぐに時間切れで撤退。
 と思ったら、ここまで含めてカリちゃんパパの計画通りでしたとさ。
 
「百人いたら百通りの人生が」
 ママさん良いこと言う。
 そんなママさんに送り出されて、パパさんはベイルと決着をつけに。
 
 決闘に水を差そうという赤石はリバイスに倒されて灰となって消える。
 あれ? あっけなかったな。
 
 パパさんとベイルの闘いは、そのまま精神世界での素の殴り合いに。
 このあたり、映司とアンクの殴り合いにも被ります。熱血やね。
 にしても、二人が変身したライダーは使い切りなんでしょうか。もったいない気もします。そう言や『ジオウ』でも使い切りの未来ライダーが三人も出てきたっけ。
 
パ「俺は、おまえを許すよ」
ベ「俺は貴様を許さないぞ。永遠にな」
 
 どこまでもツンツンなベイルと再融合してパパさんの件は決着。
 一輝との喧嘩では素直になれなかった大二も、パパさんの本気を見せられて元の鞘に。というのは上手いですね。兄と父親ではランクが違うということですか。
 ま、そりゃそうだな。
 
 一方で、カリちゃん父子は一瞬だけ仲良しの頃(若いカリちゃんパパ、超イケメンやん)に戻れたけど…………。
 いやまあ、断裂したままの別れより、ずっとずっといいけどね。
 
 一家の大団円と思ったところに、ギフ降臨。
 予告によると赤石も健在らしく、しかも強化してるっぽい。いや、あの赤さはバーニングゴジラ的な背水の陣かもしれませんな。
 
 


 
○2022-07-04 一粒万倍日、不成就日 (旧暦 水無月六日)
 
 
 便利だからと何でもかんでもケータイに頼るから、こんなことになる。
 
 通話だけならまだしも。
 諸々の支払いや会場入りでのチケット提示などなど経済活動もだし、命に関わる緊急連絡も今やケータイで。プロのドライバーは地図アプリ頼みの方向音痴。
 生活必需のインフラをケータイというかスマホに集中させすぎですよ。
 TVは観ないラジオは聴かない新聞は読まないニュースはスマホでという人は大規模障害となっていることを知らず営業店舗に怒鳴り込んだ、とかもあるそうですから、情報ツールであるケータイが、むしろ情弱の原因になってる。
 
 110や119で、いまだにローミングを実現できていないのも呆れる話です。
 キャリアそれぞれの商売事情なんて知ったことじゃない。ここは行政が強権発動すべきなのに、何もしていない。
「検討課題」の言葉だけで長期放置するのは無責任以外の何物でもありません。
 
 行政も大企業もアテにできない。ならば、せめて市井でできることとして。
 二台目の割引や家族割引、ネットや固定電話とのセット割引などなどはスッパリ諦めて、リスク分散の意味でメインのケータイ、サブのケータイ、固定、ネットなどなど、それぞれで別のキャリア、プロバイダでの複数併用が正解のようですね。
 あと、ナヴィに頼らず自力で目的地到達のスキルは育てておくべきでしょ。
 
 それと。
 直ってないのに「ほぼ回復」だなんて表現は、するべきでないですね。繋がらない人にとっては回復だの復旧だのは関係ないわけですから。
 ネトゲの障害でよく使う方便ですが、その場しのぎの言い訳は、みっともないし不満増幅になるだけですよ。
 
 中露北は、今回の騒動をいいシミュレーションと見てるんじゃないのかな。
 実際、攻めるべき日本の弱点の一つを晒しましたね。
 
 


 
○2022-07-05 (旧暦 水無月七日)
 
 
 しかし解せぬ。
 
 交通違反で逃走した黒人違反者の体には警官隊が六十発もの弾を叩き込んだ(発射したのは九十発だそうな)というのに。
 一方で、祭に集まった人々に対して銃を乱射した白人の無差別殺人鬼はホールドアップさせて身柄拘束という、実に丁寧な対応。
 
 解せぬ。
 
 


 
○2022-07-05 庚申待ち
 
 
「獅子身中の虫」って、「三尸の虫」のお仲間さんなんだろうか。
 
 少なくとも、やってることは似てるよね。
 
 


 
○2022-07-06 庚申、入谷朝顔市 (旧暦 水無月八日)
 
 
 そろそろ閑古鳥が鳴く頃だろうと、ようやく観てきました『シン・ウルトラマン』。
 ま、あれだけ空いてりゃ、少なくともスクリーン内での感染はないやろ。ゲーセンと繋がっとる外では知らんけど。
 
 
 
 
 
 大企業を巻き込んで大金注ぎ込んだ趣味バリバリ全開スケールMAXの二次創作。
 
 これは、あえての褒め言葉です。
 それほどに、ウルトラマン愛が大きい大きすぎる。
 そう感じました。
 いや庵野監督、本当にお好きなんでしょうね。総監督と脚本だけでなく、モーションアクションにまで関わっておられるとは。こだわり度がハンパない。こりゃきっと、禍威獣・外星人のデザインにも口出ししてるぞー。
 
 ああ、誤解のないように言っておきますが。
 別に旧作を観てなくても、初見の人が普通に娯楽作品として観られますから、ご安心を。特撮モノにアレルギーが無ければですけどね(苦笑)。
 あれこれ難しく行間を深読みしたがるのは旧作ファンの習性なのです。はい。
 
 邦画のキャスティングについては言っても詮無きこと。
 とは言え、神永新二のアップになるたびに「ラジオインディード」とか、ドリンク手にして「チャージした?」とか言い出すんじゃないか、などと頭の切り替えが下手な私は、ついつい思ってしまいます。
 TVに出ずっぱりの人、少なくともCMで売れまくってる人を映画のメインに据えるのは、イメージ面での弊害が大きいと個人的には思います。できたら主役は演技力のある無名の新人が理想的だろうと。
 
 にしても時代を感じますね。
 旧作でムラマツ・キャップを演じられた小林昭二さんが当時、三十六歳。
 で、『シン』で田村班長を演じられた西島秀俊さんが五十一歳。
 でも、田村班長よりキャップのほうが、どうしたって老けて見える……時代だ。
 ちなみに、ランバ・ラルが三十五歳だぞ(笑)。昭和こえぇ(爆)。
 
 二時間弱という尺に複数の禍威獣と外星人を登場させたための詰め込み感、駆け足感は否めません。総集編映画と言ってもいいくらいの薄さではあるでしょうね。
 なら、外星人単体の陰謀に絞って二時間……ってのも、どうなんだろ。
 エンタメと考えれば、そこまで批判しなくても、と自分は思います。怪獣宇宙人てんこ盛りでもええじゃないか。
 
『シン・ゴジラ』に比べて人間側のリアルさが無い。
 という意見もあるようですが。
 そもそも、身長六十メートルの銀色巨人が巨大怪獣とプロレスする作品に、そこまでリアル求めんでも?
 
