その3・素材屋さんへの、ささやか(?)な希望


 
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 日頃の素材屋さん巡りで感じることなのだが。
 
 見辛い所が少なくない!
 とにかく、表示に問題山積みだったり、構成が理解不能だったり、無意味に懲りすぎだったりと、訪問者のことを考えていないに違いない、としか思えない素材屋さんが少なくないのだ。
 
 
 具体的には――
 
 
 
* トップが滅茶重!
 
 例えば、ご自慢の超大作のイラストを看板代わりに掲げておられる。そのサイズたるや平気で100KBを越えてたりする。
 中には、JPEGでの圧縮・減色を嫌って(芸術家志向なのでしょう)か、BMP形式で掲載してたりする。BMPはJPEGよりもはるかにサイズが大きいので、読み込みに相当な時間がかかる。しかもこれはWindows専用の形式なので、パソコンによっては画像自体が表示されない。Windowsの仲間であっても、ドリキャスなどでは表示できない。ってか、そもそもWebでBMPを使うことそのものがルール違反なのだ。
 まあ、Windowsユーザー以外は人ではない、というならかまわないが、それでも“重たい”という事実は残る。
 どうせWeb上の画像は閲覧者それぞれの、さまざまなタイプのモニターで観られているのだ。当然、色調も解像度等もバラバラ。素材ならともかく、看板イラストの色彩や線の詳細にまで凝る意味はないと思う。
 これと同類の問題点としては、“動く看板”としてのFLASHやらJava Appletやらによる動画や簡易ゲームなどを置くのも勘弁してもらいたい。これらファイル・サイズの大きなものはコンテンツとして扱うべきものだ。特にJavaは、ネスケ/モジラでは起動に時間がかかるので、トップにこれがあってはマジで困ってしまう。
 
 例えば、やたらめったらリング・バナーが並んでたりするのも、困りモノ。一つひとつは軽いバナーでも、十個も二十個もあれば、それはそれなりに重たくなるワケで。
 いろいろなリングに参加なさりたい気持ちも判らんではないが。だが、素材屋さんとしての質が良ければ、リングは一つか二つでも充分なお客さんが来られるものだ。実際、一、二のリングだけで繁盛しておられる所を妖之佑は何軒か知っている。
 どうしてもたくさんのリングに参加なさりたいなら、トップにバナー群を貼るのでなく、リング専用ページを設置すれば、不具合も感じないと思うのだが……。
 
 さらに例えば、素材とは無関係な演説が延々と続いてたりで、しかも入り口がずーーーーっと下の方にあったりすると、その中身を拝見する前に、さよならしたくなるよ。
 無意味なボヤキが長々と、というのは論外としても。
 注意書きなどは確かに必要だ。が、トップに書くのはできるだけ簡潔に願いたい。詳細な利用規約は、それ専用のページを別に設けるべきだ。
 はっきり言って、入口が思いっきり下にあるサイトさんには、妖之佑は再訪したくない。
 
 素材屋さんというサイトは、ただでさえ画像主体のために、重たくならざるをえないものなのだ。
 なら、せめて素材以外の部分では、できるかぎりの軽量化を心がけていただきたい。
 というのが、一訪問者としての願いである。
 
 
 
* 入れない!!
 
 これは、もうどうしようもない。
 素材の出来云々以前に、入れないのだから利用のしようもない。
 
 トップから各ページへの移動に、シンプルなリンクを使わずに、JavaScriptを使用しておられる場合、こういう事態に陥る。
 JavaScriptはブラウザを選ぶものである。ブラウザによっては誤動作を起こすか、まったく機能しない場合も多いのだ。
 つまり、JavaScriptによってコンテンツ間を移動させようと意図したサイトでは、ブラウザによって(要は、Internet Explorer 以外)はトップ・ページしか存在しないも同然となるケースがある。
 
 これも、先のデカ看板同様、芸術家志向ゆえの行いなのだろうが。
 だが、美術館だって、来館者が迷子になるようなおバカな真似はしない。子供にも分るように「順路」が表示されているものだ。
 
