2007年10月


 
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■2007/10/01 (月) (旧暦 葉月廿一日)
 
 
 例のブツ、第五弾なのでございます。
 発売予定から実に三週間も遅れて、ようやく店頭で見つけました。これだから地方は……(苦笑)。
 
 
 
 で、『仮面ライダー電王』。
 懐中時計の桜井さんが一連の事件の関係者どころか核である可能性、いよいよ濃くなってきました。今朝の放送分で出てきた侑斗やデネブの台詞からも、それがうかがえます。
 こうなってきますと、第一話にて良太郎がたまたま電王パスを拾ったというのが胡散臭くなってきます。むしろ、良太郎が特異点であることを知った何者かによって、拾うように仕組まれていたと考えるほうが正しいのかも。
 まあ、何者かったって、桜井さんに決まってますがね。Milk Dipper の常連客になったというのも、おそらくは良太郎が目的だったのではないかと。愛里さんと婚約したのが芝居なのか予期せぬ展開なのかは判りませんが(ゼロノスである侑斗の将来が桜井さんであるなら、素直な感情で常連客→婚約者になったとも考えられますが、だとしても、主目的は良太郎を電王にすることだったと考えるのが正しそう)。
 ひょっとして、桜井さんは『仮面ライダー龍騎』における神崎士郎並みの黒幕である可能性もありえますね。つまり、電王やゼロノスと、イマジンとの闘いを仕組んで、その結果得られる何かを求めている?
 
 ワクワクな展開は別として。
 こう言うとコハナ役の子役さんには悪いですが、ハナ役の人の復帰を切に願います。二年続いてのヒロイン長期欠席は、視聴者として正直、憤慨モノですよ(『仮面ライダーカブト』ひより役の人は、あのまま引退しちまったしな)。
 
 


 
■2007/10/02 (火) 己巳 (旧暦 葉月廿二日)
 
 
 心配されていたことですが。
 
『ひぐらしのなく頃に解』に関して、テレ玉が、皆殺し編其の八「終末」の放映をもって、放送中止を発表しました。
 
http://www.teletama.jp/anime-g.htm
(中段あたり)
 
 ちなみに、先々週、先週と休止の告知をしてきた東海テレビは、今週の番組表からは告知無しに『ひぐらし解』を削除しています。
 
http://www.tokai-tv.com/bangumi/
(本来は木曜深夜、27時あたり)
 
 他に放送しているKBS京都サンテレビチバテレビtvkそれぞれの番組表には、まだ『ひぐらし解』のタイトルがあります。
『School Days』の最終回を放送したAT-Xは、おそらく大丈夫でしょう。
 とは言え、テレ玉と東海テレビの動きが影響しないとも思えません。AT-Xはともかく、地上波全滅の可能性は覚悟しなくてはならないと思います。
 
 前にも申しましたが。
 アニメ版の『解』が、どういうラストに向かう予定かは知りませんが。
 原作通りに進むのなら、「皆殺し編」にて雛見沢大災害の真相を、すなわち黒幕を明かし、そのうえで雛見沢を皆殺しにした後、「祭囃し編」にて梨花ちゃんたち部活側の無血勝利を描く展開になるはずなのです。
 そう。無血勝利です。ここが肝心!
 
 この展開を踏まえれば、「皆殺し編」のみ最後まで放送しての中止を決定したテレ玉は、安倍前総理の辞任並みの最悪なタイミングを選んでしまったと言わざるをえません。
 なにせ、「皆殺し編」には『ひぐらし』全編の中で最も残虐な描写があるのですから。
 何度も申しますが、『ひぐらし』各編の残虐非道な描写は、最後の無血勝利への布石にすぎません。『ひぐらし』の根底に流れる暴力否定のテーマへの布石なんです。
 それを知ろうともせず、単純に放送中止を決定したテレ玉の文言――
 
(以下、引用)
 
〜おことわり〜
本作シリーズには、最近連続して発生した事件を想起させる場面があります。
このため、本作の放送について改めて検討した結果、放送を継続することは社会通念上好ましくないと判断し、 放送を休止いたしました。

(以上、引用)
 
 ――は、愚かで滑稽でしかありません。なにせ、次から、ようやく流血を完全に否定する展開が始まるのですから(「休止」と書かれてありますが、これ、実質的番組終了宣言ですよね)。
 それを、「皆殺し編」を終えたタイミングで止めてしまうのでは、これまでの放送がなんにもなりません。はっきり言って無駄です。
 これでは原作者さんも、本当にお気の毒です。『ひぐらし』が単なるスプラッター扱いされてしまうのですから。
 
 各放送局の再考を切に願います。
 
 
 ところで。
 アニメは、これだけ神経質な自粛をしているのですが。
 ドラマにおける自粛は、あるのでしょうか。毎週のよーに人が殺されまくる二時間サスペンス物が中止になったとは、一向に聞かないのですが。
 これって差別ですよねぇ……。
 
 


 
■2007/10/03 (水) 下弦、大つち (旧暦 葉月廿三日)
 
 
 触れておりませんでしたが(忘れてたわけじゃありまへん)。
 先月、9月28日の受付をもって、セガがドリームキャストおよびセガサターンの修理受付を終了しました。
 
http://sega.jp/topics/070330_1/
 
 悪法であるPSE法により、セガダイレクトでの再生品ドリキャスの販売が不可能になったのが昨年4月(仮に今後、PSE法による中古品への規制が廃止されたところで、再生品復活は、ありえない)。
 そして一年半後に、本家での修理受付終了です。いよいよ、古いゲーム機は絶滅への道を歩かされるわけです。
 
 妖之佑も散々悩んだんですけどね。手元にあるハローキティ版ドリキャスの修理。
 ただ、最初に買った白ドリキャスが幸いにも元気なのと、いまだ未使用でストックしてあるR7(腐ってなきゃいいが……)もあるため、おそらくは高くつくはずの本家での修理には二の足を踏んでしまったのです。で、期限を迎えてしまったという。
 まあ、修理屋さん独自に受け付けてくれる所もあるようなので、おいおい考えていきますです。
 
 それにしても、感慨深いものがありますね。
 思えば、もう七年前になるんですか。妖之佑がドリキャスでネットを始めたのって。
 それまでインターネットというものを名前しか知らなかった田舎者でしたから、そりゃーカルチャー・ショックでしたよ。で、じきにドップリはまった(笑)。おまけにサイトまで作っちまうし(ドリキャスだけで)。
 あのときネット生活を初めてなかったら、今、どーなってるのかな。いや、たぶん今ならネットくらい繋いではいると思うのですが、状況が違いますからね、七年前と。だから、ネット上の人間関係の構築が、まったく別物になっているはず。それを考えると「当時ネットを始めなかったら」というのが想像もつきません。ガクブルです。
 それを思うと、最初の白キャスと、そしてメインのネット機として頑張ってくれたキティ版には感謝感謝なのです。そのうちには復旧させてやりたいものです、キティ版。
 
 で、代わって少しムカツク話。
 元々、「セガプロバイダ」としてドリームキャストのためのインターネット接続サーヴィスから業務を開始した現・イサオネットなのですが。
 セガがドリキャスのサポートを終了するのにあからさまに合わせて、ドリキャス向けコンテンツの廃止を宣言してくれやがりましたよ。
 
http://isao.net/spstat/modules/bulletin
/article.php?storyid=984

 
 生産・修理が終わっても、マシンが粉になるまでは愛用し続けたいユーザーがいっぱいいる中で(いますって、いっぱい!)、この仕打ち。
 サーバー上にデータを残しておくことすら嫌がりますか、ここは!?
 
 ガンダム外伝『コロニーの落ちた地で』の追加武器データが、いつの間にかガンダムパーフェクトウェブから消えてしまっていたり(データは残ってるかもしれないが、そもそも既にドリキャスの項目がないため、探し出すのはほぼ不可能)と、今後の苦難が予想されます。
 妖之佑が持ってるデータは、上で申しました『コロ地』の追加武装データの他は、『ソウルキャリバー』のミニゲーム三種と、『エターナルアルカディア』のミニゲーム、あとは『シェンムー』の「あつめてシェンムー」の何人か、『ソニックアドベンチャー』のクリスマス・テーマくらいなんですけどね(そう言えば、『ソニック』のサイトからジュエル・チャオを連れ帰ろうとして、できなくなってたっけ……)。
 今後、中古タイトルを買うときには、いろいろと苦戦させられそうですねぇ。むぅ。
 
 品物の在庫管理と違って、倉庫スペースも要らないサーバーで公開するだけなんだから、ゲームのコンテンツや補完データくらいは残していただきたいものであります、メーカーさんには。
 
 


 
■2007/10/04 (木) (旧暦 葉月廿四日)
 
 
 MAX長門が、
 
 
 
 
 
 半額かよ……。orz
 
 
 
 それはともかく。
 10月に入ったとたん、宇宙人ジョーンズに帰還命令が出たというので、びっくりしました。
 
 でも。
 
 Uターンしてくれたので、ひと安心。
 彼の地球調査はまだまだ続くと解釈して、いいのですよね?
 
 しかし、あのCMももう第10弾か。早いものですな。
 
 


 
■2007/10/05 (金) 達磨忌 (旧暦 葉月廿五日)
 
 
『ヒロイック・エイジ』終了。
『アイドルマスター XENOGLOSSIA』終了。
『キスダム -ENGAGE planet-』終了。
『怪物王女』終了。
 
 皆、2クールという、今の深夜枠では恵まれた作品でした。
 
 が。
 
『エイジ』はストーリが冲方丁氏、キャラクターが平井久司氏という、あの『蒼穹のファフナー』以来の組み合わせ。片や『アイマス』はサンライズの、しかも『舞-HiME』スタッフによる作品と。ともに出来はA級が約束された作品なんですが……イマイチ納得のいかない最終回だったかな、どっちも。と言うか、正直に申し上げて不満が残りました。
 早々に監督が現場放棄して逃亡という伝説的作品『キスダム』は別格として(笑)、『エイジ』『アイマス』ともテーマや鬱展開の重たさのわりに、最後がご都合主義的ハッピー・エンドって気がしてならないのです。
『怪物王女』は、ジャンル自体違いますから、これまた別枠ですね。
 
 以下、長〜くなりますが、まあ番組改編期ということで、お許しあれ。
(四作品とも、こちらの地方は全国でほぼ一番遅い放映のはずなので、以下ネタバレ考慮はしませんです)
 
 
 
『エイジ』では、五体いるノドスなるバケモノ(無敵の大怪獣と解釈すれば、ほぼ正解)の狂乱(自我を忘れ暴走すること)によって、この世のすべてが滅ぶとすら思わせて(すなわちバッド・エンドの予感)。
 で、そこで唐突に和平交渉。それも、敵側・銀の種族でただ一人の穏健派であるプロメ・オーと鉄の種族(人類)代表・ディアネイラ様との交渉成立によってあっさり戦争終結という、いささか強引な展開でした。
 
 何より、敵側最強のノドスであるケルビウスによってブラックホールに飲み込まれた人類の大艦隊が、戦争終結後にすべて生還してしまうというのに白けました(バカ兄上らも生きてたよ)。あれだけの闘いで死者ゼロ(というわけではないでしょうが、描写的には犠牲者すべて生還したような印象を与えてしまう)とは、さすがに無理があるかと。まあ、姫様は誰の死も望んでおられませんから、これでいいっちゃいいんでしょうけど。
 最終曲面で、ついにほぼ全壊してしまったアルゴノートも、和解した銀の種族・パエトーによって完璧に修復。せめてこれだけは、やらないでほしかったな。ここは潔くアルゴノートを沈ませるべきでしょうに(可愛いビー・ノ・ビーが復旧できたのだけは、個人的には嬉しいですが、ね)。エピローグではアルゴノート二番艦でも出せばいいのですよ。本当に和解できたことを描写するには、お手軽な方法ではありましたが。
 