 まあ、庵野監督自身がヲタですし、ヲタ向けに作られた作品でしょうから。
 旧ウルトラ好きでない層からの駄作認定があっても当然ではあると思います。
 そこはほら、感想など人それぞれ、ということで。お互いに相手の意見を否定することはないかと。
 
 そんな私でも、誉めるばかりではないです。
 一つだけ個人的に妥協できない不満がありまして。
 ED曲がミスマッチしすぎです。
 あれは勘弁してください。あれなら、平成ライダーの劇場版で仮面ライダーガールズが歌った気の抜けたヘナチョコED曲のほうがナンボもマシです。
 誤解のないように補足しますが。曲単体での出来を言っているのではありません。本編とのマッチングが成立していないと言っています。
『ウルトラマンの歌』のインストルメンタルを鷺巣さんに編曲してもらえば大丈夫だったろうに。あるいは『科特隊マーチ』とか、旧作最終回のウルトラマンが帰っていくシーンに流れたBGMとか。
 いやー、さすがに米津さんの曲調は合わなさすぎでしょ。ここだけは、庵野監督の考えが反映されずに、例えばPが無理矢理に押し込んできたのかもしれないな。
「玉に瑕」と言えば聞こえはいいけど……観た側としては残念無念です。エンドロール観ずに出て行きたくなったの、かなり久方ぶりですよ。
 できたら円盤にする際に差し替えてほしいくらいです。
 
 
 
 以下、容赦なくネタバレしてます。
 畳んで反転もしておきますので、よしなに。
 
 
 

 面白かったです。
 発売されたら円盤も買って、じっくり観なおしたいと思ってます。
 
 


 
○2022-07-07 小暑、上弦、一粒万倍日 (旧暦 水無月九日)
 
 
 密かに続く球探し♪
 
 
 Model7
 
 
 露球、中球、古い日球と来まして。
 今度は、ようやく米球です。もちろん古いです。でも未使用です。
 真空管業界では格好良く「NOS」(New Old Stock)と呼ぶそうで。もっと広くに通ずる言葉なら「デッド・ストック」「流通在庫品」「不良在庫品」要するに「売れ残り」です(笑)。ちなみに、「Dead Stock」の直訳である「死蔵品」は少し意味が違いますね。
 現在、作られていない&未使用ということでNOS管が貴重品なのは、まちがいないですけどね。でも、それは何十年も乗らずにガレージに保管されていた KBNR32 とかも同じです。真空管に限った話じゃない。
 
 っと、脱線しました。
 
 で、この球、7581A は 6L6GC の上位互換球と言うか軍用高信頼管で、つまりは 6L6GC の回路にそのまま使えるとのこと。
 これが巷で高評価なので、欲しくて欲しくて。(;^_^A
 で、ようやくゲットしたのです。有る所には、かなり有るみたいなんですよね、古いのに。
 
 音は……良いですね。先の 350B より好きな音です。
 まだ、さほど数を聴いてませんし、露球との比較もできてないので、印象のみですが。
 
 さあ、いっぱい聴くぞ。
 と言いたいところですが、この猛暑です。管球式アンプはきついです。真夏の我慢大会です。
 残念ですが涼しくなるまで、おあずけとなります。だって本当に暑いんですから多極管四本は。
 
 ちなみに、この 7581A 、光ります。
 真空管は物によって青く光るそうなのですが、7581A はわりと光るそうです。
 ウチのは、どうでしょう。
 
 
 Model7
 
 
 下手クソながら、何とか写しました。
 これ、肉眼で見ても「青い……かな?」程度なんですよ。写真でようやく確認できた。
「青色蛍光」と言う現象だそうですね。球の内部にある不純物に電子がぶつかって光るのだそうで。つまり、今やLED電球に駆逐されつつある蛍光灯と同じ原理なのでしょうか。
 一部に、これを「グロー」と呼んでおられますが、まちがいだそうです。
 グロー放電が起こる球は不良か劣化で、使い続けるとアンプもスピーカも危険なんだそうな。怖い怖い。
 蛍光とグローの区別ですが。
 蛍光はガラス内側にくっついて青く光る。
 グローは電極間を紫〜赤が飛ぶ。
 のだそうです。
 ウチのは蛍光ですね。よかったよかった。
 
 巷には「オーロラか!?」ってくらいに綺麗な青色蛍光している管球式アンプの写真をアップされている所がいくつもありますので、ご興味のあるかたは、ぐぐって鑑賞なさってみてはいかがでしょう。
 オイラの写真なんて素人以下ですから。はひ。
 
 
 
 球も貯まったし。
 積極的に探すのは、これでいちおう打ち止め。
 ぶっちゃけ、オイラの聴くペースだと一生分の球は手元に集まったと思う(笑)。
 
 


 
○2022-07-08 (旧暦 水無月十日)
 
 
 あえて言わせていただく。
 
 マスコミ、特にTV局は冷静に対応してほしい。
 
 今は選挙期間中。
 にも関わらず、通常番組を中止してまで、一つの政党に偏りかねない特番を延々と流すのは控えるべき、いや、控えなくてはならない。
 どのみち、事件に関して判った事実など分量的にさほど多くはない。なら、ここは淡々と粛々と事実の報道のみにすべき。レギュラーのニュース番組枠内の編成で充分に対応できるはず。
 事件の検証などは選挙が終わってからすればいい。
 
 これが現職総理ならまだしも、「元」の付く人なのだから、選挙期間中であることを強く考慮すべき。
 ただでさえ選挙結果が事件に影響される確率は高い。報道騒ぎが、それを助長しかねないと、なぜマスコミは考えない?
 各番組で「元」を付け忘れて「総理が」「総理が」と連呼してるし。
 
 事件は、もちろん怖いが。
 マスコミの浮き足立った大騒ぎぶりも怖いよ。
 
 


 
○2022-07-09 八專終わり、浅草ほおずき市 (旧暦 水無月十一日)
 
 
 炎天下に愛犬の散歩してる奴。
 
 馬鹿すぎるだろ。
 
 自分だけ日傘さして。
 
 愛犬を紫外線に晒してる。
 
 しかも愛犬の肉球はアスファルトに焼かれてる。
 
 人間としての知能無いのか?
 
