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『惑星』いろいろ


 
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 妖之佑が所有する、“ホルスト 組曲『惑星』 作品32”のCD一覧です。新品、中古、輸入盤と、ごちゃ混ぜですので、現在の入手可否について何ら保証とかできません。そこのところは、よしなに。
 コメントは主に 2021年現在のもの。また、演奏内容について語ったり評価することは差し控えます。妖之佑は、そこまで耳が肥えていませんので。
 
 なお、失礼ながらカップリング曲については基本、無視させていただきます。
 m(_ _)m
 
 
 
 
 



 『ザ・コンポーザーズ・コンダクト』
 
 『ザ・コンポーザーズ・コンダクト』
  グスタフ・ホルスト
   ナクソス 8.11 1048

 ヴォーン・ウィリアムズ自作自演曲とのカップリングで、ホルストの『惑星』が収録されています。
 この場合、作曲家としてではなく指揮者としてのホルスト名義という点が重要。
 つまり、このCDに入っている『惑星』はホルストの自作自演です。まさに本家本元、完全オリジナル。本当なら、この演奏が基準・指針となるべきでしたが、なぜかそうはならなかった。『惑星』の物差しは、カラヤンかボールトとされていますよね。
 SP盤時代の音源ですから音質どうこう言うレベルではないです。ここは仕方ない。残っているだけで御の字だと思います。
 それでも一つだけ言わせていただけるなら……え? こんなに速いの? ……です。本当に、せわしないテンポです。ホルスト本人の指揮ということは、これが正解? 後世の演奏すべて解釈まちがい?
 
 グスターヴ・ホルスト指揮、ロンドン交響楽団、コロンビア大スタジオ、1926年6月22日・7月2日・9月14日・10月22日録音(モノーラル)。
 


 
 『BOULT Holst-The Planets, etc.』
 
 『BOULT Holst-The Planets, etc.』
  サー・エイドリアン・ボールト
   ALLEGRO CDO 1058
 
 『SIR ADRIAN BOULT THE COMPLETE CONDUCTOR From TCHAIKOVSKY To GERSHWIN』
 
 『SIR ADRIAN BOULT THE COMPLETE CONDUCTOR
 From TCHAIKOVSKY To GERSHWIN』
  サー・エイドリアン・ボールト
   ワーナーミュージック 50999 0 19270 2 3
 
 ボールトは『惑星』の物差しの一翼を担う指揮者と言えます。『惑星』の公式録音は五回。その中の最初が、これです。国内盤など探しても見つかることもなく、幸いにも輸入盤が見つかりました(嬉)。
 下側のは長〜いタイトルのとおり、ボールトの指揮による曲を集めた十枚組のCD箱です。お察しのとおり、これも輸入盤です。
 CD1 にボールト初の『惑星』(1945年)。
 CD2 に四度目の『惑星』(1966年)。
 CD3 に五度目、ボールトにとって最後の『惑星』(1978年)。
 というラインナップ。『惑星』を聴くためにだけ買うのは、さすがにもったいないですが。そう言いながらも『惑星』が三つも入っているというのは嬉しいですね♪
 
 サー・エイドリアン・ボールト指揮、BBC交響楽団、BBC交響合唱団、ベッドフォード穀物取引所、1945年1月2〜5日録音(モノーラル)。
 


 『ホルスト 組曲“惑星”』
 
 『ホルスト 組曲“惑星”』
  レオポルド・スコトフスキー
   東芝EMI TOCE-7120
 
 『LEOPOLD STOKOWSKI』
 
 『LEOPOLD STOKOWSKI』
  レオポルド・スコトフスキー
   EMI 50999 6 98555 2 8
 
『惑星』では欠かせない演奏の一つなのだそうです。
 内容について語らないとは申しましたが、これ、アレンジ強いですね。ホルストが言い残した禁則事項「一切の改変不可」を堂々と無視してる(笑)。
 下の写真はストコフスキー指揮の曲を集めた、こちらも十枚組CD箱で輸入盤です。『惑星』は CD5 に収録されています。
 
 レオポルド・スコトフスキー指揮、ロスアンジェルス・フィルハーモニック、ロジェー・ワーグナー合唱団、サミュエル・ゴールドウィン・スタジオ 第七ステージ、1956年9月2〜3日録音、EMI。
 