 けっきょくは、鉄の種族側のノドスであるエイジが身を挺して、狂乱するケルビウスとの闘いを止めるばかりか、皆が進むべき新たな道を開いてくれた。というヒーローの尊い犠牲。
 定番というか何と言うか。
 
 また、「SF超大作アニメ」と銘打つわりには、SF考証や各種設定がいいかげんだったというのも否定できないところかと。
 英雄の種族、鉄の種族、青銅の種族、銀の種族、そして黄金の種族という用語は、まあいいとして。蟲である青銅の種族と怪物である英雄の種族以外すべて(鉄、銀、黄金の三種族だけでない他の種族も含めて)が全高1〜2メートルの二手二足型ヒューマノイド・タイプというのは、何なんですかね。「SF超大作」じゃないんですか?
 おまけに、感情を持たぬ銀の種族側のメイン・キャラクター四人のうち三人までもが感情豊かとは是如何に? 特にユティなんて典型的ツンデレですし(笑)。中でパエトーだけは、姫様の「退きなさい!」がきっかけになって感情が生じたというので納得できますがね。
 
 ただ、そんな(おそらくは)脚本上の不満点を、最終話、たっぷり時間を取ったエピローグにて動画と音声と音楽によって、うまーく丸め込んだ手腕には脱帽しますよ、ええ。これは絵コンテ切った人の功績ですね。
 特に、エンディング曲をBGMにして、ディアネイラ様のアップで一時停止、次のあのシーンで再始動させる演出は上手い。これで、あっさり陥落なさった視聴者もおられることと思います(ひねたあたしにゃ効きませんがね)。
 
 四年間かけて蘇生させた惑星オロンの上空に新たに開いた外宇宙への扉。
 そこからエイジが帰ってくるのではなく、ラスト・シーンは、そこに向かってアルゴノートが再びエイジを探しに旅立つべきだったんじゃないかな、と思いました。第一話、アルゴノートは五人目のノドス、つまりはエイジを探してオロンに来たのですからね(つか、そうなると思ってたら、エイジのやつ、あっさり帰ってきやがったよー)。
 
 たいへん失礼ながら、脚本よりは、それを映像化するスタッフが頑張った作品だったと思います。ストーリだけだと、全編かなり緩いように思えます。
 総合的にA級の質なのは否定しませんけどね。
 
 
 
『アイマス』も、最終的には大団円に近い終わりかたでしたが。
 iDOLやアウリンなど、物語上重要な代物について、とーとー明かされることがありませんでした。ミシュリンクやウルトゥリウスなる異常に突出した科学技術についても、説明不充分ですし。
 いえ、想像はできますよ。ロスト・アルテミス(月の崩壊)以降にiDOLが発見されたということと、アウリンがiDOLの生まれた所という台詞から、五機のiDOLを含むアウリンは、月内部に永い間封印されていたのだろうと。つまり先代地球人か、あるいは地球外知性体かはともかく、先史文明の遺産ということなんでしょう。
 でも、はっきりしたことは言えないし、iDOLがそもそもAIなのか生命なのかすら語られていないわけで。
 
 これ、やっぱ問題でしょ。
 
 というのも、この物語の軸が、謎の物体iDOLとアイドル・マスター(なぜか十代の美少女限定♪)との心のつながり(信頼とか愛情)なワケですから。iDOLとは何ぞや、を多少なりとも語ってくれんことには、その心の交流に共感し辛いわけですよ。
 だから、最後に、破壊されたヌービアム以外の四機のiDOLが話し合ったうえで、自分たちが犠牲になって地球を守ると言ってくれても、なかなかお涙頂戴にはなりません。春香があそこまで泣くのも、頭では理解できても、実際のところは……(そもそも、なぜに春香たちが、あそこまで巨大ロボットに感情移入するかがワケワカメ。iDOLとシンクロできるというミシュリンクに改造された千早ですら、行き過ぎのきらいがありました)。
 
 それとは別に。
 亜美ちゃんを拉致したときにトゥリアビータ側の行った大量虐殺についての責任を、トゥリアビータに所属していた雪歩と真に取らせていないことに納得がいきませんでした(二人とも、あの拉致作戦に参加したわけですからね)。特に真は、いつの間にか善人になってしまい、あろうことか最終決戦では伊織との素晴らしいコンビネーションすら発揮して大活躍してくれます。これをご都合主義と言わずして何と言いましょうか。
 一貫して悪役だった千早とカラスは、きっちり死亡しましたがね(あずささんが道連れというのは……必要だったかな、やはり)。雪歩と真にも、何らかの形で報いを与えるべきだったかと(雪歩は春香をかばった形だけど、実際にはヌービアムが勝手に動いたわけですし。しかも雪歩も、ちゃっかり生き残ってますからねぇ、それもほぼ無傷で……)。
 要するに、あの大量虐殺を、そもそもやるべきじゃなかったんですよ。真や雪歩のことだけでなく。残虐シーンを目の当たりにした亜美ちゃんはトラウマになってあたりまえで、その後まともに仕事ができるはずないのです、本当なら。
 
 全編通して文句なく良かったのは、やよいちゃんですね。春香のことを心配してばかりの彼女の行動すべてが好きです(着ぐるみへのこだわりも含めて ♪)。自販機で一服したときの、あの台詞は名文句だと思います。欲を言えば、もっともっといろんな着ぐるみを出してほしかった(笑)。
 脇に徹していた律子、名瀬、佳子、蛍、そして課長たちも、それぞれいい味出してましたし、嫌味な朔も最後にヘタレなりの見せ場をしっかり見せてくれました。こういうところは、さすがにサンライズ、きちんと作ってますよね。
 全編にたっぷりちりばめられた(と思われる)『新世紀エヴァンゲリオン』の符号にも、いちいち笑わされました。あんな遊びをしながら、よくもまー破綻せずにまとめ上げたものですよ。
 
 にしても、これも放送休止の危機が実はあったんじゃないのかな〜。
 24、25話あたりでリファの群れがでっかい斧持って、攻め込んでくるMSAの兵士たちをバッサバッサと斬り殺してたんですからねー。返り血の色は、ちゃんと赤かったし……(苦笑)。
 
 
 
 そして伝説の『キスダム』。
 
 これはもう、終始キスダム・クォリティに徹してくれました(褒めてません)。
 序盤、と言うか第三話にて作品の崩壊、急遽第四話を総集編にするという前代未聞の始まりかたをしたわりには、中盤を何とか持ち直し。しかしながら、終盤に向けての展開が、また迷走しまくりで。
 で、クライマックスが…………なんですか、あれは?
 
 伝承者ネクロダイバーと僕(しもべ)たち。
 死者の書、アブホースの骨、ゲルドの鏡。
 戦闘機・ヴァイパー、可変戦闘ジャイロ・ドルフィン、コックピット・アーマー。
 完全自立制御型サイボーグ。
 ハーディアン、ベルゼブ、裏返り。
 阿修羅王を彷彿とさせる、玲の最終形態。
 バラされてデータ化されてしまう人類(元ネタは、やはり士郎正宗氏の『仙術超攻殻オリオン』?)。
 ……等々。
 
 パーツ一つひとつはOKと思うものの、全体としてのまとまり感が無いというのが、素直な印象です。
 哀羽シュウ、七生愁ともに性格が分単位でブレましたし。
 
 最初のあたり、スタッフが「二人の“しゅう”」を意識していた様子はありましたが、最終回まで、それに向けての伏線というものがロクに無く、クライマックスで唐突にシュウと愁が表裏一体であるかのような演出をされては、正直たまったもんじゃないです。記憶を失ったがゆえの誤解による愛であるはずの由乃が、最後、本気で愁を愛していたと取れる演出もチグハグだと思います。
 それをしたければ、そもそも七生愁を裏返りになどせず、哀羽シュウのネクロダイバーに対するもう一人のネクロダイバーにでもすべきです。あるいは他のみんなには復活を諦めてもらい、裏返りを愁だけにすればいいのか。
 
 燻京香の行動も中途半端。
 大量の人々を犠牲にしてでも、裏切り者のそしりを受けてでも、人類という種の絶滅だけは何とか防ごうとした。それは理解できましたが。
 そのために、ネクロダイバーの真の覚醒を阻止しようとした。つまり、展開を中途半端な所で止めてしまおうとした。ということなのかな?
 それよりは、京香は玲の正体を知ってるのだから、最期に独白していたように、母親として玲に愛情というものを充分に教えるべきだったかと。で、覚醒した玲が使命と愛情との間で葛藤するほうがドラマになります(ただし、これだと玲がヒロインになっちまいますが)。
 
 最終回で事情説明をすべく、ヴァリレイに喋らせすぎたきらいもあります。
 台詞が長いし、結局よく判りませんでしたし(苦笑)。
 
 ハーディアンの地球襲来はヴァリレイによって何度も何度も起こされてきたこと(歴史が繰り返すのではなく、『ひぐらしのなく頃に』のように同じ時間をやりなおし)だったと。
 そして、ヴァリレイは僕ゆえ、ご主人様がいた。それが由乃!? 由乃は、ひょっとして神様?(たしかに月桂樹の冠らしきものを着けてましたが)
 だとすると、いくら由乃自身の望みだからって、神様とその僕を葬ってしまっていいんですか? 世界、大丈夫ですか?
 
 異世界に飛ばされたシュウはラスボスであるヴァリレイを倒してもそのまま帰らず(エイジ、iDOLに続いて、またこの展開ですか)。
 エピローグにも突っ込み所が多かったですしね(樹ってイエラやヴァルダとそんなに面識あった? そもそもヴァルダ似の女の子を出す意味って? ……等々)。
 
 オープニングも、せわしく変わりました。最終話直前の25話で新しい曲を持ってくるとは誰も予想しませんよ(まあリミックスというだけではありましたが、それでも画像まで差し替えたんですからねぇ)。
 そんな手間のうちに少しでも本編の完成度を高めるべきかと。
 
 ヴァリレイ「おまえは何のために生きてきた!?」
 シュウ「惚れた女の笑顔を見るためさ!」
 というバカ全開のシュウは確かに良い味出してます。どうせならこれを徹底してほしかった。性格をブラさずに。
 
 ヴァルダ、ヴァイレ、ヴァラールは文句なく◎です。
 
 何度も死亡フラグが立ちながら、とーとー最後まで生き残ったイエラのしぶとさも○でしょう。
 ひょっとしてイエラって異能生存体?(笑) ひょっとしてワイズマンの意志が働いてる?(爆)
 
 由乃を追い続けるシュウの背中をずって見てきた乃亜も、いじらしくて。
 ネクロワールドに消えてしまったシュウを必ず見つけると決意、気弱だった彼女が厳しい研究主任さんになっちまうというのも素敵です(だからこそ、空を見上げた乃亜がつぶやいたのが「七生さん」ではあかんやろ!)。
 
 素材が良かっただけに演出の統一感が欠けていたのが実に惜しかったと思います。作画の崩壊はまあ仕方ないとしても。
 充分にA級あるいは偉大なるB級作品になれたはずなのにね。もったいないな。
 
 
 