 それとも飾りなだけで、「愛」犬じゃないのか?
 
 


 
○2022-07-10 九星陰遁始め、甲子、四万六千日 (旧暦 水無月十二日)
 
 
 カリちゃんパパは生きてたけど……その流れでまた父子断絶の危機とか、どんだけ闇深いんだよ狩崎家。
 善人だとは思うんだけど、カリちゃんパパの感性って人とかなり違うんだよな。善意のマッド・サイエンティストとでも言うべきか。父親としての愛情からとは言え、自分の幼な子にスタンプ使うとか、ぶっちゃけ狂ってる。
 この親子関係、修復可能なのか?
 
 用済み赤石を蘇生してやったうえで捨てるとか、ギフ様どんだけ慈悲深いんだか。
 いや違うか。
 不老不死の赤石に人類滅亡を見せつけるためかも。
 
 とにかく想定しうる最悪の展開ですね。
 
 バーニング赤石が背水の陣なのは判ってましたから、脚本的にも「用済み」なのは明らかでした。バイスの言う「やけくそモード」が的確♪
 問題はその後なんだな。
 
 どうなるかなー。
 とは思いましたが。
 
 大二は、やっぱりバカだった。
 こうなると、最終回直前あるいは最終回まで、大二は戻ってこないかもなぁ。
 
 考えかたにもよりますが。
 このまま大二が、しあわせ湯に帰ってこない結末もアリだとは思います。
 過去には主人公が人間であることを捨てて、みんなの前から消えた作品もありますし。
 
 ただ。
 家族をテーマとした作品で家族が欠ける結末は……やっぱり願い下げですよね。
 
 ま、帰ってくるんでしょ。
 
 


 
○2022-07-11 (旧暦 水無月十三日)
 
 
 自民が圧勝するのは金曜の時点で約束されてましたからね。
 それは驚きません。
 事件一つでコロコロ投票先を変える大衆。
 ついでに、「当選したら政治を勉強する」とか莫迦ほざいた元アイドルに投票する大衆も。
 実に愚かです。
 
 ただ一つ、どうしても気に入らないのは。
 勝利を受けての総理の言いかたがね。
 野党に投票した人は日本のことを考えていない、としか聞こえないんですよね。
 元総理の「こんな人たちに」みたく意図して言ってるわけではなく、たぶん無自覚なんでしょうが。
 やっぱり思い上がり政党の人間だなあ、と。
 
 ともかく。
 救いようのない三年間が始まりました。
 最悪、このまま日本は、今の国際トレンドに沿って闇の時代に突入かも。
 であれば元総理も本望でしょ。
 
 


 
○2022-07-12 草市、不成就日 (旧暦 水無月十四日)
 
 
 値上げするか、値段据え置きで減量のステルス値上げにするか。
 大企業の悩み処ではあるでしょう。
 
 個人的には、現状(コロナ禍やウクライナ戦争)を理由に正々堂々と値上げすればいいと思うのです。
 そこは理解できるわけですから。
 
 ただね。
 
 かつて、消費税導入や消費税率引き上げに隠れて便乗値上げをされた身の庶民としては、コロナ禍などなどに手前勝手の利分を上乗せしてこないか? という疑惑は出てくるわけです。
 ただでさえ、政府が賃上げを目的としてインフレ政策を進めても、それによる増益分を大企業はガッチリ抱え込んで社員に与えない。つまり社会に還元しない。
 そりゃあ庶民は大企業の言い分を信用したりしませんよ。
 現在の大企業が抱える値上げジレンマは、けっきょく自業自得なのです。
 
 


 
○2022-07-14 望 (旧暦 水無月十六日、嘉祥)
 
 
 前のおとり広告から一ヶ月も経ってないフライング広告。
 もはやギャグの領域ですね。
 
 本部は、「半額」の広告を張り出す期日が徹底できていなかった、という言い訳をしているそうで。
 でも問題は、そこじゃない。
 
 そもそも、開始の日付が無い広告は公開された日が開始日となる、というのは当然の解釈です。
 これは、お客に限ったことではなく、店側もそう解釈するしかない表現。
 であれば、本部から半額開始の日付を知らされていれば、広告貼り出しの日付も、自ずと判ろうというもの。普通の知能があればね。
 なのに、本部の指示より前に貼り出した店は、お客の抗議にも関わらず「これは予告だ」と譲らなかったという。
 
 つまるところ。
 フライング広告をやらかした店の店員、そして誰よりも店長には、普通の人としての知能が無いという証明になります。
 そーゆー無能が責任者をしている店の物を口に入れる度胸は、少なくとも私には無いな。
 とゆーことです。
 
 まあ、回転寿司は他にもあります。
 選択肢が多いのは良いことですよ。
 
 


 
○2022-07-14 百鬼夜行
 
 
 死後の世界は、在るのか無いのか。
 
 夏の恒例番組を観ると、いつも考えます。
 とりわけ、父が亡くなってからは、よく考えます。
 
 要するに。
 自分が死んだら、すべて無なのか。
 死んだら死んだで、その後も意識があって、あれこれ認識できるのか。
 認識できるとしても、光も音も何も無い真の闇の中でフワフワしてるだけなら嫌だな。
 などなど。
 
 死んだら無、というなら大金払って終活なんかせんでも放置すりゃいい(無責任ではありますが)。
 でも、死んだ後のことも認識できるなら、周囲に迷惑かけないよう終活をきちんとすべきだし、自分の黒歴史は「積み荷を燃やして」すべき。でないと死ぬほど恥ずかしいから(笑)。
 死後があっても。死んですぐ別世界に転生して、前の世界のことは知りようがない。というなら、恥の掻き捨てでも、まあいいか(爆)。
 