 『ホルスト 組曲「惑星」』
 
 『ホルスト 組曲「惑星」』
  サー・マルコム・サージェント
   東芝EMI TOCE-1217
 
 『SIR MALCOLM SARGENT』
 
 『SIR MALCOLM SARGENT』
  サー・マルコム・サージェント
   ワーナーミュージック 2564 63412-1
 
 マルコム・サージェントはホルストの友人だったそうで、この演奏も『惑星』に欠かせないものなのだそうな。
 下の写真は、これまた分厚いCD箱です。何と十八枚入り! 国内盤にこんなのがあったら、とても買えませんが、そこは輸入盤。お求めやすいお値段で♪ CD12 に、上の写真のと同じ『惑星』が収録されています。
 
 サー・マルコム・サージェント指揮、BBC交響楽団、BBC女声合唱団、キングスウェイ・ホール、1957年8月12日・9月2〜3日録音、EMI。
 


 『ホルスト 組曲《惑星》作品32』
 
 『ホルスト 組曲《惑星》作品32』
  サー・エードリアン・ボールト
   ユニバーサルミュージック UCCW-1045
 
 ボールト三度目の『惑星』です。
 内容について語ることは控えると言っておきながらですが。この盤は、ちょっと……名人の指揮とは思えないほど雑と言いますか統制が取れていないと言いますか。特に「火星」の前半部分が変すぎます。楽器それぞれでタイミングがズレてるんですよね。録音か編集のせい? それとも妖之佑の耳がダメなだけ?
 ちなみに、これのLPレコードのジャケットが……噴飯モノです。興味あるかたは、ぐぐってみてくださいな、オクにも出てきますので(ジャケットが複数タイプあるようなので、そこだけご注意を)
 
 サー・エイドリアン・ボールト指揮、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ウィーン・アカデミー室内合唱団、コンツェルトハウス モーツァルト・ザール、1959年3月録音、ウエストミンスター。
 


 『ホルスト 組曲《惑星》作品32』
 
 『ホルスト 組曲《惑星》作品32』
  ヘルベルト・フォン・カラヤン
   ユニバーサルミュージック UCCD-7437
 
 誰かに「『惑星』を一つだけオススメしてくれ」と言われたら、これを挙げておけば無難、という一枚でしょうか。妖之佑も、候補の中に必ず入れると思います(その後、落選するとは思いますが……)。
 ともかく、『惑星』とくればカラヤンかボールト。なので教科書的な存在と言えると思います。
 耳の肥えたかたたちの中でカラヤンの『惑星』は、このウィーンとベルリンとで評価が分かれると言うか対立するようで、面白いものですね。
 
 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団、ゾフィエンザール、1961年9月5〜22日録音、デッカ。
 


 『ホルスト “惑星”作品32』
 
 『ホルスト “惑星”作品32』
  エードリアン・ボールト
   新星堂 SAN-15
 
 ボールト四度目の録音です。
 巷では、これと五度目の演奏とで、ボールトのベスト争いが展開されているそうで。
 
 エイドリアン・ボールト指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、アンブロジアン・シンガーズ、キングスウェイ・ホール、1966年7月21〜22日録音、EMI。
 


 『ホルスト 組曲《惑星》作品32』
 
 『ホルスト 組曲《惑星》作品32』
  ウィリアム・スタインバーグ
   ユニバーサルミュージック UCCG-5240
 
 メータ&LAフィルにゾッコンだった妖之佑がCDでは二枚目に買った『惑星』です。
 ほぼ初めての聴き比べでしたが、もちろん明確な違いなど判るはずもなく(爆)。
 
 ウィリアム・スタインバーグ指揮、ボストン交響楽団、ニュー・イングランド音楽院合唱団、シンフォニー・ホール、1970年9〜10月録音、ドイツ・グラモフォン。
 


 『ホルスト:組曲「惑星」、Op.32』
 
 『ホルスト:組曲「惑星」、Op.32』
  ズービン・メータ
   ポリドール POCL-9726
 
 妖之佑が初めて買った『惑星』……はLPレコードでして、これはそれと同じ音源のCD。
 妖之佑は、この音で刷り込みを受けましたから、これが基準点、物差しになります。一番好きな『惑星』ということです。はい。
 