『怪物王女』は、絶賛するほどではないけど、充分面白かったです。
 
 藤子不二雄A氏の名作『怪物くん』に対するオマージュとしては上手くいったと思います。安っぽいパクリには決してなっておらず、きちんと独立した創作をしておられますから(どっちかと言うと、各所に散りばめられた『STAR TREK』ネタのほうがウザかったです。違和感と言うのかな)。
 ただ、聞くところによりますと地上波ゆえの規制が厳しく、原作よりかなりマイルドになっているそうですね(『怪物くん』に比べ全体的に「緩い」と感じたのは、あるいはそのため?)。とは言え、個人的にはホラーに“赤い色”の描写は必ずしも必要ないと考えますから、言われているほど欠点にはならないと思いますが。
 
 怪物すべての頂点に立つ王族の正体がフェニックスであること、そしてその幼生体、つまり姫やシャーウッド姫たちが人間並みの弱さだという設定には感心しました(永野護氏『F.S.S.』のドラゴンから設定を借りてきたような気がしなくもありませんが)。つか、不死鳥を思いつかなかった自分が許せない!
 この点についてだけは、『怪物王女』は『怪物くん』を確実に越えたと思います。『怪物くん』の怪物太郎は、様々な超能力を持つ大怪獣・怪物大王の強さを受け継いだ最強無敵の王子様ですからね。
 
 姫の持つ宿命の重たさをきちんと描ききれていなかったのは不満な点ではありますが(言葉では何度も出てきましたが、伝わり辛かった印象)。でも、何も考えず楽しむ分には、充分良く出来たアニメだったと思います。
 謹んで、良質のB級作品と呼ばせていただきます(OP曲に美郷あきさん、ED曲にALI PROJECTと、アニソンについてはA級ですけどね♪ おまけに最終第24話では声優さんにも贅沢してた)。
 
 そうそう。かなり不満な点が一つありました。
 TBSでは放送された番外編第25話「不良王女」を、こっちの地域では、どーしてやんねーんだよっ!?
 
 
 
 他に『史上最強の弟子 ケンイチ』も最終回を迎えましたが。
 これ、深夜枠としては例外的に一年間放送された作品なんですよね(『ガラスの仮面』以来かな?)。それだけでも凄い……と言うか、本来なら夕方とか夜とかの時間枠で長期に渡って制作されてもいい内容の作品ですよ。『犬夜叉』、『ブリーチ』や『ナルト』みたく。
 主人公がとんでもなく強い敵と闘ってどんどん強くなっていくという展開は、基本的に『ブリーチ』や『幽☆遊☆白書』、あるいは『ドラゴンボール』や『キン肉マン』などと同じなのですが、これらジャンプ作品群に多々見受けられる、いわゆる「パワー・インフレ」(当初の最強ラスボスが次の章では雑魚キャラになり下がってしまう現象の∞ループ→作品の自己崩壊)にならないところが、さすがはサンデー作品と言うべきでしょうか。
 主人公ケンイチや彼を取り巻く敵味方らとは天と地ほどの差を持ってそびえ立つ梁山泊の師匠たちに「弟子(=ガキ)のケンカに手は出さない」という立場を取らせることで、インフレを回避しているのは面白いやりかただと思いました。なにせ、どんな強敵が現われようとも、師匠たちから見れば「ガキにしちゃ、よくやってる」なんですから(笑)。
 特に難しいこと考えずとも、梁山泊の超個性的師匠らの言動だけでも充分に楽しめる作品でした。一年通しての作品だったからか、深夜枠ながら声優陣もかなり豪勢でしたしね。はい。
 
 
 
 あと、1クールの短いのがいくつか。
 
『モノノ怪』は、もっともっと観たい魅力的な作品でした。
 と申しますか、元となった『怪 -ayakashi-』の「化け猫」を観ておけばと、つくづく後悔です。
 
『さよなら絶望先生』も終わりましたが、これは終始マイペースなので、まずまずOKでしょう。いくつかスタッフの勘違いによるやりすぎは、ありましたけどね。
 ただ、第11話の内容を第12話最終回に持ってきたほーが、より「絶望先生」っぽかったんじゃないかとは思います。
 
『地球へ… TOWARD THE TERRA』の最終回は巷では賛否両論ですね。
 おおまかには、原作をまったく知らない人は感涙、原作を知っている人は憤慨だったようです。
(これなら、ちゃんと観ときゃよかったかな。はっきり賛否が分かれるということは、それだけスタッフがこだわった証ですから。まあ、終わっちまったのだから手遅れですが)
 
 
 今期、というか四月からの作品群の中では、やはり『必殺』シリーズの色を持つ『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』がダントツに面白かったです。はい。
 にしてもです。『怪物王女』や『黒の契約者』で判るとおり、創作にて“教科書”にすべきは昨今の流行り物ではなく、やはり往年の名作ですね。昨日今日バカ売れしてるからって十年後に人々の記憶に残ってる保証は無いわけで(と言うか、たいていは数年で忘れ去られてしまう)。その点、名作はとんでもなく長い間を生き残り、世代を越え評価されているわけですから、お手本にするには最適なのです。
 
 さて、10月からもまた面白い作品が始まると嬉しいのですが……あんまり無さげです。
『機動戦士ガンダム00』『灼眼のシャナII』の他は、継続中の『スカイガールズ』くらいなものか。『ひぐらしのなく頃に解』は休止状態だし。
 アニメじゃないけど『ULTRASEVEN X』も一応チェックかな(公式サイト見る限りは微妙な設定っぽいけど)。
 
 


 
■2007/10/06 (土) (旧暦 葉月廿六日)
 
 
 日本相撲協会が時津風親方を解雇しましたね。
 遅いですが、やらないよりはいい。
 が、気に喰わないのは、理事長以下執行部が「自主的に」給与の一部を返還したという点。北の湖理事長は「協会として責任を取ったという意味ではない」と、あくまでも「自主的返還」にこだわってます。
 あたしゃ、理事長を辞任すると思ってたんですけどね。そこまで堕落しましたか、かつての名横綱も。
 八百長疑惑はともかくとしても。朝青龍問題、元NHKアナのかたから取材許可証を取り上げるファシズムぶり(世論の厳しい批判に驚いて翌日返却したそうですが)、そして力士死亡事件と、今年は不祥事てんこ盛り。当然、理事長は辞任するしかないと思ったのですがね。
 どうにも、今の相撲協会には「井の中の蛙」な肥満児しかいないようです。
 
 それに関連するのかな。
 武蔵川部屋でも、親方による傷害と、事件扱いされたそうですが。
 殴られたと被害届を出したちゃんこ番は、聞くところによると部屋の若い力士に暴力ばかりふるっていた力士崩れの乱暴者だそうで。周囲は訴えられた親方に同情的なのだとか。
 だとするとね。問題になる前にサッサと、そのちゃんこ番をクビにすべきだったんです。若い衆が嫌な思いをする前に。  どうして、そうしなかったのか。やはり、相撲の世界は肥満体ばかりなので、どいつもこいつも尻が重たいということなのでしょうか。
 手遅れになる前に、というのは大切なことなのにね。
 
 
 
 PRIDE解散について、前田日明が「ざまあみろ」と公式の場で言った件について、HERO'Sの谷川貞治EPが謝罪文を公開しましたが。当の前田は今のところ詫びる意思表示はしていないようで。
 前田は本質的に乱暴者で愚か者ですから、妖之佑は「ざまあみろ」発言に驚きもしませんでしたが。こういうのを抱えた組織は要らんことで苦労させられますね。
 以前、『オーラの泉』にゲスト出演したとき、美輪さんと江原さんに、やんわりと諭されていたのですが。頭蓋骨に筋肉しか詰まっていない前田には、せっかくのご両名の助言も効果なかったようです。まさに「馬の耳に念仏」(馬に対して失礼ですが)。
 まあ、闘えもしない自称格闘家など、相手にするのはやめましょう。
 
 
 
 舛添厚労相は、触れるのもえんがちょ。
 しょせん、東大出の学者あがりの政治家なんて、人を見下すことしかできんのでしょう。
 
 


 
■2007/10/06 (土) 妖怪警報
 
 
 百鬼夜行です。
 
 


 
■2007/10/07 (日) (旧暦 葉月廿七日)
 
 
 ふと思うのですが。
 
 いろいろな所で様々なデスクトップ壁紙が配布されていますが。
 デスクトップ壁紙として配布しながら、実はデスクトップ壁紙として使うことを考慮していないものが多いと思うのです。  Macのことは知りませんが。Windowsでは、デスクトップのショートカット・アイコンはデフォでは画面の左上から縦に順繰りに並びます。つまり左側から埋まっていく。
 となれば、壁紙のデザインは、それを念頭に左側に大切なパーツを配置してはならんと思うわけです。
 にもかかわらず、左側に人や動物の顔があったり、メインとなるアイテムがあったり、中にはなぜか右側のみガラ空きなデッサンまである始末。
 それでも気に入ってしまってどうしても使いたい壁紙は、やむなくリタッチ・ソフトで左右反転させて使ってたりしますよ。おかげで、例えば和服や男性の洋服が左前になったりという不都合がありますが、仕方ない。
 
 もう少し考えていただけると、ありがたいのですがね。壁紙のデザイン。
 せっかく配布なさるのですから。
 
 


 
■2007/10/08 (月) (旧暦 葉月廿八日)
 
 
『機動戦士ガンダム00』第一話を観逃したことに気づいたのは、月曜になってからでありました……。
 
 ナニヤッテンダ。orz
 
 
 
 
 
 彼岸花
 お彼岸は、とっくに終わったけど。
 
 彼岸花
 ちなみに、「曼珠沙華」って言うほうが好み。
 
 彼岸花
 なお、球根は喰えんことはないそうな(毒抜作業を要す)。

 


 
■2007/10/09 (火) 寒露 (旧暦 葉月廿九日)
 
 
 前・時津風親方の解雇で、トップが不在となった時津風部屋ですが。
 よりにもよって、現役力士である時津海関を強制的に引退させて、時津風名跡を継がせるということです。
 本来なら時津風部屋付きの親方の一番上の人が継ぐべき話なんですが、前・時津風親方が嫌がったそうで。
 
 阿呆ですか。
 
 力士の引退ってのは、人生の中で一つの大きな節目です。
 本場所での成績や体調などから本人が自分の意志で決めるべきものを、部屋の都合で周囲の圧力で決めさせてしまうという流れには、疑問を感じざるを得ません。外野の戯言ではありますが、時津海関も複雑だし無念ですらあると思います、こんな形での引退なんて。
 
 そもそも、年寄名跡(いわゆる年寄株)の譲渡に大金がからむ今の相撲界のありかたに問題があります。
 
 これ、その昔は親方が部屋を弟子に譲る際、老後の面倒を見てくれることが暗黙の交換条件だったのを、近代化に伴い、約束を金銭に代えた。つまり、部屋の親方資格をお金で売り買いするものになってしまったというもの。それが年寄株なんです。
 日本相撲協会の定義する年寄名跡は無論、金銭で授受するものではなく、あくまでも協会の親方になるための資格証に過ぎないんですけどね。現在は、たしか定員105という枠があります。
 
 なお、北の湖親方、貴乃花親方は一代年寄なので、この105には含まれません。
 また、武蔵丸親方と栃東親方は、それぞれ横綱、大関の特権として名跡無しに期限付きで親方を名乗れるというもので、厳密には一代年寄ですらありません(呼称は、そうなっていますが)。
 さらに、準年寄というのもありますが、名称から判るとおり正式な年寄ではありません。あくまでも関取の引退後を救済する(協会に残れる期間のうちに名跡を取得するとか、転職の準備を進めるとかさせる)ための措置にすぎません。
 