 これまでは単純に「幽霊はいるのかいないのか」ということだけを考えていたのですが。
 父の件がきっかけでしょう。自分の死後をどうしても考えてしまいます。
 
 あ、もちろん引き続き、幽霊の存在についても考えてますよ。
 深夜とか、ふと後ろが気になったりしますし。
 いや〜。今使ってるTVの画面がグレアだから観ないときは暗めの鏡状態で、だから微妙に怖いんだよな〜。(;^_^A
 
 


 
○2022-07-15 己巳 (旧暦 水無月十七日)
 
 
 毎年のことですが。
 因縁物は相変わらず怖いです。
 なんであんなのコレクションするのか理解できません。
 
 あの劇団の稽古場は、ヤラセ無しだとしたらガチでヤバイ。
 あんな現象てんこ盛りって初めてじゃね?
 そーとー家賃安いんだろうなあ。だから出るに出られないんだろうなあ劇団。
 にしても、相手があっちの世界の人だと確信して、それで声かけるって、劇団長さん度胸ありすぎや。
 
 復元納棺師というご職業を初めて知りました。これは大切なお仕事ですね。
 そんな人が霊感を持つなんて、よく続くなあ。これは宿命だから自然と受け入れておられるのかも。
 我が家の場合、父が大切にしていたと思われる持ち物を一緒に入れたことは入れました。だから出てこなくてすんだのかな? 知らんけど。
 
 またまた宜保愛子さんの貴重情報。
 左目の怪我が霊感のきっかけとは聞いたことがありますが、まさか弟さんの悪さが原因での大怪我だとは……つか、不自然に残酷な悪さなのが気になって。ひょっとして、“上”の意志によって弟さんが操られていた、ということもあるのかな。
 宜保さんが霊視するようになるのは“上”が決めたこと。だったのかもしれませんね。
 
 過去の使い回し動画や下手クソな捏造動画はあったものの。
 ざーとらしい演出の海外動画が無くて、好感持てます。
 やっぱり、この手の企画は安定のテレ東ですね♪
 
 


 
○2022-07-16 初伏、大犯土、三隣亡、一粒万倍日 (旧暦 水無月十八日)
 
 
「相変わらず不躾なまま、やっておりますが」
 なーんて、番組内でメーカーの人にいつも言っておられましたっけ。
 
https://news.yahoo.co.jp/articles
/2920696b7b0ec5e368bbbbe8a8d0ab4acba89e47

 
『新車情報』はメーカーに忖度しない唯一無二の自動車紹介番組でした。
 自動車を徹底的に“道具”として評価する。その姿勢は視聴者に強く刺さったものです。
 道具としての機能から逸脱したデザインを指摘するそばからメーカーの人が「それはなんたらかんたらでどうのこうので」と言うのを即座に「言い訳しないの」と斬って捨てる。
「自動車は芸術作品じゃないんだから芸術家気取りの勘違いデザイナーに好き勝手させないの。そのための主査でしょう」とも言っておられましたね、よく。
 でも残念ながら、この番組で強く指摘・要求していて実現したものは、そこまで多くはなかったですね。無知な自分が知ってるのは、バンの跳ね上げ式リアゲート内側に閉じるときのための取っ手を付けたことと、高級車のトランクのダンパー、搭載義務がある三角表示板を収納するためのトランク床の凹み、くらいかな。
 何度言っても、メーカーの人が苦笑いでごまかすばかりのモノもあった。三角窓とか(笑)。
 国内を走るRV車に必須のサイドアンダーミラーが、どこのメーカーも横並びの同じデザインになってて、それを「雨上がりの毒キノコ」と呼び、「もう少し何とかならないですか形」と、これもずっと言っておられた。でも私の知る限り「何とか」したのはジムニーの中の二種だけですよ。
 バンパーについて「素材色でいいじゃありませんか。ボディと同じ塗装だと、ちょっと擦っただけで修理代が大変なんですよ」と言うのも定番で。
 スポーツ車のことは「麻薬の効いた車」って言ってましたね(笑)。
 不思議なのは、あれだけ辛口コンボな番組なのに、メーカーが出演協力を拒否しなかった。批判的な指摘が的確であり、決して難癖や悪口でないからなのでしょう。
 メーカーの人が使い慣れている専門用語やマニアックな単語を口にすると、すぐにやさしく噛み砕いた一般的な言葉に“翻訳”なさるのが、この人のスタンスをよく顕していたと思います。
 一方で、「気持ちの良い製品しか買わないこと」と、ユーザー側の姿勢についても、やんわりと苦言を呈しておられました。メーカーを育てるのは、お客なのだということですね。
 番組への視聴者からの質問についても、忖度のない姿勢でした。頓珍漢な質問には、きつめの対応をなさることもありましたよね。
 ディーゼル車を紹介する回で「なぜかアメリカ人と都知事はディーゼルが大嫌いですが」というのも名文句でした。
 そうそう。二本一組の「不躾棒」も♪
 旧型車に乗ることを「反社会的行為」と言ったのにだけは、断固として反対させていただきますけどね。(;^_^A
 でも、本当に学ぶことが多かったです。
 
 番組を引退されて、司会が別の人に替わっての仕切り直し『クルマのツボ』で一気につまらなくなったのも、よぉく憶えてますよ(苦笑)。
 
 
 
 合掌。
 
 


 
○2022-07-17 京都祇園祭山鉾巡行 (旧暦 水無月十九日)
 
 
 同じテーマが続くけど。
 地域によっては、まさにお盆が済んだところだから、まいっか、と。
 祇園祭も霊を鎮める目的だから、お盆みたいなもんだし。
 
 
 
 悪霊にお経。
 と、よく関連付けますが。
 実は、お経そのものに力などない。
 なら、なんで悪霊に経文や陀羅尼や真言が効くのか。
 それはつまり、それらの背景に佛の存在があるからで、悪霊は言葉でなく佛の力を恐れている。
 要するに、悪霊も佛を信じているということに他なりません。
 
 この図式は西洋の吸血鬼などでも同じで。
 聖書や十字架そのものには何の力もない。
 でも、吸血鬼は自らが呪われた存在だと自覚しているため、聖書などの背後にいる神を恐れている。
 これもまた、歪んではいるものの、神を信じていることになります。
 