 ズービン・メータ指揮、ロスアンジェルス・フィルハーモニック、ロスアンジェルス・マスター・コラール、UCLA ロイス・ホール、1971年4月録音、デッカ。
 


 『組曲「惑星」作品32』
 
 『組曲「惑星」作品32』
  レナード・バーンスタイン
   ソニーミュージック SICC 1792
 
 このジャケ絵は何を描いているんでしょうね。気になって夜も眠れません(笑)。
 ホルストは U.K. の人なのですが、なぜか『惑星』は U.S.A. の演奏に当たりが多いという話があります。
 
 レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック、リンカーン・センター フィルハーモニック・ホール、1971年11月30日・12月7日録音、CBS。
 


 『ホルスト 組曲《惑星》作品32』
 
 『ホルスト 組曲《惑星》作品32』
  アンドレ・プレヴィン
   ワーナーミュージック WPCS-28423
 
 カール・セーガン博士がホストを務めた科学番組『コスモス』の中で使われた『惑星』が、このプレヴィンのものだったのだそうで気になってました。もっとも、『コスモス』放送当時の妖之佑はBGMならヴァンゲリスの曲ばかり気になってましたが(笑)。
 それはともかく、探したものの見つからず絶版かと思いきや、タイミング良く、これが発売され入手できました。
「MQA-CD×UHQ-CD」という規格だそうで、要するに通常の音楽CDとハイレゾとのハイブリッド盤ということ。ハイレゾのシステムなんて持ってませんし買い足す予定もないので、普通のCDをお安く出してほしいところではあるのです。(;^_^A
 にしてもジャケ写がコロナとは……惑星ちゃうやん(爆)。
 
 アンドレ・プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団、アンブロジアン・シンガーズ、キングスウェイ・ホール、1973年9月28〜29日録音、EMI。
 


 『ギュスターヴ・ホルスト 組曲「惑星」作品32』
 
 『ギュスターヴ・ホルスト 組曲「惑星」作品32』
  ユージン・オーマンディ
   ソニーミュージック SICC 1943
 
 できれば、ジャケ絵にタロットの絵を使ったやつが欲しかったのですが。(;^_^A
 ジャケ写の中央は、天体望遠鏡で観る土星の写真ですね。どうも『惑星』の円盤はジャケットに土星を使う傾向が強いように思います。惑星の中で一番、見た目に印象的だからでしょうか。
 
 ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団、メンデルスゾーン・クラブ・コーラス、スコティッシュ・ライト・カテドラル、1975年12月18日録音、RCA。
 


 『グスターヴ・ホルスト 組曲《惑星》作品32』
 
 『グスターヴ・ホルスト 組曲《惑星》作品32』
  サー・ネヴィル・マリナー
   タワーレコード PROC-1919
 
『惑星』を探し求めてネットの旅に出ていると、あちこちで、このマリナー版を推す声が見られました。なので欲しくなったのですが、見つからない。オクの中古もバカ高い。諦めて「気長に探すかー」と思いつつ、それでも諦められず探索を続けていたところ、意外と身近な所で見つかりました。タワレコさんに感謝です。
 
 ネヴィル・マリナー指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、アンブロジアン・シンガーズ、コンセルトヘボウ、1977年6月22〜24日録音、フィリップス。
 


 『グスターヴ・ホルスト 組曲《惑星》作品32』
 
 『グスターヴ・ホルスト 組曲《惑星》作品32』
  サー・ゲオルグ・ショルティ
   ユニバーサルミュージック UCCD-4671
 
 こちらのジャケットはモロに土星ですね。
 そして『惑星』の U.K. 指揮者には「サー」の称号を持っている人が多いような。
 
 サー・ゲオルグ・ショルティ指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー合唱団、キングスウェイ・ホール、1978年2月録音、デッカ。
 


 『ホルスト 組曲「惑星」作品32』
 
 『ホルスト 組曲「惑星」作品32』
  サー・エードリアン・ボールト
   ワーナーミュージック WPCS-51092
 
 定番『惑星』の一つだそうです。
 ボールトは、この五度目と、1966年録音の四度目が評価が高いようで、どちらがボールトの最高かは意見が分かれてますね。
 
 サー・エイドリアン・ボールト指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ジェフリー・ミッチェル合唱団、キングスウェイ・ホール&アビー・ロード 第一スタジオ、1978年5月12,30日・6月4日・7月31日録音、EMI。
 