 でまあ、その105という枠があるために、名跡を求めての水面下の争奪戦、椅子取りゲームが力士らの間で激しく行われているわけで。
 具体的には、定年間近の親方のご機嫌取りとか、親方の周辺に対する根回しとか、そしてそれらを実行できるだけの資金繰り(名跡を買うにも要りますからね)とか、あるいは本心はタイプじゃないけど親方の娘さんに手をつけるとか、とか、とか。
 
 中には、若獅子茂憲(四股名)氏という、年寄名跡に関しては記録的な親方もいましたけどね。
 このかたは最後まで名跡を取得できず、その都度その都度、既に名跡を持っている現役力士から借りて親方を襲名、その力士が引退するたびに別の名跡を借りるという形で、11もの親方名を名乗って頑張ってきた人です。最後には借りる相手がいなくなってしまい、協会を退職(当時は「廃業」と呼称しました)なさったそうですが。
 
 これ、名跡の歪みを示す一つの好例だと思います。
 そもそも師弟の信頼関係から普通に譲渡(部屋的には世襲に近い)されるべきものに、目玉の飛び出るお値段(億単位)が付くという状況が異常なわけで。その意味では、若獅子関の例は問題提起となるべきものでしたが、誰も取り上げることがありませんでした。
 
 親方に定員を設けるのは協会として当然だとは思います。無制限に親方が増殖しても、協会の台所が傾くだけですからね。
 名跡の売買に協会が一切関与していないだけに、難しい問題ですが。何とかしないと、今回のような、歪んだ継承劇がまた繰り広げられるでしょうね。何ら落ち度のない力士の意志を無視した強制的引退劇。
 
 あくまでも想像ですが。横綱だった曙親方(横綱特権での五年間残留の形での親方)が早々に協会を辞めてしまったのも、名跡取得が難しかったのが一因なんじゃないかなぁと勘ぐってますよ、妖之佑は。
 
 年寄名跡に関するゴタゴタ話は、明かされているだけでも豊富にあります。
 腐敗してますなぁ、大相撲。
 
 
 
 
 
 花
 庭に咲いてた。
 名は知らん。

 


 
■2007/10/10 (水) (旧暦 葉月丗日)
 
 
『ガンダム00』同様、第一話を観逃したのですが、『もっけ』が、ちょっといいかもなのです。
 
 あと『みなみけ』も、よさげ。
 ただ、一抹の不安としてこの『みなみけ』、1クールやってすぐに『みなみけ〜おかわり〜(仮)』へとバトンタッチすることが決まってるんですよね。つまり、一つの原作を二つの異なる制作会社が、しかもインターバルを置かずに続けてアニメ化するという試み。漫画がアニメ化される過程で、制作者によってどう違いが出るかには興味がありますが。双方で足引っ張らなきゃいいけど、とも思うのです。見てのとおり、キャラクター・デザインからして別物ですからね(スタッフがまるっと違うんだら、とーぜんだ)。
 先行する『みなみけ』が作り上げたイメージを『おかわり』が上書き、ぶち壊してしまうのか。あるいは、『みなみけ』のイメージのせいで『おかわり』が正当な評価を受けられなくなるのか。などという心配を他人事ながらしてしまいます。
 相乗効果で両方とも良作になる可能性だってありますけどね。
 でも、これがアニメ制作の定番手法の一つには、なってほしくないですね。
 
 そんなこんなで個人的には観るもののあまり無い、ある意味平穏な今期なのですが。
 動向に関心を持っているのが『こどものじかん』なのです。
 
「動向に」と申しました。
 はい。原作にもアニメにも興味はありません。むしろ嫌いな部類かもしれません(読んでいないので、断ずることは避けますが)。
 
 で、その動向ですが。
『こじか』公式サイトのトップに赤い取消線で表示されているとおり、10月からの放送を予定していたテレ玉がドタキャンしたのです。
 タイミングとしては、『ひぐらしのなく頃に解』の放送休止(実質的終了)を決めた直後のようですね(あるいは内部では『ひぐらし解』とほぼ同時に『こじか』の取り止めも決定してた?)。
 
※ 『ひぐらし解』の放送休止についてはアニメ公式サイトからアナウンスが出ています。
http://www.oyashirosama.com/web/kai/onair/

 テレ玉のサイトには『こじか』放送取り止めに関するアナウンスはありません。はじめから何もなかったかのように番組表やアニメ番組の紹介ページから削除されているだけです。
 製作サイドに対してもテレ玉からの公式なコメントは無いようです。スタッフさんのブログに、そうありました(赤い取消線があるということは、非公式には連絡があったものと思われます)。
 
http://kojika-anime.at.webry.info/200710/article_1.html
 
http://kojika-anime.at.webry.info/200710/article_2.html
 
 だとすると契約にかかわる事項のはずですのに、テレ玉の態度は無責任と言わざるを得ません。
 アニメの内容にもかなり口出しをしたそうですから、そのうえで「やっぱりやーめた」は、製作者をバカにしています。テレ玉には、内容を修正させた責任をきちんと取ってもらいたいものです。
 極論ですが。無責任なテレ玉は金輪際、アニメを放送すべきではないと思います。と言いますか、供給する側が一丸となって「テレ玉にはアニメ作品を一切放送させない」と宣言すべきだとすら思います。
 それほどの酷い態度ですし、見逃すべきでない暴挙だと考えます。今回、テレ玉のやったことは。
 
 補足しておきますが。
 妖之佑自身は『こじか』を観たいとは思いません。聞いた範囲では顔をしかめたくなる内容のようですし。別に地上波でやらずともCSやOVAでいいのではないか、むしろそのほうがみんなで幸せになれるのではないかとも思います。
 ただ、作品の内容がどうであれ、一旦決めた放送を安易にとりやめる、あるいは内容に強く干渉するという放送局の行為は許せない。と、そういうことなんです。
 
 古い古い話ですけれどもね。
 最初の『仮面ライダー』において、主役の本郷猛役・藤岡弘さんが骨折による降板をなさった際の番組強化案として、当時のキー局だった毎日放送側から強く出された要求が「ライダーを巨大化しろ」という、あからさまに『ウルトラマン』の怪獣路線を意識したセンス最悪のものだったそうです(『ウルトラマン』がセンス最悪なのではなく、真似してライダーをデカくしようという安直な発想が最悪だという意味ですよ、無論)。
 東映サイドが頑として拒否したおかげで、「仮面ライダー」というタイトルは21世紀の今でもスタンダード・ナンバーとして根強い人気を誇っているのは、ご存じのとおり。
 ことほどかように、テレビ局の感性なんてものは今も昔も使い物にゃならんわけで。だからこそ、テレビ局は制作会社を全面的に信頼すべき、あるいは信頼できる制作会社を選んですべてを任せるべきなんですよ。程度の低い口出しなどせずに。
 しょせんテレビ局ってのは作品にからんで金を集めるプロであって、作品作りのプロではありませんからね。
 
 今はネット配信がありますからね。
 こんなことが続くと、いよいよ地上波がソッポ向かれますよ、マジで。
 
 
 
 
 
 
 金木犀
 今年も咲いた金木犀。
 どうやら、筆頭である稲穂に続き、こいつが我が家の花粉症秋之陣の元凶No.2らしい。
 目が痒いったら……。

 


 
■2007/10/10 (水) テレ玉に続き。
 
 
 三重テレビ(←スピーカOFFを強く推奨!)『こどものじかん』の放送を取り止めました。新番組のページの片隅に、中止の告知が小さく載ってます。
『こじか』公式サイトのトップにある赤い取消線が口惜しそうです(テレ玉のときは二本線だったのが、三重テレビでは三本線になってるあたり、スタッフさんらの怒りがあふれてる感じで)。
 
 で、その対抗策なのか何なのか。
 BIGLOBEストリームにて、無料配信されるそうです(「I.E. 以外お断り」って態度はムカつきますけどね、ここ)。
 
http://www.kojika-anime.com/movie.html
 
 今のインターネット全盛時代、この手の配信を観られない環境のかたのほうが少数派でしょうから、これでテレ玉や三重テレビの存在価値そのものが無いことが判明しました(言い過ぎ?)。
 地上波U局は、こうやって自分で自分の首を絞めてることに気づいたほーがええと思う。
 
 いやマジで、こういう無料配信が多岐に渡るジャンルで増えれば、地上波U局なんて誰も観なくなるわけで。そうなればスポンサーが付かなくなって早晩、潰れますよ、U局は。
 それを防ぐには、あまり不義理は、せんことですよ。
 
 新聞社が潰れるご時世です。
 テレビ局は潰れないなんて、根拠の無い迷信に過ぎませんからね。
 
 


 
■2007/10/10 (水) 朗報。
 
 
 チバテレビサンテレビ『ひぐらしのなく頃に解』「祭囃し編」の放送を開始したそうです。つまり継続確定ですね。
 KBS京都tvkは放送続けてくれてるのかな、かな。
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=
20071010-00000007-omn-ent
 
 これで、打ち切りを宣言したテレ玉、および、番組表から削除して知らん顔な東海テレビのヘタレっぷりが際立つ形になりますね(ちゃんと理由を述べて打ち切り宣言したテレ玉よりも、だんまりを決め込んでいる東海テレビのほうがずっと卑怯でズルいと思います)。
 
 そもそも内容に問題があるわけでもなく、事件との関連性も無いのですから、今回のテレビ局のドタバタは単なるヒステリックな過剰反応でしかなかったわけで。
 みっともないだけですよ。
 
 


 
■2007/10/11 (木) 朔、小つち (旧暦 長月朔日)
 
 
 ようやくのことルーターを設置。
 
 と言うと話がスッとんでますか。
 
 いや、実はね。
 長らくダイアルアップ接続だった妖之佑、この春からADSL(これでも世間からは、かなり遅れ気味)に切り替えたんですよ(ドリキャスは、いまだダイアルアップですけどね)。
 とーぜん何も判りませんから、プロバイダの言うとーり説明書のまんまで半年間やってきました。ダイアルアップに比べたらムチャクチャ速いですしね、満足してましたよ。
 
 で、たまたま前々から気になってた「ルーター」という用語を簡単に調べてみて「セキュリティの向上にもつながる」という文言であっさり導入を決めた次第。
 無線はイメージ的に野良接続が怖いので有線。おかげで安くすみました。
 しかも、このルーターによって、今まで電話がかかってくると接続できなくなっていた(プロバイダ側の解説では基地局から遠方、要するに田舎でのADSL 接続には珍しくないとのことで、諦めてました)のが問題なくなったですよ! 凄いもんですねー、ルーターって(無知丸出し)。
 
 しかも。
 これで、いつでもWiiを買ってWebにつなげます(お金が無いってば)。
 できればドリキャスもルーターを介してつなぎたいところですが、とうの昔に生産終了したブロードバンド・アダプタは、今やプレミア品ですからねぇ。
 
 ただ一点、問題が。
 ルーターの発するノイズのせいで中短波の遠距離受信がし辛くなってしまいました。
 モデムは電話回線の端子近くなので自室とは距離があり問題なかったのですが。これはちぃと困りもの。夜中にネットしながらラジオを聴くのが習慣になってますからね(PCからもノイズは出てますが、PCとラジオが至近距離でない限り無問題)。
 さぁて、どうしたものか。
 
 にしても。
 特にPLCなどで顕著なとおり、今の電器業界ってラジオに冷たいんですよね。ノイズ出しまくる機械の多いことったら……(電気炊飯器など白物家電も機種によっては、けっこうノイズを発する)。
 もっと広くみんなに優しくできんもんでしょーか。
 
 
 
 
 