 悪魔についても同様。
 よく悪魔と神を対比させますが。
 本当は悪魔と天使です。悪魔にとって天使はライバル以上のものではない。ゆえに怖くなどない。
 でも、神は別格。
 だからこそ、悪魔も神を恐れるわけです。
 
 これらの考えからすると。
 信仰心皆無の人が聖書やお経を持っていても、悪魔も悪霊も、それを恐れることなどないんじゃないかと思うわけです。アイテム自体に力があるわけではありませんから。
 御守りについては、いちおう社寺が儀式によって力を入れているので効果ある、というのが前提であり建前でもある。
 教会のほうで言えば、聖水は決められた行程で作られるので、あるいは効果あるかもですが、十字架はどうでしょうね。ちと怪しいかなと思います。
 
 逆に。
 何も持っていなくても、信仰心があれば、その人の背後に神佛の姿があり、悪霊も悪魔も退散するのかもしれません。
 故事にある、夜道で異形に出くわしたもののたまたま経文を持っていたから助かった、というのも実は本人に信仰心があったからなのではないかと思うわけです。
 
 などなど考えて。
 いざってときのために魔除けの御守りを携帯するのもいいけど。
 陀羅尼や真言をそらで言えるようにしておくほうが、より効果的なのかもしれないな。
 と思った次第であります。
 もちろん、社寺に対する真摯な気持ちも必須でしょう。
 
 
 
 いやー。
 怖い番組観るとホント、ダラダラと考えちまいますよ。(;^_^A
 
 


 
○2022-07-18 (旧暦 水無月廿日)
 
 
 ノーマルのデモンズでホーリーライブと相討ち。
 ヒロミっちは実力者なんだよな。いつも環境やタイミングに恵まれないだけで。
 
 パパさんでもダメだったのが、なんでヒロミっちにはできたのか?
 という疑問はありますが、さすがにそろそろ限界です。て言うか限界とっくに越えてます。
 大二の件で引っ張りすぎたと思いますよ。
 
 とにかくカゲロウの復活(?)で大二は五十嵐家に戻る。
 で、ギフを追っ払った……え? 勝った? 嘘でしょ。
 
 ギフ自ら語った目的とは、簡単に言えば、人類の邪心(悪魔)はギフにとって良質な食糧だということ。
 つまり、お腹空かせて地球に飛来したのねん。
 で、食べ物いっぱいあるから居着いちまったと。
 で、人類そろそろパンクしそうだから面倒なので滅ぼすと。
 自分の遺伝子を持った五十嵐家だけは残すってさ。
 どこまでも迷惑な野郎だ。
 つか、これだと大二が契約しても人類滅ぼすし、その意味では赤石も無駄なことをしてたってことに……。
 
 何なんだろ。
 ジェリド・メサの声で偉ぶって言うわりに、その内容がセコすぎる。
 神などとは程遠い、ただのタカリみたいだ。
(物質的にも精神的にも)貧しい奴に力を与えたらあかんということやね。
 
 命ならぬ全身全霊をかけたヒロミっちは、死ぬかと思ったけど生きてた。
 
 カリちゃんパパはご臨終。
 意地張ってたカリちゃんは死に目に会えなかった。
 
 次回予告で、ギフはまだ健在らしく。いや、そりゃそうだよね。
 で、映画の予告が、とんでもないことに! まさに五十嵐家最強だわ(笑)
 
 


 
○2022-07-19 一粒万倍日 (旧暦 水無月廿一日)
 
 
 ああ、そういうことか。
 と何となく納得。
 
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2207/14/news013.html
 
 飾りを廃して普通に判りやすく書いた(つもりの)シンプルな文章をどうしても理解してくれない層というのが一定数いるのは、学校だけでなく社会に出てからも実感してました。
 会話は成立するのに、書面でのやりとりだとなんでかチンプンカンプンになる。どう伝えても反応が要領を得ない。
 で、向こうもいいかげん嫌になるのかとりあえずすべて「YES」で応えてくるようになっちまって、こっちは伝わったと安心して、そのままずーっといって、ある時点でえらいことになるパターン。
 
『きらきらアフロ』において鶴瓶師匠がいつもキレる、松嶋尚美さん的なアレかと思いましたが、アレは会話でのものだし演出も入ってるだろうからなあ。
 
 なるほど。
 そもそも読むときの視線移動がダメだったと。
 本を読めない人、新聞記事を読んだ気になっていて実は理解していない人、下手すると記事に書かれていないことを平然と「そう書いてある」と断言する人、下世話な雑誌は言わずもがな。
 某ヤフコメにもいるよなー。記事を読んでないのバレバレな的外れコメント。
 
 学校でない社会では、どう解決すればいいんでしょ。
 文章読むのダメダメなのが上司とかお得意様だと、どうすんねん? 詰んでね?
 
 まあ同時に。
 自分もどこかでやらかしてないかと日頃から注意するのも大切だなと、考えさせられもしました。
 はい。
 
 


 
○2022-07-20 土用、下弦、不成就日 (旧暦 水無月廿二日)
 
 
 すばら。
 としか♪
 
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2207/16/news029.html
 
 親は子のために他のすべてを犠牲にする。
 などとよく聞きますが。
 
 自分自身の物事も維持しないと、持ちませんよ身も心も。
 と思います。
 
 にしても、ええコレクションやな〜。
 
 


 
○2022-07-21 (旧暦 水無月廿三日)
 
 
 第三期から四年ほど、でしょうか。
 違和感まったく皆無でブランクを感じさせず、すべてが安定してますね。さすがです。興奮したアルベドさんの口もデカいし(爆)。
 
 お話としては、第三期のすぐ後から。
 エ・ランテルがナザリック傘下となり一つの独立国になった……いや、圧倒的恐怖をもって建国を強制させられたところから。
 
 あいかわらず独白が小市民のアインズですが、やってることは冷酷な独裁者そのもので。
「どんな種族でも平等に暮らせる国」
 ゲヘナと大虐殺を実行した者が言うと、ますますクズの独裁者で反吐が出る。まるで、どこぞのプーだ。
 このチグハグ感こそがアインズいやモモンガさんの弱点になるんでしょうか。ま、ナザリック内では今までもボロ出してますが、アルベドさんらの自動深読み機能で「さすがアインズ様!」に変換されるので無問題。
 