 『グスターヴ・ホルスト 組曲《惑星》作品32』
 
 『グスターヴ・ホルスト 組曲《惑星》作品32』
  小澤征爾
   ユニバーサルミュージック UCCP-7002
 
 日本の宝の一人、小澤征爾さんの指揮によるもの。
 日本人としては、この『惑星』も定番と言って良いんじゃないでしょうか。
 
 小澤征爾指揮、ボストン交響楽団、ニュー・イングランド音楽院合唱団、シンフォニー・ホール、1979年12月3,10日録音、フィリップス。
 


 『ホルスト 組曲「惑星」作品32』
 
 『ホルスト 組曲「惑星」作品32』
  サイモン・ラトル
   東芝EMI TOCE-13016
 
 ラトルは後に、作曲者ホルストに対して失礼極まりない存在である「冥王星」付きのアルバムを出しています。
 もちろん↑は「海王星」で終わる安心仕様♪
 
 サイモン・ラトル指揮、フィルハーモニア管弦楽団、アンブロジアン・シンガーズ、キングスウェイ・ホール、1980年12月29〜30日録音、EMI。
 


 『グスターヴ・ホルスト 組曲《惑星》作品32』
 
 『グスターヴ・ホルスト 組曲《惑星》作品32』
  ヘルベルト・フォン・カラヤン
   ポリドール POCG-20034
 
 カラヤン二度目の『惑星』です。
 巷では、前のウィーン版とで、どちらが良いかの論争があるとかないとか。“教科書”にするならウィーンのほうらしい。
 
 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、RIAS室内合唱団、ベルリン・フィルハーモニー、1981年1月・3月録音、ドイツ・グラモフォン。
 


 『ホルスト:組曲「惑星」』
 
 『ホルスト:組曲「惑星」』
  ロリン・マゼール
   ソニーミュージック SICC 1084
 
『惑星』と聞くと、このマゼール版を思い浮かべる人が多いかもしれません。ジャケ絵が強烈ですからね(笑)。
 かつてはFM放送で取り上げるのも、これが多かったように思います。つまり、これも定番で教科書なのかも。
 
 ロリン・マゼール指揮、フランス国立管弦楽団、フランス国立女声合唱団、メゾン・ド・ラ・ラジオ スタジオ104、1981年7月4〜5日録音、ソニー。
 


 『ホルスト 組曲「惑星」作品32』
 
 『ホルスト 組曲「惑星」作品32』
  アンドルー・デイヴィス
   東芝EMI TOCE-4095
 
「海王星」終盤のコーラスに女声でなく、少年少女合唱団を採用したことで有名な演奏だそうです。
 予備知識なしに聴いても判らないでしょうね。判ってて聴けば女声のに比べて声にメリハリがあって若さ(笑)を感じますが、あくまでも予め知っていれば、という条件が付きます。耳の肥えた人なら一発なんでしょうが。
 
 アンドリュー・デイヴィス指揮、トロント交響楽団、トロント少年少女合唱団、キルヒナー・ホール、1986年1月20日録音、EMI。
 


 『ホルスト 組曲「惑星」作品32』
 
 『ホルスト 組曲「惑星」作品32』
  ジョン・ウィリアムズ
   フィリップス PHCP-10126
 
 ジョン・ウィリアムズは、あのジョン・ウィリアムズです。そう、『ジョーズ』や『未知との遭遇』や『レイダース 失われた聖櫃』や『E.T.』や『ジュラシック・パーク』や『ハリー・ポッター』などなどの人です。
 ジョン・ウィリアムズの名前が入った『惑星』のアルバムは『スター・ウォーズ組曲』をカップリングしたものが有名ですが、あちらはズービン・メータの指揮ですから、おまちがえなきよう。
 
 ジョン・ウィリアムズ指揮、ボストン・ポップス管弦楽団、タングルウッド祝祭女声合唱団、シンフォニー・ホール、1986年5月31日〜6月3日録音、フィリップス。
 


 『ホルスト:組曲「惑星」、Op.32』
 
 『ホルスト:組曲「惑星」、Op.32』
  シャルル・デュトワ
   ポリドール POCL-5152
 
 これも、でっかい土星のジャケ絵。本当に多いですね。
 
 シャルル・デュトワ指揮、モントリオール交響楽団、モントリオール交響合唱団、サン・トゥスタッシュ、1986年6月録音、デッカ。
 


 『Holst The Planets St. Paul's Suite』
 
 『Holst The Planets St. Paul's Suite』
  サー・チャールズ・グローヴズ
   Sanctuary Classics CD RSN3028
 
 これ、名盤と言われてて探していたのですが、とにかく見つからず。有料配信サイトが一軒あっただけで、どうにもこうにも。
 名盤なら、そのうち出るだろうと思いながらも、配信権を持ってるレーベルがあるってことは、円盤化は期待できない?
 何とか手に入りましたが。この音源に限らず、名録音は、もっと積極的に再版やレーベルを変えてのリリースをしていただきたいと思います。
 余談ですが、CDを探すときに「グローヴ」か「グローヴ」か、ずっと迷走してました。正しくは、どっちなんでしょう?
 