 秋葉の火祭
 秋葉の火祭。
 白い花は、ほんまに小さくて可愛い。
 
 ちなみに、本来は「火祭」の名に恥じぬ真っ赤な葉っぱなんやけど、育成のしかたが悪いせいで緑色になってもた(要するに日照不足)。

 


 
■2007/10/11 (木) やっぱり、こういう記事は、
 
 
産経が一番切れ味良いですね(「言いたい放題」とも♪)。
 
http://sankei.jp.msn.com/sports/martialarts/
071011/mrt0710112135006-n1.htm

 
 なにせ叩き甲斐のある親子ですから。
 
 父上が観ているTVを横からチラッとだけ(試合前の部分を)観ましたが。
 何ですかね、あの前説の仰々しさは。スポーツでなく見せ物だとしても、センス悪いったらない。
 
 


 
■2007/10/12 (金) (旧暦 長月二日)
 
 
 ネオ一眼に明日はない。
 
 と聞き、焦りを感じている妖之佑ですこんばんは。
 
 いえね。秋のデジタル・カメラ新製品にネオ一眼が見られないというので、不安なわけですよ。すでにデジタル・カメラの市場はコンパクトと一眼レフの二極化に流れているらしく。
 ネオ一眼というのは広角から望遠までをカバーする広域ズーム・レンズ装備の一体型カメラで、構造は一眼レフとはまったくの別物ながら、見た目が一眼レフに似ているので、この呼び名があるようです。
 個人的には、ネオ一眼は使い勝手が良さそうで、しかも高性能という中堅処の役目を担ってると思っていましたし、マジで欲しいものなんですが……デジタル一眼レフの実売価格がこなれてきたんでしょうか。
 
 さて、困ったな。早めに買っておかないと、中古でしか手に入らなくなる日もそう遠くないのかもですが。
 先立つものが無い。うぐぅ。
 臨時収入、欲しいなぁ。
 
 
 
 
 
 紫式部
 紫式部と言うのだそうな。
 写真では出しきれていないけど、いい感じの紫色。

 


 
■2007/10/12 (金) さもありなん。
 
 
 ZAKZAKの記事。
 
http://www.zakzak.co.jp/spo
/2007_10/s2007101204_all.html

 
 面白いのは、あのバカ親子をずっと推してきたTBSの電波で、明らかになったという事実。
 
 度を越したヒールなど、そもそもボクシング界には要らないと思いますけどねー。
 つか、あの親子って単なるチンピラ一家やん。
 
 
 内藤陣営のコメントも出ましたね。
 
http://sankei.jp.msn.com/sports/martialarts/
071012/mrt0710121817006-n1.htm

 
 


 
■2007/10/12 (金) 『プレデター』は、やっぱり面白い。
 
 
 けっこう古い(20年前?)映画ですが、娯楽作品としてはバッチリですね。
 押しつけがましい思想とかもなく、無闇やたらな伏線・背景とかもなく、実にシンプル。殺るか殺られるかの単純なアクション映画。
 頭悪いと、すぐに筋を複雑にしたくなっちまうからな。これは反省しないと。
 
 にしても、ゴールデン・タイムに流される映画の“真っ赤”なシーンはOKで。どうして深夜枠のアニメは、ただ斧持ってるだけでダメになるんですかねー。
『プレデター』なんて血糊満載で、皮剥がれた真っ赤な死体ぶら下がりで、頭蓋骨の山なんですぜ。
 自粛の基準てのが理解できませーん。
 
 


 
■2007/10/13 (土) (旧暦 長月三日)
 
 
 スバルインプレッサWRX STI は、やはり5ドアだけのようです。
 残念。
 
 やる気満々な面構えや、左右二本ずつ計四本出しのマフラーとかはバッチリOKなんですが……セダンのほーがいいのにぃ。
 むー。5ドアをメインに推すけど4ドアもあるよ、ってなことはないのでしょーか。
 
 にしても、この5ドアのボディ。先代に比べて、荷室が狭くなってるような印象があるのですが、違うのかな?
 5ドアなんてのは実用性重視でなくてはならんと思うのです。
(だから、スポーツ・セダンがいいんですってばー)
 
 
 
 
 
 秋桜
 秋と言えば、やっばり秋桜。
 白、桃、紫と三色そろい踏み♪

 


 
■2007/10/14 (日) (旧暦 長月四日)
 
 
『機動戦士ガンダム00』を第二話にして、ようやく視聴。
 
 第一話の観逃しが、つくづく口惜しい。
 と言うほどに面白くなりそうな予感。
 
 ガンダム・タイプが他のモビルスーツを圧倒するスパロボなのは、あいかわらずなのですが。
『機動戦士ガンダムSEED』のようなチープさが感じられないのは、『新機動戦記ガンダムW』の影が見え隠れするからでしょうか。
 すなわち『00』の「ソレスタルビーイング」は組織として統率された「オペレーション・メテオ」である、と。
『W』のオペレーション・メテオは、地球に降りた五機のガンダムがそれぞれ勝手に地球統一連合およびOZを攻撃するというものであり、ガンダム間での相互協力など一切ないばかりか、戦場で出会えばガンダム同士でも闘いましたから。
 対して『00』のガンダム四機はすべてソレスタルビーイングに所属、その指揮下にあります。この違いは面白い(やってること自体は『W』と変わらんのですがね。ガンダムによるテロ活動)。
 今後の展開が楽しみであると同時に、個人的にはスメラギ戦術予報士に期待してます(と言うか声優さんの演技に期待)。
 
 GN-001〜005まで四機あるガンダム(四番機GN-004が欠番なんですよね。これって伏線?)の中でエクシアだけは少々デザインに不満を感じてはおります。が、それでもプラモの発売は楽しみです。ガンダムだけでなく敵機も面白いデザインしてますし。
 特に人類革新連盟のティエレンが気に入りました。あの鈍亀ぶりは注目でございます(判る人にしか判らん話ですが、ドリキャス版『コロニーの落ちた地で』でGMを操縦するときの、あのクソもどかしさと同じ感覚が画面からひしひしと伝わってくるのですよ。いやー、ジオン側のは軽々と走ったり跳んだりするのに、自機のノロさときたらもー……)。
 
 にしても、あの、男女の区別がつけにくいキャラクター・デザインは何とかならんかったのでしょうか。
 ヴァーチェのパイロットのメガネ。てっきり女性だと思い込んでましたよ。
 
 
 
 
 
 白い花
 白い花。
 名は知らぬ。
 
 どなたか、ご存じのかたがおられたら、ご教授いただきたい。

 


 
■2007/10/15 (月) (旧暦 長月五日)
 
 
 最近、野菜を摂れてへん。
 
 そういう人に便利な品が出るそうやで。
 
 森永「野菜のプチブレッド」
 
 ドラッグストアだけで扱う言うんが、少し残念やけど。
 せやけど、これはいけるかもしれへんな。
 
「ニコニコやさいクラッカー おやつパック」言うんも、よさげやけど。やっぱ「野菜のプチブレッド」のほーが本格的っちゅー感じやから。
 
 
 
 
 
 稲穂
 垂れる稲穂。

 


 
■2007/10/15 (月) 妖怪警報
 
 
 今宵は百鬼夜行です。
 
 


 
■2007/10/16 (火) (旧暦 長月六日)
 
 
 Netscape 9 の正式版がリリースされました。
 
 早速入れて使ってみました。
 同じ、Firefox ベースだった Netscape Browser 8 よりも格段に出来が良いです。起動も作動も比べものにならないほど軽くて安定しています(ネスケ8は、妖之佑が途中で見限ったほどに、いろいろと×な代物でした)。
 期待していなかった分、驚きました。
 
 U.A.情報は――
 
Mozilla/5.0 (rv:1.8.1.8pre) Gecko
/20071015 Firefox/2.0.0.7 Navigator/9.0
 
 ――です。
「Gecko 1.8.1.8pre/20071015」ということで、Gecko の最新版が使われていますね。これは、Firefox に常に遅れを取っていた Netscape Browser 8 とはえらい違いです。
 今回は本気なのでしょうか、Netscape 。
 
 そして、「Navigator」の文字があるとおり。ネスケ9の正式名称は「Netscape Navigator 9」なんですよっ。
 いや懐かしい。
 妖之佑の記憶にあるのは、たしか「Netscape Navigator 6.0」が「Navigator」の最後だったと思います。6.2 以降は「Netscape 6」とか「Netscape 7」でしたからね。8は「Netscape Browser」でしたし。
 古いほうでは4、すなわち「Netscape Communicator」のブラウザ部分を「Netscape Navigator」と呼んでいたとか、3以前は「Navigator」だったとか。
 その「Netscape Navigator」の名称が復活。やはり本気なのでしょうか、Netscape 。
 
 機能面ですが。
 はっきり言えば、Firefox と変わるところは、ほとんどありません。使用感も同じ(画面右下に、あちらのお天気を表示したりしてくれますけどね、ネスケ9は)。加えて、8では不完全な対応だった Firefox 用の拡張についてですが、これがほぼ完全に流用できるようですので、カスタマイズも Firefox のノウハウが、そのまま使えます。実際、妖之佑の場合、ほとんど Firefox と見分けがつかなくなってしまってます(笑)。
 
 Netscape Navigator 9.0 と Mozilla Firefox 2.0.0.7 と。
 どちらを選んでも性能・機能面で同じだと、現時点では思います。
 
 ただし。
 ネスケ9は英語版のみです。
 これだけは、どうしようもない。いまだに 7.1 を配布している Netscape 日本どころか、例えば Netscape U.K. などは 7.0 のままだったりしますから(苦笑)。今のネスケは U.S.A. に完全に引きこもっています。
 いちおう非公式ですが、コザクラインコさんの手による「Netscape 9.0 - Japanese Language Pack」があります。これの導入でネスケ9を簡単に日本語化できます(別に日本語化しなくても、日本語サイトの表示に不都合はないんですけどね)。
 
 不満な点としては(たいしたことではありませんが)。
 起動時のスプラッシュ・スクリーンがダサいんですよ。
 コンテスト参加した作品群の中から採用されたものなのだそうなんですが……なんかダサい。つか、仕上げ粗すぎー。
 でまあ、妖之佑の好みに変えちまおうとしたんですが……できん。できんぞっ。えーこらねーちゃん、どないなっとんねんっ!?
 そこで思い出しました。
 たしか、Firefox にはスプラッシュ・スクリーンを指定しても無視されるバグがあり、いまだに直っていないはずなのです。ネスケ9は Firefox ベースですからね。そのバグも引き継いでるのかもしれません。
 嗚呼……ネスケ7やモジラならできるのに。スプラッシュ・スクリーンの変更。
 どなたか、方法を発見してくれませんか?
 