 ゆえにキーとなるのは、出来る人物の存在なのですが。
 
 この物語で頭良さそうなのは。
 ワーカーの件をきっかけに、すでにナザリックと(見せかけの)友好関係を築いているバハルス帝国のジルクニフ皇帝。この人はかなり優秀な人物ですが、とにかく大虐殺を目の当たりにしましたからね。しかも腹の探り合いでもアインズには適わないと、ほぼ諦めてる。
 もうお一方が、今のところエ・ランテル改め魔導国がもっとも脅威な存在となっちまってるリ・エスティーゼ王国の第二王子ザナック、あの小太りさん。この人も頭が良いし気遣いもできるし倫理観も責任感もちゃんと持ってるし、そのヒネた表情や口調とは裏腹に指導者の器なんですよね。ただ残念なことに身近に超々猛毒が巣くってる。なので、ザナックさんが何かできるかと言えば無理。ゲヘナの時点でデミさんとつるんでたと思われる猛毒に、たぶんソッコーで潰される。
 残る鍵はスレイン法国か。三ヶ国の中、もっとも手段を選ばない国家ではありますが、その分、成果を上げる可能性も一番高い。ヤツメウナギを中途半端ではあるものの支配下に置いたワールドアイテムを保有していることからも、地理的にアインズが最優先で警戒すべき国なのは、まちがいない。
 だからこそ、アインズは帝国と王国に先に手をつけているわけで。両国家を支配下に据えたうえで最後に法国を、ということでしょう。
 転生者について知っているらしいドラゴンの国への侵攻は、もっと後になるよな。そもそもアインズも、ドラゴンのことはまだ知らないと思うし。
 とは言え、OPにドラゴンが出てますから、むしろドラゴンのほうから来るのかな。
 
 他の人間はと言うと。
 善人は悲しいかな無力。
 王国の権力者たちは、大虐殺の後なのでロクなのが残っていないという皮肉。
 前期の王国第一王子に輪を掛けたような典型的な馬鹿者貴族が、あれこれ楽しませてくれそうで……つーか、すでにアルベドさんの起爆装置に点火しちまってるよ。
 そのバカに協力(するふりを)している女性は、あれだな。八本指の一人ですね。マーレに脚を逆に曲げられたうえに、身の毛もよだつ拷問にかけられた、悪人だけど同情すべき気の毒な人。いや痩せてね? と言うか、やつれてね?
 
 最後の、そして最凶のキーマンは、たぶんユグドラシル・プレーヤ。
 前期のドラゴンの言葉や、今期の法国の会議から、二百年前に誰かが転生してきているらしい。ヤツメウナギを洗脳しかけたのは、その者から法国が受け継いだワールドアイテムと思われ。
 その転生者が今でも生きているのか、それとは別にモモンガさんと同時代に誰か転生してるのか、それは判らないものの、向かうところ敵なしの完全無欠とも言えるナザリックにして唯一勝てないのがワールドアイテムですからねぇ。
 さすがに至高の四十一人の誰かではないと思うけど。でも、もし仲間だったら拳法漫画的な展開となりますな(笑)。
 
 そもそもの発端であるモモンガさんのナザリックごとの転移、つまりはゲームそのものが異世界に転移した大事件の真相については、描く予定あるのかな? 一番重大なコトなんですけど?
 聞くところによると原作はもうじき終わるなんて話も出ていて。
 あー、これは投げっぱで終わるかなー、と。
 もしそうなったら残念ですね。
 
 


 
○2022-07-22 宇和島牛鬼まつり (旧暦 水無月廿四日)
 
 
 『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変 世界から数十億人が消えた日』
 『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変 世界から数十億人が消えた日』
  キース・トーマス/竹書房文庫

 
 邦題が盛大にネタバレしてるよなー。何せ原題は『DAHLIA BLACK』ですから。
 とは言え、ストレートに『ダリア・ブラック』だけでは本が売れるか怪しい……。
(原題が“Black Dahlia”事件や映画『The Black Dahlia』を意識してのものかどうかは不明だが、英語圏なら注目されそうなタイトルではある)
 
 2023年10月に、とある天文学者が地球外からの知性体による信号をキャッチ。それをきっかけに全地球規模で「上昇」なる現象が起こり、信号の発見からたった二ヶ月で人類は総人口の三十%を失う事態に。
 この未曾有の大事件の真相について、2025〜2026年にかけて取材したジャーナリストが 2028年に上梓したノンフィクション本。
 
 という体で書かれたSF小説です。
「モキュメンタリー」と呼ぶんだそうですね、この手法のことを。知らんかったー。
 ですのでメインとなるのは、「上昇」と名付けられた現象そのものではなく、「上昇」に翻弄される人類社会の右往左往七転八倒です。
 
 関係者へのインタビュー、事情聴取の録音、政府関連の書類、事件の中心に近い位置にいた人物の手記、などなどの記録のみで構成されており。
 巻末には、取材協力者への謝辞と、参考文献のリスト。
 さらには、事件当時に現職だった前大統領の寄稿文を序章として据える。
 という徹底ぶり。
 この本を百年後くらいに、歴史に疎い人物が手にしたなら、本当の事件だと勘違いするかもしれませんね(笑)。
 
「上昇」は、SFでわりと知られるアレに近いです。
 アレが何かはネタバレになるので伏せますけどね。
 
 読者サービスを意識したっぽいパーツも少しありますが、派手さの少ない硬派なSFだと思います。
 
 


 
○2022-07-23 大暑、土用丑 (旧暦 水無月廿五日)
 
 
 『百億の昼と千億の夜 | 完全版 |』
 『百億の昼と千億の夜  | 完全版 | 』
  萩尾望都・光瀬龍/河出書房新社

 
 自分はチャンピオンコミックス(全二巻)、秋田漫画文庫(全二巻)、秋田文庫(全一巻)しか触れていないので、萩尾望都作品集(全二巻)と愛蔵版(全一巻)の出来を知らないのですが。
 まさかまさかの河出書房から出たこれが、たぶん最も完璧なのでしょうね。「完全版」と謳ってますし。
 