 サー・チャールズ・グローヴズ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団女声合唱、ワトフォード・タウン・ホール、1987年7月録音。
 


 『グスターヴ・ホルスト 組曲《惑星》作品32』
 
 『グスターヴ・ホルスト 組曲《惑星》作品32』
  サー・コリン・デイヴィス
   ユニバーサルミュージック UCCP-9024
 
 デイヴィスはカラヤンの弟子みたいな人で、カラヤンが育てたベルリン・フィルで『惑星』を録ったため、そっくりだという声が巷にあります。妖之佑には判りませんが(汗々)。
 
 サー・コリン・デイヴィス指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン放送女声合唱団、ベルリン・フィルハーモニー、1988年11月9〜13日録音、フィリップス。
 


 『グスターヴ・ホルスト 組曲《惑星》作品32』
 
 『グスターヴ・ホルスト 組曲《惑星》作品32』
  ジェイムズ・レヴァイン
   ユニバーサルミュージック UCCG-52101
 
 よく誤解されていますが、ホルストは天文学としての太陽系をイメージして『惑星』を作ったのではありません。占星術が元になっています。だからこそ「地球」が無かったり、各曲のサブタイトルが「戦争をもたらすもの」とか「快楽をもたらすもの」とかなっているワケ。
 ホルストの趣旨に忠実なジャケ絵は、このレヴァイン版の他は、ユージン・オーマンディ版と 2002年のコリン・デイヴィス版くらいしか知りません。
 
 ジェイムズ・レヴァイン指揮、シカゴ交響楽団・合唱団、オーケストラ・ホール、1989年6月録音、ドイツ・グラモフォン。
 


 『ホルスト 組曲《惑星》作品32』
 
 『ホルスト 組曲《惑星》作品32』
  ジェイムズ・ジャッド
   デンオン COCQ-85433
 
 これと同じ音源のLPレコードが、妖之佑が二番目に買った『惑星』です。特に理由はなく、レコード市場をCDが駆逐してしまったときに、あえてデンオンがレコード盤を出したので、とりあえず買っておいたという。録音自体がPCMなのでデジタル・マスターなんですけどね。
 当時はロンドンも「スーパーアナログディスク」と銘打って過去の銘アルバムをぶ厚い特別製の盤で出していました。今思えば断末魔のようなものだったのかもしれません……。
 このCDは「UHQ-CD」という代物だそうで、通常の音楽CDと同一規格でありながら、より高音質なのだそうな。同じ 16ビット・リニアのデータ記録で、なぜ違いが出るのか駄耳の身には判りませんが、ハイブリッド盤と違って通常のCDと価格に差がないので無問題です♪
 
 ジェイムズ・ジャッド指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、キングス・カレッジ合唱団、ウォルサムストウ・アッセンブリー・ホール、1991年12月1〜2日録音、デンオン。
 


 『ロイヤル・フィルハーモニック・コレクション ホルスト』
 
 『ロイヤル・フィルハーモニック・コレクション ホルスト』
  ヴァーノン・ハンドリー
   ファーストミュージック CCD-114
 
 かつて、ホームセンターなどのワゴンで三百円とかで売られていた廉価CDと同じ音源の『惑星』。当時は値段を裏切る良演奏だと注目だったそうで。
 そんなことなど、つゆ知らなかった妖之佑は今になって、あちこち探し回りました。もちろん見つかるはずもなく。見つかったのは、ぐーぐる先生への訊きかたをあれこれ工夫したから。
 今でも販売してましたよ、もちろん新品で。さすがに三百円ではありませんが。
 
 ヴァーノン・ハンドリー指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、アンブロジアン・コーラス、聖アウグスティン教会、1993年録音。
 