 
 
 
 
 黄色い花
 雑草の花。
 これも名前を知らない。

 


 
■2007/10/16 (火) 追記。
 
 
 Netscape Navigator 9.0 には、「Link Pad」や「Mini Browser」といった、Firefox には無い独自の機能がありますが、まだよく理解していません。
 
 これらについては、おいおいということで。
 
 


 
■2007/10/17 (水) 十方暮入 (旧暦 長月七日)
 
 
http://www.j-cast.com/2007/10/16012248.html
 
 謹慎処分中に里帰り&温泉旅行を勝ち取った朝青龍の手法を、明らかに真似てます(あの一家は朝青龍とも懇意だそうですからね。「類は友を呼ぶ」でしょうか)。
 しかし、JBCは日本相撲協会ほど甘くはなかったと言うことで(ザマミロ)。
 
 あの一家の増長については、本質的に朝青龍問題と同じです。「勝ちさえすればいい」という、人の道から外れた信念を持つバカを周囲が放置し続けた結果です。
 その意味で言えば、三人のバカ息子よりは父親の責任(いえ、この際ですから「罪」と言いましょう)が桁違いに重い。そして、そんな一家をずっと擁護・応援してきたジム、マスコミ(とりわけTBS)、そしてファンたちの罪でもあります。
 
 しょせんはチンピラ一家。このまま失業して路頭に迷おうとも、かまわんと思います。今まで散々、言いたい放題やりたい放題してきたんですから、充分でしょ。
「まだ18歳だから」とか「将来があるから」とか言って助け船を出す必要もないと思う。それより、真面目に真摯にコツコツと頑張っている若手たちに、どんどんチャンスをやったほうがいいですよ。
 あの一家は、人に対する基本的礼儀作法から学びなおす必要があるわけで(たぶん、上下関係に厳しいマル暴や珍走団のほうがマナーは、あの一家よりもはるかに○だと思います)。その意味でも、いったんゼロに戻るべき。そのまま二度と這い上がれなくても自業自得。周囲が助けてやることなどないです(何度も言いますが、連中にそんな手間暇かけるくらいなら、他の頑張っている選手たちのサポートに労力を回してあげてください、他の選手たちを応援してあげてください)。
 
 あえて申し上げますとね。
 TBSに限らず、あんな態度の悪い連中をこれまで応援してきた人たちって、みんな――
 
 
 
 
 
 ヴァカですよっ!
 
 
 
 
 
 目、醒めたか?
 
 


 
■2007/10/17 (水) 謝罪の態度じゃありませんでしたな。
 
 
 あの、ぞんざいな頭の下げかたと言い。
 質問した記者に、「パフォーマンス?」とガンを飛ばす態度と言い。
 自分たちの(傲慢な)スタイルを変える気はないとする姿勢と言い。
「どうとらえようと、そっちの自由」という台詞と言い。
 
 反省なんか、まったくしていないじゃありませんか。
 
 ついでに申せば。
 あのバカ息子の憔悴しきった(ように見える)様子ですがね。
 鬱病のふりをして日本相撲協会の妥協を勝ち取った朝青龍の手法に学んだものと、妖之佑は解釈してますよ。世間の同情を買おうという、あざといやり口でしょ。
 丸刈りを自分でやったと父親は言ってましたが。それにしちゃあ、綺麗な仕上がりなんですけど?
 
※ 謝罪会見の場では自力で歩けないほど憔悴していた当人が、外に出たあとは猛ダッシュで逃げたと伝えられています。これが本当なら、うなだれた様子は演技だったことになりますね。(追記)
http://www.zakzak.co.jp/spo/2007_10/s2007101802.html
ZAKZAKの記事)
 
 もういいですから、一家全員、表舞台から永久に消えてください。
 マスコミもボクシング界も、二度とあんなのを相手にしないでください。
 
 
 ジムの会長さんもサー。
「負けたから批判された」って言いかたはないでしょ。あれじゃ世間をバカにしてると言わざるを得ませんよ。
 
 とは言え、疑惑の判定だろうと何だろうと、もしもあの試合でバカが勝ってたら、バカ一家もTBSも声高々に勝ち誇ってたんだろうなーと思うと、マジで怖いですね。無礼であろうとルールを無視しようと、勝ちさえすればいい、という誤った風潮が日本中にはびこってしまいそうで……。
 これまで、朝青龍にせよ、バカ一家にせよ、熱烈に応援している人たちが少なくなかったということから、いったい日本の美徳・礼節はどこに行ったのだろうかと、本気で情けないですよ。

 


 
■2007/10/18 (木) (旧暦 長月八日)
 
 
 なんとなく。
 Internet Explorer 7.0 を入れてみました。
 
 ダメじゃん。
 
 タブ・ブラウザ機能の追加は歓迎すべき点ではありますが、Mozilla も Netscape も Opera も五年前には実現していたわけですからね。
 OS でクラシック・テーマを選択していても一部にモダンっぽい線描があるのは違和感につながるので×。おまけにボタンやバーの配置が I.E.6.0 と違ってて、かなり使い辛いです。配置換えに、いったい何の意味・意図があるんですかね?
 6.0 からのアップデートにて、6.0 で細かく設定していたあれこれがデフォルト状態にリセットされてしまうのにもムカつきました。例えば、Active-X を信頼するサイト以外はすべて止めてたのが、どこでも作動するよーになっちまってるんですから困りモノです(もう面倒くさくて一からカスタマイズしなおす気になれない……ま、I.E. でアクセスするのって、ほぼ Windows Update くらいなもんだから、いいけど)。
 
 けっきょく、タブ・ブラウザになったこと以外では、「」のアイコンがアプリ本体とHTMLファイルとで別デザインになったことくらいでしょうか、便利な部分って(これも、Mozilla 、Netscape 、Opera ともにとっくの昔にやってたことですが)。
 
 あとは……そうそう、フルカラーPNG画像の背景透過がちゃんとなされています。どうやら噂どおり、PNGのαチャンネルに対応したようですね。と言うことはαチャンネルの特徴たる半透明にも対応?
 早速、翔んでみました。「ミケネコ研究所」さんのPNG解説ページにあるサンプル画像(中段あたり。なお、I.E.6.0 では半透明にはなりません、念のため)で半透明がちゃんと実現されてますよ(とは言え、これも Mozilla 、Netscape 、Opera ではとうの昔から対応してたこと)。
 
 う〜む。最後発にしては目新しい進化がありませんね。I.E. としては確かに進化してますが、先行しているブラウザ群に比べて何ら新しいものが見受けられません。後を追いかけてるだけ。
 ついでに言いますと。妖之佑のヒトミちゃんPだけのことかもしれませんが、ローカルのHTMLファイルを開くときの起動が 6.0 よりも遅くなった気がします、7.0 。
 
 と言うことは、別に無理に 6.0 から替えなくてもいいってことですね。
 と言うことで、タブ・ブラウザを体験してみたいというかた、PNGのαチャンネルの性能を確かめてみたいというかたには、Firefox か Opera 、あるいは Netscape をオススメいたします。
 
 こんな程度のブツのために、何年かかったんだ?
 嫌われ者 Vista よりも、I.E.7.0 をもっともっと早くリリースすべきだったと思いますよ、本当に(Mozilla 、Netscape や Opera と比較すれば、ほぼ五年前の性能・機能にすぎませんからねぇ、I.E.7.0 って)。
 
 とにかく。
 これでヒトミちゃんPに載せたブラウザは、すべてタブ・ブラウザとなりました。
 
 
 なお、I.E.7.0 がPNG画像のαチャンネルに対応したことを受け、ウチへの使用を控えておりました24bitフルカラーPNG画像の背景透過を、これからは導入していくことにします。
 I.E.6.0 では正常に透過できなかったため、背景透過処理されている24bitのバナーやアイコンは今まではやむなく8bitに画質を落として使わせていただいておりました。そのため、特にエッジが汚かったのが、画像の制作者さまがたに対し心苦しく思っておりました(※ 「フルカラーPNGの透過に問題がある」と、あたかもPNGのバグのように言うサイトが少なくありませんが、これは I.E.6.0 のPNG画像への対応が不完全なのが原因であり、PNG側に責任はありません。個人的には、GIF画像を推しPNG画像嫌いな某MS社が意図的にやったんじゃないかと勘ぐってましたけどね♪)
 一気に全部というのはしんどいので、少しずつでも24bitのものへ戻していこうと思っております。
 I.E.6.0 をお使いのかたには一部のページ(特にリンク頁)が見苦しくなるかと思いますが、I.E.6.0 側の問題、すなわちバグですので、ご理解くださいませ(暗に Firefox 、Netscape 、Opera を勧めてる?)。
 
 
 
 
 
 木の花
 木に咲いた花。
 これもまた名を知らない。

 


 
■2007/10/19 (金) 上弦 (旧暦 長月九日、重陽)
 
 
 触れていなかった今期のをば、サラッと。
 
 
『レンタルマギカ』
 
 自分のプロットと、かぶるなぁ……まあ、原作をチェックしていなかったのが×だったわけで。
 アニメは、まだ評価する段階ではないですね。とは言え、観続けるのもしんどいかも。
 
 
『ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-』
 
 GONZOの制作だから期待したいところではありますが。
 今のところは微妙かな。これも観続けるかどうか。
 唯一の期待値は、主人公ペアが、メイン・キャストの大半を擁する組織には属さないらしい、という点。
 
 
『カイジ』
 
 面白そうではあるのですが。
 このスタッフ、かつて『アカギ』で大胆と言うか乱暴な尻切れトンボをやってくれましたからね。今回も同じことをやりかねません。何せ原作がダラダラ長いそうですから。
 にしても、スタッフはともかくとして、主人公の声まで『アカギ』と同じとは……意味あるんですかね?
 
 
『CLANNAD』
 
 泣きゲーの名門Keyの原作、しかも制作が京都アニメーションとなれば、観ておかねばなりますまい。
 と言うことで、これは注目株となるやもしれません。
 
 
『灼眼のシャナII』
 
 いちおう観続けるつもりですが。
 第一期に比べ、進みかたがゆっくりですねぇ。
 
 
『もやしもん』
 
 何なんですかね、これは(褒めてます)。第一話から飛ばしてくれてます。
 ただ。あまりの芳しさに、少々正視に耐えない面も……(苦笑)。
 
 
『みなみけ』『もっけ』は気に入りました♪
『機動戦士ガンダム00』も、劇的に劣化しない限りは観続ける予定。
 放送が続いている『スカイガールズ』も視聴継続中。
 
 なお、休止されたままの『ひぐらしのなく頃に解』ですが。
 対策として限定的に無料配信がなされるそうです。
 できれば地上波での放送再開を願いたいんですけどね。
 
 
 他にもいろいろ新番組があるようですが、とても網羅しきれませんです。
 
 
 
『ULTRASEVEN X』
 
 アニメじゃないけど、ついでだから触れておくのです。
 少なくとも妖之佑にとっては、地雷が確定しております。がっかりしました。
「ウルトラ」の看板でやるべきストーリじゃありません。勘違いも甚だしい。
 ウルトラ・シリーズってのは仮面ライダー・シリーズ同様、現代もしくは現代に極めて似通った近未来を舞台にするという暗黙のルールがあります。それを逸脱した時点で×。
 あんな、『Max Headroom』を劣化させたような世界観は、他の看板でやってくださいな。
 
 


 
■2007/10/20 (土) 戎講、誓文払い (旧暦 長月十日)
 
 
 Netscape Navigator 9.0 が思いのほか快調で、ご機嫌な妖之佑ですこんばんは。
 
 Mozilla も負けてはいられません。
 Firefox 2.0.0.8 と SeaMonkey 1.1.5 がリリースされました。
 Firefox 3.0 や SeaMonkey 2.0 は、まだまだなのかしらん。
 
 
 
 さあ、さて。
 期待と不安の入り交じったウイルスバスター2008正式リリース版のダウンロードによる販売・配布が開始されました。
 今のところ、「早くなった」と「使えない」の両意見が出ていますね。
 
 察するに。
 高スペック・マシンのユーザーさん、そして2007から更新したユーザーさんは「早くなった」と肯定的感想を。
 そして、低スペック機のユーザーさん、および2006から更新したユーザーさんは、2008に対して否定的印象をお持ちになったと思われます。
 