 巷には様々なタイトルのコミカライズ作品がありますが。たいていは単に小説形態から漫画形態への変換作業にすぎません。
 ゆえに個人的には、この作品こそ最強のコミカライズだと思っています。
 そもそも光瀬さんの原作が光瀬さん自ら言っておられるとおり、絵にしにくい。
 つか、読み解くのも難解なこのSF小説を咀嚼・消化・吸収して、そして漫画の形で、しかもご自分なりの解釈でアウトプット。
 台詞のみならず、登場人物、舞台、さらにはストーリまで改変して、それでも全体としての物語は何ら変わっていない。
 この萩尾さんの力量たるやもう……バケモン級ですな。
 
 この本を手にして、あらためて実感しました。
 この作品は二巻に分割しちゃダメですね。分厚くても一巻にまとめないと。
 
 頁構成を雑誌掲載時に戻したというのも好印象です。
 雑誌は広告が付くので、どうしても単行本化の際に厄介なのですが。
 解決策として、例えばページの半分なら、単行本用にコマを描き足す。これはコマの構成が水で薄めたようにスカスカになるのと、掲載と単行本化とのタイムラグで絵柄が変化しているのとで、読者視点でもモロ出しな箇所となり、ぶっちゃけ見苦しい方法だと思います。
 で、『百億千億』では全頁広告だったため広告を抜いた分は順送りに詰めて、そのせいでこれまでの単行本では見開きの左右が入れ替わっていたとのこと。そりゃダメだろ。著者の意図が崩壊しかねない。
 それをきっちり元に戻した。なるほど確かに完全版だ。
 
 原作小説については 2018年11月の日記に書いてますから、ここでは触れないでおきますが。
 トーキョー以降のオリオナエの台詞表記、惑星開発委員会の地理的設定、この二つはコミカライズの勝ちだと思います。いや別に勝ち負けじゃないですけどね。(;^_^A
 惑星開発委員会の地理的設定のことは 2018年の日記に書きましたので、オリオナエの台詞表記について。
 原作でのオリオナエは、トーキョー以降では台詞がカタカナ表記になっています。これの演出意図が何度読み返しても判らない。ただただ読み辛いとしか。
 それに対してコミカライズのオリオナエの台詞は終始、普通の表記で普通に読める。これが正解だと思います。
 ホント、光瀬さんは何を意図して、あんな演出を……?
 
 あれこれ収録されたイラスト集。
 巻末にある萩尾さんへの“百の質問”。
 カバー絵の裏表紙側は、ほっこり。
 などなど、本編以外でも楽しめる内容で♪
 いやいや、それにしても連載当時の小学生からのファンレター(?)が辛辣で……あれは泣く。
 
 これを買って読んだら、もちろんカバーも外してみるんですよね。
 ええ、外さないとダメですよ。
 
 


 
○2022-07-24 小犯土、河童忌 (旧暦 水無月廿六日)
 
 
 何事も無かったかのように戻ってきたギフ。
 で、再生怪人のてんこ盛り&無限再生で一気に終末感へ突入。
 さすがラスボスですね。
 無数の羽虫で人々の身体を浸食するのは怖すぎる。
 
 バイスやラブコフに異変があるものの。
 これらすべて序曲に過ぎないと思われます。
 
 ギフの言葉からすると。
 自分の遺伝子を持つ五十嵐家を始祖とする新世界の構築を考えている模様。
 よって今の世界は壊すということでしょうね。
 
 一輝の記憶の件とか。
 カリちゃんに植え付けられている悪魔の件とか。
 玉置の見せ場とか。
 生きていたオルテカの出番とか。
 バイスのマスクの下とか(笑)。
 まだまだあるはずなので、最後の怒濤の盛り上がりに期待しましょう。
 
 
 
 次のライダーはギーツ(狐だからか?)。
 聞くところによると、ライダーたちがゲームで競うらしい。
 で、勝利者は願いを叶えてもらえるらしい。
 つまり、『エグゼイド』と『龍騎』を足して二で割った感じかな?
 
 


 
○2022-07-25 (旧暦 水無月廿七日)
 
 
 予想してた人、けっこういるんじゃないかな。調印直後の攻撃。
「軍事施設を攻撃しただけで、穀物の輸出に影響は無い」とは、よくもまーほざきやがる。
 たぶん次は「ウクライナ側が約束を守らないから交渉決裂」とか言うに決まってます。
 
 やりかたが、どこぞの矮小テロ国家レベルでセコい。
 イスラエル周辺でも、よくあるやりとりですし。
 
 そもそも露助が約束を守らない生き物なのを、他のどの国よりも日本が一番よく知っています。
 日ソ不可侵条約然り、サハリン2然り。
 つまりは露助と調印や契約を交わすなど、時間の無駄でしかないんですよ。どーせ一方的に破ってくる。
 
 国際社会も、今回のことで再認識したんじゃないかな。
 露助は約束を守る気のまったく無い嘘つきだと。
 
 逆に。
 露助が大損する形で、こっちから契約破棄してやるくらいに日本は、したたかでないとダメなんだと思います。
 
 


 
○2022-07-26 中伏 (旧暦 水無月廿八日、荒神祭)
 
 
 知らん間に勝手に生えて伸びた雑草に、
 
 
 草の花
 
 
 こんな可愛らしい花が咲いたと思ってたら、
 
 
 草の実
 
 
 こんな綺麗な実が成ってたよ。
 
 ここまでくると名前を知りたいけど専門知識ないのでサッパリ判らん。
 
 


 
○2022-07-26 百鬼夜行
 
 
 そろそろ施餓鬼の用意もしないとな。
 
 去年のヤツ、どこしまったか判らん(汗)。
 下手すると買い直しか?(汗々)
 
 
 
 
 
 いや、浄土真宗では、やらないことですけどね。
 でもまあ、御先祖が帰ってくるとかとか、お盆のあれこれが元々は民間信仰の先祖供養からきてますから。
 だから、宗派関係なく、施餓鬼はしたほうがいいと個人的には思うわけです。はい。
 
 


 
○2022-07-27 (旧暦 水無月廿九日)
 