 『グスターヴ・ホルスト 組曲《惑星》作品32』
 
 『グスターヴ・ホルスト 組曲《惑星》作品32』
  ジョン・エリオット・ガーディナー
   タワーレコード PROC-1503
 
 これも探していたのですが、まさかタワレコから出ているとは思いもしませんでした。(;^_^A
 
 ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、フィルハーモニア管弦楽団、モンテヴェルディ合唱団、オールハロウズ教会、1994年2月録音、ドイツ・グラモフォン。
 



 『ホルスト/組曲“惑星”』
 
 『ホルスト/組曲“惑星”』
  エリック・バンクス
   東芝EMI TOCE-6020
 
 フル・オーケストラではなく、ウインド・オーケストラによる『惑星』です。
 ボーッと聴いてると、フルオケでないことを忘れそうなレベルです。
 
 エリック・バンクス指揮、ロンドン・シンフォニック・ウインド・オーケストラ、ブライトン・フェスティヴァル女声合唱団、アビー・ロード・スタジオ、1989年4月11〜12日録音、EMI。
 


 『HOLST・THE PLANETS』
 
 『HOLST・THE PLANETS』
  海上自衛隊東京音楽隊
   ユニバーサルミュージック UCCS-1018
 
 こちらもウインド・バンドです。それも海上自衛隊。
 こうなると、他国の軍楽隊のもあれば聴いてみたいですね。
 
 2等海佐青木凱征指揮、海上自衛隊東京音楽隊、東京音楽大学合唱団有志、東京オペラシティ タケミツメモリアル、2003年2月3日録音、白樺録音企画。
 



 『Holst: The Planets』
 
 『Holst: The Planets』
  アンソニー・ゴールドストーン&キャロライン・クレモウ
   Divine Art ddv24154
 
 ホルスト本人が編曲した二台ピアノのヴァージョンです。
 元々が『惑星』はピアノとオルガンの曲として作り始めたのが途中からオーケストラ用になったという事情を、最近になって知りました。つまり、この編曲はホルスト自らの原点回帰というわけでしょうか。
 あらためてピアノって凄い楽器だと思います。オケに負けてませんからね。
 
 アンソニー・ゴールドストーンとキャロライン・クレモウのピアノ・デュオ、1996年録音。
 


 『ホルスト 組曲「惑星」(オルガン編成版)』
 
 『ホルスト 組曲「惑星」(オルガン編曲版)』
  ハンスイェルク・アルブレヒト
   ナクソス・ジャパン OC 683
 
 オルガンによるアレンジです。
 パイプオルガン自体が大規模な楽器だからでしょうか、音の壮大さはオケに匹敵します。
 SACD と CD のハイブリッド盤です。
 
 ハンスイェルク・アルブレヒトによるパイプオルガン、聖ニコライ、2010年録音、OEHMS CLASSICS。
 


 『HOLST - The Planets, St Paul's Suite』
 
 『HOLST - The Planets, St Paul's Suite』
  サイモン・ジョンソン
   PRIORY PRCD 1144
 
 これも、オルガン曲です。
 聖パウロ大聖堂に木星を始め惑星群が異常接近するという、この世の終わり(笑)なジャケ絵が特徴的。
 考えると、演奏シーンでなく、演奏の場をジャケ絵にするって珍しいですよね。
 
 サイモン・ジョンソンによるパイプオルガンおよびピーター・ホルダーによるアシスト、聖パウロ大聖堂聖歌隊、聖パウロ大聖堂、2014年10月6〜17日録音。
 



 『ホルスト=冨田勲 組曲「惑星」』
 
 『ホルスト=冨田勲 組曲「惑星」』
  冨田勲
   ソニーミュージック SICC 30112
 
 レコード盤は、4チャンネル立体音響の CD-4 も出てたんだよな。
『惑星』の演奏において一切の改変を禁じたホルスト。その遺族を説得し許可を得て作られたシンセサイザー曲ですが、聞くところによると、完成した作品に遺族は激おこプンプンだったとか。冨田さんお得意の「パピプペ親父」などなど、一部にマンガちっくな表現がありますからね。
 しかも、冨田さんは『惑星』を宇宙旅行として解釈したものだから、厳格な音楽家のかたには、占星術をコンセプトとした原曲に対する侮辱と見えても仕方なかったかもしれません。時代を先取りしすぎたかな?
 
 冨田勲によるシンセサイザー、日本、1976年録音、RCA。
 



 
 
 
 いや、雑文ですらねーしこれ。(;^_^A
 
 
 
 
 
庭に出る

 
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