 I.E.以外のブラウザのユーザーを締め出したい、とおっしゃるのなら何も申さぬが……。
 
 
 
* リング・バナーが見つからない
 
 うっかり貼り忘れ、というのもあるのだろうが。
 
 妖之佑の感触では、サイトの構成に凝りすぎるあまり、単純な場所にはリング・バナーが置かれていない事のほうが多い。たいがい、サイト内をさんざんうろついた挙句にようやく見つかるのだから。
 
 その素材屋さんだけに用事がある場合はかまわないが。
 リングをたどって素材屋さん巡りをなさるかたも多いはずだから。そこでリングが途切れちゃうというのは、不親切なだけでなく、リングへの参加資格すら疑われるのではないだろうか?
 
 リング・バナーは、誰にも判りやすい場所に貼るべきだ。
 
 
 
* メニューが判り辛い(T-T)
 
「壁紙1」「壁紙2」とか「アイコン15」「アイコン16」とかの数字名表示だけ。こういう素材屋が案外多いのだ。
 はっきり言って、これでは目次の役目になりゃしないって。
 
 そりゃあ、素材の出来は見てみないと判らないが。
 でも、例えば「猫」の素材を探しておられるかたにまで、すべての作品を見ろ、というのは不親切の極み。
 簡単なタイトル(「犬1」「犬2」とか「向日葵A」「向日葵B」とか)だけでも、だいぶ使い勝手が良くなるのにねぇ。
 
 
 
* 文字にテキストでなく画像を使う
 
 これも芸術家志向な素材屋さんでよく目にする。
 つまりは、定番のフォントでは満足できなくて、メジャーでない字体に凝った結果なのだろうが。
 画像が増えれば、それだけ重くなる。それを忘れないでいただきたい。
 
 さらには、極小の文字アイコンなどは、ドリキャスとかでは判読不能になることもある。
 少なくともサイトの案内・説明などに、画像化した文字のみを使うのは、論外だと断言する。
 
 
 
* ほとんど素材がない
 
 誤解のないように言っておくが、素材屋さんとしてリンクやリングに載っていながらって意味。
 ってゆーか、全然素材屋さんじゃなかったりするワケ。
 
 そういう嘘の登録をする人って、人格を疑いたくなるよねー。
 
 
 
* リンク・フリーで、かつリンク・ウェア?
 
 自由なリンクなら、つなぐだけじゃなく外すのだって自由なはず。
 強制するなら、「リンク・フリー」なんて言わないでほしい。
 
 もちろん、「リンク・ウェア」がいけない、と言っているわけではないので、念のため。
 
 
 
* フレーム枠が多い!
 
 枠線二本まではなんとかなるが、ドリキャスの画面で、枠線三本以上は拷問なのだ。ちっちゃな画面の中を上下左右にスクロールさせて見本を探すのって、しんどいのよぉぉぉ。
 
 また、パソコンであっても、横スクロール・バーが出ると、退散したくなるものだ。
 
 
 
* 無意味な所に凝る
 
 上でいつくか挙げたケース以外にも。
 例えばこんなページなどは、即刻退散したくなる。
 ドリームキャスト等、スタイルシート未対応の環境では、状況が再現されません。悪しからず。
 
 
 
 
 とりあえず、こんなとこかな?
 素材屋さんをなさるだけに、芸術家的なかたが少なくないのだろうが、画面構成で凝るのは、やめていただきたいもの。シンプル・イズ・ベストなのだよ。
 
 ま、ここで言ってもしかたないんだけど…………。
 
 
 なお、このページは、これからも加筆される可能性がないとは言いきれません。
 つまりは、イヤンな素材屋さんをまた見つけちゃった場合には……ネ♪
 
 
 
 
2001.05.15.の日記を大幅に加筆・修正
(2003.3.18.)

 
 
庭に出る

 
壁紙 by 「森と湖亭」