 
 俗に言う「ライダーガール」の初代ペア。そのお一方。
 であると同時に、「ライダーガール」からの圧倒的な出世頭だと思います。
 
 ぶっちゃけ『仮面ライダー』シリーズの脇役を足がかりに、この人ほど活躍した人は、いないでしょう(「困っちゃうな♪」の人は、すでに有名になってからのご出演だったからカウントせず、ですが)。
 特に昭和ライダーの「ライダーガール」は、ほぼ使い捨てですからねぇ。物語途中での入れ替わり激しいしFOも多かった……。
 実は、スナックアミーゴから立花レーシングクラブまで居続けた野原ひろみもFO組でしたね。明確な理由もないままに登場しなくなった。
 
 そう言えば映画『犬神家の一族』では、“マスター”と久々の共演だったんだなぁ。
 直接のからみは無かったと思うけど。
 
 
 
 合掌。
 
 


 
○2022-07-28 三隣亡、一粒万倍日、不成就日 (旧暦 水無月丗日)
 
 
「ぶおう」と聞くと「ヴ王」となるナウシカ好きですこんばんは。
 
「武王」なんですね、なるほど強そうだ。
 
 実はそこまで考えてないモモンガさんの言動を勝手に深読みする人がナザリック以外にもいたという。
 ジルクニフ皇帝も頭良いからなー。その高性能思考回路が裏目に出てしまう不幸。
 自分自身で勝手に追い詰められての苦肉の策が、大衆の面前で魔導王が武王に負けて恥を晒すかあわよくば死ぬ……のを期待するから武王を応援、くらいではねぇ。
 
 けど、属国化希望はベストではないもののベターな選択かもしれん。
 同盟というヤツは、手前勝手な理由で破棄される危険性を常に内包してますからね。最悪、同盟したまま破壊工作だって、やられかねん。
 それが属国となれば、エ・ランテル同様、ヒト族に対するあからさまな弾圧はできないはずで。
 
 とは言えなあ……。
「あれやこれやに必要だから千人ほど差し出せ」
 なんて命令も通るのが属国というシステム。
 特に、もしもデミさんあたりが管理担当したら、羊皮紙を増産したがるかもしれんし。(;^_^A
 
 バクチではありますな。
 でも、他に選択肢は……ないよなあ。ほぼ究極の選択か。
 皇帝は髪掻き毟るどころか、円形脱毛症になるんじゃねーか? イケメンなのに気の毒な。
 
 一方、貴重な魔法書をご褒美に貰ってウキウキの爺様ですが。
 あれって、ユグドラシル運営側の誰かが書いた妄想の産物ですよねえ。
 モモンガさんも人が悪い(笑)。
 
 にしても、まだ第四話なのに、OPやEDの割愛が目立ちますな。
 かなり詰め込んで進めるつもりなのかな?
 
 


 
○2022-07-29 朔 (旧暦 文月朔日)
 
 
 一律二百円ねえ。
 総額にすると相当な大金で、au側の負担としては痛い出費だとは思いますが。
 それだけ支払っての効果を考えると、むしろ失笑されそうな? 「たかが二百円でどうしろと?」ってね。
 こーゆーところでセンスが重要なのだと思いますね。
 何かこう、良い意味で予想の斜め上な詫びのしかたというものが探せば、あるいは知恵を絞れば、あるんじゃないかと。
 
 この大失態を逆に飛躍の機会に。
 というトップがいないもんですかね。
 
 でないと、通り一遍の再発防止策でお茶を濁して。
 で、忘れた頃にまたまたやらかすんですよ、きっと。
 
 


 
○2022-07-30 十方暮入 (旧暦 文月二日、虫払い)
 
 
『てっぺん!!!!!!!!!!!!!!!』第二話が放送休止どころかTVとしてはお蔵入り、下手すると円盤にも入らない。
 などという話が出てますね。
 
 やはり日本はダメですな。
 気にしすぎだと思います。
 タイミングが悪いなら、三ヶ月先の最終回手前あたりにすればいいと思うのになあ。かつて中越地震のせいで中止になった『ブラック・ジャック』の二本は、後で放送されたわけですし。
 
 て言うかさ。
 仮に「事件を連想させる」と言うのなら、深夜アニルよりもさ、ゴールデンにワラワラある刑事物やサスペンス物を全部、中止にすべきでしょ。
 なんでアニメだけ悪者扱いなんですか?
 
 こんなことしてるから才能ある人がアニメを見限って、ゲームのほうに行ってしまうんじゃないですかね。
 ある程度の縛りは、どのジャンルにも必要ですが、今回の件は論外の足枷だと思います。
 なので、やる気のある人ほど制約の少ない業界に鞍替えするのも当然。
 
 いよいよ、メタバースが市場として注目されつつありますし。
 このままだとアニメ業界はペンペン草も生えなくなりますよ。
 
「製作委員会」方式をやめるべきじゃないかな。
 と個人的には思いますです。
 あれって、けっきょく「船頭多くして船山に上る」になりがちですから。
 でもって無難路線に収まりがちになる。
 ブッとんだ作品があっても、それは原作がブッとんでるだけで、アニメが冒険してるわけではない。でもってブッとんだ原作をアニメ化しても、偉い人への忖度で潰される……。
 
 委員会を気にせずやりたい放題が、必ずしも名作を生むとは限りませんが。
 個性的な作品は生まれやすいんじゃないかな。
 
 


 
○2022-07-31 一粒万倍日、不成就日 (旧暦 文月三日)
 
 
 一輝とバイス。
 大二とカゲロウ。
 そして、さくらが、ようやくラブコフときちんと話し合いして、真のバディになった。
 やっと本当の意味で戦力としての五十嵐三兄弟が完成。
 ついでに、玉置も念願の変身♪
 
 で、ギフを倒した……倒したんだよな?
 まだ、八月分まるまる残ってるから、終わってないわけで。
 
 なんでか急にカリちゃんが不穏。
 あれかな。カリちゃんパパによって植え付けられた悪魔とやらが動きだしたってコトかな。
 
 て言うか。
 ギフがラスボスでないってのが納得いかないから、たぶん最後にまた登場するんじゃ?
 と期待しておく。
 
 


 
○2022-07-31 百鬼夜行
 
 
 そう言えば、ギフにも角があるな。
 
 悪魔に角、も定番なんスかね。
 
 

6月へ 8月へ
庭に出る

 
壁紙 by 「Salon de Ruby」