 2007よりは良くなったものの、2006よりは重たいのと多機能すぎて不便。
 というのが、2008の大雑把な第一印象となりそうです。
 
 妖之佑のヒトミちゃんPは今の時代では低スペック機に分類されますので、妖之佑自身は今しばらく軽くて快適な2006で行きます。それに、年末までには、数多の勇者さまがた(「人柱」とも言う♪)によって、2008に内在するあらかたの欠点・欠陥が洗い出されていることでしょうしネ。
 ですが、今現在2007をお使いのかたは、数日の様子見(2007の初期ロットで見られた、起動できないとか接続できないとかフリーズするとか落ちるとか電源を切れないとかの悲惨なトラブルに遭遇しないための用心)のうえで早々に2008にアップグレードなさったほうが、あるいはいいかもしれません。 2007が欠陥品と呼ばれてもしかたのないほどに問題山積な代物であることに変わりはないのですから。
 
 ただ、2008にも不安はあります。なにせ、トレンドマイクロは、2007が欠陥品であることを最初から最後までついに認めなかった(ま、そりゃそーか)ばかりか、トラブルに困っている多くのユーザーたち、つまりお客様がたに救いの手をさしのべもしませんでしたからね(修正モジュールは出たものの、表側に告知もなく自動配布もせず、苦情を寄せた人のみに個別に案内するだけだったそうです)。2008で同じことをやらないとも限りません。その意味では、見極めが大事。でも、2007を使い続けるのも高リスク。困ったものです。
 2008は Windows 2000 にも対応しなくなりましたし。ユーザーの環境によっては、これを機会にウイルスバスターから他のセキュリティ・ソフトに替えるのもいいかもしれませんね。とにかく、2007に関するここ一年のトレンドマイクロの態度は、とうてい認められるものではありませんでした。当然、2008の世間の評価次第では、妖之佑も他社製品への乗り換えをするつもりでいます。ある意味、昨年から今年にかけては、トレンドマイクロを見限る、いいタイミングではあるんですよね。
 
 なお、トレンドマイクロにあるウイルスバスター2008のページからのダウンロードは「かんたん!インストール」のみですので、妖之佑のようにオンライン・インストールを好まない人には、はっきり言って不愉快です。
「最新版ダウンロード」→「ウイルスバスター2008」へと進みますと、インストールせずに2008のモジュール本体を直接入手できます。
 ああ。「かんたん!インストール」も含め、この手順で2008を使用できるようになるのは、すでにウイルスバスターのユーザー登録をしてある場合のみですので、念のため。
 
 
 
 
 
 実
 千両か万両。
 さて、どっちだろ?

 


 
■2007/10/20 (土) 泉州もじら
 
 
 泉州もじらも 2.0.0.8 がリリースされましたです。
 
 


 
■2007/10/21 (日) 土用 (旧暦 長月十一日)
 
 
 亀田問題が朝青龍問題のコピーであるごとく。
 赤福問題も、雪印問題や不二家問題のコピーなんですよね。
 けっきょく、他社(他者)のことが教訓にならないばかりか、まったくの他人事、対岸の火事。ひょっとして、食品業界全体が腐りきってるんじゃないかとさ思え、怖いやら情けないやら。
 
 赤福問題についてはパロマ同様、自分に甘くなりがちな同族経営による弊害も大きいのでしょうね、きっと。
 何ですか、社長の「こんな結果になってしまい申し訳ない」って言いかたは。「やった」ではなく「なってしまった」と言いたげですけども。赤福が偽装をやったんですから。しかも、「売れ残りはすべて処分した」と嘘までついて、悪質極まりない。
 
 赤福側は「品質に問題はない」と、みっともない言い訳をしていますが、論外です。
 日付という区切りについては杓子定規にやらねばなりません。でないと、ズルズルと自分に甘くなるのが人の弱さなんですから(実際、どんどん悪行が露呈しているのも、雪印や不二家と同じ)。品質がどうこうという以前の問題です。
 無期限営業禁止の処分は当然。
 さらに言えば、我々消費者が厳しい罰を与えるべきです。要するに、赤福の品を金輪際買わない、ということ。
 
 創業三百年の老舗だろうと、優遇する必要はありません。悪質な企業は潰れて然るべきです。
 そのうえで、偽装に関わった赤福関係者は、創業者の墓前で切腹して詫びるべきでしょう。信頼回復して商売を再開しようなんてェ甘い考えは、持ってほしくありません!(どのみち、もう妖之佑は赤福を買いませんし、仮にどこかでふるまわれても手をつけません)
 挽き肉偽装のミートホープは潰れたんですからね。同様に消費者をだまし続けてきた赤福が、老舗だからって理由で救済されていいはずはありません(同じ理由から、妖之佑はメグミルクなる新ブランド立ち上げや、不二家の再興にも批判的です。まあ、どちらも二度と買いませんけどね)。
 
 赤福本店の古い建物は伊勢の「おかげ横町」の入り口あたりにあり(と記憶してます)、伊勢の顔でもあります。また、毎月一日に「朔日餅」という月替わりの限定品を販売、その日の早朝(と言うか深夜)には五十鈴橋に行列ができるシーンも伊勢の風物詩になっていましたが。
 だからと言って、赤福を特別扱いすべきではありません。
 ここは、食品業界に対する教訓としても暖簾をたたんでいただきましょう。
 街の側も、「赤福が消えたところで、たかが土産物屋一軒。お伊勢さんのお膝元はビクともしない」くらいの気概で今後に臨んでいただきたいと思います。老舗だからと、地元の顔だからと、決して甘やかさないでいただきたいです。
 
 つーか。
 あんな様子だと、通常業務の他に販売する朔日餅だって、一日朝の販売のため深夜に作業という手間暇考えると、ずーっと前から作り置きしたうえで前日に解凍していた可能性って、あるんじゃありません?
 そう疑われても、しかたないですよね。

 


 
■2007/10/21 (日) Opera
 
 
 Opera 9.24 がリリースされています。
 
 


 
■2007/10/22 (月) 時代祭、鞍馬火祭 (旧暦 長月十二日)
 
 
 駅構内で、それぞれの専用武器を振り回すシーン。
 モモタロスたちもイマジンなんだと再認識させてくれました。
 中では、キンタロスの「ダイナミックチョップ…生」(後で言う)が良いっ♪
 
 にしても、あの三匹の雑魚。
 どう見ても……『カブト』のゼクトルーパーですよねぇ。ゼクトが潰れて失業。で、レオイマジンに雇われた?(笑) にしちゃ、そこそこ強かったな。
 
 
『電王』と言えば。
 バンダイの食玩ですが。
 キングライナーは、ゴウカ先頭車を収納できるそうですっ!
 これは来月が期待大なのでございます。
 
http://www.bandai.co.jp/candy/products/2007/49698.html
 
 にしても、こうしてあらためて見てみますと。
 デンカメンソードって、『カブト』のパーフェクトゼクターと発想がまったくおんなじなんですね。
 
 
 
 
 
 白い花
 名前を知らない花ばかりで、恐縮。

 


 
■2007/10/23 (火) 十三夜 (旧暦 長月十三日)
 
 
http://sankei.jp.msn.com/life/trend
/071021/trd0710210941001-n1.htm
 
「千日回峰行」の中でも最大の山場である「堂入り」を達成なさったそうで。
 文面で見る以上に厳しい内容のはずですから、それはそれはすさまじいものだったと想像します。
 
 と言うか。
 天台の千日回峰行自体、日本の佛教において一番の荒行だと個人的には思ってますからね。達成者に与えられる「大阿闍梨」の称号は伊達じゃないのです。
 部外者が無責任に言うだけですが、世間的に厳しいと思われている禅寺の毎日のお勤めなんて、天台の荒行の数々に比べたらぬるま湯だと思います。
 日蓮宗で毎冬に行われる「百日行」もかなりの厳しさと聞きますが、天台の回峰は千日ですからね。それも基本一人で行う荒行。やはり天台の荒行はレヴェルが違います(初心者向けの一つに、地下に掘った穴に入り外から蓋をされ、真っ暗な中を二時間こもる、というのがあるそうですが。妖之佑だったら、これだけでも精神が壊れると思います)。
 
 ただ。
 この手の荒行には個人的には疑問があるんですよ、実は。ただただ心身を痛めつけることに、どういう意味があるのか、よく判らないんです。
 もちろん、達成したときの充足感や、耐え抜いた自分に対して自信が持てる、というのは理解できますが。
 でも、例えば日蓮宗の百日行では、厳冬の中、栄養もロクに摂らず(食事が粥どころか重湯程度だったりする)の勤行で、風邪ばかりか破傷風(ひび・あかぎれから雑菌が侵入し、空腹のため抵抗力のない体が簡単に壊れる)にすらなることもあると聞きます。
 そこまでする意味が、精神的ミツユビナマケモノな妖之佑には判らない。
 
 禅宗にも、いろいろと厳しい決まり事がありますが、ここまで酷くはないはずです。
 例えば、禅寺のいわゆる精進料理は、思われているほど栄養に欠けたものではなく、動物性を摂らないというのが第一ですからね。けんちん汁は栄養のバランスが良いですし、饂飩も打ったりしますし。そも、禅の「懐石料理」というのは空腹をごまかすため懐に入れた温石のことを指す「懐石」からのもので、石を抱く代わりに実際には簡単な食事を摂るというもの。しかし、禅宗に夜の食事はないので、食事前の読経をしないことで「これは食事ではない」という便利な言い訳までする♪
 つまり、禅では体を壊すほどの荒行を由とはしないんですよね、基本。それよりも、日々の生活一つひとつに規制(食事では一切音を立てない、など)を設け、常に自分を意識するようにし向ける。それが修行になる。だから、掃除も料理も修業。この精神は、よく理解できます(あたしにゃ実行できませんけどね、こんなこと)。
 
 まあ、修験道だって、厳しい山ごもりして神佛の御姿を見るようになる(役小角が感得した蔵王大権現などが、そうですね)というのですから、心身を追いつめることにも何らかの意味があるのでしょう。
 と言うことで。別に荒行をなさるかたたちを否定したり、批判したりする気は、まったくないです。もちろん。
 でもまあ、健康に障るまでのことはどうなのかな、と思うわけなのです。
 
 
 
 
 
 小鷺
 田んぼの中にいた小鷺。
 これ以上は近づけないが、嘴が黄色いので今年生まれたのだと判る。
 ちなみに、こいつらの後頭部にある二本の飾り羽根(?)を摘んでみたいというのが、密かな夢だったりするのだが……無理に決まってんだろーが。
 
 他にも青鷺や五位鷺がいるのだが、彼らの警戒心は小鷺以上に強いので撮れない。
 遠方から望遠で狙おうとしても、長いレンズを向けただけで飛び立ってしまう。
 気配を隠す技を身につけないとダメみたい。

 


 
■2007/10/24 (水) 霜降 (旧暦 長月十四日)
 
 
 ラッキーヱビス。
 
 知りませんでした。
 
 実在しているんですね。
 
 ヱビスビールのラベルの恵比寿様が鯛を二匹持っておられるという。
 
 欲しいです。
 
 瓶のみだそうで。
 
 缶ビールには無いそうです。
 
 
 
 
 
 黄色い花
 蒲公英みたいな感じの多肉植物の花。
 フォーカリアに似てる気もするが、例によって名は知らぬ。

 


 
■2007/10/24 (水) ネスケ9
 
 
 Netscape Navigator 9.0.0.1 がリリースされました。9.0 のリリースから、えらくまた早い更新です。
 
 Firefox で言うところの「ソフトウェアの更新」ができるのか試してみましたら、できました。
 
 んがっ。
 ホームにアップされている 9.0.0.1 の配布ファイルが 5.8MB なのに対して、9.0 を介して入手する 9.0.0.1 の更新ファイルは 7.1MB もあった! えーこらっ、ねーちゃん、どないなっとんねん!?
 
 Firefox みたく差分アップデートにすれば、お互い楽なのに。ねぇ。
 
 ちなみに、U.A.ですが。
 
Mozilla/5.0 (rv:1.8.1.8pre) Gecko
/20071019 Firefox/2.0.0.8 Navigator/9.0.0.1
 
 と、Firefox 2.0.0.8 相当になっています。2.0.0.7 相当だった 9.0 よりも進化しているわけです。
 ただし Gecko は 1.8.1.8pre のままなので、Gecko 1.8.1.8 を積んだ Firefox 2.0.0.8 よりはエンジン面で遅れていることになりますね。
 
 


 
■2007/10/25 (木) (旧暦 長月十五日)
 
 
 金大中事件の犯人がKCIAだったということで(まあ、とっくに判っていたことですが)。
 
 にもかかわらず、韓国では「日本が悪い」という論調となっているそうで。
 金大中氏は韓国の要人であり、しかも氏を拉致した犯人は韓国政府機関。なのに、日本で起きた事件ってだけで悪いのは日本だと言いますか? 金大中事件の責任は日本にあると言いますか?
 
 あーゆーDQNな国家とおつきあいする意味が本当にあるのかどうか。
 きちんと考えるべきだと、本気で思います。
 
 一部、韓国政府が日本政府に謝罪する意向だと報じられてますが、信用できません。
 仮に、そんな場が設けられたとしても、通訳のカラクリで日本語化すると「謝意」にも取れるというだけで、実は韓国語では「遺憾の意」ですらないかもしれません(国家間交渉ではよく行われる基本テクニック)。
 
 つか、韓国って絶対に謝らない人種で構成されてると思うんですけどね。中国同様。
 
 ああ。亀田一家は韓国に移住したらいいんだ(藁
 
 
 
 
 
 枝豆
 頂き物の枝豆。
 よく見ると、サヤを通して少し黒ずんでる。
 
 枝豆
 中身の確認。
 なんか黒い。痛んでる?
 
 黒い枝豆
 確かに黒い。
 
 実は黒豆の枝豆というオチらしい。
 もちろん旨い。
 
 そう言えば昔、『美味しんぼ』でやってたっけ。丹波の黒大豆って。

 


 
■2007/10/26 (金) 望、天一天上 (旧暦 長月十六日)
 
 
 久々の雨。
 雨降りって天気を忘れてた気がするほどでした。
 
 にしても、この一、二週間で一気に寒くなりました。
 九月なんて、暑い暑いってわめいてたのに。
 
 この調子だと暮れまであっという間かもしれません。
 と言うか、秋が短いのは毎年のことですか。
 
 
 
 
 
 栗の渋皮煮
 秋の味覚。
 母上が作った栗の渋皮煮。
 
 まさか渋皮を取り除かないなんて思いもよらなかった。普通に茹でた栗なら取らないと話にならないから。
 が、これが意外なことに旨いっ。渋皮の風味が格別で、びっくり。
 
 なんとなくだが、天津甘栗の独特の風味に似てる気もする。

 


 
■2007/10/27 (土) (旧暦 長月十七日)
 
 
『機動戦士ガンダム00』第四話、「対外折衝」を視聴。
 
「ガンダムによる全戦争行為への武力介入を開始する」と宣言した以上、見え見えの誘いだと判っていても、あえて出る。
 というソレスタルビーイングの行動には納得がいきます。
 そして、出撃したガンダムの攻撃目標が、強引な独立宣言をしたタリビア国家を武力鎮圧すべく包囲したユニオンの大軍隊ではなく、包囲されて(一見すると)絶体絶命なタリビア軍側だったということにも、充分納得がいきました。ケンカの火種を蒔いたのはタリビアですからね、これが正解。
 何も考えてないタリビアの兵士たちこそ「どうして俺たちを!?」と当惑でしたが、実は独立宣言したタリビア大統領も、それを受けてユニオン軍を出動させた合衆国大統領も、そこまでソレスタルビーイングの動きを予測したうえでの行動だった。もちろん、ソレスタルビーイングも、そんなことは百も承知で誘いに乗った。
 このタヌキの化かし合いは実に面白いです。
 
 前回、第三話にて、四百年続いた北アイルランド紛争(『ガンダム00』は西暦2307年の物語)がソレスタルビーイングの武力介入によって終結したという展開に、あちこちのレビュー・ブログでは失望の声が上がっています。
 曰く「そんなに簡単に終わるはずがない」と。
 曰く「安直な脚本に絶望した」と。
 
 そのとおり。終わるはずがありません。
 
『00』の脚本家さんも、そんなことは判ってますよ。まちがいなく。
 本編において「四百年続いた北アイルランド紛争が終結した」と言ったのは、それを報じたマスコミだけです。本当に終結したなんて各勢力のトップも、介入したソレスタルビーイングも思ってませんし、物語もそんなことは語っていません。
 
 考えてみれば判ること。
 たった一機でモビルスーツの部隊を全滅させるほどに圧倒的戦力差を誇るガンダムは、言ってしまえばバケモノです。子供同士のケンカにプロレスラーがパイプ椅子を構えて乱入するようなもので、乱入される側には勝ち目なんてカケラもありません。
 紛争当事者たちの目的は紛争に勝利することであり、自軍が全滅することではありません。ならば、ワケワカメなバケモノが出てきた段階では、とりあえず、その矛先が自分に向けられることだけは絶対に避けねばなりません。だからこそ、双方ともひとまず戦闘行為をやめてみせただけのこと。ガンダムによるそれ以上の介入を一旦回避しただけのこと。紛争の根底の問題が解決したわけじゃありません。様子見しながら、銃を研いてるに決まってます。
 ソレスタルビーイングが何者で何を目的とするのかを見極めたうえで、あるいはガンダムの戦力を完全に分析・解明したうえで、彼らにどう対処するか、あるいは彼らをどう利用するかを考えつつ、まちがいなく北アイルランド紛争は再開されるはずです。
 実際、第三話を受けての第四話では、そういう動きをユニオン、AEU、そして人類革新連盟の各勢力がいよいよ具体的に見せてきました。描かれていなくとも、北アイルランド紛争の当事者たちも同様のはずです。
 
 ですからね。「四百年続いた北アイルランド紛争が終結した」という台詞がチープであることを承知したうえで使ったんですよ、脚本家さんは。たいしたものじゃありませんか。
 ちなみに、そんなチープさを、第四話にてガンダム関係のニュースを観ていた沙慈・クロスロードというただの学生にお間抜けな台詞を吐かせることでも表現しています。彼の単純な思考こそ「四百年続いた北アイルランド紛争が終結した」という台詞のチープさを示す象徴なんですよ。
 
 以上の理由から、巷のブログの「『00』の脚本はダメだ」「第三話にて、もう物語が崩壊している」「観る価値がない」というご意見には、とうてい同意できません。
 実はね、『00』を批判なさっているそれぞれのブログ管理人さんらは、まさに沙慈くんの状態に置かれているんですよ。『00』スタッフの目論みによって。
 沙慈くんのお姉さん、絹江・クロスロードさんの台詞がとどめを刺します。
「そんなに簡単じゃないのよ、世界は」
 これは実は沙慈くんにではなく、第三話をバカにした視聴者に対して発せられたものに違いありません。
 
 と言ったところで。
『00』は、なかなか見応えのある作品になってくれそうです(先々、失速しない保証もありませんがね)。
 ここまで政治を描くアニメには、そうそうお目にかかれるものではないと思います。『ガンダム』シリーズは、軍指揮官らの思惑は描いたものの、政治家の言動にスポットを当ててきちんと描いた例はなかったと思います。
「戦争の裏側を描く」と監督が偉そうに豪語した『ガンダムSEED』二作は、その監督とメイン脚本家がヘタレすぎたためか最初から最後まで崩壊しまくってましたしね。
 
 妖之佑の知る限りでは、ここまで政治家にもウェイトを置くのは、高橋良輔監督の『太陽の牙ダグラム』くらいじゃないかと思います。
 ただ、『ダグラム』は四半世紀も前の古い作品ということもあってか、ダグラムを駆る主人公らの行動は、デロイア独立戦争に伴うシンプルなゲリラ戦に終始してましたけどね。でも、その裏側で、独立したい解放戦線指導者側、独立させまいとする政治家側それぞれのあれこれをきちんと描いていたのが特徴でした(最終回が、あまりにあっけなかったのは、少し不満でしたが)。
 
 どのみち、ソレスタルビーイングの目的が単純にケンカ両成敗で紛争を無くすなんてものじゃないのは判りきってますからね。今後の展開は油断できないと思うわけです。なかなか手強そうな脚本だと、期待させてくれますよ。
 ただ、まだまだ各勢力の序盤の動きを並行して描いているせいでか、少し散漫かつ緩慢な展開になっているのが不安ですね。登場人物が多すぎて頭に入り辛いのもあり。このあたりは工夫が必要かもしれません。昨今、飽きっぽい視聴者が多いですから。
 
 


 
■2007/10/27 (土) 妖怪警報
 
 
 百鬼夜行でした。
 
 


 
■2007/10/28 (日) (旧暦 長月十八日)
 
 
 鼻炎だとばかり思ってましたが。
 
 鼻風邪ひいたようです。
 
 夜の寒さに油断したのか。
 
 まいったな、こりゃ。orz
 
 
 
 
 
 今日のおやつ。 (決して、とある桜色なおかたの真似じゃありませんよ。違いますってば)
 
 おやつ
 ブールミッシュのカボチャのムース(正式な商品名は失念)。
 外側のカボチャは陶製(実は、これが購入の主目的だったりして♪)。
 
 おやつ
 トップを飾るジャック・オーは、たぶんホワイトの生チョコ。色を塗ってあるわけではなく、色着きの素材か着色料かを加えて練ったものと思う。
 中の生クリームとムースは美味そのもの。甘さが強すぎることなく上品。
 
 少し渋めなレディ・グレイとの組み合わせがバッチリ。
(なお、下に敷いた白い皿は妖之佑宅の物なので、念のため)

 


 
■2007/10/29 (月) (旧暦 長月十九日)
 
 
 鼻風邪が喉に降りました。
 それでは、おやすみなさいなのです。 ZZZ
 
 


 
■2007/10/30 (火) (旧暦 長月廿日)
 
 
薬瓶

 


 
■2007/10/31 (水) (旧暦 長月廿一日)
 
 
 なんとか復旧です。
 喉の痛みと咳・痰、頭のふらつきなどは残ってますが。
 
 にしても、よーく考えますと。
 昨年も同じ時期に風邪ひいてるんですよね。
 咳と痰が酷くなって思い出しましたよ。先代のヒトミちゃんが壊れて、修理についてのメーカーのサーヴィス側との交渉に、声が出ないためにメッチャ苦労したんでしたっけ。
 秋に風邪をひくのが通例になってきてるのか。
 
 季節の変わり目は、やはり要注意ですな。
 皆様も、どうぞご用心あれ。
 
 
 
 
 
 ハロウィン
 けっきょく、陶磁器のジャック・オー・ランタン発見には至らず。
 魔女さんも怒って、こっちを向いてくれません。
 
 ハロウィン
 ちなみに、右側のカボチャは日曜の日記でご紹介した洋菓子の空き容器。単体の器として使えそうなのが嬉しい。
 左側のカボチャは百円ショップで見つけた単なる置物。いちおうは陶製。
 
 次こそは、きちんと陶磁器のランタンを発見してやる。
 と、魔女の背中に誓う妖之佑であった。
 
 

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庭に出る

 
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